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くさ【草】🔗🔉

くさ【草】 [一][2] (一)根や茎や葉が分離・発達している植物で、茎の外側が堅くないもの。内部の組織は余り詰まっておらず、茎は細く結実後は枯れるものが多い。大部分の種は生長が一年止まりで、余り大きくならない。 「―花バナ/庭の―〔=雑草〕を取る/―ぶきの〔=わらやカヤでふいた〕屋根/馬に―〔=まぐさ〕をやる/―を結ぶ〔=旅に出て野宿をする〕」 (二)草色。 [かぞえ方](一)は一本 [二](造語) (一)その植物が、木に属する何かに似ているが、実際は草であることを表わす。 「―きょうちくとう[0]」 (二)同種の本格的な競技に比べて、設備・訓練などすべての点において不十分なことを表わす。 「―野球・―競馬・―ずもう」

くさ【瘡】[2]🔗🔉

くさ【瘡】[2] (一)皮膚病の総称。湿疹(シツシン)。 (二)胎毒。

くさい【臭い】🔗🔉

くさい【臭い】 [一][2]:[2](形) (一)いやなにおいがして、思わず鼻をつまみたくなる感じだ。 「―飯を食う〔=刑務所に入れられる〕/―物に蓋フタをする〔=抜本的な対策ではなく、醜い状態を一時的に隠す〕/酒―息/味噌ミソ臭くない〔=真の意味で熟成した〕味噌」 (二)全体の状態から見て、歓迎出来ない雰囲気が漂っている様子だ。 「どうも、あいつが―〔=怪しい〕/学者臭くない〔=学問を鼻にかけたりもったいぶったりする所が無い〕学者」 (三)そのような疑いをぬぐい去ることが出来ない感じだ。 「どうもあの人の話はうそ―/ストライクをとられたが、ボールくさかった」 [二](造語) 好ましくない意を表わす形容動詞の語幹に付いて、その程度がひどいことを表わす。 「めんどう―・ばか―」 ――さ[2][1]

くさいきれ【草いきれ】[3]🔗🔉

くさいきれ【草いきれ】[3] 夏、草の茂みが日光に照らされて熱気を出すこと。また、その熱気。

くさいち【草市】[2]🔗🔉

くさいち【草市】[2] 盂蘭盆会(ウラボンエ)の時、仏に供える草花などを売る市。

くさいちご【草苺】[3]🔗🔉

くさいちご【草苺】[3] 山野に生える小低木。春、白い花を開く。実は赤黄色で食べられる。〔バラ科〕 [かぞえ方]一本

くさいりずいしょう【草入り水晶】【草入水晶】クサイリズイシヤウ[5]🔗🔉

くさいりずいしょう【草入り水晶】【草入水晶】クサイリズイシヤウ[5] 他の鉱物が針状の結晶として入ったため、草を含んだように見える水晶。

くさいろ【草色】[0]🔗🔉

くさいろ【草色】[0] 草の色のような青に近い緑色。

くさかげ【草陰】[0]🔗🔉

くさかげ【草陰】[0] 生い茂った草に隠れて見えない部分。

くさかげろう クサカゲロフ[4][3]🔗🔉

くさかげろう クサカゲロフ[4][3] トンボに似た形の昆虫。体長は約一センチ。夏の夜、電灯などに飛んで来る。その卵を「うどんげ」と言う。〔クサカゲロウ科〕 [かぞえ方]一匹

くさがめ【草亀】[0]🔗🔉

くさがめ【草亀】[0] イシガメより少し大きなカメ。子はゼニガメと呼ばれ愛玩(アイガン)用。〔イシガメ科〕 [二]カメムシの異称。 [かぞえ方]一匹

くさかり【草刈り】【草刈】[3][4]🔗🔉

くさかり【草刈り】【草刈】[3][4] 雑草や下草を刈る△こと(人)。 「―機[4]・―鎌ガマ[0][4]」

くさがれ【草枯れ】【草枯】[4][0]🔗🔉

くさがれ【草枯れ】【草枯】[4][0] 草が枯れる△こと(時節)。

くさき【草木】[2]🔗🔉

くさき【草木】[2] 草と木。〔広義では、植物全般を指す〕

くさきぞめ【草木染】[0]🔗🔉

くさきぞめ【草木染】[0] 〔化学染料を使った染め方と違って〕草や木の色素を使って染める、昔からの染色法。

くさぎる【耘る】[3]:[3]🔗🔉

くさぎる【耘る】[3]:[3] (自四) 〔雅〕〔草切るの意〕田畑の雑草を除く。

くさく【句作】[0]🔗🔉

くさく【句作】[0] ―する 俳句を作ること。

くさぐさ【種種】[2][0]🔗🔉

くさぐさ【種種】[2][0] 「いろいろ・さまざま」の意の雅語的表現。

くさけいば【草競馬】[3]🔗🔉

くさけいば【草競馬】[3] 農村などで行われる、小規模の私営競馬。

くさごえ【草肥】[0]🔗🔉

くさごえ【草肥】[0] りょくひ(緑肥)。

くさす【腐す】[2][0]:[2][0]🔗🔉

くさす【腐す】[2][0]:[2][0] (他五) (悪意をもって)わずかな欠点をことさらに取り立てて、非難する。

くさずもう【草相撲】クサズマフ[3]🔗🔉

くさずもう【草相撲】クサズマフ[3] (いなかなどで)しろうとがする相撲。

くさずり【草摺】[0]🔗🔉

くさずり【草摺】[0] よろいの胴から垂れ下がって、ひざあたりまでをおおう部分。

くさぞうし【草双紙】クサザウシ[3]🔗🔉

くさぞうし【草双紙】クサザウシ[3] 江戸時代中期以後に行われた、絵入りの大衆的な読み物。絵双紙。

くさたけ【草丈】[0][2]🔗🔉

くさたけ【草丈】[0][2] 〔イネなどの〕作物の伸びた高さ。

くさち【草地】[0]🔗🔉

くさち【草地】[0] (木が無く)草ばかり生えている土地。

くさとり【草取り】【草取】[3][4]🔗🔉

くさとり【草取り】【草取】[3][4] 雑草を取り去る△こと(人・農具)。

くさのいおり【草の庵】クサノイホリ[0]🔗🔉

くさのいおり【草の庵】クサノイホリ[0] 〔俗世との交渉を絶った人の住む〕「草ぶきの粗末な家」の意の雅称。

くさのね【草の根】[4]🔗🔉

くさのね【草の根】[4] 「―を分けても〔=その時必要なものを、どんな努力を払っても〕探す/―の大衆〔=一人ひとりを取り上げて見る限りは微細な存在でしかないが、その集合が輿論ヨロンを形作る上に決定的な力を持っているという意味で軽視することが許されない一般人民〕/―運動[5]」

くさば【草葉】[0]🔗🔉

くさば【草葉】[0]

くさばのかげ【草葉の陰】[5]🔗🔉

くさばのかげ【草葉の陰】[5] 墓の下。あの世。

くさばな【草花】[2]🔗🔉

くさばな【草花】[2] (美しい)花の咲く草。

くさはら【草原】[0]🔗🔉

くさはら【草原】[0] (木が無く)草の一面に生えている原。

くさび【楔】[0]🔗🔉

くさび【楔】[0] (一)V字形の△木片(金属片)。〔木や石の割れ目に打ち込んで割ったり物を押し上げたりするのに使う〕 「―を打ち込む〔=(a)敵陣に攻め入って、その勢力を二分する。(b)後のちに自分の勢力を拡大する足掛かりとなるものを、相手の組織の中に作る〕」 (二)物と物とのつなぎ目が離れないようにするもの。 [かぞえ方](一)(二)とも一本

くさびがた【楔形】[0]🔗🔉

くさびがた【楔形】[0] 楔に似て、先がしだいに細くなる形。 「―の葉」

くさびがたもじ【楔形文字】[6]🔗🔉

くさびがたもじ【楔形文字】[6] 古代、メソポタミアを中心とする西アジア地方で用いられた、基本線が楔のような形をした文字。△せっけい(けっけい)文字。〔粘土板に、先をとがらせたアシの茎を用いて書いたので、楔形になった。また、「きっけい文字」というのは「楔形」の「楔」の誤読に基づく〕

くさひばり【草ひばり】[3]🔗🔉

くさひばり【草ひばり】[3] 秋に美しい声で鳴く、小さな昆虫。からだは薄黄色で、触角が長い。〔コオロギ科〕 [表記]普通「草{雲〈雀}」と書く。 [かぞえ方]一匹

くさぶえ【草笛】[0][3]🔗🔉

くさぶえ【草笛】[0][3] 草の葉を笛のように吹き鳴らすもの。

くさぶかい【草深い】[4]🔗🔉

くさぶかい【草深い】[4] (形) (一)草が踏み所()もなく茂っている様子だ。 (二)都会から遠く離れた、へんぴな感じだ。 「―いなか」

くさぶき【草葺き】【草葺】[0]🔗🔉

くさぶき【草葺き】【草葺】[0] カヤ・わらなどを用いて屋根をふくこと。また、その屋根。 「―屋根[5]」

くさぼうき【草帚】クサバウキ[3]🔗🔉

くさぼうき【草帚】クサバウキ[3] 枯らしたホウキグサの茎をたばねて作った帚。 [表記]「草〈箒」とも書く。

くさまくら【草枕】[3]🔗🔉

くさまくら【草枕】[3] 〔草を枕にして寝る意〕(心の安まらない)旅寝。

くさみ【臭み】[3]🔗🔉

くさみ【臭み】[3] その物について離れない、いやなにおい。〔気取っていたりいい所をわざと人に見せようとする態度が見えすいていたりなどして、他人に不快な感じを与える者の意にも用いられる。例、「―の有る人」〕〕

くさむしり【草むしり】[3]🔗🔉

くさむしり【草むしり】[3] 畑や庭に生えた雑草を取ること。

くさむす【草むす】[3]:[3]🔗🔉

くさむす【草むす】[3]:[3] (自四) 〔雅〕草がそこに生える。 「―屍カバネ

くさむら【叢】[0]🔗🔉

くさむら【叢】[0] 草の生え茂った所。 [表記]「草むら」とも書く。

くさめ【嚔】[2]🔗🔉

くさめ【嚔】[2] 「くしゃみ」の雅語的表現。

くさもち【草餅】[2]🔗🔉

くさもち【草餅】[2] ヨモギの葉を入れてついた餅。(三月三日の節句に)草のかおりを味わう。

くさもの【草物】[0][2]🔗🔉

くさもの【草物】[0][2] 〔生け花で〕たけの低い草花類の総称。

くさもみじ【草紅葉】クサモミヂ[3]🔗🔉

くさもみじ【草紅葉】クサモミヂ[3] 秋、霜が降りて、野山の草が赤・黄などに変色すること。

くさや【草屋】[2]🔗🔉

くさや【草屋】[2] (一)草ぶきの家。 (二)まぐさを入れておく小屋。

くさやきゅう【草野球】クサヤキウ[3]🔗🔉

くさやきゅう【草野球】クサヤキウ[3] しろうとが集まって、空き地などでする野球。

くさやね【草屋根】[0][3]🔗🔉

くさやね【草屋根】[0][3] 草ぶきの屋根。わらやね。

くさやぶ【草藪】[0]🔗🔉

くさやぶ【草藪】[0] たけ高く茂った草むら。

くさやま【草山】[0]🔗🔉

くさやま【草山】[0] 草の生えている(低い)山。

くさらかす【腐らかす】[4]:[4]🔗🔉

くさらかす【腐らかす】[4]:[4] (他五) 「腐らす」の口頭語的表現。

くさり【鎖】[0][3]🔗🔉

くさり【鎖】[0][3] 〔つなぎ合わせる意の雅語の動詞「くさる」の連用形の名詞用法〕金属製の輪をつなぎ合わせてひも状にしたもの。物をつなぎとめるのに使う。〔一続きのものの意にも用いられる。例、「△説教(手柄話)を一―する」〕〕 「―で縛る/―につなぐ/―を△巻く(はずす)/―の付いた時計」 [表記]「〈・〈鏈」とも書いた。 [かぞえ方]一本

くさりかたびら【鎖かたびら】[4]🔗🔉

くさりかたびら【鎖かたびら】[4] 切られてもけがをしないように、よろいの下に着た下着。小さな鎖を一面にとじつけた。

くさりがま【鎖鎌】[3][4]🔗🔉

くさりがま【鎖鎌】[3][4] 鎌に長い鎖を付け、その端に鉄の玉を付けたもの。昔、武器として用いられた。

くさる【腐る】🔗🔉

くさる【腐る】 (自五) (一)食べ物が変質し、いやなにおいがついたりなどして、食べられない状態になる。 「卵の腐ったにおい/腐っても鯛タイ〔=真にすぐれたものは、だめになった場合でも、まだほかのものよりはましだ〕/―ほど〔=無限と言っていいくらいたくさん有る形容〕」 (二)動植物などの組織が、変化し、崩れやすくなって、本来の機能が失われる。 「木が―〔=ぼろぼろになる〕/鉄が―〔=さびる〕/腐った〔=堕落し救われない状態になった〕根性」 (三)事がうまく運ばないために、やろうとする意気込みを無くす。 「落第して腐っている/腐らないでやれ」 [二]〔接尾語的に〕けいべつすべき△人(相手)の動作に付けて言う語。…(し)おる。…(し)やがる。 「何を言い―か?」 [他動]腐らす[3]:[3](五) 腐らせる[4]:[4](下一) [名]腐り[3] 「―が早い」

くされ【腐れ】🔗🔉

くされ【腐れ】 [一][3]〔イネ・ハクサイなどが〕病害で腐ったような状態になること。また、その物。 「―が出る/―状態」 [二](造語) けいべつすべき△存在(もの)に冠する語。 「―金ガネ[3]・―儒者[4]・―女オンナ[4]」

くされえん【腐れ縁】[0][3]🔗🔉

くされえん【腐れ縁】[0][3] 〔「鎖クサリ縁」の意〕離れようとしても離れられない、好ましくない関係。 「―を断ち切る」

くさわけ【草分け】【草分】[0]🔗🔉

くさわけ【草分け】【草分】[0] 荒れ地を開拓し、村を起こ△すこと(した人)。〔ある事を最初に△すること(した人)の意にも用いられる〕

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