けんぜつおん【捲舌音】 ⇒反（そ）り舌音（じたおん）

けんせん【捲線】 コイル。

けんどじゅうらい【捲土重来】 〔「けんどちょうらい」とも〕 一度敗れたものが，再び勢力をもりかえして攻めてくること。「―を期す」

まきぐも【巻き雲・捲き雲】 ⇒けんうん（巻雲）

ま・く【巻く・捲く】 （動五） (１)物のまわりにひも状・帯状の物をからみつける。「包帯を―・く」 (２)ぐるぐる丸める。「敷物を―・く」 (３)渦巻き状にする，またはなる。「ねじを―・く」「とぐろを―・く」 (４)物のまわりを取り囲む。「遠巻きに―・く」 (５)登山で，急な斜面や危険な所をさけて迂回して登る。「山腹を―・く」 (６)数人（個人の場合もある）で連歌・連句の 1 巻を付け進む。

まくした・てる【捲し立てる】 （動下一） 続けざまにしゃべる。「早口で―・てる」

まく・る【捲くる】 （動五） (１)おおっているものを，まいて上げる。「腕を―・る」 (２)紙などを裏返す。めくる。「ページを―・る」 (３)（動詞の連用形に付いて）むやみに…する。「逃げ―・る」

まく・れる【捲くれる】 （動下一） まくったようになる。めくれる。「裾が―・れる」

めくり【捲り】 (１)めくること。めくるもの。「日―」 (２)寄席などで，演者名を書いて舞台隅に下げておく紙。一人終わるごとにめくって次の演者名を示す。

めくりごよみ【捲り暦】 毎日 1 枚ずつめくる暦。日めくり。

めく・る【捲る】 （動五） (１)おおっているものを，はいで取り除く。「布団を―・る」 (２)巻くようにしてあげる。「ページを―・る」

めく・れる【捲れる】 （動下一） めくった状態になる。まくれる。「―・れた唇」

【捲】 〔画　数〕12画 〔区 点〕2394〔ＪＩＳ〕377E〔シフトJIS〕8C9E 〔音 訓〕ケン・まく・まくる・まくれる・めくる 〔熟語一覧〕 →腕捲り（うでまくり） →追い捲る（おいまくる） →押し捲る（おしまくる） →捲舌音（けんぜつおん） →捲線（けんせん） →捲土重来（けんどじゅうらい） →喋り捲る（しゃべりまくる） →席巻・席捲（せっけん） →総捲り（そうまくり） →日捲り（ひめくり） →坊主捲り（ぼうずめくり） →巻き雲・捲き雲（まきぐも） →巻く・捲く（まく） →捲し立てる（まくしたてる） →捲くる（まくる） →捲くれる（まくれる） →捲り（めくり） →捲り暦（めくりごよみ） →捲る（めくる） →捲れる（めくれる）