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おごり【驕り・傲り・奢り】🔗🔉

おごり驕り・傲り・奢り】 ①得意になってたかぶること。思い上り。「―が油断を生む」 ②《奢》ぜいたくをすること。奢侈しゃし。「―を極める」 ③《奢》人にごちそうすること。ふるまい。大唐西域記長寛点「競ひて奢オコリオコリを為」。「ぼくの―だから、遠慮なくどうぞ」 ○瘧が落ちるおこりがおちる 何かに夢中になっていた状態から急にさめることのたとえ。 ⇒おこり【瘧】

おご・る【驕る・傲る・奢る】🔗🔉

おご・る驕る・傲る・奢る】 〔自五〕 自分は他と隔絶した高い所にあり、質が違うのだと思い上がる意。また、その立場で行動する意。 ①たかぶる。自己の才能・権勢などに得意になる。源氏物語夕霧「鏡を見ても、などか―・らざらむとわが御子ながらも思す」 ②思い上がってわがままな振舞をする。玉塵抄25「秦の国の、前々から―・つて諸侯をないがしろになやめたぞ」 ③分に過ぎて金銭を費やし、はでに暮らす。ぜいたくをする。徒然草「上の―・りつひやす所をやめ民を撫で農を勧めば」。「口が―・る」 ④《奢》(他動詞としても使う)金を出して人にふるまう。浮世床2「負けた者が―・るのす」。「昼飯を―・ってやろう」 ⇒驕る平家は久しからず ⇒奢る者は心嘗に貧し ○驕る平家は久しからずおごるへいけはひさしからず (平家物語の書出しに「驕れる人も久しからず、只春の夜の夢のごとし」と、平家の衰亡を予言した文から)栄華を極めて勝手な振舞をする人は長くその身を保つことができない。 ⇒おご・る【驕る・傲る・奢る】 ○奢る者は心嘗に貧しおごるものはこころつねにまずし [譚子化書倹化・天牧]ぜいたくを好む者はいつでも心に不満がある。 ⇒おご・る【驕る・傲る・奢る】

○驕る平家は久しからずおごるへいけはひさしからず🔗🔉

○驕る平家は久しからずおごるへいけはひさしからず (平家物語の書出しに「驕れる人も久しからず、只春の夜の夢のごとし」と、平家の衰亡を予言した文から)栄華を極めて勝手な振舞をする人は長くその身を保つことができない。 ⇒おご・る【驕る・傲る・奢る】

きょう‐いつ【驕佚・驕逸】ケウ‥🔗🔉

きょう‐いつ驕佚・驕逸ケウ‥ おごりたかぶって、ほしいままにすること。

きょう‐いつ【驕溢】ケウ‥🔗🔉

きょう‐いつ驕溢ケウ‥ おごりたかぶって分に過ぎること。

きょう‐おう【驕横】ケウワウ🔗🔉

きょう‐おう驕横ケウワウ おごりたかぶって、わがままなこと。

きょう‐か【驕誇】ケウクワ🔗🔉

きょう‐か驕誇ケウクワ (キョウコとも)おごりほこること。いばり大言をはくこと。

きょう‐かん【驕悍】ケウ‥🔗🔉

きょう‐かん驕悍ケウ‥ おごりたかぶって荒々しいこと。

きょう‐き【驕気】ケウ‥🔗🔉

きょう‐き驕気ケウ‥ おごりたかぶった気質。

きょう‐きょう【驕矜】ケウ‥🔗🔉

きょう‐きょう驕矜ケウ‥ たかぶりほこること。

きょう‐けん【驕蹇】ケウ‥🔗🔉

きょう‐けん驕蹇ケウ‥ たかぶりほしいままなこと。

きょう‐こ【驕誇】ケウ‥🔗🔉

きょう‐こ驕誇ケウ‥ ⇒きょうか

きょう‐ごう【驕傲】ケウガウ🔗🔉

きょう‐ごう驕傲ケウガウ おごりたかぶること。「―な態度」

きょう‐し【驕侈】ケウ‥🔗🔉

きょう‐し驕侈ケウ‥ おごってぜいたくなこと。「―に流れる」

きょう‐し【驕肆・驕恣】ケウ‥🔗🔉

きょう‐し驕肆・驕恣ケウ‥ 心がおごって気ままなこと。

きょう‐じ【驕児】ケウ‥🔗🔉

きょう‐じ驕児ケウ‥ わがままな子供。だだっこ。比喩的に、思い上がって勝手にふるまう若者。

きょう‐しゃ【驕奢】ケウ‥🔗🔉

きょう‐しゃ驕奢ケウ‥ 権勢におごること。ぜいたくであるさま。「―な暮し」「―をほしいままにする」

きょう‐しん【驕心】ケウ‥🔗🔉

きょう‐しん驕心ケウ‥ おごりたかぶる心。

きょう‐しん【驕臣】ケウ‥🔗🔉

きょう‐しん驕臣ケウ‥ おごりたかぶる臣下。

きょう‐せん【驕僭】ケウ‥🔗🔉

きょう‐せん驕僭ケウ‥ おごって身分に過ぎたふるまいをすること。驕奢きょうしゃで僭越せんえつなこと。

きょう‐たい【驕泰】ケウ‥🔗🔉

きょう‐たい驕泰ケウ‥ たかぶり、ほしいままなこと。

きょう‐ぼう【驕暴】ケウ‥🔗🔉

きょう‐ぼう驕暴ケウ‥ 心おごって荒々しいこと。

きょう‐まん【驕慢】ケウ‥🔗🔉

きょう‐まん驕慢ケウ‥ おごり高ぶって、人をあなどること。「―な態度」

[漢]驕🔗🔉

 字形 〔馬部12画/22画/8165・7161〕 〔音〕キョウ〈ケウ〉(呉)(漢) 〔訓〕おごる [意味] おごりたかぶる。ほしいままにする。わがまま。「驕慢・驕傲きょうごう・驕侈きょうし・驕児」

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