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とく【得】🔗🔉

とく【得】 [1]もうけ。⇔損 「何の―にもならない」 [2](形動) 有利であるさま。⇔損 「今売るほうが―だ」

とく【徳】🔗🔉

とく【徳】 (1)修養によって得た,自らを高め,他を感化する精神的能力。 (2)精神的・道徳的にすぐれた品性・人格。「―の高い人」 (3)めぐみ。「―を施す」

と・く【解く】🔗🔉

と・く【解く】 (動五) (1)結んであるひもなどをほどく。「荷物を―・く」 (2)衣服の縫い目をほどく。「着物を―・く」 (3)身支度を取りはずして平常の服装にする。「旅装を―・く」 (4)命令や禁止令を解除する。「外出禁止令が―・かれる」 (5)拘束状態を通常の状態にもどす。「警戒態勢を―・く」 (6)人の気持ちをほぐす。「緊張を―・く」 (7)問題の答えを出す。「謎を―・く」

と・く【梳く】🔗🔉

と・く【梳く】 (動五) もつれた毛をくしで整える。とかす。すく。

と・く【溶く】🔗🔉

と・く【溶く】 (動五) (1)かたまっていた物に液体を加えて液状にする。とかす。「粉を水で―・く」 (2)かきまぜて液状にする。ほぐす。「卵を―・く」

と・く【説く】🔗🔉

と・く【説く】 (動五) 物事の筋道を話して分からせる。さとす。「世間の道理を―・く」

とく【疾く】🔗🔉

とく【疾く】 (副) 早く。急いで。すぐに。

とくい【特異】🔗🔉

とくい【特異】 普通と特にことなっていること。「―な事件」

とくい【得意】🔗🔉

とくい【得意】 (1)望みがかない満足していること。⇔失意 「―の絶頂」 (2)誇らしげなこと。「―顔」 (3)上手であり,その自信もあること。「―中の―」 (4)ひいきにしてくれる客。「お―さん」

とくいく【徳育】🔗🔉

とくいく【徳育】 道徳教育。体育・知育と並び,教育の重要な一側面をなす。

とくいさき【得意先】🔗🔉

とくいさき【得意先】 ひいきにしてくれる客。とくい。顧客。

とくいせい【特異性】🔗🔉

とくいせい【特異性】 (1)特殊性。「本件の―」 (2)酵素が特定の限られた種類の基質・反応に対してしか触媒作用を示さないこと。 (3)抗体が特定の抗原としか反応しないこと。

とくいせい【特異星】🔗🔉

とくいせい【特異星】 星の大気の組織や構造が異常をきたし,通常の星とは極めて異なったスペクトルを示す星。

とくいたいしつ【特異体質】🔗🔉

とくいたいしつ【特異体質】 ある種の薬物や食物に対して異常に反応を示す体質。アレルギー性の素質を基盤とするものが多い。

とくいてき【特異的】🔗🔉

とくいてき【特異的】 (形動) 酵素や抗体が特定の基質や抗原に対して特異性をもっているさま。⇔非特異的 「―免疫療法」

とくいてん【特異点】🔗🔉

とくいてん【特異点】 曲線や曲面上で,その点での接線や接平面が存在しなかったり,二つ以上あったりする点。

とくいび【特異日】🔗🔉

とくいび【特異日】 特定の天気が,統計上高い確率で現れる特定の日。東日本では 11 月 3 日は晴れの特異日といわれる。シンギュラリティー。

とくいまわり【得意回り】🔗🔉

とくいまわり【得意回り】 注文などをとるために得意先を訪ねること。

とくいまんめん【得意満面】🔗🔉

とくいまんめん【得意満面】 得意でたまらないこと。また,そういう顔つき。

とくおう【徳王】🔗🔉

とくおう【徳王】 (1902-?) 内モンゴルの政治家。日中戦争開始後の 1937 年,日本軍の援助下に蒙古連盟自治政府を発足させ,39 年蒙古連合自治政府をつくり,主席となった。49 年モンゴル人民共和国に逃亡し逮捕された。モンゴル名,デムチュクドンロブ。

とくおかしんせん【徳岡神泉】🔗🔉

とくおかしんせん【徳岡神泉】 (1896-1972) 日本画家。京都生まれ。本名,時次郎。栖鳳門下。代表作「鯉」

とくおち【特落ち】🔗🔉

とくおち【特落ち】 新聞・雑誌などで,複数の他社が載せた特種(とくだね)を載せそこなうこと。

とくがく【篤学】🔗🔉

とくがく【篤学】 学問に熱心なこと。また,広く学識があること。「―の士」

とくがわ【徳川】🔗🔉

とくがわ【徳川】 姓氏の一。三河国賀茂郡の松平(まつだいら)氏が家康の代に改称。分立した諸家のうち,御三家と三卿の嫡流のみが徳川氏を名乗った。

とくがわあきたけ【徳川昭武】🔗🔉

とくがわあきたけ【徳川昭武】 (1853-1910) 幕末期の水戸藩主。1867 年パリ万国博覧会に将軍慶喜の名代として渡仏。箱館戦争に功をあげ,のち北海道開拓に着手。

とくがわいえさだ【徳川家定】🔗🔉

とくがわいえさだ【徳川家定】 (1824-1858) 江戸幕府第 13 代将軍(1853-1858)。家慶の四男。幼名政之助。日米和親条約を締結。子がなく,将軍継嗣問題を起こして幕末政争の因を作った。

とくがわいえさと【徳川家達】🔗🔉

とくがわいえさと【徳川家達】 (1863-1940) 政治家。田安慶頼の三男。幼名亀之助。明治維新後,徳川宗家 16 代を継ぐ。貴族院議員,同議長。

とくがわいえしげ【徳川家重】🔗🔉

とくがわいえしげ【徳川家重】 (1711-1761) 江戸幕府第 9 代将軍(1745-1760)。吉宗の長男。幼名長福。身体虚弱で酒色に溺れたという。

とくがわいえつぐ【徳川家継】🔗🔉

とくがわいえつぐ【徳川家継】 (1709-1716) 江戸幕府第 7 代将軍(1713-1716)。家宣の四男。幼名鍋松丸。間部詮房(まなべあきふさ)・新井白石の補佐によって,父の政治を継承。

とくがわいえつな【徳川家綱】🔗🔉

とくがわいえつな【徳川家綱】 (1641-1680) 江戸幕府第 4 代将軍(1651-1680)。家光の長男。幼名竹千代。保科正之・酒井忠清が補佐した。

とくがわいえなり【徳川家斉】🔗🔉

とくがわいえなり【徳川家斉】 (1773-1841) 江戸幕府第 11 代将軍(1787-1837)。一橋治斉の長男。家治の養子。幼名豊千代。田沼意次を排して,松平定信を老中主座とし,学問を奨励,寛政の改革を行わせた。定信失脚後家斉親政になると,幕政はゆるみ,爛熟した化政文化が現出。隠居後も大御所と称して実権を握った。側室 40 人,子女 55 人を数えた。

とくがわいえのぶ【徳川家宣】🔗🔉

とくがわいえのぶ【徳川家宣】 (1662-1712) 江戸幕府第 6 代将軍(1709-1712)。甲府藩主徳川綱重の長男。綱吉の養子。幼名虎松。側用人,間部詮房(まなべあきふさ)を老中とし,新井白石を登用して正徳の治を行なった。

とくがわいえはる【徳川家治】🔗🔉

とくがわいえはる【徳川家治】 (1737-1786) 江戸幕府第 10 代将軍(1760-1786)。家重の長男。幼名竹千代。老中田沼意次は積極的な経済政策を行なったが,他方で賄賂が横行した。

とくがわいえみつ【徳川家光】🔗🔉

とくがわいえみつ【徳川家光】 (1604-1651) 江戸幕府第 3 代将軍(1623-1651)。秀忠の二男。幼名竹千代。諸法度の制定,参勤交代など諸制度を整備,キリシタンを弾圧して鎖国を断行,以後 200 年余にわたる幕府の支配体制を確立した。

とくがわいえもち【徳川家茂】🔗🔉

とくがわいえもち【徳川家茂】 (1846-1866) 江戸幕府第 14 代将軍(1858-1866)。紀州藩主徳川斉順の長男。幼名菊千代。紀州藩主時代の名は慶福(よしとみ)。井伊直弼(なおすけ)に擁立され,皇女和宮を迎えて公武合体策を推進。第二次長州征伐出陣中大坂城で病死。

とくがわいえやす【徳川家康】🔗🔉

とくがわいえやす【徳川家康】 (1542-1616) 江戸幕府初代将軍(1603-1605)。三河岡崎城主松平広忠の長男。幼名竹千代,のち元信,元康,家康と改めた。はじめ今川義元,のち織田信長と結び東海に勢力を拡大。豊臣秀吉の天下統一後はこれに協力,関八州を与えられ,1590 年江戸入府。関ヶ原の戦勝を経て 1603 年征夷大将軍となり,江戸に開幕。将軍職を譲った後も大御所として実権を握り,大坂冬・夏の陣で豊臣氏を滅ぼし,統一を完成した。

とくがわいえよし【徳川家慶】🔗🔉

とくがわいえよし【徳川家慶】 (1793-1853) 江戸幕府第 12 代将軍(1837-1853)。家斉の二男。幼名敏次郎。はじめ家斉が大御所として実権を握っていたが,その死後水野忠邦を登用して天保の改革を行わせた。1853 年ペリー来航直後に病没。

とくがわじだい【徳川時代】🔗🔉

とくがわじだい【徳川時代】 ⇒江戸時代

とくがわただなが【徳川忠長】🔗🔉

とくがわただなが【徳川忠長】 (1606-1633) 江戸初期の大名。幼名国松。通称駿河大納言。将軍秀忠の三男。駿府 55 万石の大名だったが,兄の将軍家光と不和になり,改易後上野高崎城で自刃させられた。

とくがわつなしげ【徳川綱重】🔗🔉

とくがわつなしげ【徳川綱重】 (1644-1678) 江戸前期の大名。家光の三男。家宣の父。幼名長松麿。通称甲府殿。甲府 25 万石領主。5 代将軍就任を図ったが,大老酒井忠清に阻まれた。

とくがわつなよし【徳川綱吉】🔗🔉

とくがわつなよし【徳川綱吉】 (1646-1709) 江戸幕府第 5 代将軍(1680-1709)。家光の四男。幼名徳松。母(桂昌院)は本庄氏。上野館林 15 万石の領主。4 代将軍家綱の養子となり将軍職を継いだ。文治主義の政治を展開,その後,側用人柳沢吉保を登用,悪貨乱発・生類憐みの令の制定など悪政を重ねた反面,元禄文化の出現を見た。犬公方(いぬくぼう)。

とくがわなりあき【徳川斉昭】🔗🔉

とくがわなりあき【徳川斉昭】 (1800-1860) 江戸末期の水戸藩主。治紀の三男。字(あざな)は子信,号は景山・潜竜閣。諡号,烈公。弘道館の設立,兵制改革などの藩政改革を行い,幕政参与となったが,井伊直弼と対立,安政の大獄で蟄居(ちつきよ)させられた。

とくがわのぶやす【徳川信康】🔗🔉

とくがわのぶやす【徳川信康】 (1559-1579) 戦国時代の武将。家康の嫡出長男。織田信長の娘を娶り,岡崎城主。信長から武田氏通謀の嫌疑をかけられ家康の命により二俣城で自刃。

とくがわばくふ【徳川幕府】🔗🔉

とくがわばくふ【徳川幕府】 ⇒江戸幕府(えどばくふ)

とくがわびじゅつかん【徳川美術館】🔗🔉

とくがわびじゅつかん【徳川美術館】 名古屋市東区にある美術館。財団法人徳川黎明会が 1935 年(昭和 10)に開設。尾張徳川家の「大名道具」を収蔵・展示する。

とくがわひでただ【徳川秀忠】🔗🔉

とくがわひでただ【徳川秀忠】 (1579-1632) 江戸幕府第 2 代将軍(1605-1623)。家康の三男。幼名長松,のち竹千代。大坂両度の陣に出陣,家康の遺命を守って,諸法度の制定・キリシタン禁圧など幕府草創期の基礎を固めた。

とくがわみつくに【徳川光圀】🔗🔉

とくがわみつくに【徳川光圀】 (1628-1700) 江戸前期の水戸藩主。頼房の三男。幼名千代松。字(あざな)は子竜,号は梅里(ばいり)。諡号,義公。世に水戸黄門とも。大義名分を重んじて儒学を奨励,彰考館を設けて俊才を招き,「大日本史」を編纂。希代の名君と賞され「水戸黄門漫遊記」による逸話が広く流布している。

とくがわむせい【徳川夢声】🔗🔉

とくがわむせい【徳川夢声】 (1894-1971) 漫談家。島根県生まれ。本名福原駿雄。赤坂葵館・新宿武蔵野館の主任弁士。トーキー後は俳優・声優に転じ,ラジオの朗読に新境地をひらいた。

とくがわむねはる【徳川宗春】🔗🔉

とくがわむねはる【徳川宗春】 (1696-1764) 江戸中期の尾張藩主。3 代藩主綱誠(つななり)の 20 子。商工業の振興など積極的経済政策を打ち出し,吉宗の享保改革の施策と対立,1739 年蟄居(ちつきよ)を命ぜられた。著「温知政要」

とくがわよしなお【徳川義直】🔗🔉

とくがわよしなお【徳川義直】 (1600-1650) 江戸初期の大名。尾張家の祖。家康の九男。学問を好み儒学を奨励した。

とくがわよしのぶ【徳川慶喜】🔗🔉

とくがわよしのぶ【徳川慶喜】 (1837-1913) 江戸幕府第 15 代,最後の将軍(1866-1867)。水戸藩主斉昭の七男。1847 年一橋家を継ぐ。62 年将軍家茂の後見職として公武合体策を推進。将軍となってのち,フランスの援助を受けて幕政改革をはかったが,挽回はならず大政を奉還し,江戸開城後は水戸で謹慎し,徳川宗家の家督を田安亀之助(徳川家達)に譲り駿府に移った。

とくがわよしむね【徳川吉宗】🔗🔉

とくがわよしむね【徳川吉宗】 (1684-1751) 江戸幕府第 8 代将軍(1716-1745)。紀州藩主徳川光貞の四男。幼名源六・新之助。兄の相次ぐ死により紀州藩主となり,徳川家継のあと,宗家を継いだ。諸事家康への復古を唱え,武芸・学問・殖産興業を奨励(享保の改革),幕府中興の祖とされる。

とくがわよりのぶ【徳川頼宣】🔗🔉

とくがわよりのぶ【徳川頼宣】 (1602-1671) 江戸初期の大名。紀州徳川家の祖。家康の十男。幼名長福。通称南竜公。知略にすぐれ,詩歌もよくした。

とくがわよりふさ【徳川頼房】🔗🔉

とくがわよりふさ【徳川頼房】 (1603-1661) 江戸初期の大名。水戸徳川家の祖。家康の十一男。光圀の父。幼名鶴千代。諡号,威公。学を好み,儒学・神道を学ぶ。

とくぎ【特技】🔗🔉

とくぎ【特技】 得意とする特別の技能。

とくぎ【徳義】🔗🔉

とくぎ【徳義】 守るべき道徳上の義務。

とくぎょうし【得業士】🔗🔉

とくぎょうし【得業士】 旧制の,専門学校,特に医学専門学校の卒業生の称号。

とくごうとうげ【徳本峠】🔗🔉

とくごうとうげ【徳本峠】 長野県安曇(あずみ)村,北アルプス南部の峠。海抜 2135m。昭和初年まで上高地へ入る登山路として親しまれた。

とくさ【木賊・砥草】🔗🔉

とくさ【木賊・砥草】 トクサ目の常緑性シダ植物。山中の湿地に自生。高さ 70cm 内外で,表面はざらつく。茎をゆでて乾燥させたものを,木製器具や角・骨を磨くのに用いる。

とくさいまい【特栽米】🔗🔉

とくさいまい【特栽米】 「特別栽培米」の略。

とくさく【得策】🔗🔉

とくさく【得策】 有利な方法・方策。

とくさつ【特撮】🔗🔉

とくさつ【特撮】 〔特殊撮影の略〕 ミニチュアなどを使って,通常の手法の撮影では得られない画面効果を創造すること。特殊効果とは別の作業である。

とくさん【特産】🔗🔉

とくさん【特産】 特にその地方で産出されること。また,その産物。

とくし【特使】🔗🔉

とくし【特使】 特別の任務を帯びた使者。「―を派遣する」

とくし【篤志】🔗🔉

とくし【篤志】 (1)親切な志。 (2)社会のためになる事業・運動などに熱心で,協力を惜しまないこと。「―家」

とくじ【徳治】🔗🔉

とくじ【徳治】 年号(1306.12.14-1308.10.9)。後二条・花園天皇の代。

とくしかいぼう【篤志解剖】🔗🔉

とくしかいぼう【篤志解剖】 献体による解剖のこと。

とくしつ【特質】🔗🔉

とくしつ【特質】 独特の性質。

とくしつ【得失】🔗🔉

とくしつ【得失】 利と不利。損得。利害。

とくじつ【篤実】🔗🔉

とくじつ【篤実】 情にあつく誠実であること。「温厚―」

とくしま【徳島】🔗🔉

とくしま【徳島】 (1)四国地方東部の県。かつての阿波(あわ)国全域を占める。県庁所在地,徳島市。→行政地名一覧 (2)徳島県北東部,吉野川の下流域にある市。県庁所在地。もと,蜂須賀氏の城下町。木工・織物工業が盛ん。8 月中旬に阿波踊りが行われる。

とくしまけんりつきんだいびじゅつかん【徳島県立近代美術館】🔗🔉

とくしまけんりつきんだいびじゅつかん【徳島県立近代美術館】 徳島市にある県立美術館。1990 年(平成 2)開館。国内外の近・現代作家の作品を収蔵する。

とくしまけんりつはくぶつかん【徳島県立博物館】🔗🔉

とくしまけんりつはくぶつかん【徳島県立博物館】 徳島市にある県立博物館。1990 年(平成 2)開館。

とくしまだいがく【徳島大学】🔗🔉

とくしまだいがく【徳島大学】 国立大学の一。1922 年(大正 11)創立の徳島高等工業(のち工専)を中心に,徳島医専・徳島高校・師範系学校などを統合して 49 年(昭和 24)新制大学となる。本部は徳島市。

とくしまぶんりだいがく【徳島文理大学】🔗🔉

とくしまぶんりだいがく【徳島文理大学】 私立大学の一。1966 年(昭和 41)徳島女子大学として設立,72 年現名に改称。本部は徳島市。

とくしゃ【特写】🔗🔉

とくしゃ【特写】 特別に写真に写すこと。「本紙―」

とくしゃ【特赦】🔗🔉

とくしゃ【特赦】 恩赦の一種。有罪の言い渡しを受けた特定の者に対して,その効力を失わせること。

とくしゅ【特殊】🔗🔉

とくしゅ【特殊】 (1)普通のものと異なっていること。特別。⇔一般普通 (2)全体にわたるのではなく,限られた若干のものだけにいえること。⇔普遍 「―な事例」 (3)〔論〕 (ア)〔particular〕 普遍が全体にかかわり,個別がその全体に含まれる個々の要素にかかわるのに対し,全体の一部にかかわることをいう。例えば,「人間」「この人間」に対して「ある人間」。(イ)〔special〕 類種系列において,下位のものの上位のものに対するより限定されたあり方をいう。

とくしゅ【特種】🔗🔉

とくしゅ【特種】 特別な種類。

とくじゅ【特需】🔗🔉

とくじゅ【特需】 米軍が日本で調達する物資および役務の需要。

とくしゅう【特集・特輯】🔗🔉

とくしゅう【特集・特輯】 雑誌・新聞・ラジオ・テレビなどで,特定の問題を中心に編集・放送すること。

とくしゅうらがき【特殊裏書】🔗🔉

とくしゅうらがき【特殊裏書】 手形などの裏書で,譲渡以外の取立委任や質入れなど特別な目的をもった裏書。

とくしゅえいようしょくひん【特殊栄養食品】🔗🔉

とくしゅえいようしょくひん【特殊栄養食品】 栄養改善法で規定される,強化食品,特別用途食品のこと。→強化食品特別用途食品

とくしゅか【特殊化】🔗🔉

とくしゅか【特殊化】 一般的・普遍的なものから特別なものにすること。

とくしゅがいしゃ【特殊会社】🔗🔉

とくしゅがいしゃ【特殊会社】 公益に重大な関係があり,国家による特別の保護・監督を必要とするために特別法で設立される会社。日本たばこ産業株式会社など。

とくしゅがっきゅう【特殊学級】🔗🔉

とくしゅがっきゅう【特殊学級】 学校教育法により,心身に故障のある児童・生徒のうち,故障の程度が比較的重度でない者に対して特殊教育を行うため,小・中学校および高等学校に付設された学級。

とくしゅかぶぬし【特殊株主】🔗🔉

とくしゅかぶぬし【特殊株主】 (一般株主に対し)総会屋のこと。

とくしゅかんぜい【特殊関税】🔗🔉

とくしゅかんぜい【特殊関税】 国内産業が不当に不利益を被る事態など緊急に保護すべき事情が生じた場合に対処するため,政府が通常の関税に加えて賦課する関税。相殺関税・不当廉売関税・緊急関税・報復関税の 4 種。

とくしゅきょういく【特殊教育】🔗🔉

とくしゅきょういく【特殊教育】 学校教育法により,心身に故障のある児童・生徒を対象として,その特性や能力に応じて行われる教育。盲学校・聾学校・養護学校と,小・中学校および高等学校内の特殊学級がこれを行う。障害児教育。

とくしゅぎんこう【特殊銀行】🔗🔉

とくしゅぎんこう【特殊銀行】 特別の単独法規に基づく銀行。戦前の日本勧業・横浜正金・台湾の各銀行など。

とくしゅこう【特殊鋼】🔗🔉

とくしゅこう【特殊鋼】 普通の炭素鋼にケイ素・ニッケル・クロム・コバルトなどを加えた硬度の高い鋼鉄。合金鋼。

とくしゅこうか【特殊効果】🔗🔉

とくしゅこうか【特殊効果】 映画用の人工の電光・霧・クモの糸など。

とくしゅさい【特殊債】🔗🔉

とくしゅさい【特殊債】 証券取引法 2 条 1 項に定められた「特別の法律により法人の発行する債券」のこと。公社・公団・公庫・金庫等の政府関係機関の発行する債券がこれに当たる。広義には銀行の発行する金融債も含める。

とくしゅさつえい【特殊撮影】🔗🔉

とくしゅさつえい【特殊撮影】 ⇒特撮

とくしゅじどうしゃ【特殊自動車】🔗🔉

とくしゅじどうしゃ【特殊自動車】 形態・構造・用途などが通常と異なる自動車。大型特殊と小型特殊とがあり,道路交通法で定める。

とくしゅじょうやく【特殊条約】🔗🔉

とくしゅじょうやく【特殊条約】 特定の国家間だけで結ばれ,第三国の加入できない条約。個別条約。

とくしゅせんこうてい【特殊潜航艇】🔗🔉

とくしゅせんこうてい【特殊潜航艇】 旧海軍が開発した超小型の攻撃用潜水艇。魚雷を装備し,攻撃後の乗員の収容は考慮されていたが,実戦では未帰還。

とくしゅそうたいせいりろん【特殊相対性理論】🔗🔉

とくしゅそうたいせいりろん【特殊相対性理論】 ⇒相対性理論

とくしゅつ【特出】🔗🔉

とくしゅつ【特出】 他にぬきんでていること。傑出。

とくしゅどくせい【特殊毒性】🔗🔉

とくしゅどくせい【特殊毒性】 化学物質などの有害作用のうち,発癌性・変異原性・催奇形性・抗原性・依存性などをいう。

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