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ころし【殺し】🔗⭐🔉
ころし‐ぬり【殺し塗り】🔗⭐🔉
ころし‐ぬり【殺し塗り】
日本画で、描線の箇所も残さず一面に絵具を塗ること。
⇒ころし【殺し】
ころし‐ば【殺し場】🔗⭐🔉
ころし‐ば【殺し場】
歌舞伎で、殺人の場面。
⇒ころし【殺し】
ころし‐もんく【殺し文句】🔗⭐🔉
ころし‐もんく【殺し文句】
男女間で相手を悩殺する文句。また一般に、相手の気持をうまく引きつけるような言葉。
⇒ころし【殺し】
ころし‐や【殺し屋】🔗⭐🔉
ころし‐や【殺し屋】
頼まれて人を殺す者。
⇒ころし【殺し】
ころ・す【殺す】🔗⭐🔉
ころ・す【殺す】
〔他五〕
①生命を絶つ。命を取る。崇神紀「大き戸よりうかがひて―・さむとすらくを」
②おさえつけて勢いをそぐ。おさえて活動させない。「息を―・す」「才能を―・す」
③勝負事で、相手の攻撃力を押さえこむ。「腕かいなを―・す」
④野球で、アウトにする。「走者を―・す」
⑤(俗語)質に入れる。黄表紙、不物好持たが病「脇差をまげ、夜着を―・してのちは外に才覚の仕方なく」
⑥相手を悩殺する。洒落本、夜半の茶漬「女郎を―・す秘密の伝は」。「目で―・す」
さつ‐い【殺意】🔗⭐🔉
さつ‐い【殺意】
人を殺そうとする心。「―をいだく」
さつ‐がい【殺害】🔗⭐🔉
さつ‐がい【殺害】
(もとセツガイ)人を殺すこと。
さっ‐き【殺気】🔗⭐🔉
さっ‐き【殺気】
①草木を枯らす寒冷の気。
②殺伐な気。殺そうとする気配けはい。あらあらしい様子。「―がみなぎる」
⇒さっき‐だ・つ【殺気立つ】
さっき‐だ・つ【殺気立つ】🔗⭐🔉
さっき‐だ・つ【殺気立つ】
〔自五〕
興奮して荒々しい気持や態度になる。「―・った雰囲気」
⇒さっ‐き【殺気】
さっ‐きん【殺菌】🔗⭐🔉
さっ‐きん【殺菌】
細菌などの病原体を死滅させること。煮沸・殺菌剤・紫外線などを用いる。→滅菌。
⇒さっきん‐ざい【殺菌剤】
さっきん‐ざい【殺菌剤】🔗⭐🔉
さっきん‐ざい【殺菌剤】
殺菌に使用する薬剤。晒粉さらしこ・昇汞しょうこう・ホルマリン・石炭酸・アルコール・ホウ酸の類。殺菌薬。
⇒さっ‐きん【殺菌】
さっ‐しょう【殺傷】‥シヤウ🔗⭐🔉
さっ‐しょう【殺傷】‥シヤウ
殺すことと傷つけること。殺し傷つけること。「二人を―する」
さつ‐じん【殺人】🔗⭐🔉
さつ‐じん【殺陣】‥ヂン🔗⭐🔉
さつ‐じん【殺陣】‥ヂン
映画・演劇で、斬合いなど乱闘の場面。たちまわり。たて。
さつじん‐き【殺人鬼】🔗⭐🔉
さつじん‐き【殺人鬼】
むやみに人を殺す鬼のような悪人。
⇒さつ‐じん【殺人】
さつじん‐けん【殺人剣】🔗⭐🔉
さつじん‐けん【殺人剣】
もっぱら人を殺す目的で用いる剣。殺人刀。↔活人剣。
⇒さつ‐じん【殺人】
さつじん‐ざい【殺人罪】🔗⭐🔉
さつじん‐ざい【殺人罪】
故意に他人を殺す罪。普通殺人罪と尊属殺人罪との別があったが、後者は1995年の刑法改正により削除。法定刑は死刑、無期または5年以上の懲役。→尊属殺。
⇒さつ‐じん【殺人】
さつじん‐てき【殺人的】🔗⭐🔉
さつじん‐てき【殺人的】
人命を奪うほどにひどいさま。「―な混雑」
⇒さつ‐じん【殺人】
さっ‐せい【殺声】🔗⭐🔉
さっ‐せい【殺声】
陰気な音楽。太平記13「その曲―にして、聞く人涙を流さずといふ事なし」
さっそ‐ざい【殺鼠剤】🔗⭐🔉
さっそ‐ざい【殺鼠剤】
鼠を殺す薬剤。
さっ‐ちゅう【殺虫】🔗⭐🔉
さっ‐ちゅう【殺虫】
害虫を殺すこと。
⇒さっちゅう‐ざい【殺虫剤】
⇒さっちゅう‐さっきん‐ざい【殺虫殺菌剤】
さっちゅう‐ざい【殺虫剤】🔗⭐🔉
さっちゅう‐ざい【殺虫剤】
害虫の防除に用いる薬剤。成分はさまざまで、有機リン剤・有機塩素剤・カーバメート剤などがある。広義には、忌避剤(樟脳など)・誘引剤などを含む。
⇒さっ‐ちゅう【殺虫】
さっちゅう‐さっきん‐ざい【殺虫殺菌剤】🔗⭐🔉
さっちゅう‐さっきん‐ざい【殺虫殺菌剤】
農薬の一種。殺虫剤と殺菌剤とを混合したもの。両者を同時に施用しても問題のない時期に、散布・施用の省力のために利用する。
⇒さっ‐ちゅう【殺虫】
さっ‐とう【殺到】‥タウ🔗⭐🔉
さっ‐とう【殺到】‥タウ
(「殺」は強意の助字)どっと一時に押し寄せること。「注文が―する」
さつ‐ばつ【殺伐】🔗⭐🔉
さつ‐ばつ【殺伐】
平気で人を殺しかねないようなあらあらしい心や気風であるさま。すさんでいること。「―とした雰囲気」「―たる光景」
さっ‐ぷうけい【殺風景】🔗⭐🔉
さっ‐ぷうけい【殺風景】
(風景をそこなう意)
①風致の乏しいこと。〈文明本節用集〉。「―なビル街」
②風雅なおもむきに欠けること。おもしろみがなく、興ざめがすること。無風流。無趣味。日葡辞書「サップウケイナヒト」。「―な話」
さつ‐りく【殺戮】🔗⭐🔉
さつ‐りく【殺戮】
むごたらしく多くの人を殺すこと。「大量―」
さつ‐りゃく【殺掠・殺略】🔗⭐🔉
さつ‐りゃく【殺掠・殺略】
人を殺して財物を奪うこと。
し・す【殺す】🔗⭐🔉
し・す【殺す】
〔他下二〕
死なせる。殺す。古事記上「命は、な―・せ給ひそ」
せつ‐がい【殺害】🔗⭐🔉
せつ‐がい【殺害】
(セツは呉音)人を殺すこと。さつがい。
せっ‐き【刹鬼・殺鬼】🔗⭐🔉
せっ‐き【刹鬼・殺鬼】
人を殺し物をほろぼす恐ろしいもの。羅刹らせつ。悪鬼。謡曲、綾鼓「冥土の―、阿防羅刹あぼうらせつの呵責もかくやらん」
せつ‐ごう【殺業】‥ゴフ🔗⭐🔉
せつ‐ごう【殺業】‥ゴフ
〔仏〕十悪業の一つ。生きものを殺害する悪業。
せっ‐しょう【殺生】‥シヤウ🔗⭐🔉
せっ‐しょう【殺生】‥シヤウ
①〔仏〕生きものを殺すこと。狩猟・漁労などをもいう。十訓抄「我在世の時、―を事とするによりて」。「―を禁ずる」
②むごいこと。思い遣りがなく非道なこと。浄瑠璃、源平布引滝「この社殿におしこめとは、きつい―」。「―な仕打ち」「そりゃ―だよ」
⇒せっしょう‐かい【殺生戒】
⇒せっしょう‐かんぱく【殺生関白】
⇒せっしょう‐きんだん【殺生禁断】
⇒せっしょう‐せき【殺生石】
⇒せっしょう‐ぶね【殺生船】
せっしょう‐かい【殺生戒】‥シヤウ‥🔗⭐🔉
せっしょう‐かい【殺生戒】‥シヤウ‥
〔仏〕五戒・八戒・十戒の一つ。殺生をいましめる戒律。
⇒せっ‐しょう【殺生】
せっしょう‐かんぱく【殺生関白】‥シヤウクワン‥🔗⭐🔉
せっしょう‐かんぱく【殺生関白】‥シヤウクワン‥
(「摂政関白」をもじった語)豊臣秀次の異称。粗暴な振舞が多かったのでいう。
⇒せっ‐しょう【殺生】
せっしょう‐きんだん【殺生禁断】‥シヤウ‥🔗⭐🔉
せっしょう‐きんだん【殺生禁断】‥シヤウ‥
仏教の慈悲の精神から、一定地域での鳥・獣・魚などの狩猟を禁ずること。謡曲、鵜飼「この石和川と申すは、上下三里が間は、かたがた―の所なり」
⇒せっ‐しょう【殺生】
○雪上霜を加うせつじょうしもをくわう
[伝灯録8]物の多くある上に、さらに同種の物を加えることのたとえ。多く、変りばえしない意に用いる。また、災いが重ねて来るたとえ。雪の上の霜。
⇒せつ‐じょう【雪上】
せっしょう‐せき【殺生石】‥シヤウ‥🔗⭐🔉
せっしょう‐せき【殺生石】‥シヤウ‥
①栃木県那須温泉付近にある溶岩。鳥羽天皇の寵妃玉藻前(老狐の化身)が殺されて石と化したもので、これに触れると災いをなしたが、玄翁がここを通りかかり杖で1打すると、二つに割れて中から石の霊が現れ成仏して消えたと伝える。
②能。1の伝説を脚色したもの。
⇒せっ‐しょう【殺生】
せっしょう‐ぶね【殺生船】‥シヤウ‥🔗⭐🔉
せっしょう‐ぶね【殺生船】‥シヤウ‥
漁船のこと。〈日葡辞書〉
⇒せっ‐しょう【殺生】
せつ‐ぞく【殺賊】🔗⭐🔉
せつ‐ぞく【殺賊】
人を殺したり物を盗み取ったりすること。源平盛衰記42「在々所々に打ち入り、―強盗して」
せつにん‐とう【殺人刀】‥タウ🔗⭐🔉
せつにん‐とう【殺人刀】‥タウ
人を殺害する刀。〈日葡辞書〉
○殺の報殺の縁せつのほうせつのえん🔗⭐🔉
○殺の報殺の縁せつのほうせつのえん
人を殺せば、その報いが来て殺される縁につながる意。謡曲、春栄しゅんねい「―譬へば車輪の如し」
⇒せつ【殺】
せっ‐ぱ【切羽・切刃】
①刀の鍔つばの表裏、柄つかと鞘さやとに当たる部分に添える板金いたがね。中ほどに刀身を貫く孔を設ける。太刀の鍔には鍔の周縁にそってややせまい板金を加え、大切羽おおせっぱという。→太刀(図)。
②最後のどたん場。浄瑠璃、雪女五枚羽子板「生きる死ぬるの―ぞと」
③「せっぱはばき」の略。
⇒せっぱ‐ぎわ【切羽際】
⇒せっぱ‐つま・る【切羽詰まる】
⇒せっぱ‐はばき【切羽脛金】
せっ‐ぱ【折破】
くじきやぶること。また、くじけやぶれること。
せっ‐ぱ【浙派】
〔美〕「浙派呉派」参照。
⇒せっぱ‐ごは【浙派呉派】
せっ‐ぱ【説破】
他の説を言い負かすこと。ときやぶること。ときふせること。論破。
せっぱ‐ぎわ【切羽際】‥ギハ
切羽のきわ。浄瑠璃、博多小女郎波枕「一尺五寸、―まで突込んで」
⇒せっ‐ぱ【切羽・切刃】
せっ‐ぱく【切迫】
①非常にさしせまること。毛詩抄「天子の兵などは其やうに―にせまつてはせぬ物ぢや」。「国際情勢が―する」
②おしつまること。「期限が―する」
③急になること。「呼吸が―する」
⇒せっぱく‐りゅうざん【切迫流産】
せっ‐ぱく【雪白】
①雪のように白いこと。まっしろ。純白。
②不正のないこと。潔白。
せっ‐ぱく【節迫】
年末。歳暮。〈日葡辞書〉
せっぱく‐りゅうざん【切迫流産】‥リウ‥
子宮出血・陣痛様下腹痛など流産の前駆症状。適当な処置を施せば、流産は進行せず回復して妊娠は持続する。
⇒せっ‐ぱく【切迫】
せっぱ‐ごは【浙派呉派】
明代画壇の二大流派。浙派は浙江出身の戴進に始まり、主に職業的な画家より成る。南宋院体山水画の流れを汲む技巧主義的な画風。のち粗放化して衰退、主流を呉派にゆずった。呉派は江蘇(呉)出身の沈周を祖とし、文人系の画家が支持した。北宗画・南宗画とも一部並行する概念。
⇒せっ‐ぱ【浙派】
せっぱ‐つま・る【切羽詰まる】
〔自五〕
物事がさし迫る。全く窮する。最後のどたん場になる。「―・っての言いのがれ」
⇒せっ‐ぱ【切羽・切刃】
せっぱ‐はばき【切羽脛金】
(「はばき」は鍔元を固める金具。刀に手をかけて談判することから)ぬきさしならない談判。詰め開き。浄瑠璃、五十年忌歌念仏「先さつきにから―する通り、銀かね渡したら御損であらう」
⇒せっ‐ぱ【切羽・切刃】
せっ‐ぱん【折半】
半分にわけること。2等分。「経費を―する」
せっ‐ぱん【接伴】
客をもてなすこと。
ぜっ‐ぱん【絶版】
書物の原版を廃して、以後重版をしないこと。「―の名著」
せつ‐び【設備】
ある目的の達成に必要なものを備えつけること。また、その備えつけられたもの。「―の整った工場」
⇒せつび‐しきん【設備資金】
⇒せつび‐とうし【設備投資】
⇒せつびとうし‐じゅんかん【設備投資循環】
せつ‐び【雪眉】
雪のように白いまゆげ。また、その老人。
せっ‐ぴ【雪庇】
山の稜線の風下側に庇ひさしのように突出した雪の吹き溜り。崩れ落ちて雪崩なだれの原因となる。
ぜつ‐び【絶美】
この上もなく美しいこと。絶佳。「―な景観」
ぜっ‐ぴ【是非】
〔副〕
(ゼヒの促音化)必ず。きっと。誹風柳多留55「女房の献立―芋を入れ」
せつび‐ご【接尾語】
(→)接尾辞に同じ。↔接頭語
せつび‐じ【接尾辞】
〔言〕(suffix)語の末尾に付けて、意味を加えたり品詞を変化させたり、丁寧さや数など文法上の変化をもたらしたりする接辞。「深さ」「絶対的」「殿さま」「僕たち」の「さ」「的」「さま」「たち」など。接尾語。↔接頭辞
せつび‐しきん【設備資金】
事業の創設・拡張・改良などを行う際に建物・機械などの生産設備に要する資金。
⇒せつ‐び【設備】
せっ‐ぴつ【拙筆】
①まずい筆跡。
②自分の筆跡の謙譲語。
ぜっ‐ぴつ【絶筆】
①筆を絶ってあとを書かないこと。
②生前最後に書いた筆跡や作品。「彼の―となった」
せつび‐とうし【設備投資】
生産設備、すなわち工場・機械などの新増設のための投資。
⇒せつ‐び【設備】
せつびとうし‐じゅんかん【設備投資循環】‥クワン
主要産業で工場・機械設備への新規設備投資が行われるのに伴う景気循環。
⇒せつ‐び【設備】
せっ‐ぴょう【雪氷】
①雪と氷。氷雪。
②氷河氷のように雪から生じた氷。陸氷。
ぜっ‐ぴん【絶品】
極めてすぐれた品物や作品。「この味は―だ」
せっ‐ぷ【雪膚】
雪のように白いはだ。ゆきのはだえ。
せっ‐ぷ【節婦】
節操の堅固な婦人。みさおのかたい女性。福沢諭吉、日本婦人論「古言に―両夫に見まみへずとは如何なる意味なる歟」
⇒せっぷ‐でん【節婦田】
せっぷ【説郛】
中国の叢書。100巻。元末明初の陶宗儀の編。元代までの経書・諸史・随筆・伝記の類千余種を抜粋して収める。
せっ‐ぷ【拙夫】
〔代〕
自分をへりくだっていう語。わたくし。〈日葡辞書〉
ゼッファー【zephyr】
⇒ゼファー
せっ‐ぷく【切腹】
①腹を切って死ぬこと。平安末期以後武士が自尽する場合の風習。割腹かっぷく。屠腹とふく。はらきり。「―して果てる」
②江戸時代、武士に科した死罪の一つ。検使の前で自ら腹を切るところを、介錯かいしゃく人が首を打ち落とした。
⇒せっぷく‐もの【切腹物】
せっ‐ぷく【折伏】
敵をくじいて、おのれに従わせること。→しゃくぶく
せっ‐ぷく【説伏】
説いて自分の意見に従わせること。
せっ‐ぷく【褻服】
ふだんぎ。平服。褻けのころも。
せっぷく‐もの【切腹物】
(昔だったら)切腹せねばならないほどの大きな越度おちど・失敗。
⇒せっ‐ぷく【切腹】
ぜつ‐ふちょう【絶不調】‥テウ
(「絶好調」をもじって作られた語)ひどく調子が悪いこと。
せつ‐ぶつ【節物】
その時節の物。時の物。
せっぷ‐でん【節婦田】
平安時代に節婦を賞して与えられた不輸租田。
⇒せっ‐ぷ【節婦】
せつ‐ぶん【拙文】
①まずい文。
②自分の文の謙譲語。
せつ‐ぶん【節分】
(セチブンとも)
①季節の移り変わる時、すなわち立春・立夏・立秋・立冬の前日の称。
②特に立春の前日の称。この日の夕暮、柊ひいらぎの枝に鰯いわしの頭を刺したものを戸口に立て、鬼打豆と称して炒いった大豆をまく習慣がある。〈[季]冬〉。→追儺ついな。
⇒せつぶん‐さい【節分祭】
⇒せつぶん‐そう【節分草】
せつぶん【節分】
狂言。節分の夜に蓬莱の鬼が来て、小歌をうたい女を口説く。女は妻になると偽って、隠れ笠・隠れ蓑・打出の小槌をとり、「鬼は外、福は内」と豆をまくので鬼は逃げ去る。
せつ‐ぶん【節文】
①ほどよくかざること。
②文をつづめること。また、そのつづめた文。
せつ‐ぶん【綴文】
⇒ていぶん
せっ‐ぷん【接吻】
(幕末に作られた語)相手の唇・頬・手などに唇をつけ、愛情・尊敬を表すこと。くちづけ。くちすい。キス。
せつぶん‐さい【節分祭】
立春の前夜または当日、社寺で行われる祭儀。
節分祭
撮影:関戸 勇
⇒せつ‐ぶん【節分】
せつぶん‐そう【節分草】‥サウ
キンポウゲ科の多年草。早春に咲き出すので、この名がある。日本の山地の樹陰などに自生。地中に球状の塊茎があり、高さ10〜20センチメートル。葉は多く深裂。2〜3月頃、1本の花茎を出し白色5弁の小花を開く。観賞用にも栽培。
⇒せつ‐ぶん【節分】
せつぶん‐ほう【切分法】‥ハフ
〔音〕(→)シンコペーションに同じ。
せつ‐へいめん【接平面】
〔数〕曲面上の点Pを通り曲面上にある任意の曲線のPにおける接線が平面をつくるとき、その平面を点Pにおける接平面という。
ぜっ‐ぺき【絶壁】
けわしく切り立ったがけ。「断崖―」
せっ‐ぺん【切片】
①きれはし。
②顕微鏡で見るなどの目的で、生体組織を薄く切った試料。
③〔数〕xy平面において、直線がx軸(y軸)と交わる点のx座標(y座標)。
せっ‐ぺん【雪片】
雪の結晶がいくつか併合したもの。数百の単結晶が併合する場合もある。ぼたん雪など。
せつ‐ぼう【切望】‥バウ
しきりにのぞむこと。たって願うこと。熱望。「―してやまない」
せっ‐ぽう【説法】‥ポフ
①仏法の教えをとききかせること。「釈迦に―」
②一般に、理屈を説いて聞かせること。意見すること。
ぜつ‐ぼう【絶望】‥バウ
望みのたえること。希望を全く失うこと。「前途に―する」
⇒ぜつぼう‐てき【絶望的】
ぜっ‐ぽう【舌鋒】
言葉のほこ先。するどい弁舌。激しい弁論の調子。「―鋭く論ずる」
ぜつぼう‐てき【絶望的】‥バウ‥
望みの全くない、どうにもならない状態。「優勝は―だ」
⇒ぜつ‐ぼう【絶望】
せっぽう‐めん【接峰面・切峰面】
山地の尾根などの高所に接する仮想の曲面。谷を埋めたときに想定される平滑な地表面。浸食され谷に刻まれる前の地形を復元したもの。
せつ‐ま【切磨】
(→)切磋琢磨せっさたくまに同じ。
せつ‐まい【節米】
米の消費量を節約すること。
せつ‐まつり【節祭】
沖縄の八重山諸島で旧暦7〜9月に行われる、豊作を祈る行事。1年の折り目とされる。舟漕ぎ・弥勒行列・獅子舞などが行われる。
せつ‐みゃく【切脈】
漢方で、脈に触れて診察すること。
ぜつ‐みょう【絶妙】‥メウ
この上なく巧みなこと。「―な話しぶり」「―のタイミング」
ぜつ‐む【絶無】
すこしもないこと。皆無。「―に近い」
せつ‐めい【説明】
①事柄の内容や意味を、よく分かるようにときあかすこと。「事情を―する」
②(explanation)記述が事実の描写や確認にとどまるのに対して、事物や出来事が「何故かくあるか」の根拠を示すこと。科学的研究では、個別事象を一般法則と初期条件から導き出すこと。
⇒せつめい‐せきにん【説明責任】
⇒せつめい‐ぶ【説明部】
⇒せつめい‐ぶん【説明文】
ぜつ‐めい【絶命】
生命の絶えること。死ぬこと。「絶体―」
⇒ぜつめい‐じ【絶命辞】
ぜつめい‐じ【絶命辞】
絶命の際にのこすことば。また、その際に作ってのこす文章または詩歌。辞世。
⇒ぜつ‐めい【絶命】
せつめい‐せきにん【説明責任】
(→)アカウンタビリティー2に同じ。
⇒せつ‐めい【説明】
せつめい‐ぶ【説明部】
文の主語に対して、述語とこれに付属している修飾語とを総括した名称。述部。
⇒せつ‐めい【説明】
せつめい‐ぶん【説明文】
事柄を説明する文。論理的に言葉を連ね、内容の正確な伝達を目指す文。叙事文・叙景文・抒情文などに対していう。
⇒せつ‐めい【説明】
ぜつ‐めつ【絶滅】
ほろぼし絶やすこと。絶えほろびること。「害虫を―する」
⇒ぜつめつ‐きぐ‐しゅ【絶滅危惧種】
ぜつめつ‐きぐ‐しゅ【絶滅危惧種】
(endangered species)急激な環境変化や乱獲などにより、絶滅に瀕している動物・植物の種。→レッド‐データ‐ブック
⇒ぜつ‐めつ【絶滅】
せつ‐もう【雪盲】‥マウ
積雪の反射光線、特に強烈な紫外線による眼の角膜・結膜の炎症。雪眼ゆきめ。雪眼炎。
せつ‐もく【節目】
①草木の節ふしと木目もくめ。転じて、物事のくぎりや条理。正法眼蔵辧道話「この―にかかはらむや」
②小分けした一々の箇条。細目。
ぜつ‐もく【絶目】
見わたす限り。見える限り。極目。
せつ‐もん【設問】
問いかけること。問題を作って出すこと。また、その問い・問題。
せつ‐もん【雪門】
雪中庵服部嵐雪の門下。句風は温雅であるが都会的俗気もある。其角の江戸座と相対し、雪中庵2世桜井吏登を経て3世大島蓼太に至って天明期江戸俳壇最大の勢力を築く。
せつ‐もん【説文】
①文字の成立と原義とを説明すること。
②「説文解字」の略称。
せつもんかいじ【説文解字】
中国最古の部首別字書。中国文字学の基本的古典。15巻。後漢の許慎撰。西暦100年頃成る。漢字9000字余を540の部首により分類し、六書りくしょの説により字形の成り立ちと、それぞれの漢字本来の意味を解釈した。説文。
せつ‐やく【節約】
むだを省いて、きりつめること。倹約。「経費を―する」「時間の―」
せつ‐ゆ【説諭】
ときさとすこと。悪いことを改めるよう、言いきかせること。「警官に―される」
せつ‐よ【雪余】
雪が降ったあと。雪後。
せつ‐よう【切要】‥エウ
極めて肝要なこと。かんじん。「―な案件」
せつ‐よう【窃用】
①他人のものを無断で使用すること。
②〔法〕職務上知り得た、人の秘密を利用すること。電波法などで禁止。
せつ‐よう【摂養】‥ヤウ
からだを大切にすること。保養。養生。摂生。
せつ‐よう【節用】
①費用・労力を節約すること。
②節用集の略。誹風柳多留8「―をひかへて庄屋したためる」
⇒せつよう‐しゅう【節用集】
せつよう‐しゅう【節用集】‥シフ
(セッチョウシュウとも)室町時代に成立した国語辞書。日常語の用字・語釈・語源を示し、イロハ順に配列。通俗簡易で検索に便利であったので江戸時代にかけて広く行われ、ことばの読み方から漢字を求めるイロハ引き実用辞書の総称ともなった。「伊京集」・饅頭屋本・黒本くろもと本・易林本などがある。
⇒せつ‐よう【節用】
せつようもじ【節用文字】
辞書。1冊。「色葉字類抄」の異本の一つ。平安末期頃成る。語をイロハ順に分け、さらに部門別に配列して漢字と訓とを示す。
せつ‐よく【節欲・節慾】
欲望をおさえること。禁欲。
せつり【刹利】
(刹帝利の略)クシャトリヤのこと。
せつ‐り【摂理】
①すべおさめること。
②代わって処理すること。
③〔宗〕(providence)キリスト教その他の宗教で、神が人の利益を慮おもんぱかって世の事すべてを導き治めること。
④自然界を支配している理法。
せつ‐り【節理】
①物の表面のあや。きめ。
②物事のすじみち。
③岩石、特に火成岩に見られるやや規則的な割れ目。マグマが冷却固結した結果生じたもので、板状・柱状・球状などの種類がある。
せ‐づり【瀬釣り】
川の瀬で、アユ・ウグイ・ヤマメなどを釣ること。
せつり‐こうきあつ【切離高気圧】‥カウ‥
偏西風が大きく蛇行した結果、主流の北側にできた高気圧。
せつ‐りつ【設立】
法人などの組織を新たに作り設けること。「会社を―する」
⇒せつりつ‐こうい【設立行為】
せつりつ‐こうい【設立行為】‥カウヰ
〔法〕法人の設立を目的とする法律行為で、民法その他の法律に定める方式に従って行うもの。
⇒せつ‐りつ【設立】
せつり‐ていきあつ【切離低気圧】
偏西風が大きく蛇行した結果、主流の南側にできた低気圧。
せつり‐ほう【接離法】‥ハフ
修辞法の一つ。切るべき所を続け、続くべき所を切って、趣を添える技法。謡曲「舟弁慶」の「返す返すも神妙なりさりながら、はるばる波濤を凌ぎ伴はんこと」の類。
せつ‐りゃく【節略】
適度にはぶきへらすこと。
せつ‐りゅう【設立】‥リフ
⇒せつりつ
ぜつ‐りゅう【絶粒】‥リフ
①貧しくて米粒が食べられないこと。
②ことさら米粒を絶って食べないこと。絶食。
ぜつ‐りん【絶倫】
(「倫」は「たぐい」の意)人並はずれてすぐれていること。抜群。「精力―」
ぜつ‐るい【絶類】
類をこえてすぐれていること。絶倫。抜群。
セツルメント【settlement】
宗教家や学生などが、都市の貧困地区に宿泊所・授産所・託児所その他の設備を設け、住民の生活向上のための助力をする社会事業。また、その施設。隣保事業。
せつ‐れい【雪嶺】
頂上に雪をいただいているみね。
せつれい【雪嶺】
⇒みやけせつれい(三宅雪嶺)
せつ‐れつ【拙劣】
まずくておとること。へたなこと。「―な文章」
せつ‐れつ【節烈】
節義を守るに極めて強烈なこと。
せつ‐ろう【拙陋】
へたで見苦しいこと。
せつ‐ろう【拙老】‥ラウ
〔代〕
老人が自分をへりくだっていう語。
せつろうし・い【節臘しい】
〔形〕[文]せつろう・し(シク)
気ぜわしい。あわただしい。こせこせとうるさい。せつろしい。浮世草子、好色万金丹「二ヶ月分の家賃滞りけるを家守の八兵衛が―・しくせがむに」
せつ‐ろく【摂籙】
(ショウロクとも)摂政の異称。
せつ‐ろく【節禄】
古代、節会せちえの時に参列した親王・諸王以下に賜った絹・綿などの禄。せちろく。
せつ‐ろく【節録】
適度にはぶいて書きしるすこと。
せつ‐ろん【切論】
しきりに論ずること。熱心に論ずること。
せつ‐ろん【拙論】
①まずい議論。
②自分の論の謙譲語。
せつ‐わ【説話】
はなし。ものがたり。特に、神話・伝説・童話などの総称。「仏教―」
⇒せつわ‐ぶんがく【説話文学】
せつわ‐ぶんがく【説話文学】
神話・伝説・童話などの説話を素材とし、文学的な内容や形態をそなえたものの総称。広義には上代の叙事文学などを含めていうが、多くは説話を蒐集した今昔物語集・宝物集の類や御伽草子のような、平安末期から鎌倉・室町時代に行われた文学をいう。叙事的・伝奇的・教訓的・寓話的・民衆的な要素をもち、個性に乏しく芸術性も低いが、民衆の意見・嗜好・信仰などを端的に示していて、それなりの文学性が認められる。
⇒せつ‐わ【説話】
⇒せつ‐ぶん【節分】
せつぶん‐そう【節分草】‥サウ
キンポウゲ科の多年草。早春に咲き出すので、この名がある。日本の山地の樹陰などに自生。地中に球状の塊茎があり、高さ10〜20センチメートル。葉は多く深裂。2〜3月頃、1本の花茎を出し白色5弁の小花を開く。観賞用にも栽培。
⇒せつ‐ぶん【節分】
せつぶん‐ほう【切分法】‥ハフ
〔音〕(→)シンコペーションに同じ。
せつ‐へいめん【接平面】
〔数〕曲面上の点Pを通り曲面上にある任意の曲線のPにおける接線が平面をつくるとき、その平面を点Pにおける接平面という。
ぜっ‐ぺき【絶壁】
けわしく切り立ったがけ。「断崖―」
せっ‐ぺん【切片】
①きれはし。
②顕微鏡で見るなどの目的で、生体組織を薄く切った試料。
③〔数〕xy平面において、直線がx軸(y軸)と交わる点のx座標(y座標)。
せっ‐ぺん【雪片】
雪の結晶がいくつか併合したもの。数百の単結晶が併合する場合もある。ぼたん雪など。
せつ‐ぼう【切望】‥バウ
しきりにのぞむこと。たって願うこと。熱望。「―してやまない」
せっ‐ぽう【説法】‥ポフ
①仏法の教えをとききかせること。「釈迦に―」
②一般に、理屈を説いて聞かせること。意見すること。
ぜつ‐ぼう【絶望】‥バウ
望みのたえること。希望を全く失うこと。「前途に―する」
⇒ぜつぼう‐てき【絶望的】
ぜっ‐ぽう【舌鋒】
言葉のほこ先。するどい弁舌。激しい弁論の調子。「―鋭く論ずる」
ぜつぼう‐てき【絶望的】‥バウ‥
望みの全くない、どうにもならない状態。「優勝は―だ」
⇒ぜつ‐ぼう【絶望】
せっぽう‐めん【接峰面・切峰面】
山地の尾根などの高所に接する仮想の曲面。谷を埋めたときに想定される平滑な地表面。浸食され谷に刻まれる前の地形を復元したもの。
せつ‐ま【切磨】
(→)切磋琢磨せっさたくまに同じ。
せつ‐まい【節米】
米の消費量を節約すること。
せつ‐まつり【節祭】
沖縄の八重山諸島で旧暦7〜9月に行われる、豊作を祈る行事。1年の折り目とされる。舟漕ぎ・弥勒行列・獅子舞などが行われる。
せつ‐みゃく【切脈】
漢方で、脈に触れて診察すること。
ぜつ‐みょう【絶妙】‥メウ
この上なく巧みなこと。「―な話しぶり」「―のタイミング」
ぜつ‐む【絶無】
すこしもないこと。皆無。「―に近い」
せつ‐めい【説明】
①事柄の内容や意味を、よく分かるようにときあかすこと。「事情を―する」
②(explanation)記述が事実の描写や確認にとどまるのに対して、事物や出来事が「何故かくあるか」の根拠を示すこと。科学的研究では、個別事象を一般法則と初期条件から導き出すこと。
⇒せつめい‐せきにん【説明責任】
⇒せつめい‐ぶ【説明部】
⇒せつめい‐ぶん【説明文】
ぜつ‐めい【絶命】
生命の絶えること。死ぬこと。「絶体―」
⇒ぜつめい‐じ【絶命辞】
ぜつめい‐じ【絶命辞】
絶命の際にのこすことば。また、その際に作ってのこす文章または詩歌。辞世。
⇒ぜつ‐めい【絶命】
せつめい‐せきにん【説明責任】
(→)アカウンタビリティー2に同じ。
⇒せつ‐めい【説明】
せつめい‐ぶ【説明部】
文の主語に対して、述語とこれに付属している修飾語とを総括した名称。述部。
⇒せつ‐めい【説明】
せつめい‐ぶん【説明文】
事柄を説明する文。論理的に言葉を連ね、内容の正確な伝達を目指す文。叙事文・叙景文・抒情文などに対していう。
⇒せつ‐めい【説明】
ぜつ‐めつ【絶滅】
ほろぼし絶やすこと。絶えほろびること。「害虫を―する」
⇒ぜつめつ‐きぐ‐しゅ【絶滅危惧種】
ぜつめつ‐きぐ‐しゅ【絶滅危惧種】
(endangered species)急激な環境変化や乱獲などにより、絶滅に瀕している動物・植物の種。→レッド‐データ‐ブック
⇒ぜつ‐めつ【絶滅】
せつ‐もう【雪盲】‥マウ
積雪の反射光線、特に強烈な紫外線による眼の角膜・結膜の炎症。雪眼ゆきめ。雪眼炎。
せつ‐もく【節目】
①草木の節ふしと木目もくめ。転じて、物事のくぎりや条理。正法眼蔵辧道話「この―にかかはらむや」
②小分けした一々の箇条。細目。
ぜつ‐もく【絶目】
見わたす限り。見える限り。極目。
せつ‐もん【設問】
問いかけること。問題を作って出すこと。また、その問い・問題。
せつ‐もん【雪門】
雪中庵服部嵐雪の門下。句風は温雅であるが都会的俗気もある。其角の江戸座と相対し、雪中庵2世桜井吏登を経て3世大島蓼太に至って天明期江戸俳壇最大の勢力を築く。
せつ‐もん【説文】
①文字の成立と原義とを説明すること。
②「説文解字」の略称。
せつもんかいじ【説文解字】
中国最古の部首別字書。中国文字学の基本的古典。15巻。後漢の許慎撰。西暦100年頃成る。漢字9000字余を540の部首により分類し、六書りくしょの説により字形の成り立ちと、それぞれの漢字本来の意味を解釈した。説文。
せつ‐やく【節約】
むだを省いて、きりつめること。倹約。「経費を―する」「時間の―」
せつ‐ゆ【説諭】
ときさとすこと。悪いことを改めるよう、言いきかせること。「警官に―される」
せつ‐よ【雪余】
雪が降ったあと。雪後。
せつ‐よう【切要】‥エウ
極めて肝要なこと。かんじん。「―な案件」
せつ‐よう【窃用】
①他人のものを無断で使用すること。
②〔法〕職務上知り得た、人の秘密を利用すること。電波法などで禁止。
せつ‐よう【摂養】‥ヤウ
からだを大切にすること。保養。養生。摂生。
せつ‐よう【節用】
①費用・労力を節約すること。
②節用集の略。誹風柳多留8「―をひかへて庄屋したためる」
⇒せつよう‐しゅう【節用集】
せつよう‐しゅう【節用集】‥シフ
(セッチョウシュウとも)室町時代に成立した国語辞書。日常語の用字・語釈・語源を示し、イロハ順に配列。通俗簡易で検索に便利であったので江戸時代にかけて広く行われ、ことばの読み方から漢字を求めるイロハ引き実用辞書の総称ともなった。「伊京集」・饅頭屋本・黒本くろもと本・易林本などがある。
⇒せつ‐よう【節用】
せつようもじ【節用文字】
辞書。1冊。「色葉字類抄」の異本の一つ。平安末期頃成る。語をイロハ順に分け、さらに部門別に配列して漢字と訓とを示す。
せつ‐よく【節欲・節慾】
欲望をおさえること。禁欲。
せつり【刹利】
(刹帝利の略)クシャトリヤのこと。
せつ‐り【摂理】
①すべおさめること。
②代わって処理すること。
③〔宗〕(providence)キリスト教その他の宗教で、神が人の利益を慮おもんぱかって世の事すべてを導き治めること。
④自然界を支配している理法。
せつ‐り【節理】
①物の表面のあや。きめ。
②物事のすじみち。
③岩石、特に火成岩に見られるやや規則的な割れ目。マグマが冷却固結した結果生じたもので、板状・柱状・球状などの種類がある。
せ‐づり【瀬釣り】
川の瀬で、アユ・ウグイ・ヤマメなどを釣ること。
せつり‐こうきあつ【切離高気圧】‥カウ‥
偏西風が大きく蛇行した結果、主流の北側にできた高気圧。
せつ‐りつ【設立】
法人などの組織を新たに作り設けること。「会社を―する」
⇒せつりつ‐こうい【設立行為】
せつりつ‐こうい【設立行為】‥カウヰ
〔法〕法人の設立を目的とする法律行為で、民法その他の法律に定める方式に従って行うもの。
⇒せつ‐りつ【設立】
せつり‐ていきあつ【切離低気圧】
偏西風が大きく蛇行した結果、主流の南側にできた低気圧。
せつり‐ほう【接離法】‥ハフ
修辞法の一つ。切るべき所を続け、続くべき所を切って、趣を添える技法。謡曲「舟弁慶」の「返す返すも神妙なりさりながら、はるばる波濤を凌ぎ伴はんこと」の類。
せつ‐りゃく【節略】
適度にはぶきへらすこと。
せつ‐りゅう【設立】‥リフ
⇒せつりつ
ぜつ‐りゅう【絶粒】‥リフ
①貧しくて米粒が食べられないこと。
②ことさら米粒を絶って食べないこと。絶食。
ぜつ‐りん【絶倫】
(「倫」は「たぐい」の意)人並はずれてすぐれていること。抜群。「精力―」
ぜつ‐るい【絶類】
類をこえてすぐれていること。絶倫。抜群。
セツルメント【settlement】
宗教家や学生などが、都市の貧困地区に宿泊所・授産所・託児所その他の設備を設け、住民の生活向上のための助力をする社会事業。また、その施設。隣保事業。
せつ‐れい【雪嶺】
頂上に雪をいただいているみね。
せつれい【雪嶺】
⇒みやけせつれい(三宅雪嶺)
せつ‐れつ【拙劣】
まずくておとること。へたなこと。「―な文章」
せつ‐れつ【節烈】
節義を守るに極めて強烈なこと。
せつ‐ろう【拙陋】
へたで見苦しいこと。
せつ‐ろう【拙老】‥ラウ
〔代〕
老人が自分をへりくだっていう語。
せつろうし・い【節臘しい】
〔形〕[文]せつろう・し(シク)
気ぜわしい。あわただしい。こせこせとうるさい。せつろしい。浮世草子、好色万金丹「二ヶ月分の家賃滞りけるを家守の八兵衛が―・しくせがむに」
せつ‐ろく【摂籙】
(ショウロクとも)摂政の異称。
せつ‐ろく【節禄】
古代、節会せちえの時に参列した親王・諸王以下に賜った絹・綿などの禄。せちろく。
せつ‐ろく【節録】
適度にはぶいて書きしるすこと。
せつ‐ろん【切論】
しきりに論ずること。熱心に論ずること。
せつ‐ろん【拙論】
①まずい議論。
②自分の論の謙譲語。
せつ‐わ【説話】
はなし。ものがたり。特に、神話・伝説・童話などの総称。「仏教―」
⇒せつわ‐ぶんがく【説話文学】
せつわ‐ぶんがく【説話文学】
神話・伝説・童話などの説話を素材とし、文学的な内容や形態をそなえたものの総称。広義には上代の叙事文学などを含めていうが、多くは説話を蒐集した今昔物語集・宝物集の類や御伽草子のような、平安末期から鎌倉・室町時代に行われた文学をいう。叙事的・伝奇的・教訓的・寓話的・民衆的な要素をもち、個性に乏しく芸術性も低いが、民衆の意見・嗜好・信仰などを端的に示していて、それなりの文学性が認められる。
⇒せつ‐わ【説話】
そぎ‐だけ【削ぎ竹・殺ぎ竹】🔗⭐🔉
そぎ‐だけ【削ぎ竹・殺ぎ竹】
先をそいだ竹。
そぎ‐つぎ【殺ぎ接ぎ・殺ぎ継ぎ】🔗⭐🔉
そぎ‐つぎ【殺ぎ接ぎ・殺ぎ継ぎ】
①木造継手の一種。二つの材を斜めに切り落とし、突き合わせて釘または接着剤で止めるもの。滑り刃継ぎ。
②接木法の一つ。台木・穂木とも斜めに切って接ぎ合わせるもの。牡丹などで行う。
そぎ‐と・る【削ぎ取る・殺ぎ取る】🔗⭐🔉
そぎ‐と・る【削ぎ取る・殺ぎ取る】
〔他五〕
薄くけずり取る。「樹皮を―・る」
そぎ‐や【殺屋・削屋】🔗⭐🔉
そぎ‐や【殺屋・削屋】
①皮などをはいで仕分けるのを業とする人。
②見切り品を値切って仕入れ、野師などに卸す問屋。
そ・ぐ【殺ぐ・削ぐ】🔗⭐🔉
そ・ぐ【殺ぐ・削ぐ】
[一]〔他五〕
(古くは清音)
①髪の末端を切りおとす。源氏物語若紫「髪のうつくしげに―・がれたる末も」。日葡辞書「ビンヲソグ」
②切り取る。けずり落とす。類聚名義抄「鎩、キル・ソグ・ヤフル」。曾我物語5「耳・鼻を―・ぎ、口を裂きて見せ給ふ」
③物の先端をとがるように切る。「竹を―・ぐ」
④省く。へらす。弱める。源氏物語若菜上「世のもてなし思ひ聞えたるさまなどは心殊なれど、殊更に―・ぎ給ひて」。類聚名義抄「抒、ソグ・ノゾク」。「感興を―・ぐ」「勢いを―・ぐ」
[二]〔自下二〕
⇒そげる(下一)
そ・げる【殺げる・削げる】🔗⭐🔉
そ・げる【殺げる・削げる】
〔自下一〕[文]そ・ぐ(下二)
①そいださまとなる。けずられる。「頬がげっそり―・げる」
②それて他に行く。目的にはずれる。変わっている。滑稽本、指面草「当世は歴々方の公達程、唐桟の広袖仕立てなぞと―・げた所を好み給ひ」
そ・す【殺す】🔗⭐🔉
そ・す【殺す】
〔他四〕
ころす。〈伊呂波字類抄〉
たて【殺陣】🔗⭐🔉
たて【殺陣】
演劇や映画で、闘争・殺人・捕物などの格闘の演技。たちまわり。「―師」
たて‐し【立師・殺陣師】🔗⭐🔉
たて‐し【立師・殺陣師】
たちまわりの型を俳優に教える人。→殺陣たて
[漢]殺🔗⭐🔉
殺 字形
筆順
〔殳部6画/10画/教育/2706・3B26〕
[
] 字形
〔殳部7画/11画〕
〔音〕サツ・サイ(漢) セツ(呉)
〔訓〕ころす・そぐ
[意味]
[一]サツ・セツ
①命を絶つ。ころす。「殺人・殺害さつがい・せつがい・殺生せっしょう・自殺・暗殺」
②そぐ。除く。消し去る。「殺風景・抹殺」
③程度がはなはだしい。はげしく…する。「殺到・忙殺・悩殺・黙殺」
[二]サイへらす。「相殺・減殺」
[解字]
会意。「
」(=刈りとる)+「朮」(=もちあわ)+「殳」(=動詞の記号)。もちあわを刈り取って実をそぎ落とす意。[
]は異体字。
[下ツキ
圧殺・暗剣殺・暗殺・一殺多生・殴殺・鏖殺・活殺・虐殺・挟殺・減殺・絞殺・故殺・惨殺・斬殺・刺殺・自殺・射殺・愁殺・銃殺・笑殺・生殺与奪・相殺・他殺・誅殺・毒殺・屠殺・悩殺・必殺・封殺・忙殺・謀殺・撲殺・抹殺・密殺・黙殺・薬殺・扼殺・轢殺
筆順
〔殳部6画/10画/教育/2706・3B26〕
[
] 字形
〔殳部7画/11画〕
〔音〕サツ・サイ(漢) セツ(呉)
〔訓〕ころす・そぐ
[意味]
[一]サツ・セツ
①命を絶つ。ころす。「殺人・殺害さつがい・せつがい・殺生せっしょう・自殺・暗殺」
②そぐ。除く。消し去る。「殺風景・抹殺」
③程度がはなはだしい。はげしく…する。「殺到・忙殺・悩殺・黙殺」
[二]サイへらす。「相殺・減殺」
[解字]
会意。「
」(=刈りとる)+「朮」(=もちあわ)+「殳」(=動詞の記号)。もちあわを刈り取って実をそぎ落とす意。[
]は異体字。
[下ツキ
圧殺・暗剣殺・暗殺・一殺多生・殴殺・鏖殺・活殺・虐殺・挟殺・減殺・絞殺・故殺・惨殺・斬殺・刺殺・自殺・射殺・愁殺・銃殺・笑殺・生殺与奪・相殺・他殺・誅殺・毒殺・屠殺・悩殺・必殺・封殺・忙殺・謀殺・撲殺・抹殺・密殺・黙殺・薬殺・扼殺・轢殺
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