げん［減］ 引き算をする。 「減法・加減乗除」

げん【減】[1] 減ること。減らすこと。 「一割の―／―少」増

げんあつ【減圧】[0] ―する 圧力を減らすこと。また、圧力が減ること。 「―室[4]」加圧

げんいん【減員】ゲンヰン[0] ―する 人員を減らすこと。また、減ること。 増員

げんえき【減益】[0] 利益が減少すること。 増益

げんがく【減額】[0] ―する 金額を減らすこと。 増額

げんかしょうきゃく【減価償却】ゲンカシヤウキャク[4] ―する 時がたつに従って固定資産に生じる価格の減少を償却費として積み立てること。

げんきゅう【減給】ゲンキフ[0] ―する （懲戒処分の一つとして）給料が減る（ようにする）こと。 増給

げんけい【減刑】[0] ―する 恩赦の一つ。裁判で決まった刑を軽くすること。

げんこう【減光】ゲンクワウ[0] ―する 〔照明 などの〕 光 の 強 さ を 減らすこと。

げんごう【減号】ゲンガウ[0][3] 引き算を示す記号。「−」

げんこく【減石】[0] ―する 酒の 醸造高を 減らす こと。 増石

げんさい【減殺】[0] ―する 〔量や程度を〕減らして少なくすること。 「興味を―する」

げんさく【減作】[0] 作物の収穫が減ること。また、減った作柄。 増作

げんさん【減産】[0] ―する 生産が減ること。また、生産を減らすこと。 増産

げんざん【減算】[0] ―する 「引き算」の意の字音語的表現。〔「減法」に比し、珠算や計算機の分野で よく用いられる〕加算

げんし【減資】[0] ―する 資本金を減らすこと。 増資

げんしゃ【減車】[0] ―する △車両の数（運転回数）を減らすこと。 増車

げんしゅう【減収】ゲンシウ[0] ―する 収入・収穫が減ること。 増収

げんしょう【減少】ゲンセウ[0] ―する 〔以前に比べて、数量・程度が〕減って少なくなる（ようにする）こと。 「―を見せる／―傾向を示す」増加

げんしょく【減食】[0] ―する 食事の量を減らすこと。

げんじる【減じる】[4][3]:[0][3] [一]（自上一） 数量・程度が元よりも減る。少なくなる。 [二]（他上一） (一)数量・程度を元よりも減らす。 (二)引き算をする。減ずる（サ変）。

げんすい【減水】[0] ―する 水の量が減ること。 増水

げんすい【減衰】[0] ―する 少しずつ減っていくこと。

げんぜい【減税】[0] ―する 税率や税額を減らすこと。 増税

げんそく【減速】[0] ―する 速力を遅くすること。 「―装置[5]」加速

げんたい【減退】[0] ―する 〔体力や精神の働きなどが〕衰えて、弱まること。 「意欲を―させる／精力―」増進

げんたん【減反】[0] ―する 農作物、特にイネの作付面積を減らすこと。 「政府の―政策に対して反撥^ハンパツする農民を無視するわけにはいかない」 増反 [表記]「減《段」とも書く。

げんたん【減炭】[0] ―する 石炭の産出量をへらすこと。 増炭

げんてん【減点】[0] ―する 〔試験・競技などの採点（法）で〕あらかじめ一定の点数を与えておき、誤りやミスに応じて点を引き去ること。また、その点数。

げんぱい【減配】[0] ―する 配給量・配当額などを減らすこと。 増配

げんびん【減便】[0] ―する 船・航空機・自動車などの、定期便の回数を減らすこと。増便

げんぶ【減歩】[1] ―する 〔区画整理などで〕宅地などの広さを少しずつ減らして、道路・公園などの用地を生み出すこと。

げんぽう【減法】ゲンパフ[1][0] 〔数学で〕「引き算」の意の理論的用語。 「―は加法の逆演算である」加法

げんぽう【減俸】[0] ―する 〔懲罰などのために〕給料の額を減らすこと。増俸

げんま【減磨】[1] ―する 〔すり減る意〕摩擦を少なくすること。 「―油[3]」 [表記]「減摩」とも書く。

げんめん【減免】[0] ―する (一)〔税金などの〕軽減と免除。 (二)刑を軽くしたり許したりすること。

げんもう【減耗】[0] ―する 〔もと、正音ゲンカウの誤読に基づく〕すり△減る（減らす）こと。

げんりょう【減量】ゲンリヤウ[0] ―する (一)分量が減ること。分量を減らすこと。増量 (二)〔運動選手、特にボクシングの選手などが〕体重を減らすこと。

げんわく【減枠】[0] ―する 割当ての枠を減らすこと。 「捕獲量―」

へす【減す】[2]:[0] （他五） 〔近畿・中国・四国方言〕減らす。

へらす【減らす】【減す】[3][0]:[3] （他五） 〈（なにカラなにニ）なにヲ―〉少なくする。 「肉を減らしてもっと魚や野菜を食べるといい／予算を―〔＝切りつめる〕／子供が腹を減らして〔＝おなかをすかして〕待っている」ふやす・ます

へらずぐち【減らず口】【減ず口】[0][3] 〔「へる」は、「遜^ヘリクダる」の上位成分と同じく、分を知って止^トドまる意。従って、「減」は借字〕自分の方が、歩（^ブ）が悪いことが見えているのに、へこたれずに言い続けること。 「―をたたく〔＝よせばいい負け惜しみなどを言う〕」

へる【減る】[2][0]:[0] （自五） 〈（なにカラなにニ）―〉（目に見えて）量が少なくなる。 「△体重（比重）が―／見たって―もんじゃない／腹が―〔＝すく〕」ふえる・ます