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おおまつりごと‐びと【参議】オホ‥🔗🔉

おおまつりごと‐びと参議オホ‥ ⇒さんぎ。〈倭名類聚鈔5⇒おお‐まつりごと【太政】

サムゲ‐タン【参鶏湯】🔗🔉

サムゲ‐タン参鶏湯】 (朝鮮語samgyet‘ang)鶏の腹に糯米もちごめ・栗・なつめ・朝鮮人参などを詰めて煮込んだ料理。

さん【三・参】🔗🔉

さん三・参】 ①数の名。みつ。みっつ。「参」は「三」の大字。 ②「三の糸」の略。「―下り」 ③三(参)河国みかわのくにの略。「駿遠―」

さん【参】🔗🔉

さん】 ①まじわること。かかわること。加わること。 ②〔仏〕禅宗で、師にまみえて道を求めること。参禅。 ③「三」の大字。 →さん(三)→しん(参)

さん‐い【参椅】🔗🔉

さん‐い参椅(→)交椅こういに同じ。

さん‐いん【参院】‥ヰン🔗🔉

さん‐いん参院‥ヰン 参議院の略称。

さん‐えつ【参謁】🔗🔉

さん‐えつ参謁】 参上して謁見すること。

さん‐か【参加】🔗🔉

さん‐か参加】 ①なかまになること。行事・会合・団体などに加わること。「ふるって御―下さい」「―申込み」 ②法律上の関係に当事者以外の者が関与すること。 ⇒さんか‐しょう【参加賞】

さん‐が【参賀】🔗🔉

さん‐が参賀】 参内して祝賀の意を表すること。特に、新年に皇居に行って祝意を表すこと。〈[季]新年〉

さん‐かい【参会】‥クワイ🔗🔉

さん‐かい参会‥クワイ ①会合に参加すること。「県代表が―する」「―者」 ②よりあい。集会。片言かたこと1「心やすきどちの―にて」 ③特に、遊女を揚げて遊興すること。好色一代男5「遊女―いるほどの諸道具を入れて」

さん‐かく【参画】‥クワク🔗🔉

さん‐かく参画‥クワク 計画に加わること。「大学の設立に―する」

さん‐がく【参学】🔗🔉

さん‐がく参学】 学問、特に仏学にたずさわること。太平記26「日夜の―、朝夕の法談」

さんか‐しょう【参加賞】‥シヤウ🔗🔉

さんか‐しょう参加賞‥シヤウ 参加したことを記念する賞。また、その賞品。 ⇒さん‐か【参加】

さん‐かん【参看】🔗🔉

さん‐かん参看】 照らし合わせ見ること。参照。

さん‐かん【参館】‥クワン🔗🔉

さん‐かん参館‥クワン 他家を訪問することの謙譲語。参堂。

さん‐かん【参観】‥クワン🔗🔉

さん‐かん参観‥クワン その場に行って見ること。「授業―」

さん‐ぎ【参議】🔗🔉

さん‐ぎ参議】 (朝議に参与する意) ①(「三木」とも書く)奈良時代に設けられた令外りょうげの官。太政官に置かれ、大中納言に次ぐ重職で、四位以上の者から任ぜられ、公卿くぎょうの一員。8人が普通。おおいまつりごとびと。宰相。 ②1869年(明治2)太政官に設け、大政に参与した官職。71年以降は太政大臣・左右大臣の次で、正三位相当。85年廃止。 ③1937年(昭和12)日中戦争下、重要国務を諮問するために近衛内閣が設置した官職。内閣参議。43年廃止。 ⇒さんぎ‐いん【参議院】 ⇒さんぎいん‐ぎいん【参議院議員】

さんぎ‐いん【参議院】‥ヰン🔗🔉

さんぎ‐いん参議院‥ヰン 日本国憲法における国会の両院の一つ。国会審議を慎重にする機能を担い、衆議院の解散中に緊急の必要が生じたとき、国会の権能を代行する。権限は衆議院に劣るが、解散制度はない。略称、参院。→衆議院⇒さん‐ぎ【参議】

さんぎいん‐ぎいん【参議院議員】‥ヰン‥ヰン🔗🔉

さんぎいん‐ぎいん参議院議員‥ヰン‥ヰン 参議院を組織する議員。比例代表(96人)・選挙区(146人)から公選され、任期6年、3年ごとに半数を改選。被選挙権は30歳以上。 ⇒さん‐ぎ【参議】

さん‐きゅう【参究】‥キウ🔗🔉

さん‐きゅう参究‥キウ 〔仏〕参禅して仏法の真髄を探求すること。

さん‐きん【参勤・参覲】🔗🔉

さん‐きん参勤・参覲】 ①出仕して、主君のもとに勤めること。出仕したとき主君に目見まみえるのが通例なので、「参覲」の字も当てる。 ②参勤交代の略。 ⇒さんきん‐こうたい【参勤交代・参覲交代】

さんきん‐こうたい【参勤交代・参覲交代】‥カウ‥🔗🔉

さんきん‐こうたい参勤交代・参覲交代‥カウ‥ 江戸幕府が諸大名および交代寄合の旗本に課した義務の一つ。原則として隔年交代に石高に応じた人数を率いて出府し、江戸屋敷に居住して将軍の統帥下に入る制度。初め期限は定まっていなかったが、1635年(寛永12)外様とざま大名の、42年譜代ふだい大名の交代期限を定めた。 ⇒さん‐きん【参勤・参覲】

さん‐ぐう【参宮】🔗🔉

さん‐ぐう参宮】 神社に参詣すること。特に伊勢神宮に参拝すること。 ⇒さんぐう‐かいどう【参宮街道】

さんぐう‐かいどう【参宮街道】‥ダウ🔗🔉

さんぐう‐かいどう参宮街道‥ダウ (→)伊勢街道に同じ。 ⇒さん‐ぐう【参宮】

さん‐けい【参詣】🔗🔉

さん‐けい参詣】 神仏におまいりに行くこと。「氏神様に―する」「―人」

さん‐ご【参伍】🔗🔉

さん‐ご参伍】 いりまじること。

さん‐こう【参向】‥カウ🔗🔉

さん‐こう参向‥カウ 出向くこと。参上すること。

さん‐こう【参考】‥カウ🔗🔉

さん‐こう参考‥カウ てらしあわせて考えること。自分の考えややり方を決める手がかりとすること。また、その材料。去来抄「面影の事、支考も書き置かれたり。―せらるべし」。「従来の事例を―にする」「―資料」 ⇒さんこう‐しょ【参考書】 ⇒さんこう‐にん【参考人】

さん‐こう【参候】🔗🔉

さん‐こう参候】 ①貴人のもとへ出向いて御機嫌をうかがうこと。平家物語1「ひそかに―の条」 ②宮内省御歌所の職員。

さん‐こう【参校・参較】‥カウ🔗🔉

さん‐こう参校・参較‥カウ ひきあわせ考えること。

さんこう‐しょ【参考書】‥カウ‥🔗🔉

さんこう‐しょ参考書‥カウ‥ 調査・研究・学習などの参考にする書。 ⇒さん‐こう【参考】

さんこうたいへいき【参考太平記】‥カウ‥🔗🔉

さんこうたいへいき参考太平記‥カウ‥ 太平記の流布本に、今出川本などの当時知られた有力な諸本を対校し、諸書を参照して記事の適否を考訂した書。41巻。徳川光圀の命により、今井弘済・内藤貞顕編。1689年(元禄2)完成、91年刊。なお、同じ編者による編書に参考源平盛衰記・参考平治物語・参考保元物語がある。

さんこう‐にん【参考人】‥カウ‥🔗🔉

さんこう‐にん参考人‥カウ‥ 〔法〕 ①犯罪捜査のため捜査機関により取り調べられる者のうち、被疑者以外の者。被害者・目撃者など。また、嫌疑がはっきりしない被疑者を重要参考人ということがある。 ②国会の委員会において、意見を求められた学識経験者など。 ⇒さん‐こう【参考】

さん‐ざ【参座】🔗🔉

さん‐ざ参座】 集会の席に参列すること。

さん‐し【参仕】🔗🔉

さん‐し参仕】 参上して仕えること。

さん‐じ【参事】🔗🔉

さん‐じ参事】 ①ある事務に参与すること。また、その職名。 ②国会職員の一種。各議院の事務局・法制局、国立国会図書館その他に置かれる。 ③旧制で、鉄道省高等官の一つ。1942年廃止。 ⇒さんじ‐かい【参事会】 ⇒さんじ‐かん【参事官】

さんじ‐かい【参事会】‥クワイ🔗🔉

さんじ‐かい参事会‥クワイ ①参事による会議・組織。→府県参事会→市参事会。 ②(chapter)カテドラル(司教座聖堂)などに置かれる会議体。 ③カウンシル。「市―」 ⇒さん‐じ【参事】

さんじ‐かん【参事官】‥クワン🔗🔉

さんじ‐かん参事官‥クワン 各省庁の部局の所掌事務に参加、重要事項の総括整理・企画に参画する官職、またはその職員。森鴎外、普請中「渡辺―は歌舞伎座の前で電車を降りた」 ⇒さん‐じ【参事】

さん‐しゃ【参社】🔗🔉

さん‐しゃ参社】 神社に参詣すること。みやまいり。太平記17「日吉の大宮権現に―し給ひて」

さん‐しゃく【参酌】🔗🔉

さん‐しゃく参酌】 てらしあわせて善をとり悪をすてること。比べて参考にすること。斟酌しんしゃく。「事情を―する」

さん‐しゅう【参集】‥シフ🔗🔉

さん‐しゅう参集‥シフ 寄り集まること。「定刻に御―願います」

さん‐しょう【参照】‥セウ🔗🔉

さん‐しょう参照‥セウ 照らし合わせて見ること。引き比べて参考にすること。「別表―のこと」→シー‐エフ

さん‐じょう【参上】‥ジヤウ🔗🔉

さん‐じょう参上‥ジヤウ 目上の人の所に行くこと。うかがうこと。「近く―します」

さん・じる【参じる】🔗🔉

さん・じる参じる】 〔自上一〕 (→)「参ずる」に同じ。

さん‐しん【参進】🔗🔉

さん‐しん参進】 神前や貴人の前に進み出ること。

さん‐しん【参審】🔗🔉

さん‐しん参審】 一般市民が職業裁判官とともに一つの合議体を構成し裁判する制度。この市民を参審員という。司法に対する市民参加の一形態。ドイツで創始。→陪審

さん‐じん【参陣】‥ヂン🔗🔉

さん‐じん参陣‥ヂン 軍陣に参上すること。陣営に参加すること。〈日葡辞書〉

さん・する【参する】🔗🔉

さん・する参する】 〔自サ変〕[文]参す(サ変) まじわる。加わる。たずさわる。参与する。

さん・ずる【参ずる】🔗🔉

さん・ずる参ずる】 〔自サ変〕[文]参ず(サ変) ①参上する。まいる。枕草子161「―・ぜむとするを今日明日の御物忌にてなん」。「持って―・じます」 ②参禅する。

さん‐せい【参政】🔗🔉

さん‐せい参政】 ①政治に参与すること。 ②執政の次に位し、政治に参与する職。江戸幕府の若年寄など。 ③1868年(明治1)藩政をつかさどらせるために各藩に置いた職名。 ⇒さんせい‐けん【参政権】

さん‐せい【参星】🔗🔉

さん‐せい参星(→)「三つ星」1に同じ。

さんせい‐けん【参政権】🔗🔉

さんせい‐けん参政権】 国民が国政に直接または間接に参与する権利。選挙権・被選挙権、国民投票、国民審査で投票する権利など。中江兆民、国会論「―は人民の所有物にして宰相百僚の所有物に非ざるなり」 ⇒さん‐せい【参政】

さん‐せん【参戦】🔗🔉

さん‐せん参戦】 戦争に参加すること。「同盟国が―する」

さん‐ぜん【参禅】🔗🔉

さん‐ぜん参禅】 禅道に入って学ぶこと。坐禅して禅を修めること。問禅。

さん‐だい【参内】🔗🔉

さん‐だい参内】 内裏だいりに参上すること。 ⇒さんだい‐がさ【参内傘】 ⇒さんだい‐でん【参内殿】

さんだい‐がさ【参内傘】🔗🔉

さんだい‐がさ参内傘】 公卿・大名(10万石以上)などが参内または儀式に出るとき、従者にさしかけさせた長柄の傘。 参内傘 ⇒さん‐だい【参内】

さんだい‐でん【参内殿】🔗🔉

さんだい‐でん参内殿】 京都御所内に設けられた殿舎。常御殿つねごてんの西、御車寄の内にあって、皇族・大臣などが参賀の際ここから参入した。 ⇒さん‐だい【参内】

さん‐ち【参知】🔗🔉

さん‐ち参知】 あずかり知ること。たずさわること。 ⇒さんち‐せいじ【参知政事】

さんち‐せいじ【参知政事】🔗🔉

さんち‐せいじ参知政事】 唐代から元代まで置かれた官名。唐では宰相に参知政事の名義を給した。宋では副宰相として、参政と簡称。 ⇒さん‐ち【参知】

さん‐ちゃく【参着】🔗🔉

さん‐ちゃく参着】 ①まいりつくこと。到着すること。 ②参着払ばらいの略。 ⇒さんちゃく‐ばらい【参着払】

さんちゃく‐ばらい【参着払】‥バラヒ🔗🔉

さんちゃく‐ばらい参着払‥バラヒ (特に外国為替について用いる語)(→)一覧払いちらんばらいに同じ。 ⇒さん‐ちゃく【参着】

さん‐ちょう【参朝】‥テウ🔗🔉

さん‐ちょう参朝‥テウ 朝廷に出仕すること。参内。

さん‐でん【参殿】🔗🔉

さん‐でん参殿】 ①御殿に参上すること。 ②人の家を訪問することの謙譲語。

さんてんだいごだいさんき【参天台五台山記】🔗🔉

さんてんだいごだいさんき参天台五台山記】 僧成尋じょうじんの入宋旅行日記。1072年(延久4)宋の商船に便乗して入宋、天台山に登り開封に赴き、翌年帰国する弟子と別れるところで日記を終わる。当時の宋の実状を詳細に書き留める。

さん‐どう【参堂】‥ダウ🔗🔉

さん‐どう参堂‥ダウ ①寺に参詣すること。 ②人の家を訪問することの謙譲語。参館。

さん‐どう【参道】‥ダウ🔗🔉

さん‐どう参道‥ダウ 社寺に参詣するためにつくられた道。「表―」

さん‐にゅう【参入】‥ニフ🔗🔉

さん‐にゅう参入‥ニフ ①高貴の所にまいること。入って行くこと。参上。 ②加わること。参加すること。「他の業界に―する」 ⇒さんにゅう‐おんじょう【参入音声】

しん【参】🔗🔉

しん】 二十八宿の一つ。西方の宿で、中央に3個の星が並列して犂からすきのように見える。からすきぼし。→さん(参)

しん‐し【参差】🔗🔉

しん‐し参差】 ①長短ふぞろいであるさま。「枝葉―として茂る」 ②入りまじっているさま。 ③くいちがっているさま。ちぐはぐ。

しん‐しょう【参商】‥シヤウ🔗🔉

しん‐しょう参商‥シヤウ ①参星と商星。 ②(参星は西方に、商星は東方にあって、相隔たっているからいう)遠く相離れて会うことのないたとえ。太平記12「君が夫婦をして―たらしむ」

まい【参】マヰ🔗🔉

まいマヰ 自動詞(上一段か上二段か不明)の連用形。その音便形「まう」の形もある。意味は(→)「参る」(自五)に同じ。仁徳紀「うち渡す弥木栄やがはえなす来入り―来れ」。万葉集18「都へに―しわが夫を」。万葉集6「―昇る八十氏人やそうじびとの手向けする」

まい‐いた・る【参到る】マヰ‥🔗🔉

まい‐いた・る参到るマヰ‥ 〔自四〕 参りいたる。参りつく。→まいたる

まい・す【参す】マヰス🔗🔉

まい・す参すマヰス 〔他下二〕 (マイラスの約。のち、サ変にも活用した)進上する。たてまつる。まいらす。田植草紙「君に―・せう京絵書いたる扇を」

まい・ず【参出】マヰヅ🔗🔉

まい・ず参出マヰヅ 〔自下二〕 (マイイヅの約)参上する。まいる。万葉集6「山たづの迎へ―・でむ君が来まさば」

まいた・る【参到る】マヰ‥🔗🔉

まいた・る参到るマヰ‥ 〔自四〕 (マイイタルの約)参りいたる。参りつく。仏足石歌「幸さきはひの厚き輩ともがら―・りて正目まさめに見けむ足跡あとのともしさ」

まいっ‐た【参った】マヰ‥🔗🔉

まいっ‐た参ったマヰ‥ ①柔道・剣道で、負けた時の合図の声。 ②(「負けた」の意の掛声から)相撲を指す。狂言、文相撲「間に―を致しまする」

まいで・く【参出来】マヰ‥🔗🔉

まいで・く参出来マヰ‥ 〔自カ変〕 まいりくる。まいる。もうでく。参上する。古事記「何しかも汝いましの兄いろせは、朝夕の大御食おおみけに―・こざる」

まい‐のぼ・る【参上る】マヰ‥🔗🔉

まい‐のぼ・る参上るマヰ‥ 〔自四〕 まいる。参上する。万葉集6「―・る八十氏人やそうじびとの」

まいら・す【参らす】マヰラス🔗🔉

まいら・す参らすマヰラス 〔他下二〕 ①さし上げる。進上する。たてまつる。源氏物語夕顔「御くだものなど―・す」 ②他の動詞の連用形に添えて、謙譲の意を表す。…して差し上げる。お…申し上げる。源氏物語橋姫「さだかに伝へ―・せん」

まいらせ‐そろ【参らせ候】マヰラセ‥🔗🔉

まいらせ‐そろ参らせ候マヰラセ‥ ①(近世、女性の手紙文に丁寧語として用いられた慣用句)ます。ございます。 参らせ候 ②成行きまかせで物事をいいかげんにすること。そろべく候。 ③恋文。誹風柳多留20「つれづれの外に―も書き」

まいり【参り】マヰリ🔗🔉

まいり参りマヰリ ①行くこと、来ることの謙譲語。参上。蜻蛉日記「年月の勘事こうじなりとも、今日の―には許されなん」 ②高貴の人のところ、特に宮中に行くこと、また、仕えること。参上。参内。源氏物語少女「東の院には―の夜の人々の装束せさせ給ふ」 ③社寺に参詣すること。また、その人。「宮―」「お百度―」 ⇒まいり‐おんじょう【参入音声・参音声】 ⇒まいり‐げこう【参り下向】 ⇒まいり‐ざかな【参り肴】 ⇒まいり‐ばか【詣り墓・参り墓】 ⇒まいり‐もの【参り物】

まいり‐おんじょう【参入音声・参音声】マヰリ‥ジヤウ🔗🔉

まいり‐おんじょう参入音声・参音声マヰリ‥ジヤウ 雅楽で、諸員の登場する時に奏する音楽。また、舞人の登場する時に奏する音楽。今は後者の意に使用。久米舞などにある。↔退出まかで音声。 ⇒まいり【参り】

まいり・く【参り来】マヰリ‥🔗🔉

まいり・く参り来マヰリ‥ 〔自カ変〕 参上する。もうでく。落窪物語1「いつしか―・こんとて」

まいり‐げこう【参り下向】マヰリ‥カウ🔗🔉

まいり‐げこう参り下向マヰリ‥カウ ①参上と下向。 ②神仏に参詣して帰ること。また、その人。狂言、富士松「峰から谷、谷から峰まで―の人々はおびただしいことでござる」 ⇒まいり【参り】

まいり‐ざかな【参り肴】マヰリ‥🔗🔉

まいり‐ざかな参り肴マヰリ‥ 式三献しきさんこんの肴に対して、普通の食膳の肴。 ⇒まいり【参り】

まいり‐つ・く【参り着く】マヰリ‥🔗🔉

まいり‐つ・く参り着くマヰリ‥ 〔自五〕 到着する。参着する。

まいり‐ばか【詣り墓・参り墓】マヰリ‥🔗🔉

まいり‐ばか詣り墓・参り墓マヰリ‥ 両墓制で、死者を埋葬した墓とは別に、少し離れたところに供養のために石塔を建てる墓。墓参はこちらにする。引墓ひきはか。↔埋墓うめばか⇒まいり【参り】

まいり‐もの【参り物】マヰリ‥🔗🔉

まいり‐もの参り物マヰリ‥ 食物の尊敬語。召し上がり物。源氏物語玉鬘「―なるべし折敷おしき手づから取りて」 ⇒まいり【参り】

まい・る【参る】マヰル🔗🔉

まい・る参るマヰル [一]〔自五〕 (マヰ(参)イ(入)ルの約) ➊高貴の所へ行く。 ①宮廷または身分の高い人の所に行く。参上する。万葉集2「一日には千たび―・りしひむかしの大き御門を入りかてぬかも」。伊勢物語「内へ―・り給ふに」。「宮中に―・る」 ②入内する。また、宮仕えなどに上がる。宇津保物語俊蔭「御娘の春宮に―・り給ふべき御料」。枕草子184「宮にはじめて―・りたるころ、もののはづかしきことの数知らず」 ③神社・仏閣などにもうでる。参詣さんけいする。更級日記「清水にねむごろに―・りつかうまつらましかば」。「善光寺に―・る」 ④物などが貴人の所などに到来するのにいう。源氏物語若菜上「古き世の一の物と名ある限りは、みなつどひ―・る御賀になむあめる」 ⑤行く。行く先を敬っていう。転じて、聞き手へのへりくだりの気持をこめて、「行く」「来る」の意。また、一般的に、重々しい口調でいう時にも使う。おあん物語「おれが兄様は、折々山へ鉄鉋うちに―・られた」。「只今お宅の方へ―・ります」「御一緒に―・ります」「電車が―・ります」「地下鉄で―・ります」 ➋相手に屈する。 ①降参する。負ける。狂言、文相撲「取手、打こかして、―・つたのと云うて引込む」 ②閉口する。「彼の毒舌には―・る」 ③弱る。へたばる。また、「死ぬ」を、ややいやしめていう語。「さすがの彼も大分―・って来た」「とうとう―・ったか」 ④心が奪われる。愛に溺れる。「彼女にすっかり―・っている」 ➌「まゐらす(下二)」の形で、動詞の連用形に接続して謙譲の意を添える。→参らす2。 [二]〔他五〕 ①身分の尊い人の手もとに差し上げる。(何かの仕事を)してさし上げる。伊勢物語「親王みこに馬の頭かみ大御酒―・る」。源氏物語胡蝶「人々御硯など―・りて御かへり疾くと聞ゆれば」 ②「食う」「飲む」などの動作を表す尊敬語。召し上がる。また一般に、下位者の奉仕する行為をお受けになる。なさる。源氏物語帚木「火あかくかかげなどして御果物ばかり―・れり」。源氏物語「御湯―・れなどさへ扱ひ聞え給ふを」。源氏物語若紫「今宵は、なほしづかに加持など―・りて出でさせ給へ」 ③「する」を重々しい口調でいうのに使う。狂言、文相撲「相撲…一番―・らう」 ④女の手紙の脇付に用いる語。浄瑠璃、心中天の網島「行灯あんどんにて上書見れば、小春様―・る、紙屋内さんより」

もう【参】マウ🔗🔉

もうマウ マヰの音便。下に他の語を伴い複合した場合に使う。皇極紀「共に筑紫に到まういたれり」→まい(参)

もう‐したが・う【参従ふ】マウシタガフ🔗🔉

もう‐したが・う参従ふマウシタガフ 〔自四〕 (マヰシタガフの音便)投降する。服従する。崇神紀「帰伏もうしたがひなむ」

もう‐のぼ・る【参上る】マウ‥🔗🔉

もう‐のぼ・る参上るマウ‥ 〔自四〕 (マヰノボルの音便)参上する。まいる。竹取物語「―・るといふ事を聞きて」

[漢]参🔗🔉

 字形  筆順 〔厶部6画/8画/教育/2718・3B32〕 [參] 字形 〔厶部9画/11画/5052・5254〕 〔音〕サン・シン(呉)(漢) 〔訓〕まいる・みつ [意味] [一]サン ①まじわる。仲間にはいる。かかわりあう。「参加・参与・参画・参戦」 ②まじえる。あれこれくらべ合わせる。「参考・参照」 ③まいる。高貴の所へ行く。「明朝参じます」「参上・参詣さんけい・代参・日参・見参げんざん・持参・古参・新参しんざん」 ④みっつ。みつ。「金参万円・参河みかわ国」▶「三」に代用する字。 [二]シン星座の名。オリオン座の中の三つの星。からすきぼし。「参宿・参商」 [解字] 形声。上半部は、髪飾りをつけた女性の姿を描いた象形文字。下に、光り輝く意味を示す音符「彡さん」を加えて、光がきらきらと入りまじる意味を表す。は異体字。 [下ツキ 帰参・見参・降参・古参・直参・持参・新参・推参・代参・遅参・朝参・独参湯・日参・人参・不参・仏参・墓参・海参いりこ・光参きんこ

[漢]参🔗🔉

 〔彡部5画〕 ⇒厶部

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