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くさ【草】🔗🔉

くさ【草】 [1]   (1)植物の中で,木部があまり発達せず,地上の部分が柔らかいもの。冬になると枯れるものが多い。草本。→木   (2)屋根を葺(ふ)く,藁(わら)や茅(かや)。「―葺き」 [2](接頭) 本格的ではないものなどの意を表す。「―野球」

くさ【瘡】🔗🔉

くさ【瘡】 (1)皮膚にできるできもの・湿疹などの総称。 (2)赤ん坊の頭などにできる湿疹。

くさ・い【臭い】🔗🔉

くさ・い【臭い】 [1](形)   (1)いやなにおいがする。   (2)疑わしい様子である。あやしい。「あの男が―・い」 [2](接尾)   (1)そのようなにおいがする。「汗―・い」   (2)いかにもそのように感じられる。「素人―・い」

クサイ【xi; Ξ・ξ】🔗🔉

クサイ【xi; Ξ・ξ】 ⇒クシー

くさいきれ【草いきれ】🔗🔉

くさいきれ【草いきれ】 夏の強い日ざしをうけて草むらから立ちのぼる熱気。

くさいち【草市】🔗🔉

くさいち【草市】 盂蘭盆会(うらぼんえ)の祭りに使う草花や飾り物・細工物などを売る市。陰暦 7 月 12 日の夜から翌朝にかけて立つ。盆市。花市。

くさいろ【草色】🔗🔉

くさいろ【草色】 草の葉の色。青みがかった緑色。もえぎいろ。くさばいろ。

くさうお【草魚】🔗🔉

くさうお【草魚】 カサゴ目の海魚。全長 50cm に達する。体形は細長く体色は淡灰色で,暗青色斑が散在する。食用にしない。カンテンウオ。

くさえんじゅ【草槐】🔗🔉

くさえんじゅ【草槐】 クララの別名。

くさかげろう【草蜻蛉】🔗🔉

くさかげろう【草蜻蛉】 クサカゲロウ科の昆虫。体長約 10mm。体は細く,弱々しい。卵には糸状の長い柄がつき,俗にウドンゲと呼ぶ。

くさかげんずい【久坂玄瑞】🔗🔉

くさかげんずい【久坂玄瑞】 (1840-1864) 幕末の長州藩士。吉田松陰の妹婿。松下村塾に学ぶ。藩論を公武合体から尊攘論に統一。禁門の変を指導して負傷,自殺した。

くさかべのおうじ【草壁皇子】🔗🔉

くさかべのおうじ【草壁皇子】 (662-689) 天武天皇の皇子。母はのちの持統天皇。文武天皇・元正天皇の父。壬申(じんしん)の乱で父に従い,皇太子となったが早世。

くさがめ【草亀・臭亀】🔗🔉

くさがめ【草亀・臭亀】 (1)カメの一種。甲長 12〜25cm。四肢の付け根にある腺から臭液を出す。子はゼニガメと呼ばれる。 (2)カメムシの異名。

くさかんむり【草冠】🔗🔉

くさかんむり【草冠】 漢字の冠(かんむり)の一。「草」「菜」などの「」。「蕾」などの「」の部分。そうこう。

くさき【草木】🔗🔉

くさき【草木】 草と木。そうもく。

くさぎ【臭木】🔗🔉

くさぎ【臭木】 クマツヅラ科の落葉小高木。高さ約 3m。全体に臭気がある。夏,白花を多数つける。果実を染料にする。クサギリ。

くさきぞめ【草木染め】🔗🔉

くさきぞめ【草木染め】 植物の根・皮・葉・実などから採った色素を利用して染めること。また,染めたもの。

くさきダム【草木ダム】🔗🔉

くさきダム【草木ダム】 群馬県勢多郡東村,利根川支流の渡良瀬川にある灌漑・上水用などの多目的ダム。重力式で,堤高 140m。1976 年(昭和 51)完成。

くさきょうちくとう【草夾竹桃】🔗🔉

くさきょうちくとう【草夾竹桃】 ハナシノブ科の多年草。高さ 1m 内外。夏,茎頂に赤紫色・白色などの花を多数つける。花魁草(おいらんそう)。フロックス。

くさきり【草螽🔗🔉

くさきり【草螽 キリギリス科の昆虫。体長約 45mm で,全身緑色あるいは褐色。頭頂は丸みをおび,触角は糸状。秋,草原でジーと鳴く。

くさく【句作】🔗🔉

くさく【句作】 連歌・俳句を作ること。

くさぐさ【種種】🔗🔉

くさぐさ【種種】 種類や品数などの多いこと。いろいろ。さまざま。「―の品」

くさけいば【草競馬】🔗🔉

くさけいば【草競馬】 公認の競馬に対して,農村などで行われる小規模な競馬。

くさごえ【草肥】🔗🔉

くさごえ【草肥】 緑肥(りよくひ)。

くさしぎ【草鷸】🔗🔉

くさしぎ【草鷸】 チドリ目シギ科の鳥。全長 24cm 内外で,背面は暗灰褐色,腹面は白。沼地や湿地にすむ。日本には秋に渡来し,越冬するものもある。

くさ・す【腐す】🔗🔉

くさ・す【腐す】 (動五) 悪意をもって他を悪くいう。こきおろす。けなす。

くさすぎかずら【草杉蔓】🔗🔉

くさすぎかずら【草杉蔓】 ユリ科のつる性多年草。海岸の砂地に生える。肥厚した根は,砂糖漬けにして食用とし,また漢方で天門冬(てんもんどう)と呼んで鎮咳・利尿などの薬にする。

くさずり【草摺】🔗🔉

くさずり【草摺】 鎧(よろい)の衡胴(かぶきどう)から垂らし,下腹部・大腿部を保護するもの。

くさぞうし【草双紙】🔗🔉

くさぞうし【草双紙】 江戸中期から明治の初めにかけて作られた挿絵主体の仮名書きの読み物。

くさそてつ【草蘇鉄】🔗🔉

くさそてつ【草蘇鉄】 オシダ科の夏緑性シダ植物。山中に群生する。若葉をコゴミと呼び,食用にする。コゴミ。ガンソク。ニワソテツ。

くさたけ【草丈】🔗🔉

くさたけ【草丈】 イネや草などの高さ。

くさだんご【草団子】🔗🔉

くさだんご【草団子】 粉(しんこ)にヨモギを混ぜて作った蒸し団子。

くさち【草地】🔗🔉

くさち【草地】 草の生えている土地。

くさつ【草津】🔗🔉

くさつ【草津】 (1)群馬県吾妻郡,白根山東斜面にある町。古くから知られた温泉町で,泉質はミョウバン・緑礬泉。 (2)滋賀県南部の市。東海道の宿場町で中山道を分岐する交通の要地。

くさつき【草付き】🔗🔉

くさつき【草付き】 〔登山用語〕 急峻な岩場で草の生えている所。

くさっぱら【草っ原】🔗🔉

くさっぱら【草っ原】 「くさはら(草原)」の転。

くさどせんげんちょういせき【草戸千軒町遺跡】🔗🔉

くさどせんげんちょういせき【草戸千軒町遺跡】 広島県福山市芦田川の河川敷にある中世遺跡。常福寺の門前町・港町で,井戸・町屋・陶磁器・木製品が出土し,中世の生活史を知る上で重要。

くさとり【草取り】🔗🔉

くさとり【草取り】 (1)雑草を取ること。また,その人。 (2)小さな熊手の形の,雑草を取るための道具。

くさなぎえんせき【日柳燕石】🔗🔉

くさなぎえんせき【日柳燕石】 (1817-1868) 幕末の勤王家。讃岐(さぬき)の人。侠客。長州・土佐の尊攘派を助けて活躍。戊辰(ぼしん)戦争に従軍中,柏崎で病死。詩文にも優れた。

くさなぎのつるぎ【草薙の剣】🔗🔉

くさなぎのつるぎ【草薙の剣】 「天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)」に同じ。

くさねむ【草合歓】🔗🔉

くさねむ【草合歓】 マメ科の一年草。高さ約 60cm。葉はネムの葉に似る。7〜9 月,黄色の小花をつける。

くさのおう【草の王】🔗🔉

くさのおう【草の王】 ケシ科の越年草。茎や葉の黄色の汁液はアルカロイドを含み有毒。高さ約 50cm。初夏,黄色四弁花を開き,果(さくか)を結ぶ。白屈菜(はつくつさい)。

くさのしんぺい【草野心平】🔗🔉

くさのしんぺい【草野心平】 (1903-1988) 詩人。福島県生まれ。中国の嶺南大中退。庶民的生命力や反抗精神を蛙に託した「第百階級」ほか,独特な宇宙感覚をもつ詩を作る。宮沢賢治を紹介。詩集「母岩」「蛙」など。

くさのね【草の根】🔗🔉

くさのね【草の根】 (1)草の根もと。 (2)組織に属さない一般人。民衆。グラス-ルーツ。

くさのねみんしゅしゅぎ【草の根民主主義】🔗🔉

くさのねみんしゅしゅぎ【草の根民主主義】 広く一般の人々の間に根を下ろし,住民運動などにより一般の人々が政治に参加する民主主義。

くさのは【草の葉】🔗🔉

くさのは【草の葉】 〔Leaves of Grass〕 ホイットマンの詩集。1855 年初版刊行以後,増補を繰り返して 400 編に及ぶ。肉体と霊の神秘的一致や,民主主義の本義をうたう。

くさば【草葉】🔗🔉

くさば【草葉】 草の葉。

くさばな【草花】🔗🔉

くさばな【草花】 花の咲く草。また,草に咲いている花。

くさばのかげ【草葉の陰】🔗🔉

くさばのかげ【草葉の陰】 (1)草の葉の下。 (2)墓の下。あの世。「―から見守る」

くさばはいせん【草場佩川】🔗🔉

くさばはいせん【草場佩川】 (1787-1867) 江戸後期の儒者・漢詩人。肥前の人。江戸で古賀精里に学び,佐賀藩に仕える。絵もよくした。著「佩川詩鈔」

くさはら【草原】🔗🔉

くさはら【草原】 草の生えている野原。

くさび【楔】🔗🔉

くさび【楔】 断面が V 字形をした木・石・金属などでつくった部品・道具。(ほぞ)穴に差し込んだ部材を固定するためにすき間に打ち込んだり,石を割ったりするのに用いる。責め木。

くさびいし【楔石】🔗🔉

くさびいし【楔石】 ⇒要石(かなめいし)

くさびがた【楔形】🔗🔉

くさびがた【楔形】 V 字形。けっけい。

くさびがたもじ【楔形文字】🔗🔉

くさびがたもじ【楔形文字】 アッカド語からペルシャ語まで古代メソポタミアの諸言語の表記文字。紀元前 3000 年以前にシュメール人によって発明された。粘土板に葦のペンで書いたため楔の形をしている。楔状文字。けっけいもじ。せっけいもじ。

くさひばり【草雲雀】🔗🔉

くさひばり【草雲雀】 クサヒバリ科のコオロギ。体長約 7mm で,触角が長い。体は淡黄褐色で黒斑がある。秋,雄はチリリリと美しく鳴く。

くさぶえ【草笛】🔗🔉

くさぶえ【草笛】 草で作った笛。草の葉や茎を口にあて,笛のように吹き鳴らすもの。

くさぶか・い【草深い】🔗🔉

くさぶか・い【草深い】 (形) (1)草が深く茂っている。 (2)ひなびている。辺鄙(へんぴ)である。「―・い田舎」

くさぶき【草葺き】🔗🔉

くさぶき【草葺き】 茅(かや)・藁(わら)などを用いて屋根を葺くこと。また,その屋根。

くさふぐ【草河豚】🔗🔉

くさふぐ【草河豚】 フグ目の海魚。全長 20cm 内外。砂中へ潜る習性がある。猛毒をもち,食用にしない。スナフグ。

くさぼうき【草箒】🔗🔉

くさぼうき【草箒】 ホウキグサをたばねて作った手ぼうき。

くさぼけ【草木瓜】🔗🔉

くさぼけ【草木瓜】 バラ科の落葉小低木。山野に自生。高さ約 40cm。早春,朱紅色の五弁花をつける。シドミ。地梨(じなし)。

くさぼたん【草牡丹】🔗🔉

くさぼたん【草牡丹】 キンポウゲ科の多年草。山中の草地に生える。高さ約 80cm。夏から秋に,円錐花序に青紫色の 4 弁の鐘形花を多数つける。

くさまくら【草枕】🔗🔉

くさまくら【草枕】 〔草を束ねた仮の枕,の意から〕 旅。旅寝。くさのまくら。

くさまくら【草枕】🔗🔉

くさまくら【草枕】 小説。夏目漱石作。1906 年(明治 39)発表。主人公の画工となぞめいた女性との交流をたて糸として,非人情の出世間的な芸術論を述べる俳句的小説。

くさみ【臭み】🔗🔉

くさみ【臭み】 (1)不快なにおい。 (2)嫌みに感じられること。「―のない文章」

くさむしり【草毟り】🔗🔉

くさむしり【草毟り】 雑草をむしり取ること。

くさむ・す【草生す・草産す】🔗🔉

くさむ・す【草生す・草産す】 (動五) 草がはえる。「―・した墓」

くさむら【叢・草叢】🔗🔉

くさむら【叢・草叢】 草が群がって生えている所。

くさめ【嚔】🔗🔉

くさめ【嚔】 くしゃみ。

くさもち【草餅】🔗🔉

くさもち【草餅】 ヨモギの葉をまぜてついた餅。3 月 3 日の桃の節句に作る。

くさもの【草物】🔗🔉

くさもの【草物】 生け花で,草本や草花を総称する語。→枝物

くさもみじ【草紅葉】🔗🔉

くさもみじ【草紅葉】 秋に草が色づくこと。草の紅葉。草の錦。

くさや🔗🔉

くさや ムロアジ類を開きにして,腸(わた)などを入れた塩分の強い汁につけてから干した干物。焼くと独特の臭みがある。伊豆諸島の特産。

くさやきゅう【草野球】🔗🔉

くさやきゅう【草野球】 素人(しろうと)が集まってする遊びの野球。

くさやもろ🔗🔉

くさやもろ スズキ目の海魚。全長 40cm に達する。ムロアジ類の一種で,体形は細長く,マアジよりやや丸みを帯びる。くさやの干物にする。伊豆諸島以南に分布。クサヤムロ。

くさり【鎖・・鏈】🔗🔉

くさり【鎖・・鏈】 (1)金属製の輪をつないだひも状のもの。 (2)きずな。「因果の―」

くさり【齣・🔗🔉

くさり【齣・ (接尾) 〔「鎖」と同源〕 話・音曲などの一つの区切り・段落。「一―語る」

くさりあみ【鎖編み】🔗🔉

くさりあみ【鎖編み】 かぎ針編みの一。鎖状に編む編み方。

くさりかたびら【鎖帷子】🔗🔉

くさりかたびら【鎖帷子】 細い鎖をつなぎ合わせて襦袢(ジバン)などに綴(と)じつけたもの。鎧(よろい)や衣服の下にも着込んだ。鎖襦袢。

くさりがま【鎖鎌】🔗🔉

くさりがま【鎖鎌】 鎌に 2〜3m の長さの鉄の鎖をつけ,その端に鉄分銅をつけた武器。

くさりぐるま【鎖車】🔗🔉

くさりぐるま【鎖車】 ⇒鎖歯車

くさりはぐるま【鎖歯車】🔗🔉

くさりはぐるま【鎖歯車】 歯車を直接かみ合わせず,両方の歯車の歯にかけた輪状の鎖によって動力を伝える歯車。自転車などに用いられる。スプロケット。鎖車(くさりぐるま)。

くさりへび【鎖蛇】🔗🔉

くさりへび【鎖蛇】 (1)有鱗目クサリヘビ科の爬虫類の総称。背にジグザグ状の縞模様がある有毒蛇。アジア・アフリカ・ヨーロッパに分布。 (2)(1)の一種。猛毒蛇。体長 1.5m に及ぶ。インドから東南アジアに分布。

くさ・る【腐る】🔗🔉

くさ・る【腐る】 (動五) (1)食べ物や動植物が腐敗する。 (2)物が変質してだめになる。「土台が―・る」 (3)人の精神などが堕落する。「根性が―・る」 (4)がっかりして気が沈む。「落第して―・っている」

くされあ・う【腐れ合う】🔗🔉

くされあ・う【腐れ合う】 (動五) 男女が不倫な関係を結ぶ。くさりあう。

くされえん【腐れ縁】🔗🔉

くされえん【腐れ縁】 好ましくないが切るに切れない関係。

くされがね【腐れ金】🔗🔉

くされがね【腐れ金】 はした金。また,けがらわしい金。めくされがね。

くさレダマ【草レダマ】🔗🔉

くさレダマ【草レダマ】 サクラソウ科の多年草。湿地に生える。高さ 0.5〜1m。夏から秋に,茎頂に大形の円錐花序を立て,多数の黄色の花をつける。黄連花。

くさ・れる【腐れる】🔗🔉

くさ・れる【腐れる】 (動下一) 腐敗する。くさる。

くさわけ【草分け】🔗🔉

くさわけ【草分け】 (1)草深い土地を切り開いて村や町の基礎をつくること。また,その人。くさきり。 (2)ある事を初めてすること。また,その人。

クサンティッペ【Xanthippe】🔗🔉

クサンティッペ【Xanthippe】 ソクラテスの妻。夫を理解せず常に夫をののしっていたといい,古来,悪妻として知られる。

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