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たわら【俵】タハラ(姓氏)🔗🔉

たわらタハラ 姓氏の一つ。 ⇒たわら‐くにいち【俵国一】

たわら‐くにいち【俵国一】タハラ‥🔗🔉

たわら‐くにいち俵国一タハラ‥ 冶金学者。島根県生れ。東大教授。日本古来の製鉄法を解明し、鉄鉱業の発展に寄与。文化勲章。(1872〜1958) ⇒たわら【俵】

たわら‐ぐみ【俵茱萸】タハラ‥🔗🔉

たわら‐ぐみ俵茱萸タハラ‥ トウグミの別称。俵形の大形の果実をつけ、果樹として栽培。→ぐみ⇒たわら【俵】

たわら‐ご【俵子】タハラ‥🔗🔉

たわら‐ご俵子タハラ‥ ①ごまめ。 ②ナマコの異称。日葡辞書「タワラゴ、また、ナマコ」 ⇒たわら【俵】

たわら‐ごし【俵腰】タハラ‥🔗🔉

たわら‐ごし俵腰タハラ‥ 俵のようなふとい腰。 ⇒たわら【俵】

たわら‐ころがし【俵転がし】タハラ‥🔗🔉

たわら‐ころがし俵転がしタハラ‥ 紙製の小さな俵状のものに土の玉を入れた玩具。転がすと立ったり寝たりする。俵返り。 ⇒たわら【俵】

たわら‐ぜめ【俵責め】タハラ‥🔗🔉

たわら‐ぜめ俵責めタハラ‥ 江戸時代の拷問の一種。キリシタン信者を俵に入れて首だけ出し、広場に山積みして鞭打ったもの。 ⇒たわら【俵】

たわら‐とうだ【俵藤太】タハラ‥🔗🔉

たわら‐とうだ俵藤太タハラ‥ 藤原秀郷ふじわらのひでさとの異称。 ○俵に足が掛かるたわらにあしがかかる あと一歩下がったら負けになるという、ぎりぎりの状況に追い込まれる。徳俵に足が掛かる。 ⇒たわら【俵】

○俵に足が掛かるたわらにあしがかかる🔗🔉

○俵に足が掛かるたわらにあしがかかる あと一歩下がったら負けになるという、ぎりぎりの状況に追い込まれる。徳俵に足が掛かる。 ⇒たわら【俵】 たわら‐びょう俵鋲タハラビヤウ 「飾目貫かざりめぬき参照。 ⇒たわら【俵】 たわら‐むかえ俵迎えタハラムカヘ 奈良地方で、正月三が日に吉野から売りに来る大黒などの福神を刷った札を買って祝った風習。世間胸算用4「夜も明け方の元日に――と売りけるは、板はんに押したる大黒殿なり」 ⇒たわら【俵】 たわら‐めぬき俵目貫タハラ‥ (→)俵鋲たわらびょうに同じ。 ⇒たわら【俵】 たわら‐もの俵物タハラ‥ ①俵詰めにした物。米や水産物など。 ②近世、長崎貿易の輸出水産物。煎海鼠いりなまこ・乾鮑ほしあわびの2品。のち鱶鰭ふかのひれを加えた。ひょうもつ。 ⇒たわら【俵】 たわらや‐そうたつ俵屋宗達タハラ‥ ⇒そうたつ(宗達) たわらやま‐おんせん俵山温泉タハラ‥ヲン‥ 山口県北西部、長門市南西にある温泉。木屋こや川上流に位置し、古くからの湯治場。泉質は単純温泉。 た‐わらわた童‥ワラハ (タは接頭語)幼い子供。わらわ。万葉集2「古りにし嫗おみなにしてやかくばかり恋にしづまむ―のごと」 たわ・る戯る・狂るタハル 〔自下二〕 ①たわむれる。なまめかしくふるまう。万葉集9「顔よきに縁りてそ妹は―・れてありける」 ②みだらなわざをする。曾丹集「遠山田こぞにこりせず作り置きて守るとするまに妹は―・れぬ」 ③一途にふける。色恋におぼれる。徒然草「ひたすら―・れたる方にはあらで、女にたやすからず思はれむこそ、あらまほしかるべきわざなれ」 たわれ戯れタハレ たわむれること。たわむれ。 ⇒たわれ‐うた【戯れ歌】 ⇒たわれ‐お【戯れ男】 ⇒たわれ‐ごと【戯れ言】 ⇒たわれ‐ごま【戯れ駒】 ⇒たわれ‐ぞうし【戯双紙】 ⇒たわれ‐な【戯名】 ⇒たわれ‐ね【戯れ寝】 ⇒たわれ‐びと【戯れ人】 ⇒たわれ‐め【戯れ女・遊女】 ⇒たわれ‐ものがたり【戯物語】 たわれ‐うた戯れ歌タハレ‥ ふざけた滑稽な歌。狂歌。夫木和歌抄35「―とてよみける中に」 ⇒たわれ【戯れ】 たわれ‐お戯れ男タハレヲ 放蕩をする男。好色な男。堀河百首「―が袂にかくるあやめぐさ」 ⇒たわれ【戯れ】 たわれ‐ごと戯れ言タハレ‥ たわむれて言うことば。 ⇒たわれ【戯れ】 たわれ‐ごま戯れ駒タハレ‥ たわむれ遊んでいる馬。夫木和歌抄27「草しげみ粟津の野辺の―よはにいばゆる声聞ゆなり」 ⇒たわれ【戯れ】 たわれ‐ぞうし戯双紙タハレザウ‥ (→)戯作げさくに同じ。 ⇒たわれ【戯れ】 たわれ‐な戯名タハレ‥ ①みだりがわしい名。うきな。曾丹集「秋ははかなき―ぞ立つ」 ②狂歌師の雅号。 ⇒たわれ【戯れ】 たわれ‐ね戯れ寝タハレ‥ 男女が共寝すること。曾丹集「わぎもこが衣薄れて見えしより―せしと思ひそめてき」 ⇒たわれ【戯れ】 たわれ‐びと戯れ人タハレ‥ たわむれる人。うわきもの。栄華物語様々喜「いと色めかしう、よの―にいひ思はれ給へるに」 ⇒たわれ【戯れ】 たわれ‐め戯れ女・遊女タハレ‥ 遊女ゆうじょ。うかれめ。遊君。頼政集「ともとりし小舟も見えで―が声ばかりこそ霧に隠れね」 ⇒たわれ【戯れ】 たわれ‐ものがたり戯物語タハレ‥ 戯作げさく。小説。 ⇒たわれ【戯れ】 たわ‐わ】 たわむほどのさま。たわたわ。とおお。古今和歌集「折りて見ば落ちぞしぬべき秋萩の枝も―における白露」。「―に実った柿」 たわ‐わざ戯事・狂事タハ‥ たわむれごと。たわけたこと。万葉集20「いざ子ども―なせそ」 たん】 ①赤土。硫黄と水銀との化合したもの。辰砂しんしゃ。「―砂」 ②オレンジ色の日本画顔料。古くから鉛に硫黄と硝石とを加えて焼いて製した。化学的には四酸化三鉛。鉛丹。黄丹。 Munsell color system: 10R5.5/12 ③精錬した薬。道教で不老不死の薬。長生の薬。仙丹。また、丸薬の名に添える語。 ④丹波国・丹後国の略。 たん】 中国の演劇で女性に扮する役者。女形。浮世草子、諸道聴耳世間猿「天地人は一大の劇場、尭舜は―、湯武は末」 たん】 (単位)(→)ピクルに同じ。 たん段・反】 ①距離の単位。6尺を1間けん、6間を1段とする。今昔物語集13「洞より一二―許りを隔てて宿りしぬ」 ②土地面積の単位。1段(反)は300歩(坪)で、約991.7平方メートル。太閤検地以前は360歩。 ③(「端」とも書く)布帛の大きさの単位。成人一人前の衣料に相当する分量。1反は、普通、布では並幅で鯨尺2丈6尺または2丈8尺とされる。 たん】 炭素の略。 たん】 姓氏の一つ。 ⇒たん‐たいぎ【炭太祇】 たん】 気力。度胸。きもだま。 ⇒胆が据わる ⇒胆斗の如し ⇒胆は大ならんことを欲し、心は小ならんことを欲す ⇒胆を奪う ⇒胆を練る たん】 ひとつ。ひとり。ひとえ。ひととおり。また、球技で、シングルスのこと。↔複 たん】 淡路国あわじのくにの略。 たん】 足りないこと。劣っていること。↔長 ⇒短を舎て長を取る たん嘆・歎】 なげくこと。ため息をつくこと。「髀肉ひにくの―」「亡羊の―」 たん】 気管から吐き出される粘液性物質。〈運歩色葉集〉 たん】 ①はじめ。糸口。「―を開く」 ②⇒たん(段・反)3 ⇒端を発する タン (tongueから)料理用の牛・豚などの舌。「―‐シチュー」 タン】 (中国語)スープ。 だん】 旦那だんなの略。人情本、春色辰巳園「知れて悪いといふは世話になつてゐる―ばかり」 だん】 (呉音。唐音はトン)組織立って集まったなかま。「―の結成式」 だん】 姓氏の一つ。 ⇒だん‐いくま【団伊玖磨】 ⇒だん‐たくま【団琢磨】 だん】 ①おとこ。 ②むすこ。 ③五等爵の第5位。男爵。 →なん(男) だん】 (呉音。漢音はタン) ①わかち。くぎり。「前の―に述べた」「忠臣蔵の五―目」 ②しな。品等。等級。「―が違う」 ③台を次々とかさねたもの。きざはし。 ④こと。くだり。場合。次第。「この―お許し下さい」「御無礼の―」「出発という―になって」「話す―になるとあがってしまう」 ⑤(否定や反語を伴って)程度。状況。「寒いなどという―ではない」 ⑥囲碁・将棋・柔道・剣道などで、技量による等級。普通、初段から九・十段まである。 →たん(段・反) だん】 ①思いきって事をなすこと。決定すること。「―を下す」 ②〔仏〕煩悩をたつこと。 だん】 ①たま。また、たまを数える語。 ②打ち出す企画や作品を数える語。「シリーズ第1―」 だん】 あたたかなこと。あたためること。 ⇒暖を取る だん】 ①織物の経糸たていとや組紐の糸の束の所要の部分を、糸や竹皮などで巻いて括くくり防染して、地色を変えて織り、または組んだもの。また、布帛ふはくを同様の方法で染め分けたもの。几帳の野筋・段熨斗目のしめ・平緒・手綱などに用いた。 ②白または薄い色から次第に濃い色にしたもの。また、その逆。 だん】 話すこと。ものがたること。はなし。「同日の―ではない」 だん】 (呉音。漢音はタン) ①土を盛り上げて築いた祭場、または場所。源氏物語若菜上「御修法みすほうの―隙なく塗りて」 ②一段高く設けた場所。「―の上」 ③専門家の社会。「文―」 だん】 (呉音。漢音はタン)檀那の略。 だん】 姓氏の一つ。 ⇒だん‐かずお【檀一雄】 ダンJohn Donne】 イギリスの形而上派の代表的詩人・説教家。奇想と逆説に満ちた恋愛詩と宗教詩はマニエリスム文学の極致とされる。作「世界の解剖」「唄とソネット」のほか「説教集」など。(1573〜1631) たん‐あ丹堊】 タンアクの慣用読み。 たん‐あく丹堊】 赤色の壁土。赤く塗った壁。 だん‐あく断悪】 〔仏〕(連声でダンナク・ダンマクとも)悪業を断ち除くこと。 ⇒だんあく‐しゅぜん【断悪修善】 だんあく‐しゅぜん断悪修善】 〔仏〕悪業を断ち善業を修めること。 ⇒だん‐あく【断悪】 だん‐あげ壇上げ】 忌明けの酒宴。膳引ぜんびきたん‐あたり反当り・段当り】 耕地の広さ1反(約10アール)についてのこと。たんとう。「―十俵」 たん‐あつ単閼】 (本来はセンアツ)[爾雅釈天「太歳卯に在るを単閼と曰う」]太歳(木星)が卯の方角にある年。卯にあたる年。うどし。 だん‐あつ弾圧】 ①罪を糺ただしておさえること。強くおさえつけること。 ②支配階級が強権を使って反対勢力に妨害・圧迫を加えること。「―に抗して闘う」 だん‐あわせ段合せ‥アハセ 箏曲・地歌で、段物の異なる2曲を合奏すること。また、手事物で、手事が同じ拍数を持つ数段から構成されている場合、その異なる二つの段を合奏すること。 だん‐あん断案】 ①案を断定すること。また断定した案。「―を下す」 ②〔論〕結論。 たん‐い坦夷】 (「坦」「夷」ともに平の意)土地などの平らなこと。平坦。 たん‐い単衣】 ①ひとえの着物。ひとえもの。ひとえ。 ②1枚の衣服。 たん‐い単位‥ヰ ①ある量を表すとき、比較の基準とする同種の量の名。長さの単位のメートル、質量の単位のグラムの類。「億―の金を動かす」 ②一般に、組織・運動などを構成する基本となる要素。「組合―で加入する」 ③一定の学習量。一般に学習時間を基準として定める。大学などでは履修科目と単位数とによって進級・卒業が認定される。「―制」「―時間」 ④〔仏〕禅宗で、僧堂における座位。座席の上に名単(名札)を貼付してある。 ⇒たんい‐えん【単位円】 ⇒たんいかぶ‐せいど【単位株制度】 ⇒たんい‐くみあい【単位組合】 ⇒たんい‐けい【単位系】 ⇒たんい‐げん【単位元】 ⇒たんい‐こうし【単位格子】 ⇒たんい‐ぶんすう【単位分数】 ⇒たんい‐まく【単位膜】 たん‐い短衣】 丈たけのみじかい衣服。 だん‐い段位‥ヰ 段6のくらい。「―が上がる」 だん‐い暖衣・煖衣】 衣服を十分に着て、身をあたたかくすること。また、あたたかい衣服。 ⇒だんい‐ほうしょく【暖衣飽食】 たんい‐えん単位円‥ヰヱン 原点を中心とする半径1の円または円周。 ⇒たん‐い【単位】 たんいかぶ‐せいど単位株制度‥ヰ‥ 株式の単位当りの額面を引き上げるための制度。額面合計5万円を1単位とし、それ未満の株主の権利を制限する。1982年より実施、2001年廃止。→単元株制度⇒たん‐い【単位】 だん‐いき暖域‥ヰキ 温帯低気圧に伴う寒冷前線と温暖前線に挟まれた扇形の領域。 だん‐いくま団伊玖磨】 作曲家。東京生れ。東京音楽学校卒。歌劇「夕鶴」「ひかりごけ」などのほか歌曲・合唱曲・童謡などを多数作曲。随筆「パイプのけむり」でも知られる。(1924〜2001) ⇒だん【団】 たんい‐くみあい単位組合‥ヰ‥アヒ ①上部組織を構成する単位となる労働組合。支部。分会。 ②連合体から見た各加盟組合。単組。 ⇒たん‐い【単位】 たんい‐けい単位系‥ヰ‥ いくつかの基本単位とそれを組み立てて作った組立単位の全体。国際単位系・MKSA単位系・CGS単位系の類。 ⇒たん‐い【単位】 たんい‐けつじつ単為結実‥ヰ‥ 受精によらず、何らかの刺激によって、子房だけがよく発達し、結実する現象。その果実は無種子である。単為結果。単性結実。 たんい‐げん単位元‥ヰ‥ 〔数〕集合の演算について、集合の任意の元(要素)に対してaeeaaを満たす元→群⇒たん‐い【単位】 たんい‐こうし単位格子‥ヰカウ‥ 「空間格子」参照。 ⇒たん‐い【単位】 たんい‐せいしょく単為生殖‥ヰ‥ 雄性と無関係に子孫を生じる生殖法。広義には、卵細胞が受精なしに発生を始める現象。動物ではミジンコ・アブラムシなど、植物ではドクダミ・シロバナタンポポなどに見られる。卵への人為的な物理化学的刺激でも起こり、人工単為生殖という。発生学上は、同じ現象を単為発生という。単性生殖。処女生殖。↔両性生殖 だん‐いた段板】 階段の踏板。 たん‐いち単一】 単一型乾電池の略。円筒形小型乾電池のうち最も大きいもの。単一型から単五型まである。 たん‐いつ単一】 ①ひとつ。ひとえ。ひとり。「―の語り手」 ②まじりもののないこと。そればかりであること。 ③複雑でないこと。 ⇒たんいつ‐きかい【単一機械】 ⇒たんいつ‐くみあい【単一組合】 ⇒たんいつ‐クローン‐こうたい【単一クローン抗体】 ⇒たんいつ‐こく【単一国】 ⇒たんいつ‐しんきょう【単一神教】 ⇒たんいつ‐ぶつ【単一物】 ⇒たんいつ‐みんぞく‐ろん【単一民族論】 ⇒たんいつ‐りん【単一林】 たんいつ‐きかい単一機械】 (simple machine)滑車・輪軸・螺旋ねじ・梃子てこなどのような最も簡単な機械。 ⇒たん‐いつ【単一】 たんいつ‐くみあい単一組合‥アヒ 協議体や連合体以外の労働組合。一企業だけで独立した組合もいうが、特に各企業の労働者の組織を支部または分会とし、産業別に組織された労働組合をいう。 ⇒たん‐いつ【単一】 たんいつ‐クローン‐こうたい単一クローン抗体‥カウ‥ ただ一つの抗原決定基(抗原物質中の、特定の部分構造)だけを認識している抗体産生細胞をクローン化し、それから得た抗体。生体がふつうに産生する抗体と異なり、特定の1種類の抗原決定基だけに反応する。その性質を利用し、目ざす特定のペプチドの選択・消去・標識など、あるいは治療に利用する。単クローン抗体。モノクローナル抗体。 ⇒たん‐いつ【単一】 たんいつ‐こく単一国】 連邦制などの複数の国家の結合関係ではなく、単独に存在する国家。単一国家。→複合国家⇒たん‐いつ【単一】 たんいつ‐しんきょう単一神教‥ケウ 宗教の一形態。多神の存在は認めるが、特にその中の1神を崇拝するもの。インド・ギリシア・ローマ・ユダヤなどの古代諸宗教は多くこれに属する。この崇拝される神が特定神に限らず、時と所に応じて変わるものを特に交替神教という。共に多神教から一神教への過渡形態と見られる。 ⇒たん‐いつ【単一】 たんいつ‐ぶつ単一物】 〔法〕その物一つで一つのものを形成しているもの。 ⇒たん‐いつ【単一】 たんいつ‐みんぞく‐ろん単一民族論】 一つの国が単一の民族によって構成されているとする言説。多くは事実であるよりも、神話やイデオロギーとして、政治的に用いられる。 ⇒たん‐いつ【単一】 たんいつ‐りん単一林(→)単純林に同じ。 ⇒たん‐いつ【単一】 たんい‐ぶんすう単位分数‥ヰ‥ 分子が1である分数。 ⇒たん‐い【単位】 だんい‐ほうしょく暖衣飽食‥ハウ‥ 暖かい衣服を着、腹いっぱい食べること。苦労のない生活をすること。 ⇒だん‐い【暖衣・煖衣】 たんい‐まく単位膜‥ヰ‥ 細胞膜や細胞小器官の膜など細胞の構成成分となる膜。電子顕微鏡で3層構造として認められる。脂質2重層の膜を貫通する形で蛋白質がはめ込まれたもの。 ⇒たん‐い【単位】 たん‐いん探韻‥ヰン 韻字をさぐって漢詩を作ること。源氏物語花宴「その道のは、皆―給はりて文作り給ふ」 たん‐いん貪淫・貪婬】 度をすぎて色を好むこと。女色にふけること。 だん‐いん団員‥ヰン ある団体を組織している人。団体に所属する人。「楽団の―」 だん‐う弾雨】 弾丸の雨。弾丸が雨のようにはげしく飛んでくること。「砲煙―」 たん‐うん淡雲】 うすいくも。うすぐも。 だん‐うん断雲】 きれぎれのくも。ちぎれぐも。 たん‐え丹絵‥ヱ 墨の1色刷の上に、丹を主とし緑・黄などを加えて手彩色した一枚絵。元禄から正徳にかけて盛んに行われた初期の浮世絵版画。 たん‐えい丹楹】 朱塗の柱。丹柱。「―粉壁」 たん‐えき丹液】 不老不死の薬。長生の薬。 たん‐えん淡煙】 ①うすいけむり。 ②うすいもや。 だん‐えん団円‥ヱン ①まるいこと。まどか。 ②おわり。しまい。結末。「大―」 だん‐えん断煙】 ①きれぎれのけむり。 ②きれぎれのもや。 たん‐お貪汚‥ヲ 欲が深くてきたないこと。官吏などが賄賂わいろをむさぼるのにいう。 たん‐おうらん端黄卵‥ワウ‥ 卵黄が卵の一方の極に偏って分布しているもの。偏りは両生類では中くらい、魚卵・鳥卵では著しい。端卵黄卵。偏黄卵。↔等黄卵 だんおち檀越‥ヲチ ⇒だんおつ。万葉集16「―や然もな言ひそ」 だんおつ檀越‥ヲツ 〔仏〕(梵語dānapati)施主せしゅ。布施をする人。だんな。だんおち。だんのつ。 だん‐おどし段縅‥ヲドシよろいの縅の一種。2色で交互におどしたもの。 だん‐おり段織】 高低・色合などが段になって現れている織物の総称。緯糸よこいとに太さの違う糸、撚りの強弱の異なる糸、原料の異なる糸などを混織したもの。 たん‐おん単音】 ①唯一の音。 ②(→)純音に同じ。 ③音声を分解して得られる最小の単位。これが集まって音節をなす。 ⇒たんおん‐もじ【単音文字】 たん‐おん短音】 みじかく響く音。↔長音 だん‐おん弾音】 〔言〕(flap)舌などの弾性のある発音器官が歯茎などを弾くように短く接触して発せられる子音。語中に現れる日本語のラ行音など。→顫動せんどう たん‐おんかい短音階】 (minor scale)全音階の一種。主音と第3音との間が短3度をなす音階。第2音と第3音、第5音と第6音との間が半音でその他の音間は全音をなし、ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラの階名で表される自然的短音階を基本とする。自然的短音階の第7音を半音高めた和声的短音階と、上行のみ第6・7音を半音高めた旋律的短音階とがある。一般に荘重・悲哀・感傷・深刻味などを表すのに適する。短旋法。↔長音階 たん‐おんがく単音楽(→)単声音楽に同じ。 だん‐おんたい暖温帯‥ヲン‥ 温帯のうち南半分を占める地帯。ほぼ北回帰線と北緯37度との間に相当。 たんおん‐もじ単音文字(→)音素文字に同じ。 ⇒たん‐おん【単音】 たん‐か丹花‥クワ ①紅色の花。 ②美人の唇の赤く美しいたとえ。「―の唇」 たん‐か丹果‥クワ 赤い果実。 たん‐か丹霞】 日光に映ずる朱色の雲気。 たん‐か担架】 病傷者をのせて運搬する道具。2本の棒の間に強い布を張ったもの。 たん‐か担荷】 荷物をになうこと。また、その荷物。 たん‐か炭化‥クワ ①有機化合物が化学変化や細菌の作用などにより分解して、その中の炭素分が大部分を占めるようになること。木炭は木材の熱分解により、石炭は植物体が複雑な化学変化により炭化したもの。 ②炭化物であることを示す語。 ⇒たんか‐カルシウム【炭化カルシウム】 ⇒たんか‐けいそ【炭化珪素】 ⇒たんかけいそ‐せんい【炭化珪素繊維】 ⇒たんか‐すいそ【炭化水素】 ⇒たんか‐ぶつ【炭化物】 ⇒たんか‐ほう【炭化法】 ⇒たんか‐もう【炭化毛】 たん‐か単価】 1個単位あたりの価格。1個の値段。 たん‐か啖呵】 (「弾呵」の転訛か。維摩居士ゆいまこじが十六羅漢や四大菩薩を閉口させた故事から)勢い鋭く歯切れのよい言葉。江戸っ子弁でまくし立てること。 ⇒たんか‐うり【啖呵売】 ⇒たんか‐し【啖呵師】 ⇒啖呵を切る たん‐か短靴‥クワ (→)「たんぐつ」に同じ。 たん‐か短歌】 ①和歌の一体。長歌に対して、五・七・五・七・七の五句体の歌。記紀歌謡末期・万葉集初期の作品に成立、古今を通じ最も広く行われ、和歌といえば短歌を指すに至った。みじかうた。 ②近代詩歌の一ジャンル。五・七・五・七・七からなる定型の詩。 ⇒たんか‐こう【短歌行】 たん‐か痰火‥クワ 激しく出る痰。浄瑠璃、百合若大臣野守鏡「エヽ腹立ちの病めと、枕を叩き咳き上る―は胸にとどこほり」 たん‐か譚歌】 ①神話・伝説・歴史など物語に材料を取って作詞した歌曲。 ②通俗歌。 ③物語によるカンタータ。バラード。譚詩。 たん‐が旦過‥グワ (夕に来て翌朝行き過ぎる意)禅宗で行脚僧が一夜の宿泊をすること。また、その宿泊所。旦過寮。太平記20「僧をば―に置いて山伏は内に入りぬ」 ⇒たんが‐や【旦過屋】 たん‐が淡画‥グワ うすく彩色を施した画。淡彩の画。淡絵。 たん‐が端雅】 容姿などが、きちんとして上品なこと。端正雅麗。 だん‐か檀家】 一定の寺院に属し、これに布施をする俗家。だんけ。檀方。 タンカーtanker】 液体貨物を運搬するため、船体自体をタンクとするか、タンクを設置した船。普通、石油を運搬するオイル‐タンカーをいう。油槽船。油送船。 たん‐かい坦懐‥クワイ 心の平らかなこと。胸にわだかまりのないこと。「虚心―」 たんかい譚海】 随筆。15巻。津村正恭著。1795年(寛政7)跋。天明・寛政頃の社会の見聞、世間話・噂話を集成。 だん‐かい団塊‥クワイ ①地層中に存在する球状・楕円状・扁平状などの形をなす硬い塊。 ②沢山の物が集まってできた、かたまり。 ⇒だんかい‐の‐せだい【団塊の世代】 だん‐かい段階】 ①だんばしご。きざはし。階段。 ②順序。等級。「―をふんで上申する」「五―評価」 ③物事の進展過程の区切り。局面。「発展の―」 だん‐がい断崖】 きりたっているけわしいがけ。きりぎし。 ⇒だんがい‐ぜっぺき【断崖絶壁】 だん‐がい弾劾】 ①罪や不正をあばき責任を追及すること。きびしく人を攻撃すること。「―演説」 ②公務員の罷免手続の一つ。 ⇒だんがい‐さいばん【弾劾裁判】 ⇒だんがい‐さいばんしょ【弾劾裁判所】 ⇒だんがい‐しゅぎ【弾劾主義】 だんがい‐さいばん弾劾裁判】 公務員に重大な法違反があったときに、議会が刑事裁判的手続に従ってこれを裁く制度。日本では裁判官について採用(日本国憲法第64条)。→裁判官弾劾法→参照条文:日本国憲法第64条 ⇒だん‐がい【弾劾】 だんがい‐さいばんしょ弾劾裁判所】 日本で、弾劾手続によって裁判官を裁判するため国会が設ける裁判所。裁判官が職務上の義務に著しく反した場合などに、両院議員で構成される訴追委員会の訴追をうけて裁判する。 ⇒だん‐がい【弾劾】 だんがい‐しゅぎ弾劾主義】 刑事訴訟法上、原告の訴追をまって手続を開始する原則。原告・被告が当事者となり、攻撃・防御を行う。訴追の方式には国家訴追主義と私人訴追主義・公衆訴追主義とがある。↔糾問主義 ⇒だん‐がい【弾劾】 だんがい‐ぜっぺき断崖絶壁】 切り立った険しい崖。また、危機的な状況のたとえ。「―に立たされる」 ⇒だん‐がい【断崖】 たんかい‐とう探海灯】 探照灯を海上に使用する場合の名。サーチライト。水野広徳、此一戦「敵は忽ち―を点じ、砲火を放つて之を迎へた」 だんかい‐の‐せだい団塊の世代‥クワイ‥ (他世代に比し人数が特に多いところからいう)日本で1947〜49年のベビーブーム時代に生まれた世代。 ⇒だん‐かい【団塊】 たんか‐うり啖呵売】 大声で口上を述べ立てて物品を売ること。 ⇒たん‐か【啖呵】 だん‐がえし段返し‥ガヘシ 地歌・箏曲で、段合せの奏者を交代して2度繰り返す合奏法。二つの段を段合せする場合、甲が初段・2段の順に、乙が逆に2段・初段の順に奏するので、音としては同じ合奏が2回繰り返される。 たんか‐か単花果‥クワクワ 1個の花から生じた果実。多くの果実はこれに属する。↔多花果 たんか‐カルシウム炭化カルシウム‥クワ‥ 化学式CaC 酸化カルシウムと炭素とを電気炉中で加熱、反応させて製した灰色の塊状物。純粋なものは無色の結晶。水を加えるとアセチレン‐ガスを発生。炭化石灰。カーバイド。 ⇒たん‐か【炭化】 たんかく‐そうしょ丹鶴叢書】 国史・記録・故実・歌集・物語など稀覯きこうの書を集めた叢書。紀州新宮城(丹鶴城)主水野忠央ただなか編。7帙ちつ154冊。1847〜53年(弘化4〜嘉永6)刊。 たんか‐けいそ炭化珪素‥クワ‥ 化学式SiC 珪砂とコークスとの混合物を電気炉中で強熱して製する褐色または黒色六角板状の結晶。硬度はダイヤモンドに次ぐので、細粉として研磨剤とし、また耐火材としても使用。金剛砂。カーボランダム ⇒たん‐か【炭化】 たんかけいそ‐せんい炭化珪素繊維‥クワ‥ヰ 繊維状の炭化ケイ素。高強度、高弾性、セ氏1300〜1700度の耐熱性を有するセラミックスで、プラスチックやセラミックス複合材料の強化繊維として使用される。 ⇒たん‐か【炭化】 たんか‐こう短歌行‥カウ 連句の一体。24句すなわち表4句・裏8句・名残の表8句・名残の裏4句で1巻とするもの。↔長歌行 ⇒たん‐か【短歌】 だん‐かざり段飾り】 ①節句の人形をいくつかの段にのせて飾るもの。 ②段のついたスカートの各段にほどこした縁飾り。 たんか‐し啖呵師】 啖呵売をする人。香具師やし⇒たん‐か【啖呵】 たんか‐すいそ炭化水素‥クワ‥ 炭素と水素のみから成る化合物の総称。パラフィン・オレフィンなどの鎖式炭化水素や、ベンゼン・ナフタレンなどの環式炭化水素がある。 ⇒たん‐か【炭化】 だん‐かずお檀一雄‥ヲ 小説家。山梨県生れ。東大卒。奔放かつ清冽なロマンが特色。作「リツ子‐その愛」「リツ子‐その死」「火宅の人」など。(1912〜1976) ⇒だん【檀】 だん‐かずら段葛‥カヅラ 一段高く作った神社などの参詣道。特に、鎌倉鶴岡八幡宮の参道をいう。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「顔世にお暇給はりて―を過ぎ給へば」

たわら‐びょう【俵鋲】タハラビヤウ🔗🔉

たわら‐びょう俵鋲タハラビヤウ 「飾目貫かざりめぬき参照。 ⇒たわら【俵】

たわら‐むかえ【俵迎え】タハラムカヘ🔗🔉

たわら‐むかえ俵迎えタハラムカヘ 奈良地方で、正月三が日に吉野から売りに来る大黒などの福神を刷った札を買って祝った風習。世間胸算用4「夜も明け方の元日に――と売りけるは、板はんに押したる大黒殿なり」 ⇒たわら【俵】

たわら‐めぬき【俵目貫】タハラ‥🔗🔉

たわら‐めぬき俵目貫タハラ‥ (→)俵鋲たわらびょうに同じ。 ⇒たわら【俵】

たわら‐もの【俵物】タハラ‥🔗🔉

たわら‐もの俵物タハラ‥ ①俵詰めにした物。米や水産物など。 ②近世、長崎貿易の輸出水産物。煎海鼠いりなまこ・乾鮑ほしあわびの2品。のち鱶鰭ふかのひれを加えた。ひょうもつ。 ⇒たわら【俵】

たわらや‐そうたつ【俵屋宗達】タハラ‥🔗🔉

たわらや‐そうたつ俵屋宗達タハラ‥ ⇒そうたつ(宗達)

たわらやま‐おんせん【俵山温泉】タハラ‥ヲン‥🔗🔉

たわらやま‐おんせん俵山温泉タハラ‥ヲン‥ 山口県北西部、長門市南西にある温泉。木屋こや川上流に位置し、古くからの湯治場。泉質は単純温泉。

とうら‐ご【俵子】🔗🔉

とうら‐ご俵子】 (西日本で)海鼠なまこ。特に正月には初俵という。たわらご。

とら‐まき【俵巻】🔗🔉

とら‐まき俵巻】 (北九州地方で)12月13日、神棚の煤掃きに用いる藁箒わらぼうき

ひょう【俵】ヘウ🔗🔉

ひょうヘウ たわらに入ったものを数える単位。米は普通4斗を1俵とする。

ひょう‐がえし【俵返し】ヘウガヘシ🔗🔉

ひょう‐がえし俵返しヘウガヘシたわらをかつぐ時のように、一端を下腹部に当てて他端から回転して上げること。浄瑠璃、曾我会稽山「両足中に―小脇に抱い込み」

ひょう‐もつ【俵物】ヘウ‥🔗🔉

ひょう‐もつ俵物ヘウ‥ ⇒たわらもの

ひょう‐もの【俵物】ヘウ‥🔗🔉

ひょう‐もの俵物ヘウ‥ ⇒たわらもの。日本永代蔵1「杉ばへの―」

[漢]俵🔗🔉

 字形  筆順 〔人(亻・)部8画/10画/教育/4122・4936〕 〔音〕ヒョウ〈ヘウ〉(呉)(漢) 〔訓〕たわら [意味] たわら。たわらに詰めた物を数える語。「土俵・一俵」 [解字] 形声。「人」+音符「表」(=おもてに出る)。ばらばらに散らす、分け与える意。「たわら」は日本での用法。

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