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いっ‐さい【一切】🔗🔉

いっ‐さい【一切】 [名]全部。すべて。ことごとく。「会の―をとり仕切る」「―を忘れてやり直す」[副](あとに打消しの語を伴って)全然。まったく。「謝礼は―受け取らない」「今後―干渉しない」

いっ‐さい【一再】🔗🔉

いっ‐さい【一再】 一、二度。一、二回。「苦情が出たのは―にとどまらない」

いっ‐さい【一菜】🔗🔉

いっ‐さい【一菜】 一種類のおかず。副食物が一品であること。「一汁―」

いっさい‐うじょう【一切有情】‐ウジヤウ🔗🔉

いっさい‐うじょう【一切有情】‐ウジヤウ一切衆生(いつさいしゆじよう)」に同じ。

いっさい‐かいくう【一切皆空】🔗🔉

いっさい‐かいくう【一切皆空】 仏語。あらゆる現象や存在には実体がなく、空であるということ。

いっさい‐かいじょう【一切皆成】‐カイジヤウ🔗🔉

いっさい‐かいじょう【一切皆成】‐カイジヤウ 《「一切皆成仏」の略》仏語。一切の衆生にはみな仏性があるから成仏が可能であるということ。

いっさい‐がっさい【一切合切・一切合財】🔗🔉

いっさい‐がっさい【一切合切・一切合財】 《同義語の「一切」と「合切」を重ねて、意味を強めた語》全部。残らず。すべて。「―が灰になる」「―を売り払う」(あとに打消しの語を伴い副詞的に用いて)全然。いっさい。「今後は―関知しない」

いっさい‐きょう【一切経】‐キヤウ🔗🔉

いっさい‐きょう【一切経】‐キヤウ 釈迦(しやか)の教説とかかわる、経・律・論の三蔵その他注釈書を含む経典の総称。大蔵経(だいぞうきよう)

いっさいきょう‐え【一切経会】イツサイキヤウヱ🔗🔉

いっさいきょう‐え【一切経会】イツサイキヤウヱ 一切経を供養するために行う法会。経の題目のみを唱える。

いっさいきょう‐おんぎ【一切経音義】イツサイキヤウ‐🔗🔉

いっさいきょう‐おんぎ【一切経音義】イツサイキヤウ‐ 一切経の難語句について、発音と意味を解説した仏書。唐の玄応撰。二五巻。六四八年ころ成立。玄応音義。唐の慧琳(えりん)撰。一〇〇巻。七八三〜八〇七年に成立。慧琳音義。

いっさい‐しゅじょう【一切衆生】‐シユジヤウ🔗🔉

いっさい‐しゅじょう【一切衆生】‐シユジヤウ 仏語。この世に生を受けたすべての生き物。特に人間をいう。生きとし生けるもの。一切有情。

いっさい‐しゅち【一切種×智】🔗🔉

いっさい‐しゅち【一切種×智】 仏語。一切のものについて、個々の具体的、特殊的な姿を知る智慧。仏の有する、最高の完全無欠な智慧。仏智。

いっさい‐たふ【一妻多夫】🔗🔉

いっさい‐たふ【一妻多夫】 一人の女性が同時に二人以上の男性を夫とすること。また、その婚姻形態。ポリアンドリー。多夫婚。

いっさい‐ち【一切×智】🔗🔉

いっさい‐ち【一切×智】 仏語。一切のものについて完全に知る智慧。仏智。

いっさい‐てん【一斎点】🔗🔉

いっさい‐てん【一斎点】 江戸後期に佐藤一斎が施した経書の訓点。宋の学者の注によった漢文訓読法で、それ以前の訓点よりも原文に忠実で、簡潔といわれる。

いっさ‐き【一茶忌】🔗🔉

いっさ‐き【一茶忌】 俳人小林一茶の命日。陰暦一一月一九日。《季 冬》

いっ‐さく【一昨】🔗🔉

いっ‐さく【一昨】 (接頭語的に用いて)年・月・日などで、中一つ置いた前の時を表す。「―年」「―夜」(連体詞的に用い、具体的な日を表す語に冠して)おとといにあたる、一昨日の、などの意を表す。「―三日(みつか)

いっ‐さく【一策】🔗🔉

いっ‐さく【一策】 一つの計画、はかりごと。「―を講じる」「窮余の―」

いっさく‐さく【一昨昨】🔗🔉

いっさく‐さく【一昨昨】 (接頭語的に用い)一昨の前の年・月・日などを表す。「―月」「―年」

いっさく‐さくじつ【一昨昨日】🔗🔉

いっさく‐さくじつ【一昨昨日】 一昨日の前の日。さきおととい。

いっさく‐じつ【一昨日】🔗🔉

いっさく‐じつ【一昨日】 昨日の前日。おととい。

いっさく‐ねん【一昨年】🔗🔉

いっさく‐ねん【一昨年】 昨年の前年。おととし。

いっさく‐ばん【一昨晩】🔗🔉

いっさく‐ばん【一昨晩】 一昨日の晩。おとといの晩。一昨夜(いつさくや)

いっさく‐や【一昨夜】🔗🔉

いっさく‐や【一昨夜】 一昨日の夜。おとといの夜。一昨晩(いつさくばん)

いっ‐さつ【一札】🔗🔉

いっ‐さつ【一札】 一枚の書き付け。一通の手紙・文書。一通の証書や証文。「あとあとのため先方から―とってある」

いっさつ‐たしょう【一殺多生】‐タシヤウ🔗🔉

いっさつ‐たしょう【一殺多生】‐タシヤウ いっせつたしょう(一殺多生)

いっ‐さん【一山】🔗🔉

いっ‐さん【一山】 一つの山。同じ境内にある本寺・末寺などすべてを含めた寺院の総称。全山。また、そこにいるすべての僧。

いっ‐さん【一散・逸散】🔗🔉

いっ‐さん【一散・逸散】 (多く「一散に」の形で副詞的に用いる)わき目もふらず一生懸命に走ること。一目散(いちもくさん)。「―に駆けつける」急速に事態が進行すること。「静かな空をじりじりと移って行く日が傾いたかと思うと―に落ちはじめた」〈長塚・土〉

いっ‐さん【一×盞】🔗🔉

いっ‐さん【一×盞】 一つのさかずき。一杯の酒や水。また、それを飲むこと。「―を傾ける」「―の水」

いっ‐さん【一×粲】🔗🔉

いっ‐さん【一×粲】 《「粲」は、白い歯を出して笑うこと》ひと笑い。一笑。

いっ‐さん【一算】🔗🔉

いっ‐さん【一算】 [名]スル一回計算すること。「―願います」算木によって一度占うこと。「卦を設け、―するに至って」〈読・英草紙・四〉

いっさん‐いちねい【一山一寧】🔗🔉

いっさん‐いちねい【一山一寧】一二四七〜一三一七]中国台州(浙江省)出身の臨済宗の僧。元(げん)の使者として来日し、鎌倉幕府に疑われて幽閉されたこともあったが、のち、建長寺・円覚寺・南禅寺に歴住。五山文学隆盛の糸口を作った。一山国師。一寧。

いっさん‐か【一酸化】‐クワ🔗🔉

いっさん‐か【一酸化】‐クワ 酸素一原子と化合していること。他の語の上に付けて、酸素一原子との化合物であることを示す。

いっさんか‐たんそ【一酸化炭素】イツサンクワ‐🔗🔉

いっさんか‐たんそ【一酸化炭素】イツサンクワ‐ 無色・無臭の猛毒気体。都市ガスや木炭などの不完全燃焼によって生じ、自動車の排ガスにも含まれている。点火すると青白い炎をあげて燃え、二酸化炭素になる。メチルアルコールの合成原料、還元剤などに利用。化学式CO

いっさんかたんそ‐ちゅうどく【一酸化炭素中毒】イツサンクワタンソ‐🔗🔉

いっさんかたんそ‐ちゅうどく【一酸化炭素中毒】イツサンクワタンソ‐ 一酸化炭素を吸ったために起こる中毒。血液中のヘモグロビンと結合するため、酸素運搬能力が低下し、低酸素状態に敏感な脳や神経に障害が生じ、死に至ることもある。

いっさんか‐ちっそ【一酸化窒素】イツサンクワ‐🔗🔉

いっさんか‐ちっそ【一酸化窒素】イツサンクワ‐ 窒素と酸素の混合気体中で放電するか高温にすると得られる無色・無臭の気体。空気に触れると褐色の二酸化窒素となる。工場の煙突や自動車のエンジンなどから排出され、公害の原因ともなる。化学式NO

いっさんか‐なまり【一酸化鉛】イツサンクワ‐🔗🔉

いっさんか‐なまり【一酸化鉛】イツサンクワ‐ 黄色または赤色の鉛の酸化物。酸にもアルカリにも溶ける。融解した鉛に空気を吹き込むか、硝酸鉛などを熱分解して作ったものは黄色で、金密陀(きんみつだ)とよばれ、これを融解して冷却したものは橙赤色で、密陀僧(みつだそう)(リサージ)とよばれる。鉛ガラス・釉薬・顔料の原料、ゴムの加硫促進剤などに使用。化学式PbO

いっさん‐ばしり【一散走り・逸散走り】🔗🔉

いっさん‐ばしり【一散走り・逸散走り】 わき目も振らず夢中になって走ること。「いきなり―に駈けだした」〈里見・多情仏心〉

いっ‐さんまい【一三×昧】🔗🔉

いっ‐さんまい【一三×昧】 仏語。雑念を去り一心に修行に専念すること。ほかのことに構わなず、一つのことだけに心を用いること。「同伴(みちづれ)にはとんと構もせずに、―に樹の上へかけ上る」〈渡部温訳・伊蘇普物語〉

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