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けん‐せん【捲線】🔗🔉

けん‐せん捲線】 コイルの訳語。

けんど‐じゅうらい【捲土重来】‥ヂユウ‥🔗🔉

けんど‐じゅうらい捲土重来‥ヂユウ‥ ⇒けんどちょうらい

けんど‐ちょうらい【捲土重来】🔗🔉

けんど‐ちょうらい捲土重来】 [杜牧、烏江亭に題する詩「土を巻き重ねて来ればいまだ知る可からず」](「捲」は「巻」に同じ。「巻土」は土煙をまきあげること。勢いの盛んなさま)一度敗れたものが、再び勢いをもりかえしてくること。けんどじゅうらい。「―を期する」

まき‐あ・げる【巻き上げる・巻き揚げる・捲き上げる】🔗🔉

まき‐あ・げる巻き上げる・巻き揚げる・捲き上げる】 〔他下一〕[文]まきあ・ぐ(下二) ①巻いて上にひきあげる。まくりあげる。「すだれを―・げる」 ②風が物を舞いあがらせる。「砂ぼこりを―・げる」 ③すっかり巻いてしまう。 ④奪いとる。だまして取り上げる。「金を―・げる」

まき‐おとし【捲落し】🔗🔉

まき‐おとし捲落し】 相撲の手の一つ。差し手で相手の体を抱えこむようにして、体を開きながら捻ひねって倒すもの。 まきおとし

まき‐かえ【捲替え】‥カヘ🔗🔉

まき‐かえ捲替え‥カヘ 相撲で、四つの体勢にあるとき、自分に有利なように上手うわてと下手したてとを入れ替えること。

まき‐かえし【巻返し・捲返し】‥カヘシ🔗🔉

まき‐かえし巻返し・捲返し‥カヘシ ①小枠などに繰った糸をさらに他の小枠に繰り返し、その張りの力を一定させること。 ②巻棒に巻いた織物を他の巻棒に移し、また折り畳んだ織物を巻棒に正しく巻くこと。 ③広げた布などを巻きもどすこと。 ④勢いを盛り返して反撃すること。「―に出る」「―政策」

まき‐かえ・す【巻き返す・捲き返す】‥カヘス🔗🔉

まき‐かえ・す巻き返す・捲き返す‥カヘス 〔他五〕 ①広げたものを元の巻いた状態に戻す。 ②勢いを盛り返して反撃する。「劣勢を―・す」

まき‐ぐも【巻雲・捲雲】🔗🔉

まき‐ぐも巻雲・捲雲⇒けんうん

まき‐こ・む【巻き込む・捲き込む】🔗🔉

まき‐こ・む巻き込む・捲き込む】 〔他五〕 ①巻いて中へ入れる。 ②仲間に引き入れる。まきぞえにする。「騒動に―・まれる」

まき‐せん【巻線・捲線】🔗🔉

まき‐せん巻線・捲線】 コイルの訳語。

まき‐はしょり【捲端折り】🔗🔉

まき‐はしょり捲端折り】 裾をまくり上げてはしょること。また、そのはしょり方。東海道中膝栗毛「―でごふせいに尻けつがならんだハ」

ま・く【巻く・捲く】🔗🔉

ま・く巻く・捲く】 [一]〔他五〕 ①丸くまとめる。丸くたたむ。源氏物語須磨「みす―・きあげて、はしにいざなひ聞え給へば」。平家物語7「―・いて持たせられたる赤旗ざつと差し上げたり」。「しっぽを―・く」「ぜんまいを―・く」 ②まわりにからみつける。万葉集17「沖つなみよせくる玉藻かたよりにかづらに作り妹がため手に―・きもちて」。古今著聞集20「蛇くちなわ檻をひしひしと―・きける」。平家物語5「馬の尾で柄―・いたる刀の、氷のやうなるを抜き出いて」。「足に包帯を―・く」 ③渦状を示す。「とぐろを―・く」 ④まわりをぐるりと取りかこむ。まわりをまわる。甲陽軍鑑6「つひに―・きたる城を―・きほぐし」。「霧に―・かれる」 ⑤綱を巻いて引き上げる。巻き上げる。「錨いかりを―・く」 ⑥登山で、悪場やピークを避けて山腹を迂回する。「滝を―・く」 ⑦(「舌を―・く」の形で)驚く、驚嘆する意。平家物語4「上宰も恐れて舌を―・き」 ⑧俳諧の付合つけあいをする。「百韻を―・く」 ⑨(「管を―・く」の形で)酒に酔い、とりとめないことをくどくどという。東海道中膝栗毛3「酒に酔つた人は管を―・くが」 [二]〔自五〕 ①渦状になる。うずまく。聞書集「ながれやらでつたの細江に―・くみづは船をぞむやふ五月雨の頃」 ②呼吸が激しくなる。息がはずむ。日葡辞書「イキガマク」

まくし‐あ・げる【捲し上げる】🔗🔉

まくし‐あ・げる捲し上げる】 〔他下一〕 上の方へ引きあげる。まくりあげる。「袖を―・げる」

まくし‐かか・る【捲し掛る】🔗🔉

まくし‐かか・る捲し掛る】 〔自四〕 勢いはげしく進みかかる。

まくし‐か・ける【捲し掛ける】🔗🔉

まくし‐か・ける捲し掛ける】 〔自下一〕 ①勢いはげしくかかっていく。 ②勢いはげしく言いかかる。歌舞伎、東海道四谷怪談「そんならお岩はうぬが殺した殺したと―・けて言ふ」

まくし‐だ・す【捲し出す】🔗🔉

まくし‐だ・す捲し出す】 〔他四〕 追いだす。浄瑠璃、心中重井筒「又喰らひ酔うたか、春は早々―・しや」

まくし‐た・てる【捲し立てる】🔗🔉

まくし‐た・てる捲し立てる】 〔他下一〕 たてつづけに勢いよく言い立てる。「一方的に―・てる」

まくり【捲り】🔗🔉

まくり捲り】 ①まくること。 ②屏風・襖ふすまなどに貼ってあった書画などをはがしたもの。また、表装しないままおかれてある書画。 ⇒まくり‐ぎり【捲り切り】 ⇒まくり‐で【捲り手】 ⇒まくり‐のみ【捲り飲み】 ⇒まくり‐ば【捲り葉】

まくり‐あ・げる【捲り上げる】🔗🔉

まくり‐あ・げる捲り上げる】 〔他下一〕[文]まくりあ・ぐ(下二) ①巻いて上方へ上げる。まくって上げる。「袖を―・げる」 ②人などを追いあげる。太平記14「敵三千余騎を遥の峰へ―・げ」

まくり‐い・れる【捲り入れる】🔗🔉

まくり‐い・れる捲り入れる】 〔他下一〕[文]まくりい・る(下二) 巻いて中へ入れる。まくって入れる。

まくり‐お・つ【捲り落つ】🔗🔉

まくり‐お・つ捲り落つ】 〔自上二〕 追い払われて逃げ落ちる。太平記29「敵一たまりもたまらず谷底へ―・ちて」

まくり‐おと・す【捲り落す】🔗🔉

まくり‐おと・す捲り落す】 〔他四〕 追い立てて逃げ落ちさせる。太平記7「寄手千余騎、谷底へ皆―・されて」

まくり‐ぎり【捲り切り】🔗🔉

まくり‐ぎり捲り切り】 すきまもなく切りつけること。切りまくること。 ⇒まくり【捲り】

まくり‐だ・す【捲り出す】🔗🔉

まくり‐だ・す捲り出す】 〔他四〕 追い立てる。追い出す。浄瑠璃、曾根崎「―・して大坂の地はふませぬ」

まくり‐た・つ【捲り立つ】🔗🔉

まくり‐た・つ捲り立つ】 〔他下二〕 盛んに追い立てる。歌舞伎、傾城壬生大念仏「大太刀振つて大勢を―・て―・て」

まくり‐つ・く【捲り付く】🔗🔉

まくり‐つ・く捲り付く】 〔他下二〕 追い立てる。太平記29「石堂・上杉が七百余騎の勢を山際まで―・けて」

まくり‐で【捲り手】🔗🔉

まくり‐で捲り手】 腕まくり。そでまくり。西鶴織留2「麻の衣の袖―して」 ⇒まくり【捲り】

まくり‐のみ【捲り飲み】🔗🔉

まくり‐のみ捲り飲み】 かたはしから飲みほすこと。つづけざまに飲むこと。 ⇒まくり【捲り】

まくり‐ば【捲り葉】🔗🔉

まくり‐ば捲り葉】 風にまくれる葉。万代和歌集「池の蓮の―に」 ⇒まくり【捲り】

まく・る【捲る】🔗🔉

まく・る捲る】 [一]〔他五〕 ①覆いなどを巻くようにして上げる。まきあげる。今昔物語集25「表衣うえのきぬの袖を―・り」。「腕を―・る」 ②めくる。はぐ。日葡辞書「ヤネヲマクル」 ③追いのける。義経記2「遮那王殿と一つになりて追ふつ―・つつ散々に戦ひ」 ④競輪などで、追い上げて一気に抜く。 ⑤「する」をいやしめていう語。浄瑠璃、嫗山姥こもちやまうば「意地張つて大怪我―・らんより」 ⑥(他の動詞に付いて)その動作をむやみにする意を表す。「雑文を書き―・る」 [二]〔自下二〕 ⇒まくれる(下一)

まく・れる【捲れる】🔗🔉

まく・れる捲れる】 〔自下一〕[文]まく・る(下二) 端が巻かれたように上がった状態になる。はがれて上がる。めくれる。「すそが―・れる」

めくり【捲り】🔗🔉

めくり捲り】 ①めくること。また、めくるもの。 ②「めくりカルタ」の略。 ⇒めくり‐カルタ【捲りカルタ】 ⇒めくり‐ふだ【捲り札】

めくり‐カルタ【捲りカルタ】🔗🔉

めくり‐カルタ捲りカルタ】 ①天正カルタから花札へ変わる過程で、江戸後期にはやったカルタばくち。48枚を花札のように合わせて行き、役やくが色々ある。 ②(札を積みおきめくるから)花札の異称。 ⇒めくり【捲り】

めくり‐ふだ【捲り札】🔗🔉

めくり‐ふだ捲り札】 ①めくりカルタの札。また、花札のこと。 ②花合せ2やトランプ遊戯で、めくって出た札。 ⇒めくり【捲り】

めく・る【捲る】🔗🔉

めく・る捲る】 〔他五〕 (マクルの訛) ①巻くようにして下を現す。「札を―・る」「ページを―・る」 ②はがす。はがすようにして取りのける。「石畳を―・る」

めく・れる【捲れる】🔗🔉

めく・れる捲れる】 〔自下一〕 めくった状態になる。まくれる。

[漢]捲🔗🔉

 字形 〔手(扌)部8画/11画/2394・377E〕 〔音〕ケン(漢) 〔訓〕まく [意味] まきあげる。まく。(同)巻。「席捲・捲土重来」

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