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叢 くさむら🔗🔉

【叢】 18画 又部  区点=3349 16進=4151 シフトJIS=9170 《音読み》 ソウ/ゾウ/ズ〈cng〉 《訓読み》 くさむら/むらがる 《意味》 {名}くさむら。集まりはえた草。「叢生ソウセイ」 {動・形}むらがる。多くの物が一か所に集まる。また、そのさま。「叢書ソウショ」「叢林ソウリン(僧の集まり住む寺)」 《解字》 会意兼形声。取は、聚シュウ(集まる)と同系で、引き締めて集める意を含む。叢は、「ぎざぎざしたおかけ台+音符取」で、取の語尾がのびて叢の音となった。長短そろわずぎざぎざに集まること。 《類義》 →族 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

吁嗟 クサ🔗🔉

【吁嗟】 アア うわっと嘆く声をあらわすことば。クサ ああと嘆息する。嘆く。「民悪其残虐、莫不吁嗟=民ソノ残虐ヲ悪ミ、吁嗟セザルハナシ」〔→家語

嚔 くさめ🔗🔉

【嚔】 18画 口部  区点=5173 16進=5369 シフトJIS=9A89 【嚏】異体字異体字 17画 口部 区点=5174 16進=536A シフトJIS=9A8A 《音読み》 テイ/タイ〈t〉 《訓読み》 くさめ/くさめする(くさめす)/はなひる 《意味》 {名・動}くさめ。くさめする(クサメス)。はなひる。くしゃみ。鼻づまり。くしゃみする。鼻がつまる。▽人がうわさするとくしゃみが出るといういいならわしは、「詩経」のころからある。「噴嚔ホンテイ(くしゃみをする)」「願言則嚔=願ヒテ言ニスナハチ嚔ス」〔→詩経〕 《解字》 会意兼形声。右側の字(音テイ)は「つかえるしるし+止」の会意文字で、つかえて止まる意。嚔はそれを音符とし、口をそえたもの。 《熟語》 →下付・中付語

楔 くさび🔗🔉

【楔】 13画 木部  区点=6024 16進=5C38 シフトJIS=9EB6 《音読み》 セツ/セチ〈xi〉/ケチ/カツ 《訓読み》 くさび 《意味》 {名}くさび。切れ目にさしこんでふさいだり、木などを割るためにうちこむくさび。 {名}開いた扉にかみこませてとめる支柱。 {名}ゆすらうめ。 《解字》 会意兼形声。「木+音符契セツ・ケツ(切りこむ、切れ目)」で、切れ目にかませるくさび。 《熟語》 →熟語

耘 くさぎる🔗🔉

【耘】 10画 耒部  区点=7049 16進=6651 シフトJIS=E3CF 《音読み》 ウン〈yn〉 《訓読み》 くさぎる 《意味》 ウンス{動}くさぎる。田畑の土をまぜかえして、雑草をとり、土の間に空気を入れる。〈同義語〉→芸。「耕耘コウウン」「不耘苗者也=苗ヲ耘セザル者ナリ」〔→孟子「耘草ウンソウ(=芸草)」とは、草の名。うまごやしの仲間。その草を土の中に入れ、まぜかえして肥料にする。 《解字》 会意兼形声。云ウンは、雲気がもやもやと回るさま。耘は「耒(すき)+音符云」で、すきをめぐらして、土をまぜかえすこと。 《単語家族》 雲(水蒸気をまぜかえして生じるくも)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

耨 くさぎる🔗🔉

【耨】 16画 耒部  区点=7053 16進=6655 シフトJIS=E3D3 《音読み》 ドウ/ヌ〈nu〉 《訓読み》 くさぎる 《意味》 {動}田畑の土をすきで柔らかくする。 {動}くさぎる。田畑の草を除去して、柔らかく土をまぶす。「深耕易耨=深ク耕シテ易メ耨ル」〔→孟子{名}田畑の土を柔らかくまぶす農具の一つ。くわ。 《解字》 会意兼形声。辱ジョクは「辰+寸(手)」の会意文字。辰は淡水に産する平らな貝で、その貝がらを手に持って、土を柔らかくすること。耨は「耒(すき)+音符辱」で、田畑の土をすきで、柔らかくすること。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

腐 くさらす🔗🔉

【腐】 14画 肉部 [常用漢字] 区点=4169 16進=4965 シフトJIS=9585 《常用音訓》フ/くさ…らす/くさ…る/くさ…れる 《音読み》 フ/ブ〈f〉 《訓読み》 くされる/くさらす/くさる/くちる(くつ) 《意味》 {動・形}くさる。くちる(クツ)。もと、肉の形がくずれてべったりくっつく。また、転じて、原形をとどめないようにくさる。〈類義語〉→朽→爛ラン。「腐朽」「腐肉」 {形}古くさくて役にたたない。「陳腐」「腐儒」 「腐刑フケイ」とは、刑罰の一つ。男を去勢する刑罰。宮刑。▽その傷あとがくさって、悪臭を発するので、この名がある。 「腐心」とは、心をいためること。「此臣之日夜切歯腐心也=コレ臣ノ日夜切歯腐心スルナリ」〔→史記〕 〔国〕くさる。気持ちがめいって、はればれしない。 《解字》 会意兼形声。府は、びっしりくっつけて物をしまいこむ倉。腐は「肉+音符府」で、組織がくずれてぺったりとくっついた肉。 《単語家族》 付(くっつく)と同系。 《類義》 朽は、くちて曲がる。爛ランは、どろどろにただれる。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

臭 くさい🔗🔉

【臭】 人名に使える旧字 9画 自部 [常用漢字] 区点=2913 16進=3D2D シフトJIS=8F4C 《常用音訓》シュウ/くさ…い 《音読み》 シュウ(シウ)/シュ〈chu〉/キュウ(キウ)/ク〈xi〉 《訓読み》 におい(にほひ)/くさい(くさし)/かぐ 《名付け》 か 《意味》 {名}におい(ニホヒ)。鼻をとおして感じるにおい。後世おもに、悪いにおいのこと。「悪臭」「臭悪不食=臭ノ悪シキハ食ラハズ」〔→論語{名・形}くさい(クサシ)。いやなにおい。いやな。「臭気」「臭聞」 {動}かぐ。鼻の穴をとおして、においをかぐ。〈同義語〉→嗅。「三臭之不食也=三タビコレヲ臭ゲドモ食ラハズ」〔→荀子〕 《解字》 会意。下部の大はもと犬で、よく鼻でにおいをかぐいぬ。臭は「自(はな)+犬」で、ひろくかぐことをあらわした字。もとは臭・嗅キュウは同じ字であったが、のち「におい」「かぐ」の二つに分用された。略字では、下部を「大」に改めた。 《参考》 人名に旧字使用可。旧字の総画数は10画。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

臭味 クサミ🔗🔉

【臭味】 シュウミ においと、味。いやな味。同類の仲間。〔→左伝クサミ〔国〕くさくていやなにおい。いやな感じを与える性質。

色 くさ🔗🔉

【色】 6画 色部 [二年] 区点=3107 16進=3F27 シフトJIS=9046 《常用音訓》シキ/ショク/いろ 《音読み》 ショク/シキ/ソク〈s〉〈shi〉 《訓読み》 いろ/くさ 《名付け》 いろ・くさ・しこ・しな 《意味》 {名}いろ。男女間の情欲。色欲の色。「女色」「漁色」「寡人好色=寡人色ヲ好ム」〔→孟子{名}いろ。顔かたちのようす。顔の表情。「喜色」「慍色ウンショク(むっとした顔つき)」「失色=色ヲ失フ」「民有飢色=民ニ飢タル色有リ」〔→孟子{名}いろ。外にあらわれた形やようす。「秋色(秋げしき)」「行色匆匆コウショクソウソウ(旅だとうとしてあわただしいようす)」 {名}いろ。いろどり。色彩の色。「五色(紅・黄・青・白・黒)」「三五夜中新月色=三五夜中新月ノ色」〔→白居易{名}〔仏〕感覚でとらえる客観の世界のこと。精神的要素に対して、物質的性質をいう。「色即是空シキソクゼクウ」 {名}〔俗〕くさ。品物の一種類のこと。〈類義語〉→種。「貨色」 〔国〕いろ。ひびき。「音色ネイロ」いろ。愛人。情人。 《解字》 象形。かがんだ女性と、かがんでその上に乗った男性とがからだをすりよせて性交するさまを描いたもの。セックスには容色が関係することから、顔やすがた、いろどりなどの意となる。また、すり寄せる意を含む。 《単語家族》 即(そばにすりよってくっつく)則ソク(くっつく)塞ソク(すりあわす、ふさぐ)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

苦菜 クサイ🔗🔉

【苦菜】 クサイ 草の名。のげし。『苦苣クキョ』ニガナ〔国〕草の名。山野に自生し、初夏に黄色の花が咲く。

草 くさ🔗🔉

【草】 9画 艸部 [一年] 区点=3380 16進=4170 シフトJIS=9190 《常用音訓》ソウ/くさ 《音読み》 ソウ(サウ)〈co〉 《訓読み》 くさ 《名付け》 かや・くさ・しげ 《意味》 {名}くさ。草本植物の総称。どこにでも生えている雑草。〈同義語〉→艸{形}ぞんざいなさま。まにあわせの。上等でない。「草率」「草紙」 {名・形}くさ深いいなか。また、官に仕えず、民間にいることのたとえ。「草沢ソウタク」「草莽ソウモウ」 {名}ざっとした下書き。「草案」「起草」 {名}書体の一種。漢代に始まる。「草書」 《解字》 形声。「艸+音符早」。原義はくぬぎ、または、はんのきの実であるが、のち、原義は、別の字であらわし、草の字を古くから艸の字に当てて代用する。 《単語家族》 艸(いくらでも生える雑草)造(ざっと集めてこしらえる)糟ソウ(ざっとしたかす)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

草臥 クサブシ🔗🔉

【草臥】 クサブシ〔国〕草の上にねる。野宿すること。クタビレ〔国〕つかれること。

茨 くさぶき🔗🔉

【茨】 9画 艸部  区点=1681 16進=3071 シフトJIS=88EF 《音読み》 シ/ジ〈c〉 《訓読み》 いばら/ふく/くさぶき 《意味》 {名}いばら。ぎざぎざと小枝が出て、とげのある低木の総称。うばら。 {名}草の名。地にはってはえる。はまびし。 {動・名}ふく。くさぶき。かやの類で屋根をふく。また、その屋根。かやぶき。「茅茨ボウシ」 {動}端がぎざぎざにふぞろいな形になるようにつみかさなる。また、ふぞろいな草木でおおう。 《解字》 会意兼形声。次は、ふぞろいに並ぶこと。茨は「艸+音符次」で、ふぞろいに枝やとげの並んだ木。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

莽 くさ🔗🔉

【莽】 9画 艸部  区点=7247 16進=684F シフトJIS=E4CD 《音読み》 モウ(マウ)/ボウ(バウ)/モ〈mng〉 《訓読み》 くさ 《意味》 {名}くさ。おおいかぶさる雑草。また、くさ深い野。「草莽之臣ソウモウノシン(官に仕えず、民間にいる人)」 {形}くさのおおいかぶさるさま。「莽莽ボウボウ」 {形}粗雑なさま。また、そそっかしいさま。 《解字》 会意。もと「艸+犬+艸」で、猟犬がくさむらに姿を没するさまをあらわす。 《単語家族》 茫ボウ(おおって見えない)罔モウ(おおう)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

蕕 くさい🔗🔉

【蕕】 15画 艸部  区点=7304 16進=6924 シフトJIS=E543 《音読み》 ユウ(イウ)/ユ〈yu〉 《訓読み》 くさい(くさし) 《意味》 {名}草の名。かりがねそう。不快な臭気がある。 {形・名}くさい(クサシ)。猿サルのようないやなにおいがする。また、そのにおい。▽悪いものにたとえる。 《解字》 会意兼形声。「艸+音符猶ユウ(手ながざる)」。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

轄 くさび🔗🔉

【轄】 17画 車部 [常用漢字] 区点=1977 16進=336D シフトJIS=8A8D 《常用音訓》カツ 《音読み》 カツ/ゲチ/カイ〈xi〉 《訓読み》 くさび 《意味》 {名}くさび。車輪が車軸から抜けないようにおさえとめるもの。わくからはずれないようにおさえるとめ金。「車轄」 {動}物事のわくがはずれないように、おさえとめる。とりしまる。「管轄」「総轄官」「提轄(宋ソウ・元ゲン時代、軍の隊長)」 {形}車輪ととめ金とがうちあたって、かつかつと音をたてるさま。「轄轄カツカツ・カイカイ」 《解字》 会意兼形声。害ガイ・カツは、口の上にふた(おおい)をかぶせておさえたさまを示す会意文字。途中でおさえとめるの意を含む。轄は「車+音符害」で、車輪が軸から抜けないようにとめるくさび。 《単語家族》 遏アツ(おさえとめる)割カツ(途中で切って伸びをとめる)などと同系。 《熟語》 →下付・中付語

鎖 くさり🔗🔉

【鎖】 18画 金部 [常用漢字] 区点=2631 16進=3A3F シフトJIS=8DBD 《常用音訓》サ/くさり 《音読み》 サ〈su〉 《訓読み》 くさり/とざす 《意味》 {名}くさり。金属などでつくった小さい輪をつなげて、ひも状にしたもの。転じて、ひとこまずつが小さいもの。 {名}かぎ。かけがね。▽もと、くさりでしばって、戸じまりをしたことから。「鎖鑰サヤク」 {動}とざす。かぎをかける。ぴったりとしめて開けない。中にとじこめる。「鎖国=国ヲ鎖ス」「雲封霧鎖(雲や霧がたちこめる)」 《解字》 会意兼形声。右側の字(音サ)は、小さい意。鎖はそれを音符とし、金を加えた字で、小さい金輪をつらねたくさり。 《単語家族》 瑣サ(小さい)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

鏈 くさり🔗🔉

【鏈】 19画 金部  区点=7926 16進=6F3A シフトJIS=E859 《音読み》 レン〈lin〉/テン 《訓読み》 くさり 《意味》 {名}くさり。長く連なるくさり。〈類義語〉→鎖{名}鉛のあらがね。精錬してない鉛。 《解字》 会意兼形声。「金+音符連(つらなる)」。

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