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き‐じ【生地(▽素地)】━ヂ🔗⭐🔉
き‐じ【生地(▽素地)】━ヂ

名
手を加えていない、もともとの性質。地じ。
「━が出る」
布地の地質。また、染色・縫製などの加工を施してない布地。
陶磁器で、まだ釉うわぐすりをかけてないもの。
パン・麺めん類などを作るために、水分を加えた小麦粉を練り上げたもの。
「パイの━」
関連語
大分類‖衣料‖いりょう
中分類‖布‖ぬの








しら‐ふ【
素面
・
白面
】🔗⭐🔉
しら‐ふ【
素面
・
白面
】

名
酒を飲んでいない平常の状態。








しろ‐うお【▽素魚】━ウヲ🔗⭐🔉
しろ‐うお【▽素魚】━ウヲ

名
本州・九州の沿岸に分布するハゼ科の海水魚。体は半透明の淡黄色。春、満潮時に川をのぼって産卵する。食用。シラウオとは別種。イサザ。




しろ‐うと【《素人》】🔗⭐🔉
しろ‐うと【《素人》】

名
その事に経験が浅く、未熟な人。また、その事を職業・専門にしていない人。
「音楽についてはまったくの━だ」
水商売を職業にしている人に対して、一般の人。
◇芸者・ホステスなどを「玄人くろうと」と呼ぶのに対して言う。
◆⇔玄人






しろうと‐ばなれ【《素人》離れ】🔗⭐🔉
しろうと‐ばなれ【《素人》離れ】

名・自サ変
素人でありながら専門家のようにすぐれていること。素人らしくないこと。
「━した腕前」




す【素】🔗⭐🔉
す【素】

名
他のものが付け加わらなくて、そのものだけであること。
「━の顔」
「━手・━うどん・━泊まり」

接頭
《名詞に付いて》平凡な、みすぼらしい、などの意を表す。
「━浪人」
《形容詞などに付いて》普通の程度を越えている意を表す。
「━早い」
「━ばしこい」












す‐あげ【素揚げ】🔗⭐🔉
す‐あげ【素揚げ】

名
材料に粉も衣もつけないで油で揚げること。また、そのもの。
「ギンナンの━」




す‐あし【素足】🔗⭐🔉
す‐あし【素足】

名
履物をはいていない足。裸足。
足袋・靴下などをはいていない足。
「━にサンダルをつっかける」






す‐あま【素甘】🔗⭐🔉
す‐あま【素甘】

名
上
粉じょうしんこで作った甘い
もちをすだれで巻き、棒状にのばして筋目をつけた和菓子。紅白に染め分けて祝事にも使う。
◇古くは州浜形に作って「すはま」と呼んだが、のちに「すあま」に転じた。






す‐あわせ【素▼袷】━アハセ🔗⭐🔉
す‐あわせ【素▼袷】━アハセ

名
肌着をつけないでじかにあわせの着物を着ること。




す‐おう【素▼
・素▼袍】━アヲ・━ハウ🔗⭐🔉
す‐おう【素▼
・素▼袍】━アヲ・━ハウ

名
直垂ひたたれの一つ。布地は麻を用い、胸ひも・菊綴とじには革を使う。ふつう同地同色の袴はかまを併用する。室町時代は下級武士などの平服だったが、江戸時代には武士の礼服となった。





す‐おどり【素踊り】━ヲドリ🔗⭐🔉
す‐おどり【素踊り】━ヲドリ

名
日本舞踊で、衣装・かつらなどをつけないで踊ること。また、その踊り。
◇男性は袴はかま、女性は着流しの紋服姿で踊る。




す‐がお【素顔】━ガホ🔗⭐🔉
す‐がお【素顔】━ガホ

名
化粧をしない、地のままの顔。
虚飾のない、ありのままの姿。
「スターの━を密着取材する」






す‐がたり【素語り】🔗⭐🔉
す‐がたり【素語り】

名
三味線の伴奏なしに浄瑠璃じょうるりを語ること。
人形を遣わずに、浄瑠璃だけを語ること。素浄瑠璃。






す‐かんぴん【素寒貧】🔗⭐🔉
すげ‐な・い【(素気無い)】🔗⭐🔉
すげ‐な・い【(素気無い)】

形
冷淡で、相手に対する思いやりがないさま。愛想がない。そっけない。
「━返事」
「━・く断る」
‐さ





す‐じょう【素性(素姓)】━ジャウ🔗⭐🔉
す‐じょう【素性(素姓)】━ジャウ

名
家柄や血筋。また、生まれ育った境遇や経歴。
「氏うじ━」
伝来の由緒。由来。
「━のはっきりした茶碗」
◆
本来は「▽種姓」だという。







すっ【素っ】🔗⭐🔉
すっ【素っ】

接頭
《名詞・動詞・形容動詞に付いて》その意味や程度を強調する語。
「━裸ぱだか」
「━とぼける」
「━頓狂とんきょう」




すっ‐とば・す【すっ飛ばす(素っ飛ばす)】🔗⭐🔉
すっ‐とば・す【すっ飛ばす(素っ飛ばす)】

他五
勢いよく飛ばす。車などを勢いよく走らせる。
「バイクを━・してやって来る」
途中を抜かす。
「予定の演目を━」
関連語
大分類‖落ちる‖おちる
中分類‖欠落‖けつらく






すっ‐と・ぶ【すっ飛ぶ(素っ飛ぶ)】🔗⭐🔉
すっ‐と・ぶ【すっ飛ぶ(素っ飛ぶ)】

自五
勢いよく飛ぶ。
「衝突してバイクが━」
飛ぶような勢いでまっすぐ行く。
「━・んで家に帰る」






すっ‐とぼ・ける【すっ▼惚ける(素っ▼惚ける)】🔗⭐🔉
すっ‐とぼ・ける【すっ▼惚ける(素っ▼惚ける)】

自下一
知っていながら、平然と知らないふりをする。しらばっくれる。
「最後まで━」




すっ‐とんきょう【素っ頓狂】━トンキャウ🔗⭐🔉
すっ‐とんきょう【素っ頓狂】━トンキャウ

形動
突然、ひどく調子外れの言動をするさま。
「急に━な声をあげる」




すっ‐ぱだか【素っ裸】🔗⭐🔉
すっ‐ぱだか【素っ裸】

名
衣服を何一つ身につけていないこと。まるはだか。まっぱだか。
財産などをすべてなくして身一つになること。
「━(=裸一貫)で出直す」






すっ‐ぴん【素っぴん】🔗⭐🔉
すっ‐ぴん【素っぴん】

名
〔俗〕化粧をしていないこと。また、その顔。
「━で出社する勇気はないよね」




す‐で【素手】🔗⭐🔉
す‐で【素手】

名
手に何も持っていないこと。また、手に何もつけていないこと。
「━で立ち向かう」
「熱いから━では持てない」
所持品・土産みやげ物などが何もないこと。
「━では訪問しにくい家」






す‐てき【素敵(素的・素適)】🔗⭐🔉
す‐てき【素敵(素的・素適)】

形動
心が引きつけられ、すばらしいと感じられるさま。非常に魅力があるさま。
「━なデザイン」
「━に面白いドラマ」
◇「すばらしい」の「す」に接尾語「てき」のついた語という。




す‐どおし【素通し】━ドホシ🔗⭐🔉
す‐どおし【素通し】━ドホシ

名
さえぎる物がなく、前方がずっと見通せること。
ガラスが透き通っていること。
眼鏡めがねに度がないこと。また、その眼鏡。
「━の眼鏡」







す‐どおり【素通り】━ドホリ🔗⭐🔉
す‐どおり【素通り】━ドホリ

名・自サ変
立ち寄らないで、そのまま通り過ぎること。
その事柄にふれないですますこと。
「━できない問題」






す‐どまり【素泊まり】🔗⭐🔉
す‐どまり【素泊まり】

名
旅館などで、食事を付けないでただ寝るだけの宿泊。




す‐なお【素直】━ナホ🔗⭐🔉
す‐なお【素直】━ナホ

形動
性格や態度にひねくれたところがなく、人の言動などを逆らわないで受け入れるさま。
「明るく━な少年」
「━に非を認める」
くせがなくて、のびのびとしているさま。また、形などがまっすぐであるさま。
「━な字を書く」
「━な髪の毛」
‐さ







す‐はだ【素肌(素▽膚)】🔗⭐🔉
す‐はだ【素肌(素▽膚)】

名
何も衣服をつけていない肌。また、何も化粧をしていない肌。




す‐ばなし【素話】🔗⭐🔉
す‐ばなし【素話】

名
酒食・茶菓などを出さず、話だけをすること。
鳴り物の入らない落語。
「素▼噺」とも。







す‐ばや・い【素早い】🔗⭐🔉
す‐ばや・い【素早い】

形
動作や頭の回転が非常にはやいさま。敏捷びんしょうだ。
「━・く着替える」
まれに「素速い」とも。
‐さ






す‐ばらし・い【素晴らしい】🔗⭐🔉
す‐ばらし・い【素晴らしい】

形
感銘を受けるほど、すぐれているさま。見事だ。立派だ。素敵だ。理想的だ。
「脇役の演技が━」
「━眺め[設備]」
《「━・く」の形で、副詞的に》驚くほど、程度がはなはだしいさま。
「━・く面白いドラマ」
「━・く大きな人形」
◆
かな書きも多い。
‐さ








す‐ぶり【素振り】🔗⭐🔉
す‐ぶり【素振り】

名
練習のために、木刀・バット・ラケットなどを空くうで振ること。




す‐ぼし【素干し】🔗⭐🔉
す‐ぼし【素干し】

名
魚介・海藻などを、日光や日にあてないで干すこと。かげぼし。




す‐めん【素面】🔗⭐🔉
す‐めん【素面】

名
剣道で、面をつけていないこと。
酒によっていない顔。また、酒に酔っていないこと。しらふ。






す‐もぐり【素潜り】🔗⭐🔉
す‐もぐり【素潜り】

名
潜水器具などを使わないで水中に潜ること。
「━でアワビをとる」




す‐やき【素焼き】🔗⭐🔉
す‐やき【素焼き】

名
陶磁器を本焼きする前に、釉うわぐすりをかけずに低温で焼くこと。また、そのもの。
「━の壺つぼ」
魚肉などを、何もつけないでそのまま焼くこと。白焼き。
「━のアナゴ」






す‐よみ【素読み】🔗⭐🔉
す‐よみ【素読み】

名・他サ変
文章の意味は考えずに、文字だけを音読すること。素読そどく。
「論語を━する」
原稿と照合しないで、校正刷りだけを読んで校正すること。
「初校ゲラを━する」






そ【素】🔗⭐🔉
そ【素】

名
数学で、ある数・式がそれ以上分解できないこと。また、二つの数・式で、互いに一方が他方を整除できない関係にあること。
「━数・━因数」
(造)
染めてない白絹。また、白い。
「━衣・━雪」
手を加えてない。飾り気がない。
「━材・━朴」
「簡━・質━」
簡単な。
「━描・━本そほん・すほん」
物事のもとになるもの。根本になるもの。
「━因」
「色━・要━・栄養━」
つねづねの。ふだんの。
「━行」
「平━」
元素の名につける語。
「酸━・水━・窒━」














そ‐あん【素案】🔗⭐🔉
そ‐あん【素案】

名
おおもとになる案・考え。




そう‐めん【素麺(▽索麺)】サウ━🔗⭐🔉
そう‐めん【素麺(▽索麺)】サウ━

名
塩水でこねた小麦粉に植物油をぬり、線状に引き伸ばして乾燥させためん。ゆでて冷水にさらし、つけ汁で食べる。
◇煮込んだものを「煮麺にゅうめん」という。




そ‐かい【素懐】━クヮイ🔗⭐🔉
そ‐けい【素▼馨】🔗⭐🔉
そ‐けい【素▼馨】

名
夏、白い小花をつけるモクセイ科の常緑低木。ジャスミンの一種で、芳香を放つ花を香油の原料にする。




そ‐けん【素絹】🔗⭐🔉
そ‐けん【素絹】

名
精練していない生糸で織った、織り模様のない絹布。
「━の衣ころも(=素絹で作った白い僧衣)」




そ‐こう【素行】━カウ🔗⭐🔉
そ‐ざい【素材】🔗⭐🔉
そ‐ざい【素材】

名
もとになる材料。
「羊毛を━にした織物」
芸術作品の題材となるもの。
「神話に━を求めたオペラ」






そ‐し【素子】🔗⭐🔉
そ‐し【素子】

名
電気回路・機械回路などで、重要な構成要素として独立した働きをする単位部品。トランジスター・真空管・コンデンサー・ICなど。




そ‐しらぬ【素知らぬ】🔗⭐🔉
そ‐しらぬ【素知らぬ】

連体
知っているのに知らないふりをするさま。
「━ふりをよそおう」




そ‐すう【素数】🔗⭐🔉
そ‐すう【素数】

名
正の整数で、1とその数自身以外に約数をもたない数。2・3・5・7・11…など無限にある。
◇1は素数の中に含まれない。




そっけ‐な・い【素っ気ない(素っ気無い)】🔗⭐🔉
そっけ‐な・い【素っ気ない(素っ気無い)】

形
冷淡で、相手に対する思いやりがないさま。愛想がない。すげない。
「━態度」
「━・く答える」
◇強調して「味も素っ気もない」とも。
‐さ





そ‐どく【素読】🔗⭐🔉
そ‐びょう【素描】━ベウ🔗⭐🔉
そ‐びょう【素描】━ベウ

名・他サ変
鉛筆・木炭・コンテなどを使い、単色の線で物の形象や陰影を描き表すこと。また、その絵。デッサン。
◇習作や下絵として描かれることが多い。
物事の全容をつかむために要点を簡単にまとめて書くこと。また、その文章。
「修行僧の生活を━する」
「文壇━」






そほう‐か【素封家】🔗⭐🔉
そ‐ぼく【素朴(素▼樸)】🔗⭐🔉
そ‐ぼく【素朴(素▼樸)】

名・形動
人の性質や言動に飾り気がなく、ありのままであること。
「━な人柄」
仕組みや技術が単純で、あまり手が加えられていないこと。
「昔ながらの━な漁法」
考え方などが単純で、綿密な検討や考察が加えられていないこと。
「━な疑問に答える」
‐さ








ひや‐かし【冷やかし】🔗⭐🔉
ひや‐かし【冷やかし】

名
冗談などを言って相手をからかうこと。
「━を言う」
買う気もないのに商品を見て回ること。また、その人。
「━に道具屋をのぞく」
「━客」
「
素見
し」とも。
関連語
大分類‖良くない行い‖よくないおこない
中分類‖あざける‖あざける









ひや‐か・す【冷やかす】🔗⭐🔉
もと【本・元】🔗⭐🔉
もと【本・元】

名
物事の起こり。起源。
「事件の━をたどる」
それが生じるところ。また、それを生じさせるところ。
「火の━」
「失敗は成功の━」
「製造━」
ものの付け根。ねもと。
「茎の━の方」
物事の根本となるところ。基本。基礎。
「農は国の━」
「事実を━にして書かれたドラマ」
「基」とも。
原因。
「酒が━で健康を損なう」
「▽因」とも。
もとで。資金。また、原価。
「━のかかる商売」
「━をとる(=原価に見合う売買をする)」
原料。材料。
「スープの━」
「▽素」とも。
(造)
数を表す和語に付いて、草木の株の数を数える語。
「松一━を植える」
関連語
大分類‖基本‖きほん
中分類‖基本‖きほん
大分類‖金銭‖きんせん
中分類‖資本‖しほん


















もと‐より【元より・▽固より・▽素より】🔗⭐🔉
もと‐より【元より・▽固より・▽素より】

副
もととなる性質やはじまりの時点から、そのまま引き継がれたことを表す。元来。昔から。はじめから。
「彼は━金銭に縁がない」
「━私には彼を責める気などなかった」
言うまでもなく。もちろん。
「そんなことは━承知だ」
《多く「Aは━Bも」の形で》可能性の高いAばかりでなく、可能性の低いBまでもそうなることを表す。AはもちろんBも。AだけでなくBも。
「この法案には、野党は━与党の議員も反対票を入れた」
「子供は━大人にも楽しめるテーマパーク」







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