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せ【△兄・△夫・背】🔗🔉

せ【兄・夫・背】 女が男を親しんでいう語。主として夫・恋人をさす。「信濃道(しなぬぢ)は今の墾(は)り道刈りばねに足踏ましむな沓(くつ)はけ我が―」〈万・三三九九〉(いも)女の側から兄または弟をよぶ語。「人ならば母が愛子(まなご)そあさもよし紀の川の辺の妹と―の山」〈万・一二〇九〉妹。

せ【背・×脊】🔗🔉

せ【背・×脊】 動物の胸腹部の反対側で、両肩の間から腰のあたりまでの部分。背中。「―に負う」「―を流す」「敵に―を見せる」物の後ろ側。背面。「いすの―」物の、盛り上がって連なっている部分。「山の―」「鞍の―」頭頂から足元までの長さ。せたけ。身長。せい。「―が高い」書物のとじ込みのある側の外面。書名・著者名などが記入される。「―に金文字を用いる」 [類語]背中・せな・後ろ・背部(はいぶ)・背面(はいめん)・後背(こうはい)・バック/(せい)・背丈(せたけ)・丈(たけ)・身丈(みたけ)・身の丈(たけ)・上背(うわぜい)・身長

背にする🔗🔉

背にする 後ろにくるようにする。また、後ろにする。「壁を―して座る」

背に腹はかえられない🔗🔉

背に腹はかえられない 《五臓六腑(ろつぷ)のおさまる腹は、背と交換できないの意》さし迫ったことのためには、ほかのことを犠牲にしてもしかたない。

背を向・ける🔗🔉

背を向・ける 後ろを向く。「敵に―・けて逃げる」無関心な態度をとる。また、そむく。「社会に―・ける」「父親に―・ける」

せい【背・×脊】🔗🔉

せい【背・×脊】 《「せ(背)」の音変化》身のたけ。せたけ。身長。「―の高い人」「―くらべ」

せい‐かっこう【背格好】‐カクカウ・【背×恰好】‐カツカウ🔗🔉

せい‐かっこう【背格好】‐カクカウ・【背×恰好】‐カツカウ 身長やからだつき。せかっこう。「―がそっくりの人」

せい‐くらべ【背比べ・背△較べ】🔗🔉

せい‐くらべ【背比べ・背較べ】 [名]スル背丈を比べること。丈比べ。「兄と―する」「どんぐりの―」

せい‐たか【背高】🔗🔉

せい‐たか【背高】 身長が普通より高いこと。また、そのような人。「―のっぽ」

せいたか‐あわだちそう【背高泡立草】‐あわだちサウ🔗🔉

せいたか‐あわだちそう【背高泡立草】‐あわだちサウ キク科の多年草。北アメリカ原産の帰化植物で、明治時代、日本に渡来。土手や荒れ地に群がって生え、高さ一メートル以上になる。秋、黄色い花を多数穂状につける。《季 秋》

せいたか‐しぎ【背高×鷸】🔗🔉

せいたか‐しぎ【背高×鷸】 チドリ目セイタカシギ科の鳥。全長三二センチくらい。脚は淡紅色できわめて長く、体は上面が黒く、下面が白い。ユーラシアに分布。日本には春秋に少数が渡来。

せい‐たけ【背丈】🔗🔉

せい‐たけ【背丈】せたけ」に同じ。「―が伸びる」

せ‐およぎ【背泳ぎ】🔗🔉

せ‐およぎ【背泳ぎ】はいえい(背泳)」に同じ。

せ‐かっこう【背格好】‐カクカウ・【背×恰好】‐カッカウ🔗🔉

せ‐かっこう【背格好】‐カクカウ・【背×恰好】‐カッカウ せいかっこう

せ‐がわ【背革・背皮】‐がは🔗🔉

せ‐がわ【背革・背皮】‐がは 洋とじの書物の背に張るなめし革。また、その革を用いた本。「―綴じ」

せきせい‐いんこ【背黄青×鸚×哥】🔗🔉

せきせい‐いんこ【背黄青××哥】 インコ科の鳥。オーストラリアの原産で、野生種の羽色は緑色であるが飼い鳥にして改良されたものには白・黄・青色などのものがある。雄の鼻の付近は青色で、雌は繁殖期に黄色となる。

せ‐ぎり【背切り】🔗🔉

せ‐ぎり【背切り】背開き」に同じ。

せ‐ぐろ【背黒】🔗🔉

せ‐ぐろ【背黒】 背中が黒いこと。また、背中の黒いもの。「背黒鰯(いわし)」の略。

せぐろ‐あじさし【背黒×鰺刺】‐あぢさし🔗🔉

せぐろ‐あじさし【背黒×鰺刺】‐あぢさし カモメ科の鳥。全長四一センチくらいで、頭・背・尾にかけて黒く、下面は白い。熱帯海域に広く分布し、外洋性。日本では琉球諸島に繁殖。

せぐろ‐いわし【背黒×鰯】🔗🔉

せぐろ‐いわし【背黒×鰯】 カタクチイワシの別名。

せぐろ‐かもめ【背黒×鴎】🔗🔉

せぐろ‐かもめ【背黒×鴎】 カモメ科の鳥。全長六〇センチくらいで、背と翼の上面が灰色で、翼の先が黒っぽい。尾と腹面は白。北極圏周辺で繁殖し、日本では冬鳥として海岸でみられる。

せぐろ‐ごい【背黒五位】‐ゴヰ🔗🔉

せぐろ‐ごい【背黒五位】‐ゴヰ ゴイサギの成鳥のこと。羽色から、幼鳥を星五位とよぶのに対していう。

せぐろ‐せきれい【背黒×鶺×鴒】🔗🔉

せぐろ‐せきれい【背黒××鴒】 セキレイ科の鳥。全長二一センチくらいで尾が長い。頭から背・胸・尾が黒く、額からまゆと腹は白い。日本でのみ繁殖する留鳥。《季 秋》

せ‐こ【背子・△兄子・△夫子】🔗🔉

せ‐こ【背子・兄子・夫子】 女性が男性を親しんでいう語。夫や恋人をさす語。「我が―にまたは逢はじかと思へばか今朝の別れのすべなかりつる」〈万・五四〇〉兄弟姉妹の間で兄または弟をさす語。「我が―を大和へ遣るとさ夜ふけて暁(あかとき)露に我が立ち濡れし」〈万・一〇五〉男どうしが互いに親しんでよぶ語。「我(あれ)なしとなわび我が―ほととぎす鳴かむ五月(さつき)は玉を貫(ぬ)かさね」〈万・三九九七〉

せ‐ごし【背越し】🔗🔉

せ‐ごし【背越し】 魚の切りかたの一つで、フナ・アユなどを頭・ひれ・はらわたを取り、中骨のあるままぶつ切りにすること。

せ‐すじ【背筋】‐すぢ🔗🔉

せ‐すじ【背筋】‐すぢ 背骨の外側のくぼんだ部分。背中の中心線。「―を伸ばす」「―を正す」衣服の背中の中心にあたる部分の縫い目。

背筋が寒くな・る🔗🔉

背筋が寒くな・る 恐怖などのためにぞっとする。身の毛がよだつような思いをする。「―・る話」

せすじ‐つゆむし【背△条露虫】せすぢ‐🔗🔉

せすじ‐つゆむし【背条露虫】せすぢ‐ キリギリス科の昆虫。夏・秋にみられるツユムシで、体は緑色または褐色。背部に雄では褐色、雌では黄色のすじがある。雄はツツツジーッチジーッチと鳴く。

せ‐たけ【背丈】🔗🔉

せ‐たけ【背丈】 かかとから頭頂までの背の高さ。身長。洋裁で、後ろ襟中央の付け根からウエストラインまでの長さ。和裁で、着物の身頃(みごろ)のでき上がり寸法。

せ‐だて【背だて】🔗🔉

せ‐だて【背だて】 背守(まも)

せ‐ちょう【背丁】‐チヤウ🔗🔉

せ‐ちょう【背丁】‐チヤウ 製本で、丁合いをまちがえないように、各折丁の背(折り目の部分)につけた書名と折丁の順序を示す数字。

せ‐ど【背戸】🔗🔉

せ‐ど【背戸】 《「せと」とも》家の裏口。また、裏門。背戸口(せどぐち)家の後ろの方。裏手。「―の畑」

せど‐ぐち【背戸口】🔗🔉

せど‐ぐち【背戸口】 《「せとぐち」とも》家の裏口。背戸。

せど‐や【背戸家】🔗🔉

せど‐や【背戸家】 他の家の裏手にある家。裏だな。

せ‐な【△背】🔗🔉

せ‐な【背】 せ。せなか。「―当て」

せ‐なか【背中】🔗🔉

せ‐なか【背中】 背の中央。背骨のあたり。また、背。せな。「子供を―に負う」物の後ろの部分。背面。「冷蔵庫の―の放熱板」

背中に眼(め)はなし🔗🔉

背中に眼(め)はなし 自分の背後は見えないものだ。陰で働く悪事には気がつかないことのたとえ。

背中を向・ける🔗🔉

背中を向・ける背を向ける」に同じ。

せなか‐あわせ【背中合(わ)せ】‐あはせ🔗🔉

せなか‐あわせ【背中合(わ)せ】‐あはせ 二人が互いに背中を合わせるように後ろ向きになること。また、家などが反対向きに接すること。「―に建つ家」物事が裏表の関係にあること。「死と―の単独登頂」互いに仲の悪い関係にあること。「―の気まずい仲」

せ‐の‐きみ【背の君・△兄の君・△夫の君】🔗🔉

せ‐の‐きみ【背の君・兄の君・夫の君】 「せ(兄)」の敬称。「流らふるつま吹く風の寒き夜に我が―はひとりか寝(ぬ)らむ」〈万・五九〉

せ‐のび【背伸び・背延び】🔗🔉

せ‐のび【背伸び・背延び】 [名]スルからだをまっすぐにして、できるだけ背丈を伸ばすこと。つま先立って伸び上がること。「―して棚の荷物を取る」実力以上のことをしようとすること。また、自分を実際以上に大きく見せようとすること。「―して大人のまねをする」

せ‐ばた【背旗】🔗🔉

せ‐ばた【背旗】 武士が鎧(よろい)の背にさした小旗。

せ‐びく【背低】🔗🔉

せ‐びく【背低】 背が低いこと。背の低い人。

せ‐びらき【背開き】🔗🔉

せ‐びらき【背開き】 魚の背筋に沿って切り、腹の皮を残して開くこと。背切り。背割り。

せびろ【背広】🔗🔉

せびろ【背広】 折り襟になっている、男性の平常着。本来は、上着・チョッキ・ズボンの三つぞろいからなる。シングルとダブルとがある。サックコート。スーツ。◆語源未詳で、「背広」は当て字。フロックコートなどと違って、背幅が広いことからとも、civil clothes(市民服の意)またはSavile Row(ロンドンの洋服屋街の名)からなどともいわれている。

せ‐ぶし【背節】🔗🔉

せ‐ぶし【背節】(かつお)の背肉で作った鰹節。男節(おぶし)

せふり‐さん【背振山】🔗🔉

せふり‐さん【背振山】 福岡県と佐賀県との境にある背振山地の主峰。標高一〇五五メートル。山頂に背振神社がある。せふりやま。

せ‐ぶるい【背振るい】‐ぶるひ🔗🔉

せ‐ぶるい【背振るい】‐ぶるひ 背を震わせること。

せ‐ぼね【背骨】🔗🔉

せ‐ぼね【背骨】脊柱(せきちゆう)」に同じ。「―をのばす」

せ‐まもり【背守り】🔗🔉

せ‐まもり【背守り】 幼児のお守りとして、産着などの背の上部中央につける色糸の飾り縫い。古くは神札や小豆を入れた袋をつけた。背だて。せもり。

せ‐もり【背守(り)】🔗🔉

せ‐もり【背守(り)】せまもり」に同じ。

せ‐やま【背山・△兄山】🔗🔉

せ‐やま【背山・兄山】 一対の山を男女・夫婦に見立てた場合、男性・夫にあたる山。→妹背山(いもせやま)

せ‐わた【背△腸】🔗🔉

せ‐わた【背腸】 エビの殻の下、背にある黒い線状の腸。

せ‐わり【背割(り)】🔗🔉

せ‐わり【背割(り)】 魚などの背を切り開くこと。男物の羽織で、背縫いの裾を縫い合わせない仕立て方。柱・縁桁(えんげた)などが建築後に亀裂を生じるのを防ぐため、あらかじめ見えない背の部分に、樹心に達する割れ目をつくっておくこと。

せわり‐ぐそく【背割具足】🔗🔉

せわり‐ぐそく【背割具足】(よろい)の一。胸から胴を覆うもので、引き合わせが背中にあるもの。腹巻き。

せわり‐ばおり【背割羽織】🔗🔉

せわり‐ばおり【背割羽織】 打裂羽織(ぶつさきばおり)

そ【△背】🔗🔉

そ【背】 せ。せなか。多く、他の語と複合して用いる。「―びら(背)」「―とも(背面)」「辺(へ)つ波―に脱き棄(う)て」〈記・上・歌謡〉

そ‐がい【△背△向】‐がひ🔗🔉

そ‐がい【向】‐がひ 後ろ向き。背中合わせ。「お町は顔を真紅(まつか)にして―にもなられず」〈柳浪・骨ぬすみ〉後方。背後。「筑波嶺に―に見ゆる葦穂山悪しかるとがもさね見えなくに」〈万・三三九一〉

そ‐びら【△背】🔗🔉

そ‐びら【背】 《「背(そ)(ひら)」の意》せ。せなか。「其二人に冷かな―を向けた結果に外ならなかった」〈漱石・門〉

そ‐むき【背き】🔗🔉

そ‐むき【背き】 うしろの方。背面。「なきすみのふなせを過ぎて今みれば―に霞む淡路島山」〈夫木・二三〉出家すること。遁世(とんせい)。「多うは思ひなり給ひにし、御世の―なれば」〈源・鈴虫〉

そむき‐ざま【背き様・背き△状】🔗🔉

そむき‐ざま【背き様・背き状】 [形動ナリ]裏表が反対であるさま。「ゆだけの片の身を縫ひつるが、―なるを見つけで」〈枕・九五〉

そむき‐そむき【背き背き】🔗🔉

そむき‐そむき【背き背き】 [形動ナリ]互いに心がしっくりしないさま。離れ離れ。「かたみにこそは頼みをかけて、後見思ひきこえめと、思ひわたるに、―にさし隔てて」〈夜の寝覚・二〉

そ‐む・く【背く・×叛く】🔗🔉

そ‐む・く【背く・×叛く】 《「背(そ)向く」の意》[動カ五(四)]取り決めたことや目上の人の考え・命令などに従わずに反抗したり反対したりする。さからう。「約束に―・く」「親の言いつけに―・く」謀反する。はむかう。「主君に―・く」世間や、ある人のもとから離れて行く。去る。離反する。「世を―・く(=出家スル)」「妻にまで―・かれる」予想されることと反対の結果になる。「四番打者の名に―・かぬ大活躍」「ファンの期待に―・く」その方向に背中を向ける。「結び灯台のうす暗い灯(ひ)に―・いて」〈芥川・偸盗〉 [可能]そむける[動カ下二]「そむける」の文語形。 [用法]そむく・さからう――「親に背く(逆らう)」「主人の意に逆らう(背く)」などの場合、目上の人の言うことを聞かないの意では相通じて用いられる。◇「そむく」は、反抗の意思を言葉よりも行動で表す方に重点がある。「期待にそむく」「約束にそむく」「…の名にそむく」などの使い方は、「さからう」にはない。◇「さからう」は、反抗の意思を言葉や行動で表すことで、「上司にさからって左遷される」は、従わないことから口答えまでを背景に含んでいる。◇「川の流れにさからって泳ぐ」の使い方は「そむく」にはない。◇類似の語「たてつく」は、よりはっきりと反対の意思を言葉と行動に表すことで、特定の対象にしぼられる。「権力(教師)にたてつく」

そ‐む・ける【背ける】🔗🔉

そ‐む・ける【背ける】 [動カ下一]そむ・く[カ下二]《「背(そ)向ける」の意》後ろやわきの方へ向かせる。視線や顔をそらす。「気まずさに顔を―・ける」「目を―・ける」心を離す。離反する。「督(かみ)は、日に添へて人にも―・けられゆくに」〈増鏡・新島守〉

はい‐あつ【背圧】🔗🔉

はい‐あつ【背圧】 蒸気機関・内燃機関で排出される蒸気やガスの圧力。

はいあつ‐タービン【背圧タービン】🔗🔉

はいあつ‐タービン【背圧タービン】 蒸気を大気圧以上の圧力で排出するタービン。動力とともに作業用の低圧蒸気も得られる。

はい‐えい【背泳】🔗🔉

はい‐えい【背泳】 泳法の一。水面にあおむけになり、両手を交互に車輪のようにまわして水をかき、ばた足を用いて、頭の方に進む泳ぎ方。せおよぎ。バックストローク。

はい‐きょう【背教】‐ケウ🔗🔉

はい‐きょう【背教】‐ケウ 信じていた宗教を、背き捨て去ること。信仰を捨てること。棄教。「―者」

はい‐きん【背筋】🔗🔉

はい‐きん【背筋】 背部の筋の総称。浅層には僧帽筋・広背筋などがあり、深層のものは肋骨や脊柱の運動に関係。

はいきん‐りょく【背筋力】🔗🔉

はいきん‐りょく【背筋力】 背中の筋肉の総筋力。背筋を伸ばして身体を前方に曲げた状態から、一気に直立に戻るときに出すことができる力量。背筋力計で測定し、キログラムを単位として表す。

はい‐けい【背景】🔗🔉

はい‐けい【背景】 絵画や写真などで、主要題材を引き立たせる背後の光景。後景。バック。舞台の後方を仕切る絵。書き割り。物事の背後にある事情。また、裏から支える勢力。「事件の政治的―」

はい‐ご【背後】🔗🔉

はい‐ご【背後】 後ろ。背中の方。後方。「敵を―から襲う」物事の表面に出ない陰の部分。「―に大物が控える」

はい‐こう【背甲】‐カフ🔗🔉

はい‐こう【背甲】‐カフ カメ類の背面を覆う甲。

はい‐こう【背向】‐カウ🔗🔉

はい‐こう【背向】‐カウ そむくことと、従うこと。向背。

はいこう‐せい【背光性】ハイクワウ‐🔗🔉

はいこう‐せい【背光性】ハイクワウ‐背日性(はいじつせい)」に同じ。向光性。

はいご‐かんけい【背後関係】‐クワンケイ🔗🔉

はいご‐かんけい【背後関係】‐クワンケイ 物事の、表面に出ない裏でのかかわりあい。「事件の―を探る」

はい‐し【背子】🔗🔉

はい‐し【背子】 奈良時代、女子が礼装の際に着用した袖のない短い上衣。のちには、短い袖をつけた。唐衣(からぎぬ)の前身。唐衣の異称。

はいじつ‐せい【背日性】🔗🔉

はいじつ‐せい【背日性】 日光の刺激で起こる負の屈光性。日光とは反対方向に、植物の器官の屈曲あるいは運動が起こる性質。背光性。向日性。

はい‐しゃ【背斜】🔗🔉

はい‐しゃ【背斜】 褶曲(しゆうきよく)した地層の、高まって山になった部分。向斜。

はいしゃ‐こく【背斜谷】🔗🔉

はいしゃ‐こく【背斜谷】 地層の背斜の部分が浸食され、周囲より低くなって形成された谷。

はい‐しん【背信】🔗🔉

はい‐しん【背信】 信頼や約束を裏切ること。信義にそむくこと。

はい‐しん【背進】🔗🔉

はい‐しん【背進】 [名]スル後ろの方へ進むこと。退くこと。後退。「次の汽車にて茅崎まで―仕候」〈魯庵・社会百面相〉

はいしん‐こうい【背信行為】‐カウヰ🔗🔉

はいしん‐こうい【背信行為】‐カウヰ 信義にそむくような行為。戦争において、真実を告げる義務のある場合に、味方の利益のため、休戦旗・赤十字旗などを不当に使用するなどして敵の行動を誤らせる行為。戦時国際法では違法とされる。

はい‐すい【背水】🔗🔉

はい‐すい【背水】 水を背に位置すること。

背水の陣🔗🔉

背水の陣 《「史記」淮陰侯伝の、漢の名将韓信が趙(ちよう)の軍と戦ったときに、わざと川を背にして陣をとり、味方に退却できないという決死の覚悟をさせ、敵を破ったという故事から》一歩もひけないような絶体絶命の状況の中で、全力を尽くすことのたとえ。

はい‐そう【背走】🔗🔉

はい‐そう【背走】 [名]スル野球などで、前を向いたままで後ろへ走ること。「―して大飛球を捕る」

はい‐ち【背×馳】🔗🔉

はい‐ち【背×馳】 [名]スル《背を向けて走り去る意から》行き違うこと。反対になること。背き離れること。「基本方針に―する」

はいち‐せい【背地性】🔗🔉

はいち‐せい【背地性】 植物の地上茎で、重力と逆の方向に屈曲する性質。負の屈地性。向地性。

はい‐とく【背徳・×悖徳】🔗🔉

はい‐とく【背徳・×悖徳】 道徳にそむくこと。「―行為」「―者」

はいとくしゃ【背徳者】🔗🔉

はいとくしゃ【背徳者】 《原題、(フランス)L'Immoraliste》ジードの長編小説。一九〇二年刊。考古学者ミシェルが、アフリカで死の淵からよみがえり、既成の道徳・秩序を超えた生の享楽に目覚めるが、そのことがやがて妻に死をもたらす。

みな‐わた【△背△腸・皆△腸】🔗🔉

みな‐わた【腸・皆腸】せわた」に同じ。〈和名抄〉◆「みな」は「背(せ)」を「皆」に読み誤ったものか。

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[音]ハイ    ヘ [訓]せ    せい    そむ‐く    そむ‐ける [部首]月 [総画数]9 [コード]区点    3956      JIS   4758      S‐JIS 9477 [分類]常用漢字 [難読語] →いな‐せ【鯔背】いも‐せ【妹背・妹兄】いもせやまおんなていきん【妹背山婦女庭訓】かい‐はい【乖背】かせ‐やま【鹿背山】きょう‐はい【向背・嚮背】くぐ‐せ【屈背・傴僂】せみ‐くじら【背美鯨】せ‐わた【背腸】そ‐がい【背向】そとも【背面・外面】とう‐はい【榻背】みな‐わた【背腸・皆腸】みね‐うち【峰打ち・刀背打ち】むね‐うち【棟打ち・刀背打ち】ラセイタ【ポルトガルraxeta】ろ‐はい【驢背】

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