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とく【得】🔗🔉

とく【得】 [名・形動](「徳」とも書く)利益を得ること。もうけること。有利であること。また、そのさま。「一文の―にもならない」「―な性分」損。成就すること。成功すること。「つつしめるは―の本なり」〈徒然・一八七〉仏語。浄土に往生し、涅槃(ねはん)の証果を得ること。

とく【徳】🔗🔉

とく【徳】 精神の修養によってその身に得たすぐれた品性。人徳。「―が高い」「―を修める」→徳目めぐみ。恩恵。神仏などの加護。「―をさずかる」「―を施す」(とく)富。財産。「―いかめしうなどあれば、…家の内もきらきらしく」〈源・東屋〉生まれつき備わった能力・性質。天性。「鳥といっぱ、高く飛ぶをもってその―とす」〈仮・伊曾保・下〉

と・く【解く】🔗🔉

と・く【解く】 [動カ五(四)]結んだりしばったりしてあるものをゆるめて分け離す。ほどく。「帯を―・く」「包みを―・く」縫い合わせてあるものの糸を抜き取って離す。また、編んであるものをほどく。「着物を―・く」「セーターを―・く」もつれたものをもとに戻す。ほぐす。「からまった釣り糸を―・く」(「梳く」とも書く)もつれた髪に櫛(くし)を入れて整える。とかす。すく。「乱れた髪を―・く」着ていたもの、身に取り付けたものをはずす。「旅装を―・く」命令・束縛・制約などから解放する。「鎖を―・く」「統制を―・く」「契約を―・く」任務・職をやめさせる。免じる。「任を―・く」拘束していた態勢を崩してもとの状態に戻す。「警備を―・く」「武装を―・く」心のわだかまりや緊張状態をほぐす。ふさがっていた気持ちをすっきりさせる。「怒りを―・く」「疑いを―・く」「誤解を―・く」筋道をたどって解答を出す。「問題を―・く」「なぞを―・く」 [可能]とける[動カ下二]「と(解)ける」の文語形。 [用法]とく・ほどく――「帯を解く(ほどく)」「もつれた糸を解く(ほどく)」「着物を解く(ほどく)」など、ばらばらにする意では相通じて用いられるが、「ほどく」の方が口語的である。◇「問題を解く」「謎を解く」「誤解を解く」「禁止を解く」「武装を解く」「警戒を解く」「緊張を解く」など、結び目、縫い目をばらばらにする意以外の場合は「解く」だけを用いる。◇類似の語に「ほぐす」がある。解けた状態、ほどけた状態にする意で、「からんだ糸をほぐす」のほか、「緊張をほぐす」「肩の凝(こ)りをほぐす」などと用いる。 [下接句]印綬(いんじゆ)を解く・頤(おとがい)を解く・帯を解く・帯紐(おびひも)を解く・褐(かつ)を釈(と)く・産(さん)の紐を解く・綬(じゆ)を釈(と)く・刃(じん)を迎えて解く・謎(なぞ)を解く

と・く【溶く・△融く】🔗🔉

と・く【溶く・融く】 《「解く」と同語源》[動カ五(四)]液体に他の固形物や粉末をまぜて、また、分離しているものをまぜて均質な液状にする。とかす。「絵の具を―・く」「卵を―・く」(「鎔く」「熔く」とも書く)固体に熱を加えて、液状にする。 [可能]とける[動カ下二]「と(溶)ける」の文語形。

と・く【説く】🔗🔉

と・く【説く】 [動カ五(四)]《「解く」と同語源》物事の道理や筋道をよくわかるように話す。さとす。「人の道を―・く」「仏の教えを―・く」物事の事情や成り行きを説明する。「開発の必要性を―・く」解説する。講義する。「孟子を―・く」 [可能]とける

とく【△疾く】🔗🔉

とく【疾く】 《形容詞「と(疾)し」の連用形》すぐに。急いで。「その窓の戸―さしてよ」〈鴎外・文づかひ〉時間的にさかのぼった時点で。ずっと以前に。「(名刺ヲ)―用意をして居たらしい」〈鏡花・婦系図〉[名]ずっと以前。とっく。「我も―より気の付かざるにはあらねども」〈根無草〉

と・く🔗🔉

と・く 〔連語〕《接続助詞「て」に動詞「お(置)く」の付いた「ておく」の音変化》あらかじめその動作を済ませておく意を表す。「出発前に注意し―・く」その状態を続ける意を表す。「そのまま寝かし―・く」◆ガ・ナ・バ・マ行の五段動詞に付く場合は「どく」となる。「犬をつないどく」「荷を積んどく」

とく‐い【特異】🔗🔉

とく‐い【特異】 [名・形動]特別に他とちがっていること。また、そのさま。「彼はこの会社では―な存在だ」特にすぐれていること。また、そのさま。「―な才能の持ち主」 [派生]とくいさ[名]

とく‐い【得意】🔗🔉

とく‐い【得意】 [名・形動]自分の思いどおりになって満足していること。「―の絶頂」失意。誇らしげなこと。また、そのさま。「―な顔」「―になる」最も手なれていて自信があり、じょうずであること。また、そのさま。得手(えて)。「―な競技種目」「―中の―」いつも商品を買ってもらったり取引したりする相手。顧客(こかく)。お得意。親しい友。「東山の辺にぞ―はある。いでさらば文をやらう」〈平家・五〉 [派生]とくいがる[動ラ五]とくいげ[形動]とくいさ[名] [類語]鼻高高・誇らか・誇らしい・鼻が高い・肩身が広い・得得(とくとく)・揚揚・時を得顔・したり顔・自慢顔・自慢げ・自慢たらしい/得手(えて)・達者・堪能・上手(じようず)・巧者・得手物(えてもの)・特技・おはこ・十八番・お株

とくい‐がお【得意顔】‐がほ🔗🔉

とくい‐がお【得意顔】‐がほ [名・形動]いかにも誇らしげな顔つきをすること。また、そのさま。したり顔。じまん顔。「―に鼻をうごめかす」

とく‐いく【徳育】🔗🔉

とく‐いく【徳育】 道徳心のある、情操豊かな人間性を養うための教育。知育や体育に対する。

とくい‐さき【得意先】🔗🔉

とくい‐さき【得意先】 いつも品物を買ってくれる客。また、ふだん取引する相手。取引先。顧客(こかく)。「―をまわる」

とくい‐じどう【特異児童】🔗🔉

とくい‐じどう【特異児童】 教育上特別な配慮を要する児童。心身障害児・学業不振児など。広義には、天才児・英才児を含めることもある。

とくい‐せい【特異性】🔗🔉

とくい‐せい【特異性】 そのものに備わっている特殊な性質。特殊性。抗体の、特定の抗原とだけ反応する性質。また、酵素の、特定の基質と結合することによってだけ作用する性質。

とくい‐たいしつ【特異体質】🔗🔉

とくい‐たいしつ【特異体質】 普通の体質では反応しない食物や薬物などに対して、異常な反応を起こす体質。アレルギー体質のほか胸腺(きようせん)リンパ体質・滲出(しんしゆつ)性体質などがある。

とくいつ【徳一】🔗🔉

とくいつ【徳一】 平安初期の法相(ほつそう)宗の僧。徳溢・得一とも書いた。藤原仲麻呂の子といわれる。東大寺に住んだのち東国に移り、筑波山に中禅寺、会津に慧日寺を開いて布教。法華一乗を唱える最澄と再三にわたって論争した。著「中辺義鏡」。生没年未詳。

とくい‐てん【特異点】🔗🔉

とくい‐てん【特異点】 曲線・曲面上で、接線や接平面が存在しないか二つ以上ある点。重力の固有の大きさが無限大になってしまう点。ブラックホールは宇宙の特異点である。時空の特異点。

とくい‐ば【得意場】🔗🔉

とくい‐ば【得意場】 得意先。「―廻(まわり)をして来た小僧の一人が」〈秋声・新世帯〉

とくい‐び【特異日】🔗🔉

とくい‐び【特異日】 ある天候が、偶然とは思われないほど高い確率で現れる特定の日。二月七日の春一番、一一月三日の秋晴れなど。

とくい‐まわり【得意回り】‐まはり🔗🔉

とくい‐まわり【得意回り】‐まはり 商用などで取引先を訪ねること。

とくい‐まんめん【得意満面】🔗🔉

とくい‐まんめん【得意満面】 [名・形動]得意そうな気持ちが顔じゅうに満ちあふれること。また、そのさま。「―な(の)笑(え)みを浮かべる」

とくいん‐がい【特飲街】🔗🔉

とくいん‐がい【特飲街】 特殊飲食店の立ち並んでいる街。

とくおか‐しんせん【徳岡神泉】トクをか‐🔗🔉

とくおか‐しんせん【徳岡神泉】トクをか‐一八九六〜一九七二]日本画家。京都の生まれ。本名、時次郎。竹内栖鳳(たけうちせいほう)に師事。幽遠で静寂な画境を確立。文化勲章受章。

とく‐がく【督学】🔗🔉

とく‐がく【督学】 学事を監督すること。また、その人。明治五〜一〇年(一八七二〜七七)文部省に置かれた督学局の職員。文部卿の指揮を受けた学事を監督した。

とく‐がく【篤学】🔗🔉

とく‐がく【篤学】 熱心に学問に励むこと。また、その人。「―の士」

とくがく‐かん【督学官】‐クワン🔗🔉

とくがく‐かん【督学官】‐クワン 大正二年(一九一三)視学官を改称して置かれた教育行政官。専門学務局または普通学務局に所属してその事務をとるとともに、学事の視察・監督を行った。昭和一七年(一九四二)教学官と改称。

とくがわ【徳川】トクがは🔗🔉

とくがわ【徳川】トクがは 姓氏の一。江戸幕府の将軍家。もと三河賀茂郡松平郷の土豪で松平氏を称したが、家康のとき徳川と改称。

とくがわ‐いえさだ【徳川家定】トクがはいへさだ🔗🔉

とくがわ‐いえさだ【徳川家定】トクがはいへさだ一八二四〜一八五八]江戸幕府第一三代将軍。在職一八五三〜五八。家慶の四男。生来病弱のため、政治は老中に一任。後嗣がなく、将軍継嗣問題が起きた。

とくがわ‐いえさと【徳川家達】トクがはいへさと🔗🔉

とくがわ‐いえさと【徳川家達】トクがはいへさと一八六三〜一九四〇]政治家。田安慶頼の三男。幼名、亀之助。明治元年(一八六八)徳川宗家を相続。同二三年、貴族院議員となり、以後、貴族院議長・日本赤十字社社長などを歴任、ワシントン軍縮会議の全権委員も務めた。

とくがわ‐いえしげ【徳川家重】トクがはいへしげ🔗🔉

とくがわ‐いえしげ【徳川家重】トクがはいへしげ一七一一〜一七六一]江戸幕府第九代将軍。在職一七四五〜六〇。吉宗の長男。生来病弱のため政務に耐えられず、側用人大岡忠光が権勢を振るった。

とくがわ‐いえつぐ【徳川家継】トクがはいへつぐ🔗🔉

とくがわ‐いえつぐ【徳川家継】トクがはいへつぐ一七〇九〜一七一六]江戸幕府第七代将軍。在職一七一三〜一六。家宣の四男。四歳で家督を相続。間部詮房(まなべあきふさ)・新井白石の補佐により、幕府刷新が行われた。

とくがわ‐いえつな【徳川家綱】トクがはいへつな🔗🔉

とくがわ‐いえつな【徳川家綱】トクがはいへつな一六四一〜一六八〇]江戸幕府第四代将軍。在職一六五一〜八〇。家光の長男。生来病弱のため、治政初期は保科正之・松平信綱らの老中が補佐し、後半は大老酒井忠清が実権を握った。

とくがわ‐いえなり【徳川家斉】トクがはいへなり🔗🔉

とくがわ‐いえなり【徳川家斉】トクがはいへなり一七七三〜一八四一]江戸幕府第一一代将軍。在職一七八七〜一八三七。一橋治済(ひとつばしはるさだ)の長男。松平定信を老中に登用し、寛政の改革を行った。定信の失脚後はみずから政治を執り、ぜいたくな生活を好み、文化・文政の奢侈(しやし)時代をもたらした。

とくがわ‐いえのぶ【徳川家宣】トクがはいへのぶ🔗🔉

とくがわ‐いえのぶ【徳川家宣】トクがはいへのぶ一六六二〜一七一二]江戸幕府第六代将軍。在職一七〇九〜一二。甲府藩主徳川綱重の長男。綱吉の養嗣子。柳沢吉保を退け、間部詮房(まなべあきふさ)・新井白石を重用して政治の刷新を行った。

とくがわ‐いえはる【徳川家治】トクがはいへはる🔗🔉

とくがわ‐いえはる【徳川家治】トクがはいへはる一七三七〜一七八六]江戸幕府第一〇代将軍。在職一七六〇〜八六。家重の長男。田沼意次(たぬまおきつぐ)が政治の実権を握り、商品経済の発展をみたが、他方、綱紀の退廃を招いた。

とくがわ‐いえみつ【徳川家光】トクがはいへみつ🔗🔉

とくがわ‐いえみつ【徳川家光】トクがはいへみつ一六〇四〜一六五一]江戸幕府第三代将軍。在職一六二三〜五一。秀忠の二男。幼名、竹千代。家康・秀忠の遺志を継ぎ、武家諸法度・参勤交代の制などを整え、幕政の基礎を築いた。また、キリシタンを弾圧して鎖国体制を強化した。

とくがわ‐いえもち【徳川家茂】トクがはいへもち🔗🔉

とくがわ‐いえもち【徳川家茂】トクがはいへもち一八四六〜一八六六]江戸幕府第一四代将軍。在職一八五八〜六六。紀州藩主徳川斉順の長男。幼名、慶福(よしとみ)。将軍継嗣問題で井伊直弼(いいなおすけ)に推されて将軍となり、井伊の死後、皇女和宮(かずのみや)と結婚して公武合体を進めたが、第二次長州征伐の際、大坂城で病死。

とくがわ‐いえやす【徳川家康】トクがはいへやす🔗🔉

とくがわ‐いえやす【徳川家康】トクがはいへやす一五四二〜一六一六]江戸幕府初代将軍。在職一六〇三〜〇五。松平広忠の長男。織田信長と結んで駿河を、豊臣秀吉と和して関東を支配。豊臣氏五大老の筆頭となり、秀吉の死後石田三成を関ヶ原の戦いに破り、慶長八年(一六〇三)征夷大将軍となって江戸に幕府を開いた。秀忠に将軍職を譲ったのち駿府(すんぷ)に隠退したが、大坂の陣で豊臣氏を滅ぼし、武家諸法度などを定めて、幕政の基礎を築いた。東照大権現。

とくがわ‐いえよし【徳川家慶】トクがはいへよし🔗🔉

とくがわ‐いえよし【徳川家慶】トクがはいへよし一七九三〜一八五三]江戸幕府第一二代将軍。在職一八三七〜五三。家斉の二男。老中水野忠邦に天保の改革を断行させたが、急激にすぎて失敗。のち、外国勢力の圧迫による難局にあたり、阿部正弘を起用。

とくがわきんれいこう【徳川禁令考】トクがはキンレイカウ🔗🔉

とくがわきんれいこう【徳川禁令考】トクがはキンレイカウ 明治時代、司法省によって編纂(へんさん)された江戸幕府の法令集。一〇二巻。江戸時代の法制・政治・経済などを研究する上での重要史料。

とくがわ‐じだい【徳川時代】トクがは‐🔗🔉

とくがわ‐じだい【徳川時代】トクがは‐ 江戸時代(えどじだい)

とくがわじっき【徳川実紀】トクがはジッキ🔗🔉

とくがわじっき【徳川実紀】トクがはジッキ 江戸後期の史書。五一六冊。江戸幕府が大学頭林述斎を総裁として、成島司直らに編修させたもの。文化六年(一八〇九)起稿、嘉永二年(一八四九)完成。徳川家康から第一〇代家治までの、歴代将軍ごとに区分した編年史。なお、第一一代家斉以降を記した「続徳川実紀」がある。

とくがわ‐ただなが【徳川忠長】トクがは‐🔗🔉

とくがわ‐ただなが【徳川忠長】トクがは‐一六〇六〜一六三四]江戸初期の大名。徳川二代将軍秀忠の三男で三代将軍家光の弟。通称駿河大納言。兄家光にうとまれ、秀忠の死後自刃。

とくがわ‐つなしげ【徳川綱重】トクがは‐🔗🔉

とくがわ‐つなしげ【徳川綱重】トクがは‐一六四四〜一六七八]江戸初期の甲府藩主。家光の三男。第六代将軍家宣の父。第五代将軍に擁立の動きがあったが実現しなかった。

とくがわ‐つなよし【徳川綱吉】トクがは‐🔗🔉

とくがわ‐つなよし【徳川綱吉】トクがは‐一六四六〜一七〇九]江戸幕府第五代将軍。在職一六八〇〜一七〇九。家光の四男。治政初期は堀田正俊を登用して文治政治に努めたが、正俊の死後、柳沢吉保を重用し、生類憐(しようるいあわれ)みの令を発して犬公方(いぬくぼう)とよばれた。また、貨幣改鋳によって政治の混乱を招いた。

とくがわ‐なりあき【徳川斉昭】トクがは‐🔗🔉

とくがわ‐なりあき【徳川斉昭】トクがは‐一八〇〇〜一八六〇]江戸末期の水戸藩主。藤田東湖らを登用して藩政を改革。尊王攘夷論者で、井伊直弼(いいなおすけ)と対立。安政の大獄で蟄居(ちつきよ)を命ぜられた。水戸烈公。

とくがわ‐ばくふ【徳川幕府】トクがは‐🔗🔉

とくがわ‐ばくふ【徳川幕府】トクがは‐ 江戸幕府(えどばくふ)

とくがわ‐ひでただ【徳川秀忠】トクがは‐🔗🔉

とくがわ‐ひでただ【徳川秀忠】トクがは‐一五七八〜一六三二]江戸幕府第二代将軍。在職一六〇五〜二三。家康の三男。関ヶ原の戦いでは父の不興を買ったが、家康の死後はその遺命を守り、諸法度の制定など幕政の整備に努めた。

とくがわ‐みつくに【徳川光圀】トクがは‐🔗🔉

とくがわ‐みつくに【徳川光圀】トクがは‐一六二八〜一七〇〇]江戸前期の水戸藩主。頼房の三男。彰考館を設立して「大日本史」の編纂(へんさん)を始め、社寺の改革、勧農政策を推進した。中納言となり、その唐名黄門から後世、講談師によって水戸黄門として伝説化された。

とくがわ‐むせい【徳川夢声】トクがは‐🔗🔉

とくがわ‐むせい【徳川夢声】トクがは‐一八九四〜一九七一]芸能家・随筆家。島根の生まれ。本名、福原駿雄。無声映画の弁士として名をあげ、のち、俳優や漫談家・司会者として活躍。巧みな話術を称賛された。

とくがわ‐むねたけ【徳川宗武】トクがは‐🔗🔉

とくがわ‐むねたけ【徳川宗武】トクがは‐ 田安宗武(たやすむねたけ)

とくがわ‐よしなお【徳川義直】トクがはよしなほ🔗🔉

とくがわ‐よしなお【徳川義直】トクがはよしなほ一六〇〇〜一六五〇]江戸初期の尾張藩主。家康の九男。尾張徳川家の祖。尾州六一万石の領主となり、儒学・神道を重んじ、「類聚日本紀」「神祇宝典」などの撰述がある。敬公。

とくがわ‐よしのぶ【徳川慶喜】トクがは‐🔗🔉

とくがわ‐よしのぶ【徳川慶喜】トクがは‐一八三七〜一九一三]江戸幕府第一五代将軍。在職一八六六〜六七。斉昭の七男。一橋家を相続。将軍継嗣問題では家茂に敗れ、安政の大獄では隠居謹慎を命じられた。桜田門外の変以後は家茂の後見職をつとめ、家茂の死後、江戸幕府最後の将軍となった。慶応三年(一八六七)大政を奉還し、翌年江戸城を明け渡した。

とくがわ‐よしむね【徳川吉宗】トクがは‐🔗🔉

とくがわ‐よしむね【徳川吉宗】トクがは‐一六八四〜一七五一]江戸幕府第八代将軍。在職一七一六〜四五。紀伊藩主徳川光貞の四男。紀州藩主から将軍となり、幕府財政の改革と幕政の強化につとめ、享保の改革を行った。

とくがわ‐よりのぶ【徳川頼宣】トクがは‐🔗🔉

とくがわ‐よりのぶ【徳川頼宣】トクがは‐一六〇二〜一六七一]江戸初期の紀州藩主。家康の一〇男。紀伊徳川家の祖。紀州五五万石の領主となり、殖産興業・法典編纂に努めた。南竜公。

とくがわ‐よりふさ【徳川頼房】トクがは‐🔗🔉

とくがわ‐よりふさ【徳川頼房】トクがは‐一六〇三〜一六六一]江戸初期の水戸藩主。家康の一一男。水戸徳川家の祖。水戸二八万石の領主となり、水戸藩を創始。威公。

とく‐ぎ【特技】🔗🔉

とく‐ぎ【特技】 特別の技能。「―を生かす」

とく‐ぎ【徳義】🔗🔉

とく‐ぎ【徳義】 人として守るべき道徳上の義務。

とくぎ‐しん【徳義心】🔗🔉

とくぎ‐しん【徳義心】 徳義を重んじる心。

とく‐ぎょう【得業】‐ゲフ🔗🔉

とく‐ぎょう【得業】‐ゲフ 学問や技芸などで、定められた課程を修了すること。

とくぎょう‐し【得業士】トクゲフ‐🔗🔉

とくぎょう‐し【得業士】トクゲフ‐ 旧制の専門学校、特に、医学専門学校の卒業生に与えられた称号。

とく‐ぐん【督軍】🔗🔉

とく‐ぐん【督軍】 中国で辛亥(しんがい)革命後、従来の総督・巡撫(じゆんぶ)に代わって、省長とともに各省に置かれた、省の軍政の長官。のち省長を兼任して行政の実権を握って割拠し、軍閥を形成。一九二八年廃止。

とく‐こ【△独×鈷】🔗🔉

とく‐こ【×鈷】 とっこ(独鈷)

とく‐ごう【得業】‐ゴフ🔗🔉

とく‐ごう【得業】‐ゴフ 僧の学階の称。奈良では、三会(さんえ)の立義(りゆうぎ)を勤め終えた僧の称号。比叡山では、横川(よかわ)の四季講、定心房の三講の聴衆を勤めた僧の称号。浄土宗・真宗の僧の学階で最下級の称。

とくごう‐しょう【得業生】トクゴフシヤウ🔗🔉

とくごう‐しょう【得業生】トクゴフシヤウ 古代の学制で、明経・紀伝(文章)・明法・算の各道の学生(がくしよう)から成績優秀の者を選んで与えた身分。一定期間の修学後、試験により修了を認定されて、専門の官職に就いた。

とくごう‐とうげ【徳本峠】‐たうげ🔗🔉

とくごう‐とうげ【徳本峠】‐たうげ 長野県西部、飛騨山脈南部の峠。安曇(あずみ)村にあり、標高二一三五メートル。松本から島々を経て上高地へ入る登山路が通る。

と‐くさ【十△種】🔗🔉

と‐くさ【十種】 一〇の種類。じっしゅ。

と‐くさ【木=賊・×砥草】🔗🔉

と‐くさ【木賊・×砥草】 トクサ科の常緑、多年生のシダ。山間の川辺などに生え、高さ〇・六〜一メートル。地下茎は横にはう。地上茎は直立し、枝分かれせず、節部に黒い鞘(さや)状の葉をもつ。夏、茎の頂に短い楕円状の胞子嚢(ほうしのう)の穂をつける。茎に多量の珪酸(けいさん)を含むので硬くざらついており、物を磨くのに使用。観賞用にもする。《季 秋》「谷水を踏まへて刈りし―かな/虚子」

とくさ【木賊】🔗🔉

とくさ【木賊】 謡曲。四番目物。世阿弥作と伝える。都の僧が、父を尋ねたいという少年松若を連れてその故郷信濃へ下り、木賊を刈っている老いた父を見つける。

とく‐ざい【×贖罪】🔗🔉

とく‐ざい【×贖罪】 「しょくざい(贖罪)」の誤読。

とくさ‐いた【木=賊板】🔗🔉

とくさ‐いた【木賊板】 社寺などの屋根を葺(ふ)くのに用いる、杉・椹(さわら)・檜(ひのき)などの薄い割り板。厚さは(こけらいた)と栩板(とちいた)との中間で、四・五〜六ミリ。

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[音]カイ    ゲ [訓]と‐く    と‐ける    と‐かす    ほど‐く    ほぐ‐す    わか‐る    ほつ‐れ    おこた‐る    めぐりあ‐う [部首]角 [総画数]13 [コード]区点    1882      JIS   3272      S‐JIS 89F0 [分類]常用漢字 [難読語] →え‐げ【慧解】かい‐い【解頤】かい‐らん【解纜】か‐げゆ【勘解由】ぎ‐げ【義解】げ‐あき【夏解・夏明き】げ‐かん【解官】げじんみっきょう【解深密経】けん‐げ【見解】こう‐かい【叩解】こころのなぞとけたいろいと【心謎解色糸】しゅう‐げ【集解】ゆき‐げ【雪解・雪消】ろんごしっかい【論語集解】わくげ【和句解】わ‐げ【和解】

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[音]チク    ジク    トク [部首]竹 [総画数]8 [コード]区点    2819      JIS   3C33      S‐JIS 8EB1 [難読語] →てんじく【天竺】

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[音]セキ    シャク [訓]と‐く    と‐ける    す‐てる    お‐く    ゆる‐す [部首]釆 [総画数]11 [コード]区点    2865      JIS   3C61      S‐JIS 8EDF [分類]常用漢字 [難読語] →おき‐まつり【釈奠】げんこうしゃくしょ【元亨釈書】さか【釈迦】さく‐てん【釈奠】しゃか【釈迦】せき‐ぜん【釈然】せき‐てん【釈奠】せっ‐かつ【釈褐】たいしゃく【帝釈】

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[音]セツ    セチ    エツ    ゼイ    セイ [訓]と‐く    よろこ‐ぶ [部首]言 [総画数]14 [コード]区点    3266      JIS   4062      S‐JIS 90E0 [分類]常用漢字 [難読語] →かえって‐とく【却説】く‐ぜち【口舌・口説】しし‐ふしゅせつ【止止不須説】せ‐きょう【説経】

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[音]タイ    トク [訓]か‐す [部首]貝 [総画数]12 [コード]区点    3463      JIS   425F      S‐JIS 91DD [分類]常用漢字

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[音]ジョク    トク [訓]かく‐す    かく‐れる [部首]匚 [総画数]10 [コード]区点    3831      JIS   463F      S‐JIS 93BD [分類]常用漢字 [難読語] →しゃのく【車匿】

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[音]トク [訓]え‐る    う‐る [部首]彳 [総画数]11 [コード]区点    3832      JIS   4640      S‐JIS 93BE [分類]常用漢字 [難読語] →ウルップ‐とう【ウルップ島】ぐふとく‐く【求不得苦】げん‐とく【験得・験徳】し・う【為得】しょう‐とく【所得】

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[音]トク [訓]めぐみ [部首]彳 [総画数]14 [コード]区点    3833      JIS   4641      S‐JIS 93BF [分類]常用漢字 [難読語] →い‐とく【懿徳】ウラジオストク【Vladivostok】き‐とく【耆徳】げん‐とく【験得・験徳】しゅう‐とく【宿徳】しょう‐とく【頌徳】だい‐とこ【大徳】とくごう‐とうげ【徳本峠】とこ‐まんざい【徳万歳】とっく‐り【徳利】はい‐とく【背徳・悖徳】

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[音]トク    トウ [訓]みぞ    けが‐れる    けが‐す    な‐れる [部首]水 [総画数]10 [コード]区点    3834      JIS   4642      S‐JIS 93C0 [難読語] →せっ‐とく【褻涜】とく‐しょく【涜職】ぼう‐とく【冒涜】

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[音]トク    ドク [訓]ひとり    ただ    こと‐なる [部首]牛 [総画数]10 [コード]区点    3835      JIS   4643      S‐JIS 93C1 [分類]常用漢字 [難読語] →アレクサンドリア【Alexandria】カトリック【オランダKatholiek】こってい【特牛】こってい‐うし【特牛】こっとい【特牛】ことい【特牛】ことい‐うし【特牛】フフホト【呼和浩特】フホホト【呼和浩特】

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[音]トク [訓]かみ    ただ‐す [部首]目 [総画数]13 [コード]区点    3836      JIS   4644      S‐JIS 93C2 [分類]常用漢字 [難読語] →かど‐の‐おさ【看督長】キリスト【ポルトガルCristo】こごう【小督】さえもん‐の‐かみ【左衛門督】

禿🔗🔉

禿 [音]トク [訓]はげ    かむろ    かぶろ [部首]禾 [総画数]7 [コード]区点    3837      JIS   4645      S‐JIS 93C3 [難読語] →かぶろ‐まつ【禿松】しら‐くも【白癬・白禿瘡】とく‐とう【禿頭】はげ‐こう【禿鸛】ぼうず‐かむろ【坊主禿】

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[音]トク [訓]あつ‐い [部首]竹 [総画数]16 [コード]区点    3838      JIS   4646      S‐JIS 93C4 [分類]常用漢字

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[音]ドク    トク [訓]そこな‐う [部首]毋 [総画数]8 [コード]区点    3839      JIS   4647      S‐JIS 93C5 [分類]常用漢字 [難読語] →ちん‐どく【鴆毒】どく‐え【毒荏】どく‐く【毒鼓】どっ‐く【毒鼓】と‐どく【荼毒】と‐どく【蠹毒】

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[音]トク    ドク [訓]ひと‐り [部首]犬 [総画数]9 [コード]区点    3840      JIS   4648      S‐JIS 93C6 [分類]常用漢字 [難読語] →うど【独活】ぎっこどく‐おん【給孤独園】けい‐どく【独・煢独】こま【独楽】こま‐つぶり【独楽】つち‐たら【独活】つむくり【独楽】ドイツ【Deutschland】どくじん‐とう【独参湯】どく‐せん【独擅】とっ‐こ【独鈷・独古・独股】ひき‐まゆ【匹繭・独繭】べい‐ごま【貝独楽】

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[音]トク    ドク    トウ [訓]よ‐む    よ‐み [部首]言 [総画数]14 [コード]区点    3841      JIS   4649      S‐JIS 93C7 [分類]常用漢字 [難読語] →とう‐し【読師】り‐と【吏読・吏道・吏吐】

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[音]ヨウ [訓]と‐ける    と‐く    と‐かす [部首]水 [総画数]13 [コード]区点    4547      JIS   4D4F      S‐JIS 976E [分類]常用漢字

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[音]ロン [訓]あげつら‐う    あげつら‐い    はか‐る    と‐く [部首]言 [総画数]15 [コード]区点    4732      JIS   4F40      S‐JIS 985F [分類]常用漢字 [難読語] →け‐ろん【戯論】げんぎょししゅろん【言語四種論】じょう‐ろん【諍論】はん‐ろん【汎論・泛論】ぼろ【梵論・暮露】ほろ‐みそ【法論味噌】ぼろん‐じ【梵論字・梵論師】もくろみ【目論見】もち‐ろん【勿論】よ‐ろん【輿論・世論】ろんごしっかい【論語集解】

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[音]トク [訓]めぐみ [部首]心 [総画数]12 [コード]区点    5560      JIS   575C      S‐JIS 9C7B

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[音]トク [訓]わる‐い [部首]心 [総画数]14 [コード]区点    5655      JIS   5857      S‐JIS 9CD5

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[音]トク    ドク [部首]片 [総画数]19 [コード]区点    6417      JIS   6031      S‐JIS E0AF [難読語] →かん‐どく【簡牘・竿牘】しょ‐とく【書牘】せき‐とく【尺牘】ほう‐とく【芳牘】

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[音]トク    ドク [訓]こうし [部首]牛 [総画数]19 [コード]区点    6425      JIS   6039      S‐JIS E0B7 [難読語] →し‐とく【舐犢】た‐ふさぎ【犢鼻褌・褌】とうさぎ【犢鼻褌・褌】ふどし【褌・犢鼻褌】ふんどし【褌・犢鼻褌】

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[音]トク    ドク [訓]ひと‐り [部首]犬 [総画数]16 [コード]区点    6455      JIS   6057      S‐JIS E0D5

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[音]トウ    トク    ドク [部首]糸 [総画数]24 [コード]区点    6991      JIS   657B      S‐JIS E39B [難読語] →が‐とう【牙纛】じゅぞう‐とうばん【鷲像纛幡】たい‐とう【大纛】とう‐ばん【纛幡・纛旛】

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[音]カイ    ゲ [訓]と‐く    と‐ける    と‐かす    ほど‐く    ほぐ‐す    わか‐る    ほつ‐れ    おこた‐る    めぐりあ‐う [部首]角 [総画数]13 [コード]区点    7527      JIS   6B3B      S‐JIS E65A

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[音]トク    ドク    トウ [訓]よ‐む    よ‐み [部首]言 [総画数]22 [コード]区点    7606      JIS   6C26      S‐JIS E6A4

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[音]セキ    シャク [訓]と‐く    と‐ける    す‐てる    お‐く    ゆる‐す [部首]釆 [総画数]20 [コード]区点    7857      JIS   6E59      S‐JIS E7D7

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[音]トク    ドク [部首]骨 [総画数]23 [コード]区点    8181      JIS   7171      S‐JIS E991 [難読語] →され‐こうべ【髑髏】しゃり‐こうべ【髑髏】しゃれ‐こうべ【髑髏】どく‐ろ【髑髏】

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[音]トク [訓]けが‐す    けが‐れる [部首] [総画数]27 [コード]区点    8366      JIS   7362      S‐JIS EA82

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