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背🔗⭐🔉
【背】
9画 肉部 [六年]
区点=3956 16進=4758 シフトJIS=9477
《常用音訓》ハイ/せ/せい/そむ…く/そむ…ける
《音読み》
ハイ
/ヘ/ハイ
〈b
i〉/
ハイ
/ベ/バイ
〈b
i・b
i〉
《訓読み》 せい/そむける/せ/そむく
《名付け》 しろ・せ・のり
《意味》

{名}せ。せなか。また、うしろ。うらがわ。〈対語〉→腹。「腹背」「紙背(紙のうら)」
{名}物の高い部分のこと。▽動物のせは、足や腹より高い所にあることから。「橋背(橋の上面)」

{動}そむく。せなかを向ける。せなかを向けて離れさる。転じて、現世にせを向けて死去する。〈対語〉→向・→従。「向背(従うかそむくか)」「背信」「見背=背カル」「背而走=背キテ走グ」〔→荀子〕
{動}書物を見ずに、せをむけて暗唱する。〈同義語〉→倍。「背誦(=倍誦)」「背文(=倍文)」
{動}せおう。〈類義語〉→負フ。
《解字》
会意兼形声。北ホクは、二人の人がせなかを向けあったさま。背は「肉+音符北」で、せなか、せなかを向けるの意。→北
《単語家族》
北(せなかを向ける方角)
倍ハイ(そむく)
負(せをむけてにげる、せおう)などと同系。
《類義》
脊セキは、ぎざぎざと左右につき出たせぼね。→乖
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→故事成語



















背水之陣 ハイスイノジン🔗⭐🔉
【背水之陣】
ハイスイノジン〈故事〉
川をうしろにして陣地をつくり、敵に対する。逃げることのできない、決死の覚悟で戦いにのぞむこと。〔→史記〕
転じて、失敗すれば滅びることを覚悟で、事の成敗を試みること。


背汗 ハイカン🔗⭐🔉
【背汗】
ハイカン 背中を流れるあせ。また、背中にあせをかく。
背向 ハイキョウ🔗⭐🔉
【背向】
ハイコウ・ハイキョウ そむくか、つき従うか。
背任 ニンニソムク🔗⭐🔉
【背任】
ハイニン・ニンニソムク まかされた任務にそむいて、正しく事を処理しないこと。
背臣 ハイシン🔗⭐🔉
【背臣】
ハイシン そむいた家来。
背戻 ハイレイ🔗⭐🔉
【背戻】
ハイレイ そむきもとる。そむく。
背指 ハイシ🔗⭐🔉
【背指】
ハイシ
うしろをふりかえって指さす。
うしろから、指でさししめす。うしろ指をさす。ひそかに非難すること。


背信 ハイシン🔗⭐🔉
【背信】
ハイシン
シンニソムク信義にそむく。うらぎる。
信仰の道からはずれる。


背理 ハイリ🔗⭐🔉
【背理】
ハイリ・リニソムク 道理にそむく。〈類義語〉乖理カイリ。
背景 ハイケイ🔗⭐🔉
【背景】
ハイケイ
小説などで、対象となる人物などをとりまく周囲の状況。
舞台で、後方に描いたけしき。
絵などで、中心となる物のうしろの部分。
事件などで、表面にあらわれてこない事情。




背違 ハイイ🔗⭐🔉
【背違】
ハイイ そむく。きめられたことや命令されたことにそむいたことをする。〈類義語〉違背。
背馳 ハイチ🔗⭐🔉
【背馳】
ハイチ
こちらに背を向けて走る。
目的とする事と反対の方向にむかう。


背誦 ハイショウ🔗⭐🔉
【背誦】
ハイショウ 本を見ないでよむ。暗記してよむ。〈類義語〉暗唱。▽「三国志」魏志・王粲伝の「使背而誦之、不失一字=背ニシテコレヲ誦セシムルモ、一字ヲ失ハズ」から。
背徳 ハイトク🔗⭐🔉
【背{悖}徳】
ハイトク・トクニソムク 恩義にそむく。また、道徳にはずれる。〈同義語〉敗徳。
背嚢 ハイノウ🔗⭐🔉
【背嚢】
ハイノウ
せおいぶくろ。
ノウヲオウふくろをせおう。
〔国〕皮またはズックでつくった、背中におう四角い入れ物。



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