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○痩せる思いやせるおもい🔗⭐🔉
○痩せる思いやせるおもい
やせてしまうほどの、辛い思い。やせるほどの苦労。「―で貯めた金」
⇒や・せる【痩せる・瘠せる】
やせ‐ろうにん【痩浪人】‥ラウ‥
やせた浪人。浪人の貧しく見すぼらしいさまを、あざけっていう語。
や‐せん【矢銭・箭銭】
戦国時代、大名などが課した軍用金。
や‐せん【夜戦】
夜たたかうこと。夜間の戦争。よいくさ。
や‐せん【野戦】
①野でたたかうこと。また、攻城戦や要塞戦以外の陸上戦。陣地戦。
②戦地にあること。「―軍」
⇒やせん‐びょういん【野戦病院】
や‐せん【野選】
(野球用語)野手選択の略。
や‐ぜん【夜前】
前日の夜。昨夜。よべ。「―の雨もあがる」
やせんかんな【夜船閑話】‥ワ
仮名法語。白隠はくいんの著。1巻。1757年(宝暦7)刊。過度の禅修行による病いの治療法として、身心を安楽にする観法を説いたもの。
やせん‐びょういん【野戦病院】‥ビヤウヰン
戦場の後方に設け、戦線の傷病兵を収容・治療する病院。
⇒や‐せん【野戦】
や‐そ【八十】
(ソは十の意)はちじゅう。また、数の多いこと。允恭紀(図書寮本)院政期点「八十ヤソ艘ふな」
ヤソ【耶蘇】
(Jesus ラテンの近代中国音訳語「耶蘇」を日本の字音で読んだもの)
⇒イエス(Jesus)
や‐ぞ
(係助詞ヤに係助詞ゾを添えたもの)疑問・詠嘆・反語の意を強める。蜻蛉日記中「宿見れば蓬の門もさしながら荒るべきものと思ひけん―」
や‐そう【夜窓】‥サウ
夜のまど。夜間のまど。
や‐そう【野叟】
いなかのおやじ。野翁。村老。
や‐そう【野草】‥サウ
野に生えている草。野の草。のぐさ。
や‐そう【野葬】‥サウ
①野に葬ること。
②〔仏〕四葬の一種。死体を野に捨てること。林葬。
や‐そう【野僧】
①いなかの僧侶。
②僧侶の謙称。拙僧。野衲やのう。
やぞう【弥蔵】‥ザウ
①奉公人の通名。
②ふところ手をして着物の中で握り拳こぶしをつくり、肩のあたりを突き上げる姿形。江戸後期、職人・博徒などの風俗。浮世床初「握拳の―で額ぎはをこすらうとする」
やそう‐きょく【夜想曲】‥サウ‥
(→)ノクターンの訳語。
やそ‐うじ【八十氏】‥ウヂ
多くの氏族。忠見集「―の戴く山の雲なれば久しけれどもまづは頼もし」
⇒やそうじ‐びと【八十氏人】
やそうじ‐びと【八十氏人】‥ウヂ‥
多くの氏人。万葉集18「もののふの―も吉野川たゆることなく仕へつつ見む」
⇒やそ‐うじ【八十氏】
やそうばくげん【野叟曝言】
清代の長編小説。20巻154回。夏敬渠(1705〜1787)の作。文白という士大夫階級の理想的人物を主人公とした、いわゆる才学小説。
やそ‐か【八十日】
①はちじゅうにち。
②多くの日数。白河殿七百首「―ゆく浜の真砂ぢはるばると」
⇒やそか‐び【八十日日】
やそ‐か【八十楫】
多くの楫かじ。万葉集20「難波津にみ舟下おろ据すゑ―貫ぬき今は漕ぎぬと」
ヤソ‐かい【耶蘇会】‥クワイ
(→)イエズス会のこと。「―士」
やそ‐かげ【八十蔭】
(多くの日蔭をつくるものの意)立派な家。宮殿。推古紀「我が大君の隠ります天あまの―」
やそか‐び【八十日日】
八十日やそかの日。多くの日。祝詞、神賀詞「―はあれどもけふの生日いくひの足日たるひに」
⇒やそ‐か【八十日】
やそ‐がみ【八十神】
多くの神。古事記上「この大国主神の兄弟、―坐ましき」
やそ‐かわ【八十川】‥カハ
たくさんの川。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「水の出ばなの―の」
ヤソ‐きょう【耶蘇教】‥ケウ
キリスト教のこと。福沢諭吉、通俗国権論「仏法を信ずる国あれば―を信ずる国あり」→耶蘇
や‐ぞく【夜賊】
夜のぬすびと。夜盗。〈日葡辞書〉
やそ‐くに【八十国】
①多くの国。祝詞、鎮火祭「国の―」
②多くの国の人々。万葉集20「―は難波につどひ舟飾り」
やそ‐くま【八十隈】
多くのくま。多くの曲りかど。万葉集2「この道の―ごとに」
⇒やそくま‐で【八十隈手】
やそくま‐で【八十隈手】
多くの曲がりくねった所。古事記上「僕あは百足らず―に隠りて」
⇒やそ‐くま【八十隈】
やそ‐さか【八十坂】
多くの坂。また、80歳の老境。落窪物語3「―を越えよと切れる杖なればつきてを登れ位山にも」
やそ‐じ【八十・八十路】‥ヂ
(ジは接尾語。チに同じ)
①はちじゅう。やそ。
②80歳。80年。源氏物語手習「―余りの母」
やそ‐しま【八十島】
①多くの島。万葉集20「又更に―すぎて別れか行かむ」
②八十島祭の略。台記「―、大納言典侍出京」
⇒やそしま‐くだり【八十島下り】
⇒やそしま‐まつり【八十島祭】
⇒やそしま‐めぐり【八十島巡り】
⇒やそしま‐もうで【八十島詣で】
やそしま‐くだり【八十島下り】
八十島祭の使となって摂津国に下向すること。
⇒やそ‐しま【八十島】
やそしま‐まつり【八十島祭】
大嘗祭だいじょうさいの翌年、吉日を選び、勅使を摂津の難波に遣わし、住吉神・大依羅神おおよさみのかみ・海神・垂水神たるみのかみ・住道神すむじのかみなどを祭って、国土の生成を謝し、治世の安泰を祈る儀式。八十島神祭。
⇒やそ‐しま【八十島】
やそしま‐めぐり【八十島巡り】
①数多くの島々をめぐり行くこと。堀河百首秋「久かたの月をはるかにながむれば―見る心地する」
②(→)「八十島詣で」に同じ。
⇒やそ‐しま【八十島】
やそしま‐もうで【八十島詣で】‥マウデ
①八十島祭に参詣すること。
②八十島祭の使となって住吉神社などに詣でること。
⇒やそ‐しま【八十島】
やそ‐せ【八十瀬】
多くの瀬。せぜ。万葉集10「天のがは―霧らへり彦星の時待つ舟は今し漕ぐらし」
やそ‐たける【八十梟帥】
多くの勇猛な夷族の長。神武紀「先づ―を国見丘に撃ちて」
やそ‐つぎ【八十継ぎ】
人や物が次々と長くつづくこと。続日本紀22「生みの子の―にし仕へ奉り」
やそ‐つづき【八十続き】
(古くは清音)長くつづくこと。〈神代紀下訓注〉
やそ‐つな【八十綱】
たくさんの綱。祝詞、祈年祭「遠き国は―打ち掛けて引き寄する事の如く」
やそ‐とものお【八十伴の緒】‥ヲ
多くのとものお。朝廷に仕える百官。祝詞、大祓詞「伴の男の―を始めて」
やそ‐ば【八十葉】
葉が多く繁っていること。また、その葉。仁徳紀「百もも足らず―の樹は」
やそみたま‐の‐かみ【八十魂神】
日本国土に鎮座するすべての天神地祇。垂仁紀「皇御孫尊は専たくめに葦原中国の―を治しらさむ」
やそむら【八十村】
姓氏の一つ。
⇒やそむら‐ろつう【八十村路通】
やそむら‐ろつう【八十村路通】
⇒ろつう(路通)
⇒やそむら【八十村】
やそ‐やま【八十山】
多くの山。顕季集「時鳥―までに尋ねきてただ一こゑは聞くべきものか」
やそ‐よろず【八十万】‥ヨロヅ
非常に数が多いこと。やおよろず。神代紀上「―の神たち天の安の河辺かわらに会つどひて」
や‐た【八咫】
(ヤアタの約。咫あたは上代の長さの単位)長いこと。また、巨大なこと。古事記中「―烏やたがらす」。神代紀上「―鏡やたのかがみ」
やだ
①焼物のきず。
②転じて、人の欠点や悪い癖。浄瑠璃、生玉心中「日頃―の有る此の嘉平次、さぞ逃げた走つたと評判でござらう」
や‐たい【屋台・屋体】
①小さい家の形にし、持ち運ぶように作った台。物をのせて売り歩き、または祭礼の邌物ねりものとして用いる。「―を引く」「―で一杯のむ」
②(→)「踊り屋台」の略。
③能楽・演劇・踊りなどで家屋に模して用いる道具。
④小さく粗末な家をあざけっていう語。
⑤(→)屋台骨やたいぼねの略。「―が傾く」
⇒やたい‐くずし【屋体崩し・家台崩し】
⇒やたい‐ばやし【屋台囃子】
⇒やたい‐びき【屋台引】
⇒やたい‐ぼね【屋台骨】
⇒やたい‐みせ【屋台店】
や‐だい【矢代】
射芸で、勝負などに射手を二組に分けるために、まず各射手から矢を1本ずつ出させ、これを2本ずつ手に取って交叉するようにふり落として、上矢と下矢とをそれぞれ定め、上矢の組と下矢の組とを編成すること。
や‐だいく【家大工】
家を建てることを専門とする大工。船大工などに対していう。
やたい‐くずし【屋体崩し・家台崩し】‥クヅシ
劇場で、舞台に飾られた大道具の建物が崩れたり、つぶれたりするありさまを見せるもの。また、その装置。
⇒や‐たい【屋台・屋体】
や‐だいじん【矢大神・矢大臣】
①神社の随身ずいじん門に安置してある神の像。→随身門。
②雛人形の随身の称。
③(その姿が矢大臣の像に似ているからいう。一説に、居酒屋で酒を飲むのは随身者すなわち家来だからとも)居酒屋で空樽あきだるに腰をかけて酒を飲むこと。また、その居酒屋や、そこで飲む人。
⇒やだいじん‐もん【矢大神門】
やだいじん‐もん【矢大神門】
神社の随身門の俗称。
⇒や‐だいじん【矢大神・矢大臣】
やたいち【弥太一】
(弥太は六弥太すなわち豆腐の意)煮売酒屋で、豆腐と酒1合を注文する時の言葉。また、その煮売酒屋。
やたい‐ばやし【屋台囃子】
(→)馬鹿囃子に同じ。
⇒や‐たい【屋台・屋体】
やたい‐びき【屋台引】
絵画の技法の一つ。建築物・調度品などを描く時、溝みぞのある定規じょうぎに筆をあてて直線を引くこと。
⇒や‐たい【屋台・屋体】
やたい‐ぼね【屋台骨】
①屋台の骨組。また、家屋の柱・梁など。
②一家をささえて行くもの。身代しんだい。財産。誹風柳多留13「―よばりは一歩すてたやつ」。「―がゆるむ」
⇒や‐たい【屋台・屋体】
やたい‐みせ【屋台店】
屋台で物を売る店。とこみせ。
⇒や‐たい【屋台・屋体】
やた‐かがみ【八咫鏡】
⇒やたのかがみ。古事記上「中つ枝に―を取り繋かけ」
やた‐がらす【八咫烏】
(ヤタはヤアタの約。咫あたは上代の長さの単位)
①記紀伝承で神武天皇東征のとき、熊野から大和に入る険路の先導となったという大烏。姓氏録によれば、賀茂建角身命かもたけつのみのみことの化身と伝えられる。古事記中「今、天より―をつかはさむ」
②中国古代説話で太陽の中にいるという3本足の赤色の烏の、日本での称。〈倭名類聚鈔1〉→金烏きんう
やたく‐にりゅう【野沢二流】‥リウ
〔仏〕真言宗系の東密の事相を代表する小野流・広沢ひろざわ流の総称。両流とも六流に分派した。東密二流。→小野流→広沢流
や‐たけ【弥猛】
いよいよ勇み立つさま。太平記10「今は―に思ふとも叶ふべからず候」。「心は―にはやれども」
⇒やたけ‐ごころ【弥猛心】
や‐だけ【矢丈】
(→)矢頃やごろに同じ。
や‐だけ【矢竹・箭竹】
①矢に用いる竹。矢の竹の部分。矢柄やがら。箆の。
②ササの一種。高さ約3メートル。節間は長く、節は低い。葉は枝の上端部に互生。披針形でとがり無毛。稈かんで矢・かごなどをつくる。シノベ。ヤジノ。
ヤダケ
撮影:関戸 勇
やたけ‐ごころ【弥猛心】
いよいよ猛り勇む心。浜太郎、折矢柄「一旦思ひつめたる―を翻へすに由なく」
⇒や‐たけ【弥猛】
や‐たけび【矢叫び】
(→)「やさけび」に同じ。
や‐たて【矢立】
①矢を納めて立てておく道具。
②「矢立の硯」の略。武将が陣中で箙えびらの中などに入れて携帯した小さい硯箱。南北朝ごろから使われた。源平盛衰記4「懐中より―墨筆取出して」
③墨壺に筆を入れる筒の付いたもの。帯に差し込みなどして携帯する。江戸時代に使われた。石筆。墨斗。奥の細道「是を―の初として、行く道なほすすまず」
矢立
矢立
提供:竹中大工道具館
④魔脅まおどし。東北地方でいう。
や‐たて【家建て】
家を建てること。また、その建てかた。
や‐だな【矢棚】
海辺に設け、漁網を干す棚。
や‐だね【矢種】
①箙えびらなどにおさめて帯びた矢。射るために用意した矢の全部。平家物語7「有国深入りして戦ふ程に、―皆射尽して」
②(→)矢に同じ。
やた‐の‐かがみ【八咫鏡】
(巨大な鏡の意)三種の神器の一つ。記紀神話で天照大神が天の岩戸に隠れた時、石凝姥命いしこりどめのみことが作ったという鏡。天照大神が瓊瓊杵尊ににぎのみことに授けたといわれる。伊勢神宮の内宮に天照大神の御魂代として奉斎され、その模造の神鏡は宮中の賢所かしこどころに奉安される。まふつのかがみ。やたかがみ。神代紀上「中つ枝には―を懸とりかけ」
やた‐の‐からす【八咫の烏】
(→)「やたがらす」に同じ。
や‐たば【矢束】
①矢の長さ。やつか。→束そく。
②矢を束ねたもの。
や‐たばね【矢束ね】
箙えびらの下方に付けて、箙に差した矢が動き乱れないように束ねる緒。
やたべ【矢田部】
姓氏の一つ。
⇒やたべ‐りょうきち【矢田部良吉】
やたべ‐りょうきち【矢田部良吉】‥リヤウ‥
植物学者・詩人。号は尚今。伊豆(静岡県)生れ。東大教授・東京博物館長。1882年(明治15)井上哲次郎・外山正一とともに「新体詩抄」を著して新体詩運動の先駆をなした。著「日本植物図解」「日本植物篇」など。(1851〜1899)
⇒やたべ【矢田部】
や‐た‐ま【八田間】
柱と柱との間が広大なこと。また、そのところ。古事記上「―の大室おおむろやに喚び入れて」
や‐だま【矢玉・矢弾】
矢と弾丸。また、矢。「―が飛び交う」
やたら
(「矢鱈」は当て字)みだり。むやみ。浮世床2「此の小僧がうたつた唄は―とはやるが」。「―な事は言えない」「―に忙しい」
⇒やたら‐じま【矢鱈縞】
⇒やたら‐づけ【矢鱈漬】
やたら‐じま【矢鱈縞】
縞模様で、筋の広狭や色糸の配列順などが不規則なこと。また、そのような縞織物。
⇒やたら
やたら‐づけ【矢鱈漬】
種々の野菜を刻んで塩漬にし、とりまぜて木綿の袋に入れて味噌に漬けた漬物。
⇒やたら
やち【谷・谷地】
①(東日本で)低湿地。やつ。やと。
②(北海道で)泥炭地の俗称。
や‐ち【八千】
はっせん。また、数のきわめて多いこと。万葉集6「―とせに生あれ継がしつつ」。「―くさ」
や‐ち【屋地】
①家屋と土地。
②屋敷の土地。
や‐ち【野致】
田野の風致。ひなびたおもむき。野趣。
やち‐くさ【八千種・八千草】
多くの種類。多くの草。万葉集19「―に草木花さき」
やち‐げた【やち下駄】
やち(谷)で用いる下駄。水下駄。
やち‐しお【八千入】‥シホ
幾度も染めること。新拾遺和歌集哀傷「ちしほ―染むるもみぢば」
やち‐だ【谷地田】
谷地にある水気の多い湿田。
やち‐たび【八千度】
8000回。また、度数のきわめて多いこと。あまたたび。古今和歌集哀傷「先立たぬ悔いの―悲しきは」
やち‐だも【谷地だも】
(「だも」は「たぶのき」の転)モクセイ科トネリコ属の落葉高木。湿った山地に多い。高さ約20メートル。葉は羽状複葉で、通常9個の楕円形の小葉から成る。早春、黄色の小花群をつけ、多数の翼果を総状に下垂。材は器具用。
やち‐ねずみ【谷地鼠】
ネズミ科の一群の総称。ヨーロッパ・アジアの北部と北アメリカとに分布、日本では北海道や東北地方に分布する野鼠。代表的な種は北海道のエゾヤチネズミで、体長10センチメートルほど。毛色は背が赤褐色。苗木をかじる害獣とされる。ほかに、東北地方にトウホクヤチネズミ、本州中部の高山にニイガタヤチネズミなど。
やちほこ‐の‐かみ【八千矛神】
(「多くの矛の神」の意)古事記で、大国主命おおくにぬしのみことの異称。神語かんがたりに歌われる。
やち‐まぐそ
(信州で)泥炭。→さるけ
やちまた【八街】
千葉県中部、千葉市の東側に隣接する市。古くから落花生の産地で、近年は都市化が進む。人口7万6千。
や‐ちまた【八衢】
道が八つに分かれた所。また、道がいくつにも分かれた所。迷いやすいたとえにもいう。万葉集2「橘の蔭踏む道の―に」
やちゃら
数種類の材料を彩りよく取り合わせた酢の物。富山県の郷土料理。
や‐ちゅう【夜中】
夜のうち。夜の間。夜分。
⇒やちゅう‐ゆうこう【夜中遊行】
やちゅう‐じ【野中寺】
大阪府羽曳野はびきの市にある真言宗の寺。聖徳太子の建立と伝える。法隆寺式伽藍の礎石と飛鳥式の瓦とを発掘。金銅弥勒菩薩半跏はんか像は丙寅年(666年)の在銘像として重要。中の太子。のなかでら。→叡福寺
やちゅう‐ゆうこう【夜中遊行】‥イウカウ
夢遊病の異称。
⇒や‐ちゅう【夜中】
や‐ちょ【野猪】
イノシシ。今昔物語集2「唇・口垂れて―の如し」
⇒野猪にして介するもの
やち‐よ【八千代】
8000年。また、きわめて多くの年代。古今和歌集賀「君が御代をば―とぞ鳴く」
⇒やちよ‐じし【八千代獅子】
やちよ【八千代】
千葉県北西部、下総台地西端の市。もと成田街道の宿場町。近年、大住宅団地が建設される。人口18万1千。
や‐ちょう【夜鳥】‥テウ
夜、活動する鳥。
や‐ちょう【野帳】‥チヤウ
①検地の際のひかえ帳。野外で記入した仮の帳簿で、検地帳作成の基とした。のちょう。
②フィールド‐ノート。
や‐ちょう【野鳥】‥テウ
野にいる鳥。野生の鳥。野禽やきん。〈日葡辞書〉
や‐ちょく【夜直】
夜の当直。↔日直
やちよ‐じし【八千代獅子】
地歌の手事物てごともの。前歌と後歌の歌詞は初春を祝うめでたい内容。箏を加えて合奏するのが普通で、歌舞伎の下座音楽では立ち回りの場面に用いる。
⇒やち‐よ【八千代】
やたけ‐ごころ【弥猛心】
いよいよ猛り勇む心。浜太郎、折矢柄「一旦思ひつめたる―を翻へすに由なく」
⇒や‐たけ【弥猛】
や‐たけび【矢叫び】
(→)「やさけび」に同じ。
や‐たて【矢立】
①矢を納めて立てておく道具。
②「矢立の硯」の略。武将が陣中で箙えびらの中などに入れて携帯した小さい硯箱。南北朝ごろから使われた。源平盛衰記4「懐中より―墨筆取出して」
③墨壺に筆を入れる筒の付いたもの。帯に差し込みなどして携帯する。江戸時代に使われた。石筆。墨斗。奥の細道「是を―の初として、行く道なほすすまず」
矢立
矢立
提供:竹中大工道具館
④魔脅まおどし。東北地方でいう。
や‐たて【家建て】
家を建てること。また、その建てかた。
や‐だな【矢棚】
海辺に設け、漁網を干す棚。
や‐だね【矢種】
①箙えびらなどにおさめて帯びた矢。射るために用意した矢の全部。平家物語7「有国深入りして戦ふ程に、―皆射尽して」
②(→)矢に同じ。
やた‐の‐かがみ【八咫鏡】
(巨大な鏡の意)三種の神器の一つ。記紀神話で天照大神が天の岩戸に隠れた時、石凝姥命いしこりどめのみことが作ったという鏡。天照大神が瓊瓊杵尊ににぎのみことに授けたといわれる。伊勢神宮の内宮に天照大神の御魂代として奉斎され、その模造の神鏡は宮中の賢所かしこどころに奉安される。まふつのかがみ。やたかがみ。神代紀上「中つ枝には―を懸とりかけ」
やた‐の‐からす【八咫の烏】
(→)「やたがらす」に同じ。
や‐たば【矢束】
①矢の長さ。やつか。→束そく。
②矢を束ねたもの。
や‐たばね【矢束ね】
箙えびらの下方に付けて、箙に差した矢が動き乱れないように束ねる緒。
やたべ【矢田部】
姓氏の一つ。
⇒やたべ‐りょうきち【矢田部良吉】
やたべ‐りょうきち【矢田部良吉】‥リヤウ‥
植物学者・詩人。号は尚今。伊豆(静岡県)生れ。東大教授・東京博物館長。1882年(明治15)井上哲次郎・外山正一とともに「新体詩抄」を著して新体詩運動の先駆をなした。著「日本植物図解」「日本植物篇」など。(1851〜1899)
⇒やたべ【矢田部】
や‐た‐ま【八田間】
柱と柱との間が広大なこと。また、そのところ。古事記上「―の大室おおむろやに喚び入れて」
や‐だま【矢玉・矢弾】
矢と弾丸。また、矢。「―が飛び交う」
やたら
(「矢鱈」は当て字)みだり。むやみ。浮世床2「此の小僧がうたつた唄は―とはやるが」。「―な事は言えない」「―に忙しい」
⇒やたら‐じま【矢鱈縞】
⇒やたら‐づけ【矢鱈漬】
やたら‐じま【矢鱈縞】
縞模様で、筋の広狭や色糸の配列順などが不規則なこと。また、そのような縞織物。
⇒やたら
やたら‐づけ【矢鱈漬】
種々の野菜を刻んで塩漬にし、とりまぜて木綿の袋に入れて味噌に漬けた漬物。
⇒やたら
やち【谷・谷地】
①(東日本で)低湿地。やつ。やと。
②(北海道で)泥炭地の俗称。
や‐ち【八千】
はっせん。また、数のきわめて多いこと。万葉集6「―とせに生あれ継がしつつ」。「―くさ」
や‐ち【屋地】
①家屋と土地。
②屋敷の土地。
や‐ち【野致】
田野の風致。ひなびたおもむき。野趣。
やち‐くさ【八千種・八千草】
多くの種類。多くの草。万葉集19「―に草木花さき」
やち‐げた【やち下駄】
やち(谷)で用いる下駄。水下駄。
やち‐しお【八千入】‥シホ
幾度も染めること。新拾遺和歌集哀傷「ちしほ―染むるもみぢば」
やち‐だ【谷地田】
谷地にある水気の多い湿田。
やち‐たび【八千度】
8000回。また、度数のきわめて多いこと。あまたたび。古今和歌集哀傷「先立たぬ悔いの―悲しきは」
やち‐だも【谷地だも】
(「だも」は「たぶのき」の転)モクセイ科トネリコ属の落葉高木。湿った山地に多い。高さ約20メートル。葉は羽状複葉で、通常9個の楕円形の小葉から成る。早春、黄色の小花群をつけ、多数の翼果を総状に下垂。材は器具用。
やち‐ねずみ【谷地鼠】
ネズミ科の一群の総称。ヨーロッパ・アジアの北部と北アメリカとに分布、日本では北海道や東北地方に分布する野鼠。代表的な種は北海道のエゾヤチネズミで、体長10センチメートルほど。毛色は背が赤褐色。苗木をかじる害獣とされる。ほかに、東北地方にトウホクヤチネズミ、本州中部の高山にニイガタヤチネズミなど。
やちほこ‐の‐かみ【八千矛神】
(「多くの矛の神」の意)古事記で、大国主命おおくにぬしのみことの異称。神語かんがたりに歌われる。
やち‐まぐそ
(信州で)泥炭。→さるけ
やちまた【八街】
千葉県中部、千葉市の東側に隣接する市。古くから落花生の産地で、近年は都市化が進む。人口7万6千。
や‐ちまた【八衢】
道が八つに分かれた所。また、道がいくつにも分かれた所。迷いやすいたとえにもいう。万葉集2「橘の蔭踏む道の―に」
やちゃら
数種類の材料を彩りよく取り合わせた酢の物。富山県の郷土料理。
や‐ちゅう【夜中】
夜のうち。夜の間。夜分。
⇒やちゅう‐ゆうこう【夜中遊行】
やちゅう‐じ【野中寺】
大阪府羽曳野はびきの市にある真言宗の寺。聖徳太子の建立と伝える。法隆寺式伽藍の礎石と飛鳥式の瓦とを発掘。金銅弥勒菩薩半跏はんか像は丙寅年(666年)の在銘像として重要。中の太子。のなかでら。→叡福寺
やちゅう‐ゆうこう【夜中遊行】‥イウカウ
夢遊病の異称。
⇒や‐ちゅう【夜中】
や‐ちょ【野猪】
イノシシ。今昔物語集2「唇・口垂れて―の如し」
⇒野猪にして介するもの
やち‐よ【八千代】
8000年。また、きわめて多くの年代。古今和歌集賀「君が御代をば―とぞ鳴く」
⇒やちよ‐じし【八千代獅子】
やちよ【八千代】
千葉県北西部、下総台地西端の市。もと成田街道の宿場町。近年、大住宅団地が建設される。人口18万1千。
や‐ちょう【夜鳥】‥テウ
夜、活動する鳥。
や‐ちょう【野帳】‥チヤウ
①検地の際のひかえ帳。野外で記入した仮の帳簿で、検地帳作成の基とした。のちょう。
②フィールド‐ノート。
や‐ちょう【野鳥】‥テウ
野にいる鳥。野生の鳥。野禽やきん。〈日葡辞書〉
や‐ちょく【夜直】
夜の当直。↔日直
やちよ‐じし【八千代獅子】
地歌の手事物てごともの。前歌と後歌の歌詞は初春を祝うめでたい内容。箏を加えて合奏するのが普通で、歌舞伎の下座音楽では立ち回りの場面に用いる。
⇒やち‐よ【八千代】
広辞苑 ページ 19772 での【○痩せる思い】単語。