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け‐しき【気色】🔗🔉

け‐しき気色】 ①ようす。ありさま。枕草子5「霞も霧もへだてぬ空の―の」 ②きざし。前兆。枕草子160「子産むべき人の、そのほど過ぐるまでさる―もなき」 ③きしょく。機嫌きげん。源氏物語夕顔「解けがたかりし御―を」 ④気うけ。おぼえ。古今著聞集16「小川滝口定継といふ御―よきぬし侍りけり」 ⑤おぼしめし。おおせ。御意。源氏物語桐壺「春宮よりも御―あるを」 ⑥様子をつくろうこと。そぶりをすること。源氏物語空蝉「この小さき上人などにつたへ聞えむ。―なくもてなし給へ」 ⑦少し。いささか。源氏物語若菜下「―にても漏り聞かせ給ふことあらばと」 ⑧情趣。おもむき。徒然草「ことばの外に、あはれに、―覚ゆるはなし」 ⇒けしき‐ざけ【気色酒】 ⇒けしき‐だ・つ【気色立つ】 ⇒けしき‐づ・く【気色付く】 ⇒けしき‐ど・る【気色取る】 ⇒けしき‐ばかり【気色許り】 ⇒けしき‐ば・む【気色ばむ】 ⇒気色あり ⇒気色覚ゆ ⇒気色給わる ⇒気色に入る

広辞苑 ページ 6164 での気色単語。