いさい【委細】ヰサイ[1] 詳しい事情。 「―〔＝万事〕承知しました／―構わず〔＝事情が どうあっても〕／―面談」

いさい【異彩】[0] 〔ほかのものとは違った色合の意〕 きわだった特色。 「―を放つ〔＝それだけが△特別目立って（すぐれて）見える〕」

いさい【偉才】ヰサイ[0] 特別すぐれた才能（を持つ人物）。 [表記]「異才^イサイ」とも書く。

いさお【勲】イサヲ[0] 「手柄」の意の雅語的表現。〔強調表現は、「いさおし[3][0]」〕 [表記]「《功」とも書く。

いさかい【諍い】イサカヒ[0] 日常茶飯事のように繰り返される、ちょっとした けんか。〔多く、口げんかを指す〕 [動]諍う[3]:[3]（自五）

いさぎよい【潔い】[4]:[4] （形） 〔古くは、ただ きれいで、さっぱりした意〕思い切りがよくて、りっぱだ。 「―最期／潔く〔＝悪びれずに〕謝^アヤマる」 ――さ[4]

いさぎよし【屑し】【屑】[4]:[4] （形ク） 〔雅〕〔「潔い」と同原〕 「…するのを―としない〔＝下劣な ふるまいと考えて、それには従わない〕」

いさく【遺作】ヰサク[0] 故人の、未発表作品および著作物（で、死後に公表された物）。

いさご【砂】[0] 「すな」の雅語的表現。 [表記]「〈沙・《砂子」とも書く。

いささ （接頭） 〔雅〕ちっぽけな。少しばかりの。 「―小川」

いささか【些か】【些】[0][2] （副） 〔「か」は接辞〕 量・質共に、それほど驚くべき程度ではないことを表わす。 「わたしの若かったころは、布団は貴重な財産の一つでした。―〔＝ちょっとばかり〕高価なものであり、数多く持つことが豊かさの象徴のような気もしていました／―も〔＝少しも〕ゆるがせにしない」 [表記]「〈聊か」とも書く。

いさな【勇魚】[0] 「クジラ」の意の雅語的表現。

いさましい【勇ましい】[4]:[4] （形） (一)△敵（困難）を恐れず、あくまで戦う様子だ。 「―兵士」 (二)おっくうがったり 物おじしたり せず、積極的に行動する様子だ。 「―〔＝活発な〕女性」 (三)それを見たり 聞いたり する側も、思わず からだじゅうが引きしまる感じだ。 「―らっぱの音」 ――さ[3]――げ[0][5][4]――が・る[5]:[5]

いさみあし【勇み足】【勇足】[3] 〔すもうで〕相手を寄り詰めた時などに、相手より先に、うっかり足を土俵の外に出すこと。〔負けになることから、調子づいて うっかり失敗する意にも用いられる〕

いさみたつ【勇み立つ】【勇立つ】[4]:[4] （自五） △どんな困難にもくじけず（だれにも負けずに）がんばろうという気持が、からだじゅうにみなぎる。

いさみはだ【勇み肌】【勇肌】[3] 男気が有って、威勢がいい気風（の男）。

いさむ【勇む】[2]:[2] （自五） 人に負けずに大いに やってやろうという気持になって、張り切る。 「喜び勇んで出かけて行く」 [名]勇み[0]

いさめる【諫める】[3]:[3] （他下一） 正しい道の在り方を示して、悪い行いをやめさせたり 欠点を改めさせたり する。 「△親（主人）を―」 [名]諫め[0]

いさり【漁り】【漁】[0] 〔雅〕海で魚類をとること。すなどり。

いさりび【漁り火】【漁火】[0][3] 夜間、魚をとるために たく火。

いさん【胃散】ヰサン[0] 胃病に使う粉薬。

いさん【胃酸】ヰサン[0] 胃液の中に含まれる酸。〔主成分は塩酸〕 「―過多症[5][0]」

いさん【違算】ヰサン[0] 「見込み違い」の意の漢語的表現。

いさん【遺産】ヰサン[0] (一)遺家族が相続出来る、故人の財産。〔法律上は、債務をも含む〕 「―を食いつぶす／―相続[4]」 (二)先人の遺（^ノコ）した業績や文化財。 「文化―」