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広辞苑の検索結果 (27)
えまし‐むぎ【咲まし麦】ヱ‥🔗⭐🔉
えまし‐むぎ【咲まし麦】ヱ‥
一度煮て水にさらした麦。ひらかし麦。
えま・す【咲ます】ヱマス🔗⭐🔉
えま・す【咲ます】ヱマス
〔他四〕
水・湯などに浸してふやかす。「麦を―・す」
え‐わら・う【咲笑ふ】ヱワラフ🔗⭐🔉
え‐わら・う【咲笑ふ】ヱワラフ
〔自四〕
えみわらう。にこにこと笑う。枕草子184「たちゐ、いきちがふさまなどのつつましげならず、ものいひ、―・ふ」
さいたさくら【咲いた桜】🔗⭐🔉
さいたさくら【咲いた桜】
箏曲。江戸時代、「咲いた桜花見て戻る」の歌い出しで行われたが、明治期に「桜さくら弥生の空は…」に改められ、「桜」の曲名で唱歌として広く知られる。
さき【咲き】🔗⭐🔉
さき【咲き】
花の開くこと。万葉集10「萩の花―のををりを見よとかも」。「今年は―が早い」
さき‐い・ず【咲き出づ】‥イヅ🔗⭐🔉
さき‐い・ず【咲き出づ】‥イヅ
〔自下二〕
花が咲きはじめる。万葉集14「貌かおが花な―・でそね隠こめて偲しのはむ」
さき‐いだ・す【咲き出す】🔗⭐🔉
さき‐いだ・す【咲き出す】
〔自四〕
(→)「さきいず」に同じ。
さき‐おお・る【咲き撓る】‥ヲヲル🔗⭐🔉
さき‐おお・る【咲き撓る】‥ヲヲル
〔自四〕
枝もたわむほどに花が咲く。万葉集6「春べは花―・り」
さき‐こぼ・れる【咲き溢れる】🔗⭐🔉
さき‐こぼ・れる【咲き溢れる】
〔自下一〕[文]さきこぼ・る(下二)
あふれる程に咲く。さきみだれる。源氏物語若菜下「よく―・れたる藤の花の」
さき・ず【咲き出】‥ヅ🔗⭐🔉
さき・ず【咲き出】‥ヅ
〔自下二〕
(サキイヅの約)咲きでる。咲きだす。万葉集10「朝顔の秀ほには―・でぬ」
さき‐すさ・ぶ【咲きすさぶ】🔗⭐🔉
さき‐すさ・ぶ【咲きすさぶ】
〔自四〕
(奈良時代には上二段に活用)今を盛りと咲く。咲きほこる。万葉集10「朝露に―・びたるつき草の」
さき‐そ・める【咲き初める】🔗⭐🔉
さき‐そ・める【咲き初める】
〔自下一〕[文]さきそ・む(下二)
咲きはじめる。万葉集10「わが屋前やどの桜の花は―・めにけり」
さき‐そろ・う【咲き揃う】‥ソロフ🔗⭐🔉
さき‐そろ・う【咲き揃う】‥ソロフ
〔自五〕
花が全部咲く。一斉に咲く。「庭花が―・う」
さき‐つ・ぐ【咲き継ぐ】🔗⭐🔉
さき‐つ・ぐ【咲き継ぐ】
〔自四〕
つぎつぎに咲いてゆく。つづいて咲く。万葉集9「桜の花は咲きたるは散り過ぎにけり含ふふめるは―・ぎぬべし」
さき‐ととのお・る【咲き調ほる】‥トトノホル🔗⭐🔉
さき‐ととのお・る【咲き調ほる】‥トトノホル
〔自四〕
十分に咲く。咲きみちる。栄華物語烟後「幾木ともなく―・りたるは」
さき‐にお・う【咲き匂う】‥ニホフ🔗⭐🔉
さき‐にお・う【咲き匂う】‥ニホフ
〔自五〕
(「におう」は色が美しく映える意)花が色鮮やかに咲く。みごとに咲く。万葉集20「池水に影さへ見えて―・ふ」。「菊が―・う」
さき‐のこ・す【咲き残す】🔗⭐🔉
さき‐のこ・す【咲き残す】
〔他四〕
他の花が散ったあとまで咲いているようにする。新拾遺和歌集春「―・す絶え間もあらば山桜重ねてかかれ峰の白雲」
さき‐のこ・る【咲き残る】🔗⭐🔉
さき‐のこ・る【咲き残る】
〔自五〕
①他の花が散ったあとまで咲いている。
②他の花が咲いたあとまで咲かずに残る。おくれて咲く。
さき‐ほこ・る【咲き誇る】🔗⭐🔉
さき‐ほこ・る【咲き誇る】
〔自五〕
花が誇らしげに咲く。美しく盛んに咲く。「今を盛りと―・る」
さき‐まさ・る【咲き優る】🔗⭐🔉
さき‐まさ・る【咲き優る】
〔自四〕
見事に咲く。他より立派に咲く。前より立派に咲く。万葉集10「朝顔は朝露負ひて咲くといへど夕かげにこそ―・りけれ」
さき‐みだ・れる【咲き乱れる】🔗⭐🔉
さき‐みだ・れる【咲き乱れる】
〔自下一〕[文]さきみだ・る(下二)
花が盛んに咲く。色々な花が一面に咲く。
さき‐わけ【咲分け】🔗⭐🔉
さき‐わけ【咲分け】
1株に種々の色の花が咲くこと。また、その草木。「源平―」
さき‐わた・る【咲き渡る】🔗⭐🔉
さき‐わた・る【咲き渡る】
〔自四〕
咲き続ける。また、一面に咲く。万葉集5「梅の花絶ゆることなく―・るべし」
さ・く【咲く】🔗⭐🔉
さ・く【咲く】
〔自五〕
(「咲」は「わらう」の意。漢詩「鳥鳴花咲」を「咲さく」と読み慣わしたことから生じた訓)
①花の蕾つぼみが開く。孝徳紀「本毎に花は―・けども」。平家物語5「枯れたる草木も花―・き実なり」
②波が白く立つ。万葉集20「今替る新防人が船出する海原の上に波な―・きそね」
さっ‐か【察化】‥クワ🔗⭐🔉
さっ‐か【察化】‥クワ
(「咲嘩」とも書く)盗人の異称。狂言、察化「身乞みごいの―と言うて、大の盗人ぢや」
わら・う【笑う・咲う】ワラフ🔗⭐🔉
わら・う【笑う・咲う】ワラフ
〔自五〕
①口を大きく開けて喜びの声をたてる。おかしがって声をたてる。大鏡道隆「はと一度に―・ひたりし声こそいとおびたたしかりしか」。天草本平家物語「この三年は高うさへ―・はなんだ人々が、声をあげて叫ばれた」
②(他動詞的に。「嗤う」とも書く)ばかにしてわらう。嘲笑する。源氏物語帚木「交野の少将には―・はれ給ひけむかし」。平家物語7「唐人が玄房といふ名を―・つて、玄房とはかへつてほろぶといふ音あり…と相したりけるとかや」。「人の失敗を―・う」「一円を―・う者は一円に泣く」
③(比喩的に)つぼみが開くこと、果実が熟して皮が裂けること、また縫目がほころびることなどにいう。俳諧新選「口明けて―・はぬ花や女郎花」「ほつこんと―・うて栗の落ちにけり」。尤之双紙もっとものそうし「―・ふ物のしなじな左縄」
④力が入らず、機能しなくなる。「ひざが―・う」「手が―・って字が書けない」
⇒笑う門には福来る
○笑う門には福来るわらうかどにはふくきたる
いつもにこにこしていて笑いが満ちている人の家には自然に福運がめぐって来る。
⇒わら・う【笑う・咲う】
[漢]咲🔗⭐🔉
咲 字形
筆順
〔口部6画/9画/常用/2673・3A69〕
[
] 字形
〔口部6画/9画〕
〔音〕ショウ〈セウ〉(呉)(漢)
〔訓〕さく・わらう
[意味]
①花がさく。
②わらう。(同)笑。「戯咲・一咲・言咲」
[解字]
「笑」の古字「
」を書き誤ったもの。古来中国では②の意味にしか用いない。①は、「鳥鳴花咲=鳥なき花わらう」という慣用句から、日本で「さく」意に転用されたもの。
筆順
〔口部6画/9画/常用/2673・3A69〕
[
] 字形
〔口部6画/9画〕
〔音〕ショウ〈セウ〉(呉)(漢)
〔訓〕さく・わらう
[意味]
①花がさく。
②わらう。(同)笑。「戯咲・一咲・言咲」
[解字]
「笑」の古字「
」を書き誤ったもの。古来中国では②の意味にしか用いない。①は、「鳥鳴花咲=鳥なき花わらう」という慣用句から、日本で「さく」意に転用されたもの。
大辞林の検索結果 (23)
えまい【笑まひ・咲まひ】🔗⭐🔉
えまい
マヒ 【笑まひ・咲まひ】
(1)ほほえみ。微笑。「なでしこが花見るごとに娘子(オトメ)らが―のにほひ思ほゆるかも/万葉 4114」
(2)花が咲くこと。「春くれど野べの霞につつまれて花の―のくちびるも見ず/永久百首」
マヒ 【笑まひ・咲まひ】
(1)ほほえみ。微笑。「なでしこが花見るごとに娘子(オトメ)らが―のにほひ思ほゆるかも/万葉 4114」
(2)花が咲くこと。「春くれど野べの霞につつまれて花の―のくちびるも見ず/永久百首」
え・む【笑む・咲む】🔗⭐🔉
え・む
ム [1] 【笑む・咲む】 (動マ五[四])
(1)にっこりと笑う。「我が背子はにふぶに―・みて立ちませり見ゆ/万葉 3817」「ほくそ―・む」「ほほ―・む」
(2)つぼみがほころびる。花が咲く。「花の―・めるを見れば/好忠集」
(3)(栗などの)実が熟して裂け開く。「まだ―・みもせぬ白栗を/家鴨飼(青果)」
ム [1] 【笑む・咲む】 (動マ五[四])
(1)にっこりと笑う。「我が背子はにふぶに―・みて立ちませり見ゆ/万葉 3817」「ほくそ―・む」「ほほ―・む」
(2)つぼみがほころびる。花が咲く。「花の―・めるを見れば/好忠集」
(3)(栗などの)実が熟して裂け開く。「まだ―・みもせぬ白栗を/家鴨飼(青果)」
え-わら・う【咲笑ふ】🔗⭐🔉
え-わら・う
ワラフ 【咲笑ふ】 (動ハ四)
わらう。また,声を立てて笑う。「つつましげならず,物言い,―・ふ/枕草子 184」
ワラフ 【咲笑ふ】 (動ハ四)
わらう。また,声を立てて笑う。「つつましげならず,物言い,―・ふ/枕草子 184」
さいたさくら【咲いた桜】🔗⭐🔉
さいたさくら 【咲いた桜】
小唄・うた沢・端唄の一。元禄年間(1688-1704)以来,「咲いた桜になぜ駒つなぐ」の歌詞で愛誦される。
さき-おお・る【咲き撓る】🔗⭐🔉
さき-おお・る ―ヲヲル 【咲き撓る】 (動ラ四)
枝もたわむほどに咲き茂る。「春されば花―・り/万葉 3266」
さき-おく・れる【咲(き)遅れる】🔗⭐🔉
さき-おく・れる [5] 【咲(き)遅れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 さきおく・る
花の咲くのが遅れる。「―・れた桜」
さき-かか・る【咲き懸(か)る】🔗⭐🔉
さき-かか・る [4] 【咲き懸(か)る】 (動ラ五[四])
(1)花が咲き始める。「―・った花が寒気でまたしぼんでしまった」
(2)花が咲いて他の物の上におおいかかる。「大きなる松に藤の―・りて/源氏(蓬生)」
(3)花が次の季節にかけて咲き続ける。「夏にこそ―・りけれ藤のはな/拾遺(夏)」
さき-こぼ・れる【咲き溢れる】🔗⭐🔉
さき-こぼ・れる [5] 【咲き溢れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 さきこぼ・る
花がいっぱいに咲く。咲き乱れる。「花が―・れる」
さき-そ・める【咲(き)初める】🔗⭐🔉
さき-そ・める [4] 【咲(き)初める】 (動マ下一)[文]マ下二 さきそ・む
花が咲きはじめる。「桜が―・める」
さき-そろ・う【咲き揃う】🔗⭐🔉
さき-そろ・う ―ソロフ [4] 【咲き揃う】 (動ワ五[ハ四])
花が全部咲く。「百花―・う春」
さき-にお・う【咲き匂う】🔗⭐🔉
さき-にお・う ―ニホフ [4] 【咲き匂う】 (動ワ五[ハ四])
美しい色に咲く。「バラの―・う庭園」
さき-のこ・る【咲(き)残る】🔗⭐🔉
さき-のこ・る [4] 【咲(き)残る】 (動ラ五[四])
(1)ほかの花が散ったあとまで咲いている。「梅一輪,こずえに―・る」
(2)ほかの花が咲いても,まだ咲かないでいる。遅れて咲く。「爛
とは…一片でまり―・らぬなり/中華若木詩抄」
とは…一片でまり―・らぬなり/中華若木詩抄」
さき-ほこ・る【咲(き)誇る】🔗⭐🔉
さき-ほこ・る [4] 【咲(き)誇る】 (動ラ五[四])
今が盛りであるとばかりに,美しく咲いている。「―・る庭の紅梅」
さき-みだ・れる【咲(き)乱れる】🔗⭐🔉
さき-みだ・れる [5] 【咲(き)乱れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 さきみだ・る
入りまじって咲く。「さまざまな花が―・れる」
さき-わけ【咲(き)分け】🔗⭐🔉
さき-わけ [0] 【咲(き)分け】
同じ株の中で異なる色の花が咲くこと。また,その草木。「紅白―の梅」
さき-わた・る【咲き渡る】🔗⭐🔉
さき-わた・る 【咲き渡る】 (動ラ四)
花が一面に咲く。また,咲き続ける。「梅の花絶ゆることなく―・るべし/万葉 830」
さ・く【咲く】🔗⭐🔉
さ・く [0] 【咲く】 (動カ五[四])
(1)花のつぼみが開く。
⇔散る
「花が―・く」
(2)波が砕けて白く見える。白波が立つ。「味鎌の潟に―・く波/万葉 3551」
[可能] さける
[慣用] 話に花が―/死に花を咲かせる・一花咲かせる
さくはな-の【咲く花の】🔗⭐🔉
さくはな-の 【咲く花の】 (枕詞)
咲いた花は色があせてうつろうことから,「うつろう」にかかる。「常なりし笑まひ眉引き―うつろひにけり/万葉 804」
さっ-か【察化・咲嘩】🔗⭐🔉
さっ-か ―クワ 【察化】 ・ サククワ 【咲嘩】
盗人・詐欺師の異名。「みごひの―と申て,心もすぐになひ者でござる/狂言・察化」
わら・う【笑う・咲う】🔗⭐🔉
わら・う ワラフ [0] 【笑う・咲う】 (動ワ五[ハ四])
(1)おかしさ・うれしさ・きまり悪さなどから,やさしい目付きになったり,口元をゆるめたりする。また,そうした気持ちで声を立てる。「赤ん坊がにこにこと―・う」「照れ隠しに―・う」
(2)(「嗤う」とも書く)ばかにした気持ちを顔に表す。あざける。嘲笑する。「愚かしさを―・う」「陰で―・っている」「鼻先で―・う」「天の下に―・はれなまし/日本書紀(継体訓)」
(3)つぼみが開く,花が咲く。「花が―・い,鳥が歌う」
(4)果実が熟して割れ目ができる。「栗のいがが―・う」
(5)縫い目がほころびる。「肩の縫目の―・ひ掛けたフロツクコート/社会百面相(魯庵)」
(6)しまりがなくなり,十分に働かなくなる。しっかりとしなくなる。「長い下り坂で膝(ヒザ)が―・ってしまった」
[可能] わらえる
[慣用] 今泣いた烏(カラス)がもう―・鬼が―・目糞(メクソ)鼻糞を―
さきそめる【咲き初める】(和英)🔗⭐🔉
さきそめる【咲き初める】
begin to bloom[blossom].
さきみだれる【咲き乱れる】(和英)🔗⭐🔉
さきみだれる【咲き乱れる】
bloom all over.
さく【咲く】(和英)🔗⭐🔉
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