複数辞典一括検索+

に‐ごい【似鯉】‥ゴヒ🔗🔉

に‐ごい似鯉‥ゴヒ コイ科の淡水産の硬骨魚。ややコイに似、口辺に2本のひげがある。暗灰色、下面は銀白色。全長約60センチメートル。ミゴイ。サイ。ソイ。〈毛吹草4〉 ニゴイ 提供:東京動物園協会

に‐ごう【二号】‥ガウ🔗🔉

に‐ごう二号‥ガウ (第2番目のものの意)めかけの俗称。

に‐ごう【二合】‥ガフ🔗🔉

に‐ごう二合‥ガフ ①(年官を二つ合する意)平安時代、年給で二分の目さかん一人と一分の史生ししょう一人との代りに、三分の掾じょうを一人任じたこと。売官の一種。 ②二合体の略。 ⇒にごう‐たい【二合体】 ⇒にごう‐はん【二合半】

にごう‐たい【二合体】‥ガフ‥🔗🔉

にごう‐たい二合体‥ガフ‥ 花押かおうの一体。名の2字の偏と旁つくりとを組み合わせて1字に作ったもの。また、花押の代りに「二合」とも書いた。→花押⇒に‐ごう【二合】

にごう‐はん【二合半】‥ガフ‥🔗🔉

にごう‐はん二合半‥ガフ‥ ①2合5勺。酒・飯などの少量をいう語。こなから。 ②2合5勺入りの盛相もっそうすなわち飯入れ。転じて、1食2合5勺(1日5合)の給与を与えられている者の意で、武家の下級の奉公人の称。身分の低い奴やっこなどを卑しめていう。 ③1歩の4分の1、すなわち3尺四方の称。 ⇒に‐ごう【二合】

にごし【濁し】🔗🔉

にごし濁し】 池や川などの水を濁して漁獲する法。にごしぶち。

に‐ごしらえ【荷拵え】‥ゴシラヘ🔗🔉

に‐ごしらえ荷拵え‥ゴシラヘ にづくり。

にご・す【濁す】🔗🔉

にご・す濁す】 〔他五〕 ①にごるようにする。にごらせる。にごらす。 ②転じて、表現や態度を曖昧にする。「言葉を―・す」

にご‐よ【和世】🔗🔉

にご‐よ和世】 6月と12月の大祓おおはらえの時、神祇官から天皇の贖物あがものの料に奉る和にきたえの衣。建武年中行事「荒世―の御装束」↔荒世あらよ

にご‐よ【和節】🔗🔉

にご‐よ和節】 節折よおりの儀の時、天皇の身長をはかる竹の一つ。↔荒節あらよ

にごらか・す【濁らかす】🔗🔉

にごらか・す濁らかす】 〔他四〕 (→)「にごらす」に同じ。〈日葡辞書〉

にごら・す【濁らす】🔗🔉

にごら・す濁らす】 〔他五〕 にごるようにする。にごらせる。にごす。〈文明本節用集〉

にごり【濁り】🔗🔉

にごり濁り】 ①にごること。澄まないこと。また、そのもの。古今和歌集「はちす葉の―にしまぬ心もて」。「―川」「目の―」 ②けがれ。よごれ。汚点。不潔。不正。源氏物語絵合「かぐや姫のこの世の―にもけがれず」 ③仏教でいう、煩悩・妄執。また、濁世・末世。源氏物語蓬生「五つの―深き世になどて生れけむ」 ④音声のなまること。だみていること。 ⑤濁音の符号。濁点だくてん。 ⑥濁り酒の略。 ⇒にごり‐え【濁り江】 ⇒にごり‐ごえ【濁り声】 ⇒にごり‐ざけ【濁り酒】 ⇒にごり‐てん【濁り点】 ⇒にごり‐ぶな【濁り鮒】 ⇒にごり‐みず【濁り水】

にごり‐え【濁り江】🔗🔉

にごり‐え濁り江】 水の濁った入江。伊勢物語集「―のすまむことこそかたからめ」 ⇒にごり【濁り】

にごりえ🔗🔉

にごりえ 樋口一葉の短編小説。1895年(明治28)「文芸倶楽部」に発表。東京の新開地丸山福山町(今の文京区西片一丁目の辺)の酌婦お力の暗い宿命と死にいたる悲劇を写実的に描く。 →文献資料[にごりえ]

にごり‐ぐち【艙口】🔗🔉

にごり‐ぐち艙口⇒そうこう

にごり‐ごえ【濁り声】‥ゴヱ🔗🔉

にごり‐ごえ濁り声‥ゴヱ にごった声。はっきりしない声。だみごえ。 ⇒にごり【濁り】

にごり‐ざけ【濁り酒】🔗🔉

にごり‐ざけ濁り酒】 ①糟かすをこさないで、白く濁っている酒。だくしゅ。どぶろく。にごり。〈[季]秋〉。島崎藤村、小諸なる古城のほとり「―濁れる飲みて、草枕しばし慰む」 ②酒の謙譲語。粗酒。 ⇒にごり【濁り】

にごり‐てん【濁り点】🔗🔉

にごり‐てん濁り点(→)「にごり」5に同じ。 ⇒にごり【濁り】

にごり‐ぶな【濁り鮒】🔗🔉

にごり‐ぶな濁り鮒】 梅雨の頃、水かさが増して濁っている川を産卵のために上る鮒。〈[季]夏〉 ⇒にごり【濁り】

にごり‐みず【濁り水】‥ミヅ🔗🔉

にごり‐みず濁り水‥ミヅ にごった水。澄んでいない水。 ⇒にごり【濁り】

にご・る【濁る】🔗🔉

にご・る濁る】 〔自五〕 ①純粋・透明なものに他の物質が混ざって不純・不透明になる。万葉集3「験なき物を思はずは一坏の―・れる酒を飲むべくあるらし」。「空気が―・る」「水が―・る」 ②物事が純粋・潔白でなくなる。清らかさ・正しさが失われる。煩悩が生ずる。源氏物語宿木「大方の世をも思ひ離れて澄みはてたりし方の心も―・りそめにしかば」。「―・った世相」 ③色彩・音声などが鮮明でなくなる。「ピアノの音が―・る」「―・った色」 ④濁音になる。また、濁点をうつ。徒然草「行法も法の字をすみていふ、わろし。―・りていふ、と清閑寺僧正仰せられき」。「この字は―・って読む」

に‐ごろ【煮頃】🔗🔉

に‐ごろ煮頃】 ①煮て食べるのに適当なころあい。 ②煮頃鮒の略。 ⇒にごろ‐ぶな【煮頃鮒・似五郎鮒】

にごろ‐ぶな【煮頃鮒・似五郎鮒】🔗🔉

にごろ‐ぶな煮頃鮒・似五郎鮒】 琵琶湖産の鮒のうち、源五郎鮒についで大きくて丸い型のものの称。鮒鮓ふなずしとする。まるぶな。 ⇒に‐ごろ【煮頃】

に‐ごん【二言】🔗🔉

に‐ごん二言】 ①二度ものを言うこと。ふたこと。 ②一度言ったことを言い改めること。前のとちがったことを言うこと。「武士に―なし」

広辞苑ニゴで始まるの検索結果 1-25