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さん‐しょう【三生】‐シヤウ🔗⭐🔉
さん‐しょう【三生】‐シヤウ
仏語。前生・今生・後生の三つ。三世(さんぜ)。
さん‐しょう【三性】‐シヤウ🔗⭐🔉
さん‐しょう【三性】‐シヤウ
仏語。
人の性の三種。善性、悪性、および善でも悪でもない中性の無記(むき)性。
一切の存在の本性や状態のあり方を、有無・仮実などを基準として三種に分けたもの。実体のない存在を実体と誤認する遍計所執性(へんげしよしゆうしよう)、一切の存在は縁によって起こったものとする依他起性(えたきしよう)、真実の体である真如の円成実性(えんじようじつしよう)。


さんしょう【三笑】サンセウ🔗⭐🔉
さんしょう【三笑】サンセウ
虎渓三笑(こけいさんしよう)

さん‐しょう【三唱】‐シヤウ🔗⭐🔉
さん‐しょう【三唱】‐シヤウ
[名]スル三度となえること。「万歳を―する」
さん‐しょう【三焦・三×
】‐セウ🔗⭐🔉
さん‐しょう【三焦・三×
】‐セウ
漢方で、六腑(ろつぷ)の一。三つの熱源の意で、上焦は横隔膜より上部、中焦は上腹部、下焦はへそ以下にあり、体温を保つために絶えず熱を発生している器官とされる。みのわた。

さん‐しょう【三障】‐シヤウ🔗⭐🔉
さん‐しょう【三障】‐シヤウ
仏語。
修行とその前段階の善根を妨げる三つのさわり。煩悩障(貪欲・瞋恚(しんい)・愚痴の惑い)・業障(ごつしよう)(五逆十悪の業)・報障(地獄・餓鬼・畜生の苦報)。
煩悩をからだの部位にたとえたもの。皮煩悩障(現象的な事物にとらわれる惑い)・肉煩悩障(誤った見解にとらわれる惑い)・心煩悩障(事象や道理を理解できないための惑い)。


さん‐しょう【三賞】‐シヤウ🔗⭐🔉
さん‐しょう【三賞】‐シヤウ
大相撲で、殊勲賞・敢闘賞・技能賞の三つの賞。その場所を勝ち越した関脇以下の幕内力士で、それぞれの賞の内容にふさわしい活躍をした者に授与される。
さん‐しょう【山×椒】‐セウ🔗⭐🔉
さん‐しょう【山×椒】‐セウ
ミカン科の落葉低木。山地に自生。葉の付け根に一対ずつとげがある。葉は長卵形の小葉からなる羽状複葉。雌雄異株で、春、黄緑色の小花を密生する。実は赤く熟し、黒色の種が現れる。若芽を「木の芽」といい食用に、実を香辛料に、果皮を漢方で健胃薬・回虫駆除薬にし、材ですりこぎを作る。はじかみ。《季 芽=春 花=夏 実=秋》「摺鉢(すりばち)は膝でおさへて―の芽/時彦」


さん‐しょう【参照】‐セウ🔗⭐🔉
さん‐しょう【参照】‐セウ
[名]スル照らし合わせて、参考にすること。参看。「付図を―する」
さん‐しょう【賛称・×讚称】‐シヨウ・【賛賞・×讚賞】‐シヤウ🔗⭐🔉
さん‐しょう【賛称・×讚称】‐シヨウ・【賛賞・×讚賞】‐シヤウ
[名]スルほめたたえること。「決断が速いのは、清麿君も常に―している」〈蘆花・思出の記〉
さん‐しょう【賛×頌・×讚×頌】🔗⭐🔉
さん‐しょう【賛×頌・×讚×頌】
[名]スル歌に作り、また、言葉をつくして、ほめたたえること。
さんしょう‐うお【山×椒魚】サンセウうを🔗⭐🔉
さんしょう‐うお【山×椒魚】サンセウうを
有尾目のサンショウウオ科・アンビストマ科・プレソドン科両生類の総称。約二八〇種が知られる。成体にも発達した尾があり、四肢が発達。肺および皮膚で呼吸するが、肺を欠くものもある。ほとんど陸生で、止水または渓流に卵嚢(らんのう)を産みつける。日本にはハコネサンショウウオ・カスミサンショウウオなどがいる。はたけどじょう。はじかみうお。あぶらめ。《季 夏》「―この滝に棲(す)む神代より/青邨」
さんしょう‐くい【山×椒×喰】サンセウくひ🔗⭐🔉
さんしょう‐くい【山×椒×喰】サンセウくひ
スズメ目サンショウクイ科の鳥。スズメよりやや大形で、後頭部の辺りは黒く、背は灰色、額と腹が白い。日本では夏鳥として山地にみられ、ヒリヒリッと鳴く。《季 春》「風くれば檜原(ひばら)したたり―/波郷」

さん‐しょうこつ【三小骨】‐セウコツ🔗⭐🔉
さん‐しょうこつ【三小骨】‐セウコツ
耳小骨(じしようこつ)のこと。
さんしょう‐じょうゆ【山×椒×醤油】サンセウジヤウユ🔗⭐🔉
さんしょう‐じょうゆ【山×椒×醤油】サンセウジヤウユ
サンショウの若葉や粉末にした実を用いて香味をつけた醤油。
さんしょう‐だゆう【山椒太夫】サンセウダイフ🔗⭐🔉
さんしょう‐だゆう【山椒太夫】サンセウダイフ
伝説上の人物。丹後国由良の富者で、強欲非道と伝えられる。安寿姫と厨子王(ずしおう)の姉弟を人買いから譲り受けて酷使したが、逃亡した厨子王の敵討ちにあったという。名は、山椒売りの長者、または三つも山荘をもつ長者の意で、「山荘太夫」「三荘太夫」とも書く。
説経節。五説経の一。
の伝説を脚色したもの。江戸初期に流行。
浄瑠璃・歌舞伎などの一系統で、説経節として語られた
の伝説を脚色したもの。浄瑠璃「三荘太夫五人嬢(むすめ)」など。
(山椒大夫)森鴎外の小説。大正四年(一九一五)発表。山椒太夫伝説に題材を取り、安寿と厨子王の受難と姉弟愛を描く。






さんしょうてい‐からく【三笑亭可楽】サンセウテイ‐🔗⭐🔉
さんしょうてい‐からく【三笑亭可楽】サンセウテイ‐
[一七七七〜一八三三]江戸後期の落語家。江戸の生まれ。俗称、京屋又三郎。三笑派の祖。江戸で初めて寄席興行を行い、また三題噺(さんだいばなし)を創始した。
さんしょう‐の‐そう【三省の奏】サンシヤウ‐🔗⭐🔉
さんしょう‐の‐そう【三省の奏】サンシヤウ‐
除目(じもく)のとき、三省
からその省の史生(ししよう)を諸国の目(さかん)に任ぜられるように奏聞して裁可を請うこと。

さんしょう‐は【三笑派】サンセウ‐🔗⭐🔉
さんしょう‐は【三笑派】サンセウ‐
落語家の一派。初世三笑亭可楽(からく)を祖とする。
さんしょう‐ばら【山×椒薔=薇】サンセウ‐🔗⭐🔉
さんしょう‐ばら【山×椒薔=薇】サンセウ‐
バラ科の落葉低木。箱根・富士地方の山地にみられる。枝にとげが多く、葉はサンショウに似る。初夏に淡紅色の五弁花を枝先に一つずつつける。
さんしょう‐びょう【山×椒×鋲】サンセウビヤウ🔗⭐🔉
さんしょう‐びょう【山×椒×鋲】サンセウビヤウ
頭部をサンショウの実のように丸く作った釘(くぎ)。湯殿の腰羽目、戸袋の板などを張るときに化粧釘として用いる。
さんしょう‐みそ【山×椒味×噌】サンセウ‐🔗⭐🔉
さんしょう‐みそ【山×椒味×噌】サンセウ‐
サンショウの若葉や実をすり込んで香味をつけた味噌。木の芽味噌。
さんしょう‐も【山×椒藻】サンセウ‐🔗⭐🔉
さんしょう‐も【山×椒藻】サンセウ‐
サンショウモ科の一年生のシダ。水田・池沼の水面に浮かび、長さ七〜一〇センチ。葉は三枚ずつ密につき、二枚は水面に浮かびサンショウの葉を思わせる。一枚は細かく裂けて水中に垂れる。秋、水中の葉の基部に球状の袋をつけ、中に胞子を生じる。
椒🔗⭐🔉
椒
[音]ショウ
[訓]はじかみ
さんしょう
[部首]木
[総画数]12
[コード]区点 6005
JIS 5C25
S‐JIS 9EA3
[難読語]
→とう‐がらし【唐辛子・唐芥子・蕃椒】
→なる‐はじかみ【蜀椒】
→ふさ‐はじかみ【蜀椒】
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