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あ・り【有り・在り】🔗⭐🔉
あ・り【有り・在り】
[動ラ変]「あ(有)る」の文語形。
あり‐あ・う【有り合う・在り合う】‐あふ🔗⭐🔉
あり‐あ・う【有り合う・在り合う】‐あふ
[動ワ五(ハ四)]
たまたまそこにある。ありあわせる。「幸い―・う茶碗でそっと舷外の水をすくって」〈蘆花・思出の記〉
ちょうどそこに居合わせる。「至れりし国にてぞ、子産めるものども―・へる」〈土佐〉
出会う。行き会う。「路の程などに夜行の夜などもおのづから―・ふらむ」〈栄花・初花〉
たまたまそこにある。ありあわせる。「幸い―・う茶碗でそっと舷外の水をすくって」〈蘆花・思出の記〉
ちょうどそこに居合わせる。「至れりし国にてぞ、子産めるものども―・へる」〈土佐〉
出会う。行き会う。「路の程などに夜行の夜などもおのづから―・ふらむ」〈栄花・初花〉
あり‐あり【有り有り・在り在り】🔗⭐🔉
あり‐あり【有り有り・在り在り】
[副]
はっきりと外に現れるさま。明らかに。「顔に不満の色が―(と)見えた」
まるで現実であるかのようにはっきりと見えるさま。鮮やかに。「なき友の姿が―(と)目に浮かぶ」
はっきりと外に現れるさま。明らかに。「顔に不満の色が―(と)見えた」
まるで現実であるかのようにはっきりと見えるさま。鮮やかに。「なき友の姿が―(と)目に浮かぶ」
ありあり・し【有り有りし・在り在りし】🔗⭐🔉
ありあり・し【有り有りし・在り在りし】
[形シク]
事実そのままらしい。ありのままである。「心深く大人のやうにおはすれば、―・しうは世にのたまはじ」〈宇津保・楼上下〉
当然あるべきさまである。望ましいさまだ。「―・シイ体(てい)デゴザル」〈日葡〉
いかにも本当らしい。「―・しく言へば、若気ゆゑまことと思ひ」〈信長公記・一二〉
事実そのままらしい。ありのままである。「心深く大人のやうにおはすれば、―・しうは世にのたまはじ」〈宇津保・楼上下〉
当然あるべきさまである。望ましいさまだ。「―・シイ体(てい)デゴザル」〈日葡〉
いかにも本当らしい。「―・しく言へば、若気ゆゑまことと思ひ」〈信長公記・一二〉
ありあり‐て【有り有りて・在り在りて】🔗⭐🔉
ありあり‐て【有り有りて・在り在りて】
[副]
ずっとこのようにしていて。「―後(のち)も逢はむと思へども人の言こそ繁き君にあれ」〈万・三一一三〉
結局。とどのつまり。「―、をこがましき名をとるべきかな」〈源・夕顔〉
ずっとこのようにしていて。「―後(のち)も逢はむと思へども人の言こそ繁き君にあれ」〈万・三一一三〉
結局。とどのつまり。「―、をこがましき名をとるべきかな」〈源・夕顔〉
あり‐あわ・す【有り合(わ)す・在り合(わ)す】‐あはす🔗⭐🔉
あり‐あわ・す【有り合(わ)す・在り合(わ)す】‐あはす
[動サ五(四)]「ありあわせる」(下一)の五段化。「―・した材料で食事をつくる」
[動サ下二]「ありあわせる」の文語形。
[動サ五(四)]「ありあわせる」(下一)の五段化。「―・した材料で食事をつくる」
[動サ下二]「ありあわせる」の文語形。
あり‐あわ・せる【有り合(わ)せる・在り合(わ)せる】‐あはせる🔗⭐🔉
あり‐あわ・せる【有り合(わ)せる・在り合(わ)せる】‐あはせる
[動サ下一]
ありあは・す[サ下二]
たまたまそこにある。「―・せた紙に書く」
ちょうどその場にいる。居あわせる。「折節御前に、豊田隼人といふ大目付―・せ」〈浮・伝来記・三〉
ありあは・す[サ下二]
たまたまそこにある。「―・せた紙に書く」
ちょうどその場にいる。居あわせる。「折節御前に、豊田隼人といふ大目付―・せ」〈浮・伝来記・三〉
あり‐か【在り△処・在り△所】🔗⭐🔉
あり‐か【在り△処・在り△所】
物のある場所。人のいる場所。所在。居所。「財宝の―」「敵の―」
あり‐か【在り香】🔗⭐🔉
あり‐か【在り香】
よいにおい。香り。「五月闇(さつきやみ)花たちばなの―をば風のつてにぞ空に知りける」〈俊忠集〉
嫌なにおい。臭気。「夜の宿り―ことにして」〈東関紀行〉
体臭。わきが。「おのづから―などある人」〈伽・乳母の草子〉
よいにおい。香り。「五月闇(さつきやみ)花たちばなの―をば風のつてにぞ空に知りける」〈俊忠集〉
嫌なにおい。臭気。「夜の宿り―ことにして」〈東関紀行〉
体臭。わきが。「おのづから―などある人」〈伽・乳母の草子〉
あり‐かた【在り方・有り形】🔗⭐🔉
あり‐かた【在り方・有り形】
ある物事の、当然そうでなければならないような形や状態。物事の、正しい存在のしかた。「会議の―」「福祉の―」
現にある、存在のしかた。ありさま。ありがたち。「その消息(あるかたち)及び地形(くにかた)の―を伺(み)る」〈景行紀〉
ある物事の、当然そうでなければならないような形や状態。物事の、正しい存在のしかた。「会議の―」「福祉の―」
現にある、存在のしかた。ありさま。ありがたち。「その消息(あるかたち)及び地形(くにかた)の―を伺(み)る」〈景行紀〉
あり‐がほ・し【在りが欲し】🔗⭐🔉
あり‐がほ・し【在りが欲し】
[形シク]ありたい。いたい。「―・し住みよき里の荒るらく惜しも」〈万・一〇五九〉
あり‐きたり【在り来り】🔗⭐🔉
あり‐きたり【在り来り】
[名・形動]《元からあることの意から》珍しくないこと。ありふれていること。また、そのさま。「―な(の)意見」
あり・く【在り来】🔗⭐🔉
あり・く【在り来】
[動カ変]年月を経て現在に至る。その状態で経過してきている。「白妙に雪は降り置きて古(いにしへ)ゆー・きにければ」〈万・四〇〇三〉
ありくに【有国・在国】🔗⭐🔉
ありくに【有国・在国】
[?〜一〇一九]平安中期の刀工。山城または信濃の人という。三条宗近の門人。渡辺綱が羅生門で鬼の腕を切った刀の作者といわれる。
あり‐ける【有りける・在りける】🔗⭐🔉
あり‐ける【有りける・在りける】
〔連語〕《動詞「あり」の連用形+過去の助動詞「けり」の連体形。連体詞的に用いる》さっきの。例の。「―女童なむ、この歌を詠める」〈土佐〉
あり‐し【在りし】🔗⭐🔉
あり‐し【在りし】
〔連語〕《動詞「あり」の連用形+過去の助動詞「き」の連体形》
(連体詞的に用いる)
以前の。昔の。「―よき日」
亡くなった。生前の。「―妻のおもかげ」
過ぎ去った事柄や時。以前の状態。昔。「―に勝る繁栄」
(連体詞的に用いる)
以前の。昔の。「―よき日」
亡くなった。生前の。「―妻のおもかげ」
過ぎ去った事柄や時。以前の状態。昔。「―に勝る繁栄」
あり‐し‐ながら【在りしながら】🔗⭐🔉
あり‐し‐ながら【在りしながら】
〔連語〕《「ながら」は接続助詞》昔のとおり。元のまま。「―の我が身ならば」〈源・空蝉〉
あり‐し‐ひ【在りし日】🔗⭐🔉
あり‐し‐ひ【在りし日】
〔連語〕
過ぎ去った日。以前。昔。
死んだ人の生きていた時。生前。「―のおもかげをしのぶ」
過ぎ去った日。以前。昔。
死んだ人の生きていた時。生前。「―のおもかげをしのぶ」
あり‐た・つ【在り立つ・有り立つ】🔗⭐🔉
あり‐た・つ【在り立つ・有り立つ】
[動タ四]立ち続けている。ずっと立っている。「八十島(やそしま)の島の崎々―・てる花橘を」〈万・三二三九〉
あり‐つき【有り付き・在り付き】🔗⭐🔉
あり‐つき【有り付き・在り付き】
生活の糧(かて)。生計を得る道。「此後の身の―にと包物(つつみもの)を賜わりて」〈一葉・暁月夜〉
仕官・奉公などによって生活を安定させる道を得ること。また、仕官口。奉公口。「丁稚はいりませぬかと、自分其身の―を願へば」〈浮・手代気質・一〉
生活の糧(かて)。生計を得る道。「此後の身の―にと包物(つつみもの)を賜わりて」〈一葉・暁月夜〉
仕官・奉公などによって生活を安定させる道を得ること。また、仕官口。奉公口。「丁稚はいりませぬかと、自分其身の―を願へば」〈浮・手代気質・一〉
あり‐つつ‐も【在りつつも】🔗⭐🔉
あり‐つつ‐も【在りつつも】
〔連語〕いつも変わらず。このままでずっと。「安太多良(あだたら)の嶺(ね)に伏すししの―我(あれ)は至らむ寝処(ねど)な去りそね」〈万・三四二八〉
あり‐どころ【在り△処・有り所】🔗⭐🔉
あり‐どころ【在り△処・有り所】
「ありか」に同じ。「いもうとの―申せ」〈枕・八四〉
あり‐なら・う【在り習ふ】‐ならふ🔗⭐🔉
あり‐なら・う【在り習ふ】‐ならふ
[動ハ四]慣れ親しむ。習慣になる。ありなる。「かの君は我だに同じ所に―・ひて」〈宇津保・蔵開上〉
あり‐な・る【在り×馴る】🔗⭐🔉
あり‐な・る【在り×馴る】
[動ラ下二]「在り習う」に同じ。「―・れたる人のあやしさを」〈浜松・四〉
あり‐に【在り荷】🔗⭐🔉
あり‐に【在り荷】
売約していない品物。在庫品。
あり‐にく・し【在り△悪し】🔗⭐🔉
あり‐にく・し【在り△悪し】
[形ク]生きるのがむずかしい。生きていにくい。「世の中の―・くのみ思ひ給へらるれば」〈狭衣・四〉
あり‐の‐すさび【在りの△遊び】🔗⭐🔉
あり‐の‐すさび【在りの△遊び】
生きているのに慣れていいかげんに過ごすこと。なおざりに暮らすこと。ありのすさみ。「ある時は―に語らはで恋しきものと別れてぞ知る」〈古今六帖・五〉
あり‐ばしょ【在り場所】🔗⭐🔉
あり‐ばしょ【在り場所】
人や物が存在する所。現にいる場所。ありか。
あり‐は・つ【在り果つ】🔗⭐🔉
あり‐は・つ【在り果つ】
[動タ下二]
いつまでも生きながらえる。「つひにはかくても―・つまじきを」〈浜松・四〉
同じ状態を最後まで続ける。「心清くも―・つべき」〈源・藤袴〉
いつまでも生きながらえる。「つひにはかくても―・つまじきを」〈浜松・四〉
同じ状態を最後まで続ける。「心清くも―・つべき」〈源・藤袴〉
あり・ふ【在り△経】🔗⭐🔉
あり・ふ【在り△経】
[動ハ下二]生きて年月を送る。ある状態で月日を過ごす。「ことさわがしき心地して―・ふる中に」〈かげろふ・中〉
あり‐わた・る【在り渡る】🔗⭐🔉
あり‐わた・る【在り渡る】
[動ラ四]ある状態のままでいつづける。「解き衣の恋ひ乱れつつ浮き砂(まさご)生きても我(あれ)は―・るかも」〈万・二五〇四〉
あり‐わ・ぶ【在り×侘ぶ】🔗⭐🔉
あり‐わ・ぶ【在り×侘ぶ】
[動バ上二]生きているのがつらくなる。住みにくく思う。「京に―・びて、あづまに行きけるに」〈伊勢・七〉
ありわら【在原】ありはら🔗⭐🔉
ありわら【在原】ありはら
姓氏の一。平城天皇の皇子阿保(あぼ)親王の子に賜った姓。
ありわら‐でら【在原寺】ありはら‐🔗⭐🔉
ありわら‐でら【在原寺】ありはら‐
奈良市にある不退寺(ふたいじ)の別称。→石上(いそのかみ)寺
ありわら‐の‐しげはる【在原滋春】ありはら‐🔗⭐🔉
ありわら‐の‐しげはる【在原滋春】ありはら‐
平安前期の歌人。業平(なりひら)の第二子。その歌は古今集・新勅撰集に収録。大和物語の作者との説もある。在次の君。生没年未詳。
ありわら‐の‐なりひら【在原業平】ありはら‐🔗⭐🔉
ありわら‐の‐なりひら【在原業平】ありはら‐
[八二五〜八八〇]平安前期の歌人。六歌仙・三十六歌仙の一人。阿保親王の第五子。情熱的で詠嘆の強い和歌を残し、伊勢物語の主人公とされる。美男子の代表といわれる。在五中将。
ありわら‐の‐ゆきひら【在原行平】ありはら‐🔗⭐🔉
ありわら‐の‐ゆきひら【在原行平】ありはら‐
[八一八〜八九三]平安前期の歌人。阿保親王の第二子。業平の兄。子弟教育のために奨学院を創立。古今集・後撰集などに歌がある。
あ・る【有る・在る】🔗⭐🔉
あ・る【有る・在る】
[動ラ五]
あ・り[ラ変]
事物が存在する。「庭には池が―・る」「重大な欠陥が―・る」
その場所に存在する。位置する。「本社は東京に―・る」「沖ノ鳥島は日本最南端に―・る」
ある事柄がはっきり認められる。また、ある状態に置かれていると認められる。「非は先方に―・る」「土地は高値安定の傾向に―・る」「大国の影響下に―・る」
それによって決まる。それ次第である。左右される。「解決の糸口は相手の出かたに―・る」
(その存在を客観的、抽象的なものとして捉え)人が存在する。居る。「昔々、おじいさんとおばあさんが―・りました」「異を唱える人も―・る」
この世に生きている。生存している。「世に―・る間」
ある場所に身を置く。また、特定の位置・状態にいる。「現場に―・って指揮に当たる」「長年、会長の職に―・った」「病床に―・る」「逆境に―・ってもくじけない」
自分のものや付属として持っている。所持・所有している。「財産が―・る」「投票権が―・る」「バラにはとげが―・る」
身に付いたものとして持っている。中に持つ。備わる。含まれる。「教養が―・る」「貫禄が―・る」
ある考え・気持ち・感覚などを持っている。「お願いが―・る」「言いたいことが―・る」「かすかな痛みが―・る」
時間的、空間的に、その数量であることを表す。「開幕まで一週間―・る」「彼は一八〇センチ―・る」
事が起こる。事柄が発生する。出来(しゆつたい)する。また、物事が行われる。「昨夜、地震が―・った」「土砂崩れの―・った現場」「これから重大発表が―・る」「一言、謝罪が―・ってもいいだろう」
時間がたつ。「やや―・って口を開いた」
特定の語句と結び付いた形全体で、種々の意味を表す。
(引用の「と」を受けた「とある」の形で)…と書いてある。…という。…ということだ。「メモには午後二時に来社すると―・る」「命令と―・ればしかたがない」「死んだと―・ればあきらめもつく」
(「とあって」の形で)状況・結果がそうであるので。…ということなので。「行楽シーズンと―・って道路が相当混む」「合意の上と―・っては反対もできない」
(「だけある」「だけのことはある」の形で)それにふさわしい状態・結果が得られることを表す。「自慢するだけ―・ってよくできている」「さすが特訓しただけのことは―・る」
(「ことがある」の形で)場合によっては…する、…の経験をしている、などの意を表す。「季節によってメニューの一部を変更することが―・ります」「富士には何回も登ったことが―・る」
(「にあって」の形で)その範囲で、…において、の意を表す。「わが党に―・って随一の政策通だ」
(補助動詞)
動詞の連用形に接続助詞「て」を添えた形に付いて用いる。
ある動作や行為などの結果が現在まで引き続いている意を表す。「花が生けて―・る」「ドアが閉めて―・る」
何かに備えてすでに用意がなされていることを表す。「軍隊を待機させて―・る」「彼女には前もって伝えて―・る」
(「…にしてある」の形で)そうなっていないが、そうなったものとみなしていることを表す。「心配をかけないように、元気でいることにして―・る」
動詞の連用形に接続助詞「つつ」を添えた形に付いて、動作・作用が継続して現在も行われていることを表す。「梅のつぼみがほころびつつ―・る」「月がのぼりつつ―・る」
名詞に助動詞「だ」の連用形「で」を添えた形に付いて、事柄の説明で、そのような性質をもっている、そのような状態・事態である、と判断する意を表す。「人間は考える葦(あし)で―・る」「トマトはナス科植物で―・る」
形容詞・形容動詞の連用形、または、その連用形に助詞を添えた形に付いて、そういう性質をもっている、そういう状態であることを言い定める意を表す。「常に美しく―・りたいと願う」「悲しくは―・るが、じっと耐えよう」
動詞の連用形や動作性の漢語名詞などに付いて、多く「お…ある」「御(ご)…ある」の形で、その動作をする人に対する尊敬を表す。「おいで―・れ」「御笑覧―・れ」◆
「ある」は、広く、五感などを通して、空間的、時間的に事物・事柄の存在が認められる意がおおもと。古くは「昔、男ありけり」〈伊勢・二〉のように、人に関しても用いたが、現在ではふつう人間・動物以外の事物についていい、人間・動物については「いる」を用いる。しかし、「予想外の参加者があった」「強い味方がある」など、人に関しても「ある」が用いられることがあり、この場合は人が概念化・抽象化した立場でとらえられていたり、所有の意識が認められていたりする。
補助動詞としての「つつある」
は英語などの進行形の直訳的表現。文語の補助動詞「あり」は一部の副詞「かく」「しか」「さ」などや、助動詞の「ず」「べし」の連用形に付いて用いられることがある。「けり」「たり」「なり」「めり」などのラ変型活用の助動詞および形容詞語尾「かり」、形容動詞語尾「たり」「なり」などは、いずれも「あり」が他の要素と結合してできたもの。ふつう、存在する意の場合は「在」を、所有する意の場合は「有」の字を当てるが、かな書きにすることも多い。なお、「ある」の打消しは文語では「あらず」であるが、口語では「あらない」とはいわず、形容詞の「ない」を用いる。
[下接句]余り物に福がある・上には上がある・腕に覚えがある・裏には裏がある・気がある・二度ある事は三度ある・残り物に福がある・花も実もある・一癖も二癖もある・身に覚えがある・脈がある。一年の計は元旦にあり・遠慮なければ近憂あり・壁に耳あり・烏(からす)に反哺(はんぽ)の孝あり・国破れて山河あり・心ここに在らず・沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり・死生命(めい)あり・信あれば徳あり・捨てる神あれば拾う神あり・生ある者は必ず死あり・積悪の家には必ず余殃(よおう)あり・積善の家には必ず余慶あり・男子家を出(いず)れば七人の敵あり・爪(つめ)に爪なく瓜(うり)に爪あり・敵は本能寺にあり・人間(にんげん)至る所青山あり・初め有るものは必ず終わり有り・鳩(はと)に三枝の礼有り・待てば海路の日和(ひより)あり・待てば甘露の日和あり・身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ・楽あれば苦あり・我思う故(ゆえ)に我在り
あ・り[ラ変]
事物が存在する。「庭には池が―・る」「重大な欠陥が―・る」
その場所に存在する。位置する。「本社は東京に―・る」「沖ノ鳥島は日本最南端に―・る」
ある事柄がはっきり認められる。また、ある状態に置かれていると認められる。「非は先方に―・る」「土地は高値安定の傾向に―・る」「大国の影響下に―・る」
それによって決まる。それ次第である。左右される。「解決の糸口は相手の出かたに―・る」
(その存在を客観的、抽象的なものとして捉え)人が存在する。居る。「昔々、おじいさんとおばあさんが―・りました」「異を唱える人も―・る」
この世に生きている。生存している。「世に―・る間」
ある場所に身を置く。また、特定の位置・状態にいる。「現場に―・って指揮に当たる」「長年、会長の職に―・った」「病床に―・る」「逆境に―・ってもくじけない」
自分のものや付属として持っている。所持・所有している。「財産が―・る」「投票権が―・る」「バラにはとげが―・る」
身に付いたものとして持っている。中に持つ。備わる。含まれる。「教養が―・る」「貫禄が―・る」
ある考え・気持ち・感覚などを持っている。「お願いが―・る」「言いたいことが―・る」「かすかな痛みが―・る」
時間的、空間的に、その数量であることを表す。「開幕まで一週間―・る」「彼は一八〇センチ―・る」
事が起こる。事柄が発生する。出来(しゆつたい)する。また、物事が行われる。「昨夜、地震が―・った」「土砂崩れの―・った現場」「これから重大発表が―・る」「一言、謝罪が―・ってもいいだろう」
時間がたつ。「やや―・って口を開いた」
特定の語句と結び付いた形全体で、種々の意味を表す。
(引用の「と」を受けた「とある」の形で)…と書いてある。…という。…ということだ。「メモには午後二時に来社すると―・る」「命令と―・ればしかたがない」「死んだと―・ればあきらめもつく」
(「とあって」の形で)状況・結果がそうであるので。…ということなので。「行楽シーズンと―・って道路が相当混む」「合意の上と―・っては反対もできない」
(「だけある」「だけのことはある」の形で)それにふさわしい状態・結果が得られることを表す。「自慢するだけ―・ってよくできている」「さすが特訓しただけのことは―・る」
(「ことがある」の形で)場合によっては…する、…の経験をしている、などの意を表す。「季節によってメニューの一部を変更することが―・ります」「富士には何回も登ったことが―・る」
(「にあって」の形で)その範囲で、…において、の意を表す。「わが党に―・って随一の政策通だ」
(補助動詞)
動詞の連用形に接続助詞「て」を添えた形に付いて用いる。
ある動作や行為などの結果が現在まで引き続いている意を表す。「花が生けて―・る」「ドアが閉めて―・る」
何かに備えてすでに用意がなされていることを表す。「軍隊を待機させて―・る」「彼女には前もって伝えて―・る」
(「…にしてある」の形で)そうなっていないが、そうなったものとみなしていることを表す。「心配をかけないように、元気でいることにして―・る」
動詞の連用形に接続助詞「つつ」を添えた形に付いて、動作・作用が継続して現在も行われていることを表す。「梅のつぼみがほころびつつ―・る」「月がのぼりつつ―・る」
名詞に助動詞「だ」の連用形「で」を添えた形に付いて、事柄の説明で、そのような性質をもっている、そのような状態・事態である、と判断する意を表す。「人間は考える葦(あし)で―・る」「トマトはナス科植物で―・る」
形容詞・形容動詞の連用形、または、その連用形に助詞を添えた形に付いて、そういう性質をもっている、そういう状態であることを言い定める意を表す。「常に美しく―・りたいと願う」「悲しくは―・るが、じっと耐えよう」
動詞の連用形や動作性の漢語名詞などに付いて、多く「お…ある」「御(ご)…ある」の形で、その動作をする人に対する尊敬を表す。「おいで―・れ」「御笑覧―・れ」◆
「ある」は、広く、五感などを通して、空間的、時間的に事物・事柄の存在が認められる意がおおもと。古くは「昔、男ありけり」〈伊勢・二〉のように、人に関しても用いたが、現在ではふつう人間・動物以外の事物についていい、人間・動物については「いる」を用いる。しかし、「予想外の参加者があった」「強い味方がある」など、人に関しても「ある」が用いられることがあり、この場合は人が概念化・抽象化した立場でとらえられていたり、所有の意識が認められていたりする。
補助動詞としての「つつある」
は英語などの進行形の直訳的表現。文語の補助動詞「あり」は一部の副詞「かく」「しか」「さ」などや、助動詞の「ず」「べし」の連用形に付いて用いられることがある。「けり」「たり」「なり」「めり」などのラ変型活用の助動詞および形容詞語尾「かり」、形容動詞語尾「たり」「なり」などは、いずれも「あり」が他の要素と結合してできたもの。ふつう、存在する意の場合は「在」を、所有する意の場合は「有」の字を当てるが、かな書きにすることも多い。なお、「ある」の打消しは文語では「あらず」であるが、口語では「あらない」とはいわず、形容詞の「ない」を用いる。
[下接句]余り物に福がある・上には上がある・腕に覚えがある・裏には裏がある・気がある・二度ある事は三度ある・残り物に福がある・花も実もある・一癖も二癖もある・身に覚えがある・脈がある。一年の計は元旦にあり・遠慮なければ近憂あり・壁に耳あり・烏(からす)に反哺(はんぽ)の孝あり・国破れて山河あり・心ここに在らず・沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり・死生命(めい)あり・信あれば徳あり・捨てる神あれば拾う神あり・生ある者は必ず死あり・積悪の家には必ず余殃(よおう)あり・積善の家には必ず余慶あり・男子家を出(いず)れば七人の敵あり・爪(つめ)に爪なく瓜(うり)に爪あり・敵は本能寺にあり・人間(にんげん)至る所青山あり・初め有るものは必ず終わり有り・鳩(はと)に三枝の礼有り・待てば海路の日和(ひより)あり・待てば甘露の日和あり・身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ・楽あれば苦あり・我思う故(ゆえ)に我在り
い‐ま・す【×坐す・△在す】🔗⭐🔉
い‐ま・す【×坐す・△在す】
《「い」は接頭語、「ます」は尊敬語動詞》
[動サ四]
「あり」「居(お)り」の尊敬語。いらっしゃる。おありになる。「言ひつつも後(のち)こそ知らめとのしくもさぶしけめやも君―・さずして」〈万・八七八〉
「行く」「来(く)」の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。「立ち別れ君が―・さば磯城島(しきしま)の人は我じく斎(いは)ひて待たむ」〈万・四二八〇〉
(補助動詞)
(形容詞・形容動詞の連用形、断定の助動詞「なり」の連用形「に」などに付く)「だ」「である」の意の尊敬語。…でいらっしゃる。「汝(な)こそは男(を)に―・せば」〈記・上・歌謡〉
(動詞の連用形に付く)動作の継続の意を添える「あり」、経過・移動の意を添える「行く」「来(く)」などの尊敬語。…ていらっしゃる。…ておいでになる。「松柏(まつかへ)の栄え―・さね貴き我(あ)が君」〈万・四一六九〉
[動サ変]

に同じ。「かくてのみ―・するがいとほしや」〈落窪・一〉

に同じ。「右大将の宇治へ―・すること、なほ絶え果てずや」〈源・浮舟〉
(補助動詞)


に同じ。「みづからが小童(こわらは)にてありし時、ぬしは二十五六ばかりの男(をのこ)にてこそは―・せしか」〈大鏡・序〉


に同じ。「をこなりと見て、かく笑ひ―・するがはづかし」〈枕・二七八〉
[動サ下二]《
を下二段活用化して、使役の意をもたせたもの》
「あらしむ」「行かしむ」などの、使役の対象を尊敬していう。いらっしゃるようにさせる。おいでいただく。「他国(ひとくに)に君を―・せて何時(いつ)までか我(あ)が恋ひ居(を)らむ時の知らなく」〈万・三七四九〉
(補助動詞。動詞の連用形に付く)…ていらっしゃるようにさせる。「いかならむ時にか妹をむぐらふの汚なきやどに入れ―・せてむ」〈万・七五九〉◆
で、上代には四段活用だったものが、平安時代にはサ変に変化した。ただ、漢文の訓読には四段活用が残った。また、平安時代の和文では、同義の「おはす」「おはします」の使用が普通。
[動サ四]
「あり」「居(お)り」の尊敬語。いらっしゃる。おありになる。「言ひつつも後(のち)こそ知らめとのしくもさぶしけめやも君―・さずして」〈万・八七八〉
「行く」「来(く)」の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。「立ち別れ君が―・さば磯城島(しきしま)の人は我じく斎(いは)ひて待たむ」〈万・四二八〇〉
(補助動詞)
(形容詞・形容動詞の連用形、断定の助動詞「なり」の連用形「に」などに付く)「だ」「である」の意の尊敬語。…でいらっしゃる。「汝(な)こそは男(を)に―・せば」〈記・上・歌謡〉
(動詞の連用形に付く)動作の継続の意を添える「あり」、経過・移動の意を添える「行く」「来(く)」などの尊敬語。…ていらっしゃる。…ておいでになる。「松柏(まつかへ)の栄え―・さね貴き我(あ)が君」〈万・四一六九〉
[動サ変]

に同じ。「かくてのみ―・するがいとほしや」〈落窪・一〉

に同じ。「右大将の宇治へ―・すること、なほ絶え果てずや」〈源・浮舟〉
(補助動詞)


に同じ。「みづからが小童(こわらは)にてありし時、ぬしは二十五六ばかりの男(をのこ)にてこそは―・せしか」〈大鏡・序〉


に同じ。「をこなりと見て、かく笑ひ―・するがはづかし」〈枕・二七八〉
[動サ下二]《
を下二段活用化して、使役の意をもたせたもの》
「あらしむ」「行かしむ」などの、使役の対象を尊敬していう。いらっしゃるようにさせる。おいでいただく。「他国(ひとくに)に君を―・せて何時(いつ)までか我(あ)が恋ひ居(を)らむ時の知らなく」〈万・三七四九〉
(補助動詞。動詞の連用形に付く)…ていらっしゃるようにさせる。「いかならむ時にか妹をむぐらふの汚なきやどに入れ―・せてむ」〈万・七五九〉◆
で、上代には四段活用だったものが、平安時代にはサ変に変化した。ただ、漢文の訓読には四段活用が残った。また、平安時代の和文では、同義の「おはす」「おはします」の使用が普通。
いますが・り【△在すがり・×坐すがり】🔗⭐🔉
いますが・り【△在すがり・×坐すがり】
[動ラ変]《「いますかり」とも。「いますがあり」の音変化という》
「あり」「居(お)り」の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。いまそがり。「これはここに―・る神のし給ふならむ」〈貫之集・詞書〉
(補助動詞。用言の連用形、断定の助動詞「なり」の連用形に付く)「あり」の尊敬語。…ていらっしゃる。…でいらっしゃる。「気色(けしき)ばみ―・りとも、え書き並べじや」〈源・梅枝〉「才もかしこく―・り」〈宇治拾遺・一四〉
「あり」「居(お)り」の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。いまそがり。「これはここに―・る神のし給ふならむ」〈貫之集・詞書〉
(補助動詞。用言の連用形、断定の助動詞「なり」の連用形に付く)「あり」の尊敬語。…ていらっしゃる。…でいらっしゃる。「気色(けしき)ばみ―・りとも、え書き並べじや」〈源・梅枝〉「才もかしこく―・り」〈宇治拾遺・一四〉
いまそが・り【△在そがり・×坐そがり】🔗⭐🔉
いまそが・り【△在そがり・×坐そがり】
[動ラ変]《「いまそかり」とも》「いますがり」に同じ。「右大将に―・りける藤原の常行と申す―・りて」〈伊勢・七七〉
ざい【在】🔗⭐🔉
ざい【在】
《「在郷(ざいごう)」の略》いなか。在所。多く、都市の周辺にいう。「埼玉の―に住む」
その場所にいること。また、地名の上に付けて、そこにいることを表す。「―、不在を確かめて訪問する」「―ロンドン」
《「在郷(ざいごう)」の略》いなか。在所。多く、都市の周辺にいう。「埼玉の―に住む」
その場所にいること。また、地名の上に付けて、そこにいることを表す。「―、不在を確かめて訪問する」「―ロンドン」
ざい‐い【在位】‐ヰ🔗⭐🔉
ざい‐い【在位】‐ヰ
[名]スル帝王の位にいること。また、ある地位にいること。また、その期間。
ざい‐いん【在院】‐ヰン🔗⭐🔉
ざい‐いん【在院】‐ヰン
[名]スル病院など「院」と名のつく所にいること。入院していること。
ざい‐えい【在営】🔗⭐🔉
ざい‐えい【在営】
[名]スル兵営の中にいること。軍務に服していること。また、その期間。「―五年」
ざい‐えん【在園】‐ヱン🔗⭐🔉
ざい‐えん【在園】‐ヱン
[名]スル保育園・幼稚園など「園」と呼ばれる施設に在籍していること。「―児」
ざい‐おう【在欧】🔗⭐🔉
ざい‐おう【在欧】
[名]スル欧州(ヨーロッパ)に滞在・駐在すること。「―している社員」
ざい‐か【在家】🔗⭐🔉
ざい‐か【在家】
いなかの家。いなか。ざいけ。
ざい‐か【在荷】🔗⭐🔉
ざい‐か【在荷】
[名]スル商店・倉庫・工場などに貨物や商品があること。また、その貨物や商品。在庫品。
ざい‐がい【在外】‐グワイ🔗⭐🔉
ざい‐がい【在外】‐グワイ
外国に居住・滞在していること。また、外国にあること。「―邦人」「―資産」
ざいがい‐こうかん【在外公館】ザイグワイコウクワン🔗⭐🔉
ざいがい‐こうかん【在外公館】ザイグワイコウクワン
外務省の海外における出先機関。大使館・公使館・領事館などの総称。
ざいがい‐しさん【在外資産】ザイグワイ‐🔗⭐🔉
ざいがい‐しさん【在外資産】ザイグワイ‐
政府・法人・個人などが外国に保有している財産。
ざいがい‐せいか【在外正貨】ザイグワイセイクワ🔗⭐🔉
ざいがい‐せいか【在外正貨】ザイグワイセイクワ
金本位制度下で、国際間の決済のために、政府または中央銀行が、正貨準備のうち、他の金本位国の中央銀行に預けた金銀貨幣・金銀地金など。
ざい‐がく【在学】🔗⭐🔉
ざい‐がく【在学】
[名]スル学生・生徒・児童として学校に籍を置くこと。「本校に―する生徒」
ざい‐かん【在官】‐クワン🔗⭐🔉
ざい‐かん【在官】‐クワン
[名]スル官職にあること。
ざい‐かん【在監】🔗⭐🔉
ざい‐かん【在監】
[名]スル刑務所や拘置所に収監されていること。
ざい‐きょう【在京】‐キヤウ🔗⭐🔉
ざい‐きょう【在京】‐キヤウ
[名]スル都に滞在・居住していること。古くは京都、現在では東京に滞在・居住していること。「一か月前から―している」
ざい‐きょう【在郷】‐キヤウ🔗⭐🔉
ざい‐きょう【在郷】‐キヤウ
[名]スル郷里にいること。ざいごう。「―する者だけでクラス会を開く」
ざいきょう‐にん【在京人】ザイキヤウ‐🔗⭐🔉
ざいきょう‐にん【在京人】ザイキヤウ‐
鎌倉時代、京都に在住して宮中その他の警備に当たったり、六波羅探題に執務したりした御家人。在京武士。
ざい‐きん【在勤】🔗⭐🔉
ざい‐きん【在勤】
[名]スル現在、ある勤務に就いていること。特に、地方などで勤務に就いていること。在職。在任。「札幌支店に―している」「大阪の藩邸に―して」〈福沢・福翁自伝〉
ざいきん‐てあて【在勤手当】🔗⭐🔉
ざいきん‐てあて【在勤手当】
遠隔地・寒冷地などの特定地域または外国に在勤する公務員などに、俸給・給料以外に支給される手当。
ざいきん‐もの【在勤者】🔗⭐🔉
ざいきん‐もの【在勤者】
江戸時代、諸大名の国詰めの家臣で、江戸または大坂の藩邸に勤務した者。
ざい‐ぐち【在口】🔗⭐🔉
ざい‐ぐち【在口】
村の出入り口。在所口。「―まで行(い)たれど、…影も形も見えぬ」〈浄・忠臣蔵〉
ざい‐け【在家】🔗⭐🔉
ざい‐け【在家】
出家せずに、普通の生活をしながら仏教に帰依すること。また、その人。在俗。
出家。
いなかの家。ざいか。「―の育ち」
中世、荘園・公領で、農民と耕地とを一体のものとして賦課の対象としたもの。東国や九州に多くみられる。
出家せずに、普通の生活をしながら仏教に帰依すること。また、その人。在俗。
出家。
いなかの家。ざいか。「―の育ち」
中世、荘園・公領で、農民と耕地とを一体のものとして賦課の対象としたもの。東国や九州に多くみられる。
ざいけ‐そう【在家僧】🔗⭐🔉
ざいけ‐そう【在家僧】
髪を剃っただけで、妻を持ち、肉食もする僧。
ざいけ‐やく【在家役】🔗⭐🔉
ざいけ‐やく【在家役】
中世、荘園・公領で在家
に課した公事(くじ)。夫役が主であった。
に課した公事(くじ)。夫役が主であった。
ざい‐こ【在庫】🔗⭐🔉
ざい‐こ【在庫】
商品が倉庫などにあること。また、その商品。「―がきれる」
原材料・仕掛品・製品などが企業に保有されていること。また、それらの財貨。
商品が倉庫などにあること。また、その商品。「―がきれる」
原材料・仕掛品・製品などが企業に保有されていること。また、それらの財貨。
ざい‐ご【在五】🔗⭐🔉
ざい‐ご【在五】
《在原(ありわら)氏の五男の意》「在五中将」の略。
ざい‐こう【在校】‐カウ🔗⭐🔉
ざい‐こう【在校】‐カウ
[名]スル
学生・生徒・児童として、学校に籍が置いてあること。在学。「本校に―する児童」「―生」
教師や学生・生徒・児童が学校内にいること。「午後四時まで―する」
学生・生徒・児童として、学校に籍が置いてあること。在学。「本校に―する児童」「―生」
教師や学生・生徒・児童が学校内にいること。「午後四時まで―する」
ざい‐ごう【在郷】‐ガウ🔗⭐🔉
ざい‐ごう【在郷】‐ガウ
[名]スル
都会から離れた地方。田舎。在所。ざい。「―の農家」
郷里にいること。ざいきょう。
都会から離れた地方。田舎。在所。ざい。「―の農家」
郷里にいること。ざいきょう。
ざいごう‐うた【在郷歌・在郷×唄】ザイガウ‐🔗⭐🔉
ざいごう‐うた【在郷歌・在郷×唄】ザイガウ‐
在郷でうたわれる歌。いなかうた。俚謡(りよう)。
歌舞伎下座音楽の一。田舎の場面の幕開きや人物の出入りなどにうたわれるもの。ざいごうた。
在郷でうたわれる歌。いなかうた。俚謡(りよう)。
歌舞伎下座音楽の一。田舎の場面の幕開きや人物の出入りなどにうたわれるもの。ざいごうた。
ざいごう‐ぐんじん【在郷軍人】ザイガウ‐🔗⭐🔉
ざいごう‐ぐんじん【在郷軍人】ザイガウ‐
平時は民間で生業に就いているが、戦時には必要に応じて召集され国防の任に就く予備役・後備役などの軍人。
ざいごうぐんじん‐びょう【在郷軍人病】ザイガウグンジンビヤウ🔗⭐🔉
ざいごうぐんじん‐びょう【在郷軍人病】ザイガウグンジンビヤウ
レジオネラという細菌の感染によって起こる肺炎。一九七六年、米国の在郷軍人大会の参加者がホテルに滞在中に集団発生し、この細菌が発見された。この細菌の含まれた水冷式空調装置の水が飛び散って空気感染したといわれる。レジオネラ症。
ざいごう‐もの【在郷者】ザイガウ‐🔗⭐🔉
ざいごう‐もの【在郷者】ザイガウ‐
田舎育ちの者。田舎から出てきた者。在郷人(ざいごうびと)。
ざいごがものがたり【在五が物語】🔗⭐🔉
ざいごがものがたり【在五が物語】
伊勢物語の通称。
ざいこ‐かんり【在庫管理】‐クワンリ🔗⭐🔉
ざいこ‐かんり【在庫管理】‐クワンリ
原材料・仕掛品・製品などについて、技術的および経済的に的確な時期に適正な量を発注・補充し、最善の保管と搬出入を計画・組織・統制する方式の体系。
ざい‐ごく【在獄】🔗⭐🔉
ざい‐ごく【在獄】
捕らわれて獄にいること。
ざいこく‐しゅう【在国衆】🔗⭐🔉
ざいこく‐しゅう【在国衆】
室町時代、京都に参勤することなく、常にその領国に居住していた守護大名。
ざいご‐ちゅうじょう【在五中将】‐チユウジヤウ🔗⭐🔉
ざいご‐ちゅうじょう【在五中将】‐チユウジヤウ
在原業平(ありわらのなりひら)の通称。
ざいこ‐ちょうせい【在庫調整】‐テウセイ🔗⭐🔉
ざいこ‐ちょうせい【在庫調整】‐テウセイ
景気の変動に対応して在庫量を増減させること。
ざいこ‐とうし【在庫投資】🔗⭐🔉
ざいこ‐とうし【在庫投資】
在庫の一定期間における増加分。
ざいこ‐ひん【在庫品】🔗⭐🔉
ざいこ‐ひん【在庫品】
在庫の状態にある商品。
ざい‐ざい【在在】🔗⭐🔉
ざい‐ざい【在在】
あちこちの村里。また、いたるところ。「春先は、―の鋤鍬(すきくは)までも楽々と、遊びがちなる一ものづくり」〈浄・手習鑑〉
ざいざい‐しょしょ【在在所所】🔗⭐🔉
ざいざい‐しょしょ【在在所所】
ここかしこ。あちらこちら。また、あちらこちらの村里。「御城下の町々、かいどうすじの―を焼きたてました」〈谷崎・盲目物語〉
ざい‐しつ【在室】🔗⭐🔉
ざい‐しつ【在室】
[名]スル室内にいること。「社長は―しております」
ざい‐しゃ【在社】🔗⭐🔉
ざい‐しゃ【在社】
[名]スル
会社の中にいること。「三時まで―する」
その会社に在職していること。「三〇年―しているベテラン社員」
会社の中にいること。「三時まで―する」
その会社に在職していること。「三〇年―しているベテラン社員」
ざい‐じゅう【在住】‐ヂユウ🔗⭐🔉
ざい‐じゅう【在住】‐ヂユウ
[名]スルその地に住んでいること。「現地―の邦人」「パリに―する日本人」
ざい‐しゅく【在宿】🔗⭐🔉
ざい‐しゅく【在宿】
[名]スル外出しないで自分の家にいること。在宅。「落着て―していた事は稀だという」〈二葉亭・浮雲〉
ざい‐しょ【在所】🔗⭐🔉
ざい‐しょ【在所】
人が住んでいる所。また、物が存在する所。ありか。
郷里。くにもと。「生まれ―」
都会から離れた地方。田舎。ざい。「―住まい」
人が住んでいる所。また、物が存在する所。ありか。
郷里。くにもと。「生まれ―」
都会から離れた地方。田舎。ざい。「―住まい」
ざいしょ‐そだち【在所育ち】🔗⭐🔉
ざいしょ‐そだち【在所育ち】
田舎育ち。
ざいしょ‐もの【在所者】🔗⭐🔉
ざいしょ‐もの【在所者】
田舎育ちの者。田舎者。
まし‐ま・す【△在す・×坐す】🔗⭐🔉
まし‐ま・す【△在す・×坐す】
[動サ五(四)]《動詞「ます」の連用形+補助動詞「ます」から。「在(ま)す」より一層敬意が加わる》
「在る」「居る」の意の尊敬語。いらっしゃる。おいでになられる。おわします。「天に―・す神よ」「あはれ、仏も―・さず、聖(ひじり)もいまさざる間に」〈三宝絵・下・序〉
物がある意の尊敬語。おありになる。「御所には法皇をはじめまゐらせて、公卿殿上人…立てぬ願も―・さず」〈平家・九〉
(補助動詞)
(形容詞・形容動詞の連用形、断定の助動詞「なり」の連用形「に」などに付く)「だ」「である」の意の尊敬語。…でいらっしゃる。「未だ位にもつき給はずして、姫宮にて―・しける時に」〈今昔・一一・一八〉
(動詞の連用形に付く)「てある」「ている」の意の尊敬語。…ていらっしゃる。「御念仏の声やうやう弱らせ―・しければ」〈平家・灌頂〉
「在る」「居る」の意の尊敬語。いらっしゃる。おいでになられる。おわします。「天に―・す神よ」「あはれ、仏も―・さず、聖(ひじり)もいまさざる間に」〈三宝絵・下・序〉
物がある意の尊敬語。おありになる。「御所には法皇をはじめまゐらせて、公卿殿上人…立てぬ願も―・さず」〈平家・九〉
(補助動詞)
(形容詞・形容動詞の連用形、断定の助動詞「なり」の連用形「に」などに付く)「だ」「である」の意の尊敬語。…でいらっしゃる。「未だ位にもつき給はずして、姫宮にて―・しける時に」〈今昔・一一・一八〉
(動詞の連用形に付く)「てある」「ている」の意の尊敬語。…ていらっしゃる。「御念仏の声やうやう弱らせ―・しければ」〈平家・灌頂〉
ま・す【△在す・×坐す】🔗⭐🔉
ま・す【△在す・×坐す】
[動サ四]
「ある」「いる」の意の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。「大君は千歳に―・さむ白雲も三船の山に絶ゆる日あらめや」〈万・二四三〉
「行く」「来(く)る」の意の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。「我が背子が国へ―・しなばほととぎす鳴かむ五月(さつき)はさぶしけむかも」〈万・三九九六〉
(補助動詞)他の動詞の連用形に付いて、「ある」「いる」の意を敬っていう語。お…になる。…ていらっしゃる。「人の植うる田は植ゑ―・さず今更に国別れして我(あれ)はいかにせむ」〈万・三七四六〉
「ある」「いる」の意の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。「大君は千歳に―・さむ白雲も三船の山に絶ゆる日あらめや」〈万・二四三〉
「行く」「来(く)る」の意の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。「我が背子が国へ―・しなばほととぎす鳴かむ五月(さつき)はさぶしけむかも」〈万・三九九六〉
(補助動詞)他の動詞の連用形に付いて、「ある」「いる」の意を敬っていう語。お…になる。…ていらっしゃる。「人の植うる田は植ゑ―・さず今更に国別れして我(あれ)はいかにせむ」〈万・三七四六〉
みまそ‐が・り【△在そがり・×坐そがり】🔗⭐🔉
みまそ‐が・り【△在そがり・×坐そがり】
[動ラ変]《「いまそがり」の音変化か。「みまそかり」とも》「在る」「居る」の尊敬語。いらっしゃる。「おほきおとどの栄華の盛りに―・りて」〈伊勢・一〇一〉
在🔗⭐🔉
在
[音]サイ
ザイ
[訓]あ‐る
いま‐す
[部首]土
[総画数]6
[コード]区点 2663
JIS 3A5F
S‐JIS 8DDD
[分類]常用漢字
[難読語]
→じょ‐さい【如才・如在】
[音]サイ
ザイ
[訓]あ‐る
いま‐す
[部首]土
[総画数]6
[コード]区点 2663
JIS 3A5F
S‐JIS 8DDD
[分類]常用漢字
[難読語]
→じょ‐さい【如才・如在】
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