複数辞典一括検索+

いだ・く【抱く】🔗🔉

いだ・く【抱く】 他五 〔文語的な言い方で〕抱く。また、そのようにして抱え込む。 「わが子をひしと胸に━」 「母の手に━・かれて眠る」 ◇「だく」の古い形。 抱えるようにして包み込む。抱く。 「山々に━・かれた村里」 「半島に━・かれた湾」 自然の景観などにいい、受身で使うことが多い。 心の中にある考えや感情をもつ。抱懐する。 「希望[不安・反感・愛着・恨み・不快感]を━」 「青雲の志を━」 ◆は「擁く」とも。は「懐く」とも。 抱ける 関連語 大分類‖体の動き‖からだのうごき 中分類‖抱く‖だく

かい【懐】クヮイ🔗🔉

かい【懐】クヮイ (造) 思いをいだく。また、心にいだく思い。 「述━・本━」 「━疑・━抱」 なつかしむ。なつかしい思い。 「━旧・━古」 身ごもる。 「━妊」 なつかせる。 「━柔」 ふところ。 「━剣・━紙・━炉」

かい‐ぎ【懐疑】クヮイ━🔗🔉

かい‐ぎ【懐疑】クヮイ━ 名・自他サ変物事の意味や価値について、疑いをもつこと。また、その疑い。スケプティック。 「自己の存在を/に━する」 「━的」 関連語 大分類‖思う‖おもう 中分類‖疑う‖うたがう

かい‐きゅう【懐旧】クヮイキウ🔗🔉

かい‐きゅう【懐旧】クヮイキウ 昔を懐かしむこと。懐古。 「━の念にかられる」 関連語 大分類‖快い感情‖こころよいかんじょう 中分類‖懐かしい‖なつかしい 大分類‖記憶‖きおく 中分類‖記憶‖きおく

かい‐きょう【懐郷】クヮイキャウ🔗🔉

かい‐きょう【懐郷】クヮイキャウ 故郷を懐かしく思うこと。望郷。 関連語 大分類‖快い感情‖こころよいかんじょう 中分類‖懐かしい‖なつかしい

かいぎ‐ろん【懐疑論】クヮイギ━🔗🔉

かいぎ‐ろん【懐疑論】クヮイギ━ 人間の認識力は主観的・相対的なものであるから、確実な知識をもって普遍的な真理をとらえることはできないとする考え方。懐疑主義。スケプティシズム。

かい‐けん【懐剣】クヮイ━🔗🔉

かい‐けん【懐剣】クヮイ━ ふところに入れて持ち歩く護身用の短剣。ふところがたな。

かい‐こ【懐古】クヮイ━🔗🔉

かい‐こ【懐古】クヮイ━ 名・自サ変昔のことをしのび、懐かしく思うこと。懐旧。 「━的になる」 「━趣味」 関連語 大分類‖快い感情‖こころよいかんじょう 中分類‖懐かしい‖なつかしい

かい‐し【懐紙】クヮイ━🔗🔉

かい‐し【懐紙】クヮイ━ 畳んでふところに入れておく和紙。ふところがみ。 ◇特に茶席で、菓子をのせたり茶器をふいたりするのに使う。 和歌・連歌・俳諧はいかいなどを正式に記録し、詠進するときに用いる紙。 ◇歌人が即興の歌をに書き記したことから。

かい‐じゅう【懐柔】クヮイジウ🔗🔉

かい‐じゅう【懐柔】クヮイジウ 名・他サ変うまく扱って、自分の思う通りに従わせること。 「━策」 関連語 大分類‖良くない行い‖よくないおこない 中分類‖そそのかす‖そそのかす

かい‐せき【懐石】クヮイ━🔗🔉

かい‐せき【懐石】クヮイ━ 茶席で、茶をすすめる前に出す簡素な料理。茶懐石。 ◇禅僧が温石おんじゃくを懐ふところに抱いて空腹をしのぐと同じように、腹を温めるだけの食事の意。一汁三菜が基本。最近では旬の素材を贅沢ぜいたくに使った料亭料理をいうこともある。

かい‐たい【懐胎】クヮイ━🔗🔉

かい‐たい【懐胎】クヮイ━ 名・他サ変身ごもること。妊娠。懐妊。 「処女━」

かい‐ちゅう【懐中】クヮイ━🔗🔉

かい‐ちゅう【懐中】クヮイ━ 名・他サ変ふところやポケットの中。また、そこに入れて持っていること。 「━が乏しい[寂しい](=金の持ち合わせが少ない)」 「━物(=財布・紙入れなど)」

かいちゅう‐でんとう【懐中電灯】クヮイチュウ━🔗🔉

かいちゅう‐でんとう【懐中電灯】クヮイチュウ━ 乾電池を電源にする携帯用の小型電灯。

かいちゅう‐どけい【懐中《時計》】クヮイチュウ━🔗🔉

かいちゅう‐どけい【懐中《時計》】クヮイチュウ━ ポケットやふところに入れて携帯する、ひも・鎖付きの小型時計。たもと時計。

かい‐にん【懐妊】クヮイ━🔗🔉

かい‐にん【懐妊】クヮイ━ 名・自他サ変子をはらむこと。妊娠。懐胎。 「妻が━する」

かい‐ほう【懐抱】クヮイハウ🔗🔉

かい‐ほう【懐抱】クヮイハウ 名・他サ変ある考えや計画を心中にいだくこと。また、その考えや計画。

かい‐ろ【懐炉】クヮイ━🔗🔉

かい‐ろ【懐炉】クヮイ━ 衣服の内側に入れて体をあたためる携帯用の器具。

なつかし・い【懐かしい】🔗🔉

なつかし・い【懐かしい】 過去のことを思い出して、それに心が引かれる気持ちである。 「私は子供の頃が━」 「青春の日々を━・く思い出す」 久しぶりに会ったり見たりしたものに対して、過去を思い出して、うれしく思うさま。 「同窓会で━顔ぶれがそろう」 ‐げ/‐さ/‐み/‐が・る 関連語 大分類‖快い感情‖こころよいかんじょう 中分類‖懐かしい‖なつかしい

なつかし・む【懐かしむ】🔗🔉

なつかし・む【懐かしむ】 他五過ぎ去った事柄を価値あるものとして心から慕う。なつかしく思う。 「故郷[若かりしころ・亡き友]を━」 「写真を見て往時をしみじみと━」 関連語 大分類‖快い感情‖こころよいかんじょう 中分類‖懐かしい‖なつかしい

なつ・く【懐く】🔗🔉

なつ・く【懐く】 自五 子どもが親近感を抱いて年長者に慣れ親しむ。なじむ。 「園児は新しい先生にすぐ━・いた」 「人見知りでなかなか━・かない」 動物が警戒心をもたないで人間につき従う。馴れる。なじむ。 「野生の動物は人に━・かない」 関連語 大分類‖近付く‖ちかづく 中分類‖親近‖しんきん

なつ・ける【懐ける】🔗🔉

なつ・ける【懐ける】 他下一「なつかせる」の古い言い方。なつくようにする。 なつ・く(下二)

なつ‐メロ【懐メロ】🔗🔉

なつ‐メロ【懐メロ】 ひところ流行し、その当時のことが懐かしく思い出されるような歌。 ◇「懐かしのメロディー」の略。

ふところ【懐】🔗🔉

ふところ【懐】 衣服(特に和服)を着たとき、胸のあたりの内側の部分。 まわりを山などで囲まれた奥深い所。 「山の━」 に入れて持っている金。 「買うかどうかは━と相談して決める」 内部。内幕。 「敵の━に飛び込む」 心の中。胸中。 「相手の━を見透かす」

懐が温あたたか・い🔗🔉

懐が温あたたか・い 所持金がたくさんある。 「あたたかい」は「暖かい」とも書くが、「温かい」が標準的。

懐が寒・い🔗🔉

懐が寒・い 所持金が少ない。懐が寂しい。

懐が深・い🔗🔉

懐が深・い 心が広くて、包容力がある。 「━人物」 相撲で、両腕と胸とでつくる空間が大きくて、容易にまわしを取らせない。

ふところ‐がたな【懐刀】🔗🔉

ふところ‐がたな【懐刀】 常に懐中に入れて持ち歩く護身用の小刀。懐剣かいけん 内密の相談などにあずかる腹心の部下。 「社長の━」

ふところ‐がみ【懐紙】🔗🔉

ふところ‐がみ【懐紙】 たたんで懐に入れておく紙。畳紙たとうがみ。かいし。

ふところ‐で【懐手】🔗🔉

ふところ‐で【懐手】 和服を着たとき、腕を袖そでに通さないで懐に入れていること。 人にまかせて、自分では何もしないこと。 「━をして見て見ぬふりをする」

明鏡国語辞典で始まるの検索結果 1-30