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げん【減】🔗🔉

げん【減】 減ること。減らすこと。「前月比一〇(パー)セントの―」(ぞう)律令制の刑法で、罪を軽くすること。減刑すること。

げん‐あつ【減圧】🔗🔉

げん‐あつ【減圧】 [名]スル圧力を下げること。また、圧力が下がること。加圧。

げんあつ‐しょう【減圧症】‐シヤウ🔗🔉

げんあつ‐しょう【減圧症】‐シヤウ 航空機や宇宙船・潜函(せんかん)の中などの高圧の環境から常圧に戻る時間が早すぎると、血中の窒素が気泡となり血流が障害されて起こる症状。→潜函病

げんあつ‐じょうりゅう【減圧蒸留】‐ジヨウリウ🔗🔉

げんあつ‐じょうりゅう【減圧蒸留】‐ジヨウリウ 大気圧よりも低い圧力のもとで行う蒸留。沸点が低くなるので比較的低温で蒸留ができる。真空蒸留。

げんあつ‐べん【減圧弁】🔗🔉

げんあつ‐べん【減圧弁】 高圧の蒸気を一定の圧力まで減じて使用するときに用いる弁。

げん‐いん【減員】‐ヰン🔗🔉

げん‐いん【減員】‐ヰン [名]スル人員を減らすこと。また、人員が減ること。「機械化で生産部門を―する」増員。

げん‐えき【減益】🔗🔉

げん‐えき【減益】 利益が減ること。増益。

げん‐えん【減塩】🔗🔉

げん‐えん【減塩】 [名]スル食料品中の塩分を、従来の基準よりも少なくすること。また、摂取する塩分を制限すること。「―醤油(しようゆ)

げんえん‐しょく【減塩食】🔗🔉

げんえん‐しょく【減塩食】 高血圧や浮腫(ふしゆ)を伴う疾患の際に用いられる、食塩の使用を制限する食餌療法。

げん‐か【減価】🔗🔉

げん‐か【減価】 [名]スル定価から割り引くこと。また、その値段。値下げ。値引き。「―販売」価額をへらすこと。

げん‐がく【減額】🔗🔉

げん‐がく【減額】 [名]スル数量や金額を減らすこと。「予算を―する」「―処分」増額。

げんか‐しょうきゃく【減価償却】‐シヤウキヤク🔗🔉

げんか‐しょうきゃく【減価償却】‐シヤウキヤク 使用または時の経過などによって生じる有形固定資産の価値の減少分を見積もり耐用年数に割り当て、費用として配分する会計上の手続き。

げん‐かん【減感】🔗🔉

げん‐かん【減感】 写真現像で、感光材料を減感剤で処理して感光膜の感度を低下させること。

げんかんさ‐りょうほう【減感作療法】‐レウハフ🔗🔉

げんかんさ‐りょうほう【減感作療法】‐レウハフ アレルギー性疾患の治療法の一。原因となる物質のアレルゲンをごく微量ずつ与えて身体を慣らし、過敏反応が起こらないようにするもの。

げん‐き【減気・験気】🔗🔉

げん‐き【減気・験気】 病気の勢いが衰えて、快方に向かうこと。「師の病すこぶる―ありて」〈今昔・一九・二四〉

げん‐きゃく【減却】🔗🔉

げん‐きゃく【減却】 [名]スル減ること。また、減らすこと。「今までの春の温もりが幾分か―したような感じがあった」〈芥川・或日の大石内蔵助〉

げん‐きゅう【減給】‐キフ🔗🔉

げん‐きゅう【減給】‐キフ [名]スル給料を減らすこと。特に、制裁や懲戒処分として、一定期間、その人の給料を減らすこと。「経営不振で―される」「―処分」増給。

げんきょく‐ざい【減極剤】🔗🔉

げんきょく‐ざい【減極剤】 電池や電解槽での反応に際して起こる分極を減らすための物質。分極は主として電極に生じる水素によって起こるので酸化剤が用いられる。乾電池の二酸化マンガン、空気電池の酸素など。

げん‐けい【減刑】🔗🔉

げん‐けい【減刑】 [名]スル刑罰を軽くすること。恩赦の一。刑の言い渡しを受けた者に対して、政令で罪または刑の種類を定めて刑を軽くし、または特定の者に対して刑や刑の執行を軽くすること。

げん‐けい【減軽】🔗🔉

げん‐けい【減軽】 [名]スル重さや負担を減らして軽くすること。軽減。裁判所が刑を言い渡すときに刑を軽くすること。「酌量―」

げん‐こう【減光】‐クワウ🔗🔉

げん‐こう【減光】‐クワウ [名]スル光の強さを減らすこと。また、照明を暗くすること。

げん‐こう【減×劫】‐コフ🔗🔉

げん‐こう【減×劫】‐コフ 仏語。住劫において、人間の寿命が、無量歳または八万歳から、年々または百年に一歳ずつ減じて、一〇歳になるまでの過程。増劫。

げん‐こう【減耗】‐カウ🔗🔉

げん‐こう【減耗】‐カウ [名]スル《慣用読みで「げんもう」とも》減ること。また、減らすこと。

げん‐ごう【減号】‐ガウ🔗🔉

げん‐ごう【減号】‐ガウ 引き算を示す記号。マイナスの記号、「−」のこと。

げん‐こく【減石】🔗🔉

げん‐こく【減石】 [名]スル酒の生産量を減らすこと。増石。

げん‐さい【減殺】🔗🔉

げん‐さい【減殺】 [名]スル《慣用読みで「げんさつ」とも》少なくすること。減らすこと。また、減ること。「勢力を―する」「興味が―される」

げん‐さい【減債】🔗🔉

げん‐さい【減債】 [名]スル負債を償却して少なくしていくこと。

げんさい‐ききん【減債基金】🔗🔉

げんさい‐ききん【減債基金】 公債・社債の発行者が円滑に償還を実施するために積み立てる資金。償還基金。

げん‐さく【減作】🔗🔉

げん‐さく【減作】 作物の収穫高が減ること。

げん‐さく【減削】🔗🔉

げん‐さく【減削】 [名]スル削減(さくげん)」に同じ。「其封領は依然として旧に依れり…豊臣氏は大に之を―する能わず」〈田口・日本開化小史〉

げん‐さつ【減殺】🔗🔉

げん‐さつ【減殺】 「げんさい(減殺)」の慣用読み。

げん‐さん【減産】🔗🔉

げん‐さん【減産】 [名]スル生産量が減ること。また、生産量を減らすこと。「米を―する」増産。

げん‐ざん【減算】🔗🔉

げん‐ざん【減算】 [名]スル引き算。減法。加算。

げん‐し【減資】🔗🔉

げん‐し【減資】 [名]スル株式会社や有限会社が、資本金をへらすこと。増資。

げん‐しゃ【減車】🔗🔉

げん‐しゃ【減車】 [名]スル車両の数を減らすこと。または、車両の運行回数を減らすこと。増車。

げん‐しゅう【減収】‐シウ🔗🔉

げん‐しゅう【減収】‐シウ [名]スル収入や収穫量が減ること。「天候不順のため―になる」増収。

げん‐しゅく【減縮】🔗🔉

げん‐しゅく【減縮】 [名]スル減らし縮めること。また、減って縮まること。「理事会の決定権を―する」

げん‐しょう【減少】‐セウ🔗🔉

げん‐しょう【減少】‐セウ [名]スル減って少なくなること。また、減らして少なくすること。「漁獲量が―する」「体重を―する」増加。

げん‐しょう【減省】‐シヤウ🔗🔉

げん‐しょう【減省】‐シヤウ [名]スルへらし、はぶくこと。げんせい。「勉(つとめ)て太平因循(いんじゆん)の雑費を―し力を同うし」〈染崎延房・近世紀聞〉

げんしょう‐かんすう【減少関数】ゲンセウクワンスウ🔗🔉

げんしょう‐かんすう【減少関数】ゲンセウクワンスウ 関数y=f(x)の定義域内で、が増加するとき常にの値が減少する関数。→増加関数

げん‐しょく【減食】🔗🔉

げん‐しょく【減食】 [名]スル食事の量や回数を減らすこと。「―して体重を落とす」刑務所などで、規則に違反した受刑者に対する懲罰として、七日以内の間、食糧の分量を減らすこと。

げん・じる【減じる】🔗🔉

げん・じる【減じる】 [動ザ上一]「げん(減)ずる」(サ変)の上一段化。「苦痛を―・じる」

げん‐じん【減尽】🔗🔉

げん‐じん【減尽】 [名]スル減ってまったくなくなること。滅尽。刑罰を免除すること。

げん‐すい【減水】🔗🔉

げん‐すい【減水】 [名]スル水の量が減ること。「日照り続きで川が―する」増水。

げん‐すい【減衰】🔗🔉

げん‐すい【減衰】 [名]スルしだいに減っていくこと。

げんすい‐き【減衰器】🔗🔉

げんすい‐き【減衰器】 電気信号の強さを、ひずみを与えずに減少させる装置。減衰量を調整できるものと一定のものとがある。アッテネーター。

げんすい‐しんどう【減衰振動】🔗🔉

げんすい‐しんどう【減衰振動】 外力の作用を受けて、時間の経過とともに振幅が減少していく振動。

げん‐すう【減数】🔗🔉

げん‐すう【減数】 [名]スル数が減ること。また、数を減らすこと。引き算で、引くほうの数。5-3=2の3をいう。

げんすう‐ぶんれつ【減数分裂】🔗🔉

げんすう‐ぶんれつ【減数分裂】 精子や卵などの生殖細胞ができるときに起きる細胞の分裂。核分裂が二回続き、第一分裂で相同染色体に対合が起こり、分離して染色体数が半減する。第二分裂は普通の核分裂で、結果としてもとの半数の染色体をもった四個の細胞ができる。還元分裂。

げん・ずる【減ずる】🔗🔉

げん・ずる【減ずる】 [動サ変]げん・ず[サ変]数量・程度などが、もとよりも少なくなる。へる。「ダムの水量が―・ずる」「価値が―・ずる」数量・程度などをもとよりも少なくする。へらす。「死一等を―・ずる」引き算をする。

げん‐せい【減省】🔗🔉

げん‐せい【減省】 げんしょう(減省)

げん‐ぜい【減税】🔗🔉

げん‐ぜい【減税】 [名]スル税金の額を減らすこと。「―して負担を軽くする」増税。

げん‐そ【減租】🔗🔉

げん‐そ【減租】 [名]スル税額を減らすこと。減税。

げん‐そく【減速】🔗🔉

げん‐そく【減速】 [名]スル速度を落とすこと。また、速度が落ちること。加速。

げんそく‐ざい【減速材】🔗🔉

げんそく‐ざい【減速材】 原子炉で、核分裂によって発生する高速中性子を減速して、連鎖反応を引き起こしやすい熱中性子にする物質。軽水・重水・黒鉛など。モデレーター。

げんそく‐そうち【減速装置】‐サウチ🔗🔉

げんそく‐そうち【減速装置】‐サウチ ある回転軸の回転数を減少させて、他の回転軸へ伝える装置。

げん‐そん【減損】🔗🔉

げん‐そん【減損】 [名]スル物や財産などが減ること。また、減らすこと。「利益率が―する」

げん‐たい【減退】🔗🔉

げん‐たい【減退】 [名]スル減って少なくなること。特に、体力・意欲などが衰えること。「食欲が―する」増進。

げん‐たん【減反・減△段】🔗🔉

げん‐たん【減反・減段】 [名]スル作付け面積を減らすこと。「昨年の半分に―する」「―政策」増反。

げん‐てん【減点】🔗🔉

げん‐てん【減点】 [名]スル誤りや違反などがある場合に、点数を減らすこと。また、その減らす点数。

げん‐とう【減等】🔗🔉

げん‐とう【減等】 [名]スル等級を下げること。「会の同意を以て厳刑を―するの法律ありければ」〈竜渓・経国美談〉

げん‐ぱい【減配】🔗🔉

げん‐ぱい【減配】 [名]スル配当・配給などの額や量を減らすこと。「業績不振のため―される」増配。

げん‐ぴつ【減筆】🔗🔉

げん‐ぴつ【減筆】 絵画、特に水墨画の描法の一。筆数を極度に省略し、そのものの本質を表現しようとするもの。南宋の梁楷(りようかい)の作などが有名。

げん‐びん【減便】🔗🔉

げん‐びん【減便】 [名]スル船・航空機などの定期便の運航回数を減らすこと。増便。

げん‐ぽう【減法】‐パフ🔗🔉

げん‐ぽう【減法】‐パフ ある数や式から他の数や式を引いて差を求める計算法。引き算。加法。

げん‐ぽう【減俸】🔗🔉

げん‐ぽう【減俸】 [名]スル俸給の額を減らすこと。減給。「業績不振のため―される」増俸。

げん‐ま【減摩】🔗🔉

げん‐ま【減摩】 [名]スルすりへること。「車軸が―する」摩擦をへらすこと。

げんま‐ごうきん【減摩合金】‐ガフキン🔗🔉

げんま‐ごうきん【減摩合金】‐ガフキン 機械の軸受け部分に用いる合金。ホワイトメタル・バビットメタルなど。軸受け合金。

げんま‐ざい【減摩材】🔗🔉

げんま‐ざい【減摩材】 機械の接触部分の摩擦をへらし、過熱したりすりへったりするのを防ぐ物質。機械油・グリース・黒鉛粉など。

げんま‐ゆ【減摩油】🔗🔉

げんま‐ゆ【減摩油】 減摩材として用いる機械油の類。潤滑油。

げん‐めん【減免】🔗🔉

げん‐めん【減免】 [名]スル租税や刑罰などを、軽くしたり免除したりすること。「恩赦で刑が―される」

げん‐もう【減耗】🔗🔉

げん‐もう【減耗】 [名]スル「げんこう(減耗)」の慣用読み。

げん‐りょう【減量】‐リヤウ🔗🔉

げん‐りょう【減量】‐リヤウ [名]スル目方や分量が減ること。また、減らすこと。特に、体重を減らすこと。「試合のために―する」増量。

げん‐りょく【減力】🔗🔉

げん‐りょく【減力】 写真現像で、ネガの画像の濃度を薬液処理によって低下させること。補力。

げん‐わく【減枠】🔗🔉

げん‐わく【減枠】 [名]スル割り当ての枠・制限数量を減らすこと。「漁獲割り当て量を―する」

へ・す【△減す】🔗🔉

へ・す【減す】 [動サ五(四)]少なくする。減らす。「小遣いを―・す」 [可能]へせる

へらし‐め【減らし目】🔗🔉

へらし‐め【減らし目】 編み物の目数を減らすこと。二目に一度、三目に一度などという。俗に「へし目」という。(ま)し目。

へら・す【減らす】🔗🔉

へら・す【減らす】 [動サ五(四)]物の数・量を少なくする。減じる。「負担を―・す」「体重を―・す」増やす/増す。人をけなす。人をへこませる。「人ヲ―・ス」〈日葡〉 [可能]へらせる

へらず‐ぐち【減らず口】🔗🔉

へらず‐ぐち【減らず口】 《いくらしゃべっても口はへらない、の意から》自分勝手なへ理屈を言いたてること。強がりや負けおしみを言うこと。また、その言葉。「―をたたく」

へり【減り】🔗🔉

へり【減り】 へること。少なくなること。また、減った分量・かさ。「インクの―が激しい」

へり‐だか【減り高】🔗🔉

へり‐だか【減り高】 ある量から減少しただけの分量。へり分。歩合算で、元高よりある歩合だけ減少した分量。

へ・る【減る】🔗🔉

へ・る【減る】 [動ラ五(四)]数・量・程度などが少なくなる。とぼしくなる。「収入が―・る」「水かさが―・る」増える/増す。すりへる。摩耗する。「タイヤが―・る」「靴が―・る」(「腹が減る」の形で)空腹である。「腹が―・っては戦(いくさ)はできぬ」(打消しの語を伴って用いる)気おくれする。ひるむ。臆する。「口の―・らない若僧だ」「祐慶は少しも―・らず」〈盛衰記・五〉

めり【△乙・△減り】🔗🔉

めり【乙・減り】 《動詞「め(減)る」の連用形から》へること。出費や損失。「一年に殆んど五割の―が立つ」〈魯庵・社会百面相〉邦楽で、音の高さを低くすること。特に尺八でいう。(かり)

めり‐かり【△乙△甲・△減△上】🔗🔉

めり‐かり【甲・上】 《邦楽で、基本の音より音高が下がったものを「めり」、上がったものを「かり」というところから》音の高低。抑揚。音声に抑揚をつけること。めりはり。

めり‐こ・む【△減り込む】🔗🔉

めり‐こ・む【減り込む】 [動マ五(四)]押されるなどしてはまり込む。また、重みなどで沈むようにへこむ。「足が泥に―・む」「パンチが腹に―・む」

めり‐はり【△減り張り・△乙張り】🔗🔉

めり‐はり【減り張り・乙張り】 ゆるむことと張ること。特に、音声の抑揚や、演劇などで、せりふ回しの強弱・伸縮をいう。「―のきいたせりふ」物事の強弱などをはっきりさせること。「―をつけて仕事をする」

め・る【△減る】🔗🔉

め・る【減る】 [動ラ四]へる。少なくなる。「地ガ―・ッタ」〈日葡〉衰える。弱る。めいる。「過言申す者は必ず奢り易く―・り易し」〈甲陽軍鑑・三〇〉

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[音]カン    ゲン [訓]へ‐る    へ‐らす    ひ‐く [部首]水 [総画数]12 [コード]区点    2426      JIS   383A      S‐JIS 8CB8 [分類]常用漢字 [難読語] →げん‐さい【減殺】げん‐たん【減反・減段】めり‐かり【乙甲・減上】

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