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広辞苑の検索結果 (46)

うてな【台】🔗🔉

うてな】 ①四方を観望できるように作った高い土壇・建物。高殿。 ②物を載せる台。

せり‐ふ【台詞・科白】🔗🔉

せり‐ふ台詞・科白】 ①芝居で、俳優が劇中の人物として述べることば。 ②きまり文句。儀礼的な口上。浮世風呂4「紺屋の明後日あさって、作者の明晩、久しい―と合点して」 ③苦情を言うこと。言い分を述べること。談判。浄瑠璃、長町女腹切「お花はこちの奉公人、親仁との―ならどこぞ外でしたがよい」 ④支払いをすること。歌舞伎、五大力恋緘「今夜中に―して下さんせにやなりませぬ」 ⑤ことば。言いぐさ。「その―を聞いて腹が立った」 ⇒せりふ‐ちょう【台詞帳】 ⇒せりふ‐づけ【台詞付】 ⇒せりふ‐まわし【台詞回し】

せりふ‐づけ【台詞付】🔗🔉

せりふ‐づけ台詞付】 俳優のせりふを記した文書。台詞帳。書抜き。 ⇒せり‐ふ【台詞・科白】

せりふ‐まわし【台詞回し】‥マハシ🔗🔉

せりふ‐まわし台詞回し‥マハシ せりふの言いまわし。 ⇒せり‐ふ【台詞・科白】

たい【台】🔗🔉

たい】 ①台湾の略。 ②天台宗の略。→だい(台)

だい【台】🔗🔉

だい】 (呉音。漢音はタイ) ①たかどの。うてな。源氏物語東屋「『楚王の―の上の、夜の琴の声』と誦ずんじ給へるも」。枕草子143「―の前に植ゑられたりける牡丹ぼうたなどのをかしきこと」 ②物や人をのせるもの。「椅子を―に上の物をとる」 ③食物。めし。源氏物語夕霧「誰も誰も御―参りなどして」 ④平たくて高い土地。 ⑤物事のもととなるもの。「プラチナ―の指輪」 ⑥中央政府の官省。弾正台など。今昔物語集9「常に―の使として」 ⑦相手への敬称。 ⑧皇族・貴人への敬語。 ⑨大型の家具や楽器、車・機械などを数える語。また、印刷や製本で16頁・32頁をひとまとまりとして数える語。「輪転機5―」 ⑩年齢または物の値段などのそれを単位に区切れる範囲を示す語。「百円―前半」 →たい(台)

たい‐い【台位】‥ヰ🔗🔉

たい‐い台位‥ヰ ①台槐たいかいの位。三公の位。 ②転じて、宰相。

たい‐が【台駕】🔗🔉

たい‐が台駕】 高貴の人の乗物の称。

だい‐か【台下】🔗🔉

だい‐か台下】 ①うてなの下。ものみの下。楼下。 ②貴人の敬称。手紙の脇付わきづけに用いる。

たい‐かい【台階】🔗🔉

たい‐かい台階】 ①三公の位。三台の位。太政大臣・左大臣・右大臣。平家物語4「男子或いは―をかたじけなうし」 ②他人の居宅を敬っていう語。

たい‐かく【台閣】🔗🔉

たい‐かく台閣】 (ダイカクとも) ①たかどの。楼閣。 ②政治を行う官庁。内閣。「―に列なる」

たい‐がく【台岳】🔗🔉

たい‐がく台岳】 ①中国の天台山の異称。 ②比叡山の異称。台嶺。

だい‐かく【台閣】🔗🔉

だい‐かく台閣⇒たいかく

だい‐がさ【台笠】🔗🔉

だい‐がさ台笠】 大名行列などのとき、袋に入れて棒をつけ、供の者に持たせた被笠かぶりがさ→たてがさ 台笠

たい‐かん【台翰】🔗🔉

たい‐かん台翰】 他人の手紙の尊敬語。尊翰。芳書。

たい‐かん【台観】‥クワン🔗🔉

たい‐かん台観‥クワン 物見の台。

たい‐がん【台顔】🔗🔉

たい‐がん台顔】 他人の顔の尊敬語。尊顔。

たいき【台記】🔗🔉

たいき台記】 (台は大臣の総称「三台」による)宇治左大臣藤原頼長の日記。12巻。1136年(保延2)頼長17歳に始まり、55年(久寿2)保元の乱の前年に及ぶ。記事は生彩に富み、宮中の儀式を詳記。槐記・宇槐記・宇左記・宇治左府記・治相記ともいう。

だい‐けい【台形】🔗🔉

だい‐けい台形】 〔数〕一組の対辺が平行な四辺形。梯形ていけい。面積は、上底と下底の和に高さを掛け、2で割ると求められる。 台形

だい‐ごし【台越し】🔗🔉

だい‐ごし台越し】 江戸時代、輦台れんだいで川を渡ること。東海道中膝栗毛3「―にいたさう」

だい‐ざ【台座】🔗🔉

だい‐ざ台座】 ①物をのせておく台。 ②像を安置する台。殊に仏像の台座は、像を神聖化するために種々の形式がある。蓮華をかたどった蓮華座、須弥山しゅみせんをかたどった須弥座、岩の形をした岩座、鳥獣をかたどった鳥獣座など。→仏像(図) ⇒台座が来る ⇒台座後光を仕舞う ⇒台座の別れ ⇒台座を放す

○台座が来るだいざがくる🔗🔉

○台座が来るだいざがくる 「尻が来る」に同じ。→尻(成句) ⇒だい‐ざ【台座】 だい‐さかん大主典‥クワン 上位の主典さかんだい‐さぎ大鷺】 サギの一種。大形で、全身雪白色。世界の温帯・熱帯地域に広く分布。日本でも繁殖するが、これを大陸から越冬に来るものと区別して、コモモジロあるいはチュウダイサギと呼ぶ。モモジロ。 だいさぎ(夏羽) ダイサギ 提供:OPO たい‐さく大作】 ①規模の大きな作品。大きな製作。 ②すぐれて立派な作品・製作。傑作。 たい‐さく対策】 ①(タイシャクとも。策(木の札)に書かれた問題にこたえる意)古代中国や律令制下の官吏採用のための論文試験で、課題に答えて漢文の作文を提出すること、またその答案。→方略→時務 ②相手の態度や事件の状況に応じてとる方策。「―を講ずる」「―を練る」「インフレ―」 だい‐さく代作】 他の人に代わって作ること。また、その作品。 だい‐さく題作】 題を出して詩文などを作らせること。

○台座後光を仕舞うだいざごこうをしまう🔗🔉

○台座後光を仕舞うだいざごこうをしまう (仏像が台座と後光を失う意から)面目を丸つぶしにする。また、生命を失う。浄瑠璃、夏祭浪花鑑「脚腰立たぬ耄おいぼれ切り外はずさして台座後光、仕舞ふてくれう」 ⇒だい‐ざ【台座】 たい‐さつ大冊】 紙数の多い書物。形が大きくて厚い書物。大冊子。大巻。 たい‐さつ大刹】 (タイセツとも)大きな寺。巨刹。

○台座の別れだいざのわかれ🔗🔉

○台座の別れだいざのわかれ 首が飛ぶこと。死んでしまうこと。浄瑠璃、義経千本桜「何が扨さて相違あらば―」 ⇒だい‐ざ【台座】

○台座を放すだいざをはなす🔗🔉

○台座を放すだいざをはなす 首を斬る。浄瑠璃、夏祭浪花鑑「こんな奴は手ばしかう台座放してしまふがよい」 ⇒だい‐ざ【台座】 たい‐さん大盞】 大きなさかずき。大杯。 たい‐さん耐酸】 酸におかされにくいこと。「―性」 たい‐さん退散】 ①あつまっている人々が退き散ること。「―を命ずる」 ②逃げ散ること。のがれ去ること。「悪霊を―させる」 たい‐ざん大山・太山】 大きな山。おおやま。 ⇒大山鳴動して鼠一匹 ⇒大山を挟みて北海を超ゆ たい‐ざん泰山・岱山】 (「太山」とも書く) ①(Tai Shan)中国の名山。山東省泰安の北方にあり、五岳中の東岳。古来、天子がここで封禅ほうぜんの儀式を行なった。また、死者の集まる山ともいわれ、仏典では地獄のことを太山と呼ぶこともある。標高1533メートル。世界遺産。 泰山・岱山 提供:JTBフォト ②高く大きな山。 ⇒たいざん‐こうもう【泰山鴻毛】 ⇒たいざん‐こくせき【泰山刻石】 ⇒たいざん‐ふくん【泰山府君・太山府君】 ⇒たいざん‐ほくと【泰山北斗】 ⇒たいざん‐りょうぼく【泰山梁木】 ⇒太山は土壌を譲らず だい‐さん大参】 禅宗で、正式に法堂はっとうに上って仏法を説くこと。↔小参 だい‐さん代参】 他人に代わって神仏へ参詣すること。また、その人。 ⇒だいさん‐こう【代参講】 だい‐さん第三】 ①3番目。3回目。 ②連歌・俳諧で第3句目をいう。脇句から一転して新しい局面を展開すべき句で、「て留め」「らん留め」を多く用いる。 ⇒だいさん‐インターナショナル【第三インターナショナル】 ⇒だいさん‐かいきゅう【第三階級】 ⇒だいさん‐き【第三紀】 ⇒だいさんき‐そう【第三紀層】 ⇒だいさん‐けい【第三系】 ⇒だいさん‐こうとう‐がっこう【第三高等学校】 ⇒だいさん‐ごく【第三国】 ⇒だいさん‐さいむしゃ【第三債務者】 ⇒だいさんじ‐さんぎょう【第三次産業】 ⇒だいさん‐しじょう【第三市場】 ⇒だいさん‐しゃ【第三者】 ⇒だいさんしゃ‐いぎ‐の‐うったえ【第三者異議の訴え】 ⇒だいさんしゃ‐わりあて【第三者割当】 ⇒だいさん‐しゅとくしゃ【第三取得者】 ⇒だいさんしゅ‐ゆうびんぶつ【第三種郵便物】 ⇒だいさん‐せいりょく【第三勢力】 ⇒だいさん‐せかい【第三世界】 ⇒だいさん‐セクター【第三セクター】 ⇒だいさん‐せっしょく【第三接触】 ⇒だいさん‐ていこく【第三帝国】 ⇒だいさん‐とう【第三党】 ⇒だいさん‐にんしょう【第三人称】 ⇒だいさん‐のうしつ【第三脳室】 ⇒だいさん‐の‐みち【第三の道】 ⇒だいさん‐ぶんや【第三分野】 ⇒だいさん‐みぶん【第三身分】 だいさん‐インターナショナル第三インターナショナル】 (Third International)共産主義インターナショナル。世界各国の共産党の国際組織。1919年、レーニンらの指導下にモスクワで創立、国際共産主義運動の指導に当たったが、次第にソ連一国の利益に従属するようになり、43年、解散。コミンテルン。 ⇒だい‐さん【第三】 だいさん‐かいきゅう第三階級‥キフ (→)第三身分に同じ。 ⇒だい‐さん【第三】 だい‐さんかん大散関‥クワン (→)散関に同じ。 だいさん‐き第三紀】 (Tertiary Period)地質年代のうち、新生代の大部分、約6500万年前から180万年前までの時代。哺乳動物・双子葉植物が栄え、火山活動や造山運動が活発でアルプス・ヒマラヤなどの大山脈ができた。現在の日本列島の形はこの時代に成立。→地質年代(表)⇒だい‐さん【第三】 だいさんき‐そう第三紀層】 第三紀に生じた地層。日本はこの地層の分布がきわめて広い。第三系。 ⇒だい‐さん【第三】 だいさん‐けい第三系(→)第三紀層に同じ。 ⇒だい‐さん【第三】 だい‐さんげん大三元】 マージャンの役満貫やくマンガンの一つ。白板・緑発・紅中の3種の牌パイ(三元牌)をそれぞれ3個以上揃えて和了ホーラしたもの。 だいさん‐こう代参講‥カウ 講のうち、代表者が遠隔地にある社寺霊場に参詣し護符を受けるもの。伊勢講・熊野講など。江戸中期に盛んとなる。 ⇒だい‐さん【代参】 だいさん‐こうとう‐がっこう第三高等学校‥カウ‥ガクカウ 旧制官立高等学校の一つ。大阪に設置された舎密セイミ局に淵源する大学分校を再編・改称した第三高等中学校が前身。1889年(明治22)京都市吉田町に移転。94年高等学校。当初、法・工・医3学部の専門教育機関であったが、1901年大学予科のみとなる。49年新制京都大学に統合。略称、三高。→京都大学⇒だい‐さん【第三】 たいざん‐こうもう泰山鴻毛】 [司馬遷、任少卿に報ずる書「死は或いは泰山より重く、或いは鴻毛より軽し」]命というものは、みだりに捨ててはならない時もあれば、進んで捨てなければならない時もある。 ⇒たい‐ざん【泰山・岱山】 だいさん‐ごく第三国】 当事国以外の国家。 ⇒だい‐さん【第三】 たいざん‐こくせき泰山刻石】 秦の始皇帝が泰山の山頂に立てた自己の頌徳碑。刻石の文字は小篆の典型とされるが、磨耗がひどく拓本に残るのみ。 ⇒たい‐ざん【泰山・岱山】 だいさん‐さいむしゃ第三債務者】 債権者から見て、債務者が有する別の債権の債務者。 ⇒だい‐さん【第三】 たいさん‐じ太山寺】 ①愛媛県松山市にある真言宗の寺。四国八十八箇所第52番の札所。用明天皇の時、豊後国の真野長者の創立と伝える。 ②神戸市西区にある天台宗の寺。藤原鎌足の子定恵の創建と伝える。南北朝時代には多くの僧兵を擁し、南朝側に立つ。 だいさんじ‐さんぎょう第三次産業‥ゲフ 商業・運輸通信業・サービス業など、第一次・第二次産業以外のすべての産業を指す。 ⇒だい‐さん【第三】 だいさん‐しじょう第三市場‥ヂヤウ 店頭市場のこと。金融商品取引所の第一部・第二部に対していう。 ⇒だい‐さん【第三】 だいさん‐しゃ第三者】 当事者以外の者。その事柄に直接関係していない人。 ⇒だい‐さん【第三】 だいさんしゃ‐いぎ‐の‐うったえ第三者異議の訴え‥ウツタヘ 〔法〕民事執行において、ある目的物につき第三者が執行の排除を求める訴え。その目的物が第三者の所有物であるというのが典型的な理由。 ⇒だい‐さん【第三】 だいさんしゃ‐わりあて第三者割当】 証券発行に際し、発行会社と縁故関係にある役員・従業員・関係金融機関・取引先企業など特定の者に新株引受権を与えること。縁故募集。 ⇒だい‐さん【第三】 だいさん‐しゅとくしゃ第三取得者】 〔法〕他人の権利(特に抵当権や質権などの担保物権)が存する物を取得した第三者。 ⇒だい‐さん【第三】 だいさんしゅ‐ゆうびんぶつ第三種郵便物‥イウ‥ 内国通常郵便物の一種。定期的に発行される新聞・雑誌などの刊行物で、開封とし、日本郵政公社の承認を得たもの。 ⇒だい‐さん【第三】 だい‐さんせい‐ぼんち大鑽井盆地】 (Great Artesian Basin)オーストラリア中東部の内陸にある大平原の通称。降水量が少ないが、被圧地下水を掘抜ほりぬき井戸によって牧畜に利用する。 だいさん‐せいりょく第三勢力】 対立する二つの勢力の外に立つ第三の中立的勢力。 ⇒だい‐さん【第三】 だいさん‐せかい第三世界】 (Third World)アジア・アフリカ・中南米などの発展途上にある諸国を、東西両世界、あるいは米ソ(ロシア)二大国とこれに次ぐ先進諸国と対比した呼称。 ⇒だい‐さん【第三】 だいさん‐セクター第三セクター】 国や地方公共団体と民間企業との共同出資で設立される事業体。主として国や地方公共団体が行うべき事業(公共セクター)に、民間部門(民間セクター)の資金や経営力などを導入して官民共同で行うところからいう。 ⇒だい‐さん【第三】 だいさん‐せっしょく第三接触】 〔天〕(→)生光せいこうに同じ。 ⇒だい‐さん【第三】 だいさん‐ていこく第三帝国】 (das Dritte Reich ドイツ)ナチス統治下のドイツ(1933〜1945)の称。中世・近世の神聖ローマ帝国を第一帝国(962〜1806)、普仏戦争後に統一したドイツ帝国を第二帝国(1871〜1918)とし、それに続く帝国の意。 ⇒だい‐さん【第三】 だいさん‐とう第三党‥タウ 議席数が3番目の政党、特に二大政党の間に介在して、ある程度までキャスティング‐ボートを握っている政党。第三政党。 ⇒だい‐さん【第三】 だいさん‐にんしょう第三人称(→)三人称に同じ。 ⇒だい‐さん【第三】 だいさん‐のうしつ第三脳室‥ナウ‥ 「間脳かんのう参照。 ⇒だい‐さん【第三】 だいさん‐の‐みち第三の道】 (The Third Way)1990年代からヨーロッパの社会民主主義が採用した政治路線。新自由主義でも国家介入主義でもなく、市場原理と社会的公正の両立をめざす。イギリスの社会学者ギデンズが示した。 ⇒だい‐さん【第三】

だい‐し【台紙】🔗🔉

だい‐し台紙】 写真・図画などを貼る土台にする厚紙。「―に貼る」

だい‐し【台詞】🔗🔉

だい‐し台詞⇒せりふ

だい‐しゃ【台車】🔗🔉

だい‐しゃ台車】 ①鉄道車両などの車体を支え、車輪に連続する鉄製の枠。 ②物を運ぶための車の付いた台。

だい‐じゅう【台十】‥ジフ🔗🔉

だい‐じゅう台十‥ジフ 台十能だいじゅうのうの略。

だい‐じゅうのう【台十能】‥ジフ‥🔗🔉

だい‐じゅうのう台十能‥ジフ‥ 台のついた十能。台十。

だい‐す【台子】🔗🔉

だい‐す台子】 点茶用の棚の一種。書院広間で用いられ、風炉ふろ・杓立・蓋置・建水・水指みずさしなど皆具一式を飾るもの。及台子きゅうだいすは中国から渡来したもので、2本柱。桑台子は千宗旦好みで、及台子と同型、桑で作る。真台子しんのだいすは黒の真塗りで4本角柱。竹台子は珠光好みで、竹の4本柱。 台子

だい‐どこ【台所】🔗🔉

だい‐どこ台所】 「だいどころ」の略。

だい‐どころ【台所】🔗🔉

だい‐どころ台所】 ①煮たきその他、食物を調理する室。くりや。だいどこ。勝手。厨房ちゅうぼう。徒然草「―の棚に、小土器に味噌の少しつきたるを見出でて」 ②転じて、金銭上のやりくり。また、その内情。「―を預かる」「―が苦しい」 ⇒だいどころ‐に【台所荷】 ⇒だいどころ‐にん【台所人】 ⇒だいどころ‐ばん【台所番】 ⇒だいどころ‐ぶぎょう【台所奉行】 ⇒だいどころ‐ぶね【台所船】

だいどころ‐に【台所荷】🔗🔉

だいどころ‐に台所荷】 台所で使用する雑具の荷物。 ⇒だい‐どころ【台所】

だいどころ‐にん【台所人】🔗🔉

だいどころ‐にん台所人】 料理をする人。〈日葡辞書〉 ⇒だい‐どころ【台所】

だいどころ‐ぶね【台所船】🔗🔉

だいどころ‐ぶね台所船】 本船に付属して食物を調理する船。くりやぶね。 ⇒だい‐どころ【台所】

だい‐の‐もの【台の物】🔗🔉

だい‐の‐もの台の物】 ①大きな台にのせた料理や進物。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「不相応の金銀衣服―、師直へ持参して」 ②遊郭などで、台屋だいやから大きな台にのせて運ぶ料理品。松竹梅などの飾りをつける。無事志有意「南は喜の字屋―」

だい‐びき【台引】🔗🔉

だい‐びき台引】 ①宴会の膳などに敷く紙。 ②本膳料理に添える引物。

だい‐ひきもの【台引物】🔗🔉

だい‐ひきもの台引物】 膳部に添え台に載せて出す肴・菓子の類。客に持ち帰らせるもの。

だい‐びろ【台広】🔗🔉

だい‐びろ台広】 三味線の駒の一種。 ①駒の底面(台)が広く、背の低い駒。かつて地歌や豊後系浄瑠璃で用いた。歌駒とも。 ②山田流箏曲で、鉛駒のこと。平駒(細駒)に対する語として用いる。

だい‐ふだ【台札】🔗🔉

だい‐ふだ台札「川札かわふだ参照。

だい‐や【台屋】🔗🔉

だい‐や台屋】 遊郭で料理の品を調える家。しだしや。台の物屋。傾城買四十八手「―にてその日の仕込みの物を」

だい‐われ【台割れ】🔗🔉

だい‐われ台割れ】 相場が下落して台がかわること。例えば、60円台から50円台に下がること。

[漢]台🔗🔉

 〔厶部3画〕 ⇒口部

[漢]台🔗🔉

 字形  筆順 〔口部2画/5画/教育/3470・4266〕 [臺] 字形 〔至部8画/14画/7142・674A〕 〔音〕ダイ(呉) タイ(漢) 〔訓〕うてな [意味] ①うてな。 ㋐一段と高く作ってあたりを見はらせるようにした構造物。ものみ。たかどの。「台閣たいかく・楼台・舞台ぶたい」。令制の役所の名。「御史台・弾正だんじょう台」 ㋑一段と高い(その上に物をのせる)平たい面。「台座・台地・台車・鏡台・飯台・実験台」。「台地」の略。「駿河するが台」 ②御殿。邸宅。「台下」。転じて、相手を敬っていう語。「貴台・尊台・老台」▶多く書簡文で使う。 ③皇族・貴人に関する事柄を敬っていう語。「台臨たいりん・台命たいめい・台覧たいらん」 ④物事の基礎。「土台・台本・台帳」 ⑤車両や機械を数える語。「ミシン一台」 ⑥それを単位に区切れる数量の範囲を示す語。「三十歳台・百円台・大台おおだい」 ⑦「天台(宗)」の略。「台密」 ⑧「台湾たいわん」の略。「訪台」 [解字] 「臺」は、会意。「土」+「高」の省略形+「至」。土を高く積んで人がやって来るのを見るものみの意。「台」は、上・中・下三星から成る星座の名で、三公の位に当て、③⑦などの用法があるが、字音が通ずるところから古くから「臺」の略字として用い混用された。は異体字。 [下ツキ 縁台・架台・貴台・橋台・鏡台・御史台・見台・賢台・高台・式台・車台・燭台・寝台・人台・船台・尊台・帳台・鎮台・天台・灯台・土台・飯台・番台・盤台・舞台・文台・砲台・蓮台・輦台・楼台・老台・露台

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うてな【台】🔗🔉

うてな [0][1] 【台】 (1)高殿(タカドノ)。高楼(コウロウ)。 (2)〔蓮(ハス)のうてなの意から〕 蓮台(レンダイ)。「はちす葉を同じ―と契りおきて/源氏(鈴虫)」 (3)土を盛って築いた物見台。[和名抄]

せり-ふ【台詞・科白】🔗🔉

せり-ふ [0] 【台詞・科白】 (1)俳優が劇中で言う言葉。 (2)人に向かって言うときの言い方。言いぐさ。「それが親に向かって言う―か」「断るときの―がふるっている」 (3)決まり文句。常套(ジヨウトウ)句。「どこかで聞いた―だ」 (4)談判。交渉。「何ぢやあろとここへゐて,めきしやきと―せにやおかんわいの/滑稽本・膝栗毛 8」 (5)支払いをすること。「三十日余りの座敷代…今夜中に―して下さんせにやなりません/歌舞伎・五大力」

せりふ-づくし【台詞尽(く)し】🔗🔉

せりふ-づくし [4] 【台詞尽(く)し】 歌舞伎の名せりふを集めた冊子。「鸚鵡石(オウムセキ)」など。

せりふ-づけ【台詞付け】🔗🔉

せりふ-づけ [0] 【台詞付け】 台詞を覚えやすいように,その俳優の台詞だけを書いたもの。台詞帳。

せりふ-まわし【台詞回し】🔗🔉

せりふ-まわし ―マハシ [4] 【台詞回し】 台詞の言い方,言い回し。エロキューション。

だい【台】🔗🔉

だい 【台】 ■一■ [1] (名) (1)物をのせるためのひらたいもの。また,人がのるために使うもの。「―にのせる」「箱を―にして本を取る」 (2)高く造った建築物。たかどの。「展望―」「楚王の―の上の夜の琴の声/源氏(東屋)」 (3)物の基礎・土台となるもの。(ア)細工などをほどこす素材。「プラチナの―にダイヤをはめこむ」(イ)接ぎ木の台木。(ウ)物事のしたじ。「記して置て,…それを―にして尚ほ色々な原書を調べ/福翁自伝(諭吉)」 (4)「台の物{(2)}」に同じ。「三度の食の栄耀には,魚吉の―も飽たりし/人情本・梅児誉美 4」 (5)食物をのせる台。また,食物・食事。「大殿油など,いそぎ参らせて,御―など,こなたにてまゐらせ給ふ/源氏(夕霧)」 ■二■ (接尾) 助数詞。 (1)車両や機械などを数えるのに用いる。「月産一万―」「ワープロ一―」 (2)数量の大体の範囲を示すのに用いる。例えば「千円台」は一〇〇〇円から一九九九円まで。「百番―の成績」「九時―の列車」 (3)印刷で,一度に印刷できるページ数を一単位として数えるのに用いる。また,製本の折り丁を数えるのにも用いる。普通,一六または三二ページを一台とする。

だい-えり【台襟】🔗🔉

だい-えり [0] 【台襟】 ワイシャツなどの襟の,折り返る部分の下にあるバンド状の部分。

たい-が【台駕】🔗🔉

たい-が [1] 【台駕】 高貴な人の乗り物を敬っていう語。

だい-か【台下】🔗🔉

だい-か [1] 【台下】 (1)台(ウテナ)の下。高楼下。 (2)相手を敬って手紙の脇付(ワキヅケ)に用いる語。貴下。

たい-かい【台階】🔗🔉

たい-かい [0] 【台階】 三公の位。大臣のこと。「男子(ナンシ)或は―をかたじけなうし,或は羽林につらなる/平家 4」

たい-かく【台閣】🔗🔉

たい-かく [0] 【台閣】 〔「だいかく」とも〕 (1)高くて立派な建物。 (2)政治を行う官庁。中央政府。内閣。「―に列する」

たい-がく【台岳】🔗🔉

たい-がく 【台岳】 (1)中国浙江省,天台山の別名。 (2)比叡山の別称。

だい-がさ【台笠】🔗🔉

だい-がさ [3] 【台笠】 かぶり笠を袋に入れて長い棒の先につけたもの。大名行列などのとき持たせた。 台笠 [図]

たい-かん【台翰】🔗🔉

たい-かん [0] 【台翰】 他人の手紙を敬っていう語。尊翰。

たい-かん【台観】🔗🔉

たい-かん ―クワン [0] 【台観】 物見の台。

たい-がん【台顔】🔗🔉

たい-がん [0] 【台顔】 他人を敬ってその顔をいう語。尊顔。

たいき【台記】🔗🔉

たいき 【台記】 院政期の左大臣藤原頼長の日記。一二巻。漢文体。1136年から55年の間の記事が断続的に残存する。保元の乱の研究および宮中の儀式を知るうえで重要な史料。宇槐(ウカイ)記。槐記。宇治左府記。宇左記。

たい-け【台家】🔗🔉

たい-け [1] 【台家】 天台宗の別称。

だい-けい【台形】🔗🔉

だい-けい [0] 【台形】 一組の対辺が平行な四辺形。梯形(テイケイ)。

だい-ざ【台座】🔗🔉

だい-ざ [0] 【台座】 (1)物をすえ置く台。 (2)仏像を安置する台。須弥(シユミ)座・蓮華座・岩座・禽獣(キンジユウ)座などがある。

だいざ=の別れ🔗🔉

――の別れ 首を斬られて死ぬこと。笠の台の生き別れ。

だい-し【台紙】🔗🔉

だい-し [0] 【台紙】 写真・絵などを貼るのに土台とする紙。

だい-し【台詞】🔗🔉

だい-し [0] 【台詞】 せりふ。台辞。

だい-じ【台辞】🔗🔉

だい-じ [0] 【台辞】 せりふ。台詞。

だい-しゃ【台車】🔗🔉

だい-しゃ [0] 【台車】 (1)鉄道車両などで,車体を支えて走行するための,車輪・台枠・ばねなどを含めた部分。 (2)物を運搬するための,手押し車。

だい-じゅう【台十】🔗🔉

だい-じゅう ―ジフ [3] 【台十】 「台十能(ダイジユウノウ)」の略。

だい-じゅうのう【台十能】🔗🔉

だい-じゅうのう ―ジフノウ [3] 【台十能】 炭火を入れたまま床に置けるように台をつけた十能。台十。

たい-しょ【台書】🔗🔉

たい-しょ [1] 【台書】 他人の手紙を敬っていう語。台翰(タイカン)。

だい-じょう【台上】🔗🔉

だい-じょう ―ジヤウ [0] 【台上】 台の上。演壇の上。また,高殿の上。

だい-じょう【台状】🔗🔉

だい-じょう ―ジヤウ [0] 【台状】 台のように,盛り上がっていて上が平らな形。

だい-じり【台尻】🔗🔉

だい-じり [0] 【台尻】 小銃の銃床の,肩に当たる部分。

だい-す【台子】🔗🔉

だい-す [0] 【台子】 茶の湯の棚物の一。南浦紹明(ナンポシヨウミヨウ)が宋から将来したと伝える。本来,書院広間で用い,風炉(フロ)・釜など一式をのせる。及台子(キユウダイス)・真台子(シンノダイス)・桑台子・竹台子など種々のものがある。 台子 [図]

だい-どこ【台所】🔗🔉

だい-どこ [0] 【台所】 「だいどころ」の略。

だい-どころ【台所】🔗🔉

だい-どころ [0] 【台所】 (1)食物を調理し,煮炊きする部屋。厨(クリヤ)。勝手。炊事場。だいどこ。キッチン。 (2)金銭上のやりくり。家計。「―は火の車だ」 〔「台盤所」の略とも,台を調える所,の意ともいう〕

だいどころ-ぶぎょう【台所奉行】🔗🔉

だいどころ-ぶぎょう ―ギヤウ [6] 【台所奉行】 武家の職名。台所のことをつかさどる役。

だいどころ-ぶね【台所船】🔗🔉

だいどころ-ぶね [6] 【台所船】 「厨船(クリヤブネ)」に同じ。

だい-の-もの【台の物】🔗🔉

だい-の-もの [1] 【台の物】 (1)台の上にのせた進物や料理。 (2)近世,台屋が大きな台に載せて遊女屋に運んでくる料理。松竹梅などの飾りがついている。

だい-ば【台場】🔗🔉

だい-ば [0] 【台場】 江戸末期,海防のため海岸付近に設けられた砲台。 →お台場

だい-ひきもの【台引物】🔗🔉

だい-ひきもの [3] 【台引物】 膳部に添えて台に載せて出す肴(サカナ)・菓子の類。客への土産物とする。

だい-や【台屋】🔗🔉

だい-や [0] 【台屋】 遊里で,仕出し屋。台肴屋(ダイザカナヤ)。

だい-われ【台割れ】🔗🔉

だい-われ [0] 【台割れ】 株価が下落して,一〇円刻みで示される「台」が一つ下のものに変わること。例えば,八〇円台の株が七〇円台に下がるなど。

うてな【台】(和英)🔗🔉

うてな【台】 [萼(がく)]the calyx;→英和 [高楼]a tower.→英和

せりふ【台詞】(和英)🔗🔉

せりふ【台詞】 speech;→英和 dialogue;words.〜を言う(忘れる) deliver (forget) one's lines.

だい【台】(和英)🔗🔉

だい【台】 a stand;→英和 a base;→英和 a rest;→英和 a support;→英和 a table (卓);→英和 a pedestal (胸像などの);→英和 a mount (宝石の).→英和 40〜(の人) (a person) in his forties.千円〜を越す(割る) pass (fall below) the 1,000 yen level[mark].

だいけい【台形】(和英)🔗🔉

だいけい【台形】 《数》<米>trapezoid;→英和 <英>a trapezium.→英和

だいざ【台座】(和英)🔗🔉

だいざ【台座】 a plinth.→英和

だいし【台紙】(和英)🔗🔉

だいし【台紙】 a mount (写真の).→英和 〜に貼(は)る mount.

だいじり【台尻】(和英)🔗🔉

だいじり【台尻】 the butt (end).→英和

だいどころ【台所】(和英)🔗🔉

だいどころ【台所】 a kitchen.→英和 台所仕事(道具) kitchen work (utensils).

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