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広辞苑の検索結果 (49)

さき【先・前】🔗🔉

さき先・前】 ①突き出た部分。また、その端。「指の―」↔もと。 ②物や作用の向かう所。 ㋐進んで行く前方。「一寸―も見えない」「―を急ぐ」 ㋑行き着く目的地。「荷物の送り―」 ㋒交渉の相手。先方。「―の言い分」「―様次第」 ㋓前途。将来。「―が案じられる」「3年―の完成」 ㋔さきがけ。先陣。平家物語9「内々は―に心をかけたりければ」。「―を争う」 ㋕さきを追うこと。また、その人、その声。さきばらい。源氏物語少女「追ひののしる御―の声」 ③時間的に前であること。↔あと。 ㋐予あらかじめのこと。「運賃を―に払う」 ㋑以前。むかし。万葉集11「吾妹子に恋ひざる―に死なましものを」。「―に着く」 ㋒さきにすべきこと。第一の事。優先事。平家物語12「御学問おこたらせ給はず正理を―とせさせ給ひしかば」 ㋓幸先さいさきの略。前兆。狂言、河原太郎「此酒を誰が物ぢやと思うて、其様な―のわるいことをおしやるぞ」 ④(取引用語)先物さきものの略。 ⇒先がある ⇒先が無い ⇒先が見える ⇒先に立つ ⇒先を争う ⇒先を追う ⇒先を折る ⇒先を駆く ⇒先を越す

ぜ【前】🔗🔉

】 御前ごぜの略。狂言、泣尼「其の尼―の泣くにつけて」

ぜん【前】🔗🔉

ぜん】 (呉音。漢音はセン) ①時間的に、また順序として、さき。「―近代」「―代議士」 ②㋐机・脇息・懸盤かけばんなどを数える語。今昔物語集11「一―の閼伽あかを備えて」 ㋑神または社祠を数える語。東海道中膝栗毛8「摂社・末社すべて三十余―」

ぜん‐あく【前悪】🔗🔉

ぜん‐あく前悪】 以前に行なった悪事。前世の罪業。

ぜん‐いしき【前意識】🔗🔉

ぜん‐いしき前意識】 意識と無意識の間にあって、現に意識されてはいないが、意識化が可能な心の領域。精神分析の用語。→無意識→下意識

ぜん‐いん【前因】🔗🔉

ぜん‐いん前因】 〔仏〕前世の因縁。

ぜん‐えい【前衛】‥ヱイ🔗🔉

ぜん‐えい前衛‥ヱイ ①前方の護衛。 ②行軍の際、本隊の前方にあって進路上の障害を排除し、また、捜索をして本隊戦闘の初動を有利にするなどの任務を帯びる部隊。 ③テニス・バレーボールなどで、自陣の前方に位置し、攻撃・守備に当たる者。→フォワード。 ④芸術運動で、最も先駆的なグループの称。→アバン‐ギャルド。 ⑤階級闘争における最も先進的な部隊。「―党」 ⇒ぜんえい‐えいが【前衛映画】 ⇒ぜんえい‐しょどう【前衛書道】 ⇒ぜんえい‐は【前衛派】

ぜんえい‐えいが【前衛映画】‥ヱイ‥グワ🔗🔉

ぜんえい‐えいが前衛映画‥ヱイ‥グワ 新しい実験的な表現手法を用いて作る映画。アバン‐ギャルド映画。狭義では1920〜30年代のフランスを中心とするヨーロッパで作られた未来派・ダダイスム・シュールレアリスム・ドイツ表現主義などの影響をうけた実験映画群をさす。 ⇒ぜん‐えい【前衛】

ぜんえい‐しょどう【前衛書道】‥ヱイ‥ダウ🔗🔉

ぜんえい‐しょどう前衛書道‥ヱイ‥ダウ 純粋に点・線・墨色・余白の美を追求しようとする新しい様式の書道。 ⇒ぜん‐えい【前衛】

ぜんえい‐は【前衛派】‥ヱイ‥🔗🔉

ぜんえい‐は前衛派‥ヱイ‥ アバン‐ギャルドの訳語。 ⇒ぜん‐えい【前衛】

ぜん‐えん【前縁】🔗🔉

ぜん‐えん前縁】 ①前世の因縁。前因。 ②前方のへり。

ぜん‐えん【前燕】🔗🔉

ぜん‐えん前燕】 五胡十六国の一つ。西晋の末、鮮卑族の慕容皝ぼようこうが燕王を称して創建。3世で、前秦に滅ぼされた。(337〜370)

ぜんおうびょうりょうき【前王廟陵記】‥ワウベウ‥🔗🔉

ぜんおうびょうりょうき前王廟陵記‥ワウベウ‥ 歴代天皇の陵地を考証した書。松下見林著。2巻。1696年(元禄9)成り、1778年(安永7)刊。

ぜん‐か【前科】‥クワ🔗🔉

ぜん‐か前科‥クワ 以前に法を犯して刑罰を受けていること。比喩的に、よくないことやしくじりをした前歴。「―3犯」「遅刻の―がある」 ⇒ぜんか‐もの【前科者】

ぜん‐かい【前回】‥クワイ🔗🔉

ぜん‐かい前回‥クワイ まえの回。一つ前の度。前度。

ぜん‐がく【前額】🔗🔉

ぜん‐がく前額(→)ひたいに同じ。「―部」

ぜんか‐もの【前科者】‥クワ‥🔗🔉

ぜんか‐もの前科者‥クワ‥ 前科のある者。刑余者。 ⇒ぜん‐か【前科】

ぜん‐かん【前官】‥クワン🔗🔉

ぜん‐かん前官‥クワン ①前に任ぜられていた官職。 ②前にその官にあった人。前任者。源平盛衰記24「―・当職は公卿・殿上人」 ⇒ぜんかん‐れいぐう【前官礼遇】

ぜん‐かん【前漢】🔗🔉

ぜん‐かん前漢】 中国の王朝の一つ。秦の崩壊後、項羽を倒して、漢王劉邦(高祖)が建て、武帝の治世を経て、平帝の時、王莽おうもうの簒奪により滅亡。都長安が後漢(東漢)の都洛陽よりも西にあったから西漢ともいう。(前202〜後8) 前漢(歴代世系)

ぜんかんじょ【前漢書】🔗🔉

ぜんかんじょ前漢書(→)漢書かんじょに同じ。

ぜんがん‐じょうたい【前癌状態】‥ジヤウ‥🔗🔉

ぜんがん‐じょうたい前癌状態‥ジヤウ‥ 高頻度に癌を続発する病的状態。皮膚の色素性乾皮症、胃腸のポリプ、肝硬変など。狭義には異型増殖、良悪境界病変など、ある種の癌化中間段階を指す。

ぜんかん‐れいぐう【前官礼遇】‥クワン‥🔗🔉

ぜんかん‐れいぐう前官礼遇‥クワン‥ 国務大臣・枢密院議長・宮内大臣・内大臣で功労顕著な者に対し、その退官後も在官当時の待遇を与えること。 ⇒ぜん‐かん【前官】

ぜん‐き【前記】🔗🔉

ぜん‐き前記】 その箇所より前にしるしてあること。前にしるしたもの。前述。「概要は―の通りである」↔後記

ぜん‐き【前期】🔗🔉

ぜん‐き前期】 ①ある期間を二つまたは三つに分けた場合の、最初の時期。 ②一つ前の期間。 ⇒ぜんき‐くりこしきん【前期繰越金】 ⇒ぜんき‐こうれい‐しゃ【前期高齢者】 ⇒ぜんき‐ちゅうとうきょういく【前期中等教育】

ぜん‐き【前騎】🔗🔉

ぜん‐き前騎】 前方の騎馬。前駆の騎兵。〈日葡辞書〉

ぜんき‐くりこしきん【前期繰越金】🔗🔉

ぜんき‐くりこしきん前期繰越金】 株式会社などにおいて、前期から当期に繰り越された未処分利益の残余額。前期繰越利益。→繰越金⇒ぜん‐き【前期】

ぜんき‐こうれい‐しゃ【前期高齢者】‥カウ‥🔗🔉

ぜんき‐こうれい‐しゃ前期高齢者‥カウ‥ 一般に65歳から74歳までの高齢者のこと。 ⇒ぜん‐き【前期】

ぜんき‐ちゅうとうきょういく【前期中等教育】‥ケウ‥🔗🔉

ぜんき‐ちゅうとうきょういく前期中等教育‥ケウ‥ 中等教育の前半期。現在の日本では中学校の教育。↔後期中等教育 ⇒ぜん‐き【前期】

ぜん‐きゅうし【前臼歯】‥キウ‥🔗🔉

ぜん‐きゅうし前臼歯‥キウ‥ (→)小臼歯に同じ。

ぜん‐ぜん【前前】🔗🔉

ぜん‐ぜん前前】 ①現在より二つ前の意。「―回」 ②以前。花鏡「―の非を知るを後々ごごの是とす」 ⇒ぜんぜん‐げつ【前前月】

ぜんぜん‐げつ【前前月】🔗🔉

ぜんぜん‐げつ前前月】 その月の二つ前の月。先々月。 ⇒ぜん‐ぜん【前前】

ぜん‐のう【前王】‥ワウ🔗🔉

ぜん‐のう前王‥ワウ 前代の王。先王。

ぜん‐びけ【前引】🔗🔉

ぜん‐びけ前引】 取引所における前場の最終立会。また、その際の値段。→大引おおびけ

まえ【前】マヘ🔗🔉

まえマヘ (「目方まへ」の意) ➊物の正面にあたるところ。 ①顔の向いている方。おもて。万葉集18「針袋取り上げ―に置き」。「―を見る」「黒板を―にする」「2階の1番―の席」「―へならえ」↔うしろ。 ②物・建物の正面。また、そこにある庭。庭前。大和物語「―に荻薄いとおほかる所になむありける」。「黒板の―に立つ」 ③幾つかある中の自分に近い方。手前。「一つ―の駅」「着物を左―に着せる」 ④進んで行く先にある方。前方。「遥か―を見る」「途中で―の席に移る」 ⑤着物の(→)前1にあたる部分。狂言、空腕「先づ―をくわつと取りお太刀のはばき元二、三寸抜きくつろげ」 ⑥陰部。まえのもの。 ⑦(神を直接指すのを避けて添える語)神の御身。古事記「能く我が―を治めば」 ⑧前神まえがみの略。 ⑨(多く「お」「おほ」「み」などの接頭語を添えて)神・天子・貴人の尊敬語。古事記「誰そ大―に申す」 ⑩貴人のそばに出ること。後撰和歌集「正月のついたちころに―許されたりけるに」 ⑪貴女の名に添えていう敬称。「玉藻の―」 ➋ある時点より早いこと。 ①以前。さき。「―に聞いた話」「―の戦争」「30分ほど―」「食事の―に手を洗う」↔あと↔のち。 ②前科。「―がある」 ③前相撲まえずもうの略。 ④僧侶に対しての食膳・饗応。源氏物語蜻蛉「七僧の―の事せさせ給ひけり」 ⑤(手前の略)他人や世間に対する体裁・面目。狂言、居杭「此の―が迷惑にござる」 ➌①それ相当のもの。また、そのものとしての面目。「男―」「一人―」「腕―」 ②割りあてたものの分量の意。「5人―の料理」

まえ‐あき【前開き】マヘ‥🔗🔉

まえ‐あき前開きマヘ‥ 衣服で、前の部分にあきがあること。ボタン・ファスナーなどでとめる。

まえ‐うた【前歌・前唄】マヘ‥🔗🔉

まえ‐うた前歌・前唄マヘ‥ 地歌・箏曲の手事物で、手事に先立つ歌の部分。↔あとうた

まえ‐かけ【前掛け】マヘ‥🔗🔉

まえ‐かけ前掛けマヘ‥ 着物の汚れを防ぐため、体の前面、主に腰から下にあてて用いる布。まえだれ。エプロン。「―をして働く」

まえ‐かんじょう【前勘定】マヘ‥ヂヤウ🔗🔉

まえ‐かんじょう前勘定マヘ‥ヂヤウ 代金を前もって払うこと。前払い。前金払い。まえかん。

まえ‐さがり【前下がり】マヘ‥🔗🔉

まえ‐さがり前下がりマヘ‥ ①物の前部が後部よりも下がっていること。 ②特に、羽織などで、前身頃を後ろ身頃より長めに仕立てること。また、その部分。

まえ‐つ‐かた【前つ方】マヘ‥🔗🔉

まえ‐つ‐かた前つ方マヘ‥ ①前の方。前方。 ②以前。まえかた。

まえ‐つ‐と【前つ戸】マヘ‥🔗🔉

まえ‐つ‐と前つ戸マヘ‥ 建物の前方にある戸口。表の戸口。古事記「―よい行き違たがひ」

まえ‐つ‐わ【前つ輪】マヘ‥🔗🔉

まえ‐つ‐わ前つ輪マヘ‥ (→)「まえわ」に同じ。

まえ‐のめり【前のめり】マヘ‥🔗🔉

まえ‐のめり前のめりマヘ‥ 前方に倒れるように傾くこと。

まえ‐の‐よ【前の世】マヘ‥🔗🔉

まえ‐の‐よ前の世マヘ‥ 生前の世。前世ぜんせ。先の世。

まえ‐びき【前引】マヘ‥🔗🔉

まえ‐びき前引マヘ‥ 客または主人の前に引出物を置くこと。また、その引出物。太平記33「―の置物をしけるに」

まえ‐まえ【前前】マヘマヘ🔗🔉

まえ‐まえ前前マヘマヘ ずっと以前。まえかた。「―から考えていた」

まえ‐もって【前以て】マヘ‥🔗🔉

まえ‐もって前以てマヘ‥ 〔副〕 前から。あらかじめ。かねてから。「―準備する」

[漢]前🔗🔉

 〔刀(刂・)部7画〕

[漢]前🔗🔉

 字形  筆順 部6画/9画/教育/3316・4130〕 [] 字形 部6画/9画〕 〔音〕ゼン(呉) セン(漢) 〔訓〕まえ・さき・すすむ [意味] ①空間的に、まえ。(対)後。 ㋐正面。目のまえ。「前面・前進・前栽せんざい・門前・馬前・霊前」 ㋑相対的に、まえの位置。「前文・前略・前輪・前肢」 ②時間的に、まえ。さき。(対)後。 ㋐先だった時期。過去。「前ぜんから言っているだろう」「前兆・前非・前人・以前・空前」 ㋑すぐまえの時。「前日・前前回・前官・最前・食前」 ㋒相対的に、まえの時。「前便・前妻・前半生」 [解字] もと、刀部7画。形声。「」(=止)+「月」(=舟)の部分が音符で、舟が進む意。これに「刂」(=刀)を加えた「」は、切りそろえる意であるが、後にこの意味には「剪」を使い、「前」はもっぱら「まえ(へ進む)」の意に使われるようになった。 [下ツキ 以前・階前・眼前・空前・現前・午前・御前・婚前・最前・事前・従前・承前・神前・寸前・生前・尊前・丹前・直前・庭前・同前・風前・仏前・宝前・墓前・没前・面前・目前・門前・夜前・霊前

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さき【先・前】🔗🔉

さき [0] 【先・前】 (1)物の先端。出っ張ったところ。はな。「―のとがった棒」「指の―」 (2)進んで行く一番前。先頭。「―を切って走る」「行列の―」 (3)時間的に早いこと。 ⇔あと 「―に出かける」「―に着いた順に並ぶ」 (4)順序が前であること。 ⇔あと 「代金を―に払う」 (5)その時よりも前。以前。 ⇔のち 「―に申したとおり」「転ばぬ―の杖」「―の世」 (6)後につづく部分。後につづく段階。つづき。「早く―を読みたい」「―を急ぐ」 (7)これからあとのこと。将来。前途。行くすえ。「―が思いやられる」「お―まっくらだ」「三年―が楽しみだ」 (8)そこより遠い所。「この―行き止まり」「大阪より―へは行ったことがない」「霧で一〇メートル―も見えない」 (9)出かけて行く場所。「旅行―」「出張―」「勤め―」 (10)取引や交渉などをする相手。先方。「―がこわがつて相手にしねへから/安愚楽鍋(魯文)」 (11)かつて,ある官職にあったこと。前(ゼン)。多く「さきの」の形で用いる。「―の関白」 (12)先払い。先駆。「大久米のますら健男を―に立て/万葉 4465」 (13)第一。まっ先。「おだやかなる思ひを―とすべし/十訓 2」 〔 アクセント(5)(11)は [0][1]〕

ぜん【前】🔗🔉

ぜん 【前】 ■一■ [1] (名) (1)ある時より先。まえ。以前。「―の会社では」「吾輩の爪は―申す通り皆後ろ向きであるから/吾輩は猫である(漱石)」 (2)(ア)官職・地位を表す名詞の上に付いて,「すぐまえの」「ひとつまえの」の意を表す。「―総理大臣」「―議員」(イ)時代を表す名詞の上に付いて,それより先立つことを表す。「―近代」(ウ)名詞の下に付いて,それ以前である意を表す。「紀元―」「使用―」「第一次大戦―」 ■二■ (接尾) 助数詞。 (1)机・脇息(キヨウソク)・懸盤(カケバン)などを数えるのに用いる。「二―の膳(ソナエ)を供せんとす/今昔 13」 (2)神や社殿を数えるのに用いる。「摂社・末社すべて三十余―/滑稽本・膝栗毛 8」

ぜん-あく【前悪】🔗🔉

ぜん-あく [0] 【前悪】 前に行なった悪事。また,前世の悪事。

ぜん-いしき【前意識】🔗🔉

ぜん-いしき [3] 【前意識】 精神分析の用語。その時は意識していないが思い出そうと思えば思い出すことのできる心の領域。意識と無意識の中間にある。下意識。

ぜん-いん【前因】🔗🔉

ぜん-いん [0] 【前因】 前世の因縁。

ぜん-えい【前衛】🔗🔉

ぜん-えいイ [0] 【前衛】 (1)軍隊で,戦闘の最前線にあって,戦線の突破口を開く部隊。 ⇔後衛 (2)階級闘争において労働者階級の先頭に立って指導する集団・部隊。レーニンによってマルクス主義政党の組織原則となった。 (3)芸術運動で,先駆的で実験的な創作を試みるグループ。アバン-ギャルド。「―的」 (4)テニス・バレーボールなどで,自陣の前方で攻撃・守備にあたるもの。 ⇔後衛 →フォワード

ぜんえい-げいじゅつ【前衛芸術】🔗🔉

ぜんえい-げいじゅつイ― [5] 【前衛芸術】 ⇒アバン-ギャルド

ぜんえい-げき【前衛劇】🔗🔉

ぜんえい-げきイ― [3] 【前衛劇】 固定化した演劇様式を打破して,新しい表現形式を試みようとする演劇。

ぜんえい-しょどう【前衛書道】🔗🔉

ぜんえい-しょどうイ―ダウ [5] 【前衛書道】 文字を非具象的に表現し,造形美などの点を強調する書芸術。墨象(ボクシヨウ)。

ぜんえい-てき【前衛的】🔗🔉

ぜんえい-てきイ― [0] 【前衛的】 (形動) 時代に先がけているさま。「―な芸術」

ぜんえい-は【前衛派】🔗🔉

ぜんえい-はイ― [0] 【前衛派】 ⇒アバン-ギャルド

ぜんえい-はいく【前衛俳句】🔗🔉

ぜんえい-はいくイ― [5] 【前衛俳句】 金子兜太(トウタ)の「造型俳句論」をよりどころとした,社会性・抽象性に富む傾向の無季俳句。昭和30年代に登場した。

ぜん-えん【前縁】🔗🔉

ぜん-えん [0] 【前縁】 (1)前のほうの縁(フチ)。 (2)前世の因縁。

ぜん-えん【前燕】🔗🔉

ぜん-えん 【前燕】 五胡十六国の一。鮮卑族の慕容(ボヨウコウ)が建国(337-370)。前秦に滅ぼされた。

ぜん-おう【前王】🔗🔉

ぜん-おう ―ワウ [3] 【前王】 前代の王。前代の君主。先王。

ぜんおうびょうりょうき【前王廟陵記】🔗🔉

ぜんおうびょうりょうき ゼンワウベウリヨウキ 【前王廟陵記】 歴代天皇の陵墓の研究書。二巻。松下見林著。1696年成立,1778年刊。

ぜん-か【前科】🔗🔉

ぜん-か ―クワ [1] 【前科】 (1)以前に罪を犯して有罪となったことのあること。「―一犯」 (2)比喩的に,以前にした好ましくないおこないや失敗。「宴席で大暴れした―がある」

ぜんか-もの【前科者】🔗🔉

ぜんか-もの ―クワ― [0] 【前科者】 前科のある者。

ぜん-かい【前回】🔗🔉

ぜん-かい ―クワイ [1][0] 【前回】 前の回。ひとつ前の回。

ぜん-がく【前額】🔗🔉

ぜん-がく [0] 【前額】 ひたい。おでこ。

ぜん-かん【前官】🔗🔉

ぜん-かん ―クワン [0] 【前官】 (1)前に任じられていた官職。 (2)前にその官職に就いていた人。前任者。

ぜんかん-れいぐう【前官礼遇】🔗🔉

ぜんかん-れいぐう ―クワン― [5][0] 【前官礼遇】 もと,国務大臣・枢密院議長・宮内大臣・内大臣などとして功労のあった者に対し,退官後も在官当時と同様の礼遇を与えたこと。

ぜん-かん【前鑑】🔗🔉

ぜん-かん [0] 【前鑑】 先人の残した手本。

ぜん-かん【前漢】🔗🔉

ぜん-かん 【前漢】 中国,古代の統一王朝。秦の滅亡後,劉邦(高祖)が建国((前202-後8))。都は長安。武帝のとき,最盛期を迎えたが,その死後,外戚・宦官(カンガン)が実権を握り,王莽(オウモウ)に国を奪われた。西漢。

ぜんかん-じょ【前漢書】🔗🔉

ぜんかん-じょ 【前漢書】 ⇒漢書(カンジヨ)

ぜん-きゅうし【前臼歯】🔗🔉

ぜん-きゅうし ―キウシ [3] 【前臼歯】 ⇒小臼歯(シヨウキユウシ)

ぜん-びけ【前引け】🔗🔉

ぜん-びけ [0] 【前引け】 前場(ゼンバ)の立会いが終わること。また,前場の終わり値。

まえ【前】🔗🔉

まえ マヘ 【前】 〔「ま(目)へ(辺)」の意より〕 ■一■ [1] (名) (1)顔や視線の向いている方向,または場所。 ⇔うしろ ⇔しりえ 「―を見て歩く」「お父さんの―でもう一度言ってみなさい」 (2)(ア)(事物に方向があると考えて)正面の方向,または場所。 ⇔うしろ ⇔しりえ 「家の―に空き地がある」「計画の―に立ちはだかる障害」(イ)事物の前方の部分。「バスの―の方の席につく」(ウ)身体の正面の部分。着物などを着たとき,身体の正面にくる部分。「―がはだける」(エ)人間の陰部。「―を隠して風呂にはいる」 (3)順序の先の方。初めの方。さき。「電話帳では青田より青木の方が―にある」 (4)(時間的に)(ア)現在またはある時点より以前。「三十分ほど―に電話があった」「この話は―から変だと思っていた」(イ)ある行為・事態が成立する以前。「食事の―に手を洗う」「客が来る―に準備を調えておいた」(ウ)(「前の」の形で)さきの。直前の。 ⇔あと ⇔のち 「―の首相」「―の正月」 (5)前歴。特に,過去の罪。前科。「―がある」 (6)(人を指す語句を受けて)その人に対する気がね・遠慮・体面などを示す。「たたきつけてかへらうと思つたけれどなかやどの―もあるから/安愚楽鍋(魯文)」 (7)形式名詞として用い,かねて思っていたとおりであること,ある判断に基づいていることを表す。「それは元から覚悟の―であるのだ/魔風恋風(天外)」 (8)(ア)貴人の面前。また,貴人に伺候すること。「正月(ムツキ)のついたち頃に―許されたりけるに/後撰(春上詞)」(イ)(上に「おお」「お」「み」を付けて)貴人その人をさす。「お―にこそわりなく思さるらめ/源氏(夕顔)」(ウ)(「…のまえ」の形で)女性の名に添えて敬意を表す。「名をば千手の―と申し候ふ/平家 10」 (9)僧侶に対するもてなしの食膳。「講師の―,人にあつらへさせなどして/宇治拾遺 9」 ■二■ (接尾) (1)名詞や動詞の連用形などに付いて,それに相当する分量や部分などを表す。ぶん(分)。「一人―」「分け―」 (2)人に関する名詞に付いて,その属性・機能などを強調する意を表す。「男―」「腕―」「気―」

まえ-あき【前開き】🔗🔉

まえ-あき マヘ― [0] 【前開き】 衣服の前部にあきがあること。

まえ-うた【前歌・前唄】🔗🔉

まえ-うた マヘ― [0] 【前歌・前唄】 地歌・箏曲(ソウキヨク)の手事物(テゴトモノ)の曲の,手事の前の歌の部分。 ⇔後歌(アトウタ)

まえ-かけ【前掛(け)】🔗🔉

まえ-かけ マヘ― [0][3] 【前掛(け)】 帯のあたりから体の前面に下げて,衣服の汚れを防ぐ布。室町末期頃から女子の仕事着。近世以降,商家の男子にも広く用いられた。前垂れ。

まえ-かんじょう【前勘定】🔗🔉

まえ-かんじょう マヘカンヂヤウ [3] 【前勘定】 前もって代金を支払うこと。前勘。前金。

まえ-さがり【前下(が)り】🔗🔉

まえ-さがり マヘ― [3] 【前下(が)り】 (1)前の部分が,後ろの部分より下がっていること。 (2)婦人服の製図で,前身頃の中央で背丈の基礎線よりも下がっている部分。また,その長さ。和服では,羽織などの前身丈を後ろ身丈より長くすること。また,その寸法。

まえ-つ-と【前つ戸】🔗🔉

まえ-つ-と マヘ― 【前つ戸】 家の表口。前方の戸口。「―よい行き違ひ/古事記(中)」

まえ-のめり【前のめり】🔗🔉

まえ-のめり マヘ― [3][0] 【前のめり】 倒れそうに体が前方へ傾くこと。「つまずいて―になる」

まえ-ピン【前―】🔗🔉

まえ-ピン マヘ― [0] 【前―】 〔ピンはピントの略〕 写真で,焦点が被写体より手前にずれて像がぼけること。 ⇔後ピン

まえ-もって【前以て】🔗🔉

まえ-もって マヘ― [3] 【前以て】 (副) 前から。あらかじめ。「―連絡する」

ぜん−【前−】(和英)🔗🔉

ぜん−【前−】 [以前の]former;→英和 ex-.→英和

ぜんえい【前衛】(和英)🔗🔉

ぜんえい【前衛】 an advanced guard (軍の);a forward player (テニス);a forward (球技).→英和 〜をする play forward.‖前衛生け花 flower-arrangement of the avant-garde school.前衛音楽(美術) avant-garde music (art).

ぜんか【前科】(和英)🔗🔉

ぜんか【前科】 a previous offense;a criminal record.〜三犯 a man with three previous convictions.‖前科者 an ex-convict.

ぜんかい【前回】(和英)🔗🔉

ぜんかい【前回】 the last time[occasion].〜の last;→英和 preceding.前〜の the last but one.

ぜんがく【前額(部)】(和英)🔗🔉

ぜんがく【前額(部)】 the forehead.→英和

ぜんがん【前癌の】(和英)🔗🔉

ぜんがん【前癌の】 precancerous.→英和 前癌症状 precancerosis.

ぜんぜんじつ【前々日】(和英)🔗🔉

ぜんぜんじつ【前々日】 two days before;the day before yesterday (一昨日).

まえ【前】(和英)🔗🔉

まえ【前】 the front.→英和 〜の front;previous;→英和 former;→英和 last;→英和 foregoing.→英和 〜に ago (今から…前に);→英和 before;→英和 in front;previously.→英和 〜で before;→英和 in front of;in the presence of.

まえかけ【前掛け】(和英)🔗🔉

まえかけ【前掛け】 an apron.→英和

まえもって【前以て】(和英)🔗🔉

まえもって【前以て】 beforehand;→英和 in advance.

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