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○韻を踏むいんをふむ🔗⭐🔉
○韻を踏むいんをふむ
同韻の字を句脚に用いる。韻を押す。
⇒いん【韻・韵】
う
①母音の一つ。前舌面を下歯の歯ぐきにわずかに触れる程度に後退させ、後舌面を高め、唇を尖らせ、口腔の狭い部分から声を出すことによって発する。〔u〕 五十音図ではア行・ワ行に重出するが、発音に違いはない。
②平仮名「う」は「宇」の草体。片仮名「ウ」は「宇」の冠。
う
(女房詞)鰻うなぎ。
う【ウ】
(裏の意)袋綴じの本で、綴じた紙の偶数ページに当たる面の称。「三丁ウ」↔オ
う【卯】
①十二支の第4番目。動物では兎うさぎに当てる。「―の年」
②東の方角。→方位(図)。
③昔の時刻の名。今の午前6時ごろ。また、およそ午前5時から7時のあいだの時刻。卯の刻。→時とき
う【兎】
(→)「うさぎ」に同じ。〈斉明紀訓注〉
う【諾】
うべなうこと。承諾すること。信明集「否とも―とも言ひ果てよ」
う【鵜】
ペリカン目ウ科の水鳥の総称。頸は細長く全身黒色。海岸・湖沼付近に群棲し、巧みに潜水して魚を捕食する。世界各地に約40種が分布し、日本にはウミウ・カワウ・ヒメウなど。鵜飼に用いるのはウミウ。〈[季]夏〉。万葉集19「―八つ潜かずけて」
カワウ
撮影:小宮輝之
ウミウ
撮影:小宮輝之
⇒鵜の真似する烏
う【右】
(呉音。漢音はユウ)
①㋐(漢代には右の座席を上位としたことから)すぐれた方。
㋑(日本で)左より下の位。「―大臣」
②保守的な傾向。↔左
う【宇】
①ひさし。のき。屋根。また、家。
②建物を数える語。「仏堂1―」
う【有】
(呉音)
①〔仏〕(梵語sat; bhava)存在すること。存在するもの。生存。十二因縁の第10。また、実体があると執着することを有見うけんという。↔無↔空。
②「無」に対して、肯定・然りの意を示す。日葡辞書「ウトモムトモヘンジ(返事)ナイ」
③〔哲〕存在。
→ゆう(有)
う【羽】
①日本・中国の音楽で、五声の第5音。宮きゅう(第1音)より九律(長6度)高い。
②出羽国でわのくにの略。「奥―」
う【迂】
うといこと。実情にあわないこと。
う【禹】
中国古代伝説上の聖王。夏かの始祖。鯀こんの子で、舜の時、治水に功をおさめ、天下を九州に分けて、貢賦を定めた。舜の禅譲を受けて位につき、安邑(山西省)に都し、国を夏と号し、禹の死後、世襲王朝となったという。大禹。夏禹。夏伯。
う【竽】
古代に雅楽で用いられた竹製の管楽器。笙しょうの大型のもの。古代中国のものは36管と伝え、正倉院に中国から伝来したものは17管で、各管の調子は笙よりそれぞれ8度低い。平安時代の中頃から絶えたが、現在復活、演奏されることもある。竽の笛。
う【坐・居】
〔自上二〕
(ワ行。「居ゐる」の古形。後に上一段活用に変わる)すわる。すわっている。万葉集10「立つともうとも君がまにまに」→いる
う【得】
〔他下二〕
⇒える(下一)
う
〔助動〕
(活用は終止形・連体形だけで無変化。[活用]○/○/う/(う)/○/○)文語助動詞「む」の転。仮に起こったらと想像していう意を表す。古く四段活用以外の動詞にも付いたが、のちには四段(五段)動詞・形容詞・形容動詞および助動詞「た」「だ」(「だろう」を1語の助動詞とする説もある)「ない」「たい」「です」「ます」の未然形に付く。その他の動詞および助動詞「れる」「られる」「せる」「させる」には、江戸時代以後「う」が音変化して生じた「よう」が付く。
①話し手自身の動作を受けて意志・決意を表す。沙石集(一本)「いでその夢買はうといひて」。「その金はわたしが出そう」
②話し手の推量を表す。(口語では普通「だろう」を用いる)浄瑠璃、夕霧阿波鳴渡「さぞ馬上が寒からう」。「秋には実もなろう」「つらかろうが我慢してくれ」
③当然・適当を表す。蒙求抄7「不の字にひつの音がある程に不律ひつりつとよまうと言ふ義があるが」。「自然の創った芸術品とでも言おうか」
④仮想・可能性などを表す。梁塵秘抄「慈尊の出で給はう世に」。「雨でも降ろうものならぬかるみだ」「知ろうはずがない」
⑤命令・勧誘を表す。狂言、武悪「急いで逃げさつしやれませう」。洒落本、多佳余宇辞「マア酒をはやく持つて来う」。「みんなで登ろう」
▷口語では、連体形は「なろうことなら」「分かろうわけがない」のように、「こと」「わけ」「もの」「はず」など限られた名詞に付き、話し手自身の動作を受ける場合も1ではなく、主に4の意味で使われる。→だろう
ヴァーグナー【R. Wagner】
⇒ワグナー
ヴァージナル【virginal】
16〜17世紀頃、イギリスなどで用いられた撥弦鍵盤楽器の総称。のち、特に長方形の箱形のハープシコード属の楽器を指す。
ヴァージニア【Virginia】
アメリカ合衆国東部の州。独立13州の一つ。イギリスによるアメリカ大陸最初の恒久的入植地が起源。州都リッチモンド。→アメリカ合衆国(図)
ヴァージニア‐ウルフなんかこわくない【ヴァージニアウルフなんか恐くない】‥コハク‥
(Who's Afraid of Virginia Woolf?)オールビーの長編戯曲。1962年発表。中年の大学助教授とその妻で学長の娘との間の葛藤を主題とする。
ヴァージル【Virgil; Vergil】
ウェルギリウスの英語名。
ヴァーモント【Vermont】
アメリカ合衆国北東部、ニュー‐イングランドの州。木材・機械関連の産業が盛ん。避暑地として知られる。州都モントピリア。→アメリカ合衆国(図)
ヴァーラーナシー【Vārāṇasī 梵】
⇒はらなこく(波羅奈国)
ヴァールブルク【Aby Warburg】
ドイツの美術史家。主にルネサンス美術のイコノロジーを研究。1925年ヴァールブルク研究所を設立。(1866〜1929)
ヴァールブルク【Otto Heinrich Warburg】
ドイツの生化学者。A.ヴァールブルクの従弟。呼吸酵素に関する研究でノーベル賞。(1883〜1970)
ヴァイオリン【violin】
⇒バイオリン
ヴァイオル【viol】
⇒ビオル
ヴァイキング【Viking】
⇒バイキング
ヴァイシェーシカ【Vaiśeṣika 梵】
インド六派哲学の一つ。実体・性質・運動・普遍・特殊・内属の六つの範疇によって世界の現象を説明する。開祖はカナーダ。勝論かつろん。衛世師。
ヴァイシャ【vaiśya 梵・吠舎】
インドの四種姓(ヴァルナ)制で、第三身分。農業・商業にたずさわるもの。平民。→ヴァルナ
ヴァイスマン【Weismann】
⇒ワイスマン
ヴァザーリ【Giorgio Vasari】
マニエリスム時代のイタリアの画家・建築家。ミケランジェロの弟子。著「美術家列伝」で知られる。(1511〜1574)
ヴァジパイ【Atal Bihari Vajpayee】
インドの政治家。1996、98〜2004年首相。ヒンドゥー至上主義政党のインド人民党指導者。1998年地下核実験を実施。(1926〜)
ヴァスコ‐ダ‐ガマ【Vasco da Gama】
ポルトガルの航海者。国王の命で1497年リスボンを出港。喜望峰を回航してイスラム船船長を捕らえ、その案内で98年インドの西岸カリカットに到達。1524年、ポルトガル領インド総督。(1469頃〜1524)
ヴァスバンドゥ【Vasubandhu 梵】
世親せしんの梵語名。
ヴァゾフ【Ivan Vazov】
ブルガリアの作家。民族解放と民族文化の復興に尽力、国民文学の父と呼ばれる。代表作は1876年の四月蜂起を扱った長編「軛くびきの下で」。(1850〜1921)
ヴァチカン【Vatican】
①ローマ市西端ヴァチカノ丘にある教皇宮殿。
②ローマ教皇庁の別称。
③ローマ教皇の統治するローマ市内にある小独立国。1929年成立。ヴァチカン宮殿・サン‐ピエトロ大聖堂を含む。面積0.44平方キロメートル。人口822(2006)。ヴァチカン市国。
→ローマ(図)→第二ヴァチカン公会議
ヴァニティー‐フェア【Vanity Fair】
⇒バニティー‐フェア
ヴァヌアツ【Vanuatu】
⇒バヌアツ
ヴァラナシ【Varanasi】
インド北部、ウッタル‐プラデシュ州東部の都市。ガンジス川左岸にヒンドゥー教の聖地が連なり、毎年多くの巡礼者が訪れる。織物などの工業も盛ん。人口110万(2001)。ベナレス。
ヴァリニャーノ【Alessandro Valignano】
イタリア人。イエズス会東インド巡察使、司祭。1579年(天正7)、90年(天正18)、98年(慶長3)の3回来日、日本へのキリシタン布教の中心的役割を担う。セミナリヨ・コレジヨの設立、天正遣欧使節を帯同、活字印刷機によるキリシタン版を開版。マカオで没。著「日本諸事要録」(「日本巡察記」)など。バリニャーノ。ワリニャーノ。(1539〜1606)
ヴァルガ【Evgenii Varga】
ソ連の経済学者。ハンガリー生れ。資本主義経済の景気変動などに関する著書・論文が多い。(1879〜1964)
ヴァルカン【Vulcan】
⇒ウルカヌス
ヴァルダナ‐ちょう【ヴァルダナ朝】‥テウ
(Vardhana)7世紀前半の北インドの王朝。→ハルシャ=ヴァルダナ
ヴァルダマーナ【Vardhamāna】
(栄える者の意)ジャイナ教の開祖マハーヴィーラ(別名ニガンタ=ナータプッタ)の本名。
ヴァルナ【varṇa 梵】
(色の意)インドの種姓制。バラモン(祭官・僧侶)、クシャトリヤ(王族および武士階級)、ヴァイシャ(平民)、シュードラ(隷属民)をいう。不可触民は第五のヴァルナとされる。五つのヴァルナの大枠の内部に多数のカーストが存在。→カースト→不可触民
ヴァルネラビリティー【vulnerability】
①脆弱性。もろさ。無防備さ。
②共同体の成員と異なる徴しるしをもつことによって攻撃されやすいこと。攻撃誘発性。
③レヴィナスの倫理学で、他者が負う傷や苦しみに自分が傷つくこと。
ヴァルミー【Valmy】
フランス北東部の村。この地で1792年フランスの革命軍がプロイセン・オーストリア軍を破った。ゲーテが観戦したことでも知られる。
ヴァレーズ【Edgard Varèse】
フランス生れのアメリカの作曲家。独自の音響を追求し、電気楽器やテープ音楽をいち早く取り入れた。作「アンテグラル」「イオニザシオン」「比重21.5」など。(1883〜1965)
ヴァレッタ【Valletta】
地中海中央、マルタ共和国の首都。マルタ島の東岸に位置する。人口7千(2004)。
ヴァレリー【Paul Valéry】
フランスの詩人・思想家。マラルメの高弟で、象徴詩から純粋詩へと進み、文学・芸術・文化全般にわたり精妙な評論を書く。詩「若きパルク」「海辺の墓地」、評論「精神の危機」、対話篇「ユーパリノス」など。遺稿に「カイエ」。(1871〜1945)
ヴァレンチノ【Rudolph Valentino】
アメリカの映画俳優。南イタリア生れ。渡米後ダンサーから二枚目スターに転じ、映画「黙示録の四騎士」などに出演。(1895〜1926)
ヴァレンチノ
提供:ullstein bild/APL
ウァロ【Marcus Terentius Varro】
古代ローマの学者。博識で有名だが、620巻に及ぶ著書のうち「ラテン語論」「農事考」だけ残存。(前116〜前27)
ヴァロワ‐おうちょう【ヴァロワ王朝】‥ワウテウ
(Valois)1328〜1589年フランスを支配した王朝。15世紀中葉以来、絶対君主政体の基礎を築いた。
ヴァン‐アイク【van Eyck】
⇒ファン=アイク
ヴァン‐アレン‐たい【ヴァンアレン帯】
⇒バン=アレンたい
ヴァンクーヴァー【Vancouver】
カナダ南西部、太平洋岸にある港湾都市。フレーザー河口にあり、ヴァンクーヴァー島に対する。人口213万4千(2003)。
う‐あんご【雨安居】
〔仏〕(インドで雨期を安居の時期としたことからいう)(→)安居あんごに同じ。〈[季]夏〉
ヴァン‐ゴッホ【van Gogh】
⇒ゴッホ
ヴァンター【Vantaa】
フィンランドの都市。首都ヘルシンキの北に位置し、ヘルシンキ‐ヴァンター国際空港がある。人口18万5千(2004)。
ヴァン‐ダイク【Van Dyck】
⇒ファン=ダイク
ヴァンダル【Vandal】
ゲルマンの部族。5世紀前半にガリア・スペインを侵略、北アフリカに王国を建設。東ローマ帝国に攻められ、534年滅亡。
ヴァン‐デ‐ヴェルデ【Henry Clemens Van de Velde】
ベルギーの画家・建築家・デザイナー。アール‐ヌーヴォーの代表的デザイナーの一人。第一次大戦前、ワイマール大公立美術工芸学校(バウハウスの前身)の校長。(1863〜1957)
ウィ【oui フランス】
はい。英語のイエスに当たる。↔ノン
うい【宇井】‥ヰ
姓氏の一つ。
⇒うい‐はくじゅ【宇井伯寿】
う‐い【有為】‥ヰ
〔仏〕さまざまの因縁によって生じた現象、また、その存在。絶えず生滅して無常なことを特色とする。「―転変」↔無為
⇒有為の奥山
う‐い【羽衣】
①鳥類の体をおおう毛状羽の総称。
②はごろも。
う‐い【雨意】
雨が降り出しそうな気配。あまもよい。雨気。
う・い【愛い】
〔形〕
⇒うい(憂い)7
う・い【憂い】
〔形〕[文]う・し(ク)
(ウ(倦)ムと同源。心外な事ばかりで、疲れ、心が閉ざされるように感じられること。また、そのような感じを起こさせる状態を表す語)
①憂鬱だ。いやだ。万葉集5「世の中を―・しとやさしと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば」
②思うにまかせない。みじめである。なさけない。新古今和歌集恋「つらきをもうらみぬ我にならふなよ―・き身をしらぬ人もこそあれ」
③気にくわない。不本意だ。源氏物語帚木「手を折りてあひみしことをかぞふればこれひとつやは君が―・きふし」。大鏡道長「先祖の御骨おはするに、鐘の声聞き給はぬいと―・きことなり」
④ものうい。気がすすまない。「出でては他の家業を妨ぐるも―・し」(芭蕉俳文)
⑤(自分に憂い思いをさせる意から)つれない。無情だ。つめたい。続後撰和歌集恋「月やどす袖にもしるや―・き人の面影そへて恨みわぶとは」
⑥(動詞の連用形に付いて)…したくない、…しづらい、などの意を添える。古今和歌集恋「夢にも人を見つる夜はあしたの床ぞ起き―・かりける」。源氏物語賢木「はしたなく住み―・からむ」
⑦(「愛い」と書く。室町時代以後、目下の者をほめて、多く「―・いやつ」という形で使う。自分に気がかりな思いをさせる意から)可愛い。殊勝だ。狂言、烏帽子折「一段―・いやつぢや」
うい【初】ウヒ
〔接頭〕
「初めての」「最初の」などの意を表す。「―産」「―孫」
ヴィー【V・v】
⇒ブイ
ヴィー【vie フランス】
生。生命。人生。
ウィーク【weak】
「弱い」の意。
⇒ウィーク‐ポイント【weak point】
⇒ウィーク‐ボソン【weak boson】
ウィーク【week】
週。1週間。「ゴールデン‐―」
⇒ウィーク‐エンド【weekend】
⇒ウィーク‐エンド‐ハウス【weekend house】
⇒ウィーク‐デー【weekday】
ウィーク‐エンド【weekend】
週末。週末休暇。
⇒ウィーク【week】
ウィーク‐エンド‐ハウス【weekend house】
日常生活のためでなく、週末を過ごすため、郊外などに建てた別宅。
⇒ウィーク【week】
ウィーク‐デー【weekday】
日曜日以外の日。週日。平日。
▷土曜日を除くこともある。
⇒ウィーク【week】
ウィーク‐ポイント【weak point】
弱点。
⇒ウィーク【weak】
ウィーク‐ボソン【weak boson】
〔理〕ゲージ粒子の一つ。素粒子間の弱い相互作用を媒介する。正あるいは負の電荷を持つWボソンと電荷を持たないZボソンとの3種があり、いずれもスピン1で質量を持つ。
⇒ウィーク【weak】
ウィークリー【weekly】
週刊の新聞・雑誌。
⇒ウィークリー‐マンション
ウィークリー‐マンション
(和製語weekly mansion)週単位で賃貸されるマンション。多くは家具・備品付き。
⇒ウィークリー【weekly】
ヴィーゲラン【Gustav Vigeland】
ノルウェーの彫刻家。北欧の象徴主義的作風により人間の形態を大胆に扱う。(1869〜1943)
ヴィーコ【Giambattista Vico】
イタリアの哲学者。ナポリ大学の修辞学教授。啓蒙思想時代にデカルトの合理主義を人文主義的立場から批判すると共に、人間社会の螺旋らせん的発展および神話と想像力の重要性を力説。主著「新しい学」。(1668〜1744)
ウィーゼル【Torsten Nils Wiesel】
スウェーデン生れの大脳生理学者。ハーヴァード大学教授。ヒューベルと共同で猫を使って大脳視覚野における視覚情報処理機構を解明。ノーベル賞。(1924〜)
ヴィーナ【vīṇā ヒンディー】
元はインドの弦楽器の総称。一般には南インドの撥弦楽器を指す。通常7弦(4弦が演奏弦、3弦がドローン用)を長く太い棹に張り、24の大型フレットによって半音ずつの音高を得る。首の方に共鳴器をもつ。
ヴィーナ(南インド)
ウィーナー【Norbert Wiener】
アメリカの数学者。マサチューセッツ工科大学教授。確率・計算機械・自動制御の理論やサイバネティックスの開拓者。(1894〜1964)
ヴィーナス【Venus】
①ローマ神話で菜園の守護女神。のち、ギリシア神話のアフロディテと同一視され、美と愛の女神。ウェヌス。→アフロディテ。
②〔天〕金星。
ウィービング【weaving】
ボクシングで、顔や上体を揺り動かして相手の攻撃をかわしながら、攻撃の機会を狙う動作。
ウィーラント【Christoph Martin Wieland】
ドイツの作家。啓蒙主義の代表者の一人。最初の教養小説といわれる「アーガトン物語」、諷刺小説「アプデーラの人々」など。(1733〜1813)
ウィーラント【Heinrich Otto Wieland】
ドイツの有機化学者。胆汁酸類の構造、生体内酸化還元作用の機構、アルカロイドの研究で知られる。ノーベル賞。(1877〜1957)
ヴィールス【Virus ドイツ】
⇒ウイルス
ウィーン【Wien・維納】
オーストリア共和国の首都。同国北東部、ドナウ川に臨み、ハプスブルク家治下オーストリア帝国の首都として中部ヨーロッパの文化の中心をなした。音楽の都として有名。人口156万2千(2001)。
ウィーン
撮影:田沼武能
ウィーン オペラ座
撮影:小松義夫
⇒ウィーン‐かいぎ【ウィーン会議】
⇒ウィーン‐がくだん【ウィーン学団】
⇒ウィーン‐がくは【ウィーン学派】
⇒ウィーン‐がくは【ウィーン楽派】
⇒ウィーン‐こてんは【ウィーン古典派】
⇒ウィーン‐じょうやく【ウィーン条約】
⇒ウィーン‐だいがく【ウィーン大学】
⇒ウィーン‐びじゅつし‐はくぶつかん【ウィーン美術史博物館】
ウィーン【Wilhelm Wien】
ドイツの物理学者。黒体放射に関する「ウィーンの変位法則」「エネルギーの分布則」を発見。プランクの量子論の先駆。ノーベル賞。(1864〜1928)
ウィーン‐かいぎ【ウィーン会議】‥クワイ‥
1814〜15年ウィーンで開かれた国際会議。イギリス・フランス・ロシア・プロイセン・オーストリアなどがフランス革命戦争およびナポレオン戦争後のヨーロッパ国際秩序の再建を図って開いた。会議は戦争前の政治状態への復帰をめざしたが、難航した。これによって築かれた国際秩序をウィーン体制と呼ぶ。
⇒ウィーン【Wien・維納】
ウィーン‐がくだん【ウィーン学団】
(Wiener Kreis ドイツ・Vienna Circle イギリス)〔哲〕1930年前後ウィーンでシュリック・カルナップ・ノイラートらを中心に結成した論理実証主義者の集団。ナチス台頭により30年代後半に解体したが、第二次大戦後の英米哲学に多大な影響を与え、分析哲学の成立を促した。ウィーン‐シカゴ学派。
⇒ウィーン【Wien・維納】
ウィーン‐がくは【ウィーン学派】
〔経〕(→)オーストリア学派に同じ。
⇒ウィーン【Wien・維納】
ウィーン‐がくは【ウィーン楽派】
ウィーンで活躍した作曲家の総称。特に、ウィーン古典派、ならびに20世紀初頭のシェーンベルク・ウェーベルンらの新ウィーン楽派を指し、稀にウィーン古典派に先立つ前古典派のウィーンの作曲家を指すこともある。→古典派音楽。
⇒ウィーン【Wien・維納】
ウィーン‐こてんは【ウィーン古典派】
ハイドン・モーツァルト・ベートーヴェンら18世紀後半〜19世紀初頭、ウィーンを中心に活動した作曲家の総称。
⇒ウィーン【Wien・維納】
ウィーン‐じょうやく【ウィーン条約】‥デウ‥
オゾン層保護の国際的な枠組として、1985年にウィーンで採択された条約。オゾン層破壊の悪影響から健康や環境を守る措置をとることなどを規定。オゾン層保護条約。→モントリオール議定書。
⇒ウィーン【Wien・維納】
ウィーン‐だいがく【ウィーン大学】
1365年ハプスブルク家のルドルフ4世がパリ大学に倣ってウィーンに設立した大学。ドイツ語圏で最古・最大。宗教改革期に衰退したがマリア=テレジアにより再興。
⇒ウィーン【Wien・維納】
ウィーン‐びじゅつし‐はくぶつかん【ウィーン美術史博物館】‥クワン
(Kunsthistorisches Museum, Wien)ウィーンにある美術館。ハプスブルク家が収集した財宝と美術品を基礎として、1891年開館。デューラー・ブリューゲルらの名品を収蔵。
⇒ウィーン【Wien・維納】
ヴィヴァーチェ【vivace イタリア】
〔音〕速度標語。「生き生きと」「きわめて速く」の意。
ヴィヴァルディ【Antonio Vivaldi】
イタリア、バロック期の作曲家。協奏曲、特に独奏協奏曲の形式を大成、バッハに多くの影響を与えた。作に合奏協奏曲集「調和の霊感」、バイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」(「四季」を含む)など。(1678〜1741)
ヴィヴァルディ
提供:Lebrecht Music & Arts/APL
→四季 「春」第一楽章
提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株)
→調和の霊感 Op.3-8 第一楽章
提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株)
ういうい‐きょう【回回教】‥ケウ
(ウイは唐音)イスラム教の異称。
ういうい‐し・い【初初しい】ウヒウヒシイ
〔形〕[文]うひうひ・し(シク)
物馴れぬさまである。初心である。幼げである。宇津保物語蔵開上「かかる里住にも―・しき心地し侍れば」。「―・い新妻にいづま」
ヴィエト【François Viète】
フランス生れの法律家・数学者。対スペイン戦争のとき敵の暗号文を解読。記号代数の原理と方法を確立し、代数学の父と呼ばれる。3次方程式・4次方程式の一般的解法、πの無限積表を与えた。(1540〜1603)
ヴィエンチャン【Vientiane】
ラオス人民民主共和国の首都。メコン川中流に沿う。人口52万8千(2002)。
ヴィエンチャン
撮影:田沼武能
ヴィオール【viole フランス】
⇒ビオル
ヴィオラ【viola イタリア】
⇒ビオラ
ヴィオロン【violon フランス】
バイオリンのこと。
⇒ヴィオロン‐チェロ【violoncello イタリア】
ヴィオロン‐チェロ【violoncello イタリア】
⇒チェロ
⇒ヴィオロン【violon フランス】
うい‐かんむり【初冠】ウヒ‥
能で垂纓すいえいまたは巻纓けんえいの冠のこと。
ウィキ【Wiki】
(ハワイ語の「wikiwiki(素早い)」から)インターネット上で複数の人間が共同でウェブサイトを構築するための管理システム。ウェブ‐ブラウザーから簡単にウェブページの作成・編集などが行える。
う‐いき【雨域】‥ヰキ
雨の降っている地域。
う‐いき【禹域】‥ヰキ
(禹が洪水を治めて経営した地域の意)中国領土の汎称。
うい‐きょう【茴香】‥キヤウ
セリ科の多年草。南欧原産で古くから栽培され、同科別属のヒメウイキョウと共に欧米では重要な薬用・香辛料植物。全体に芳香があり、高さ1〜2メートル。葉は糸状に裂け、夏、黄白色の小花から成る花序をつける。果実は円柱状で、生薬として香味料、健胃・駆風薬。フェンネル。くれのおも。「茴香の花」は〈[季]夏〉、「茴香の実」は〈[季]秋〉。〈元和本下学集〉
ういきょう
ウイキョウ
提供:OPO
⇒ういきょう‐すい【茴香水】
⇒ういきょう‐ゆ【茴香油】
ういきょう‐すい【茴香水】‥キヤウ‥
茴香油を蒸留水に混ぜた液。駆風剤・去痰剤とする。
⇒うい‐きょう【茴香】
ういきょう‐ゆ【茴香油】‥キヤウ‥
茴香の果実から採った無色ないし黄色の精油。主成分はアネトール。味はかすかに甘く、後に微苦。リキュール、健胃・去痰・駆風・矯味矯臭剤、石鹸香料などに用いる。フェンネル油。
⇒うい‐きょう【茴香】
ヴィクセル【Johan Gustaf Knut Wicksell】
スウェーデンの経済学者。北欧学派の創始者。貨幣的景気理論、国民所得分析の先駆者。(1851〜1926)
ヴィクトリア【Victoria】
①(Victoria Falls)アフリカ南部、ザンビアとジンバブエの国境にあるザンベジ川中流の大瀑布。1855年リヴィングストンが到達。幅1700メートル、落差は76〜105メートル。世界遺産。
ヴィクトリア
提供:JTBフォト
ヴィクトリア
提供:NHK
②(Lake Victoria)アフリカ東部、タンザニア・ケニア・ウガンダにまたがる淡水湖。ナイル川の水源。標高1134メートル、面積は世界第3位、6万9000平方キロメートル。最大深度82メートル。
③マダガスカル島北東方、セイシェル共和国の首都。マエ島の北岸にある。人口2万5千(1997)。
④オーストラリア南東部の州。州都メルボルン。
⑤カナダ西部、ブリティッシュ‐コロンビア州の州都。ヴァンクーヴァー島南東端に位する良港。観光地。人口32万7千(2003)。
ヴィクトリア【Victoria】
①ローマ神話の勝利の女神。ウィクトリア。
②イギリス女王・インド女帝。1837年即位、治世64年。イギリスはこの時代に憲政が著しく発達し、世界商工業の覇権を握って国力を増進させ、植民地は全世界にまたがり、文芸はヴィクトリア朝時代として一時期を画した。(1819〜1901)
⇒ヴィクトリア‐アンド‐アルバート‐びじゅつかん【ヴィクトリアアンドアルバート美術館】
⇒ヴィクトリア‐くんしょう【ヴィクトリア勲章】
ヴィクトリア‐アンド‐アルバート‐びじゅつかん【ヴィクトリアアンドアルバート美術館】‥クワン
(Victoria and Albert Museum)ロンドンにある国立美術館。主に中世・近世のヨーロッパを中心に世界各地の装飾美術を収集。1899年ヴィクトリア女王の亡夫アルバート公(1819〜1861)を記念して改称。→ロンドン(図)。
⇒ヴィクトリア【Victoria】
ヴィクトリア‐くんしょう【ヴィクトリア勲章】‥シヤウ
(Victoria Cross)イギリスの武功勲章。青銅のマルタ十字形で、陸軍は紺綬、海軍は藍綬を付する。1856年ヴィクトリア女王により制定。
⇒ヴィクトリア【Victoria】
ウィグナー【Eugene Paul Wigner】
アメリカの物理学者。ハンガリー生れ。量子力学の数学的問題、場の量子化法、固体の凝集エネルギーの計算、原子核反応理論などの分野で業績を残した。ノーベル賞。(1902〜1995)
ウィグモア【John Henry Wigmore】
アメリカの法学者。証拠法・比較法制史の研究で名高い。来日して日本法制史も研究。著「英米証拠法体系」など。(1863〜1943)
ウィクリフ【John Wyclif(fe)】
イギリスの宗教家。教会批判から化体説かたいせつ否定に至り、宗教改革の先駆をなした。聖書を英訳。(1320頃〜1384)
ウイグル【Uighur】
唐から宋・元にかけてモンゴル・甘粛・新疆方面に活動したトルコ系民族。鉄勒てつろくの一部族から起こり、唐中期の744年、突厥とっけつに代わってモンゴル高原を制覇、840年内乱とキルギス族の襲撃のため四散。新疆に移ったものは西ウイグル王国を形成して独自の文化を発達させ、西域のトルコ化を促進、のち元に帰属、次第にイスラム化した。現在の新疆ウイグル(維吾爾)自治区の主要住民。現在のウイグル族は約700万人。回紇。回鶻かいこつ。
⇒ウイグル‐ご【ウイグル語】
⇒ウイグル‐もじ【ウイグル文字】
ウイグル‐ご【ウイグル語】
中国新疆ウイグル自治区を中心に、ウズベキスタン・カザフスタン・キルギスなどで話される言語。アルタイ語族の中のチュルク語派に属する。チュルク語派の中では8世紀の突厥とっけつ碑文に次ぐ古い資料をもつ。回紇語。
⇒ウイグル【Uighur】
ウイグル‐もじ【ウイグル文字】
9〜14世紀にかけて用いられた、ウイグル語を書き表すための文字。ソグド文字をもとに作られた表音文字で、右から左、あるいは上から下へ書く。
⇒ウイグル【Uighur】
うい‐げんざん【初見参】ウヒ‥
初めて見参すること。初対面。
うい‐ご【初子】ウヒ‥
初産ういざんの子。はつご。
うい‐こうがい【初笄】ウヒカウガイ
「裳着もぎ」参照。
うい‐こうぶり【初冠】ウヒカウブリ
成年に達した男子が元服して初めて冠をつけること。ういかがふり。伊勢物語「昔、男、―して」
うい‐ごと【初言】ウヒ‥
はじめての言葉。特に、初めて思う人に言いかけることば。宇津保物語藤原君「人の―は咎めぬものぞ」
うい‐ごと【初事】ウヒ‥
初めてする事。初恋や初めて楽器を奏でることなどにいう。源氏物語帚木「そのきはぎはをまだ思ひ知らぬ―ぞや」
ウィザード【wizard】
(「魔法使い」の意)システムからの質問に順次答えていく対話形式で、アプリケーションの操作や設定を行う機能。複雑なソフトを容易に使うことができる。
うい‐ざん【初産】ウヒ‥
初めて出産すること。
ういじ【泥土】ウヒヂ
⇒うひじ
ヴィシー【Vichy】
フランス中部、中央高地北部の鉱泉都市。鉱泉は炭酸泉でヴィシー水と称し飲用。1940年6月フランスがドイツに降伏後44年まで、ペタン内閣は首都をここに移し、ヴィシー政権と呼ばれた。
ウィジーウィグ【WYSIWYG】
(what you see is what you getの略。「見ているものがそのまま得られる」の意)コンピューターにおける文書・図表の作成・編集処理方式の一つ。作成・編集中の文書や図表の体裁が常にディスプレーに表示され、その体裁のまま出力できる。
ヴィジャヤナガル‐ちょう【ヴィジャヤナガル朝】‥テウ
(Vijayanagar)14世紀前半から約300年南インドを支配したヒンドゥー王朝。ハリハラとブッカの兄弟が建国したと伝える。16世紀初め、クリシュナデーヴァラーヤの時代が最盛期。1565年ムスリム王国の連合軍に敗北し衰退。(1336〜1649)
ヴィシュヌ【Viṣṇu 梵】
ヒンドゥー教三神の一つ。ヴィシュヌ派の主神。リグ‐ヴェーダでは太陽の活動を象徴、のち宇宙維持・世界救済の神となる。クリシュナ・ラーマなど10の化身(アヴァターラ)をとって現れる。毘瑟笯びしぬ。毘紐天びちゅうてん。
うい‐じん【初陣】ウヒヂン
初めて戦いに出ること。また、その戦い。「―を飾る」
ウィスキー【whisk(e)y】
大麦・ライ麦・トウモロコシなどを麦芽で糖化し、酵母を加えて発酵させ、蒸留した酒。オーク樽に貯蔵して熟成する。国木田独歩、馬上の友「ボーイは―を持て来た」
⇒ウィスキー‐ボンボン
ウィスキー‐ボンボン
(和製語whisky bonbon)結晶化させた砂糖でウィスキーを包んだ一口大のボンボン。
⇒ウィスキー【whisk(e)y】
ウィスコンシン【Wisconsin】
アメリカ合衆国中央北部の州。酪農が盛ん。州都マジソン。→アメリカ合衆国(図)
ヴィスコンティ【Visconti】
イタリア北部の貴族の家門。中世末期にミラノを支配(1277〜1447)。→スフォルツァ
ヴィスコンティ【Luchino Visconti】
イタリアの映画監督・演出家。ミラノ生れ。作品は「揺れる大地」などのネオ‐レアリスモから出て、古典悲劇の演出を融合させた「山猫」「地獄に堕ちた勇者ども」「家族の肖像」など。(1906〜1976)
ヴィスコンティ
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ウィスパリング【whispering】
(ささやく意)横に寄り添って小声で行う通訳の一形態。
うい・する【煨する】
〔他サ変〕
物を熱灰の中に埋めて、むし焼きにする。日葡辞書「クスリヲウイスル」
ヴィスワ【Wisła】
ポーランド最大の川。カルパチア山脈北麓に発源、クラクフ・ワルシャワを経て、グダニスクの東でバルト海に注ぐ。長さ1087キロメートル。
ヴィセンテ【Gil Vicente】
ポルトガルのルネサンス期最大の劇作家。スペイン語でも書いた。代表作は「地獄の船」「煉獄の船」「天国の船」三部作。(1465頃〜1540頃)
ウィダール‐はんのう【ウィダール反応】‥オウ
チフス性疾患の血清診断法。抗原として既知の菌株の浮遊液を用い、被検血清による凝集反応の有無及び程度を調べる。1896年、フランスの医師ウィダール(G.F.Widal1862〜1929)の創始。
うい‐だち【初立ち】ウヒ‥
①初めて出で立つこと。また、長くこもっていて久しぶりに外出すること。源氏物語葵「あまり久しう参り侍らねば、いぶせさに…―し侍るを」
②初めて子供が立ち、または歩き出すこと。また、病後初めて歩いてみること。
うい‐たび【初他火】ウヒ‥
(他火は、月経中に女が炊事を別にすること)女子の初潮の際の祝宴。初花祝。初他屋ういたや。湯浴び祝。
ウィッグ【wig】
かつら。特に、女性用の洋髪かつら。
ウィッケット【wicket】
クリケットで使う、木製の小さな三柱門。
ヴィッセンシャフト【Wissenschaft ドイツ】
学問。科学。
ウィッテ【Sergei Yul'evich Vitte】
ロシアの政治家。1892年以来蔵相として工業化を推進したが、一時失脚。1905年日露戦争の終局に際し、全権としてポーツマス条約を締結。帰国して06年まで首相を務め、1905年革命の高揚を収拾。(1849〜1915)
ウィッテンベルク【Wittenberg】
ドイツ東部、ザクセン‐アンハルト州のエルベ川に臨む都市。鉱工業の中心地。また鉄道の結節点。1517年、ルターがここの教会堂の門に意見書を貼って免罪符に反対し、宗教改革の発端となった。
ウイット【wit】
機知。気転。頓智。「―に富んだ語り口」
ウィットフォーゲル【Karl August Wittfogel】
ドイツ生れの中国研究者。1934年アメリカに亡命。コロンビア大学中国研究所長。著「解体過程にある中国の経済と社会」「東洋的社会の理論」など。(1896〜1988)
ヴィットリーニ【Elio Vittorini】
イタリアの小説家。代表作「シチリアでの会話」はネオレアリスモの基点となった。ほかに「人と人にあらざるものと」「公開日記」など。(1908〜1966)
ヴィットリオ‐エマヌエレ【Vittorio Emanuele】
(2世)イタリア王(在位1861〜1878)。1849年サルデーニャ王に即位、カヴールを起用して国内改革を推進、イタリア統一後、初代の国王となる。(1820〜1878)
ヴィッラーニ【Giovanni Villani】
イタリアの年代記作家・商人。故郷フィレンツェの起りから1348年のペスト流行までの「年代記」12分冊を著す。(1280頃〜1348)
ウィディア【Widia ドイツ】
(wie Diamant(ダイヤモンドのような)に由来)タンガロイのドイツでの呼称。
うい‐てんぺん【有為転変】‥ヰ‥
(ウイテンベンとも)〔仏〕この世は因縁によって仮にできており、移り変わってしばらくも一定の状態にないこと。世事の移り変わりやすいこと。有為無常。→有為
ウィドー【widow】
①未亡人。
②(接尾語的に)夫からかえりみられることがなく、捨てておかれた状態にある妻。「ゴルフ‐―」
ヴィトキェヴィッチ【Stanisław Ingacy Witkiewicz】
ポーランドの劇作家・小説家。通称ヴィトカツィ。両大戦間期の前衛芸術の旗手。芸術理論・小説・戯曲など幅広く活躍。代表作は長編小説「非充足」、戯曲「靴職人たち」。自殺。(1885〜1939)
ウィトゲンシュタイン【Ludwig Wittgenstein】
オーストリア生れの哲学者。ケンブリッジ大学教授。哲学の役目を言語批判による思考の明晰化に見るその思想は、論理実証主義、分析哲学をはじめ、20世紀の哲学全般に大きな影響を与えた。著「論理哲学論考」「哲学探究」。(1889〜1951)
ウィトルウィウス【Marcus Vitruvius Pollio】
ローマの建築家。著「建築十書」は現存するヨーロッパ最古の建築書で、ルネサンス以後の建築に大きな影響を及ぼした。前1世紀の人。
ウイナー【winner】
勝者。受賞者。
うい‐に【初に】ウヒ‥
〔副〕
はじめて。はつに。古今和歌集物名「―ぞ見つる花の色を」
ヴィニー【Alfred de Vigny】
フランスの作家。フランス‐ロマン派の代表。深い思想性とストイックな倫理観が特色。詩集「古今詩編」「運命」、戯曲「チャッタートン」、小説「軍隊の服従と偉大」など。(1797〜1863)
ウィニペグ【Winnipeg】
カナダ中央部、マニトバ州の州都。交通の中心。小麦・家畜の集散地。人口69万8千(2003)。
ウイニング【winning】
勝利を得ること。
⇒ウイニング‐ショット
⇒ウイニング‐ボール
⇒ウイニング‐ラン【winning run】
ウイニング‐ショット
(和製語winning shot)テニスなどで、試合を勝利に導く、よい当りのボール。また、野球で、投手が打者を打ちとるための、最も得意とする球。決め球。
⇒ウイニング【winning】
ウイニング‐ボール
(和製語winning ball)野球で、最終回の第3アウトをとり、勝利の決した時のボール。
⇒ウイニング【winning】
ウイニング‐ラン【winning run】
競走などで、勝者が観客の称賛に応えるために競技場内を一周すること。
⇒ウイニング【winning】












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