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○火事場の馬鹿力かじばのばかぢから🔗⭐🔉
○火事場の馬鹿力かじばのばかぢから
差し迫った状況では、普段にはない力を発揮するものだ。
⇒かじ‐ば【火事場】
かじば‐みまわりやく【火事場見廻役】クワ‥マハリ‥
江戸幕府の職名。江戸市中に火事のあった際に、大名屋敷街の巡視、町火消の指図・監察をする役。若年寄支配。多く寄合・小普請の者が命ぜられ、御使番の兼帯もある。
⇒かじ‐ば【火事場】
かしはら【橿原】
奈良県中部、奈良盆地南部の市。歴代御陵・橿原神宮・藤原宮址など史跡が多い。大阪の衛星都市化が進む。人口12万5千。
⇒かしはら‐いせき【橿原遺跡】
⇒かしはら‐じんぐう【橿原神宮】
⇒かしはら‐の‐みや【橿原宮】
かしはら‐いせき【橿原遺跡】‥ヰ‥
橿原市にある、近畿の縄文時代晩期を代表する遺跡。多数の土器・土製品・石器・動物遺体などが出土。
⇒かしはら【橿原】
かしはら‐じんぐう【橿原神宮】
橿原市、畝傍うねび山の南東麓にある元官幣大社。記紀伝承の橿原宮の旧址という。祭神は神武天皇と媛踏鞴五十鈴媛ひめたたらいすずひめ皇后。1889年(明治22)の創建。
橿原神宮
撮影:的場 啓
⇒かしはら【橿原】
かしはら‐の‐みや【橿原宮】
(→)畝傍橿原宮うねびのかしはらのみやに同じ。
⇒かしはら【橿原】
かしはら‐りゅう【樫原流】‥リウ
槍術の一派。江戸初期の樫原俊重( 〜1655)を祖とする。鍵槍を主とする。
かし‐ばり【浸鉤】
(→)置鉤おきばりに同じ。
かし‐パン【菓子パン】クワ‥
甘くてやわらかいパン。餡あん・クリーム・ジャムなどを包んで焼く。正岡子規、仰臥漫録「二時過牛乳一合コ、ア交テ、煎餅―ナド十個許」
かし‐ビル【貸ビル】
使用料を取って、事務所や店舗として貸しているビル。
かし‐ぶとん【貸蒲団・貸布団】
損料を取って貸す蒲団。
かし‐ぶね【貸舟】
料金を取って舟遊びや釣りなどをする人に貸し出す舟。
かし‐ぶんさん【家資分散】
旧制で、債務者が強制執行を受け、弁済の資力がないようになった一種の破産状態。裁判所により宣告された。
かじ‐ぼう【梶棒・舵棒】カヂバウ
①人力車・荷車などの長柄ながえ。
②船の舵の取手とって。舵柄かじづか。
かし‐ほん【貸本】
損料を取って貸す書籍・雑誌。
⇒かしほん‐や【貸本屋】
かし‐ぼん【菓子盆】クワ‥
菓子を盛る盆。
かしほん‐や【貸本屋】
損料を取って本を貸す商い。また、それを営む人。日本では江戸中期以降に発達。店頭営業のほか、書物を担いで得意先を巡り歩いて配本した。三遊亭円朝、真景累ヶ淵「私が櫓下に居る時分、―の小僧さんで居て」
⇒かし‐ほん【貸本】
かしま【加島】
大阪市淀川区加島付近、神崎川の河口にあった地。古く要港神崎の対岸で、遊女の町として知られる。更級日記「―見て鳴戸の浦に漕がれ出づる心はえきや磯のあま人」
かしま【鹿島】
①茨城県南東部にあり、鹿島灘に臨む市。鹿島神宮の門前町。掘込み式の鹿島港を中心に臨海工業地帯が成立。人口6万4千。
▷行政上の市名は「鹿嶋市」と書く。
②佐賀県南部の市。有明海に面する。中心地区はもと鍋島支藩の城下町。その南に祐徳稲荷神社が位置する。人口3万2千。
⇒かしま‐おどり【鹿島踊】
⇒かしま‐じんぐう【鹿島神宮】
⇒かしま‐だち【鹿島立ち】
⇒かしま‐どりい【鹿島鳥居】
⇒かしま‐なだ【鹿島灘】
⇒かしま‐の‐おび【鹿島の帯】
⇒かしま‐の‐ことふれ【鹿島の事触れ】
⇒かしま‐やりがたけ【鹿島槍ヶ岳】
⇒かしま‐りんかい‐こうぎょうちいき【鹿島臨海工業地域】
かし‐ま【貸間】
料金を取って貸す部屋。貸室。貸部屋。
かじ‐ま【楫間】カヂ‥
漕いでいる楫の動きがとまる、ほんのわずかの間。万葉集17「淡路島とわたる舟の―にも」
かしま‐おどり【鹿島踊】‥ヲドリ
(→)「鹿島の事触ことふれ」に同じ。また、その所業を伝えるという郷土芸能の踊り。常陸地方はじめ諸国に伝存。
⇒かしま【鹿島】
かしまきこう【鹿島紀行】‥カウ
俳諧紀行。芭蕉著。1巻。1687年(貞享4)門人曾良・宗波と常陸の鹿島へ月見に同行した時のもの。「鹿島詣」とも。
→文献資料[鹿島紀行]
かじ‐まくら【楫枕】カヂ‥
(楫を枕として寝る意)
①船の中に泊まること。船路の旅。なみまくら。玉葉集旅「―一夜ならぶる友船も」
②地歌・箏曲。京風手事物てごともの。橘岐山作詞。菊岡検校作曲。八重崎検校箏手付。内容は遊女の頼りない気持を述べたもの。
かしまし・い【囂しい・姦しい】
〔形〕[文]かしま・し(シク)
やかましい。かまびすしい。落窪物語3「あな―・し。…な言ひそ」。「女三人寄れば―・い」
かしま‐じんぐう【鹿島神宮】
茨城県鹿嶋市宮中にある元官幣大社。祭神は武甕槌神たけみかずちのかみ。経津主神ふつぬしのかみ・天児屋根命を配祀。古来軍神として武人の尊信が厚い。常陸国一の宮。
⇒かしま【鹿島】
かじ‐また【舵股】カヂ‥
筏いかだの舵をとる股木。
かしま‐だち【鹿島立ち】
(鹿島・香取の2神が、天孫降臨に先だち葦原の中つ国を平定した吉例に基づくとも、また、辺防の軍旅に赴く武人・防人さきもりが、鹿島神宮の前立まえだち、阿須波神に途上の安全を祈ったことに基づくともいう)旅行に出で立つこと。かどで。出立。好色五人女2「―の日より同じ宿に泊り」
⇒かしま【鹿島】
かしま‐どりい【鹿島鳥居】‥ヰ
神明鳥居の一形式。柱と笠木は円形。貫ぬきは角形でその端は柱の外に貫き出ている。鹿島神宮の鳥居の形式。
鹿島鳥居
⇒かしま【鹿島】
かしま‐なだ【鹿島灘】
千葉県犬吠埼から茨城県大洗岬にわたる沖合の海。海浜は鹿島浦と呼ばれ、海岸砂丘が発達。
⇒かしま【鹿島】
かしま‐の‐おび【鹿島の帯】
(→)常陸帯ひたちおび1に同じ。散木奇歌集「なぞもかく別れそめけむ常陸なる―の恨めしの世や」
⇒かしま【鹿島】
かしま‐の‐ことふれ【鹿島の事触れ】
近世、その年の豊凶・吉凶につき、鹿島大明神の神託と称して春ごとに(元日から3日まで)全国に触れまわった人。折烏帽子おりえぼしに狩衣の神官姿で、襟に幣帛へいはくを挿み、銅拍子を鳴らしてそれを触れ歩いた。後には物貰いのなりわいとなった。ことふれ。浄瑠璃、用明天皇職人鑑「是はお鹿島香取より罷り出た事触でござりや申す」
鹿島の事触れ
⇒かしま【鹿島】
かじま‐や【加島屋】
江戸時代の大坂の豪商。広岡久右衛門家と長田おさだ作兵衛家の二系統があり、両家とも入替いれかえ両替や大名貸を営んだ。広岡家は1887年(明治20)加島銀行を組織。長田家は73年閉店。
かしま‐やりがたけ【鹿島槍ヶ岳】
飛騨山脈北部、富山・長野県境にある山。標高2889メートル。山容は端麗な双耳そうじ峰で山麓はスキー場。
鹿島槍ヶ岳(1)
提供:オフィス史朗
鹿島槍ヶ岳(2)
提供:オフィス史朗
⇒かしま【鹿島】
かじ‐まり【梶鞠】カヂ‥
七夕たなばたに飛鳥井あすかい・難波なんば両家が催した蹴鞠けまりの式。門人代表が梶の枝に鞠をかけて坪の内に供し二星を祭った。梶の鞠。七夕の鞠。〈[季]秋〉
かしま‐りんかい‐こうぎょうちいき【鹿島臨海工業地域】‥ゲフ‥ヰキ
鹿島灘沿岸の鹿島港を中心として、鹿嶋市・神栖市に形成された工業地域。鉄鋼・石油・電力のコンビナートがある。
⇒かしま【鹿島】
カシミア【cashmere】
⇒カシミヤ
カシミール【Kashmir】
インド亜大陸北西隅、ヒマラヤ山脈西部およびカラコルム山脈南部を占める地方。もと藩王国。この地の帰属をめぐってインド・パキスタン間、インド・中国間に紛争が続いている。カシュミール。
かし‐みず【淅水】‥ミヅ
米のとぎ汁。浄瑠璃、国性爺合戦「―でもすすつて命をつげとぞ呼ばはりける」
かし‐みせ【貸店】
貸料を取って貸す店。
かし‐みせ【河岸見世】
江戸吉原の遊女屋の階級。遊郭周囲のお歯黒どぶに面した、格式の低い店。小格子こごうし。
かじ‐みまい【火事見舞】クワ‥マヒ
火災にかかった家、または近火に遭った家を見舞うこと。〈[季]冬〉
カシミヤ【cashmere】
(カシミール地方産のヤギに由来)
カシミヤ糸で織った毛織物。柔らかくて保温性がよく、最高級の織物とされる。手織りで、勾玉まがたま形の植物文様を織り出す。19世紀ヨーロッパでショールとして流行。カシミア。
⇒カシミヤ‐いと【カシミヤ糸】
⇒カシミヤ‐やぎ【カシミヤ山羊】
カシミヤ‐いと【カシミヤ糸】
カシミヤ山羊の毛を紡いで製した糸。
⇒カシミヤ【cashmere】
カシミヤ‐やぎ【カシミヤ山羊】
ヤギの一品種。インドのカシミールおよびチベットの原産。白色絹糸のような光沢ある長毛で被われ、また、褐色・黒色のものもある。毛はカシミヤ織の原料。
⇒カシミヤ【cashmere】
かじ‐むき【家事向き】
①家事に関する用向き。
②家事に適していること。
かじむら【梶村】カヂ‥
姓氏の一つ。
⇒かじむら‐ひでき【梶村秀樹】
かじむら‐ひでき【梶村秀樹】カヂ‥
朝鮮史研究者。東京生れ。東大卒。神奈川大学教授。戦後日本の朝鮮史研究の中心的存在。著「朝鮮史の枠組と思想」ほか。(1935〜1989)
⇒かじむら【梶村】
かしめ
ボイラー・水槽・ガス溜などのリベット継手の部分からの漏出を防ぐために、板金の縁を、刃先の平らなたがねを当てて叩き、隙間をなくすこと。コーキング。
かじ‐め【搗布】カヂ‥
〔植〕(古くはカチメ)ノロカジメのこと。混同してアラメを指すことがある。〈[季]春〉
かし・める
〔他下一〕
金属の接合部分を打ったり締めたりして固くとめる。
かし‐もと【貸元】
①金を貸す人。金主。
②ばくち場の親方。賭け金を融通するのでいう。転じて、ばくち打ちの親分。
かし‐もの【貸物】
①貸す品物。
②損料を取って貸す夜具。かしぶとん。「―屋」
かし‐もりもの【貸盛物】
料金を取って貸す、神仏への供え物。本朝二十不孝「念仏講の―、三具に敲鉦を添へて」
か‐しゃ【火車】クワ‥
①〔仏〕火がもえている車。生前に悪事をした亡者をのせて地獄に運ぶという。ひのくるま。
②火車婆の略。
③中国で、汽車。火輪車。
④中国の古い戦具で、火攻めに使う車。
⑤葬送の時にわかに風雨が起こって棺を吹き飛ばすこと。
⑥(→)花車かしゃ1に同じ。
⇒かしゃ‐ばば【火車婆】
か‐しゃ【火舎】クワ‥
(カジャとも)二階棚にかいだなに配置する香炉の一種。かさ。ほや。栄華物語音楽「―どもにいろいろの宝の香どもを焚かせ給へれば」
火舎
撮影:関戸 勇
か‐しゃ【仮借】
六書りくしょの一つ。ある概念や事物を表す漢字がない場合、本来の意味と違う同音の他の漢字を借りて当てたもの。食物を盛る器の「豆とう」を「まめ」の意に用いる類。かしゃく。
か‐しゃ【花車】クワ‥
①(火車婆の意か。一説に、花魁おいらんをまわすものの意)遊女を監督・指揮する女。遣手やりて。「香車」「火車」とも書く。
②茶屋・料理屋の女主人。
③⇒きゃしゃ。
⇒かしゃ‐がた【花車形】
か‐しゃ【華奢】クワ‥
はなやかでおごること。はでに飾ること。豪華。→きゃしゃ(花車・華奢)
か‐しゃ【貨車】クワ‥
動力車に連結し貨物を輸送する鉄道車両。積荷の種類に応じて多様な種類がある。
⇒かしゃ‐わたし【貨車渡し】
か‐しゃ【蝸舎】クワ‥
蝸牛かたつむりの殻に似た円形の掘建小屋。せまくるしい家。自分の家の謙譲語。蝸廬。菅家文草4「東の京なる―の宅」
かし‐や【貸家】
家賃を取って貸す家。かしいえ。
⇒かしや‐くみあい【貸家組合】
⇒かしや‐だて【貸家建て】
⇒かしや‐ぶしん【貸家普請】
⇒かしや‐ふだ【貸家札】
かし‐や【菓子屋】クワ‥
菓子を作り、または売る家。また、その商売。
か‐じゃ【冠者】クワ‥
⇒かんじゃ。「太郎―」
かじ‐や【鍛冶屋】カヂ‥
①鍛冶を職業とする人。また、その家。「村の―」
②釘抜きに用いるL字形の鉄梃かなてこ。
⇒かじや‐ずみ【鍛冶屋炭】
⇒かじや‐ばし【鍛冶屋箸】
ガシャーブルム【Gasherbrum】
インド北西部、カラコルム山脈中の山群。Ⅰ峰(ヒドゥン‐ピークとも。標高8068メートル)・Ⅱ峰(標高8035メートル)など六つの峰から成る。Ⅰ峰は1958年アメリカ隊が初登頂。ガッシャブルム。
ガシャーブルムⅠ峰
提供:オフィス史朗
ガシャーブルムⅡ峰
提供:オフィス史朗
ガシャーブルムⅣ峰
提供:オフィス史朗
カジャール‐ちょう【カジャール朝】‥テウ
⇒カージャールちょう
かしゃ‐かしゃ
乾いた物の触れ合う音。かさかさ。
がじゃ‐がじゃ
①堅く細かい物の触れ合う音。がさがさ。
②物事をさわがしく言い立てるさま。
かしゃ‐がた【花車形】クワ‥
歌舞伎で、大年増・老女の役を演ずる役者。老女形ふけおやま。
⇒か‐しゃ【花車】
か‐しゃく【仮借】
①かりること。
②みのがすこと。ゆるすこと。
③⇒かしゃ。
⇒かしゃく‐な・い【仮借無い】
か‐しゃく【呵責】
叱り責めること。責めさいなむこと。仏足石歌(題詞)「生死を―す」。「良心の―」
か‐しゃく【挂錫・掛錫】クワ‥
〔仏〕(錫杖を僧堂の鉤に掛け置く意)行脚あんぎゃ中の僧侶が他の寺院に滞在すること。転じて、僧堂に籍をおいて修行すること。掛搭かた。
か‐しゃく【家借】
他人の家を借りること。
かし‐やく【河岸役】
江戸時代、河岸の問屋営業に対して課した税。河岸運上。
かし‐やぐ【貸夜具】
損料を取って貸す夜具。
かじゃく【下若】
中国浙江省若渓北岸の、名酒の産地。転じて、美酒の称。下若酒。
かしゃく‐な・い【仮借無い】
〔形〕
みのがしたりゆるしたりしない。「―・く糾弾する」
⇒か‐しゃく【仮借】
かしや‐くみあい【貸家組合】‥アヒ
貸家の所有者の組織する組合。貸家供給の促進、賃貸条件の統制などを目的とする法人で、貸家組合法(1941年制定、78年廃止)に基づくもの。
⇒かし‐や【貸家】
かじや‐ずみ【鍛冶屋炭】カヂ‥
鍛冶屋で鍛冶に使用する特製の炭。火力弱く炎の立つものが選ばれ、松・栗などの軟らかい材を使用。和炭にこずみ。金屋炭かなやずみ。
⇒かじ‐や【鍛冶屋】
かしや‐だて【貸家建て】
貸家として建てた家。
⇒かし‐や【貸家】
かじや‐ばし【鍛冶屋箸】カヂ‥
鍛冶屋が鉄をはさむ器具。かなばし。
⇒かじ‐や【鍛冶屋】
かしゃ‐ばば【火車婆】クワ‥
(来世は火車に乗せられて地獄に落ちるからという)悪心の老婆。おにばば。
⇒か‐しゃ【火車】
かしや‐ぶしん【貸家普請】
貸家にするための普請。転じて、粗末な普請。安普請。
⇒かし‐や【貸家】
かしや‐ふだ【貸家札】
貸家であることを表示する札。斜めに貼る風習がある。
⇒かし‐や【貸家】
かしゃ‐わたし【貨車渡し】クワ‥
売買の貨物を売主が貨車に積み込んだ時に買主に引き渡したものとみなして、その時までの費用を売主が負担する売買契約の条件。貨車積込渡し。
⇒か‐しゃ【貨車】
か‐しゅ【下種】
①種を下ろすこと。種まき。
②⇒げす
か‐しゅ【火酒】クワ‥
蒸留酒のこと。ウォツカの類。
か‐しゅ【佳酒・嘉酒】
よい酒。美酒。
か‐しゅ【華主】クワ‥
お得意の客。顧客。華客。
か‐しゅ【貨主】クワ‥
貨物の持主。荷主にぬし。
か‐しゅ【嫁娶】
よめいりとよめとり。結婚すること。
か‐しゅ【嘉手】
書の巧みな人。能書。能筆。
か‐しゅ【歌手】
歌をうたうことを職業とする人。うたいて。「オペラ―」
か‐しゅ【歌酒】
歌をうたい酒を飲むこと。
か‐じゅ【下寿】
60歳。または80歳。→上寿
か‐じゅ【花樹】クワ‥
花の咲く樹木。花を観賞する樹木。
か‐じゅ【果樹】クワ‥
果物のなる樹の総称。ミカン・リンゴ・ブドウ・モモなど。
⇒かじゅ‐えん【果樹園】
⇒かじゅ‐えんげい【果樹園芸】
か‐じゅ【華寿】クワ‥
(「華」の字を分解すれば、六つの十と一とになることから)数え年61歳のこと。また、その祝い。華甲の寿。還暦。
が‐しゅ【画手】グワ‥
えかき。画工。
が‐しゅ【画趣】グワ‥
絵のようなおもむき。絵になりそうな景色。
が‐しゅ【雅趣】
風雅なおもむき。雅致。
が‐じゅ【賀寿】
長寿の祝い。老年の祝い。寿賀。
カジュアル【casual】
(衣服が)日常的・実用的で気軽なさま。「―‐ウェア」
⇒カジュアル‐ウォーター【casual water】
⇒カジュアル‐コピー
カジュアル‐ウォーター【casual water】
ゴルフコースで、雨などにより一時的にできた水溜り。
⇒カジュアル【casual】
カジュアル‐コピー
(和製語casual copy)個人が軽い気持で行う、著作権を侵害する不正なコピー行為。
⇒カジュアル【casual】
かしゅう【何首烏】
〔植〕ツルドクダミの漢名。またその塊根の生薬名。漢方で緩下・強壮薬とする。
⇒かしゅう‐いも【何首烏藷】
か‐しゅう【加州】‥シウ
①加賀かが国の別称。賀州。
②アメリカ合衆国のカリフォルニア州の別称。
⇒かしゅう‐きん【加州金】
か‐しゅう【加修】‥シウ
修理を加えること。
か‐しゅう【河州】‥シウ
河内かわち国の別称。
か‐しゅう【河舟】‥シウ
河を通航する舟。千トン級までの小船舶をいう。
か‐しゅう【家集】‥シフ
個人の歌集。いえのしゅう。
かしゅう【賀集】‥シフ
姓氏の一つ。
⇒かしゅう‐みんぺい【賀集珉平】
か‐しゅう【歌集】‥シフ
①和歌を集めて本にしたもの。和歌集。「遺詠を集めて―を編む」
②歌詞・歌曲を集めて本にしたもの。
カシュー【cashew】
ウルシ科の常緑小高木。熱帯アメリカ原産。果実(カシュー‐ナッツ)は食用。樹脂を塗料・ゴムなどに使う。
⇒カシュー‐アップル【cashew apple】
⇒カシュー‐ナッツ【cashew nuts】
か‐じゅう【加重】‥ヂユウ
①加えて重くすること。
②〔法〕
⇒かちょう。
⇒かじゅう‐へいきん【加重平均】
か‐じゅう【佳什】‥ジフ
すぐれた詩歌。佳作。
か‐じゅう【果汁】クワジフ
果物をしぼったしる。ジュース。
か‐じゅう【家什】‥ジフ
家の道具。家具。
か‐じゅう【家従】
①もと親王家・王家の庶務を扱う属官。家令の次席。
②もと華族の家の庶務を扱う者。家扶の次席。
か‐じゅう【荷重】‥ヂユウ
①積荷の重さ。「―制限」
②構造物の構成部分に加わる力。その加わる様式によって静荷重・繰返荷重・衝撃荷重などに分かれる。
③仕事をしている機械からみて、対象物の荷の重さ、反作用の大きさ。負荷。
④スキーに体重をかけて、雪面への圧力を増すこと。↔抜重。
⑤〔地〕営力によって運搬される物質の総称。流水・風・氷河などの運搬物質。
⇒かじゅう‐けんさ‐き【荷重検査器】
⇒かじゅう‐しけん【荷重試験】
⇒かじゅう‐ばいすう【荷重倍数】
か‐じゅう【過重】クワヂユウ
重さや負担などが限度を越えていること。おもすぎること。「―な負担」
が‐しゅう【我執】‥シフ
①〔仏〕本来実体のない自我を実体視して執着すること。我見。源平盛衰記19「今生―を起して、来世の苦難を招かん事」
②自分だけの小さい考えにとらわれて離れられないこと。我がを張り通すこと。「―を捨てる」
が‐しゅう【画集】グワシフ
絵を集めて本にしたもの。
が‐しゅう【賀州】‥シウ
加賀かが国・伊賀いが国の別称。
カシュー‐アップル【cashew apple】
カシューの花柄がふくらんだ部分。生食したり、ジャム・酒・飲料などに加工したりする。
⇒カシュー【cashew】
かしゅう‐いも【何首烏藷】
ヤマノイモ科の多年草。中国原産。地下茎は芋状、ひげ根が多く、カシュウの地下茎に似る。茎は細い蔓つるで紫紅色。葉は大きな心臓形。雌雄異株。夏、葉腋に淡緑黄色の小花を穂状につける。根茎は食用。〈[季]秋〉
⇒かしゅう【何首烏】
かしゅう‐きん【加州金】‥シウ‥
天正(1573〜1592)年間から寛文(1661〜1673)年間にかけ、加賀の金沢で鋳造した金銀貨幣。加賀・能登・越中の3国に通用。
⇒か‐しゅう【加州】
かじゅう‐けんさ‐き【荷重検査器】‥ヂユウ‥
自動車などを積荷のまま載せて、その荷の重量をはかる計器。
⇒か‐じゅう【荷重】
かじゅう‐じ【勧修寺】クワジウ‥
⇒かんじゅじ
かじゅう‐しけん【荷重試験】‥ヂユウ‥
構造物などに荷重を加えて、その構造材料の強度・変形などを測定する試験。
⇒か‐じゅう【荷重】
カシュー‐ナッツ【cashew nuts】
カシューの果実の仁。曲玉まがたま形で脂肪に富み食用。
⇒カシュー【cashew】
かじゅう‐ばいすう【荷重倍数】‥ヂユウ‥
飛行機が空中で運動したり着陸したりするときに加わる慣性力の大きさを、地球の重力加速度の倍数で表したもの。
⇒か‐じゅう【荷重】
かじゅう‐へいきん【加重平均】‥ヂユウ‥
平均値の計算法の一つ。各項の数値にその重要度に比例したウェート2をつけてから平均すること。
⇒か‐じゅう【加重】
かしゅう‐みんぺい【賀集珉平】‥シフ‥
江戸後期〜明治初年の陶工。淡路焼の創始者。淡路の人。京都の陶工尾形周平(2代高橋道八の弟)の指導を受け、諸種の釉薬を創製。(1796〜1871)
⇒かしゅう【賀集】
かじゅ‐えん【果樹園】クワ‥ヱン
果樹を栽培する園地。
⇒か‐じゅ【果樹】
かじゅ‐えんげい【果樹園芸】クワ‥ヱン‥
園芸の一部門。果樹の栽培・育種、果実の品質・出荷にかかわる管理などを扱う。
⇒か‐じゅ【果樹】
カシュガル【Kaxgar・喀什噶爾】
中国新疆ウイグル自治区タリム盆地北西隅の都市。漢より唐の間、疎勒そろくの名で知られる。1759年より清朝の版図に入る。新疆南部の経済の中心地。東西交通の要地。喀什。人口34万1千(2000)。
か‐しゅく【加宿】
江戸時代、人家が少なく人馬を出しにくい宿駅の場合、地続きの隣村に宿駅の用を分担させたもの。
か‐じゅく【家塾】
個人の経営する塾。私塾。
かじゅく‐じ【過熟児】クワ‥
母胎内での発育が正常を超える胎児。また、分娩の予定日を著しく超えて生まれた新生児。いずれも分娩に困難を来すことが多い。
が‐じゅつ【莪蒁・莪荗】
ショウガ科ウコン属の多年草。ヒマラヤ原産の薬用植物。広く熱帯で栽培する。葉は長楕円形。夏、30センチメートルの花茎を伸ばし、ウコンに似た花をつける。上部の苞葉は紅紫色。根茎を乾燥したものを芳香性健胃薬とする。〈日葡辞書〉
か‐しゅひ【仮種皮】
植物で、受精後、胎座や珠柄が肥大し種子を包むに至った種皮状のもの。種衣。ドリアン・リュウガン・イチイなどに見られる。
ガジュマル【榕樹】
(琉球語)クワ科の常緑高木。広く熱帯・亜熱帯に産する。日本では沖縄・屋久島に自生、小笠原島などに植栽。幹は多数分岐して繁茂し、気根を垂れる。葉は楕円形または卵形、革質、無毛。黄色または赤褐色のイチジクに似た小形の壺形花序を生ずる。防風林・生垣、また観葉植物とし、材を細工物に使う。ガジマル。ようじゅ。
か‐じゅん【河潤】
恩沢の広く及ぶことを、黄河が土地をうるおすのにたとえていう語。
が‐しゅん【賀春】
(「春」は新春の意)新年を祝うこと。年賀状に用いる語。
が‐じゅん【雅馴】
言葉遣いが正しく、筆遣いが馴れていること。文章などが上品で穏やかなこと。「―な筆致」
が‐じゅん【雅醇】
上品でまじりけのないこと。
か‐しょ【加署】
公文書に名を署すること。
か‐しょ【花書】クワ‥
(→)花押かおうに同じ。
か‐しょ【佳所】
①景色などのよいところ。
②長所。
か‐しょ【家書】
①自分の家からの手紙。家信。
②自家の蔵書。
か‐しょ【華胥】クワ‥
[列子黄帝](黄帝が午睡して理想郷「華胥氏の国」に遊んだ夢を見たという故事に基づく)ひるね。午睡。華胥の夢。
⇒華胥の国に遊ぶ
か‐しょ【過所・過書】クワ‥
(カソとも)奈良・平安時代以後、朝廷または幕府から付与した関所通行の許可書。江戸時代の関所手形に当たる。過所文。
⇒かしょ‐ぶね【過所船・過書船】
⇒かしょ‐ぶみ【過所文】
か‐しょ【歌書】
歌集や歌学・歌論についての書。
⇒かしょ‐ばおり【歌書羽織】
か‐しょ【箇所・箇処】
①その物のある所。場所。個所。「危険な―」
②(「か所」「ケ所」などとも書く)場所・地点を数える語。「3―」
か‐じょ【加叙】
位階の加わり昇ること。加階。
か‐じょ【加除】‥ヂヨ
加えることと除くこと。
か‐じょ【花序】クワ‥
花をつけた茎または枝およびその分枝の様式をいう。分枝の様式については、総状花序2と集散花序、または無限花序と有限花序とに大別する。
花序
総状花序
散形花序
散房花序・繖房花序
穂状花序
肉穂花序
頭状花序
円錐花序
複散形花序
複総状花序
集散花序
か‐じょ【家女】‥ヂヨ
①出生の時からその家にいる女。家つきの娘。
②婚姻または婿養子縁組の時、すでに家に在る女子。第二次大戦後、民法改正による家の廃止とともにこの観念も消滅。↔婿養子
か‐じょ【歌女】‥ヂヨ
歌をうたう女。うたいめ。
か‐じょ【歌序】
歌集刊行の趣旨や作歌態度などを記した序文。
が‐しょ【瓦書】グワ‥
粘土板に楔形くさびがた文字で書いた古代オリエントの文書。
が‐しょ【賀書】
喜びの手紙。祝いの書状。
か‐しょう【下舂】
[淮南子天文訓](「舂」は臼でつく意)日が沈みかかるのをいう語。ゆうがた。ひぐれ。
か‐しょう【火生】クワシヤウ
〔仏〕不動明王が三昧に入って身から火焔を出し、その火で悪魔を焼滅すること。
か‐しょう【火床】クワシヤウ
ボイラーの火を焚く所。
⇒かしょう‐めんせき【火床面積】
か‐しょう【火傷】クワシヤウ
高熱によって起こる皮膚組織の傷害。程度により、発赤・水疱形成・潰瘍形成・凝固壊死・炭化に分ける。熱傷。やけど。
か‐しょう【仮称】
正式の名がきまるまでの間、かりの名をつけて呼ぶこと。また、そのかりの名。
か‐しょう【仮晶】‥シヤウ
外形は元のままで、中味が別の鉱物に変化したもの。黄鉄鉱の結晶で内部が褐鉄鉱に変化している類。仮像。
か‐しょう【仮象】‥シヤウ
(Schein ドイツ)仮の形。感覚的現象。鏡像や虹のように、対応すべき客観的実在性を欠いた、単なる主観的表象。
か‐しょう【花床】クワシヤウ
花柄の頂端にあって花が着く部分。花托かたく。→花(図)
か‐しょう【和尚・和上】クワシヤウ
⇒おしょう
か‐しょう【河床】‥シヤウ
河底の地盤。かわどこ。
⇒かしょう‐は【河床波】
か‐しょう【苛小】‥セウ
こまかすぎること。きびしく細かいこと。苛細。
かしょう【迦葉】‥セフ
(梵語Mahākāśyapa 摩訶まか迦葉)釈尊十大弟子の一人。頭陀ずだ第一と称せられた。釈尊の滅後教団の統率者となり、王舎城の第一回仏典結集の主任となってこれを大成。特に禅宗では尊信される。釈尊の弟子の中に同名の者がいたので、摩訶(大)を付けて区別する。迦葉頭陀。迦葉尊者。マハーカーシヤパ。マハーカッサパ。
⇒かしょう‐ぶつ【迦葉仏】
⇒迦葉の口に笑みを含む
⇒迦葉も起ちて舞う
か‐しょう【華商】クワシヤウ
華僑かきょうのうち、特に商業に従事する者。また、その店。
か‐しょう【訛称】クワ‥
なまった呼び方。
か‐しょう【過小】クワセウ
ちいさすぎること。過度に小さいこと。「―評価」↔過大
か‐しょう【過少】クワセウ
すくなすぎること。過度に少ないこと。↔過多
か‐しょう【過称】クワ‥
ほめすぎること。過賞。
か‐しょう【過賞】クワシヤウ
ほめすぎること。過称。過褒。
か‐しょう【煆焼】‥セウ
(calcination)物質を空気中で強熱して、揮発性成分を除き灰状の物質とすること。石灰石を熱して二酸化炭素を除き生石灰を得る類。
か‐しょう【靴傷】クワシヤウ
くつずれ。
か‐しょう【嘉尚】‥シヤウ
大層ほめること。
か‐しょう【嘉称】
よい名。よい評判。
か‐しょう【嘉祥】‥シヤウ
よろこばしいことの前触れ。めでたいしるし。瑞祥。
かしょう【嘉祥】‥シヤウ
(カジョウとも)平安前期、仁明・文徳天皇朝の年号。承和15年6月13日(848年7月16日)改元、嘉祥4年4月28日(851年6月1日)仁寿に改元。→かじょう(嘉祥)
か‐しょう【嘉奨】‥シヤウ
ほめすすめること。
か‐しょう【嘉賞・佳賞】‥シヤウ
よいとしてほめること。
か‐しょう【寡少】クワセウ
少ないこと。
か‐しょう【歌唱】‥シヤウ
歌をうたうこと。また、歌。「―力」
か‐しょう【歌誦】
声をあげてうたうこと。
か‐じょう【下情】‥ジヤウ
しもじもの様子。民間の実情。「―に通じている」
か‐じょう【火定】クワヂヤウ
仏道の修行者が火中に自ら身を投じて入定にゅうじょうすること。火化。〈日葡辞書〉→水定→土定
か‐じょう【佳城】‥ジヤウ
(墓の堅固なのを城にたとえていう)墓場。墓地。
か‐じょう【佳醸】‥ヂヤウ
よい酒。うまい酒。
か‐じょう【官掌】クワジヤウ
(カンショウとも)律令制で、太政官の弁官の下官。訴人のことを申し伝え、使部(召使)を監督し、太政官庁の整備をつかさどった。
か‐じょう【河上】‥ジヤウ
①河のうえ。
②河のほとり。
か‐じょう【科条】クワデウ
おきて。法令。
⇒かじょう‐るいてん【科条類典】
か‐じょう【科場】クワヂヤウ
科挙の試験を行う場所。転じて一般に、試験場。
か‐じょう【架上】‥ジヤウ
たなの上。
か‐じょう【家乗】
(「乗」は記載する意)一家の記録。
か‐じょう【家常】‥ジヤウ
平生のならわし。日常ありきたりのこと。
⇒かじょう‐さはん【家常茶飯】
か‐じょう【家醸】‥ヂヤウ
家でつくった酒。手づくりの酒。
か‐じょう【款状】クワジヤウ
⇒かんじょう
か‐じょう【渦状】クワジヤウ
うず巻のような有様。
⇒かじょう‐ぎんが【渦状銀河】
か‐じょう【過状】クワジヤウ
過怠をわびる書状。怠状。
か‐じょう【過剰】クワ‥
必要な、または適当な数量や程度を超えていること。多すぎること。「人口が―になる」「自意識―」
⇒かじょう‐せいさん【過剰生産】
⇒かじょう‐ひなん【過剰避難】
⇒かじょう‐ぼうえい【過剰防衛】
⇒かじょう‐りゅうどうせい【過剰流動性】
か‐じょう【遐壌】‥ジヤウ
遠く隔たった土地。
か‐じょう【箇条】‥デウ
①いくつかに分けて示した一つ一つの条項。個条。
②(「か条」「ケ条」などとも書く)条項を数える語。「五―の誓文」
⇒かじょう‐がき【箇条書】
かじょう【嘉祥】‥ジヤウ
陰暦6月16日に疫気をはらうため16個の餅や菓子を神に供えて後に食べる行事。年号の嘉祥かしょう、あるいは中国南宋から輸入された嘉定通宝に由来する名称ともいう。その略称「嘉通」を「勝つ」の語呂に合わせて喜んだという。江戸時代には、総登城した大名・旗本に将軍から菓子を賜う式があり、民間では銭16文を家人に与える風俗があった。かぞう。嘉定。嘉通。嘉祥喰。
かじょう【嘉承】
(カショウ・カソウとも)[漢書礼楽志]平安後期、堀河・鳥羽天皇朝の年号。長治3年4月9日(1106年5月13日)改元、嘉承3年8月3日(1108年9月9日)天仁に改元。
が‐しょう【牙商】‥シヤウ
仲買人。さいとり。
が‐しょう【画商】グワシヤウ
絵を売り買いする商人。
が‐しょう【画障】グワシヤウ
絵の書いてあるふすま。
が‐しょう【臥床】グワシヤウ
①ふしど。ねどこ。
②床とこについて寝ること。「病を得て―中」
が‐しょう【賀正】‥シヤウ
(「正」は正月の意)新年を祝うこと。年賀状などに用いる語。
が‐しょう【賀頌】
祝って徳をたたえることば。
が‐しょう【雅称】
風雅な名称。↔俗称
が‐じょう【牙城】‥ジヤウ
[唐書](牙旗のある城の意)城の内郭で主将のいる所。城の本丸ほんまる。広く、敵対する相手の根拠地。大きな組織・勢力などの中心。本拠。「敵の―に迫る」「保守勢力の―」→牙旗
が‐じょう【画帖】グワデフ
①絵をあつめた折本、または冊子。
②絵をかくための折本、または冊子。
が‐じょう【賀状】‥ジヤウ
祝賀の書状。祝いの手紙。特に、年賀状。〈[季]新年〉。「―を出す」
かじょう‐がき【箇条書】‥デウ‥
箇条にわけて書き並べること。また、その書き並べたもの。
⇒か‐じょう【箇条】
かしょうき【可笑記】‥セウ‥
仮名草子。如儡子にょらいし作。5巻。1642年(寛永19)刊。徒然草の筆致を模し、古今の名将の成敗を批評し、先哲の言行や詩文、あるいは当時の世相について感想を俗文体で述べる。
がしょうぎ‥シヤウ‥
(「がしょうきん」の変化した語か)がむしゃら。強引。浮世風呂前「―にかつつかんだら、おつ死ぬべえ」
がしょう‐きんガシヤウ‥
我がを張ること。がむしゃらなこと。浮世草子、分里艶行脚「又七右ヱ門をたのみ戻しくれられよといへば、―になつて」→合食禁がっしょうきん
かじょう‐ぎんが【渦状銀河】クワジヤウ‥
(→)渦巻うずまき銀河に同じ。
⇒か‐じょう【渦状】
かしょう‐ざ【荷葉座】‥セフ‥
仏像を安置する台座で蓮の葉の形をしたもの。多く天部の像に用いる。
かじょう‐さはん【家常茶飯】‥ジヤウ‥
家庭における平素の食事。転じて、ありふれたこと。日常茶飯。
⇒か‐じょう【家常】
かじょう‐せいさん【過剰生産】クワ‥
需要量を超えて生産されること。
⇒か‐じょう【過剰】
かじょう‐だいし【嘉祥大師】‥ジヤウ‥
隋の僧、吉蔵きちぞうの大師号。
⇒かしはら【橿原】
かしはら‐の‐みや【橿原宮】
(→)畝傍橿原宮うねびのかしはらのみやに同じ。
⇒かしはら【橿原】
かしはら‐りゅう【樫原流】‥リウ
槍術の一派。江戸初期の樫原俊重( 〜1655)を祖とする。鍵槍を主とする。
かし‐ばり【浸鉤】
(→)置鉤おきばりに同じ。
かし‐パン【菓子パン】クワ‥
甘くてやわらかいパン。餡あん・クリーム・ジャムなどを包んで焼く。正岡子規、仰臥漫録「二時過牛乳一合コ、ア交テ、煎餅―ナド十個許」
かし‐ビル【貸ビル】
使用料を取って、事務所や店舗として貸しているビル。
かし‐ぶとん【貸蒲団・貸布団】
損料を取って貸す蒲団。
かし‐ぶね【貸舟】
料金を取って舟遊びや釣りなどをする人に貸し出す舟。
かし‐ぶんさん【家資分散】
旧制で、債務者が強制執行を受け、弁済の資力がないようになった一種の破産状態。裁判所により宣告された。
かじ‐ぼう【梶棒・舵棒】カヂバウ
①人力車・荷車などの長柄ながえ。
②船の舵の取手とって。舵柄かじづか。
かし‐ほん【貸本】
損料を取って貸す書籍・雑誌。
⇒かしほん‐や【貸本屋】
かし‐ぼん【菓子盆】クワ‥
菓子を盛る盆。
かしほん‐や【貸本屋】
損料を取って本を貸す商い。また、それを営む人。日本では江戸中期以降に発達。店頭営業のほか、書物を担いで得意先を巡り歩いて配本した。三遊亭円朝、真景累ヶ淵「私が櫓下に居る時分、―の小僧さんで居て」
⇒かし‐ほん【貸本】
かしま【加島】
大阪市淀川区加島付近、神崎川の河口にあった地。古く要港神崎の対岸で、遊女の町として知られる。更級日記「―見て鳴戸の浦に漕がれ出づる心はえきや磯のあま人」
かしま【鹿島】
①茨城県南東部にあり、鹿島灘に臨む市。鹿島神宮の門前町。掘込み式の鹿島港を中心に臨海工業地帯が成立。人口6万4千。
▷行政上の市名は「鹿嶋市」と書く。
②佐賀県南部の市。有明海に面する。中心地区はもと鍋島支藩の城下町。その南に祐徳稲荷神社が位置する。人口3万2千。
⇒かしま‐おどり【鹿島踊】
⇒かしま‐じんぐう【鹿島神宮】
⇒かしま‐だち【鹿島立ち】
⇒かしま‐どりい【鹿島鳥居】
⇒かしま‐なだ【鹿島灘】
⇒かしま‐の‐おび【鹿島の帯】
⇒かしま‐の‐ことふれ【鹿島の事触れ】
⇒かしま‐やりがたけ【鹿島槍ヶ岳】
⇒かしま‐りんかい‐こうぎょうちいき【鹿島臨海工業地域】
かし‐ま【貸間】
料金を取って貸す部屋。貸室。貸部屋。
かじ‐ま【楫間】カヂ‥
漕いでいる楫の動きがとまる、ほんのわずかの間。万葉集17「淡路島とわたる舟の―にも」
かしま‐おどり【鹿島踊】‥ヲドリ
(→)「鹿島の事触ことふれ」に同じ。また、その所業を伝えるという郷土芸能の踊り。常陸地方はじめ諸国に伝存。
⇒かしま【鹿島】
かしまきこう【鹿島紀行】‥カウ
俳諧紀行。芭蕉著。1巻。1687年(貞享4)門人曾良・宗波と常陸の鹿島へ月見に同行した時のもの。「鹿島詣」とも。
→文献資料[鹿島紀行]
かじ‐まくら【楫枕】カヂ‥
(楫を枕として寝る意)
①船の中に泊まること。船路の旅。なみまくら。玉葉集旅「―一夜ならぶる友船も」
②地歌・箏曲。京風手事物てごともの。橘岐山作詞。菊岡検校作曲。八重崎検校箏手付。内容は遊女の頼りない気持を述べたもの。
かしまし・い【囂しい・姦しい】
〔形〕[文]かしま・し(シク)
やかましい。かまびすしい。落窪物語3「あな―・し。…な言ひそ」。「女三人寄れば―・い」
かしま‐じんぐう【鹿島神宮】
茨城県鹿嶋市宮中にある元官幣大社。祭神は武甕槌神たけみかずちのかみ。経津主神ふつぬしのかみ・天児屋根命を配祀。古来軍神として武人の尊信が厚い。常陸国一の宮。
⇒かしま【鹿島】
かじ‐また【舵股】カヂ‥
筏いかだの舵をとる股木。
かしま‐だち【鹿島立ち】
(鹿島・香取の2神が、天孫降臨に先だち葦原の中つ国を平定した吉例に基づくとも、また、辺防の軍旅に赴く武人・防人さきもりが、鹿島神宮の前立まえだち、阿須波神に途上の安全を祈ったことに基づくともいう)旅行に出で立つこと。かどで。出立。好色五人女2「―の日より同じ宿に泊り」
⇒かしま【鹿島】
かしま‐どりい【鹿島鳥居】‥ヰ
神明鳥居の一形式。柱と笠木は円形。貫ぬきは角形でその端は柱の外に貫き出ている。鹿島神宮の鳥居の形式。
鹿島鳥居
⇒かしま【鹿島】
かしま‐なだ【鹿島灘】
千葉県犬吠埼から茨城県大洗岬にわたる沖合の海。海浜は鹿島浦と呼ばれ、海岸砂丘が発達。
⇒かしま【鹿島】
かしま‐の‐おび【鹿島の帯】
(→)常陸帯ひたちおび1に同じ。散木奇歌集「なぞもかく別れそめけむ常陸なる―の恨めしの世や」
⇒かしま【鹿島】
かしま‐の‐ことふれ【鹿島の事触れ】
近世、その年の豊凶・吉凶につき、鹿島大明神の神託と称して春ごとに(元日から3日まで)全国に触れまわった人。折烏帽子おりえぼしに狩衣の神官姿で、襟に幣帛へいはくを挿み、銅拍子を鳴らしてそれを触れ歩いた。後には物貰いのなりわいとなった。ことふれ。浄瑠璃、用明天皇職人鑑「是はお鹿島香取より罷り出た事触でござりや申す」
鹿島の事触れ
⇒かしま【鹿島】
かじま‐や【加島屋】
江戸時代の大坂の豪商。広岡久右衛門家と長田おさだ作兵衛家の二系統があり、両家とも入替いれかえ両替や大名貸を営んだ。広岡家は1887年(明治20)加島銀行を組織。長田家は73年閉店。
かしま‐やりがたけ【鹿島槍ヶ岳】
飛騨山脈北部、富山・長野県境にある山。標高2889メートル。山容は端麗な双耳そうじ峰で山麓はスキー場。
鹿島槍ヶ岳(1)
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鹿島槍ヶ岳(2)
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⇒かしま【鹿島】
かじ‐まり【梶鞠】カヂ‥
七夕たなばたに飛鳥井あすかい・難波なんば両家が催した蹴鞠けまりの式。門人代表が梶の枝に鞠をかけて坪の内に供し二星を祭った。梶の鞠。七夕の鞠。〈[季]秋〉
かしま‐りんかい‐こうぎょうちいき【鹿島臨海工業地域】‥ゲフ‥ヰキ
鹿島灘沿岸の鹿島港を中心として、鹿嶋市・神栖市に形成された工業地域。鉄鋼・石油・電力のコンビナートがある。
⇒かしま【鹿島】
カシミア【cashmere】
⇒カシミヤ
カシミール【Kashmir】
インド亜大陸北西隅、ヒマラヤ山脈西部およびカラコルム山脈南部を占める地方。もと藩王国。この地の帰属をめぐってインド・パキスタン間、インド・中国間に紛争が続いている。カシュミール。
かし‐みず【淅水】‥ミヅ
米のとぎ汁。浄瑠璃、国性爺合戦「―でもすすつて命をつげとぞ呼ばはりける」
かし‐みせ【貸店】
貸料を取って貸す店。
かし‐みせ【河岸見世】
江戸吉原の遊女屋の階級。遊郭周囲のお歯黒どぶに面した、格式の低い店。小格子こごうし。
かじ‐みまい【火事見舞】クワ‥マヒ
火災にかかった家、または近火に遭った家を見舞うこと。〈[季]冬〉
カシミヤ【cashmere】
(カシミール地方産のヤギに由来)
カシミヤ糸で織った毛織物。柔らかくて保温性がよく、最高級の織物とされる。手織りで、勾玉まがたま形の植物文様を織り出す。19世紀ヨーロッパでショールとして流行。カシミア。
⇒カシミヤ‐いと【カシミヤ糸】
⇒カシミヤ‐やぎ【カシミヤ山羊】
カシミヤ‐いと【カシミヤ糸】
カシミヤ山羊の毛を紡いで製した糸。
⇒カシミヤ【cashmere】
カシミヤ‐やぎ【カシミヤ山羊】
ヤギの一品種。インドのカシミールおよびチベットの原産。白色絹糸のような光沢ある長毛で被われ、また、褐色・黒色のものもある。毛はカシミヤ織の原料。
⇒カシミヤ【cashmere】
かじ‐むき【家事向き】
①家事に関する用向き。
②家事に適していること。
かじむら【梶村】カヂ‥
姓氏の一つ。
⇒かじむら‐ひでき【梶村秀樹】
かじむら‐ひでき【梶村秀樹】カヂ‥
朝鮮史研究者。東京生れ。東大卒。神奈川大学教授。戦後日本の朝鮮史研究の中心的存在。著「朝鮮史の枠組と思想」ほか。(1935〜1989)
⇒かじむら【梶村】
かしめ
ボイラー・水槽・ガス溜などのリベット継手の部分からの漏出を防ぐために、板金の縁を、刃先の平らなたがねを当てて叩き、隙間をなくすこと。コーキング。
かじ‐め【搗布】カヂ‥
〔植〕(古くはカチメ)ノロカジメのこと。混同してアラメを指すことがある。〈[季]春〉
かし・める
〔他下一〕
金属の接合部分を打ったり締めたりして固くとめる。
かし‐もと【貸元】
①金を貸す人。金主。
②ばくち場の親方。賭け金を融通するのでいう。転じて、ばくち打ちの親分。
かし‐もの【貸物】
①貸す品物。
②損料を取って貸す夜具。かしぶとん。「―屋」
かし‐もりもの【貸盛物】
料金を取って貸す、神仏への供え物。本朝二十不孝「念仏講の―、三具に敲鉦を添へて」
か‐しゃ【火車】クワ‥
①〔仏〕火がもえている車。生前に悪事をした亡者をのせて地獄に運ぶという。ひのくるま。
②火車婆の略。
③中国で、汽車。火輪車。
④中国の古い戦具で、火攻めに使う車。
⑤葬送の時にわかに風雨が起こって棺を吹き飛ばすこと。
⑥(→)花車かしゃ1に同じ。
⇒かしゃ‐ばば【火車婆】
か‐しゃ【火舎】クワ‥
(カジャとも)二階棚にかいだなに配置する香炉の一種。かさ。ほや。栄華物語音楽「―どもにいろいろの宝の香どもを焚かせ給へれば」
火舎
撮影:関戸 勇
か‐しゃ【仮借】
六書りくしょの一つ。ある概念や事物を表す漢字がない場合、本来の意味と違う同音の他の漢字を借りて当てたもの。食物を盛る器の「豆とう」を「まめ」の意に用いる類。かしゃく。
か‐しゃ【花車】クワ‥
①(火車婆の意か。一説に、花魁おいらんをまわすものの意)遊女を監督・指揮する女。遣手やりて。「香車」「火車」とも書く。
②茶屋・料理屋の女主人。
③⇒きゃしゃ。
⇒かしゃ‐がた【花車形】
か‐しゃ【華奢】クワ‥
はなやかでおごること。はでに飾ること。豪華。→きゃしゃ(花車・華奢)
か‐しゃ【貨車】クワ‥
動力車に連結し貨物を輸送する鉄道車両。積荷の種類に応じて多様な種類がある。
⇒かしゃ‐わたし【貨車渡し】
か‐しゃ【蝸舎】クワ‥
蝸牛かたつむりの殻に似た円形の掘建小屋。せまくるしい家。自分の家の謙譲語。蝸廬。菅家文草4「東の京なる―の宅」
かし‐や【貸家】
家賃を取って貸す家。かしいえ。
⇒かしや‐くみあい【貸家組合】
⇒かしや‐だて【貸家建て】
⇒かしや‐ぶしん【貸家普請】
⇒かしや‐ふだ【貸家札】
かし‐や【菓子屋】クワ‥
菓子を作り、または売る家。また、その商売。
か‐じゃ【冠者】クワ‥
⇒かんじゃ。「太郎―」
かじ‐や【鍛冶屋】カヂ‥
①鍛冶を職業とする人。また、その家。「村の―」
②釘抜きに用いるL字形の鉄梃かなてこ。
⇒かじや‐ずみ【鍛冶屋炭】
⇒かじや‐ばし【鍛冶屋箸】
ガシャーブルム【Gasherbrum】
インド北西部、カラコルム山脈中の山群。Ⅰ峰(ヒドゥン‐ピークとも。標高8068メートル)・Ⅱ峰(標高8035メートル)など六つの峰から成る。Ⅰ峰は1958年アメリカ隊が初登頂。ガッシャブルム。
ガシャーブルムⅠ峰
提供:オフィス史朗
ガシャーブルムⅡ峰
提供:オフィス史朗
ガシャーブルムⅣ峰
提供:オフィス史朗
カジャール‐ちょう【カジャール朝】‥テウ
⇒カージャールちょう
かしゃ‐かしゃ
乾いた物の触れ合う音。かさかさ。
がじゃ‐がじゃ
①堅く細かい物の触れ合う音。がさがさ。
②物事をさわがしく言い立てるさま。
かしゃ‐がた【花車形】クワ‥
歌舞伎で、大年増・老女の役を演ずる役者。老女形ふけおやま。
⇒か‐しゃ【花車】
か‐しゃく【仮借】
①かりること。
②みのがすこと。ゆるすこと。
③⇒かしゃ。
⇒かしゃく‐な・い【仮借無い】
か‐しゃく【呵責】
叱り責めること。責めさいなむこと。仏足石歌(題詞)「生死を―す」。「良心の―」
か‐しゃく【挂錫・掛錫】クワ‥
〔仏〕(錫杖を僧堂の鉤に掛け置く意)行脚あんぎゃ中の僧侶が他の寺院に滞在すること。転じて、僧堂に籍をおいて修行すること。掛搭かた。
か‐しゃく【家借】
他人の家を借りること。
かし‐やく【河岸役】
江戸時代、河岸の問屋営業に対して課した税。河岸運上。
かし‐やぐ【貸夜具】
損料を取って貸す夜具。
かじゃく【下若】
中国浙江省若渓北岸の、名酒の産地。転じて、美酒の称。下若酒。
かしゃく‐な・い【仮借無い】
〔形〕
みのがしたりゆるしたりしない。「―・く糾弾する」
⇒か‐しゃく【仮借】
かしや‐くみあい【貸家組合】‥アヒ
貸家の所有者の組織する組合。貸家供給の促進、賃貸条件の統制などを目的とする法人で、貸家組合法(1941年制定、78年廃止)に基づくもの。
⇒かし‐や【貸家】
かじや‐ずみ【鍛冶屋炭】カヂ‥
鍛冶屋で鍛冶に使用する特製の炭。火力弱く炎の立つものが選ばれ、松・栗などの軟らかい材を使用。和炭にこずみ。金屋炭かなやずみ。
⇒かじ‐や【鍛冶屋】
かしや‐だて【貸家建て】
貸家として建てた家。
⇒かし‐や【貸家】
かじや‐ばし【鍛冶屋箸】カヂ‥
鍛冶屋が鉄をはさむ器具。かなばし。
⇒かじ‐や【鍛冶屋】
かしゃ‐ばば【火車婆】クワ‥
(来世は火車に乗せられて地獄に落ちるからという)悪心の老婆。おにばば。
⇒か‐しゃ【火車】
かしや‐ぶしん【貸家普請】
貸家にするための普請。転じて、粗末な普請。安普請。
⇒かし‐や【貸家】
かしや‐ふだ【貸家札】
貸家であることを表示する札。斜めに貼る風習がある。
⇒かし‐や【貸家】
かしゃ‐わたし【貨車渡し】クワ‥
売買の貨物を売主が貨車に積み込んだ時に買主に引き渡したものとみなして、その時までの費用を売主が負担する売買契約の条件。貨車積込渡し。
⇒か‐しゃ【貨車】
か‐しゅ【下種】
①種を下ろすこと。種まき。
②⇒げす
か‐しゅ【火酒】クワ‥
蒸留酒のこと。ウォツカの類。
か‐しゅ【佳酒・嘉酒】
よい酒。美酒。
か‐しゅ【華主】クワ‥
お得意の客。顧客。華客。
か‐しゅ【貨主】クワ‥
貨物の持主。荷主にぬし。
か‐しゅ【嫁娶】
よめいりとよめとり。結婚すること。
か‐しゅ【嘉手】
書の巧みな人。能書。能筆。
か‐しゅ【歌手】
歌をうたうことを職業とする人。うたいて。「オペラ―」
か‐しゅ【歌酒】
歌をうたい酒を飲むこと。
か‐じゅ【下寿】
60歳。または80歳。→上寿
か‐じゅ【花樹】クワ‥
花の咲く樹木。花を観賞する樹木。
か‐じゅ【果樹】クワ‥
果物のなる樹の総称。ミカン・リンゴ・ブドウ・モモなど。
⇒かじゅ‐えん【果樹園】
⇒かじゅ‐えんげい【果樹園芸】
か‐じゅ【華寿】クワ‥
(「華」の字を分解すれば、六つの十と一とになることから)数え年61歳のこと。また、その祝い。華甲の寿。還暦。
が‐しゅ【画手】グワ‥
えかき。画工。
が‐しゅ【画趣】グワ‥
絵のようなおもむき。絵になりそうな景色。
が‐しゅ【雅趣】
風雅なおもむき。雅致。
が‐じゅ【賀寿】
長寿の祝い。老年の祝い。寿賀。
カジュアル【casual】
(衣服が)日常的・実用的で気軽なさま。「―‐ウェア」
⇒カジュアル‐ウォーター【casual water】
⇒カジュアル‐コピー
カジュアル‐ウォーター【casual water】
ゴルフコースで、雨などにより一時的にできた水溜り。
⇒カジュアル【casual】
カジュアル‐コピー
(和製語casual copy)個人が軽い気持で行う、著作権を侵害する不正なコピー行為。
⇒カジュアル【casual】
かしゅう【何首烏】
〔植〕ツルドクダミの漢名。またその塊根の生薬名。漢方で緩下・強壮薬とする。
⇒かしゅう‐いも【何首烏藷】
か‐しゅう【加州】‥シウ
①加賀かが国の別称。賀州。
②アメリカ合衆国のカリフォルニア州の別称。
⇒かしゅう‐きん【加州金】
か‐しゅう【加修】‥シウ
修理を加えること。
か‐しゅう【河州】‥シウ
河内かわち国の別称。
か‐しゅう【河舟】‥シウ
河を通航する舟。千トン級までの小船舶をいう。
か‐しゅう【家集】‥シフ
個人の歌集。いえのしゅう。
かしゅう【賀集】‥シフ
姓氏の一つ。
⇒かしゅう‐みんぺい【賀集珉平】
か‐しゅう【歌集】‥シフ
①和歌を集めて本にしたもの。和歌集。「遺詠を集めて―を編む」
②歌詞・歌曲を集めて本にしたもの。
カシュー【cashew】
ウルシ科の常緑小高木。熱帯アメリカ原産。果実(カシュー‐ナッツ)は食用。樹脂を塗料・ゴムなどに使う。
⇒カシュー‐アップル【cashew apple】
⇒カシュー‐ナッツ【cashew nuts】
か‐じゅう【加重】‥ヂユウ
①加えて重くすること。
②〔法〕
⇒かちょう。
⇒かじゅう‐へいきん【加重平均】
か‐じゅう【佳什】‥ジフ
すぐれた詩歌。佳作。
か‐じゅう【果汁】クワジフ
果物をしぼったしる。ジュース。
か‐じゅう【家什】‥ジフ
家の道具。家具。
か‐じゅう【家従】
①もと親王家・王家の庶務を扱う属官。家令の次席。
②もと華族の家の庶務を扱う者。家扶の次席。
か‐じゅう【荷重】‥ヂユウ
①積荷の重さ。「―制限」
②構造物の構成部分に加わる力。その加わる様式によって静荷重・繰返荷重・衝撃荷重などに分かれる。
③仕事をしている機械からみて、対象物の荷の重さ、反作用の大きさ。負荷。
④スキーに体重をかけて、雪面への圧力を増すこと。↔抜重。
⑤〔地〕営力によって運搬される物質の総称。流水・風・氷河などの運搬物質。
⇒かじゅう‐けんさ‐き【荷重検査器】
⇒かじゅう‐しけん【荷重試験】
⇒かじゅう‐ばいすう【荷重倍数】
か‐じゅう【過重】クワヂユウ
重さや負担などが限度を越えていること。おもすぎること。「―な負担」
が‐しゅう【我執】‥シフ
①〔仏〕本来実体のない自我を実体視して執着すること。我見。源平盛衰記19「今生―を起して、来世の苦難を招かん事」
②自分だけの小さい考えにとらわれて離れられないこと。我がを張り通すこと。「―を捨てる」
が‐しゅう【画集】グワシフ
絵を集めて本にしたもの。
が‐しゅう【賀州】‥シウ
加賀かが国・伊賀いが国の別称。
カシュー‐アップル【cashew apple】
カシューの花柄がふくらんだ部分。生食したり、ジャム・酒・飲料などに加工したりする。
⇒カシュー【cashew】
かしゅう‐いも【何首烏藷】
ヤマノイモ科の多年草。中国原産。地下茎は芋状、ひげ根が多く、カシュウの地下茎に似る。茎は細い蔓つるで紫紅色。葉は大きな心臓形。雌雄異株。夏、葉腋に淡緑黄色の小花を穂状につける。根茎は食用。〈[季]秋〉
⇒かしゅう【何首烏】
かしゅう‐きん【加州金】‥シウ‥
天正(1573〜1592)年間から寛文(1661〜1673)年間にかけ、加賀の金沢で鋳造した金銀貨幣。加賀・能登・越中の3国に通用。
⇒か‐しゅう【加州】
かじゅう‐けんさ‐き【荷重検査器】‥ヂユウ‥
自動車などを積荷のまま載せて、その荷の重量をはかる計器。
⇒か‐じゅう【荷重】
かじゅう‐じ【勧修寺】クワジウ‥
⇒かんじゅじ
かじゅう‐しけん【荷重試験】‥ヂユウ‥
構造物などに荷重を加えて、その構造材料の強度・変形などを測定する試験。
⇒か‐じゅう【荷重】
カシュー‐ナッツ【cashew nuts】
カシューの果実の仁。曲玉まがたま形で脂肪に富み食用。
⇒カシュー【cashew】
かじゅう‐ばいすう【荷重倍数】‥ヂユウ‥
飛行機が空中で運動したり着陸したりするときに加わる慣性力の大きさを、地球の重力加速度の倍数で表したもの。
⇒か‐じゅう【荷重】
かじゅう‐へいきん【加重平均】‥ヂユウ‥
平均値の計算法の一つ。各項の数値にその重要度に比例したウェート2をつけてから平均すること。
⇒か‐じゅう【加重】
かしゅう‐みんぺい【賀集珉平】‥シフ‥
江戸後期〜明治初年の陶工。淡路焼の創始者。淡路の人。京都の陶工尾形周平(2代高橋道八の弟)の指導を受け、諸種の釉薬を創製。(1796〜1871)
⇒かしゅう【賀集】
かじゅ‐えん【果樹園】クワ‥ヱン
果樹を栽培する園地。
⇒か‐じゅ【果樹】
かじゅ‐えんげい【果樹園芸】クワ‥ヱン‥
園芸の一部門。果樹の栽培・育種、果実の品質・出荷にかかわる管理などを扱う。
⇒か‐じゅ【果樹】
カシュガル【Kaxgar・喀什噶爾】
中国新疆ウイグル自治区タリム盆地北西隅の都市。漢より唐の間、疎勒そろくの名で知られる。1759年より清朝の版図に入る。新疆南部の経済の中心地。東西交通の要地。喀什。人口34万1千(2000)。
か‐しゅく【加宿】
江戸時代、人家が少なく人馬を出しにくい宿駅の場合、地続きの隣村に宿駅の用を分担させたもの。
か‐じゅく【家塾】
個人の経営する塾。私塾。
かじゅく‐じ【過熟児】クワ‥
母胎内での発育が正常を超える胎児。また、分娩の予定日を著しく超えて生まれた新生児。いずれも分娩に困難を来すことが多い。
が‐じゅつ【莪蒁・莪荗】
ショウガ科ウコン属の多年草。ヒマラヤ原産の薬用植物。広く熱帯で栽培する。葉は長楕円形。夏、30センチメートルの花茎を伸ばし、ウコンに似た花をつける。上部の苞葉は紅紫色。根茎を乾燥したものを芳香性健胃薬とする。〈日葡辞書〉
か‐しゅひ【仮種皮】
植物で、受精後、胎座や珠柄が肥大し種子を包むに至った種皮状のもの。種衣。ドリアン・リュウガン・イチイなどに見られる。
ガジュマル【榕樹】
(琉球語)クワ科の常緑高木。広く熱帯・亜熱帯に産する。日本では沖縄・屋久島に自生、小笠原島などに植栽。幹は多数分岐して繁茂し、気根を垂れる。葉は楕円形または卵形、革質、無毛。黄色または赤褐色のイチジクに似た小形の壺形花序を生ずる。防風林・生垣、また観葉植物とし、材を細工物に使う。ガジマル。ようじゅ。
か‐じゅん【河潤】
恩沢の広く及ぶことを、黄河が土地をうるおすのにたとえていう語。
が‐しゅん【賀春】
(「春」は新春の意)新年を祝うこと。年賀状に用いる語。
が‐じゅん【雅馴】
言葉遣いが正しく、筆遣いが馴れていること。文章などが上品で穏やかなこと。「―な筆致」
が‐じゅん【雅醇】
上品でまじりけのないこと。
か‐しょ【加署】
公文書に名を署すること。
か‐しょ【花書】クワ‥
(→)花押かおうに同じ。
か‐しょ【佳所】
①景色などのよいところ。
②長所。
か‐しょ【家書】
①自分の家からの手紙。家信。
②自家の蔵書。
か‐しょ【華胥】クワ‥
[列子黄帝](黄帝が午睡して理想郷「華胥氏の国」に遊んだ夢を見たという故事に基づく)ひるね。午睡。華胥の夢。
⇒華胥の国に遊ぶ
か‐しょ【過所・過書】クワ‥
(カソとも)奈良・平安時代以後、朝廷または幕府から付与した関所通行の許可書。江戸時代の関所手形に当たる。過所文。
⇒かしょ‐ぶね【過所船・過書船】
⇒かしょ‐ぶみ【過所文】
か‐しょ【歌書】
歌集や歌学・歌論についての書。
⇒かしょ‐ばおり【歌書羽織】
か‐しょ【箇所・箇処】
①その物のある所。場所。個所。「危険な―」
②(「か所」「ケ所」などとも書く)場所・地点を数える語。「3―」
か‐じょ【加叙】
位階の加わり昇ること。加階。
か‐じょ【加除】‥ヂヨ
加えることと除くこと。
か‐じょ【花序】クワ‥
花をつけた茎または枝およびその分枝の様式をいう。分枝の様式については、総状花序2と集散花序、または無限花序と有限花序とに大別する。
花序
総状花序
散形花序
散房花序・繖房花序
穂状花序
肉穂花序
頭状花序
円錐花序
複散形花序
複総状花序
集散花序
か‐じょ【家女】‥ヂヨ
①出生の時からその家にいる女。家つきの娘。
②婚姻または婿養子縁組の時、すでに家に在る女子。第二次大戦後、民法改正による家の廃止とともにこの観念も消滅。↔婿養子
か‐じょ【歌女】‥ヂヨ
歌をうたう女。うたいめ。
か‐じょ【歌序】
歌集刊行の趣旨や作歌態度などを記した序文。
が‐しょ【瓦書】グワ‥
粘土板に楔形くさびがた文字で書いた古代オリエントの文書。
が‐しょ【賀書】
喜びの手紙。祝いの書状。
か‐しょう【下舂】
[淮南子天文訓](「舂」は臼でつく意)日が沈みかかるのをいう語。ゆうがた。ひぐれ。
か‐しょう【火生】クワシヤウ
〔仏〕不動明王が三昧に入って身から火焔を出し、その火で悪魔を焼滅すること。
か‐しょう【火床】クワシヤウ
ボイラーの火を焚く所。
⇒かしょう‐めんせき【火床面積】
か‐しょう【火傷】クワシヤウ
高熱によって起こる皮膚組織の傷害。程度により、発赤・水疱形成・潰瘍形成・凝固壊死・炭化に分ける。熱傷。やけど。
か‐しょう【仮称】
正式の名がきまるまでの間、かりの名をつけて呼ぶこと。また、そのかりの名。
か‐しょう【仮晶】‥シヤウ
外形は元のままで、中味が別の鉱物に変化したもの。黄鉄鉱の結晶で内部が褐鉄鉱に変化している類。仮像。
か‐しょう【仮象】‥シヤウ
(Schein ドイツ)仮の形。感覚的現象。鏡像や虹のように、対応すべき客観的実在性を欠いた、単なる主観的表象。
か‐しょう【花床】クワシヤウ
花柄の頂端にあって花が着く部分。花托かたく。→花(図)
か‐しょう【和尚・和上】クワシヤウ
⇒おしょう
か‐しょう【河床】‥シヤウ
河底の地盤。かわどこ。
⇒かしょう‐は【河床波】
か‐しょう【苛小】‥セウ
こまかすぎること。きびしく細かいこと。苛細。
かしょう【迦葉】‥セフ
(梵語Mahākāśyapa 摩訶まか迦葉)釈尊十大弟子の一人。頭陀ずだ第一と称せられた。釈尊の滅後教団の統率者となり、王舎城の第一回仏典結集の主任となってこれを大成。特に禅宗では尊信される。釈尊の弟子の中に同名の者がいたので、摩訶(大)を付けて区別する。迦葉頭陀。迦葉尊者。マハーカーシヤパ。マハーカッサパ。
⇒かしょう‐ぶつ【迦葉仏】
⇒迦葉の口に笑みを含む
⇒迦葉も起ちて舞う
か‐しょう【華商】クワシヤウ
華僑かきょうのうち、特に商業に従事する者。また、その店。
か‐しょう【訛称】クワ‥
なまった呼び方。
か‐しょう【過小】クワセウ
ちいさすぎること。過度に小さいこと。「―評価」↔過大
か‐しょう【過少】クワセウ
すくなすぎること。過度に少ないこと。↔過多
か‐しょう【過称】クワ‥
ほめすぎること。過賞。
か‐しょう【過賞】クワシヤウ
ほめすぎること。過称。過褒。
か‐しょう【煆焼】‥セウ
(calcination)物質を空気中で強熱して、揮発性成分を除き灰状の物質とすること。石灰石を熱して二酸化炭素を除き生石灰を得る類。
か‐しょう【靴傷】クワシヤウ
くつずれ。
か‐しょう【嘉尚】‥シヤウ
大層ほめること。
か‐しょう【嘉称】
よい名。よい評判。
か‐しょう【嘉祥】‥シヤウ
よろこばしいことの前触れ。めでたいしるし。瑞祥。
かしょう【嘉祥】‥シヤウ
(カジョウとも)平安前期、仁明・文徳天皇朝の年号。承和15年6月13日(848年7月16日)改元、嘉祥4年4月28日(851年6月1日)仁寿に改元。→かじょう(嘉祥)
か‐しょう【嘉奨】‥シヤウ
ほめすすめること。
か‐しょう【嘉賞・佳賞】‥シヤウ
よいとしてほめること。
か‐しょう【寡少】クワセウ
少ないこと。
か‐しょう【歌唱】‥シヤウ
歌をうたうこと。また、歌。「―力」
か‐しょう【歌誦】
声をあげてうたうこと。
か‐じょう【下情】‥ジヤウ
しもじもの様子。民間の実情。「―に通じている」
か‐じょう【火定】クワヂヤウ
仏道の修行者が火中に自ら身を投じて入定にゅうじょうすること。火化。〈日葡辞書〉→水定→土定
か‐じょう【佳城】‥ジヤウ
(墓の堅固なのを城にたとえていう)墓場。墓地。
か‐じょう【佳醸】‥ヂヤウ
よい酒。うまい酒。
か‐じょう【官掌】クワジヤウ
(カンショウとも)律令制で、太政官の弁官の下官。訴人のことを申し伝え、使部(召使)を監督し、太政官庁の整備をつかさどった。
か‐じょう【河上】‥ジヤウ
①河のうえ。
②河のほとり。
か‐じょう【科条】クワデウ
おきて。法令。
⇒かじょう‐るいてん【科条類典】
か‐じょう【科場】クワヂヤウ
科挙の試験を行う場所。転じて一般に、試験場。
か‐じょう【架上】‥ジヤウ
たなの上。
か‐じょう【家乗】
(「乗」は記載する意)一家の記録。
か‐じょう【家常】‥ジヤウ
平生のならわし。日常ありきたりのこと。
⇒かじょう‐さはん【家常茶飯】
か‐じょう【家醸】‥ヂヤウ
家でつくった酒。手づくりの酒。
か‐じょう【款状】クワジヤウ
⇒かんじょう
か‐じょう【渦状】クワジヤウ
うず巻のような有様。
⇒かじょう‐ぎんが【渦状銀河】
か‐じょう【過状】クワジヤウ
過怠をわびる書状。怠状。
か‐じょう【過剰】クワ‥
必要な、または適当な数量や程度を超えていること。多すぎること。「人口が―になる」「自意識―」
⇒かじょう‐せいさん【過剰生産】
⇒かじょう‐ひなん【過剰避難】
⇒かじょう‐ぼうえい【過剰防衛】
⇒かじょう‐りゅうどうせい【過剰流動性】
か‐じょう【遐壌】‥ジヤウ
遠く隔たった土地。
か‐じょう【箇条】‥デウ
①いくつかに分けて示した一つ一つの条項。個条。
②(「か条」「ケ条」などとも書く)条項を数える語。「五―の誓文」
⇒かじょう‐がき【箇条書】
かじょう【嘉祥】‥ジヤウ
陰暦6月16日に疫気をはらうため16個の餅や菓子を神に供えて後に食べる行事。年号の嘉祥かしょう、あるいは中国南宋から輸入された嘉定通宝に由来する名称ともいう。その略称「嘉通」を「勝つ」の語呂に合わせて喜んだという。江戸時代には、総登城した大名・旗本に将軍から菓子を賜う式があり、民間では銭16文を家人に与える風俗があった。かぞう。嘉定。嘉通。嘉祥喰。
かじょう【嘉承】
(カショウ・カソウとも)[漢書礼楽志]平安後期、堀河・鳥羽天皇朝の年号。長治3年4月9日(1106年5月13日)改元、嘉承3年8月3日(1108年9月9日)天仁に改元。
が‐しょう【牙商】‥シヤウ
仲買人。さいとり。
が‐しょう【画商】グワシヤウ
絵を売り買いする商人。
が‐しょう【画障】グワシヤウ
絵の書いてあるふすま。
が‐しょう【臥床】グワシヤウ
①ふしど。ねどこ。
②床とこについて寝ること。「病を得て―中」
が‐しょう【賀正】‥シヤウ
(「正」は正月の意)新年を祝うこと。年賀状などに用いる語。
が‐しょう【賀頌】
祝って徳をたたえることば。
が‐しょう【雅称】
風雅な名称。↔俗称
が‐じょう【牙城】‥ジヤウ
[唐書](牙旗のある城の意)城の内郭で主将のいる所。城の本丸ほんまる。広く、敵対する相手の根拠地。大きな組織・勢力などの中心。本拠。「敵の―に迫る」「保守勢力の―」→牙旗
が‐じょう【画帖】グワデフ
①絵をあつめた折本、または冊子。
②絵をかくための折本、または冊子。
が‐じょう【賀状】‥ジヤウ
祝賀の書状。祝いの手紙。特に、年賀状。〈[季]新年〉。「―を出す」
かじょう‐がき【箇条書】‥デウ‥
箇条にわけて書き並べること。また、その書き並べたもの。
⇒か‐じょう【箇条】
かしょうき【可笑記】‥セウ‥
仮名草子。如儡子にょらいし作。5巻。1642年(寛永19)刊。徒然草の筆致を模し、古今の名将の成敗を批評し、先哲の言行や詩文、あるいは当時の世相について感想を俗文体で述べる。
がしょうぎ‥シヤウ‥
(「がしょうきん」の変化した語か)がむしゃら。強引。浮世風呂前「―にかつつかんだら、おつ死ぬべえ」
がしょう‐きんガシヤウ‥
我がを張ること。がむしゃらなこと。浮世草子、分里艶行脚「又七右ヱ門をたのみ戻しくれられよといへば、―になつて」→合食禁がっしょうきん
かじょう‐ぎんが【渦状銀河】クワジヤウ‥
(→)渦巻うずまき銀河に同じ。
⇒か‐じょう【渦状】
かしょう‐ざ【荷葉座】‥セフ‥
仏像を安置する台座で蓮の葉の形をしたもの。多く天部の像に用いる。
かじょう‐さはん【家常茶飯】‥ジヤウ‥
家庭における平素の食事。転じて、ありふれたこと。日常茶飯。
⇒か‐じょう【家常】
かじょう‐せいさん【過剰生産】クワ‥
需要量を超えて生産されること。
⇒か‐じょう【過剰】
かじょう‐だいし【嘉祥大師】‥ジヤウ‥
隋の僧、吉蔵きちぞうの大師号。
広辞苑 ページ 3692 での【○火事場の馬鹿力】単語。