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まえ【前】🔗🔉

まえ【前】 [1]   (1)顔や視線の向いている方向,または場所。正面。前方。⇔うしろしりえ   (2)順序の先の方。現在またはある時点より以前。さき。⇔あとのち 「30 分ほど―」   (3)前歴。特に,前科。「―がある」 [2](接尾)   (1)相当する分量や部分などを表す語。ぶん(分)。「2 人―」「分け―」   (2)属性・機能などを強調する意を表す語。「腕―」「男―」

まえあし【前足・前脚】🔗🔉

まえあし【前足・前脚】 (1)獣や昆虫などの前方の 2 本の足。⇔うしろあし (2)前に踏み出した方の足。「―に重心をかける」

まえいわい【前祝い】🔗🔉

まえいわい【前祝い】 ある事がよい結果になるようにと,前もって祝うこと。

まえうしろ【前後ろ】🔗🔉

まえうしろ【前後ろ】 (1)まえとうしろ。ぜんご。 (2)まえとうしろが逆になること。うしろまえ。「―に着る」

まえうり【前売り】🔗🔉

まえうり【前売り】 入場券・乗車券などを,当日よりも前に売ること。

まえおき【前置き】🔗🔉

まえおき【前置き】 本題にはいる前に述べること。また,その言葉。

まえおび【前帯】🔗🔉

まえおび【前帯】 帯を前で結ぶこと。近世初めは老女の,のちには遊女の風俗。

まえかがみ【前屈み】🔗🔉

まえかがみ【前屈み】 上半身を前の方にかがめること。前こごみ。

まえがき【前書き】🔗🔉

まえがき【前書き】 本文の前に書き添えること。また,その文章。⇔後書き

まえかけ【前掛け】🔗🔉

まえかけ【前掛け】 体の前面,特に腰から下をおおうようにかける布。エプロン。まえだれ。

まえがし【前貸し】🔗🔉

まえがし【前貸し】 決められた期日以前に,給料などを仮に支払うこと。

まえがしら【前頭】🔗🔉

まえがしら【前頭】 力士の位の一。小結の下,十両の上。平幕。

まえがみ【前髪】🔗🔉

まえがみ【前髪】 額に垂らした頭髪。

まえがり【前借り】🔗🔉

まえがり【前借り】 決められた期日より前に給料などを借りること。

まえかわくにお【前川国男】🔗🔉

まえかわくにお【前川国男】 (1905-1986) 建築家。新潟県生まれ。東京帝大卒。ル=コルビュジエの下に学ぶ。日本の近代建築の動向に大きな影響を与えた。代表作に東京文化会館・東京海上火災ビル本館・東京都美術館など。

まえかわレポート【前川レポート】🔗🔉

まえかわレポート【前川レポート】 中曾根康弘元首相の私的諮問機関であった経済構造調整研究会が 1986 年(昭和 61)に提出した報告。内需拡大の必要が主張された。座長の前川春雄元日銀総裁の名から。

まえぎり【前桐】🔗🔉

まえぎり【前桐】 たんすなどで,前面にだけ桐を用いること。また,そのもの。

まえきん【前金】🔗🔉

まえきん【前金】 売買や貸借の際,前もって代金を支払うこと。また,その金。

まえく【前句】🔗🔉

まえく【前句】 連歌・俳諧で,他の人が付句(つけく)を付けることを予定して詠む句。

まえくづけ【前句付け】🔗🔉

まえくづけ【前句付け】 雑俳の一。出題された前句に付句(つけく)を付けて点取りを競う遊戯的な俳諧。元禄頃から盛んとなり,江戸中期に流行。→川柳

まえげいき【前景気】🔗🔉

まえげいき【前景気】 事が始まる前の景気。「―をあおる」

マエケナス【Gaius Maecenas】🔗🔉

マエケナス【Gaius Maecenas】 (前 70 頃-前 8) ローマの政治家。オクタビアヌスの親友。ホラティウスやウェルギリウスなど文人を援助した。

まえこうじょう【前口上】🔗🔉

まえこうじょう【前口上】 本題に入る前に述べる言葉。まえおき。「芝居の―」

まえさく【前作】🔗🔉

まえさく【前作】 ⇒ぜんさく(前作)

まえさわ【前沢】🔗🔉

まえさわ【前沢】 岩手県南部,胆沢(いさわ)郡の町。北上川中流の河港,陸羽街道の宿駅として栄えた。

まえじたぼいん【前舌母音】🔗🔉

まえじたぼいん【前舌母音】 〔front vowel〕 前舌面を持ち上げることによって調音する母音。日本語のイは,この典型。

まえじて【前仕手】🔗🔉

まえじて【前仕手】 〔「まえして」とも〕 前後 2 場面の能・狂言で,中入りの前に出るシテ。⇔後仕手(のちじて) (普通「前ジテ」と書く)

まえじまひそか【前島密】🔗🔉

まえじまひそか【前島密】 (1835-1919) 政治家。越後の人。維新後,渡英して郵便制度を調査,「郵便」「切手」などの名称を定め日本の郵便事業を創始。国字改良論者。

マエストーソ【(イ) maestoso】🔗🔉

マエストーソ【(イ) maestoso】 音楽の発想標語の一。「威厳をもって」「堂々とした」の意を表す。

マエストロ【(イ) maestro】🔗🔉

マエストロ【(イ) maestro】 (音楽の)巨匠。

まえずもう【前相撲】🔗🔉

まえずもう【前相撲】 まだ番付にのらない,入門したばかりの力士の取組。

まえせつ【前説】🔗🔉

まえせつ【前説】 実況生(なま)中継や公開録画などの番組が始まる前に,全体の構成や軽い話などをして会場の雰囲気を盛り上げる役。

まえせんでん【前宣伝】🔗🔉

まえせんでん【前宣伝】 売り出し・催し物などの,始まる前に行う宣伝。事前宣伝。

まえだあい【前田愛】🔗🔉

まえだあい【前田愛】 (1931-1987) 国文学者。神奈川県生まれ。立教大教授。文化記号論的な発想や独自のテクスト理論で,文学の近代を問う。著「近代読者の成立」「成島柳北」「都市空間のなかの文学」など。

まえだおし【前倒し】🔗🔉

まえだおし【前倒し】 予算を,予定を繰り上げて執行すること。「―発注」

まえだかんじ【前田寛治】🔗🔉

まえだかんじ【前田寛治】 (1896-1930) 洋画家。鳥取県生まれ。東京美術学校卒。渡仏してクールベに傾倒。帰国後「一九三〇年協会」を創立。独自の写実主義を目指した。

まえだげんい【前田玄以】🔗🔉

まえだげんい【前田玄以】 (1539-1602) 安土桃山時代の武将。名は宗向。美濃の人。織田信忠・豊臣秀吉に仕え,丹波亀山 5 万石を領した。豊臣氏五奉行の一人。

まえだけんいち【前田憲一】🔗🔉

まえだけんいち【前田憲一】 (1909-1995) 電波工学者。大阪府生まれ。京大教授。電離層中の電子密度の変化について研究し,地磁気歪曲現象を発見。電離層を利用した遠距離通信やロケットによる宇宙空間観測計画の先駆者。

まえだこうひろいちろう【前田河広一郎】🔗🔉

まえだこうひろいちろう【前田河広一郎】 (1888-1957) 小説家。宮城県生まれ。徳富蘆花に師事。プロレタリア作家として活躍。作「三等船客」「赤い馬車」「大暴風雨時代」「蘆花伝」など。

まえだせいそん【前田青邨】🔗🔉

まえだせいそん【前田青邨】 (1885-1977) 日本画家。岐阜県生まれ。本名,廉造。新しい感覚で歴史画・人物・武者絵・花鳥など幅広く描いた。東京芸大教授。代表作「洞窟の頼朝」「唐獅子」など。

まえだつなのり【前田綱紀】🔗🔉

まえだつなのり【前田綱紀】 (1643-1724) 加賀第 5 代藩主。3 歳で藩主となる。農政改革を推進。文書・典籍を収集保存し,尊経閣文庫の基礎を築いた。

まえたて【前立て】🔗🔉

まえたて【前立て】 洋裁で,ブラウスやズボンの前開きの上前につける細長い布。

まえだてもの【前立物】🔗🔉

まえだてもの【前立物】 兜(かぶと)の立物(たてもの)のうち前面に付けられたもの。鍬形(くわがた)・半月・天衝(てんつき)など。前立て。

まえだとしいえ【前田利家】🔗🔉

まえだとしいえ【前田利家】 (1538-1599) 安土桃山時代の武将。加賀藩の祖。尾張の人。幼名,犬千代。織田信長に仕える。賤ヶ岳の戦いでは柴田勝家についたが,のち豊臣秀吉と和を結び,金沢に封ぜられた。五大老の一人。

まえだはじめ【前田一】🔗🔉

まえだはじめ【前田一】 (1895-1978) 実業家。佐賀県生まれ。東大卒。北海道炭礦汽船に入社,労務にあたる。日経連専務理事を長く務め,経営者の立場から春闘で活躍。

まえだまさな【前田正名】🔗🔉

まえだまさな【前田正名】 (1850-1921) 明治期の官僚・農政家。薩摩の人。松方正義の上からの殖産興業政策に反対し,下からの地方産業振興を提唱。著「興業意見」など。

まえだゆうぐれ【前田夕暮】🔗🔉

まえだゆうぐれ【前田夕暮】 (1883-1951) 歌人。神奈川県生まれ。「詩歌」を主宰。自然主義を標榜(ひようぼう),若山牧水と並び称された。口語自由律短歌をも手がける。歌集「収穫」「生くる日に」など。

まえだれ【前垂れ】🔗🔉

まえだれ【前垂れ】 前掛け。

まえづけ【前付け】🔗🔉

まえづけ【前付け】 書物の本文の前につける序文・目次・凡例などの総称。⇔後付け

まえにわ【前庭】🔗🔉

まえにわ【前庭】 建物の前にある庭。

まえのめり【前のめり】🔗🔉

まえのめり【前のめり】 倒れそうに体が前方へ傾くこと。

まえのりょうたく【前野良沢】🔗🔉

まえのりょうたく【前野良沢】 (1723-1803) 江戸中期の蘭学者。豊前(ぶぜん)中津藩医の子。江戸生まれ。中津藩の医官。青木昆陽にオランダ語を学ぶ。杉田玄白・中川淳庵らとの「解体新書」翻訳に指導的役割をなす。著「和蘭訳筌」

まえば【前歯】🔗🔉

まえば【前歯】 (1)口の前面に生えている歯。門歯。切歯(せつし)。⇔奥歯 (2)下駄の歯の前方のもの。

まえばし【前橋】🔗🔉

まえばし【前橋】 群馬県中部,利根川中流域の市。県庁所在地。近世,宿場町,酒井氏・松平氏の城下町。旧称,厩橋(うまやばし)。

まえばしこうかだいがく【前橋工科大学】🔗🔉

まえばしこうかだいがく【前橋工科大学】 公立大学の一。1996 年(平成 8)設立。本部は前橋市。

まえはたひでこ【前畑秀子】🔗🔉

まえはたひでこ【前畑秀子】 (1914-1995) 水泳選手。本姓兵藤。和歌山県生まれ。1936 年のベルリン-オリンピック 200m 平泳ぎで優勝,日本人女性で初めて金メダルを獲得。

まえばらい【前払い】🔗🔉

まえばらい【前払い】 代金・料金・給料などを先に払うこと。先払い。⇔後払い

まえばらいしきしょうひょう【前払式証票】🔗🔉

まえばらいしきしょうひょう【前払式証票】 プリペード-カードや商品券のように,あらかじめ金銭を支払い,物品の給付等を受けることのできるカード・証票等で,乗車券・入場券等以外のもの。

まえばらいっせい【前原一誠】🔗🔉

まえばらいっせい【前原一誠】 (1834-1876) 政治家。長州藩出身。前名,佐世八十郎。松下村塾に学び,討幕運動に参加。維新後,参議・兵部大輔などを歴任したが職を辞して帰郷,萩の乱を起こし刑死した。

まえばり【前貼り】🔗🔉

まえばり【前貼り】 裸で演技する女優が,陰部をおおうために貼るもの。

まえばる【前原】🔗🔉

まえばる【前原】 福岡県北西部の市。福岡市の西に接する。ミカン栽培が盛ん。3 世紀の伊都国(いとのくに)は市内に中心があったと伝えられる。

まえひょうばん【前評判】🔗🔉

まえひょうばん【前評判】 ある事が行われる前の評判。

まえピン【前ピン】🔗🔉

まえピン【前ピン】 〔ピンはピントの略〕 写真で,焦点が被写体より手前にずれて像がぼけること。⇔後ピン

まえぶれ【前触れ】🔗🔉

まえぶれ【前触れ】 (1)前もって告げ知らせること。予告。 (2)何かが起こるしるし。前兆。「大地震の―」

まえまえ【前前】🔗🔉

まえまえ【前前】 以前。かねて。「―から知っていた」

まえみつ【前褌】🔗🔉

まえみつ【前褌】 相撲で,力士がまわしを締めたとき,体の前面で横にまわっている部分。前まわし。

まえむき【前向き】🔗🔉

まえむき【前向き】 (1)正面に向くこと。 (2)考え方や取り組み方が肯定的・建設的であること。「―に検討する」⇔後ろ向き

まえむきすいろん【前向き推論】🔗🔉

まえむきすいろん【前向き推論】 〔forward reasoning〕 与えられた事実にさまざまなルールを適用しながら結論を導き出す人工知能の手法の一。前方推論とも。→後ろ向き推論

まえもって【前以て】🔗🔉

まえもって【前以て】 (副) 前から。あらかじめ。「―連絡する」

まえやく【前厄】🔗🔉

まえやく【前厄】 厄年の前の年。凶事があるとして慎む。⇔後厄(あとやく)→厄年

まえわ【前輪】🔗🔉

まえわ【前輪】 鞍(くら)の前部の,山形に高くなっている部分。⇔後輪(しずわ)

まえわたし【前渡し】🔗🔉

まえわたし【前渡し】 (1)金品を期日よりも前に渡すこと。 (2)手付け。

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