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けん‐そ【×素】🔗🔉

けん‐そ【×素】 白い(かとり)。書画をかくのに用いる。

さ‐みず【△真水・△素水】‐みづ🔗🔉

さ‐みず【真水・素水】‐みづ 混じりけのない水。まみず。「―で洗ふがよい」〈伎・利生深川〉

しら‐びと【△素人】🔗🔉

しら‐びと【素人】しろうと」に同じ。「ただの―が強盗とみづから名乗りて」〈著聞集・一二〉

しろ‐うお【△素魚・白魚】‐うを🔗🔉

しろ‐うお【素魚・白魚】‐うを ハゼ科の海水魚。内湾にすみ、春、川に入って産卵する。全長約五センチ。体色は半透明で死ぬと白くなる。西日本では産卵期に漁獲する。特に福岡市室見(むろみ)川での「踊り食い」は有名。シラウオは別種。いさざ。ぎゃふ。《季 春》

しろ‐うと【素人】🔗🔉

しろ‐うと【素人】 《「しろひと(白人)」の音変化》その事に経験が浅く、未熟な人。その道で必要な技能や知識をもっていない人。また、その事を職業・専門としていない人。「―とは思えぬみごとな芸」「―考え」玄人(くろうと)芸者・娼妓などの商売で客の相手をする女性に対して、一般の女性。堅気の女性。玄人(くろうと)近世、上方で、私娼のこと。「かくとはいかで―の、田舎の客に揚げられて」〈浄・油地獄〉

しろうと‐きょうげん【素人狂言】‐キヤウゲン🔗🔉

しろうと‐きょうげん【素人狂言】‐キヤウゲン素人芝居」に同じ。

しろうと‐くさ・い【素人臭い】🔗🔉

しろうと‐くさ・い【素人臭い】 [形]しろうとくさ・し[ク]いかにも素人らしいようすである。未熟である。すれていない。「―・い店」

しろうと‐げい【素人芸】🔗🔉

しろうと‐げい【素人芸】 本職でない、余技としての芸。また、素人の未熟な芸。

しろうと‐げしゅく【素人下宿】🔗🔉

しろうと‐げしゅく【素人下宿】 普通の家庭で人を下宿させること。また、その家。

しろうと‐ざいく【素人細工】🔗🔉

しろうと‐ざいく【素人細工】 素人が趣味としてする細工。また、未熟な細工。

しろうと‐しばい【素人芝居】‐しばゐ🔗🔉

しろうと‐しばい【素人芝居】‐しばゐ 素人が余興として演ずる芝居。素人狂言。

しろうと‐すじ【素人筋】‐すぢ🔗🔉

しろうと‐すじ【素人筋】‐すぢ 取引市場で、相場に経験が浅く、事情にうとい一般投資家のこと。

しろうと‐ばなれ【素人離れ】🔗🔉

しろうと‐ばなれ【素人離れ】 [名]スル素人らしくなく、専門家のようにすぐれてうまいこと。「―した腕前」

しろうと‐め【素人目】🔗🔉

しろうと‐め【素人目】 専門家でない者の見方。門外漢の評価や見解。「―にも偽物だとわかる」

しろうと‐や【素人屋】🔗🔉

しろうと‐や【素人屋】 客商売をしていない堅気の人の家。素人下宿」に同じ。

しろうと‐わかり【素人分(か)り】🔗🔉

しろうと‐わかり【素人分(か)り】 素人でもよくわかること。「―のいい話」

しろ‐と【△素△人】🔗🔉

しろ‐と【人】しろうと」に同じ。

しろと‐すい【△素△人粋】🔗🔉

しろと‐すい【人粋】 しろうとのくせに粋人ぶる者。半可通。「ものに馴(な)れたる客は格別、まだしき―は恐れてこなす事ならず」〈浮・一代女・一〉

す【素】🔗🔉

す【素】 [名]装わないで生地(きじ)のままであること。また、他のものが加わらないでそのものだけであること。「化粧せず―のままで店に出る」日本の音楽・舞踊・演劇などの演出用語。芝居用の音楽を芝居から離して演奏会風に演奏したり、長唄を囃子(はやし)を入れないで三味線だけの伴奏で演奏したり、舞踊を特別の扮装(ふんそう)をしないで演じたりすること。「―で踊る」「―で浄瑠璃を語る」〔接頭〕形容詞に付いて、非常に、ひどく、の意を表す。「―ばしこい」「―早い」名詞などに付く。平凡な、みすぼらしい、などの意を表す。「―浪人」「―町人」ただそれだけの、ありのままの、純粋な、などの意を表す。「―顔」「―足」「―うどん」

す‐あま【素甘】🔗🔉

す‐あま【素甘】 蒸した上(じようしんこ)に砂糖をまぜてついた餅(もち)を棒状にのばし、すだれで巻いて筋目をつけ、適当の大きさに切った和菓子。紅白に染めて祝事にも用いる。かつては州浜形にし、「すはま」とよんだが、のちに「すわま」「すあま」に転じた。

す‐あわせ【素×袷】‐あはせ🔗🔉

す‐あわせ【素×袷】‐あはせ 肌着を着ないでじかに袷を着ること。《季 夏》

す‐いちぶ【素一歩】🔗🔉

す‐いちぶ【素一歩】 たった一歩の金。転じて、貧乏人。「己のような―と腐れ合おうと」〈鏡花・婦系図〉

す‐おう【素×襖】‐アヲ・【素×袍】‐ハウ🔗🔉

す‐おう【素×襖】‐アヲ・【素×袍】‐ハウ 直垂(ひたたれ)の一種。裏をつけない布製で、菊綴(きくとじ)や胸ひもに革を用いる。略儀の所用で、室町時代は庶民も日常に着用した。江戸時代には形式化して長袴(ながばかま)をはくことが普通になり、大紋と同じように定紋をつけ、侍烏帽子(さむらいえぼし)に熨斗目(のしめ)小袖を併用し、平士(ひらざむらい)や陪臣の礼服とされた。

すおうおとし【素襖落】すアヲおとし🔗🔉

すおうおとし【素襖落】すアヲおとし (「素袍落」と書く)狂言。伊勢参宮の餞別に素襖をもらい、一杯機嫌で戻った太郎冠者は、主に見つからないように隠すが、はしゃぎすぎて落としてしまい、見つかってからかわれる。歌舞伎舞踊。長唄・義太夫。本名題「襖落那須語(すおうおとしなすものがたり)」。福地桜痴作詞、三世杵屋正次郎・鶴沢安太郎作曲。明治二五年(一八九二)東京歌舞伎座初演。の舞踊化。新歌舞伎十八番の一。

すおう‐ぬぎ【素×襖脱ぎ】すアヲ‐🔗🔉

すおう‐ぬぎ【素×襖脱ぎ】すアヲ‐ 室町時代、猿楽の能で、観客が祝儀として素襖を脱いで役者に与えたこと。翌日、役者はそれを客の家に行って返すと金銭がもらえた。

すおう‐ばかま【素×襖×袴】すアヲ‐🔗🔉

すおう‐ばかま【素××袴】すアヲ‐ 素襖をつけるときにはく袴。

す‐がお【素顔】‐がほ🔗🔉

す‐がお【素顔】‐がほ 化粧をしていない、地のままの顔。飾らないありのままの姿。「日本の―」「スター選手の―」

す‐がき【素書(き)・素△描き】🔗🔉

す‐がき【素書(き)・素描き】 彩色を加えないで線だけで描くこと。また、その絵。デッサン。素描(そびよう)

す‐がけ【素懸】🔗🔉

す‐がけ【素懸】 近世の甲冑(かつちゆう)の威(おどし)の一。間隔を置いて、上から下に粗く菱綴(ひしとじ)につづるおどし方。

す‐がたり【素語り】🔗🔉

す‐がたり【素語り】 三味線の伴奏なしに浄瑠璃(じようるり)を語ること。素浄瑠璃(すじようるり)」に同じ。

す‐かみこ【素紙子】🔗🔉

す‐かみこ【素紙子】 《「すがみこ」とも》柿渋を引かないで作った安価な紙子。《季 冬》

す‐かんぴん【素寒貧】🔗🔉

す‐かんぴん【素寒貧】 [名・形動]貧乏で何も持たないこと。まったく金がないこと。また、そういう人や、そのさま。「給料前で―な(の)状態」

す‐ぐち【素口・△虚口】🔗🔉

す‐ぐち【素口・虚口】 何も食べないこと。また、空腹であること。「―にては福楽無し」〈盛衰記・一八〉

すげ‐な・い【素気無い】🔗🔉

すげ‐な・い【素気無い】 [形]すげな・し[ク]愛想がない。思いやりがない。そっけない。「―・く断られる」「―・い返事」 [派生]すげなさ[名]

す‐けん【素見】🔗🔉

す‐けん【素見】 品物や遊女を見るだけで買わないこと。また、その人。ひやかし。そけん。

すけん‐ぞめき【素見△騒き】🔗🔉

すけん‐ぞめき【素見騒き】 遊里をひやかしてうろつくこと。また、その人。ひやかし。ぞめき。「―の客は気がつかないらしく」〈荷風・東綺譚〉

す‐ご【素子】🔗🔉

す‐ご【素子】 《万葉集巻頭の歌の「菜採須児(なつますこ)」を「なつむすご」と誤読したためにできた語》身分の低い者。「鳴きすてて鹿はつれなき山おろしに―が驚くひたの音かな」〈千五百番歌合・九〉

す‐しゃ【素×紗】🔗🔉

す‐しゃ【素×紗】 《「すじゃ」とも》染めてない紗。白い紗の織物。

す‐じょうるり【素浄×瑠×璃】‐ジヤウルリ🔗🔉

す‐じょうるり【素浄××璃】‐ジヤウルリ 人形や俳優を伴わないで、浄瑠璃だけを語って聞かせること。また、その浄瑠璃。素語り。

す‐だて【素建て】🔗🔉

す‐だて【素建て】 新築中の家で、屋根・壁・柱だけしか造作のできていないこと。また、その家。「未(まだ)壁も床板も着いて居ない―の儘だ」〈宙外・独行〉

すっ【素っ】🔗🔉

すっ【素っ】 〔接頭〕《「す(素)」に促音が添加されたもの》名詞・動詞・形容動詞に付いて、その意味を強める。「―ぱだか」「―飛ばす」「―とんきょう」◆話し言葉で使われることが多い。

すっ‐と・ぶ【素っ飛ぶ】🔗🔉

すっ‐と・ぶ【素っ飛ぶ】 [動バ五]勢いよく飛ぶ。また、大急ぎで行く。「土俵下へ―・ぶ」「急を聞いて―・んで帰る」

すっ‐とんきょう【素っ×頓狂】‐トンキヤウ🔗🔉

すっ‐とんきょう【素っ×頓狂】‐トンキヤウ [形動]ひどく調子はずれで、まぬけなさま。「―な声をあげる」

すっぱ【素っ破・透っ波】🔗🔉

すっぱ【素っ破・透っ波】 戦国時代、武家が野武士や野盗であった者を取りたてて使った間者。乱波(らつぱ)。忍びの者。ぬすっと。すり。かたり。「それがしは京田舎走りまはって、かくれもなき―ぢゃ」〈虎清狂・禁野〉うそ。うそつき。「男たらしの―より」〈浄・廿四孝〉

すっ‐ぱだか【素っ裸】🔗🔉

すっ‐ぱだか【素っ裸】 衣類を何も身につけていないこと。まるはだか。まっぱだか。「―で泳ぐ」財産などをすっかりなくして身一つになること。「倒産して―になる」

すっぱ‐ぬき【素っ破抜き】🔗🔉

すっぱ‐ぬき【素っ破抜き】 すっぱ抜くこと。また、すっぱ抜いた事柄。「特ダネの―」刃物を不意に抜くこと。「浪人衆(しゆ)が三人、御酒のうへで―して怪我人もありましたから」〈滑・続膝栗毛・一二〉

すっぱ‐ぬ・く【素っ破抜く】🔗🔉

すっぱ‐ぬ・く【素っ破抜く】 [動カ五(四)]人の秘密などを不意に明るみに出す。あばく。「汚職の真相を―・く」刀などをだしぬけに抜く。「酔うた振りして―・き」〈伎・霊験曾我籬〉

す‐で【素手】🔗🔉

す‐で【素手】 手に何も持っていないこと。徒手(としゆ)。「―で敵に立ち向かう」「―でボールをとる」所持品や土産物などが何もないこと。てぶら。からて。「―では訪問しにくい」

す‐ばい【素灰】‐ばひ🔗🔉

す‐ばい【素灰】‐ばひ 消し炭などの混じらない灰。「―と消し炭を俵(へう)にして売るは」〈滑・浮世風呂・四〉

す‐びき【素引き】🔗🔉

す‐びき【素引き】 張りの強さをためすため、弓に矢をつがえず、弦だけを引くこと。縄などをしごくこと。「用意の早縄―して」〈浄・布引滝〉

素引きの精兵(せいびょう)🔗🔉

素引きの精兵(せいびょう) 《素引きをする姿だけはりっぱにみえるところから》理論には強いが、実戦には役に立たない者。「―、畠水練の言(ことば)におづる人非じ」〈太平記・二九〉

す‐び・く【素引く・△誘く】🔗🔉

す‐び・く【素引く・誘く】 [動カ五(四)]弓の張りを確かめるために、弦だけを引く。「弓ヲ―・ク」〈和英語林集成〉誘う。気を引いてみる。「けころを―・いたことはあったが」〈黄・景清百人一首〉からだに、つっぱるような痛みが走る。痙攣(けいれん)が起こる。「筋(すぢ)ガ―・ク」〈日葡〉

す‐ふだ【素札】🔗🔉

す‐ふだ【素札】 カルタで、点数に入れない札。花札で、動物や短冊などの描かれていない札。一点に数える札。素物(すもの)。スベタ。

す‐ぶり【素振り】🔗🔉

す‐ぶり【素振り】 刀・バット・ラケットなどを、練習のために相手なしで振ること。

す‐ぼし【素干し・素△乾し】🔗🔉

す‐ぼし【素干し・素乾し】 魚介・海藻などをそのまま風に当てて干すこと。

す‐ぼり【素掘り】🔗🔉

す‐ぼり【素掘り】 地面を掘る際、周囲の土の崩壊を防ぐ工事を行わないで、そのまま掘り進めること。

す‐また【素×股】🔗🔉

す‐また【素×股】 むきだしの股。内もも。また、股間でする性交。

素股が切れ上が・る🔗🔉

素股が切れ上が・る 背が高いさまにいう。「徒俣(すまた)切れあがりて大男」〈浮・二十不孝・一〉

すみる‐ちゃ【素海=松茶】🔗🔉

すみる‐ちゃ【素海松茶】 江戸時代の染め色の名。黒っぽい緑茶色。また、海松(みる)色。海松(みる)茶。

す‐やき【素焼(き)】🔗🔉

す‐やき【素焼(き)】 陶磁器を釉(うわぐすり)を施して本焼きする前段階として、成形・乾燥を終えた生素地(なまきじ)のものを低温で焼くこと。釉を施さずに焼いた陶磁器。白焼(しらや)き。「―の祭器」魚肉などを、何もつけずそのまま焼くこと。白焼き。

すやき‐がま【素焼(き)窯】🔗🔉

すやき‐がま【素焼(き)窯】 素焼きをするための窯。

そ【素】🔗🔉

そ【素】 染めてない絹。白絹。数学で、二つの数・式の一方がそれぞれ他で整除できない関係にあること。

そ‐あん【素案】🔗🔉

そ‐あん【素案】 原案になる前の、大もとの考え、案。

そ‐い【素衣】🔗🔉

そ‐い【素衣】 白色の衣服。しろぎぬ。

そ‐い【素意】🔗🔉

そ‐い【素意】 前々から抱いている考え・願い。

そ‐いん【素因】🔗🔉

そ‐いん【素因】 おおもとの原因。「事故の―を調べる」その病気にかかりやすい素質。

そ‐いんすう【素因数】🔗🔉

そ‐いんすう【素因数】 整数の因数である約数のうち、素数であるもの。例えば、12の約数のうちの2と3。

そいんすう‐ぶんかい【素因数分解】🔗🔉

そいんすう‐ぶんかい【素因数分解】 整数を素因数だけの積の形に分解すること。

そ‐おう【素王】‐ワウ🔗🔉

そ‐おう【素王】‐ワウ 王の位はないが、王の徳を備えている人。儒家では孔子、道家では老子をいう。

そ‐かい【素懐】‐クワイ🔗🔉

そ‐かい【素懐】‐クワイ かねてからの願い。素願。また特に、出家・極楽往生の願い。「―を遂げる」

そ‐がん【素顔】🔗🔉

そ‐がん【素顔】 白い顔。化粧をしていない顔。すがお。

そ‐がん【素願】‐グワン🔗🔉

そ‐がん【素願】‐グワン 平素からの願い。素懐。

そ‐ぎ【素義】🔗🔉

そ‐ぎ【素義】 素人義太夫(しろうとぎだゆう)のこと。昭和初期の語。「…素義会」の形で、同好会の名称に用いられた。

そ‐くび【素首】🔗🔉

そ‐くび【素首】 他人の首をののしっていう語。そっくび。

そくび‐おとし【素首落(と)し】🔗🔉

そくび‐おとし【素首落(と)し】 相撲の手の一。からだを開きながら、出てくる相手の首をはたいて前に倒すもの。きまり手ははたき込みとなる。そっくびおとし。

そ‐けい【素×馨】🔗🔉

そ‐けい【素×馨】 モクセイ科の常緑低木。高さ約一メートル。ジャスミンの一種。葉は楕円形の小葉が五〜九枚ついた羽状複葉。夏、芳香のある白色の小花をつける。花は香料の原料。インドの原産。《季 夏》

そ‐げつ【素月】🔗🔉

そ‐げつ【素月】 明るくさえわたった月。「西より瞻(み)れば飛檐(ひえん)或時―を吐き」〈露伴・五重塔〉陰暦八月の異称。

そ‐けん【素見】🔗🔉

そ‐けん【素見】 [名]スルすけん(素見)

そ‐けん【素絹】🔗🔉

そ‐けん【素絹】 練っていない生糸で織った絹。織文のない生絹(すずし)「素絹の衣(ころも)」の略。

そけん‐の‐ころも【素絹の衣】🔗🔉

そけん‐の‐ころも【素絹の衣】 素絹で作った白い僧服。垂領(たりくび)で袖が広くて丈が長く、裾にひだがある。のち、宗旨・階級によって種々の染め色を用いる。そけん。

そ‐こう【素行】‐カウ🔗🔉

そ‐こう【素行】‐カウ 平素の行状。ふだんの行い。「―がよくない」「―調査」

そ‐ざい【素材】🔗🔉

そ‐ざい【素材】 もとになる材料。原料。「―を生かした料理」まだ製材されてない材木。丸太の類。芸術作品の物的材料。絵画や彫刻における絵の具・石材や、文学や音楽における言語・楽音など。芸術作品の題材。「―を民話に求めた小説」

そ‐さん【素×餐】🔗🔉

そ‐さん【素×餐】 功績も才能もないのに高い位にいて報酬を受けること。徒食。「隆季卿は、―の家に生まるると雖(いへど)も」〈盛衰記・四六〉

そ‐さんさい【素三彩】🔗🔉

そ‐さんさい【素三彩】 中国、明代後期に始まり、清代に盛行した陶磁器。緑・黄・紫などの色を用い、花鳥や人物・風俗を描いたもの。

そ‐し【素子】🔗🔉

そ‐し【素子】 基本的要素。エレメント。電気回路や機械回路で、その構成要素として全体の機能に重要な役割をもつ個々の単位部品。電信符号で、符号を構成する短点と長点。

そ‐し【素志】🔗🔉

そ‐し【素志】 平素から抱いている志。以前からもっている希望。「―を貫く」

そ‐しつ【素質】🔗🔉

そ‐しつ【素質】 生まれつきもっている性質。「其品行の―は決して悪性なるに非ず」〈福沢・文明論之概略〉将来すぐれた能力が発揮されるもととなる性質や能力。「音楽家としての―に恵まれる」

そ‐しゃ【素車】🔗🔉

そ‐しゃ【素車】 白木(しらき)づくりの車。葬送や罪人の護送に用いる。

そ‐しゅう【素秋】‐シウ🔗🔉

そ‐しゅう【素秋】‐シウ 《「素」は白の意。五行説で白色を秋に配するところから》秋の異称。《季 秋》

そ‐しょく【素食】🔗🔉

そ‐しょく【素食】 肉を使わない野菜だけの料理。また、粗末な食事。「老伯が―をするのは、土地で好い牛肉が得られないからだと」〈鴎外・沈黙の塔〉なんの働きもないのに禄を食(は)むこと。素餐(そさん)。徒食。

そ‐しん【素心】🔗🔉

そ‐しん【素心】 前々からもっている考え。素志。

そっ‐くび【素っ首】🔗🔉

そっ‐くび【素っ首】 「そくび」の促音添加。

そっ‐け【素っ気】🔗🔉

そっ‐け【素っ気】 (多く「そっけがない」「そっけもない」の形で)おもしろみ。味わい。愛想。「―のない応対」「味も―もない」

そっけ‐な・い【素っ気無い】🔗🔉

そっけ‐な・い【素っ気無い】 [形]そっけな・し[ク]他人に対する思いやりや温かさが感じられない。すげない。「―・く答える」「―・い態度」 [派生]そっけなさ[名]

そ‐ぶり【素振り】🔗🔉

そ‐ぶり【素振り】 表情や態度・動作に現れたようす。「よそよそしい―をみせる」

もと‐より【元より・△固より・△素より】🔗🔉

もと‐より【元より・固より・素より】 [副]初めから。以前から。もともと。「―失敗は覚悟の上だ」言うまでもなく。もちろん。「子供は―大人も楽しめる映画」

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