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○頤を叩くおとがいをたたく🔗⭐🔉
○頤を叩くおとがいをたたく
①悪口をいう。
②よくしゃべることをののしっていう。
⇒おとがい【頤】
○頤を解くおとがいをとく🔗⭐🔉
○頤を解くおとがいをとく
①[漢書匡衡伝]感服のあまり、あいた口がふさがらないこと。
②あごのはずれるほど、大口をあけて笑うこと。解頤かいい。「頤をはずす」とも。
⇒おとがい【頤】
○頤を放つおとがいをはなつ🔗⭐🔉
○頤を放つおとがいをはなつ
大いに笑う。
⇒おとがい【頤】
○頤を開くおとがいをひらく🔗⭐🔉
○頤を開くおとがいをひらく
よくしゃべる。
⇒おとがい【頤】
○頤を養うおとがいをやしなう🔗⭐🔉
○頤を養うおとがいをやしなう
生計を立てる。生活していく。
⇒おとがい【頤】
おどかし【脅かし】
おどかすこと。おどし。
おどか・す【脅かす・嚇かす】
〔他五〕
①おそれさせる。おどす。「刃物をつきつけて―・す」
②びっくりさせる。おどろかす。「わっと言って―・す」
お‐とき【御斎】
「とき(斎)」を丁寧にいう語。
お‐とぎ【御伽】
①お相手をすること。特に戦国・江戸時代、主君の側にいて話相手をつとめること。また、その者。増鏡「ありつる人の帰り来んほど、―せんはいかが」
②寝室にはべること。また、その人。妾。
③「おとぎばなし」の略。
⇒おとぎ‐いぬ【御伽犬】
⇒おとぎ‐こしょう【御伽小姓】
⇒おとぎ‐しばい【御伽芝居】
⇒おとぎ‐しゅう【御伽衆】
⇒おとぎ‐ぞうし【御伽草子】
⇒おとぎ‐の‐くに【御伽の国】
⇒おとぎ‐ばなし【御伽噺】
⇒おとぎ‐ぼうこ【御伽這子・御伽婢子】
⇒おとぎ‐ぼうず【御伽坊主】
お‐どき【男時】ヲ‥
運のむいている時。ついている時。風姿花伝「一切の勝負に定めて一方色めきて善き時分になる事有り。これを―と心得べし」↔女時めどき
おとぎ‐いぬ【御伽犬】
雌雄一対の犬が臥した姿にかたどった張子の容器。室町時代頃より産所や寝所で用いるものを入れた。犬は産が軽く、また魔除けとされたので出産・生育の守りともなり、雛人形とともに上巳じょうしの節句にも飾る。はじめは箱形で犬箱とも呼ばれ、のち犬張子となる。宿直犬とのいいぬ。
⇒お‐とぎ【御伽】
おと‐ぎき【音聞き】
①音の聞こえること。音のひびき。躬恒集「かりがねの―高く聞ゆなるかな」
②世間のうわさ。風聞。源氏物語末摘花「世にたぐひなき御有様の―に」
おとぎ‐こしょう【御伽小姓】‥シヤウ
幼君の遊び相手をする小姓。
⇒お‐とぎ【御伽】
おとぎ‐しばい【御伽芝居】‥ヰ
児童劇。巌谷小波の御伽話を川上音二郎が芝居に仕組んで1903年(明治36)上演したもの。
⇒お‐とぎ【御伽】
おとぎ‐しゅう【御伽衆】
室町時代以後、主君に近侍して話相手をつとめた役。
⇒お‐とぎ【御伽】
おとぎ‐ぞうし【御伽草子】‥ザウ‥
狭義には、享保(1716〜1736)頃大坂の書肆渋川清右衛門の刊行した「文正草子」「鉢かづき」以下23編の称。広義には、室町時代を中心に行われた同類の短編小説の総称。作者は多く未詳。空想的・教訓的・童話的な作品群。よく時代思想と世相を反映。
⇒お‐とぎ【御伽】
おとき‐な・し【幼し】
〔形ク〕
年がゆかない。いとけない。仁徳紀「天皇―・くて聡明さとく叡智さかしくまします」
おとぎ‐の‐くに【御伽の国】
お伽ばなしに出てくる楽しく美しい国。
⇒お‐とぎ【御伽】
おとぎ‐ばなし【御伽噺】
①伽の際に人のつれづれを慰めるために語り合う話。
②子供に聞かせる昔話や童話。「桃太郎」「かちかち山」の類。
③非現実的な話。夢物語。
⇒お‐とぎ【御伽】
おとぎ‐ぼうこ【御伽這子・御伽婢子】‥バフ‥
天児あまがつの一種。頭身を白い練絹で小児の形に作り、黒い糸を髪とし、左右に分け前方に垂らした人形。(書名別項)
御伽這子
⇒お‐とぎ【御伽】
おとぎぼうこ【伽婢子】‥バフ‥
仮名草子。浅井了意作。13巻。1666年(寛文6)刊。中国の小説「剪灯新話」の翻案などから成る怪異談・奇話68話を収録。御伽婢子。
→文献資料[伽婢子]
おとぎ‐ぼうず【御伽坊主】‥バウ‥
①通夜つやの時、伽をして経を読む僧。通夜僧。
②室町時代以後、大名の夜の話相手をする僧体の人。
⇒お‐とぎ【御伽】
おとぎり‐そう【弟切草】‥サウ
オトギリソウ科の多年草。山地に広く自生。高さ約50センチメートル。葉に細かい油点がある。夏秋、黄色・5弁の花を開き、蒴果さくかを結ぶ。全草を乾燥して止血薬・含嗽がんそう剤とする。その薬効をもらした弟を切り殺した鷹匠の伝説がある。茎葉からオトギニンを製し、神経痛・リウマチ・関節炎などに使用。コオトギリなど近似種の総称ともする。漢名、小連翹しょうれんぎょう。〈[季]秋〉。〈日葡辞書〉
おとぎりそう
お‐とく【汚涜】ヲ‥
①きたないみぞ。小さなみぞ。
②けがすこと。けがれること。
おど・く
〔自下二〕
(オホドクの転)
①おおようにかまえる。のんびりする。源氏物語椎本「―・けたる人こそただ世のもてなしに従ひて」
②常識はずれである。蒙求抄1「―・けた志ぞ」
おとくに【乙州】
江戸中期の俳人。河合氏。大津の人。芭蕉の門弟。智月尼の弟で、その養子となって家業の荷問屋を継ぐ。師の遺稿「笈の小文」を出版。著「それぞれ草」。生没年未詳。
おとくに‐の‐みや【弟国宮】
継体天皇が越前から大和に入るまでの仮の皇居の一つ。所在は山城国乙訓おとくに郡。一説に今の京都府長岡京市今里の辺。
おどけ【戯け】
おどけること。ふざけ。たわむれ。誹風柳多留7「―だと骨太な手を口へあて」。「―がすぎる」
⇒おどけ‐うた【戯歌】
⇒おどけ‐え【戯絵】
⇒おどけ‐がお【戯け顔】
⇒おどけ‐ぐち【戯け口】
⇒おどけ‐しばい【戯芝居】
⇒おどけ‐ばなし【戯話】
⇒おどけ‐もの【戯け者】
おどけ‐うた【戯歌】
おどけた歌。ざれうた。
⇒おどけ【戯け】
おどけ‐え【戯絵】‥ヱ
おどけたさまに描いた絵。ざれえ。
⇒おどけ【戯け】
おどけ‐がお【戯け顔】‥ガホ
人を笑わせようとしてする滑稽な表情。
⇒おどけ【戯け】
おどけ‐ぐち【戯け口】
じょうだん。ざれごと。
⇒おどけ【戯け】
おどけ‐しばい【戯芝居】‥ヰ
おどけた所作の演劇。
⇒おどけ【戯け】
おどけ‐ばなし【戯話】
滑稽な話。
⇒おどけ【戯け】
おどけ‐もの【戯け者】
①ふざけたことをする人。滑稽者。
②ばかげたことをする人。たわけ者。
⇒おどけ【戯け】
おど・ける【戯ける】
〔自下一〕
(「おどく」(下二)から)滑稽なことを言ったりしたりして、ふざける。たわむれる。ざれる。(「お道化る」とも当てる)誹風柳多留10「―・けずときりきり文を返しなよ」。「―・けて笑わせる」
おとこ【男】ヲトコ
(「をと(若)こ(子)」の意で、「をと(若)め(女)」に対する)
①人間の性別の一つで、女でない方。男子。男性。古事記上「あなにやし、え―を」。万葉集20「―をみなの花にほひ見に」
②成年男子。元服して一人前と認められる男性。伊勢物語「昔―ありけり」。平家物語2「七歳にならば―になして」
③強くしっかりしているなど男性の特質をそなえた男子。万葉集3「もののふの臣の―は」。「―なら泣き言を言うな」
④むすこ。源氏物語藤裏葉「おほきおとどの御―の十ばかりなる」
⑤男性である恋人。情夫。「―ができる」「―を作る」
⑥おっと。土佐日記「よき人の―につきて、下りて住みけるなり」
⑦在俗の男。出家せぬ男。清輔集「静蓮入道昔―にて」
⑧召使いの男子。しもべ。下男。
⑨一人前の男としての面目。狂言、文山立「ふまれてなんと、―がならうか」。「―をあげる」「―を磨く」
⑩(多く「よい」を伴って)男性の容貌。男ぶり。「―がよくて金持で」
⑪範囲を人間以外の動物まで及ぼして、雄性のもの。「―猫」
⑫(多く接頭語的に)力強い・激しいなど、男に期待されるのと同類の特性。「―坂」
⑬男色。若道にゃくどう。
⇒おとこ‐あるじ【男主】
⇒おとこ‐いっぴき【男一匹】
⇒おとこ‐うん【男運】
⇒おとこ‐え【男絵】
⇒おとこ‐おび【男帯】
⇒おとこ‐おや【男親】
⇒おとこ‐おんな【男女】
⇒おとこ‐かげ【男影】
⇒おとこ‐がた【男方】
⇒おとこ‐がた【男形・男方】
⇒おとこ‐がな【男仮名】
⇒おとこ‐かみゆい【男髪結】
⇒おとこ‐がら【男柄】
⇒おとこ‐ぎ【男気・侠気】
⇒おとこ‐ぎみ【男君】
⇒おとこ‐ぎらい【男嫌い】
⇒おとこ‐ぎれ【男切れ】
⇒おとこ‐きんだち【男公達】
⇒おとこ‐ぐさ【男草】
⇒おとこ‐くじ【男公事】
⇒おとこ‐ぐるい【男狂い】
⇒おとこ‐げいしゃ【男芸者】
⇒おとこ‐けいせい【男傾城】
⇒おとこ‐こうぶり【男冠】
⇒おとこ‐ごころ【男心】
⇒おとこ‐ざか【男坂】
⇒おとこ‐ざかり【男盛り】
⇒おとこ‐ざしき【男座敷】
⇒おとこ‐さび【男さび】
⇒おとこ‐じごく【男地獄】
⇒おとこ‐じ‐もの【男じもの】
⇒おとこ‐しゃかい【男社会】
⇒おとこ‐しゅう【男主】
⇒おとこ‐しゅう【男衆】
⇒おとこ‐じょたい【男所帯】
⇒おとこ‐すがた【男姿】
⇒おとこ‐ずき【男好き】
⇒おとこ‐ずく【男尽】
⇒おとこ‐ずみ【男住み】
⇒おとこ‐だて【男達・男伊達】
⇒おとこ‐ぢくしょう【男畜生】
⇒おとこ‐づかい【男使】
⇒おとこ‐つき【男付】
⇒おとこ‐っ‐ぷり【男っ振り】
⇒おとこ‐で【男手】
⇒おとこ‐でいり【男出入】
⇒おとこ‐とうか【男踏歌】
⇒おとこ‐な【男名】
⇒おとこ‐なき【男泣き】
⇒おとこ‐にくみ【男憎み】
⇒おとこ‐の‐きろく【男の記録】
⇒おとこ‐の‐こ【男の子】
⇒おとこ‐の‐せっく【男の節句】
⇒おとこ‐のぞみ【男望み】
⇒おとこ‐の‐たましい【男の魂】
⇒おとこ‐ばしょり【男端折り】
⇒おとこ‐ばしら【男柱】
⇒おとこ‐ばら【男腹】
⇒おとこ‐ひざ【男膝】
⇒おとこ‐ひじり【男聖】
⇒おとこ‐ひでり【男旱】
⇒おとこ‐ぶみ【男文】
⇒おとこ‐ぶり【男振り】
⇒おとこ‐べや【男部屋】
⇒おとこ‐まい【男舞】
⇒おとこ‐まえ【男前】
⇒おとこ‐まおとこ【男間男】
⇒おとこ‐まげ【男髷】
⇒おとこ‐まさり【男勝り】
⇒おとこ‐まつ【男松】
⇒おとこ‐まゆ【男眉】
⇒おとこ‐みこ【男神子・男巫】
⇒おとこ‐みこ【男御子・男皇子】
⇒おとこ‐みず【男水】
⇒おとこ‐みや【男宮】
⇒おとこ‐みょうが【男冥加】
⇒おとこ‐みょうり【男冥利】
⇒おとこ‐むすび【男結び】
⇒おとこ‐めかけ【男妾】
⇒おとこ‐もじ【男文字】
⇒おとこ‐もち【男持ち】
⇒おとこ‐もの【男物】
⇒おとこ‐もよう【男模様】
⇒おとこ‐やく【男役】
⇒おとこ‐やま【男山】
⇒おとこ‐やもめ【男鰥】
⇒おとこ‐ゆ【男湯】
⇒おとこ‐よばり【男呼ばり】
⇒おとこ‐よもぎ【男艾・牡蒿】
⇒おとこ‐ろくしゃく【男六尺・男陸尺】
⇒おとこ‐わげ【男髷】
⇒男が廃る
⇒男が立つ
⇒男心と秋の空
⇒男に成る
⇒男の心と大仏の柱
⇒男の目には糸を引け、女の目には鈴を張れ
⇒男は気で持て
⇒男は三年に片頬
⇒男は閾を跨げば七人の敵がある
⇒男は辞儀に余れ
⇒男は度胸、女は愛敬
⇒男は裸百貫
⇒男は松、女子は藤
⇒男冥利に尽きる
⇒男鰥に蛆が湧く
⇒男を上げる
⇒男を売る
⇒男を拵える
⇒男を知る
⇒男を磨く
おと‐ご【弟子・乙子】
末に生まれた子。末子。おと。今昔物語集16「子あまた有る中に―なる女童めのわらわ」
⇒おとご‐づき【乙子月】
⇒おとご‐の‐いわい【乙子の祝い】
⇒おとご‐の‐もち【乙子の餅】
お‐どこ【小床】ヲ‥
ねどこ。床とこ。小さな床。万葉集14「入りなましもの妹いもが―に」
おとこ‐あるじ【男主】ヲトコ‥
一家の主人である男。↔女主。
⇒おとこ【男】
おとこ‐いっぴき【男一匹】ヲトコ‥
一人前の男子の意を強めていう語。
⇒おとこ【男】
おとこ‐うん【男運】ヲトコ‥
女の、連れ添う男とのめぐり合わせ。「―が悪い」↔女運。
⇒おとこ【男】
おとこ‐え【男絵】ヲトコヱ
①平安時代の絵画用語。女絵に対し、唐絵の伝統を踏まえた専門絵師による世俗画の正統的技法・画態をさしたと思われる。修練された線描を生かし、要所に彩色を加えた力強い画風で、歴史的主題や当代の風俗・説話などを描いたもの。栄華物語根合「―など、絵師恥かしうかかせ給ふ」
②男の姿を描いた絵。
⇒おとこ【男】
おとこ‐えし【男郎花】ヲトコヘシ
(オミナエシに似るが、やや粗大なのでいう)オミナエシ科の多年草。山地に広く自生。花は白く、茎・葉に毛が多い。花期は夏から秋。おとこめし。漢名、敗醤はいしょう。〈[季]秋〉
オトコエシ
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おとこ‐おび【男帯】ヲトコ‥
男子の用いる幅の狭い帯。角帯・兵児帯へこおびなど。
⇒おとこ【男】
おとこ‐おや【男親】ヲトコ‥
父親。父。↔女親。
⇒おとこ【男】
おとこ‐おんな【男女】ヲトコヲンナ
男でありながら女のような性徴・性質を有する人。あるいは、女でありながら男の性徴・性質を有する人。→半陰陽。
⇒おとこ【男】
おとこ‐かげ【男影】ヲトコ‥
男の人影。目にうつる男の姿。浜松中納言物語3「小舎人といふ者ぞ時に通りける、そればかりを―には見給ひつつ」
⇒おとこ【男】



広辞苑 ページ 2863。