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うわ‐なり【後妻・次妻】ウハ‥🔗🔉

うわ‐なり後妻・次妻ウハ‥ ①最初の妻に対して後にめとった妻。めかけにもいう。のちぞい。ごさい。古事記「―が魚はさば」↔こなみ。 ②「うわなりねたみ」の略。〈文明本節用集〉 ③怨霊おんりょう。松屋筆記「人の怨霊を―とは中古より云ふ詞也」 ⇒うわなり‐うち【後妻打】 ⇒うわなり‐ねたみ【後妻嫉妬】

じ【次】🔗🔉

】 (慣用音。漢音はシ) ①つぐこと。つぎ。2番目。 ②回数・度数などを数える語。 ③〔数〕単項式または多項式の次数を示す語。「二―方程式」→次数。 ④〔化〕 ㋐中心原子を同じくするオキソ酸(酸素酸)のうち、酸化の程度の低いものに冠する語。例えば塩素酸より酸化度の低いものを亜塩素酸、さらに低いものを次亜塩素酸と呼ぶ類。 ㋑塩基性塩であることを示す語。薬局方で使用。「―酢酸鉛」

じあ‐えんそさん【次亜塩素酸】🔗🔉

じあ‐えんそさん次亜塩素酸】 (hypochlorous acid)化学式HClO 水溶液中にだけ存在する弱酸。塩素の水溶液中に含まれる。強い酸化力をもつ。ナトリウム塩やカルシウム塩(さらし粉の成分)は殺菌剤・漂白剤として用いられる。

じあ‐りゅうさん‐ナトリウム【次亜硫酸ナトリウム】‥リウ‥🔗🔉

じあ‐りゅうさん‐ナトリウム次亜硫酸ナトリウム‥リウ‥(→)チオ硫酸ナトリウムの誤称。 ②(→)亜ジチオン酸ナトリウムの誤称。

じあ‐りんさん【次亜燐酸】🔗🔉

じあ‐りんさん次亜燐酸(→)ホスフィン酸の俗称。

じ‐い【次位】‥ヰ🔗🔉

じ‐い次位‥ヰ (古くはシイとも)次のくらい。2番目。

じ‐いん【次韻】‥ヰン🔗🔉

じ‐いん次韻‥ヰン 他人の詩の韻字と同じ韻字を用いて作詩すること。また、その詩。→和韻

じいん【次韻】‥ヰン(作品名)🔗🔉

じいん次韻‥ヰン 松尾桃青(芭蕉)編の俳諧集。1冊。伊藤信徳の「七百五十韻」に次ぐ意で名づける。1681年(延宝9)刊。俳諧次韻。

じ‐かい【次回】‥クワイ🔗🔉

じ‐かい次回‥クワイ 今の次の回。次の時。次期。「―まわし」

じ‐かん【次官】‥クワン🔗🔉

じ‐かん次官‥クワン (シカンとも)官職で、長官に次ぐもの。 ①各省および国務大臣を長とする各庁における大臣の補佐官。現行では事務次官を指す。 ②⇒すけ

じ‐き【次期】🔗🔉

じ‐き次期】 次の時期。次回のおり。

じ‐けい【次兄】🔗🔉

じ‐けい次兄】 つぎの兄。上から2番目の兄。

じ‐げん【次元】🔗🔉

じ‐げん次元】 (dimension) ①〔数〕一般的な空間(数学的空間)の広がり方の度合を表すもの。例えば直線は1次元、平面は2次元の空間である。通常のユークリッド空間は3次元であるが、次元や無限次元の空間も考えられる。 ②〔理〕任意の物理量を、時間・長さ・質量などを基本量とし、定義や法則を利用して、それらの積として表現したもの。ディメンション。 ③転じて、物事を考える立場や、その着目している面。「高い―に立つ」「―の違う問題」 ⇒じげん‐かいせき【次元解析】

じげん‐かいせき【次元解析】🔗🔉

じげん‐かいせき次元解析】 物理学の関係式においては両辺の次元が等しいことを利用して、関係する物理量の次元から未知の関係式を推定すること。 ⇒じ‐げん【次元】

じ‐ごう【次号】‥ガウ🔗🔉

じ‐ごう次号‥ガウ 新聞・雑誌などで、次に刊行される号。「―予告」「以下―」

じ‐こうおん【次高音】‥カウ‥🔗🔉

じ‐こうおん次高音‥カウ‥ 高音に次ぐ高さの声域。メゾ‐ソプラノの訳語。

じ‐し【次子】🔗🔉

じ‐し次子】 次の子。2番目の子。次男。

じ‐じじゅう【次侍従】🔗🔉

じ‐じじゅう次侍従】 中務なかつかさ省に属し、正員の侍従を補佐する職。四位・五位の中で年功ある人が選任され、諸祭・節会・法会などで雑事をつかさどった。 ○志士仁人は生を求めて以て仁を害するなしししじんじんはせいをもとめてもってじんをがいするなし [論語衛霊公]志士や、仁を重んずる人は、生命をすてても仁道を全うする。 ⇒し‐し【志士】 ○獅子身中の虫しししんちゅうのむし [梵網経](獅子の身中にすんで、これの恩恵を蒙っている虫が、かえって獅子の肉を食ってこれに害毒を与える意)仏徒でありながら仏法に害をなすもののたとえ。また、内部にいて恩恵をうけながら、害をなすもののたとえ。 ⇒し‐し【獅子・師子】

じ‐しゅう【次週】‥シウ🔗🔉

じ‐しゅう次週‥シウ 今週のつぎの週。来週。「―公開」

じ‐じょ【次女・二女】‥ヂヨ🔗🔉

じ‐じょ次女・二女‥ヂヨ 2番目のむすめ。

じ‐じょ【次序】🔗🔉

じ‐じょ次序】 順序づけること。また、順序。次第。

じ‐しょう【次将】‥シヤウ🔗🔉

じ‐しょう次将‥シヤウ ①大将1の次に位する者。 ②(シショウとも)近衛中将・少将の併称。亜将。→中将

じ‐すう【次数】🔗🔉

じ‐すう次数】 単項式において、着目する文字因数の羃指数べきしすう。例えばxyの次数はについては2、については3、およびについては5。多項式においては、それの含む単項式の注目している文字に対する最高次数をその多項式の次数という。

じ‐せき【次席】🔗🔉

じ‐せき次席】 2番目の席次。首席の次。また、その人。「―検事」

じ‐せだい【次世代】🔗🔉

じ‐せだい次世代】 ①次の世代。子供の代。「―を担う若者」 ②比喩的に、製品の機能などが格段に変化するとき、現在の次にくる段階。

じ‐ぜん【次善】🔗🔉

じ‐ぜん次善】 最善についでよいこと。最善が得られない場合、それに次ぐ第2のこと。「―の策」

し‐だい【次第】🔗🔉

し‐だい次第】 [一]〔名〕 ①上下・前後のならび。順序。源氏物語鈴虫「人々の御車―のままにひき直し」。「式―」 ②順次。段々。→次第に。 ③由来。経過。なりゆき。いきさつ。狂言、七騎落「思へばいまはしき―なり」。「事の―を話す」 ④能や狂言の囃子事はやしごとの一つ。登場に用いるものだが、老人・霊などには用いない。 ⑤能や狂言の謡の一様式。3句から成る拍子に乗る謡で、囃子事の次第4で出た役が謡うほか、曲くせなどの序歌に用いる。 ⑥歌舞伎の囃子の一つ。能がかりのもののほか、「関の扉」などの幕開きに用いる。 →一声いっせい。 [二]〔接尾〕 ①(名詞または動詞の連用形に付いて)物事または事柄のなりゆきに任せる意。その物事によってどうにでもきまる意。日葡辞書「ノゾミシダイ」。「どうするかはあなた―だ」「地獄の沙汰も金―」「手あたり―」 ②(動詞の連用形などに付いて)…するに従ってすぐの意。日葡辞書「デキシダイ」。「満員になり―締め切る」 ⇒しだい‐いたり【次第至り】 ⇒しだい‐おくり【次第送り】 ⇒しだい‐がき【次第書】 ⇒しだい‐がら【次第柄】 ⇒しだい‐こじき【次第乞食】 ⇒しだい‐し【次第司】 ⇒しだい‐し【次第紙】 ⇒しだい‐しだい‐に【次第次第に】 ⇒しだい‐だか【次第高】 ⇒しだい‐だな【次第棚】 ⇒しだい‐ちょうじゃ【次第長者】 ⇒しだい‐ていとう【次第梯磴】 ⇒しだい‐な【次第名】 ⇒しだい‐に【次第に】 ⇒しだい‐ぶげん【次第分限】 ⇒しだい‐ふどう【次第不同】

じ‐だい【次代】🔗🔉

じ‐だい次代】 次の世代。次の時代。「―を担う若者」

しだい‐いたり【次第至り】🔗🔉

しだい‐いたり次第至り】 順々に達すること。狂言、成上り「それは―と云うて、別に珍しからぬ事ぢや」 ⇒し‐だい【次第】

しだい‐おくり【次第送り】🔗🔉

しだい‐おくり次第送り】 順々に送って行くこと。順送り。狂言、雪打合「これは―に掃いたがまし」 ⇒し‐だい【次第】

しだい‐がき【次第書】🔗🔉

しだい‐がき次第書】 由来もしくは順序を書いた文書。 ⇒し‐だい【次第】

しだい‐がら【次第柄】🔗🔉

しだい‐がら次第柄】 なりゆき。仕儀。わけがら。 ⇒し‐だい【次第】

しだい‐こじき【次第乞食】🔗🔉

しだい‐こじき次第乞食】 軒なみに物を乞いあるくこじき。もと、仏教の頭陀行ずだぎょうの一つ。今昔物語集15「身を捨てて―をして」 ⇒し‐だい【次第】

しだい‐し【次第司】🔗🔉

しだい‐し次第司】 祭や行幸に、道の往来・行列などを定めた役。次第使。 ⇒し‐だい【次第】

しだい‐し【次第紙】🔗🔉

しだい‐し次第紙】 厚紙の一種。奈良県の産。 ⇒し‐だい【次第】

しだい‐しだい‐に【次第次第に】🔗🔉

しだい‐しだい‐に次第次第に】 〔副〕 順々に。だんだんに。「―足どりが重くなる」 ⇒し‐だい【次第】

しだい‐だか【次第高】🔗🔉

しだい‐だか次第高】 価格などが順々に高くなって行くこと。 ⇒し‐だい【次第】

しだい‐だな【次第棚】🔗🔉

しだい‐だな次第棚】 床脇に設ける棚の一種。 ⇒し‐だい【次第】

しだい‐ちょうじゃ【次第長者】‥チヤウ‥🔗🔉

しだい‐ちょうじゃ次第長者‥チヤウ‥ (→)次第分限ぶげんに同じ。↔俄にわか長者。 ⇒し‐だい【次第】

しだい‐ていとう【次第梯磴】🔗🔉

しだい‐ていとう次第梯磴】 順序と調和。秩序と規律。〈日葡辞書〉 ⇒し‐だい【次第】

しだい‐な【次第名】🔗🔉

しだい‐な次第名】 兄弟の順序を追ってつけた名。太郎・次郎・三郎の類。 ⇒し‐だい【次第】

しだい‐に【次第に】🔗🔉

しだい‐に次第に】 〔副〕 だんだんに。順次に。順を追って。平家物語2「三国の仏法も―衰微せり」。「―天候が悪化する」 ⇒し‐だい【次第】

しだい‐ぶげん【次第分限】🔗🔉

しだい‐ぶげん次第分限】 だんだんに財を成して金持になること。また、その人。次第長者。日本永代蔵3「箸屋甚兵衛と鎌倉牱がしに隠れなく、―となりて」↔俄にわか分限。 ⇒し‐だい【次第】

しだい‐ふどう【次第不同】🔗🔉

しだい‐ふどう次第不同】 ①順序の整わないこと。順不同。 ②長さのまちまちなこと。釣合・調和のとれていないこと。狂言、粟田口「寸は―」 ⇒し‐だい【次第】

じ‐ちゅう【次忠】🔗🔉

じ‐ちゅう次忠】 至忠とは称し難い第2位の忠義。

じちゅう‐おん【次中音】🔗🔉

じちゅう‐おん次中音】 〔音〕テノールの訳語。

じ‐ちょう【次丁】‥チヤウ🔗🔉

じ‐ちょう次丁‥チヤウ ⇒じてい

じ‐ちょう【次長】‥チヤウ🔗🔉

じ‐ちょう次長‥チヤウ 最高責任者である長の次席の職名。 ⇒じちょう‐けんじ【次長検事】

じちょう‐けんじ【次長検事】‥チヤウ‥🔗🔉

じちょう‐けんじ次長検事‥チヤウ‥ 最高検察庁に属して検事総長を補佐する検察官。検事総長に事故あるとき、または欠けたときは、その職務を代わって行う。 ⇒じ‐ちょう【次長】

じ‐てい【次丁】🔗🔉

じ‐てい次丁】 律令制で、老丁と残疾(軽度の身体障害者)との併称。じちょう。

じ‐てん【次点】🔗🔉

じ‐てん次点】 ①最高点の次の点数。入賞者または当選者に次ぐ者。また、その得点や得票数。 ②万葉集訓点の一つ。古点以後、仙覚の新点までの間、すなわち平安中期から鎌倉初期にかけて付けられた訓点。大江佐国すけくに・惟宗孝言これむねのよしとき・大江匡房まさふさ・源国信くにざね・源師頼もろより・藤原基俊もととし・藤原清輔きよすけらが試みたという。→古点→新点

じ‐なん【次男・二男】🔗🔉

じ‐なん次男・二男】 2番目のむすこ。次子。

じ‐ひ【次妃】🔗🔉

じ‐ひ次妃】 正妃に次ぐきさき。

じ‐ひめ【次姫】🔗🔉

じ‐ひめ次姫】 大嘗会だいじょうえの時、御膳に奉仕する8人の采女うねめのうち第2位の者。第1の采女に次いで取次の役をする。後取しんどり

じ‐ろう【次郎・二郎】‥ラウ🔗🔉

じ‐ろう次郎・二郎‥ラウ ①第2番目の男子。次男。 ②男女を問わず第2子、また次位にあるもの。 ⇒じろう‐がき【次郎柿】 ⇒じろう‐の‐ついたち【次郎の朔日】

じろう‐がき【次郎柿】‥ラウ‥🔗🔉

じろう‐がき次郎柿‥ラウ‥ 柿の一品種。静岡県原産。晩生の甘柿。果実は平たい。 ⇒じ‐ろう【次郎・二郎】

じろざえもん‐びな【次郎左衛門雛】‥ヱ‥🔗🔉

じろざえもん‐びな次郎左衛門雛‥ヱ‥ 享保(1716〜1736)の頃、京都の人形師雛屋次郎左衛門が作り出した雛人形。顔は引目鉤鼻ひきめかぎはなに描き、典雅な気品を備える。1761年(宝暦11)江戸に進出し、30年間人気を独占。

すがい【次】スガヒ🔗🔉

すがいスガヒ (スガフの連用形から)次ぐこと。また、すれちがうこと。 ⇒すがい‐すがい【次次】

すがい‐すがい【次次】スガヒスガヒ🔗🔉

すがい‐すがい次次スガヒスガヒ つぎつぎ。次第次第。山家集「しだり咲く萩の古枝に風かけて―に牡鹿おじか鳴くなり」 ⇒すがい【次】

すが・う【次ふ】スガフ🔗🔉

すが・う次ふスガフ 〔自四〕 ①次ぐ。すぐあとに続く。匹敵する。源氏物語手習「うち―・ひたる尼ども」 ②行きちがう。すれちがう。散木奇歌集「―・ひて逢はず」

すき【次】🔗🔉

すき】 後に続くこと。つぎ。〈天武紀訓注〉

すぎ‐すぎ【次次】🔗🔉

すぎ‐すぎ次次】 つぎつぎ。順ぐり。源氏物語若菜上「濃き薄き、―にあまたかさなりたるけぢめはなやかに」

すけ【次官】🔗🔉

すけ次官】 (助の意)律令制の四等官しとうかんの第2位。長官を輔佐し、長官に事故ある時はこれに代わる。官司によって文字を異にし、神祇官では「副」、省では「輔」、弾正台では「弼」、使では「次官」、職・坊では「亮」、寮では「助」、近衛では「中将・少将」、兵衛・衛門では「佐」、大宰府では「弐」、国では「介」、郡司では「少領」と書く。→四等官(表)

つい‐で【次いで・尋いで】🔗🔉

つい‐で次いで・尋いで】 (ツギテの音便) [一]〔副〕 つづいて。ほどなく。まもなく。「はじめに上下動が、―横揺れが来た」 [二]〔接続〕 次に。それから。三蔵法師伝永久点「尋ツイテ詔を下して翻訳せしむることを賜ふことを蒙れり」。「―第二部がはじまった」

つぎ【次】🔗🔉

つぎ】 (「継ぐ」と同源) ①後にすぐつづくこと。また、そのもの。順序がすぐあと(のもの)。「―から―へ」 ②あるものより1段低い地位。すぐその下。劣ること。「二の―」 ③次の間。つぎのへや。 ④宿しゅく。駅。「東海道五十三―」

つぎ‐おくり【次送り】🔗🔉

つぎ‐おくり次送り】 次から次へと順々に送ること。順送り。

つぎ‐ざま【次様】🔗🔉

つぎ‐ざま次様】 1段劣ること。二流。下ざま。徒然草「―の人はあからさまに立ち出でても」 ○月冴ゆつきさゆ 冬の月が冷たく澄む。〈[季]冬〉 ⇒つき【月】

つぎ‐つぎ【継ぎ継ぎ・次次】🔗🔉

つぎ‐つぎ継ぎ継ぎ・次次】 ①第2以下に列する程度の身分や地位。また、その人。源氏物語若菜下「その―をなむことみこたちには御処分どもありける」 ②子孫。源氏物語橋姫「いよいよかの御―になり果てぬる世にて」 ⇒つぎつぎ‐と【次次と】 ⇒つぎつぎ‐に【次次に】

つぎつぎ‐と【次次と】🔗🔉

つぎつぎ‐と次次と】 〔副〕 後から後から続いて。次から次へと。「大作を―発表する」 ⇒つぎ‐つぎ【継ぎ継ぎ・次次】

つぎつぎ‐に【次次に】🔗🔉

つぎつぎ‐に次次に】 〔副〕 後から後から続いて。次から次に。「来賓が―挨拶する」 ⇒つぎ‐つぎ【継ぎ継ぎ・次次】

つぎ‐て【次・継手・接手】🔗🔉

つぎ‐て次・継手・接手】 ①家督。また、家業・家督をつぐ人。綏靖紀「皇祖みおやの業つぎてを承けむこと」 ②順序。ついで。続日本紀1「いや継ぎ継ぎに大八島国知らさむ―と」 ③物と物とを継ぎ合わせたところ。つぎめ。 ㋐木材・鉄材などの接合部。 ㋑機械で、ある軸から他の軸へ動力を伝える部分。 ④(「注ぎ手」と書く)酒などをつぐ者。 ⇒つぎて‐いん【継手印】

つぎ‐に【次に】🔗🔉

つぎ‐に次に】 〔接続〕 それから。そのあとにつづいて。 ○月に異につきにけに 月ごとに異なって。月に新たに。「月に日に異に」とも。万葉集6「―日に日に見とも」 ⇒つき【月】

つぎ‐の‐ま【次の間】🔗🔉

つぎ‐の‐ま次の間】 ①主君のいる部屋の次の部屋。おつぎ。枕草子184「―に長炭櫃にひまなくゐたる人々」 ②主な部屋に隣接する小部屋。控えの間。「―付」 ○月の前の灯つきのまえのともしび けおされて、見る影もないもののたとえ。 ⇒つき【月】

つぎ‐の‐もの【次の者】🔗🔉

つぎ‐の‐もの次の者】 第二流の者。身分の低い者。義経記7「きやつは同じ―ながらも情ある者かな」

つぎ‐はなだ【次縹】🔗🔉

つぎ‐はなだ次縹】 染色の名。藍あいで染めたもの。うすはなだよりは濃い。

つぎ‐ぶし【継節・次節】🔗🔉

つぎ‐ぶし継節・次節】 元禄時代、江戸吉原で流行した小唄の節。継歌。次歌。

つ・ぐ【次ぐ・亜ぐ】🔗🔉

つ・ぐ次ぐ・亜ぐ】 〔自五〕 (「継ぐ」と同源) ①そのすぐあとにつづく。連続する。万葉集5「梅の花咲きて散りなば桜花―・ぎて咲くべくなりにてあらずや」。「旗手に―・いで入場する」「徹夜に―・ぐ徹夜」 ②そのすぐ下に位する。神代紀「其の光彩ひかりうるわしきこと日に―・げり」。源氏物語若菜下「宮仕に―・ぎてはみこたちにこそは見せ奉らめ」。「東京に―・ぐ大都市」

つぐ‐ひ【次ぐ日】🔗🔉

つぐ‐ひ次ぐ日】 明くる日。翌日。幸若舞曲、高館「―の御合戦に侍九人」

つぐやま‐りゅう【継山流・次山流】‥リウ🔗🔉

つぐやま‐りゅう継山流・次山流‥リウ 箏組歌の一流派。住山すみやま検校(八橋検校門下)の門人の継山検校( 〜1697)に始まる組歌を伝承。

[漢]次🔗🔉

 字形  筆順 〔冫部4画/6画/教育/2801・3C21〕 [] 字形 〔欠部2画/6画〕 〔音〕(慣) (呉)(漢) 〔訓〕ぐ・つぎ [意味] ①つぐ。つぎ(に)。 ㋐あとに続く・続ける。「次期・次韻・順次・漸次」 ㋑首位の下に位置する。第二位。「次男・次官・次善」 ②順序。ついで。「次第しだい・目次・席次・路次ろじ・ろし」 ③たび(ごと)。回。度。「今次・年次・月次げつじ・つきなみ」。回数・度数を数える語。「数次・二次方程式」 ④やどる。とまる。宿営する(場所)。「旅次・胸次」 [解字] 形声。音符「二」(=立ちどまる)+「欠」(=あくび)。人がくつろぎやすむ意。のち、軍隊の小休止・やどりの意に用い、軍隊のやどりがあいつぐことから、①②の意味となる。 [下ツキ 一次・胸次・月次・高次・今次・歳次・式次・歯次・順次・叙次・序次・席次・漸次・造次・逐次・逓次・途次・二次・日次・年次・副次的・毎次・目次・野次・次・両次・累次・屢次・列次・路次 [難読] 次妻うわなり

[漢]次🔗🔉

 〔欠部2画〕 ⇒冫部

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