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き‐しょく【気色】🔗🔉

き‐しょく気色】 (キソクとも) ①天気のようす。雲や風などの動き。また、それらにあらわれた物事の前兆。続日本紀8「風雲の―常に違ふことあり」 ②気持が顔色にあらわれること。また、その顔色。機嫌。平家物語3「入道相国の―をもうかがうて」 ③怒りを顔にあらわすこと。憤慨。熊野の本地「みかど大きに御―ありて、后一人の御中へ使六百人づつ付け参らせてければ」 ④(「御気色」の形で)御意向。思し召し。大鏡道隆「御前に参り給ひて、御―たまはり給ければ」。平家物語10「しからば八島へ帰さるべしとの御―で候」 ⑤気持。気分。平家物語2「法皇の御―悪しかりければ」 ⑥様子。外見。態度。竹斎「問へども答へぬその―は」 ⇒きしょく‐がお【気色顔】 ⇒きしょく・す【気色す】 ⇒きしょく‐ば・む【気色ばむ】 ⇒きしょく‐ぼこり【気色誇り】 ⇒気色が悪い

きしょく‐がお【気色顔】‥ガホ🔗🔉

きしょく‐がお気色顔‥ガホ ①けしきばんだ顔つき。 ②したりがお。 ⇒き‐しょく【気色】 ○気色が悪いきしょくがわるい 気持が悪い。「彼にほめられると―」 ⇒き‐しょく【気色】

○気色が悪いきしょくがわるい🔗🔉

○気色が悪いきしょくがわるい 気持が悪い。「彼にほめられると―」 ⇒き‐しょく【気色】 きしょく・す気色す】 〔自サ変〕 ①顔つきを改める。改まった様子をする。平治物語「笏しゃく取り直し―・して」 ②怒りや不快などの、感情をつよくおもてに表す。顔色をかえる。けしきばむ。歌舞伎、けいせい仏の原「何と是ほどに事を分けて言ふに、と―・する」 ⇒き‐しょく【気色】 きしょく‐ば・む気色ばむ】 〔自四〕 ①得意になって意気ごむ。意気軒昂となる。太平記38「御敵をば早追ひ落して候、とて、―・うてぞ帰洛しける」 ②怒りの気持を顔色に出す。けしきばむ。 ⇒き‐しょく【気色】 きしょく‐ぼこり気色誇り】 他人の気受けのよいのを自慢すること。 ⇒き‐しょく【気色】 きしょく‐まんめん喜色満面】 喜びを顔全体に表すこと。 ⇒き‐しょく【喜色】 きじょ‐ほう帰除法‥ヂヨハフ 二一天作五にいちてんさくのごのような割算九九くくを用いて行う旧式珠算の除法。 き‐しらじ黄白地‥ヂ 染革の名。白地に黄色の文様を染め出した革。 き‐じらみ木蝨】 カメムシ目キジラミ科の昆虫の総称。体長約2〜3ミリメートルのものが多い。後肢が発達し、よく跳躍する。植物の汁を吸収し、果樹などの害虫になるものが少なくない。虫癭ちゅうえいをつくるものも多い。ナシキジラミ・クワキジラミ・クストガリキジラミなど。 キシランxylan】 多糖の一つ。細胞壁成分として木材・わら・竹・トウモロコシなどに含まれる。加水分解すると大部分キシロースになる。 きしり 物のよく適合するさま。また、物のすきまなくつまったさま。ぎしり。きっしり。色道大鏡「鬢さきのみ、―ととりまはしたるを最上とす」 き‐じり木尻】 炉辺の、炉に焚く薪の尻を出しておく側。また、炉辺の下座。→いろり(図) ぎしり (→)「きしり」に同じ。 きしり‐あ・う軋り合う‥アフ 〔自五〕 ①互いにきしる。すれあう。 ②互いに競いあう。 キシリトールxylitol】 キシロースを還元して得られる糖アルコール。分子式CH12O 砂糖と同等の甘さでカロリーが約75パーセント。虫歯予防効果があるとされ、甘味料として用いる。 きし・る軋る・轢る】 [一]〔他四〕 ①音をたてて、すり合わせる。太平記16「舷を―・り、艫舳をならべたれば」 ②触れ合わんばかりに近づける。撰集抄「社はいらかをならべ、廻廊軒を―・れり」 ③こすれ合うような音を立ててかむ。かじる。浄瑠璃、最明寺殿百人上臈「とりつく葛を黒白の鼠―・つて」 [二]〔自五〕 こすれ合って音をたてる。きしむ。「引き戸が―・る」 き‐し・る着知る】 〔他四〕 着てその具合を知る。着馴れる。源平盛衰記33「乗習はざる車―・らざる装束なりければ」 き‐じるしき印】 (「きちがい」の「き」を採った隠語)狂人。 き‐じるし木印】 きこりが自分の伐った木につけるしるし。山印。切判きりはんキシレンxylene】 〔化〕分子式CH(CH 芳香族炭化水素の一つ。ベンゼンの水素原子2個をメチル基で置換したもの。オルト・メタ・パラの三つの異性体があり、いずれも無色の液体。ベンゼン・トルエンとともに、石炭乾留の際に生成する軽油、石油の接触改質油、熱分解ガソリンなどから抽出・蒸留される。溶媒・合成原料に用いる。キシロール。 きしろい軋ろひキシロヒ きしろうこと。あらそい。栄華物語初花「女房の車―もありけれど」 ⇒きしろい‐がお【軋ろひ顔】 きしろい‐がお軋ろひ顔キシロヒガホ 互いに争うような顔つき。 ⇒きしろい【軋ろひ】 きじ‐ろいろ木地蝋色‥ヂ‥ 木地の上にじかに漆を塗り、研いで光沢を出し、蝋色に仕上げたもの。東海道中膝栗毛2「七間丁のすずりぶたといふは、―にあぶらゑのかいてある」 きしろ・う軋ろふキシロフ 〔自四〕 (キシルに接尾語フの付いた語) ①もみあうようにして争う。はげしく競争する。源氏物語匂宮「又―・ふ人なきさまにて」 ②こみ合う。ひしめく。船や車などが先へ進めない。〈日葡辞書〉 キシロースxylose】 分子式CH10O 単糖の一つ。ペントースの代表的なもの。甘味のある白色結晶性物質。還元性をもつ。竹の子に遊離の状態で含まれ、キシランなどの構成成分として広く存在する。糖尿病患者の甘味料に用いる。木糖。 キシロールXylol ドイツ】 〔化〕(→)キシレンに同じ。 ぎじ‐ろく議事録】 会議の議事の主要事項・討議の状況を記録したもの。会議録。 ぎし‐わじんでん魏志倭人伝】 中国の魏の史書「魏志」の東夷伝倭人の条に収められている、日本古代史に関する最古の史料。→魏志→邪馬台国やまたいこく →資料[魏志倭人伝] きしわだ岸和田】 大阪府南部の市。もと岡部氏5万石の城下町。繊維・機械工業などが発達。人口20万1千。 き‐しん忌辰】 死者の祥月命日。忌日。 き‐しん紀信】 漢初の武将。楚の兵が漢王劉邦を滎陽けいように囲んで危急が迫った時、漢王と偽称して楚に降り、漢王を逃れさせ、楚の項羽に焼き殺された。 き‐しん鬼神⇒きじん き‐しん帰心】 ①故郷・家などに帰りたいと思う心。 ②ある人に、心から服従すること。 ⇒帰心矢の如し き‐しん寄進】 社寺などに金銭・物品を寄付すること。「灯籠を―する」 ⇒きしん‐しばい【寄進芝居】 ⇒きしん‐じょう【寄進状】 ⇒きしん‐じょうるり【寄進浄瑠璃】 ⇒きしんちけい‐しょうえん【寄進地系荘園】 ⇒きしん‐もの【寄進物】 き‐しん規箴】 いましめ。 き‐しん晷針】 (gnomon)(晷は「ひかげ」の意)古代の天文観測器で一種の日時計。台の上に一定の高さの棒をたて、日の影の落ちる方角によって時刻を測り、影の長短によって季節および1太陽年の長さを知る。日晷儀にっきぎ。 晷針 き‐しん貴臣】 ①たっとい臣下。地位の高い臣下。 ②相手方の臣の尊敬語。 き‐しん貴紳】 身分の高い人。貴顕紳士。 き‐しん愧心】 はじる心。 き‐しん機心】 いつわりたくらむ心。機を見て動く心。活動を欲する心。 き‐しん虧心】 道義の念のかけた心。 き‐じん奇人・畸人】 性質・挙動が普通の人とはちがった人。変人。かわりもの。「近世―伝」 き‐じん鬼神】 ①死者の霊魂と天地の神霊。人の耳目では接しえない、超人的な能力を有する存在。おにがみ。きしん。 ②荒々しく恐ろしい鬼。ばけもの。へんげ。「断じて行えば―も之これを避く」 ⇒鬼神に横道なし き‐じん帰陣‥ヂン 陣屋へ帰ること。戦地から帰ること。 き‐じん寄人⇒よりうど き‐じん貴人】 地位・身分の高い人。 き‐じん旗人】 清代、八旗に属した者の総称。満州人はすべて八旗に属した。他に蒙古人・漢人の旗人もいた。→八旗 き‐じん麹塵‥ヂン 「きくじん」の略。梁塵秘抄「婿の冠者の君、何色の何摺りか好このう給う、着まほしき。―山吹止め摺りに」 ぎ‐しん義心】 正義をつらぬき、正しい道に進もうとする心。義に勇む心。忠義の心。 ぎ‐しん義臣】 忠義の心のあつい家臣。 ぎしん義真】 平安前期の僧。初代天台座主ざす。相模の人。最澄に師事、その渡唐には通訳僧として従い、帰朝後日本天台宗の確立に協力。最澄の死後、初めて天台戒壇の伝承師となるなど宗の運営を主導。著「天台法華宗義集」。師号、修禅大師。(781〜833) ぎ‐しん疑心】 うたがう心。うたがい。「―が生ずる」 ⇒ぎしん‐あんき【疑心暗鬼】 ⇒疑心暗鬼を生ず ぎ‐しん議親】 律の六議りくぎの一つ。刑法上の特典で、天皇の5等親以内の親族、太皇太后・皇太后の4等親以内の親族、皇后の3等親以内の親族に対するもの。 ぎ‐じん義人】 堅く正義を守る人。わが身の利害をかえりみずに他人のために尽くす人。義士。 ぎ‐じん擬人】 ①人でないものを人に見立てること。 ②自然人でないものに、法律上人格を付与すること。また、その人格。法人。 ⇒ぎじん‐か【擬人化】 ⇒ぎじん‐かん【擬人観】 ⇒ぎじん‐ほう【擬人法】 ぎしん‐あんき疑心暗鬼(→)「疑心暗鬼を生ず」の略。 ⇒ぎ‐しん【疑心】

きしょく・す【気色す】🔗🔉

きしょく・す気色す】 〔自サ変〕 ①顔つきを改める。改まった様子をする。平治物語「笏しゃく取り直し―・して」 ②怒りや不快などの、感情をつよくおもてに表す。顔色をかえる。けしきばむ。歌舞伎、けいせい仏の原「何と是ほどに事を分けて言ふに、と―・する」 ⇒き‐しょく【気色】

きしょく‐ば・む【気色ばむ】🔗🔉

きしょく‐ば・む気色ばむ】 〔自四〕 ①得意になって意気ごむ。意気軒昂となる。太平記38「御敵をば早追ひ落して候、とて、―・うてぞ帰洛しける」 ②怒りの気持を顔色に出す。けしきばむ。 ⇒き‐しょく【気色】

きしょく‐ぼこり【気色誇り】🔗🔉

きしょく‐ぼこり気色誇り】 他人の気受けのよいのを自慢すること。 ⇒き‐しょく【気色】

き‐そく【気色】🔗🔉

き‐そく気色】 キショクの転。大鏡道隆「御前にまゐり給ひて御―たまはり給ひければ」。〈色葉字類抄〉 ⇒きそく‐め・く【気色めく】

きそく‐め・く【気色めく】🔗🔉

きそく‐め・く気色めく】 〔自四〕 気色を表面に現す。けしきだつ。栄華物語御裳着「ふるき人々―・く」 ⇒き‐そく【気色】

け‐しき【気色】🔗🔉

け‐しき気色】 ①ようす。ありさま。枕草子5「霞も霧もへだてぬ空の―の」 ②きざし。前兆。枕草子160「子産むべき人の、そのほど過ぐるまでさる―もなき」 ③きしょく。機嫌きげん。源氏物語夕顔「解けがたかりし御―を」 ④気うけ。おぼえ。古今著聞集16「小川滝口定継といふ御―よきぬし侍りけり」 ⑤おぼしめし。おおせ。御意。源氏物語桐壺「春宮よりも御―あるを」 ⑥様子をつくろうこと。そぶりをすること。源氏物語空蝉「この小さき上人などにつたへ聞えむ。―なくもてなし給へ」 ⑦少し。いささか。源氏物語若菜下「―にても漏り聞かせ給ふことあらばと」 ⑧情趣。おもむき。徒然草「ことばの外に、あはれに、―覚ゆるはなし」 ⇒けしき‐ざけ【気色酒】 ⇒けしき‐だ・つ【気色立つ】 ⇒けしき‐づ・く【気色付く】 ⇒けしき‐ど・る【気色取る】 ⇒けしき‐ばかり【気色許り】 ⇒けしき‐ば・む【気色ばむ】 ⇒気色あり ⇒気色覚ゆ ⇒気色給わる ⇒気色に入る

○気色ありけしきあり🔗🔉

○気色ありけしきあり ①趣がある。おもしろい。源氏物語帚木「式部が所にぞ気色あることはあらむ」 ②異様だ。一癖ある。源氏物語夕顔「気色ある鳥の空声に鳴きたるも」 ③意味ありげだ。源胡蝶「気色あることばは時々まぜ給へど」 ⇒け‐しき【気色】

○気色覚ゆけしきおぼゆ🔗🔉

○気色覚ゆけしきおぼゆ ①情趣深く感じる。徒然草「ことばの外にあはれに気色覚ゆるはなし」 ②不気味に感じる。大鏡道長「かく人がちなるにだに―」 ⇒け‐しき【気色】 けしき‐ざけ気色酒】 人の機嫌を損ずることを恐れて強いて飲む酒。 ⇒け‐しき【気色】 けしき‐だ・つ気色立つ】 〔自五〕 ①気配が生ずる。きざす。源氏物語賢木「初時雨いつしかと―・つ日」 ②心持が態度に現れる。いろめき立つ。源氏物語賢木「親しき人々も―・ちいふべかめる事どももあるに」 ③気どる。堤中納言物語「いみじく―・ちてものいふいらへをのみして」 ⇒け‐しき【気色】

けしき‐ざけ【気色酒】🔗🔉

けしき‐ざけ気色酒】 人の機嫌を損ずることを恐れて強いて飲む酒。 ⇒け‐しき【気色】

けしき‐だ・つ【気色立つ】🔗🔉

けしき‐だ・つ気色立つ】 〔自五〕 ①気配が生ずる。きざす。源氏物語賢木「初時雨いつしかと―・つ日」 ②心持が態度に現れる。いろめき立つ。源氏物語賢木「親しき人々も―・ちいふべかめる事どももあるに」 ③気どる。堤中納言物語「いみじく―・ちてものいふいらへをのみして」 ⇒け‐しき【気色】 ○気色給わるけしきたまわる 御意を伺う。意中を承る。源氏物語橋姫「まづ内々にもけしき給はり給へなど」 ⇒け‐しき【気色】

○気色給わるけしきたまわる🔗🔉

○気色給わるけしきたまわる 御意を伺う。意中を承る。源氏物語橋姫「まづ内々にもけしき給はり給へなど」 ⇒け‐しき【気色】 けしき‐づ・く気色付く】 〔自四〕 きざす。けしきだつ。けしきばむ。源氏物語野分「いとおほどかに女しきものから、―・きてぞおはするや」 ⇒け‐しき【気色】 けしき‐ど・る気色取る】 〔自四〕 ①気色を見て取る。感づく。源氏物語夕霧「北の方―・り給へれば」 ②機嫌をとる。源氏物語少女「追従ついしょうし―・りつつ」 ⇒け‐しき【気色】

けしき‐づ・く【気色付く】🔗🔉

けしき‐づ・く気色付く】 〔自四〕 きざす。けしきだつ。けしきばむ。源氏物語野分「いとおほどかに女しきものから、―・きてぞおはするや」 ⇒け‐しき【気色】

けしき‐ど・る【気色取る】🔗🔉

けしき‐ど・る気色取る】 〔自四〕 ①気色を見て取る。感づく。源氏物語夕霧「北の方―・り給へれば」 ②機嫌をとる。源氏物語少女「追従ついしょうし―・りつつ」 ⇒け‐しき【気色】 ○気色に入るけしきにいる 気に入る。源平盛衰記17「入道の気色に入らんとて」 ⇒け‐しき【気色】

○気色に入るけしきにいる🔗🔉

○気色に入るけしきにいる 気に入る。源平盛衰記17「入道の気色に入らんとて」 ⇒け‐しき【気色】 げじき‐にち下食日】 暦注で、天狗星てんこうせいの精が下界に下って人間の食を求めるという日。その日の特定の時刻を下食時げじきどきといい、禁忌を避ける。 けしき‐ばかり気色許り】 かたちばかり。いささか。枕草子5「紙などに―おしつつみて」 ⇒け‐しき【気色】 けしき‐ば・む気色ばむ】 〔自五〕 ①意中をほのめかす。様子を顔色にあらわす。源氏物語桐壺「おとど―・み聞え給ふことあれど」 ②気どる。なまめかしい様子をする。源氏物語帚木「かの介は、いとよしありて、―・めるをや」 ③怒ったさまが表れる。源氏物語帚木「うつろふ方あらむ人をうらみて―・みそむかむ」。「―・んで席を立つ」 ④懐妊・出産の徴候がある。宇津保物語俊蔭「子生まるべくなりぬ。―・みてなやめば」 ⑤声づくろいをする。今昔物語集19「人二人ばかり歩み寄りて―・めば」 ⇒け‐しき【気色】 げじ‐ぎれ下知切れ‥ヂ‥ 発句で、切字きれじが下知の詞(命令形)であること。「昔聞け秩父殿さへ角力取」の類。 げ‐じく牙軸‥ヂク 象牙で作った巻物・掛物などの軸。 げじ・く 〔他四〕 つかい果たす。浪費する。日葡辞書「ゲジキウシナウ」。浄瑠璃、お初天神記「遣ひ捨てたの―・いたのと」 けし‐ぐくり芥子括り】 ①袖口をなるべく細くくくること。江戸時代、侠客の間に行われ、風流な仕立て方とされた。けし。 ②袋物・巾着などの周囲につけるひらひらした縁へり。 ③歌舞伎の衣裳で、袖・襟・裾などに五色の布帛でひらひらした縁を縫い添えたもの。 けし‐くち消口】 消火にとりかかる場所。 ⇒消口を取る

けしき‐ばかり【気色許り】🔗🔉

けしき‐ばかり気色許り】 かたちばかり。いささか。枕草子5「紙などに―おしつつみて」 ⇒け‐しき【気色】

けしき‐ば・む【気色ばむ】🔗🔉

けしき‐ば・む気色ばむ】 〔自五〕 ①意中をほのめかす。様子を顔色にあらわす。源氏物語桐壺「おとど―・み聞え給ふことあれど」 ②気どる。なまめかしい様子をする。源氏物語帚木「かの介は、いとよしありて、―・めるをや」 ③怒ったさまが表れる。源氏物語帚木「うつろふ方あらむ人をうらみて―・みそむかむ」。「―・んで席を立つ」 ④懐妊・出産の徴候がある。宇津保物語俊蔭「子生まるべくなりぬ。―・みてなやめば」 ⑤声づくろいをする。今昔物語集19「人二人ばかり歩み寄りて―・めば」 ⇒け‐しき【気色】

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