きせつ【季節】 (１)1 年を天候の特徴に応じて分けたときの，それぞれの区切り。温帯では春・夏・秋・冬の四季がある。 (２)ある時期。シーズン。「行楽の―」

きせつかいゆう【季節回遊】 水温の季節による変化に応じて魚などの水生動物が適温を求めて行う回遊。適温回遊。

きせつがた【季節型】 同じ種類の動物が季節の違いによって示す形態・色彩などの変異。ライチョウ・キアゲハなどに顕著。季節的変異。

きせつかん【季節感】 その季節らしい感じ。「―のあるメニュー」

きせつかんぜい【季節関税】 保存のきかない果物や野菜などの輸入品について，国内の農業生産者を保護するため，ある季節に限って高い税率で賦課する関税。

きせつくぶん【季節区分】 1 年を天候の推移などによって，いくつかの期間に区分すること。

きせつしょうひん【季節商品】 季節や時期など，1 年の特定の期間だけに需要が存在する商品。クリスマス・ケーキ，正月用品などが代表的。

きせつちょうせい【季節調整】 時系列経済データから，季節的な変動部分を取り除く手続き。

きせつびょう【季節病】 特定の季節に多発する病気。夏の食中毒・日本脳炎，冬のインフルエンザなど。

きせつふう【季節風】 一般に夏は海洋から大陸に，冬は大陸から海洋へと，季節によってほぼ正反対にかつ広範囲に吹いている風系。日本付近では夏の南東風と，冬の北西風とが季節風である。モンスーン。

きせつふうきこう【季節風気候】 季節風によって特徴づけられる気候。夏は海洋から吹きこむ季節風によって高温多湿，冬は大陸からの季節風によって低温乾燥がその一般的特徴。

きせつへんどう【季節変動】 1 年の季節の変化によって生じる，商品の需要・売り上げの短期的な周期変動のこと。ビールやアイスクリームなどの商品がその典型的な例。

きせつよほう【季節予報】 暖候季と寒候季の天候を予報すること。例えば，入梅の時期，梅雨の性格，夏の暑さ，冬の寒さなどの予報。

きせつろうどう【季節労働】 (１)農業や漁業など，季節によって仕事の量に大きな差のある産業における労働。 (２)季節的な余暇を利用して，本業以外の他の労働に従事すること。出稼ぎ。

きせつろうどうしゃ【季節労働者】 季節労働に従事する人。

きせつわりびき【季節割引】 需要が特定の季節に集中する商品やサービスについて，季節変動を小さくするために需要の少ない季節に割引販売を行うこと。