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くさ【草】🔗🔉

くさ【草】 植物で、茎の部分が柔らかく、木質にならないものの総称。冬になると枯れるものが多い。 「野の━をつむ」 「庭の━(=雑草)をむしる」 (造)《名詞に付いて》見かけは似ているが、本式でないものの意を表す。 「━競馬・━相撲・━野球」 関連語 大分類‖植物‖しょくぶつ 中分類‖‖くさ

くさ【瘡】🔗🔉

くさ【瘡】 皮膚に生じるできもの。

ぐさ【種・草】🔗🔉

ぐさ【種・草】 (造)…を生じるもと。…の材料。 「語り━・(お)笑い━・質しち━」

くさ・い【臭い】🔗🔉

くさ・い【臭い】 いやなにおいがする。また、食品などが独特の刺激臭をもっている。 「トイレが━ぞ!」 「ニンニクは━」 巧みに隠いんぺいされているが、怪しげな感じがする。におう。疑わしい。あやしい。 「あの態度はどうも━」 「あいつが━ぞ」 いかにも作り物然としている。わざとらしい。 「━芝居はやめろ」 《体言に付いて複合語を作る》 そのものに特有のにおいがする。 「ガス━・かび━・汗━・酒━」 いかにもそれらしい雰囲気が(して、いやな感じが)する。 「うそ━話」 「面倒━仕事」 「古━思想」 「陰気━部屋」 「素人━芸」 ‐さ/‐み/‐が・る 関連語 大分類‖匂い‖におい 中分類‖臭い‖くさい

臭い物に蓋ふた🔗🔉

臭い物に蓋ふた 悪事や醜聞が他にもれないよう、一時しのぎの手だてで隠そうとするたとえ。

ぐ‐さい【愚妻】🔗🔉

ぐ‐さい【愚妻】 自分の妻をいう丁重語。荊妻けいさい。 「━をご紹介します」 ◇おろかな妻の意。

くさ‐いきれ【草熱れ・草れ】🔗🔉

くさ‐いきれ【草熱れ・草れ】 夏、草むらが強い太陽に照らされて、むっとするような熱気を発すること。また、その熱気。 「━のする野原」

くさ‐いち【草市】🔗🔉

くさ‐いち【草市】 盂蘭盆会うらぼんえの仏前に供える草花や飾り物を売る市。 ◇ふつう陰暦七月一二日の夜から翌朝にかけて立つ。

くさ‐いちご【草苺】🔗🔉

くさ‐いちご【草苺】 春、白い五弁花を開くバラ科の木本状多年草。地をはう蔓つる状の茎にはまばらにとげがある。紅熟する実は食用。ワセイチゴ。

くさ‐いろ【草色】🔗🔉

くさ‐いろ【草色】 青みがかった緑色。草葉色。

くさ‐かげろう【草・草━カゲロフ🔗🔉

くさ‐かげろう【草・草━カゲロフ クサカゲロウ科の昆虫の総称。形はトンボに似るが、細く弱々しい。休むときは四枚の薄い羽を屋根形にとじる。糸状の柄を持つ卵は優曇華うどんげと呼ばれる。

くさ‐がめ【臭亀・草亀】🔗🔉

くさ‐がめ【臭亀・草亀】 淡水にすむカメの一種。暗褐色で、頭や首に淡黄色の模様がある。子は「ぜにがめ」と呼ばれ、愛玩あいがん用。

くさ‐かり【草刈り】🔗🔉

くさ‐かり【草刈り】 草を刈ること。また、草を刈る人。

くさ‐がれ【草枯れ】🔗🔉

くさ‐がれ【草枯れ】 秋から冬にかけて、寒さ・雪・霜などで草が枯れること。また、その季節。

くさ‐き【草木】🔗🔉

くさ‐き【草木】 草と木。植物。そうもく。 関連語 大分類‖植物‖しょくぶつ 中分類‖植物‖しょくぶつ

草木も靡なび🔗🔉

草木も靡なび 勢力が盛んで、多くの人がそれに従うさま。 「今や━勢いの実力者」

草木も眠ねむ🔗🔉

草木も眠ねむ 夜が更けてすべてのものが寝静まる。 「━丑三うしみつ時」 「草木もなびく丑三つ時」は誤り。

く‐さく【句作】🔗🔉

く‐さく【句作】 名・自サ変俳句を作ること。 「━にふける」

ぐ‐さく【愚作】🔗🔉

ぐ‐さく【愚作】 つまらない作品。 自分の作品をいう丁重語。 「━をご覧に入れましょう」

ぐ‐さく【愚策】🔗🔉

ぐ‐さく【愚策】 おろかなはかりごと。 「━を弄ろうして失態を演じる」 自分のはかりごとをいう丁重語。

くさ‐くさ🔗🔉

くさ‐くさ 心が晴れなくて憂鬱ゆううつなさま。くしゃくしゃ。 「降りこめられて気が━する」

くさ‐ぐさ【種】🔗🔉

くさ‐ぐさ【種】 種類が多いこと。さまざま。いろいろ。 「━の道具をそろえる」

くさ‐けいば【草競馬】🔗🔉

くさ‐けいば【草競馬】 農村などで行われる小規模の競馬。また俗に、地方で行われる公営競馬。

くさ‐ごえ【草肥】🔗🔉

くさ‐ごえ【草肥】 青草をそのまま田畑にすきこんで肥料とするもの。緑肥りょくひ

くさ・す【腐す】🔗🔉

くさ・す【腐す】 他五悪くいう。けなす。 「入選作をさんざんに━」 かな書きも多い。 関連語 大分類‖見聞‖けんぶん 中分類‖悪口‖わるくち 大分類‖良くない行い‖よくないおこない 中分類‖あざける‖あざける

くさ‐ずもう【草《相撲》】━ズマフ🔗🔉

くさ‐ずもう【草《相撲》】━ズマフ 祭礼などで素人が行う相撲。

くさ‐ずり【草り】🔗🔉

くさ‐ずり【草り】 よろいの胴から垂らし、腰から下をおおい守る板状のもの。 ◇裾が草をすることから。

くさ‐ぞうし【草双紙】━ザウシ🔗🔉

くさ‐ぞうし【草双紙】━ザウシ 江戸時代の中期以降に流行した通俗的な絵入り読み本の総称。絵双紙。

くさ‐たけ【草丈】🔗🔉

くさ‐たけ【草丈】 草の伸びた高さ。特に、稲・麦などの作物の伸びた高さ。

くさ‐ち【草地】🔗🔉

くさ‐ち【草地】 草が一面にはえている土地。

ぐ‐さつ【愚札】🔗🔉

ぐ‐さつ【愚札】 自分の手紙をいう丁重語。

くさ‐とり【草取り】🔗🔉

くさ‐とり【草取り】 雑草を取ること。

くさ‐の‐ね【草の根】🔗🔉

くさ‐の‐ね【草の根】 草の根もと。葉のかげになって見えないところ。 「━を分けて捜す(=あらゆる方法を尽くして徹底的に捜す)」 政党・結社などに属さない一般大衆。民衆の一人一人。 「━運動」

くさ‐ば【草葉】🔗🔉

くさ‐ば【草葉】 草の葉。 「━色(=草色)」 関連語 大分類‖植物‖しょくぶつ 中分類‖枝葉‖えだは

草葉の陰かげ🔗🔉

草葉の陰かげ 墓の下。あの世。 「亡き母が━から見守ってくれる」 「お父上もさぞ━で喜んでいらっしゃることでしょう」 「陰ながら」の意に解して、生きている人に対して使うのは誤り。 弔辞の中で使うのは避けたい。

くさ‐ばな【草花】🔗🔉

くさ‐ばな【草花】 花の咲く草。また、草に咲く花。 関連語 大分類‖植物‖しょくぶつ 中分類‖‖はな 大分類‖植物‖しょくぶつ 中分類‖‖くさ

くさ‐はら【草原】🔗🔉

くさ‐はら【草原】 草が一面にはえている野原。 「━でソフトボールをする」 「━に寝ころぶ」

くさび【楔】🔗🔉

くさび【楔】 堅い木や鉄で作った、断面が鋭角三角形の道具。木材や石材を割るとき、すき間に差し込んでゆるみをつめるとき、重い物を押し上げるときなどに使う。責め木。 つなぎ目が離れないように、二つの物にまたがらせて打ち込むもの。 ◇二つの物事を強く結ぶもののたとえにも使う。「両国民の心をつなぐ━となる」

楔を打ち込・む🔗🔉

楔を打ち込・む 敵陣に攻め込み、その勢力を二分する。また、自分の勢力を広げるための足がかりを相手の勢力範囲の中に作る。 仲を裂くために親しい間柄にじゃまを入れる。 「二人の間に━」 ◆この成句の意で「楔を打つ」というのは標準的でない。

くさびがた‐もじ【楔形文字】🔗🔉

くさびがた‐もじ【楔形文字】 せっけいもじ(楔形文字)

くさ‐ひばり【草🔗🔉

くさ‐ひばり【草 淡黄褐色をしたコオロギ科の昆虫。コオロギより小さく、触角が長い。雄は夏から秋にかけて「フィリリリ…」と美しい声で鳴く。

くさ‐ぶえ【草笛】🔗🔉

くさ‐ぶえ【草笛】 草の葉を唇に当てて笛のように吹き鳴らすもの。

くさ‐ぶか・い【草深い】🔗🔉

くさ‐ぶか・い【草深い】 草が生い茂っているさま。 いかにも田舎らしいさま。ひなびている。 「━出で湯の里」

くさ‐ぶき【草葺き】🔗🔉

くさ‐ぶき【草葺き】 かや・藁わらなどで屋根をふくこと。また、その屋根。

くさ‐ぼうき【草箒】━バウキ🔗🔉

くさ‐ぼうき【草箒】━バウキ 乾燥したホウキグサの茎を束ねて作ったほうき。

くさ‐まくら【草枕】🔗🔉

くさ‐まくら【草枕】 旅寝。旅枕。笹枕ささまくら。 「わびしく━の日々を重ねる」 ◇草を結んだ枕の意から。「旅」「旅寝」「夕ゆう(=結う)」などの枕詞ともする。

くさ‐み【臭み(臭味)】🔗🔉

くさ‐み【臭み(臭味)】 いやなにおい。 「くさやには独特の━がある」 その人や物に特有のいやな感じ。 「技巧的な━の抜けない文章」 ◆「味」は当て字。→接尾語「み」 関連語 大分類‖匂い‖におい 中分類‖臭い‖くさい

くさ‐むら【叢・草叢】🔗🔉

くさ‐むら【叢・草叢】 草が群がって生えている所。

くさめ【嚔】🔗🔉

くさめ【嚔】 くしゃみ

くさ‐もち【草🔗🔉

くさ‐もち【草 蒸したヨモギの葉をまぜてついた。三月三日の雛祭ひなまつりに供える。 ◇古くはハハコグサの葉を用いた。

くさ‐もみじ【草《紅葉》】━モミヂ🔗🔉

くさ‐もみじ【草《紅葉》】━モミヂ 秋、草が色づくこと。また、色づいた草。くさのもみじ。

くさや🔗🔉

くさや 開いたムロアジやトビウオを繰り返し使って発酵させた塩汁に漬けて干した食品。独特のくさみがある。 ◇伊豆諸島、特に新島にいじまを本場とする。

くさ‐や【草屋】🔗🔉

くさ‐や【草屋】 草ぶきの家。 「草家」とも書く。 まぐさを蓄えておく小屋。まぐさ小屋。

くさ‐やきゅう【草野球】━ヤキウ🔗🔉

くさ‐やきゅう【草野球】━ヤキウ 素人しろうとが集まり、楽しみとしてする野球。

くさ‐やぶ【草藪】🔗🔉

くさ‐やぶ【草藪】 丈の高い草が生い茂っている所。

くさら‐か・す【腐らかす】🔗🔉

くさら‐か・す【腐らかす】 他五〔俗〕腐らせる。 「肉を━」

くさら・す【腐らす】🔗🔉

くさら・す【腐らす】 他五腐らせる

くさら・せる【腐らせる】🔗🔉

くさら・せる【腐らせる】 他下一 腐るようにする。腐敗させる。〔意図的なものにもそうでないものにもいう〕 「わらを━・せて堆肥たいひを作る」 「生鮮食品を大量に買い込んではいつも━・せている」 思い通りにならないために、気分を損なっている。 「そう気を━なよ」 くさら・す(下二) =腐らす

くさり🔗🔉

くさり 話・音曲などの区切り。→ひとくさり

くさり【鎖】🔗🔉

くさり【鎖】 金属製の輪をつないでひも状にしたもの。チェーン。 物事と物事をつないでいるもの。きずな。 「因縁の━を断ち切る」

くさり‐がま【鎖鎌】🔗🔉

くさり‐がま【鎖鎌】 鎌の柄に長い鉄の鎖をつけ、その端に分銅ふんどうをつけた武器。 ◇分銅を投げて鎖を相手の武器にからみつかせ、手前に引き寄せてから鎌で切りつける。

くさ・る【腐る】🔗🔉

くさ・る【腐る】 動五 食品類が細菌の作用によって変質し、食べられなくなる。腐敗する。いたむ。 「暑さで果物が━」 「肉が━・って悪臭を放つ」 「━・った魚の目のよう(=生気のない目の形容)」 「ぬかみそが━ような(=調子外れで下手な)歌は聴きたくない」 動物の組織が細菌の作用によって破壊され、崩れたり悪臭を発したりする。また、体組織の一部がうみただれる。 「死体が━」 「凍傷で指先が━」 物が変質してだめになる。特に、風化したり酸化したりしてぼろぼろになる。 「金魚鉢の水が━」 「水気を帯びて風呂場の土台が━」 「倒木が羽蟻はありに食われてぼろぼろに━」 「釘くぎが━」 心がねじけて、まともさを失う。堕落する。 「性根が━・っている」 思い通りにならないために、気落ちする。 「気が━」 「受験に失敗して━・っている(=くさくさしている)」 《「口が━・っても」の形で》秘密を守る心の固いことをいう。 「口が━・っても漏らさない」 《動詞の連用形に付いて複合動詞を作る》〔俗〕その人の動作を憎みさげすむ気持ちを表す。…やがる。 「あいつはいつまでも寝━・って」 「いばり━」 主に関西で使う。 普通かな書き。

腐っても鯛たい🔗🔉

腐っても鯛たい 元来すぐれたものは、多少傷んだところでそれなりの価値があるということ。

腐るほど🔗🔉

腐るほど 使い切らないで腐らせてしまうほどあるの意で、物や人などの多いことをいう。あり余るほど。捨てるほど。 「暇[金]なら━ある」

くされ【腐れ】🔗🔉

くされ【腐れ】 腐ること。また、腐ったもの。 「在庫に━が出る」 (造)《名詞に付いて》不正な、不道徳な、軽蔑けいべつすべき、などの意を表す。 「━金がね・━儒者・━縁」

くされ‐えん【腐れ縁】🔗🔉

くされ‐えん【腐れ縁】 離れられないで、だらだら続く好ましくない関係。悪縁。 ◇切れない関係に親しみをこめて使うこともある。「彼とは学生時代からの━だ」

くさ・れる【腐れる】🔗🔉

くさ・れる【腐れる】 自下一「腐る」の古風な言い方。 「地面に落ちて━・れかけた梨に目をやった北杜夫中世に四段動詞「腐る」が二段化してできた。「ふて腐れる」「腐れ縁」「持ち[立ち]腐れ」など、複合の動詞や連用形名詞に姿をとどめるのみ。 くさ・る(下二)

くさ‐わけ【草分け】🔗🔉

くさ‐わけ【草分け】 荒れ地を開拓して町や村の基礎を築くこと。また、その人。 ある物事を最初に行って発展の基礎を築くこと。また、その人。 「ファッション界の━」

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