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さき【先・前】🔗⭐🔉
さき【先・前】
①突き出た部分。また、その端。「指の―」↔もと。
②物や作用の向かう所。
㋐進んで行く前方。「一寸―も見えない」「―を急ぐ」
㋑行き着く目的地。「荷物の送り―」
㋒交渉の相手。先方。「―の言い分」「―様次第」
㋓前途。将来。「―が案じられる」「3年―の完成」
㋔さきがけ。先陣。平家物語9「内々は―に心をかけたりければ」。「―を争う」
㋕さきを追うこと。また、その人、その声。さきばらい。源氏物語少女「追ひののしる御―の声」
③時間的に前であること。↔あと。
㋐予あらかじめのこと。「運賃を―に払う」
㋑以前。むかし。万葉集11「吾妹子に恋ひざる―に死なましものを」。「―に着く」
㋒さきにすべきこと。第一の事。優先事。平家物語12「御学問おこたらせ給はず正理を―とせさせ給ひしかば」
㋓幸先さいさきの略。前兆。狂言、河原太郎「此酒を誰が物ぢやと思うて、其様な―のわるいことをおしやるぞ」
④(取引用語)先物さきものの略。
⇒先がある
⇒先が無い
⇒先が見える
⇒先に立つ
⇒先を争う
⇒先を追う
⇒先を折る
⇒先を駆く
⇒先を越す
ぜ【前】🔗⭐🔉
ぜ【前】
御前ごぜの略。狂言、泣尼「其の尼―の泣くにつけて」
ぜん【前】🔗⭐🔉
ぜん【前】
(呉音。漢音はセン)
①時間的に、また順序として、さき。「―近代」「―代議士」
②㋐机・脇息・懸盤かけばんなどを数える語。今昔物語集11「一―の閼伽あかを備えて」
㋑神または社祠を数える語。東海道中膝栗毛8「摂社・末社すべて三十余―」
ぜん‐あく【前悪】🔗⭐🔉
ぜん‐あく【前悪】
以前に行なった悪事。前世の罪業。
ぜん‐いしき【前意識】🔗⭐🔉
ぜん‐いん【前因】🔗⭐🔉
ぜん‐いん【前因】
〔仏〕前世の因縁。
ぜん‐えい【前衛】‥ヱイ🔗⭐🔉
ぜん‐えい【前衛】‥ヱイ
①前方の護衛。
②行軍の際、本隊の前方にあって進路上の障害を排除し、また、捜索をして本隊戦闘の初動を有利にするなどの任務を帯びる部隊。
③テニス・バレーボールなどで、自陣の前方に位置し、攻撃・守備に当たる者。→フォワード。
④芸術運動で、最も先駆的なグループの称。→アバン‐ギャルド。
⑤階級闘争における最も先進的な部隊。「―党」
⇒ぜんえい‐えいが【前衛映画】
⇒ぜんえい‐しょどう【前衛書道】
⇒ぜんえい‐は【前衛派】
ぜんえい‐えいが【前衛映画】‥ヱイ‥グワ🔗⭐🔉
ぜんえい‐えいが【前衛映画】‥ヱイ‥グワ
新しい実験的な表現手法を用いて作る映画。アバン‐ギャルド映画。狭義では1920〜30年代のフランスを中心とするヨーロッパで作られた未来派・ダダイスム・シュールレアリスム・ドイツ表現主義などの影響をうけた実験映画群をさす。
⇒ぜん‐えい【前衛】
ぜんえい‐しょどう【前衛書道】‥ヱイ‥ダウ🔗⭐🔉
ぜんえい‐しょどう【前衛書道】‥ヱイ‥ダウ
純粋に点・線・墨色・余白の美を追求しようとする新しい様式の書道。
⇒ぜん‐えい【前衛】
ぜんえい‐は【前衛派】‥ヱイ‥🔗⭐🔉
ぜんえい‐は【前衛派】‥ヱイ‥
アバン‐ギャルドの訳語。
⇒ぜん‐えい【前衛】
ぜん‐えん【前縁】🔗⭐🔉
ぜん‐えん【前縁】
①前世の因縁。前因。
②前方のへり。
ぜん‐えん【前燕】🔗⭐🔉
ぜん‐えん【前燕】
五胡十六国の一つ。西晋の末、鮮卑族の慕容皝ぼようこうが燕王を称して創建。3世で、前秦に滅ぼされた。(337〜370)
ぜんおうびょうりょうき【前王廟陵記】‥ワウベウ‥🔗⭐🔉
ぜんおうびょうりょうき【前王廟陵記】‥ワウベウ‥
歴代天皇の陵地を考証した書。松下見林著。2巻。1696年(元禄9)成り、1778年(安永7)刊。
ぜん‐か【前科】‥クワ🔗⭐🔉
ぜん‐か【前科】‥クワ
以前に法を犯して刑罰を受けていること。比喩的に、よくないことやしくじりをした前歴。「―3犯」「遅刻の―がある」
⇒ぜんか‐もの【前科者】
ぜん‐かい【前回】‥クワイ🔗⭐🔉
ぜん‐かい【前回】‥クワイ
まえの回。一つ前の度。前度。
ぜんか‐もの【前科者】‥クワ‥🔗⭐🔉
ぜんか‐もの【前科者】‥クワ‥
前科のある者。刑余者。
⇒ぜん‐か【前科】
ぜん‐かん【前官】‥クワン🔗⭐🔉
ぜん‐かん【前官】‥クワン
①前に任ぜられていた官職。
②前にその官にあった人。前任者。源平盛衰記24「―・当職は公卿・殿上人」
⇒ぜんかん‐れいぐう【前官礼遇】
ぜん‐かん【前漢】🔗⭐🔉
ぜん‐かん【前漢】
中国の王朝の一つ。秦の崩壊後、項羽を倒して、漢王劉邦(高祖)が建て、武帝の治世を経て、平帝の時、王莽おうもうの簒奪により滅亡。都長安が後漢(東漢)の都洛陽よりも西にあったから西漢ともいう。(前202〜後8)
前漢(歴代世系)
ぜんかんじょ【前漢書】🔗⭐🔉
ぜんかんじょ【前漢書】
(→)漢書かんじょに同じ。
ぜんがん‐じょうたい【前癌状態】‥ジヤウ‥🔗⭐🔉
ぜんがん‐じょうたい【前癌状態】‥ジヤウ‥
高頻度に癌を続発する病的状態。皮膚の色素性乾皮症、胃腸のポリプ、肝硬変など。狭義には異型増殖、良悪境界病変など、ある種の癌化中間段階を指す。
ぜんかん‐れいぐう【前官礼遇】‥クワン‥🔗⭐🔉
ぜんかん‐れいぐう【前官礼遇】‥クワン‥
国務大臣・枢密院議長・宮内大臣・内大臣で功労顕著な者に対し、その退官後も在官当時の待遇を与えること。
⇒ぜん‐かん【前官】
ぜん‐き【前記】🔗⭐🔉
ぜん‐き【前記】
その箇所より前にしるしてあること。前にしるしたもの。前述。「概要は―の通りである」↔後記
ぜん‐き【前期】🔗⭐🔉
ぜん‐き【前期】
①ある期間を二つまたは三つに分けた場合の、最初の時期。
②一つ前の期間。
⇒ぜんき‐くりこしきん【前期繰越金】
⇒ぜんき‐こうれい‐しゃ【前期高齢者】
⇒ぜんき‐ちゅうとうきょういく【前期中等教育】
ぜん‐き【前騎】🔗⭐🔉
ぜん‐き【前騎】
前方の騎馬。前駆の騎兵。〈日葡辞書〉
ぜん‐ぎ【前議】🔗⭐🔉
ぜん‐ぎ【前議】
前にとなえた議論。前の議論。
ぜんき‐こうれい‐しゃ【前期高齢者】‥カウ‥🔗⭐🔉
ぜんき‐こうれい‐しゃ【前期高齢者】‥カウ‥
一般に65歳から74歳までの高齢者のこと。
⇒ぜん‐き【前期】
ぜんき‐ちゅうとうきょういく【前期中等教育】‥ケウ‥🔗⭐🔉
ぜんき‐ちゅうとうきょういく【前期中等教育】‥ケウ‥
中等教育の前半期。現在の日本では中学校の教育。↔後期中等教育
⇒ぜん‐き【前期】
ぜん‐きゃく【前脚】🔗⭐🔉
ぜん‐きゃく【前脚】
まえのあし。まえあし。
ぜん‐きゅうし【前臼歯】‥キウ‥🔗⭐🔉
ぜん‐きゅうし【前臼歯】‥キウ‥
(→)小臼歯に同じ。
ぜんきょう‐せん【前胸腺】🔗⭐🔉
ぜんきょう‐せん【前胸腺】
昆虫の幼虫や蛹さなぎの前胸部に一対ある内分泌腺。変態ホルモンのエクジソンを分泌する。
⇒ぜんきょうせん‐ホルモン【前胸腺ホルモン】
ぜんきょうせん‐ホルモン【前胸腺ホルモン】🔗⭐🔉
ぜんきょうせん‐ホルモン【前胸腺ホルモン】
(→)エクジソンに同じ。
⇒ぜんきょう‐せん【前胸腺】
ぜん‐きんだい‐てき【前近代的】🔗⭐🔉
ぜん‐きんだい‐てき【前近代的】
合理性に欠け、旧態依然として事の行われているさま。「―な経営方針」
ぜん‐く【前駆】🔗⭐🔉
ぜん‐く【前駆】
(古くはゼング・セングとも)騎馬で先導すること。また、その人。さきのり。さきがけ。先駆。平家物語1「―せんぐ御随身みずいじんどもがもとどりきつて」
⇒ぜんく‐しょうじょう【前駆症状】
⇒ぜんく‐たい【前駆体】
ぜんく‐しょうじょう【前駆症状】‥シヤウジヤウ🔗⭐🔉
ぜんく‐しょうじょう【前駆症状】‥シヤウジヤウ
病気や発作の前兆としてあらわれる症状。
⇒ぜん‐く【前駆】
ぜんく‐たい【前駆体】🔗⭐🔉
ぜんく‐たい【前駆体】
(precursor)生化学反応において、着目する生成物の前の段階にある一連の物質。一般には一つ前の段階の物質を指す。前駆物質。
⇒ぜん‐く【前駆】
ぜん‐くつ【前屈】🔗⭐🔉
ぜん‐くつ【前屈】
①からだを前にかがめること。
②身体の器官が正常な位置よりも前に曲がっていること。
ぜんくねん‐の‐えき【前九年の役】🔗⭐🔉
ぜんくねん‐の‐えき【前九年の役】
源頼義・義家父子が奥羽地方の豪族安倍頼時とその子貞任さだとう・宗任むねとうらを討伐した戦役。平定した1062年(康平5)まで、実際は12年にわたって断続。後三年の役と共に源氏が東国に勢力を築く契機となる。前九年合戦。
→資料:『陸奥話記』
ぜん‐ぐん【前軍】🔗⭐🔉
ぜん‐ぐん【前軍】
前方の軍隊。まっさきに立つ軍隊。先陣。せんて。
ぜん‐けい【前掲】🔗⭐🔉
ぜん‐けい【前掲】
前に掲げたもの。前に述べたところ。
ぜん‐けい【前景】🔗⭐🔉
ぜん‐けい【前景】
①観る人の前にある景色。
②絵画・写真・舞台装置などで、手前の方に配置された光景。「―に石を置く」↔後景↔背景
ぜん‐けい【前傾】🔗⭐🔉
ぜん‐けい【前傾】
からだを前に傾けること。また、前に傾くこと。「―姿勢」
ぜん‐げつ【前月】🔗⭐🔉
ぜん‐げつ【前月】
①さきのつき。以前の月。その前の月。
②先月。今月の前の月。
ぜん‐けん【前件】🔗⭐🔉
ぜん‐けん【前件】
①前述の箇条。前述の物件または事件。
②〔論〕(antecedent)条件命題(仮言命題)において条件を示す部分。
⇒ぜんけんひてい‐の‐きょぎ【前件否定の虚偽】
ぜん‐けん【前賢】🔗⭐🔉
ぜん‐けん【前賢】
昔の賢人。先賢。
ぜん‐げん【前言】🔗⭐🔉
ぜん‐げん【前言】
①以前に述べたことば。「―をひるがえす」
②昔の人が言ったことば。
⇒ぜんげん‐おうこう【前言往行】
ぜんげん‐おうこう【前言往行】‥ワウカウ🔗⭐🔉
ぜんげん‐おうこう【前言往行】‥ワウカウ
昔の人が言ったことばと、そのおこない。
⇒ぜん‐げん【前言】
ぜんけんこじつ【前賢故実】🔗⭐🔉
ぜんけんこじつ【前賢故実】
神武天皇より後亀山天皇の時代に至る明君・義士・忠臣・烈婦500人余の肖像とその小伝とを記載した書。菊池容斎編・画。10巻20冊。1836〜68年(天保7〜明治1)刊。
ぜんけんひてい‐の‐きょぎ【前件否定の虚偽】🔗⭐🔉
ぜんけんひてい‐の‐きょぎ【前件否定の虚偽】
〔論〕(fallacy of denying the antecedent)仮言的三段論法の大前提である仮言命題の前件を小前提で否定し、その後件を結論で否定する虚偽。例「雨が降れば道路がぬれる」「いま雨は降っていない」「故に道路はぬれていない」という推理。道路は雨以外の原因でぬれることもあるから、この推理は正しくない。
⇒ぜん‐けん【前件】
ぜん‐こ【前古】🔗⭐🔉
ぜん‐こ【前古】
むかし。いにしえ。
⇒ぜんこ‐みぞう【前古未曾有】
ぜん‐ご【前後】🔗⭐🔉
ぜん‐ご【前後】
①まえとうしろ。さきとあと。物の順序。「―の見境」
②大体そのくらい。あたり。付近。「千円―の品」
③順序が逆になること。「話が―する」
④あいだをおかずに続くこと。「―して訪れる」
⇒ぜんご‐さゆう【前後左右】
⇒ぜんご‐しょう【前後賞】
⇒ぜんご‐ふかく【前後不覚】
⇒前後に暮れる
⇒前後も知らず
⇒前後を失う
⇒前後を忘れる
ぜん‐ごう【前業】‥ゴフ🔗⭐🔉
ぜん‐ごう【前業】‥ゴフ
〔仏〕前世になした善悪の業ごう。
ぜんこ‐かいぼん【前弧海盆】🔗⭐🔉
ぜんこ‐かいぼん【前弧海盆】
(forearc basin)弧状列島の大洋側にできる堆積盆地。火山列と大陸斜面上部との間に形成される。↔背弧海盆
ぜん‐ぜん【前前】🔗⭐🔉
ぜん‐ぜん【前前】
①現在より二つ前の意。「―回」
②以前。花鏡「―の非を知るを後々ごごの是とす」
⇒ぜんぜん‐げつ【前前月】
ぜんぜん‐げつ【前前月】🔗⭐🔉
ぜんぜん‐げつ【前前月】
その月の二つ前の月。先々月。
⇒ぜん‐ぜん【前前】
ぜん‐のう【前王】‥ワウ🔗⭐🔉
ぜん‐のう【前王】‥ワウ
前代の王。先王。
まえ【前】マヘ🔗⭐🔉
まえ【前】マヘ
(「目方まへ」の意)
➊物の正面にあたるところ。
①顔の向いている方。おもて。万葉集18「針袋取り上げ―に置き」。「―を見る」「黒板を―にする」「2階の1番―の席」「―へならえ」↔うしろ。
②物・建物の正面。また、そこにある庭。庭前。大和物語「―に荻薄いとおほかる所になむありける」。「黒板の―に立つ」
③幾つかある中の自分に近い方。手前。「一つ―の駅」「着物を左―に着せる」
④進んで行く先にある方。前方。「遥か―を見る」「途中で―の席に移る」
⑤着物の(→)前1にあたる部分。狂言、空腕「先づ―をくわつと取りお太刀のはばき元二、三寸抜きくつろげ」
⑥陰部。まえのもの。
⑦(神を直接指すのを避けて添える語)神の御身。古事記上「能く我が―を治めば」
⑧前神まえがみの略。
⑨(多く「お」「おほ」「み」などの接頭語を添えて)神・天子・貴人の尊敬語。古事記下「誰そ大―に申す」
⑩貴人のそばに出ること。後撰和歌集春「正月のついたちころに―許されたりけるに」
⑪貴女の名に添えていう敬称。「玉藻の―」
➋ある時点より早いこと。
①以前。さき。「―に聞いた話」「―の戦争」「30分ほど―」「食事の―に手を洗う」↔あと↔のち。
②前科。「―がある」
③前相撲まえずもうの略。
④僧侶に対しての食膳・饗応。源氏物語蜻蛉「七僧の―の事せさせ給ひけり」
⑤(手前の略)他人や世間に対する体裁・面目。狂言、居杭「此の―が迷惑にござる」
➌①それ相当のもの。また、そのものとしての面目。「男―」「一人―」「腕―」
②割りあてたものの分量の意。「5人―の料理」
まえ‐あき【前開き】マヘ‥🔗⭐🔉
まえ‐あき【前開き】マヘ‥
衣服で、前の部分にあきがあること。ボタン・ファスナーなどでとめる。
まえ‐あし【前足・前脚・前肢】マヘ‥🔗⭐🔉
まえ‐あし【前足・前脚・前肢】マヘ‥
①獣や虫などの、頭に近い方の一対の足。
②足を踏み出したとき、前の方になる足。「―に重心を置く」
まえ‐うた【前歌・前唄】マヘ‥🔗⭐🔉
まえ‐うた【前歌・前唄】マヘ‥
地歌・箏曲の手事物で、手事に先立つ歌の部分。↔あとうた
まえ‐かがみ【前屈み】マヘ‥🔗⭐🔉
まえ‐かがみ【前屈み】マヘ‥
体を前へ曲げてかがむこと。まえこごみ。
まえ‐かけ【前掛け】マヘ‥🔗⭐🔉
まえ‐かけ【前掛け】マヘ‥
着物の汚れを防ぐため、体の前面、主に腰から下にあてて用いる布。まえだれ。エプロン。「―をして働く」
まえ‐がね【前金・前銀】マヘ‥🔗⭐🔉
まえ‐がね【前金・前銀】マヘ‥
⇒まえきん
まえ‐かんじょう【前勘定】マヘ‥ヂヤウ🔗⭐🔉
まえ‐かんじょう【前勘定】マヘ‥ヂヤウ
代金を前もって払うこと。前払い。前金払い。まえかん。
まえ‐きょうげん【前狂言】マヘキヤウ‥🔗⭐🔉
まえ‐きょうげん【前狂言】マヘキヤウ‥
①歌舞伎の本狂言の前の狂言。脇狂言。
②京坂歌舞伎で、一番目狂言をいう。
まえ‐ぎり【前桐】マヘ‥🔗⭐🔉
まえ‐きん【前金】マヘ‥🔗⭐🔉
まえ‐きん【前金】マヘ‥
代金を前もって支払うこと。また、その金。ぜんきん。まえがね。↔後金あときん
まえ‐ぎんちゃく【前巾着】マヘ‥🔗⭐🔉
まえ‐ぎんちゃく【前巾着】マヘ‥
(→)「まえさげ」に同じ。
まえ‐く【前句】マヘ‥🔗⭐🔉
まえ‐く【前句】マヘ‥
①付合つけあいで、付句の前に位する句。
②前句付まえくづけの略。
⇒まえく‐づけ【前句付】
まえく‐づけ【前句付】マヘ‥🔗⭐🔉
まえく‐づけ【前句付】マヘ‥
七・七の短句に五・七・五の長句を付ける俳諧の一分野。例えば「斬りたくもあり斬りたくもなし」に「盗人を捕へて見ればわが子なり」と付ける。元禄頃から庶民間に大流行。のちの川柳はこれを母胎とする。
⇒まえ‐く【前句】
まえ‐げい【前芸】マヘ‥🔗⭐🔉
まえ‐げい【前芸】マヘ‥
本芸に入る前にする小手調べの芸。
まえ‐げいき【前景気】マヘ‥🔗⭐🔉
まえ‐げいき【前景気】マヘ‥
事が始まる前の景気。「―をあおる」
まえ‐こごみ【前屈み】マヘ‥🔗⭐🔉
まえ‐こごみ【前屈み】マヘ‥
(→)「まえかがみ」に同じ。
まえ‐さがり【前下がり】マヘ‥🔗⭐🔉
まえ‐さがり【前下がり】マヘ‥
①物の前部が後部よりも下がっていること。
②特に、羽織などで、前身頃を後ろ身頃より長めに仕立てること。また、その部分。
まえ‐しりえ【前後】マヘシリヘ🔗⭐🔉
まえ‐しりえ【前後】マヘシリヘ
前方と後方。ぜんご。源氏物語絵合「上の女房―とさうぞきわけたり」
まえ‐つ‐かた【前つ方】マヘ‥🔗⭐🔉
まえ‐つ‐かた【前つ方】マヘ‥
①前の方。前方。
②以前。まえかた。
まえ‐つ‐と【前つ戸】マヘ‥🔗⭐🔉
まえ‐つ‐と【前つ戸】マヘ‥
建物の前方にある戸口。表の戸口。古事記中「―よい行き違たがひ」
まえ‐つ‐わ【前つ輪】マヘ‥🔗⭐🔉
まえ‐つ‐わ【前つ輪】マヘ‥
(→)「まえわ」に同じ。
まえ‐のめり【前のめり】マヘ‥🔗⭐🔉
まえ‐のめり【前のめり】マヘ‥
前方に倒れるように傾くこと。
まえ‐の‐よ【前の世】マヘ‥🔗⭐🔉
まえ‐の‐よ【前の世】マヘ‥
生前の世。前世ぜんせ。先の世。
まえばし【前橋】マヘ‥🔗⭐🔉
まえばし【前橋】マヘ‥
群馬県南部の市。県庁所在地。もと松平氏17万石の城下町。生糸・絹織物の産地として知られた。旧称、厩橋うまやばし。人口31万9千。
まえばら【前原】マヘ‥🔗⭐🔉
まえばら【前原】マヘ‥
姓氏の一つ。
⇒まえばら‐いっせい【前原一誠】
まえばら‐いっせい【前原一誠】マヘ‥🔗⭐🔉
まえばら‐いっせい【前原一誠】マヘ‥
幕末・維新期の政治家。初名、佐世八十郎。長州藩士。吉田松陰に学び、尊王攘夷運動に加わり、維新後は参議・兵部大輔を歴任したが、新政府と意見が合わず下野。1876年(明治9)萩の乱を起こし斬罪。(1834〜1876)
⇒まえばら【前原】
まえばる【前原】マヘ‥🔗⭐🔉
まえばる【前原】マヘ‥
福岡県北西部の市。もと唐津と福岡とを結ぶ街道の宿場町。今は福岡市の衛星都市。人口6万7千。
まえ‐びき【前引】マヘ‥🔗⭐🔉
まえ‐びき【前引】マヘ‥
客または主人の前に引出物を置くこと。また、その引出物。太平記33「―の置物をしけるに」
まえ‐まえ【前前】マヘマヘ🔗⭐🔉
まえ‐まえ【前前】マヘマヘ
ずっと以前。まえかた。「―から考えていた」
まえ‐むすび【前結び】マヘ‥🔗⭐🔉
まえ‐むすび【前結び】マヘ‥
①前の方に結んでおくこと。
②(→)前帯まえおび1に同じ。
まえ‐もって【前以て】マヘ‥🔗⭐🔉
まえ‐もって【前以て】マヘ‥
〔副〕
前から。あらかじめ。かねてから。「―準備する」
[漢]前🔗⭐🔉
前 字形
筆順
〔
部6画/9画/教育/3316・4130〕
[
] 字形
〔
部6画/9画〕
〔音〕ゼン(呉) セン(漢)
〔訓〕まえ・さき・すすむ
[意味]
①空間的に、まえ。(対)後。
㋐正面。目のまえ。「前面・前進・前栽せんざい・門前・馬前・霊前」
㋑相対的に、まえの位置。「前文・前略・前輪・前肢」
②時間的に、まえ。さき。(対)後。
㋐先だった時期。過去。「前ぜんから言っているだろう」「前兆・前非・前人・以前・空前」
㋑すぐまえの時。「前日・前前回・前官・最前・食前」
㋒相対的に、まえの時。「前便・前妻・前半生」
[解字]
もと、刀部7画。形声。「
」(=止)+「月」(=舟)の部分が音符で、舟が進む意。これに「刂」(=刀)を加えた「
」は、切りそろえる意であるが、後にこの意味には「剪」を使い、「前」はもっぱら「まえ(へ進む)」の意に使われるようになった。
[下ツキ
以前・階前・眼前・空前・現前・午前・御前・婚前・最前・事前・従前・承前・神前・寸前・生前・尊前・丹前・直前・庭前・同前・風前・仏前・宝前・墓前・没前・面前・目前・門前・夜前・霊前
筆順
〔
部6画/9画/教育/3316・4130〕
[
] 字形
〔
部6画/9画〕
〔音〕ゼン(呉) セン(漢)
〔訓〕まえ・さき・すすむ
[意味]
①空間的に、まえ。(対)後。
㋐正面。目のまえ。「前面・前進・前栽せんざい・門前・馬前・霊前」
㋑相対的に、まえの位置。「前文・前略・前輪・前肢」
②時間的に、まえ。さき。(対)後。
㋐先だった時期。過去。「前ぜんから言っているだろう」「前兆・前非・前人・以前・空前」
㋑すぐまえの時。「前日・前前回・前官・最前・食前」
㋒相対的に、まえの時。「前便・前妻・前半生」
[解字]
もと、刀部7画。形声。「
」(=止)+「月」(=舟)の部分が音符で、舟が進む意。これに「刂」(=刀)を加えた「
」は、切りそろえる意であるが、後にこの意味には「剪」を使い、「前」はもっぱら「まえ(へ進む)」の意に使われるようになった。
[下ツキ
以前・階前・眼前・空前・現前・午前・御前・婚前・最前・事前・従前・承前・神前・寸前・生前・尊前・丹前・直前・庭前・同前・風前・仏前・宝前・墓前・没前・面前・目前・門前・夜前・霊前
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