複数辞典一括検索+

まつうら【松浦】(地名)🔗🔉

まつうら松浦】 長崎県北部の市。伊万里湾に面する。中世、松浦まつら党の居城があった。かつては炭鉱都市として栄えたが、現在、炭鉱は閉山。人口2万7千。

まつうら‐たけしろう【松浦武四郎】‥ラウ🔗🔉

まつうら‐たけしろう松浦武四郎‥ラウ 幕末・維新期の北方探検家。幼名、竹四郎。名は弘ひろむ。雅号、多気志楼。伊勢の郷士の子。諸国を遊歴、蝦夷・樺太を踏査。幕府蝦夷地御用掛に登用。維新後は開拓判官となり、蝦夷を北加伊道(北海道)と改称すべきことを提案。翌1870年(明治3)政府の政策を批判して辞職。著「三航蝦夷日誌」「東西蝦夷山川地理取調日誌」「近世蝦夷人物誌」など。(1818〜1888) ⇒まつうら【松浦】

まつら【松浦】(地名)🔗🔉

まつら松浦】 肥前松浦まつうら地方(現在の佐賀県・長崎県の北部)の古称。「魏志」に見える末盧(末羅)国にあたる。古代に、松浦県あがた、次いで松浦郡が設置された。梅豆羅めずら国。 ⇒まつら‐がた【松浦潟】 ⇒まつら‐とう【松浦党】 ⇒まつら‐ぶね【松浦船】 ⇒まつら‐やま【松浦山】

まつら‐がた【松浦潟】🔗🔉

まつら‐がた松浦潟】 佐賀県唐津湾とその沿岸の地域。風光にすぐれる。松浦の海。松浦の浦。(歌枕) ⇒まつら【松浦】

まつら‐さよひめ【松浦佐用姫】🔗🔉

まつら‐さよひめ松浦佐用姫】 肥前の松浦の東方に住んでいたという美女。万葉集・肥前風土記に見える。大伴金村の子狭手比古さでひこが朝命により任那みまな救援に赴く途次これと契ったが、その離別に当たり領巾振ひれふりの峰(今の鏡山)に登り、領巾を振って別れを惜しんだ。弟日姫子おとひひめこ

まつら‐しげのぶ【松浦鎮信】🔗🔉

まつら‐しげのぶ松浦鎮信】 ①安土桃山時代の肥前の武将。号、宗信・宗静。平戸藩初代藩主。秀吉に従い、島津攻め・朝鮮出兵に加わる。平戸に商館を建てオランダ船を招き、平戸貿易を盛んにした。(1549〜1614) ②江戸前期の大名。号、天祥。肥前平戸藩第4代藩主。(1622〜1703) ⇒まつら【松浦】

まつら‐せいざん【松浦静山】🔗🔉

まつら‐せいざん松浦静山】 江戸後期の平戸藩第9代藩主。随筆家。名は清。財政改革・藩校維新館設置など治績を挙げる。1806年(文化3)致仕後、活字を作り印刷を試み、諸芸をたしなむ。随筆「甲子夜話かっしやわ」のほか編著書が多い。(1760〜1841) ⇒まつら【松浦】

まつら‐とう【松浦党】‥タウ🔗🔉

まつら‐とう松浦党‥タウ 中世、肥前の松浦地方を中心として九州の北西部に割拠した武士団。同族的結合が強いので有名。 ⇒まつら【松浦】

まつらのみやものがたり【松浦宮物語】🔗🔉

まつらのみやものがたり松浦宮物語】 鎌倉初期の物語。3巻。作者は藤原定家説が有力。1185年(文治1)ごろ成るか。弁少将橘氏忠が幼なじみの恋人や両親を残して唐に渡り、唐の内乱を鎮圧し、公主・后などと契りを結ぶ、幻想的で妖艶な物語。宇津保物語を模し、浜松中納言物語に類する。

まつら‐ぶね【松浦船】🔗🔉

まつら‐ぶね松浦船】 肥前の松浦で作られた船。万葉集7「堀江漕ぐなる―梶の音高し」 ⇒まつら【松浦】

まつら‐やま【松浦山】🔗🔉

まつら‐やま松浦山】 領巾振山ひれふりやまの別称。 ⇒まつら【松浦】

広辞苑松浦で始まるの検索結果 1-14