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まえ【前】マヘ🔗🔉

まえ【前】マヘ 人では、その体・顔・目が向いている、物では物の正面が向いている方向。また、その方向にある場所。 「━を向いて歩く」 「一歩だけ━に出る」 「テレビの━に座る」 「聴衆を━にして語る」 ⇔後ろ 人と向かい合ったとき、相手の領域となる場所。また、物と向かい合ったとき、その物に近いほうの場所。 「父の━に進み出る」 「子供の━でそんなことは慎みなさい」 「皆が見ている━で転んでしまった」 「店の━を自転車が通る」 物の中心部付近より「前」の部分。前方部(分)。また、縦に並んだ列で基準とするものの前部。特に、縦列の最前部。 「衝突して車の━がへこんだ」 「太郎の二人━に花子がいる」 「━の二人は最後まで残れ」 ⇔後ろ 一連の内容をもつもので、基準とするものに先行する部分。 「本文の━に『訳者のことば』がある」 「日本語では修飾語は被修飾語の━に来る」 ⇔後ろ 衣服で、前部を打ち合わせる部分。また、その身体部分。特に、陰部。 「着物の━を合わせる」 「━を隠す」 〔抽象的な事柄に関して〕人の行動が向かう方向(にある場所)。 「幾多の困難が兄弟の━に立ちはだかる」 「危険が彼の━に迫っている」 《多く「…の━」の形で、他人の意を表す語を受けて》体裁や体面を重んじなければならない状況。 「お客の━をつくろう」 《「…の━で(は)」「…の━に(は)」の形で、形式名詞的に》人が直面する、強い支配力をもった状況をいう。 「いかなる人も神の━では平等だ」 「相手の不当な要求の━に屈してはならぬ」 「どうしても死にきれない、この事実の━に彼は項垂うなだれてしまう…北条民雄 基準となる時間より以前の時間。〔今を基準にするときは過去を、過去を基準にするときはさらに過去を、未来を基準にするときはより現在に近い未来を表す〕 「今から三年━の話だ」 「彼女ならもっと━から知っている」 「それは結婚する━のことだった」 ⇔あとのち 未来を基準にして言う「暗くなる(=暗くならない)━に帰る」などでは、肯定と否定の言い方が同義となる。〜ならない内に、の意。 基準となる出来事が起こる以前(特に、直前)の時間。 「乾杯の━に来賓の祝辞がある」 「連休の━に仕事を済ませておく」 「嵐あらしの━の静けさ」 「試合を━にして抱負を述べる」 ⇔あと 順番が基準となるものより早いこと。 「妹が姉より━に面接を済ませた」 「外来患者の━に急患を診る」 ⇔あと 同一の(名称で呼ばれる)ものを比較して、以前の様子や状態をいう。 「━にもましてお美しい」 「今度のより━の事件の方が難しい」 「━の社長は偉大だった」 〔俗〕以前に犯した犯罪。犯罪歴。前科。 「彼には━がある」 《「Aである━にBだ」の形で、形式名詞的に》AよりもさらにBが優先される意を表す。Aである以前にBだ。 「教師である━に一人の人間だ」 〔古〕身分の高い女性の名に添えて敬意を表す語。 「千手せんじゅの━・玉藻たまもの━」 接尾《人数を表す語に付いて》 その人数に相当する食事の量であることを表す。 「三人━を平らげる」 それ相応の価値や内容であることを表す。 「一人いちにん━の職人」 「半人━の仕事しかできない」 ◆「目」の意。

まえ‐あき【前開き】マヘ━🔗🔉

まえ‐あき【前開き】マヘ━ 衣服の前面にボタンやファスナーでとめるようになった開きがあること。

まえ‐あし【前足(前脚・前肢)】マヘ━🔗🔉

まえ‐あし【前足(前脚・前肢)】マヘ━ 四本足の動物の、頭部に近い二本の足。 ⇔後足あとあし後ろ足 前に踏み出した方の足。

まえ‐いわい【前祝い】マヘイハヒ🔗🔉

まえ‐いわい【前祝い】マヘイハヒ 成功や成就を見越して前もって祝うこと。また、その祝い。 「合格の━」 関連語 大分類‖祝う‖いわう 中分類‖めでたい‖めでたい

まえ‐うしろ【前後ろ】マヘ━🔗🔉

まえ‐うしろ【前後ろ】マヘ━ 前と後ろ。前後。 衣服などの後ろと前とが逆になること。うしろまえ。 「セーターを━に着る」

まえ‐うり【前売り】マヘ━🔗🔉

まえ‐うり【前売り】マヘ━ 入場券・乗車券などを、使用当日より前に売ること。また、その券。 「━券」

まえ‐おき【前置き】マヘ━🔗🔉

まえ‐おき【前置き】マヘ━ 名・自サ変本題・本論に入る前に関連することなどを述べること。また、そのことばや文章。 「━してから話す」 「━が長い」

まえ‐かがみ【前屈み】マヘ━🔗🔉

まえ‐かがみ【前屈み】マヘ━ 上半身を前の方へかがめること。また、その姿勢。前こごみ。 関連語 大分類‖体の動き‖からだのうごき 中分類‖屈む‖かがむ

まえ‐がき【前書き】マヘ━🔗🔉

まえ‐がき【前書き】マヘ━ 本文の前に書き添えること。また、その文章。端書き。序文。序。 ⇔後書き

まえ‐かけ【前掛け】マヘ━🔗🔉

まえ‐かけ【前掛け】マヘ━ 衣服の汚れなどを防ぐために、腰から下の前面を覆うひも付きの布。前垂れ。エプロン。

まえ‐がし【前貸し】マヘ━🔗🔉

まえ‐がし【前貸し】マヘ━ 名・他サ変給料などを本来の支給日より前に貸し与えること。 ⇔前借り

まえ‐がしら【前頭】マヘ━🔗🔉

まえ‐がしら【前頭】マヘ━ 相撲の階級で、小結の下位、十両の上位。また、その力士。 「━筆頭」

まえ‐がみ【前髪】マヘ━🔗🔉

まえ‐がみ【前髪】マヘ━ 額の前に垂らした髪。 昔、女性や元服前の少年が額の上の部分の髪を束ねたもの。向こう髪。 元服前の少年。

まえ‐がり【前借り】マヘ━🔗🔉

まえ‐がり【前借り】マヘ━ 名・他サ変給料などを本来の支給日より前に借り受けること。 ⇔前貸し 関連語 大分類‖貸借‖たいしゃく 中分類‖借り‖かり

まえ‐きん【前金】マヘ━🔗🔉

まえ‐きん【前金】マヘ━ 品物を受け取る前に代金を支払うこと。前払い。ぜんきん。 ⇔後金あときん

まえ‐く【前句】マヘ━🔗🔉

まえ‐く【前句】マヘ━ 連歌・俳諧で、付句のすぐ前にある句。 「前句付け」の略。→前句付け

まえく‐づけ【前句付け】マヘク━🔗🔉

まえく‐づけ【前句付け】マヘク━ 雑俳の一つ。七・七の短句(前句)を題として出し、それに五・七・五の長句(付句)をつけるもの。 ◇元禄(一六八八〜一七〇四)の頃から庶民の間に流行し、川柳の母体となった。

まえ‐げいき【前景気】マヘ━🔗🔉

まえ‐げいき【前景気】マヘ━ 物事が始まる前の評判や人気。 「派手な宣伝で━をあおる」

まえ‐こうじょう【前口上】マヘコウジャウ🔗🔉

まえ‐こうじょう【前口上】マヘコウジャウ 本題・実演などに入る前に述べることば。まえおき。 「芝居の━」

まえ‐こごみ【前屈み】マヘ━🔗🔉

まえ‐こごみ【前屈み】マヘ━ まえかがみ

まえ‐せつ【前説】マヘ━🔗🔉

まえ‐せつ【前説】マヘ━ 本題の前に述べる話。ぜんせつ。 公開録画などの番組が始まる前に全体の構成などについて説明すること。また、その役の人。 ◇「前説明」の略。

まえ‐だおし【前倒し】マヘダフシ🔗🔉

まえ‐だおし【前倒し】マヘダフシ 予定の時期を早めて予算の執行や施策の実施に踏みきること。 「景気対策として公共事業を━にする」

まえ‐だて【前立て】マヘ━🔗🔉

まえ‐だて【前立て】マヘ━ かぶとの正面に付ける飾り物。鍬形くわがた・半月はんげつ・天衝てんつきなど。 ◇「前立て物」の略。

まえ‐だれ【前垂れ】マヘ━🔗🔉

まえ‐だれ【前垂れ】マヘ━ 前掛け。

まえ‐づけ【前付け】マヘ━🔗🔉

まえ‐づけ【前付け】マヘ━ 書籍の本文の前につける扉・口絵・序文・目次などの総称。 ⇔後付け

まえ‐のめり【前のめり】マヘ━🔗🔉

まえ‐のめり【前のめり】マヘ━ 前へ傾くこと。

まえ‐ば【前歯】マヘ━🔗🔉

まえ‐ば【前歯】マヘ━ 歯列の中央にある上下各四本の歯。門歯もんし

まえ‐はば【前幅】マヘ━🔗🔉

まえ‐はば【前幅】マヘ━ 和裁で、前身頃みごろの幅。またその寸法。 ⇔後ろ幅

まえ‐ばらい【前払い】マヘバラヒ🔗🔉

まえ‐ばらい【前払い】マヘバラヒ 名・他サ変給料・代金などを前もって支払うこと。 「工費を━する」 「料金━」 ⇔後払い 公用文では「前払」。

まえ‐ひょうばん【前評判】━ヒャウバン🔗🔉

まえ‐ひょうばん【前評判】━ヒャウバン 事前の評判。

まえ‐ぶれ【前触れ】マヘ━🔗🔉

まえ‐ぶれ【前触れ】マヘ━ 前もって知らせること。予告。 「━なく訪ねてくる」 ある物事が起こることを知らせるきざし。前兆。 「地震の━」 関連語 大分類‖知らせ‖しらせ 中分類‖知らせ‖しらせ

まえ‐まえ【前前】マヘマヘ🔗🔉

まえ‐まえ【前前】マヘマヘ ずっと前。以前。 「━からの約束」

まえ‐みごろ【前身頃】マヘ━🔗🔉

まえ‐みごろ【前身頃】マヘ━ 衣服の身ごろのうち、体の前をおおう部分。まえみ。 ⇔後ろ身ごろ図:着物の各部

まえ‐むき【前向き】マヘ━🔗🔉

まえ‐むき【前向き】マヘ━ 名・形動 正面を向いていること。 物事に対する姿勢や態度が積極的・発展的であること。 「━に考える」 ◆⇔後ろ向き

まえ‐もって【前以て】マヘ━🔗🔉

まえ‐もって【前以て】マヘ━ 事に先立って。あらかじめ。 「━連絡する」 「━調べておく」

まえ‐やく【前厄】マヘ━🔗🔉

まえ‐やく【前厄】マヘ━ 厄年の前の年。一般に、男性は数え年の二四歳、四一歳。女性は一八歳、三二歳。厄年に次いで慎む風がある。 ⇔後厄あとやく

まえ‐わたし【前渡し】マヘ━🔗🔉

まえ‐わたし【前渡し】マヘ━ 名・他サ変 金品を期日より前に渡すこと。 「代金を━する」 手付金。

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