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淤 にごる🔗🔉

【淤】 11画 水部  区点=6243 16進=5E4B シフトJIS=9FC9 《音読み》 オ/ヨ〈y〉 《訓読み》 とどこおる(とどこほる)/にごる/どろ 《意味》 {動・形}とどこおる(トドコホル)。にごる。水や血液がつまって流れない。また、そのさま。「淤塞オソク(つまってたまる)」「淤血オケツ(たまった血)」 {名}どろ。つまったどろ。どろのたまり。「淤泥オデイ」 《解字》 会意兼形声。於オは「はた+=印(かさなる)」の会意文字で、旗がなびかずに垂れて止まったさま。「説文解字」が烏オ(からす)を於の原字とするは誤り。淤は「水+音符於(とまる)」で、水が止まって流れないこと。→於 《単語家族》 塢オ・ウ(流れを止める堤)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

渾 にごす🔗🔉

【渾】 12画 水部  区点=6253 16進=5E55 シフトJIS=9FD3 《音読み》 コン/ゴン〈hn〉 《訓読み》 にごる/にごす/すべて 《意味》 {動・形}にごる。にごす。ごたまぜになっている、また、そのさま。〈同義語〉→溷コン→混コン。「渾濁コンダク」「莫笑農家臘酒渾=笑フナカレ農家ノ臘酒渾ルト」〔→陸游{動・形}分化せずに全体が一つにとけあっている。また、そのさま。「渾沌コントン(=混沌)」「渾一コンイツ(=混一)」「円渾エンコン(まるくとけあって角カドがない性格)」 {副}すべて。まったく。ぜんぶ。ひっくるめて。〈類義語〉→全。「渾欲不勝簪=渾テ簪ニタヘザラント欲ス」〔→杜甫〕 《解字》 会意兼形声。軍は「勹(とりかこむ)+車」の会意文字で、戦車を円陣を成すように並べてまるくまとめること。郡や群と同系で、全体がまとまっている意を含む。渾は「水+音符軍」で、全体がまるくまとまり、とけあっていること。混ときわめて近い。→軍 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

溷 にごる🔗🔉

【溷】 13画 水部  区点=6271 16進=5E67 シフトJIS=9FE5 《音読み》 コン/ゴン〈hn〉 《訓読み》 にごる/けがれる(けがる)/みだれる(みだる)/かわや(かはや) 《意味》 {動・形}にごる。けがれる(ケガル)。ごたまぜになってきたない。〈類義語〉→渾コン→混。「溷濁コンダク(=渾濁)」 {動・形}みだれる(ミダル)。まぜかえして、けじめがつかない。また、そのさま。〈類義語〉→混。「溷淆コンコウ(=混淆)」 {名}かわや(カハヤ)。よごれた所の意から、便所をさす。 《解字》 会意兼形声。右側の字(音コン)は「囗印(かこい)+豕(ぶた)」の会意文字で、きたないぶた小屋のこと。転じて、便所をいう。溷はそれを音符とし、水を加えた字で、ごたまぜになったきたない汚水を示す。 《単語家族》 混や渾コン(どちらも、ごたまぜになってけじめのつかぬこと)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

濁 にごす🔗🔉

【濁】 16画 水部 [常用漢字] 区点=3489 16進=4279 シフトJIS=91F7 《常用音訓》ダク/にご…す/にご…る 《音読み》 ダク/タク/ジョク(ヂョク)〈zhu〉 《訓読み》 にごる/にごす/にごり 《意味》 {動・形}にごる。水がにごる。どろやあかがくっついてにごる。また、そのさま。〈対語〉→清。「重濁」「挙世皆濁、我独清=世ヲ挙ゲテミナ濁リ、我ヒトリ清ム」〔→楚辞{動・形}にごる。にごってきたなくなる。また、そのさま。「汚濁オダク・オジョク」 〔国〕にごす。ことばを、はっきりいわないで、あいまいにする。にごり。濁音の符号。 《解字》 会意兼形声。蜀ショクは、目の大きい桑虫を描いた象形文字で、くっついて離れないの意を含む。觸(=触。くっつく)屬(=属。くっつく)などと同系のことば。濁は「水+音符蜀」で、どろがくっついてにごっている水のこと。黷トク(きたない)とも縁が近い。→蜀 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

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