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広辞苑の検索結果 (33)

ほう‐しゃ【放射】ハウ‥🔗🔉

ほう‐しゃ放射ハウ‥ ①中央の1点から四方八方へ放出すること。 ②〔理〕(radiation)熱線・電磁波などが物体から四方八方に放出される現象。あるいは放出された電磁波や粒子線の総称。輻射ふくしゃ⇒ほうしゃ‐エネルギー【放射エネルギー】 ⇒ほうしゃ‐かがく【放射化学】 ⇒ほうしゃ‐ぎり【放射霧】 ⇒ほうしゃ‐けい【放射計】 ⇒ほうしゃ‐じょう【放射状】 ⇒ほうしゃじょう‐とざん【放射状登山】 ⇒ほうしゃ‐せい【放射性】 ⇒ほうしゃせい‐かくしゅ【放射性核種】 ⇒ほうしゃせい‐げんそ【放射性元素】 ⇒ほうしゃせい‐こうかぶつ【放射性降下物】 ⇒ほうしゃせい‐こうぶつ【放射性鉱物】 ⇒ほうしゃせいたんそ‐ねんだいそくていほう【放射性炭素年代測定法】 ⇒ほうしゃせい‐どういたい【放射性同位体】 ⇒ほうしゃせい‐はいきぶつ【放射性廃棄物】 ⇒ほうしゃせい‐ぶっしつ【放射性物質】 ⇒ほうしゃ‐せん【放射線】 ⇒ほうしゃせん‐かがく【放射線化学】 ⇒ほうしゃせん‐じゅうごう【放射線重合】 ⇒ほうしゃせん‐しょうがい【放射線障害】 ⇒ほうしゃせん‐たい【放射線帯】 ⇒ほうしゃせん‐りょう【放射線量】 ⇒ほうしゃせん‐りょうほう【放射線療法】 ⇒ほうしゃ‐そうしょう【放射相称】 ⇒ほうしゃ‐そうしょうか【放射相称花】 ⇒ほうしゃ‐そしき【放射組織】 ⇒ほうしゃ‐だんぼう【放射暖房】 ⇒ほうしゃ‐ねつ【放射熱】 ⇒ほうしゃ‐ねんだい【放射年代】 ⇒ほうしゃ‐のう【放射能】 ⇒ほうしゃのう‐せん【放射能泉】 ⇒ほうしゃ‐へいこう【放射平衡】 ⇒ほうしゃ‐れいきゃく【放射冷却】

ほうしゃ‐エネルギー【放射エネルギー】ハウ‥🔗🔉

ほうしゃ‐エネルギー放射エネルギーハウ‥ 放射線のエネルギー、すなわち電磁波のエネルギー。輻射エネルギー。→プランクの量子仮説⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃ‐かがく【放射化学】ハウ‥クワ‥🔗🔉

ほうしゃ‐かがく放射化学ハウ‥クワ‥ (radiochemistry)放射性物質を研究対象とする化学の一分野。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃ‐ぎり【放射霧】ハウ‥🔗🔉

ほうしゃ‐ぎり放射霧ハウ‥ 放射冷却によって地表付近の空気が冷やされて発生する霧。よく晴れた風の弱い夜間に発生する。輻射霧。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃ‐けい【放射計】ハウ‥🔗🔉

ほうしゃ‐けい放射計ハウ‥ 放射輝度や放射照度など放射のエネルギーを測定するための計器の総称。集光・検出・記録のための構成要素を持ち、集光にはレンズ・反射鏡など、検出には熱電対・ボロメーター・光電管などを用いる。ラジオメーター。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃ‐じょう【放射状】ハウ‥ジヤウ🔗🔉

ほうしゃ‐じょう放射状ハウ‥ジヤウ (radial)中央の1点から四方八方に放出した形のもの。輻射状。「道路が―に伸びる」 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃじょう‐とざん【放射状登山】ハウ‥ジヤウ‥🔗🔉

ほうしゃじょう‐とざん放射状登山ハウ‥ジヤウ‥ ベース‐キャンプを定めて、周囲の山に次々と登る登山形式。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃ‐せい【放射性】ハウ‥🔗🔉

ほうしゃ‐せい放射性ハウ‥ (radioactive)放射能をもつ性質。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃせい‐かくしゅ【放射性核種】ハウ‥🔗🔉

ほうしゃせい‐かくしゅ放射性核種ハウ‥ 放射能をもつ原子核の種類。自然界に存在する天然放射性核種と、加速器や原子炉でつくられる人工放射性核種とがある。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃせい‐げんそ【放射性元素】ハウ‥🔗🔉

ほうしゃせい‐げんそ放射性元素ハウ‥ 放射能をもつ元素。天然に存在するものはウラン系列・アクチニウム系列・トリウム系列の諸元素など。人工的につくられるネプツニウム系列の元素もこれに属する。超ウラン元素はすべて人工放射性元素である。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃせい‐こうかぶつ【放射性降下物】ハウ‥カウ‥🔗🔉

ほうしゃせい‐こうかぶつ放射性降下物ハウ‥カウ‥ 核爆発などで生じた放射性微粒子の地表への降下物。フォールアウト。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃせい‐こうぶつ【放射性鉱物】ハウ‥クワウ‥🔗🔉

ほうしゃせい‐こうぶつ放射性鉱物ハウ‥クワウ‥ ウランやトリウムなどを含み、放射線を発する鉱物。核燃料の原料とし、年代測定にも用いる。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃせいたんそ‐ねんだいそくていほう【放射性炭素年代測定法】ハウ‥ハフ🔗🔉

ほうしゃせいたんそ‐ねんだいそくていほう放射性炭素年代測定法ハウ‥ハフ (→)炭素14法に同じ。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃせい‐どういたい【放射性同位体】ハウ‥ヰ‥🔗🔉

ほうしゃせい‐どういたい放射性同位体ハウ‥ヰ‥ 放射性をもつ同位体。主として原子炉や加速器による核反応でつくられる。炭素14・コバルト60の類。ラジオアイソトープ。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃせい‐はいきぶつ【放射性廃棄物】ハウ‥🔗🔉

ほうしゃせい‐はいきぶつ放射性廃棄物ハウ‥ 原子力発電所・核燃料再処理工場などから出る放射能を帯びた廃棄物。高レベルと低レベルに大別。核廃棄物。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃせい‐ぶっしつ【放射性物質】ハウ‥🔗🔉

ほうしゃせい‐ぶっしつ放射性物質ハウ‥ 放射性元素を含む物質の総称。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃ‐せん【放射線】ハウ‥🔗🔉

ほうしゃ‐せん放射線ハウ‥ (radiation) ①放射性元素の崩壊に伴って放出される粒子線または電磁波。アルファ線・ベータ線・ガンマ線の3種をいうが、それらと同じ程度のエネルギーをもつ粒子線・宇宙線も含める。アルファ線はヘリウムの原子核、ベータ線は電子または陽電子から成る粒子線、ガンマ線は非常に波長が短い電磁波。いずれも気体を電離し、写真作用・蛍光作用を示す。1896年ベクレルにより、ウラン化合物から発見された。 ②広義には種々の粒子線および電磁波の総称。輻射線。あるいは単に放射・輻射ともいう。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃせん‐かがく【放射線化学】ハウ‥クワ‥🔗🔉

ほうしゃせん‐かがく放射線化学ハウ‥クワ‥ 放射線の照射によりひき起こされる化学反応およびその生成物について研究する化学の一分野。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃせん‐じゅうごう【放射線重合】ハウ‥ヂユウガフ🔗🔉

ほうしゃせん‐じゅうごう放射線重合ハウ‥ヂユウガフ 高エネルギー放射線の照射により開始される付加重合。ラジカル重合とイオン重合がある。低温でも、また固相でも起こり得るのが特徴。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃせん‐しょうがい【放射線障害】ハウ‥シヤウ‥🔗🔉

ほうしゃせん‐しょうがい放射線障害ハウ‥シヤウ‥ 放射線の照射により生体に生じる有害な影響。身体的な影響と遺伝的な影響とがあり、また照射線量・部位及び核種により障害に差異がある。一般に分裂の盛んな細胞ほど感受性が強く、貧血・白血球減少・出血傾向・免疫不全・脱毛・不妊等を来し、後遺症として白血病・癌・臓器線維症等を発症する。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃせん‐たい【放射線帯】ハウ‥🔗🔉

ほうしゃせん‐たい放射線帯ハウ‥ 地球の磁気圏の中で高速の陽子や電子が多量に存在する領域。地球の磁軸と直交するドーナツ状に分布。バン=アレン帯。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃせん‐りょう【放射線量】ハウ‥リヤウ🔗🔉

ほうしゃせん‐りょう放射線量ハウ‥リヤウ 物質に照射された放射線の生物学的または化学的効果を定量的に表すための放射線の量。単に線量ともいい、照射線量と吸収線量とがある。→照射線量→吸収線量⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃせん‐りょうほう【放射線療法】ハウ‥レウハフ🔗🔉

ほうしゃせん‐りょうほう放射線療法ハウ‥レウハフ 放射線を利用して癌などを治療する方法。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃ‐そうしょう【放射相称】ハウ‥サウ‥🔗🔉

ほうしゃ‐そうしょう放射相称ハウ‥サウ‥ 生物体の構造が、体軸を通る3個以上の面に対して、互いに鏡像関係にある2部分に分かれること。海綿動物・腔腸動物・棘皮きょくひ動物、また多くの花の構造がその例。放散相称。輻状相称。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃ‐そうしょうか【放射相称花】ハウ‥サウ‥クワ🔗🔉

ほうしゃ‐そうしょうか放射相称花ハウ‥サウ‥クワ 被子植物の花の形状の一つ。2個以上の相称面をもつもの、すなわち花を真上から見下ろして、左右・上下の別のない形状をいう。ウメ・アヤメなどの花の類。輻状相称花。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃ‐そしき【放射組織】ハウ‥🔗🔉

ほうしゃ‐そしき放射組織ハウ‥ 双子葉植物および裸子植物にある柔組織の一つ。幹または茎の中心から、その断面の放射方向に走る柔細胞群から成り、主に、篩部しぶと木部間での水分・栄養分の輸送をつかさどる。射出髄。髄線。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃ‐だんぼう【放射暖房】ハウ‥バウ🔗🔉

ほうしゃ‐だんぼう放射暖房ハウ‥バウ 暖房方式の一つ。放熱体の放射効果を利用するもの。パネル‐ヒーティングなど。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃ‐ねつ【放射熱】ハウ‥🔗🔉

ほうしゃ‐ねつ放射熱ハウ‥ 物体に吸収されて、その物体の温度を上げるのに使われる放射エネルギー。赤外線で著しい。輻射熱。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃ‐ねんだい【放射年代】ハウ‥🔗🔉

ほうしゃ‐ねんだい放射年代ハウ‥ 放射性元素の壊変が温度・圧力・化学的環境などに無関係に進行することを利用して測定された年代。多くの地質年代は、これによる。絶対年代。→炭素14法⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃ‐のう【放射能】ハウ‥🔗🔉

ほうしゃ‐のう放射能ハウ‥ (radioactivity)放射性物質が放射線を出す現象または性質。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃのう‐せん【放射能泉】ハウ‥🔗🔉

ほうしゃのう‐せん放射能泉ハウ‥ 温泉水1キログラム中にラドンを3ナノキュリー以上含む温泉。三朝みささ温泉・増富温泉が名高い。リウマチなどに特効があるという。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃ‐へいこう【放射平衡】ハウ‥カウ🔗🔉

ほうしゃ‐へいこう放射平衡ハウ‥カウ 太陽放射による加熱と地球放射による冷却が釣り合った状態。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

ほうしゃ‐れいきゃく【放射冷却】ハウ‥🔗🔉

ほうしゃ‐れいきゃく放射冷却ハウ‥ 夜間、地表面が熱放射によって冷却する現象。遅霜・早霜の原因になる。地表面に接した空気が間接的に冷却されて放射霧が発生することもある。大気中に含まれる水蒸気・二酸化炭素の熱放射によって気温が下がる現象も放射冷却という。 ⇒ほう‐しゃ【放射】

大辞林の検索結果 (44)

ほう-しゃ【放射】🔗🔉

ほう-しゃ ハウ― [0] 【放射】 (名)スル (1)一点から四方八方に放出すること。 (2)〔物〕 〔radiation〕 物体が電磁波または粒子線を放出すること。また,その放出された電磁波または粒子線。電磁波の場合は輻射ともいう。

ほうしゃ-あつ【放射圧】🔗🔉

ほうしゃ-あつ ハウ― [3] 【放射圧】 電磁波が物体面で反射または吸収される時に,その面に及ぼす圧力。輻射圧。

ほうしゃ-いかんそく【放射維管束】🔗🔉

ほうしゃ-いかんそく ハウ―クワン― [5] 【放射維管束】 木部と師部が交互に配列されて環状をなしている維管束。シダ植物の茎やすべての高等植物の根の初生組織に見られる。

ほうしゃ-エネルギー【放射―】🔗🔉

ほうしゃ-エネルギー ハウ― [5] 【放射―】 電磁波のエネルギー。

ほうしゃ-かがく【放射化学】🔗🔉

ほうしゃ-かがく ハウ―クワ― [4] 【放射化学】 放射能を利用して放射性核種の検出・定量・分離・生成およびそれらの分析化学や生化学への応用などを研究する化学の一分野。

ほうしゃ-か-ぶんせき【放射化分析】🔗🔉

ほうしゃ-か-ぶんせき ハウ―クワ― [5] 【放射化分析】 試料に放射線を照射して一部の核を放射性核種とし,その放射能の測定により,試料中の元素を定性・定量分析する分析法。きわめて高感度である。

ほうしゃ-ぎり【放射霧】🔗🔉

ほうしゃ-ぎり ハウ― [3] 【放射霧】 夜間の地面付近の放射冷却でできる霧。風が弱く,よく晴れた早朝にあらわれる。輻射霧。

ほうしゃ-きん【放射菌】🔗🔉

ほうしゃ-きん ハウ― [0][3] 【放射菌】 ⇒放線菌(ホウセンキン)

ほうしゃ-けい【放射計】🔗🔉

ほうしゃ-けい ハウ― [0] 【放射計】 放射エネルギーを測定する装置。一本の細い糸につけた二枚の金属板の一方で放射を反射,他方で吸収させたときの回転を利用して測定するクルックス計や,放射を受けたときの温度上昇を利用して測定する熱電対・熱電堆・ボロメーターなどがある。ラジオメーター。

ほうしゃ-こう【放射光】🔗🔉

ほうしゃ-こう ハウ―クワウ [3] 【放射光】 〔photon radiation〕 磁場中を円運動する電子が放射する光および電磁波のこと。

ほうしゃ-じょう【放射状】🔗🔉

ほうしゃ-じょう ハウ―ジヤウ [0] 【放射状】 線状のものが中心から四方に出ているさま。「道路が―に延びる」

ほうしゃ-せい【放射性】🔗🔉

ほうしゃ-せい ハウ― [0] 【放射性】 物質が放射能をもっていること。また,その性質。

ほうしゃ-せい-かくしゅ【放射性核種】🔗🔉

ほうしゃ-せい-かくしゅ ハウ― [6] 【放射性核種】 放射能をもつ核種。すなわち自然に放射線を放出して,他の原子核に変わる原子核。

ほうしゃ-せい-げんそ【放射性元素】🔗🔉

ほうしゃ-せい-げんそ ハウ― [6] 【放射性元素】 放射性核種のみからなる元素。ウラン・トリウム・ラジウムなど。広義には放射能をもつ元素。放射性同位体を含む元素。また,人工放射性元素を除いて天然に存在するもののみを指すこともある。

ほうしゃ-せい-こうかぶつ【放射性降下物】🔗🔉

ほうしゃ-せい-こうかぶつ ハウ―カウカブツ [8] 【放射性降下物】 核実験などの際の核爆発によって生じ,地上に降下してくる放射性物質。フォールアウト。

ほうしゃ-せい-たんそ【放射性炭素】🔗🔉

ほうしゃ-せい-たんそ ハウ― [6] 【放射性炭素】 放射性炭素同位体のこと。炭素一一と炭素一四とがあるが,普通は炭素一四を指すことが多い。

ほうしゃ-せいたんそ-ねんだいそくていほう【放射性炭素年代測定法】🔗🔉

ほうしゃ-せいたんそ-ねんだいそくていほう ハウ―ネンダイソクテイハフ [6]-[0] 【放射性炭素年代測定法】 〔radiocarbon dating〕 炭素の放射性同位体(炭素一四)による絶対年代測定法。炭素一四は,ほぼ一定の濃度で大気中の二酸化炭素に含まれており,生物体にもほとんど同じ濃度で存在する。生物が死ぬと二酸化炭素の取り込みが途絶え,死骸中の炭素一四が一定の半減期で減り続けるので,試料(木片・骨・貝殻など)中の炭素一四の量をもとにしてその生物が生きていた年代を推定することができる。考古学などに利用。ラジオカーボン-デーティング。カーボン-デーティング。

ほうしゃ-せい-どういたい【放射性同位体】🔗🔉

ほうしゃ-せい-どういたい ハウ―ドウタイ [0] 【放射性同位体】 放射能をもつ同位体。放射性核種を原子核として含む同位体。ラジオ-アイソトープ。

ほうしゃ-せい-はいきぶつ【放射性廃棄物】🔗🔉

ほうしゃ-せい-はいきぶつ ハウ― [8] 【放射性廃棄物】 原子炉,ラジオ-アイソトープを使用する工場や研究室などで発生する放射性物質を含む種々の廃棄物。放射性核分裂生成物,放射性物質によって汚染された作業服やその洗濯に用いられた水などのすべてを含む。

ほうしゃ-せい-ぶっしつ【放射性物質】🔗🔉

ほうしゃ-せい-ぶっしつ ハウ― [6] 【放射性物質】 放射能をもつ物質。特に,その核種が特定されていない場合,または多数の放射性核種の混合物である場合にいう。

ほうしゃ-せい-ほうかい【放射性崩壊】🔗🔉

ほうしゃ-せい-ほうかい ハウ―ホウクワイ [6] 【放射性崩壊】 不安定な核種が,α粒子・電子・陽電子・中性子・陽子を放出(または核外の電子を吸収)して,別種の核種に転換すること。放射性壊変。

ほうしゃ-せん【放射線】🔗🔉

ほうしゃ-せん ハウ― [0] 【放射線】 放射性核種の崩壊によって放出されるα線・β線・γ線の総称。広義には,原子核や素粒子の反応によって放出される X 線などの電磁波や中性子線などの粒子線も含める。

ほうしゃ-せん-いでんがく【放射線遺伝学】🔗🔉

ほうしゃ-せん-いでんがく ハウ―デンガク [7] 【放射線遺伝学】 放射線照射が遺伝子に与える作用を研究する遺伝学の一分野。

ほうしゃ-せん-かがく【放射線化学】🔗🔉

ほうしゃ-せん-かがく ハウ―クワガク [6] 【放射線化学】 物質に放射線を照射し,それによって起こる化学変化を研究する化学の一分野。

ほうしゃ-せん-けんしゅつき【放射線検出器】🔗🔉

ほうしゃ-せん-けんしゅつき ハウ― [9] 【放射線検出器】 放射線と物質との相互作用(電離作用・発光作用など)を利用して放射線を検出する装置。検出方法や用途により種々のものがある。ガイガー-ミュラー計数管・電離箱・霧箱など。粒子検出器。

ほうしゃ-せん-じゅうごう【放射線重合】🔗🔉

ほうしゃ-せん-じゅうごう ハウ―ヂユウガフ [6] 【放射線重合】 X 線・γ線・電子線などの高エネルギー放射線の照射によって起こる付加重合。低温でも,また,気相・液相・固相のいずれにおいても,反応を行わせることが可能であり,種々の高分子物質の製造に利用する。

ほうしゃ-せん-しょうがい【放射線障害】🔗🔉

ほうしゃ-せん-しょうがい ハウ―シヤウガイ [6] 【放射線障害】 一定以上の放射線をうけたことにより人体に生じる有害な影響。放射線皮膚炎・放射線腸炎・白血病など。

ほうしゃ-せん-たい【放射線帯】🔗🔉

ほうしゃ-せん-たい ハウ― [0] 【放射線帯】 ⇒バン=アレン帯(タイ)

ほうしゃ-せん-たんしょう【放射線探傷】🔗🔉

ほうしゃ-せん-たんしょう ハウ―タンシヤウ [6] 【放射線探傷】 非破壊検査法の一。X 線・γ線・β線あるいは中性子線を物体に照射し,透過した放射線の強度分布をフィルムまたは蛍光板に受け,その像から物体内部の欠陥の有無を調べる。

ほうしゃ-せん-とりあつかいしゅにんしゃ【放射線取扱主任者】🔗🔉

ほうしゃ-せん-とりあつかいしゅにんしゃ ハウ―トリアツカヒ― [13] 【放射線取扱主任者】 科学技術庁長官の免状を受け,放射線を取り扱う事業所で放射線障害防止について監督を行う者。

ほうしゃ-せん-ぶつりがく【放射線物理学】🔗🔉

ほうしゃ-せん-ぶつりがく ハウ― [8] 【放射線物理学】 放射線と物質との相互作用を研究する物理学の一分野。

ほうしゃ-せん-りょう【放射線量】🔗🔉

ほうしゃ-せん-りょう ハウ―リヤウ [4] 【放射線量】 ⇒線量(センリヨウ)

ほうしゃ-せん-りょうほう【放射線療法】🔗🔉

ほうしゃ-せん-りょうほう ハウ―レウハフ [6] 【放射線療法】 放射線を用いて行う治療法。特に癌などの悪性腫瘍が対象となる。放射線治療。

ほうしゃ-そうしょう【放射相称】🔗🔉

ほうしゃ-そうしょう ハウ―サウ― [4] 【放射相称】 生物の体の軸を通る相称面が三つ以上ある体制。動物では海綿動物・腔腸動物・棘皮(キヨクヒ)動物,植物では花や茎に見られる。輻射相称。放散相称。

ほうしゃ-そうしょう-か【放射相称花】🔗🔉

ほうしゃ-そうしょう-か ハウ―サウシヨウクワ [6] 【放射相称花】 花の作りの相称面が三個以上ある花。サクラ・ハコベなどの多くの花がこれに当たる。輻状相称花。

ほうしゃ-そしき【放射組織】🔗🔉

ほうしゃ-そしき ハウ― [4] 【放射組織】 植物の維管束内を放射方向に走る細胞群。多くは柔細胞の集まり。木部と師部を貫いて存在し,水や養分の通路,通気や貯蔵器官としての役割を果たす。射出髄。髄線。

ほうしゃ-ねつ【放射熱】🔗🔉

ほうしゃ-ねつ ハウ― [3] 【放射熱】 物体によって吸収されて,その物体の温度上昇に使われた放射エネルギー。輻射熱。

ほうしゃ-ねんだい【放射年代】🔗🔉

ほうしゃ-ねんだい ハウ― [4] 【放射年代】 ⇒絶対地質年代(ゼツタイチシツネンダイ)

ほうしゃ-のう【放射能】🔗🔉

ほうしゃ-のう ハウ― [3] 【放射能】 物質から自発的に放射線が放出される性質。原子核の放射性崩壊による。天然に存在する物質の放射能を天然放射能といい,人工的に作られた物質の放射能を人工放射能という。

ほうしゃ-のう-おせん【放射能汚染】🔗🔉

ほうしゃ-のう-おせん ハウ―ヲセン [6] 【放射能汚染】 核爆発・原子炉の運転・放射性物質を利用した研究などによって,放射性物質が器具・人体・環境などに付着・拡散し,なんらかの障害の原因となる可能性をもつこと。

ほうしゃ-へいこう【放射平衡】🔗🔉

ほうしゃ-へいこう ハウ―カウ [4] 【放射平衡】 (1)空間内に物体と放射とが存在して熱平衡が成り立っている時の状態。輻射平衡。 (2)放射性崩壊の系列中で,新たにできる核種の原子核の増加数と,それの崩壊による減少数とが等しくなっている状態。放射能平衡。

ほうしゃ-れいきゃく【放射冷却】🔗🔉

ほうしゃ-れいきゃく ハウ― [4] 【放射冷却】 大気や地表面が赤外線放射の放出によって冷却する現象。天気予報解説などでは,地表面の冷却に伴う接地大気の気温の降下をいう。晴天無風の日の夜半から明け方にかけて著しい。

ほうしゃ【放射】(和英)🔗🔉

ほうしゃ【放射】 radiation.→英和 〜する radiate.→英和 〜性の radioactive.→英和 ‖放射性降下物 (radioactive) fallout.放射性同位元素 a radioisotope.放射性物質 a radioactive substance.放射線 radiant rays.放射(状)道路 a radial road.放射線医 a radiologist.放射線状の spoke-like;spokewise.

ほうしゃのう【放射能】(和英)🔗🔉

ほうしゃのう【放射能】 radioactivity.〜を持った radioactive.→英和 ‖放射能障害 radioactive poisoning.

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