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つまみ【撮み・摘み・抓み】🔗🔉

つまみ撮み・摘み・抓み】 ①つまむこと。つまんだ量。「ほんのひと―」 ②つまみ持つように器具などに取り付けた部分。とって。「なべぶたの―」 ③「つまみもの」の略。おつまみ。「枝豆を―にする」 ⇒つまみ‐あらい【撮み洗い】 ⇒つまみ‐ぐい【撮み食い】 ⇒つまみ‐ざいく【撮み細工・摘み細工】 ⇒つまみ‐だ【摘み田】 ⇒つまみ‐だか【抓高】 ⇒つまみ‐たぼ【摘み髱】 ⇒つまみ‐な【撮み菜】 ⇒つまみ‐ぬい【撮み縫い】 ⇒つまみ‐もの【摘み物】 ⇒つまみ‐ももだち【撮み股立】

つまみ‐ざいく【撮み細工・摘み細工】🔗🔉

つまみ‐ざいく撮み細工・摘み細工】 手芸の一種。縮緬ちりめんや絹の小片をつまんで小さく折りたたみ、台紙などに数多く貼りつけ、また互いに縫い合わせて、花鳥・虫魚などの形を表すもの。薬玉・羽子板・髪飾などに施す。 ⇒つまみ【撮み・摘み・抓み】

つまみ‐だ【摘み田】🔗🔉

つまみ‐だ摘み田】 籾もみを直播じかまきする田。また、その作業。 ⇒つまみ【撮み・摘み・抓み】

つまみ‐たぼ【摘み髱】🔗🔉

つまみ‐たぼ摘み髱】 手でちょっとつまんで張り出させたたぼ。浮世風呂2「みんな―でございました」 ⇒つまみ【撮み・摘み・抓み】

つまみ‐もの【摘み物】🔗🔉

つまみ‐もの摘み物】 ①食事の際、最初に出す簡単な食品。 ②つまんで食べられるような簡単な酒の肴。 ⇒つまみ【撮み・摘み・抓み】

つま・む【撮む・摘む・抓む】🔗🔉

つま・む撮む・摘む・抓む】 〔他五〕 (「つま(爪)」を活用させた語) ①指先で挟みもつ。日葡辞書「サカナヲツマム」。「鼻を―・む」 ②転じて、指先や箸で取って食べる。「すしを―・む」 ③要点を取り出す。摘要する。「大意を―・んで述べよ」 ④人をあざける。ののしる。〈日葡辞書〉 ⑤(受身の形で用いる)狐・狸などが人をばかす。歌舞伎、三人吉三廓初買「扨はいよいよ―・まれたか」。「狐に―・まれる」

つみ【摘み】🔗🔉

つみ摘み】 摘むこと。古事記「蒜ひる―に我が行く道の」

つみ‐あ・ぐ【摘み上ぐ】🔗🔉

つみ‐あ・ぐ摘み上ぐ】 〔他下二〕 つまみあげる。万葉集20「み裳の裾―・げかきなで」

つみ‐いれ【摘入れ】🔗🔉

つみ‐いれ摘入れ⇒つみれ

つみ‐え【摘餌】‥ヱ🔗🔉

つみ‐え摘餌‥ヱ 鳥のついばみ食う餌。

つみ‐がみ【摘み髪】🔗🔉

つみ‐がみ摘み髪】 後家の茶筌ちゃせん髪。転じて、後家。徳和歌後万載集「こと人を思ひにつくる―やなきつま櫛もさすが忘れて」

つみ‐くさ【摘み草】🔗🔉

つみ‐くさ摘み草】 春の野に出て、若菜や草花を摘むこと。〈[季]春〉

つみ‐た【摘田】🔗🔉

つみ‐た摘田】 水の多い水田などで、別に苗代なわしろを作らず、じかに籾もみを蒔き、苗になってから多過ぎる所を適宜に間引きする田。蒔田。

つみ‐と・る【摘み取る】🔗🔉

つみ‐と・る摘み取る】 〔他五〕 植物の芽・実などを、指でつまんで取る。比喩的に、事が大きくならないうちに取り除く。「新茶を―・る」「悪の芽を―・る」

つみ‐な【摘み菜】🔗🔉

つみ‐な摘み菜】 芽を出して間もない若い菜を摘みとること。また、その菜。

つみれ【摘入・抓入】🔗🔉

つみれ摘入・抓入】 (ツミイレの約)魚の擂り身に卵・小麦粉・塩などを加えてすり合わせ、少しずつすくい取り、ゆでたもの。鍋の具や汁の実とする。

つみ‐わた【摘み綿】🔗🔉

つみ‐わた摘み綿】 真綿を摘みひろげたもの。小袖の綿入などに入れる。世間胸算用5「伝馬町の―、三吉野の雪のあけぼのの山々」 ○罪を着せるつみをきせる 罪のない人に罪をおしつける。 ⇒つみ【罪】 ○罪を悪んで人を悪まずつみをにくんでひとをにくまず 犯した罪は罪としてにくむべきものだが、その罪を犯した人までもにくんではならない。 ⇒つみ【罪】

つ・む【摘む・抓む】🔗🔉

つ・む摘む・抓む】 〔他五〕 (爪つまを活用させた語) ①指先または爪先で挟みとる。つまみ切る。万葉集8「すみれ―・みにと」。「わらびを―・む」「茶を―・む」 ②転じて、はさみなどで切り取る。刈り取る。「髪を―・む」 ③爪先で強く挟む。つねる。つめる。万葉集17「万代と心はとけて吾が背子が―・みし手見つつしのびかねつも」。源氏物語東屋「げすげすしき女と覚して、手をいたく―・ませ給へるこそ」 ④指先でつまむ。万葉集20「ははそ葉の母の命は御裳みもの裾―・みあげ掻き撫で」

てき‐か【摘花】‥クワ🔗🔉

てき‐か摘花‥クワ ①花を摘むこと。 ②果樹などで結実量を調節するために開花期に花を間引くこと。薬剤も用いられる。 摘花 撮影:関戸 勇

てき‐か【摘果】‥クワ🔗🔉

てき‐か摘果‥クワ 果樹や果菜で、結実量を調節し果実の大きさをそろえるために、果実の幼い時に間引くこと。

てき‐が【摘芽】🔗🔉

てき‐が摘芽】 作物の幼芽(頂芽と腋芽)を摘むこと。作物の養分を主軸または特定の枝・花・果実または地下茎などに集中し、発育を調節するために行う。芽掻き。

てき‐き【摘記】🔗🔉

てき‐き摘記⇒てっき

てき‐さい【摘載】🔗🔉

てき‐さい摘載】 大要をかいつまんで記載すること。

てき‐し【摘示】🔗🔉

てき‐し摘示】 かいつまんで示すこと。

てき‐しゅつ【摘出】🔗🔉

てき‐しゅつ摘出】 ①つまみだすこと。ぬきだすこと。「弾丸を―する」「要点の―」 ②悪事などをあばきだすこと。「不正の―」

てき‐じょ【摘除】‥ヂヨ🔗🔉

てき‐じょ摘除‥ヂヨ 悪い部分を摘出して取り除くこと。

てき‐しん【摘心】🔗🔉

てき‐しん摘心】 樹の新梢の先端を摘み取ること。作物・花卉かきの茎の頂芽を除去すること。心止しんどめ。→摘芽

てき‐そう【摘桑】‥サウ🔗🔉

てき‐そう摘桑‥サウ 養蚕で、クワの枝から葉を摘みとる作業。くわつみ。

てき‐は【摘播】🔗🔉

てき‐は摘播】 種子を一定の間隔をおいて数粒から数十粒ずつまとめてまき下ろす播種法。→点播

てき‐はつ【摘発】🔗🔉

てき‐はつ摘発】 悪事などをあばいて公表すること。「脱税を―する」 ○敵は本能寺に在りてきはほんのうじにあり (明智光秀が、備中の毛利勢を攻めると称して出陣し、織田信長を本能寺に攻めた故事)真の目的は別の所にある、の意。 ⇒てき【敵】

てき‐よう【摘要】‥エウ🔗🔉

てき‐よう摘要‥エウ 要点を抜き出して記すこと。また、その抜書き。「講演の―」

てき‐らい【摘蕾】🔗🔉

てき‐らい摘蕾】 大きな果実を得るためなどに、適量以上の余分な蕾つぼみを摘み取ること。

てき‐ろく【摘録】🔗🔉

てき‐ろく摘録】 要点をかいつまんでしるすこと。また、その記録。

てっ‐き【摘記】テキ‥🔗🔉

てっ‐き摘記テキ‥ かいつまんでしるすこと。また、その記録。摘録。

[漢]摘🔗🔉

 字形  筆順 〔手(扌)部11画/14画/常用/3706・4526〕 〔音〕テキ(漢) 〔訓〕む [意味] つむ。つまみとる。えらびだす。「摘出・指摘・摘録・摘要・摘発」 [解字] 形声。「手」+音符「」(=しめる。まとめる)。手でにぎってちぎりとる意。

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