【喬志】 キョウシ ＝驕志。おごりたかぶった心。

【喬然】 キョウゼン ＝驕然。おごりたかぶるさま。

【驕】 22画　馬部　 区点=8165　16進=7161　シフトJIS=E981 《音読み》　キョウ（ケウ）〈jio〉 《訓読み》　おごる 《意味》 キョウタリ｛動・形｝馬が首を高くあげる。馬が首をたてて、勇みたつさま。たくましい。「四牡有驕＝四牡驕タル有リ」〔→詩経〕 キョウタリ｛動・形｝おごる。背のびして、人の上に出る。おごり高ぶる。また、おごり高ぶって見くだすさま。〈対語〉→謙。「富而無驕何如＝富ンデ驕ルコト無キハイカン」〔→論語〕 ｛名｝背の高い馬。〈類義語〉→驍。 《解字》 会意兼形声。「馬＋音符喬キョウ（高くのびて先が曲がる）」。背の高い馬。また、高く上に出て、他を見さげること。 《単語家族》 橋（高く曲がったはし）僑キョウ（せの高い人）と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

【驕気】 キョウキ おごり高ぶる気持ち。「去子之驕気与多欲、態色与淫志＝子ノ驕気ト多欲ト、態色ト淫志トヲ去レ」〔→史記〕

【驕色】 キョウショク おごり高ぶる顔色。おごり高ぶったようす。「南面聴天下而無驕色＝南面シテ天下ニ聴クシカモ驕色無シ」〔→管子〕

【驕佚】 キョウイツ おごり高ぶって、気ままにふるまうこと。いばってわくにはまらないさま。『驕逸キョウイツ』

【驕児】 キョウジ わがままな子。『驕子キョウシ』

【驕侈】 キョウシ おごり高ぶって、ぜいたくなことをする。『驕奢キョウシャ』

【驕宕】 キョウトウ おごり高ぶっていて、わがままなこと。『驕蕩キョウトウ』

【驕盈】 キョウエイ 自信がありすぎてえらそうにするさま。『驕溢キョウイツ』「志驕盈而軽旧怨＝志ハ驕盈ニシテ旧怨ヲ軽ンズ」〔→荀子〕

【驕矜】 キョウキョウ おごり高ぶって人にゆずらない。

【驕怠】 キョウタイ おごり高ぶって、すべきことを怠る。『驕惰キョウダ』

【驕悍】 キョウカン おごり高ぶって、荒々しいこと。

【驕倨】 キョウキョ ＝驕踞。おごり高ぶって、尊大にかまえる。

【驕恣】 キョウシ おごり高ぶって、わがままなこと。『驕肆キョウシ』

【驕泰】 キョウタイ おごり高ぶって、わがままなこと。『驕汰キョウタイ』「是故君子有大道、必忠信以得之、驕泰以失之＝コノ故ニ君子ニ大道有リ、必ズ忠信モッテコレヲ得、驕泰モッテコレヲ失フ」〔→大学〕

【驕陽】 キョウヨウ 盛んに照り輝く太陽。「忽看風雨破驕陽＝忽チ看ル風雨ノ驕陽ヲ破ルヲ」〔→王安石〕

【驕誇】 キョウコ ＝驕夸。おごって、実際以上に大げさなことをいう。得意になって自慢すること。

【驕傲】 キョウゴウ ＝驕敖。おごり高ぶってかってなさま。

【驕慢】 キョウマン おごり高ぶって人をあなどる。自信がありすぎて、ぞんざいである。『驕易キョウイ』▽「易」は、軽く見くだすこと。

【驕暴】 キョウボウ おごり高ぶっていて、粗暴なこと。

【驕蹇】 キョウケン おごり高ぶって、道理にはずれること。▽「蹇」は、不正。『驕横キョウオウ』

【驕驕】 キョウキョウ 草の高くのびるさま。「維莠驕驕＝コレ莠ノ驕驕タリ」〔→詩経〕