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かな・ず【奏づ】カナヅ🔗🔉

かな・ず奏づカナヅ 〔自他下二〕 ⇒かなでる(下一)

かなで【奏で】🔗🔉

かなで奏で】 舞や演奏。宇治拾遺物語1「めづらしからむ―を見ばや」

かな・でる【奏でる】🔗🔉

かな・でる奏でる】 〔自他下一〕[文]かな・づ(下二) ①舞を舞う。古事記「手を挙げ膝を打ち、舞ひ―・で、歌ひまゐり来つ」。〈類聚名義抄〉 ②琴などをかきなでて鳴らす。音楽を奏する。〈合類節用集〉。「名曲を―・でる」

そう【奏】🔗🔉

そう】 天子に申し上げること。また、太政官が天皇の裁可を得るために上呈する文書。

そう‐あん【奏案】🔗🔉

そう‐あん奏案】 ①上奏のしたがき。 ②上奏文をのせる机。

そう‐か【奏可】🔗🔉

そう‐か奏可】 上奏を裁可すること。

そう‐が【奏賀】🔗🔉

そう‐が奏賀】 元日の朝賀の儀で賀詞を奏すること。また、その役。徒然草「元日の―の声甚だ殊勝にして」

そう‐がく【奏楽】🔗🔉

そう‐がく奏楽】 ①音楽、特に雅楽を奏すること。また、その音楽。 ②歌舞伎囃子の一つ。雅楽の音色を模した鳴物で、宮殿・寺院などの場面に用いる。 ⇒そうがく‐どう【奏楽堂】

そうがく‐どう【奏楽堂】‥ダウ🔗🔉

そうがく‐どう奏楽堂‥ダウ 日本初の木造洋式音楽ホール。1890年(明治23)東京音楽学校の施設として完成。1987年上野の杜もりに移築・保存。 ⇒そう‐がく【奏楽】

そう‐ぎ【奏議】🔗🔉

そう‐ぎ奏議】 君主に意見を奏上すること。また、その意見書。

そう‐けい【奏慶】🔗🔉

そう‐けい奏慶】 ①およろこびを申し上げること。 ②官位に叙せられた者が参内して御礼を申し上げること。

そう‐けつ【奏決】🔗🔉

そう‐けつ奏決】 天子に奏問して決すること。

そう‐こう【奏功】🔗🔉

そう‐こう奏功】 功を奏すること。事の成就すること。

そう‐こう【奏効】‥カウ🔗🔉

そう‐こう奏効‥カウ 効果が現れること。結果を生ずること。三宅青軒、鉄扇「お恵みの仙薬―神の如く」

そう‐し【奏詞】🔗🔉

そう‐し奏詞】 天皇に奏上することば。

そう‐じ【奏事】🔗🔉

そう‐じ奏事】 ①事を奏上すること。また、その奏上の事項。 ②律令制の公文書の一形式で、太政官からたてまつった奏状。 ⇒そうじ‐はじめ【奏事始】

そうじ‐はじめ【奏事始】🔗🔉

そうじ‐はじめ奏事始】 皇室行事の一つ。正月4日、年の始めにあたり、掌典長が天皇に神宮および皇室祭祀等について奉告する行事。旧制の政始まつりごとはじめを1949年(昭和24)に改称。 ⇒そう‐じ【奏事】

そう‐しゃ【奏者】🔗🔉

そう‐しゃ奏者】 ①天子に事を奏上する人。また、取り次ぐ人。申次もうしつぎ。 ②(ソウジャとも)室町時代以後、武家で取次した役。→申次衆。 ③奏者番の略。 ④演奏する人。 ⇒そうしゃ‐どころ【奏者所】 ⇒そうしゃ‐ばん【奏者番】 ⇒そうしゃ‐びと【奏者人】

そうしゃ‐どころ【奏者所】🔗🔉

そうしゃ‐どころ奏者所】 奏者の詰めている所。犬筑波「客人やさしあひ有て帰るらん―にかくるはちのす」 ⇒そう‐しゃ【奏者】

そうしゃ‐ばん【奏者番】🔗🔉

そうしゃ‐ばん奏者番】 江戸幕府の職名。年始・五節句・朔望などに大名・僧侶等が将軍に謁見する時、進献の太刀・目録を披露し、将軍の下賜品を伝達した者。譜代大名が任命された。交代で勤務し、寺社奉行を兼任する者もあった。 ⇒そう‐しゃ【奏者】

そうしゃ‐びと【奏者人】🔗🔉

そうしゃ‐びと奏者人】 取次役。奏者。狂言、粟田口「かう参るからは此方を寄親殿ともお―とも頼みまする」 ⇒そう‐しゃ【奏者】

そう‐じゅ【奏授】🔗🔉

そう‐じゅ奏授】 大臣の奏薦により天皇の裁可を経て、位記・勲記を授けること。律令制では内外の六位・七位と内八位、勲七等以下十二等はこれによった。明治憲法下では正五位以下の叙位。→判授→勅授

そう‐しょ【奏書】🔗🔉

そう‐しょ奏書】 天子に奉る書。

そう‐しょう【奏請】‥シヤウ🔗🔉

そう‐しょう奏請‥シヤウ ⇒そうせい

そう‐じょう【奏上】‥ジヤウ🔗🔉

そう‐じょう奏上‥ジヤウ 天子に申し上げること。

そう‐じょう【奏杖】‥ヂヤウ🔗🔉

そう‐じょう奏杖‥ヂヤウ 文書を挟んで貴人に差し出す杖。文杖ふづえ・ぶんじょう。 奏杖

そう‐じょう【奏状】‥ジヤウ🔗🔉

そう‐じょう奏状‥ジヤウ 臣下の意見を奏上する文書。

そう‐しん【奏申】🔗🔉

そう‐しん奏申】 天子に申し上げること。奏聞そうもん。奏上。

そう‐しん【奏進】🔗🔉

そう‐しん奏進】 ①(→)奏申に同じ。 ②天子に献上すること。

そう‐ずい【奏瑞】🔗🔉

そう‐ずい奏瑞】 祥瑞を奏上すること。また、その役目の人。

そう・する【奏する】🔗🔉

そう・する奏する】 〔他サ変〕[文]奏す(サ変) ①天皇・院に申し上げる。奏上する。竹取物語「かぐや姫答へて―・す」→啓す。 ②音楽をかなでる。演奏する。「琴を―・する」 ③なしとげる。しとげる。「作戦が功を―・する」

そう‐せい【奏請】🔗🔉

そう‐せい奏請】 天子に奏上して裁可を請うこと。

そう‐せん【奏宣】🔗🔉

そう‐せん奏宣】 天子に言上ごんじょうすること。

そう‐せん【奏薦】🔗🔉

そう‐せん奏薦】 天子に奏上して推薦すること。

そう‐そ【奏疏】🔗🔉

そう‐そ奏疏】 天子に上奏する文書。上疏。

そう‐たつ【奏達】🔗🔉

そう‐たつ奏達】 奏上して上聞に達すること。

そう‐だん【奏弾】🔗🔉

そう‐だん奏弾】 弾正台から官人の非違を奏上して弾劾すること。律令制の公文書の一つ。

そう‐にん【奏任】🔗🔉

そう‐にん奏任】 ①律令制で、式部省・兵部省が選考、太政官が再審して決定した原簿を天皇奏聞後に任命すること。大臣・大納言などを除く余官(主典以上)を任命。 ②旧制の官吏任命の一形式。高等官中、内閣総理大臣などその機関の長官の奏薦により勅裁をへて任命すること。→勅任→判任⇒そうにん‐かん【奏任官】

そうにん‐かん【奏任官】‥クワン🔗🔉

そうにん‐かん奏任官‥クワン 旧制の官吏の身分の一つ。三等以下の高等官の称。幸田露伴、天うつ浪「父おやじあ、まだ―て云へば大層幅が利いた時分に」 ⇒そう‐にん【奏任】

そう‐ぶん【奏文】🔗🔉

そう‐ぶん奏文】 上奏する文。

そう‐ぶん【奏聞】🔗🔉

そう‐ぶん奏聞⇒そうもん

そう‐ほう【奏法】‥ハフ🔗🔉

そう‐ほう奏法‥ハフ 楽器をかなでる方法。演奏法。 ⇒そうほう‐きごう【奏法記号】

そうほう‐きごう【奏法記号】‥ハフ‥ガウ🔗🔉

そうほう‐きごう奏法記号‥ハフ‥ガウ 音楽演奏において、奏法を指示する記号。広義には奏法標語をも含む。 奏法記号(表) ⇒そう‐ほう【奏法】

そうめい‐きょく【奏鳴曲】🔗🔉

そうめい‐きょく奏鳴曲】 ソナタの訳語。

そう‐もん【奏聞】🔗🔉

そう‐もん奏聞】 天子に奏上すること。

そう‐らん【奏覧】🔗🔉

そう‐らん奏覧】 天子に奏上して御覧に入れること。

[漢]奏🔗🔉

 〔大部6画〕

[漢]奏🔗🔉

 字形  筆順 部4画/9画/教育/3353・4155〕 〔音〕ソウ(漢) 〔訓〕かなでる [意味] ①上にさし出す。すすめる。君主に申し上げる。「功を奏する」「奏上・奏聞そうもん・上奏・直奏じきそう」 ②音楽をかなでる。「琴を奏する」「奏楽・奏鳴曲・独奏・吹奏」 [解字] もと、大部6画。会意。枝葉のついた玉串たまぐし、または四肢のついた動物を両手(=解字)で持って、その形をととのえて神前にそなえる意。 [下ツキ 演奏・劾奏・合奏・間奏・議奏・協奏曲・直奏・執奏・重奏・上奏・助奏・序奏・吹奏・節奏・前奏・弾奏・伝奏・独奏・内奏・伴奏・変奏曲・密奏・連奏

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