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いな【稲】🔗🔉

いな】 (イネの古形。複合語としてのみ用いられる)いね。「―穂」

いね【稲】🔗🔉

いね】 イネ科の一年生作物。栽培種は2種。サチバ種は東南アジア起源、現在、世界各地の熱帯・温帯で栽培。グラベリマ種はアフリカ起源、現在はアフリカの一部でわずかに栽培。サチバ種には、籾もみの丸くて短い日本型(ジャポニカ)、細長いインド型(インディカ)、大粒のジャワ型の3亜種がある。日本への伝来経路は諸説あるが、縄文末期までに渡来したらしい。草丈は、改良種では1メートルを超えない。茎は中空で数個の節がある。葉は長線形で、葉身と葉鞘とから成り互生。夏から秋にかけて出穂する。秋に熟する果実を米といい、食用。日本の農業上、最も重要な作物で、水田に栽培する水稲すいとうと、畑地に栽培する陸稲りくとうとがある。成熟の遅速によって早稲わせ・中稲なかて・晩稲おくてに分け、澱粉の性質によって粳うるち・糯もちの2群とする。しね。〈[季]秋〉。万葉集14「―舂けば皹かかる吾が手を」 稲 撮影:関戸 勇

しね【稲】🔗🔉

しね】 (他の語の下に付いて熟語を作る時の形)いね。顕宗紀「十握稲とつかしね」。「うる―」

[漢]稲🔗🔉

 字形  筆順 〔禾部9画/14画/常用/1680・3070〕 [稻] 字形 〔禾部10画/15画/6743・634B〕 〔音〕トウ〈タウ〉(漢) 〔訓〕いねいな= [意味] 五穀の一つ。いね。「稲苗・水稲・陸稲・早稲わせ・晩稲ばんとう・おくて」 [解字] 形声。「禾」(=穀物)+音符「」(=うすの中でついてこねる)。ねばりけのある穀物の意。

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