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いだ・く【抱く・懐く】🔗🔉

いだ・く【抱く・懐く】 (動五) (1)「だく」の文語的な言い方。「幼な子を胸に―・く」 (2)ある考え・気持ちを心の中にもつ。「不安を―・く」

えじょう【懐奘】🔗🔉

えじょう【懐奘】 (1198-1280) 鎌倉時代の曹洞(そうとう)宗の僧。道元に長く侍し,道元没後永平寺第 2 世となる。著「正法眼蔵随聞記」など。

かいぎ【懐疑】🔗🔉

かいぎ【懐疑】 (1)物事が本当に正しく確かであるかどうか疑うこと。「―的」 (2)〔哲〕十分な根拠がないために,判断を保留・中止している状態。

かいきゅう【懐旧】🔗🔉

かいきゅう【懐旧】 昔のことをなつかしく思い出すこと。懐古。「―談」

かいきょう【懐郷】🔗🔉

かいきょう【懐郷】 故郷をなつかしむこと。「―の念」

かいきょうびょう【懐郷病】🔗🔉

かいきょうびょう【懐郷病】 ⇒ホームシック

かいぎろん【懐疑論】🔗🔉

かいぎろん【懐疑論】 〔scepticism〕 人間の認識は主観的相対的であるとして,絶対的真理の認識の可能性を疑い究極的な判断を中止する思想的態度。懐疑主義。⇔独断論→不可知論

かいげつどうあんど【懐月堂安度】🔗🔉

かいげつどうあんど【懐月堂安度】 江戸中期の浮世絵師。懐月堂派の始祖。豊満な遊女の肉筆立姿絵を描(か)いた。

かいけん【懐剣】🔗🔉

かいけん【懐剣】 ふところに入れて携行する短刀。ふところがたな。

かいこ【懐古】🔗🔉

かいこ【懐古】 昔のことをなつかしく思い出すこと。懐旧。「―談」

かいこえん【懐古園】🔗🔉

かいこえん【懐古園】 長野県小諸(こもろ)市にある,小諸城跡の公園。藤村記念館がある。

かいし【懐紙】🔗🔉

かいし【懐紙】 (1)たたんでふところに入れておく紙。ふところがみ。たとうがみ。 (2)和歌・連歌・俳諧などを正式に書きしるす時に用いる紙。檀紙(だんし)・奉書紙・鳥の子紙などを用いる。

かいじゅう【懐柔】🔗🔉

かいじゅう【懐柔】 手なずけて味方にすること。「―策」

かいせき【懐石】🔗🔉

かいせき【懐石】 〔禅院で,温石(おんじやく)を懐中して空腹をしのいだことから,一時の空腹しのぎの軽い料理の意〕 茶席で,茶の前に出す簡単な食事。茶懐石。

かいたい【懐胎】🔗🔉

かいたい【懐胎】 子をみごもること。妊娠。懐妊。

かいちゅう【懐中】🔗🔉

かいちゅう【懐中】 ふところやポケットの中。また,そこに入れること。「―をさぐる」

かいちゅうでんとう【懐中電灯】🔗🔉

かいちゅうでんとう【懐中電灯】 乾電池を電源とする携帯用の小型電灯。

かいちゅうどけい【懐中時計】🔗🔉

かいちゅうどけい【懐中時計】 ふところなどに入れて携帯する小型の時計。

かいちゅうもの【懐中物】🔗🔉

かいちゅうもの【懐中物】 財布や時計などのふところやポケットに入れてあるもの。

かいとくどう【懐徳堂】🔗🔉

かいとくどう【懐徳堂】 大坂町人出資の庶民教育の漢学塾。1724 年,中井甃庵(しゆうあん)が中心となって尼崎に創設。朱子学・陽明学を講じて準官学に扱われ,富永仲基・山片蟠桃(ばんとう)らを出した。

かいにん【懐妊】🔗🔉

かいにん【懐妊】 妊娠。懐胎。

かいふうそう【懐風藻】🔗🔉

かいふうそう【懐風藻】 漢詩集。1 巻。撰者未詳。751 年成立。近江朝から奈良朝の間の詩約 120 編を収める。現存最古の漢詩集として貴重。

かいほう【懐抱】🔗🔉

かいほう【懐抱】 (1)抱きかかえること。抱擁。 (2)心に思うこと。

かいり【懐裡】🔗🔉

かいり【懐裡】 (1)ふところ。懐中。 (2)胸のうち。心中(しんちゆう)。

かいろ【懐炉】🔗🔉

かいろ【懐炉】 懐中に入れ,体を温める器具。

かねながしんのう【懐良親王】🔗🔉

かねながしんのう【懐良親王】 〔「かねよし」とも読む〕 (1329-1383) 後醍醐天皇の皇子。南朝方の征西将軍として一時九州全土を制圧。鎮西宮。九州宮。

なつかし・い【懐かしい】🔗🔉

なつかし・い【懐かしい】 (形) 昔のことが思い出されて,心がひかれる。「ふるさとが―・い」

なつかし・む【懐かしむ】🔗🔉

なつかし・む【懐かしむ】 (動五) なつかしく思う。「幼時を―・む」

なつ・く【懐く】🔗🔉

なつ・く【懐く】 (動五) 慣れ親しむ。「よく―・いた犬」

なつこ・い【懐こい】🔗🔉

なつこ・い【懐こい】 (形) 人になれ親しみやすい。なつっこい。「―・い子供」

なつメロ【懐メロ】🔗🔉

なつメロ【懐メロ】 〔「懐かしのメロディー」の略〕 かつて流行した歌。

ふところ【懐】🔗🔉

ふところ【懐】 (1)衣服,特に和服におおわれた胸のあたり。 (2)山などに周りを囲まれた所。「山の―」 (3)所持金。「―がさびしい」 (4)胸中。心中。腹。 (5)外部から隔てられている所。内部。内側。「敵の―深く入る」

ふところがたな【懐刀】🔗🔉

ふところがたな【懐刀】 (1)常に懐や帯の間に入れている小さな守り刀。懐剣。 (2)機密に参与する腹心の部下。

ふところかんじょう【懐勘定】🔗🔉

ふところかんじょう【懐勘定】 所持金の額や費用などを心の中で見積もること。

ふところで【懐手】🔗🔉

ふところで【懐手】 和服を着て,腕を袖に通さず懐に入れていること。

【懐】🔗🔉

【懐】 〔画 数〕16画 − 常用漢字 〔区 点〕1891〔JIS〕327B〔シフトJIS〕89F9 〔異体字〕懷 〔音 訓〕カイ・エ・いだく・ふところ・なつかしい・なつかしむ・なつく・なつける・おもう・おもい 〔名乗り〕かぬ・かね・きたす・たか・ちか・つね・もち・やす 〔熟語一覧〕 →抱く・懐く(いだく) →内懐(うちぶところ) →鬱懐(うっかい) →卜部懐賢(うらべかねかた) →懐奘(えじょう) →懐疑(かいぎ) →懐旧(かいきゅう) →懐郷(かいきょう) →懐郷病(かいきょうびょう) →懐疑論(かいぎろん) →懐月堂安度(かいげつどうあんど) →懐剣(かいけん) →懐古(かいこ) →懐古園(かいこえん) →懐紙(かいし) →懐柔(かいじゅう) →懐石(かいせき) →懐胎(かいたい) →懐中(かいちゅう) →懐中電灯(かいちゅうでんとう) →懐中時計(かいちゅうどけい) →懐中物(かいちゅうもの) →懐徳堂(かいとくどう) →懐妊(かいにん) →懐風藻(かいふうそう) →懐抱(かいほう) →懐裡(かいり) →懐炉(かいろ) →雅懐(がかい) →懐良親王(かねながしんのう) →懐良親王(かねよししんのう) →感懐(かんかい) →旧懐(きゅうかい) →胸懐(きょうかい) →虚心坦懐(きょしんたんかい) →襟懐(きんかい) →述懐(じゅっかい) →所懐(しょかい) →素懐(そかい) →衷懐(ちゅうかい) →追懐(ついかい) →手懐ける(てなずける) →懐かしい(なつかしい) →懐かしむ(なつかしむ) →懐く(なつく) →懐こい(なつこい) →懐メロ(なつメロ) →人懐かしい(ひとなつかしい) →人懐こい(ひとなつこい) →百丈懐海(ひゃくじょうえかい) →懐(ふところ) →懐刀(ふところがたな) →懐勘定(ふところかんじょう) →懐手(ふところで) →抱懐(ほうかい) →彭徳懐(ほうとくかい) →本懐(ほんかい) →彭徳懐(ポントーホアイ) →山懐(やまふところ)

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