複数辞典一括検索+

した【舌】🔗🔉

した【舌】 (1)脊椎動物の口腔底にあって粘膜におおわれた骨格筋性の器官。魚類は筋肉を欠き粘膜状,一般の動物では筋肉・腺をそなえ,可動性。ヒトでは唾液腺が開口し,味覚・触覚をつかさどるほか,咀嚼(そしやく)嚥下(えんげ)を助け,発声器の一部でもある。べろ。 (2)物を言うこと。また,その言い方。くち。

した【簧・舌】🔗🔉

した【簧・舌】 ⇒リード(reed)

したうち【舌打ち】🔗🔉

したうち【舌打ち】 舌を上顎(うわあご)に当ててはじき鳴らすこと。残念な気持ちや不愉快な気持ちなどを表す動作。

したきりすずめ【舌切り雀】🔗🔉

したきりすずめ【舌切り雀】 昔話の一。動物報恩譚。雀に糊(のり)をなめられた老婆が怒って,雀の舌を切って追い出す。心配した老爺が雀の宿を訪問して歓待され,宝の入った軽いつづらをもらって帰る。うらやんだ老婆が行って重いつづらをもらうが,開けてみると中から蛇・化け物などが出るというのが荒筋。

したさき【舌先】🔗🔉

したさき【舌先】 (1)舌の先。 (2)口先。言葉。弁舌。

したさきさんずん【舌先三寸】🔗🔉

したさきさんずん【舌先三寸】 口先だけの巧みな弁舌。「―で言いくるめる」

したざわり【舌触り】🔗🔉

したざわり【舌触り】 飲食物が舌に触れたときの感じ。「とろけるような―」

したたらず【舌足らず】🔗🔉

したたらず【舌足らず】 (1)舌がよく回らず,発音が明瞭でないこと。 (2)十分に言い表していないこと。「―な表現」

したたる・い【舌たるい】🔗🔉

したたる・い【舌たるい】 (形) 言いようが甘えたようである。

したつづみ【舌鼓】🔗🔉

したつづみ【舌鼓】 〔「したづつみ」とも〕 おいしい物を味わったときに鳴らす舌の音。「―を打つ」

したなめずり【舌舐めずり】🔗🔉

したなめずり【舌舐めずり】 (1)好物を前にしたときなどに,舌で唇をなめること。 (2)獲物を待ち構えているようす。

したびらめ【舌平目・舌鮃】🔗🔉

したびらめ【舌平目・舌鮃】 カレイ目ウシノシタ科とササウシノシタ科の海魚の総称。全長約 10〜30cm。体形は扁平で,牛の舌に似る。大形のものはムニエルやバター焼きにして美味。

したへん【舌偏】🔗🔉

したへん【舌偏】 漢字の偏の一。「辞」「舐」などの「舌」。

ぜつあつし【舌圧子】🔗🔉

ぜつあつし【舌圧子】 口腔内や咽頭を見るとき,舌を押し下げるために用いる箆(へら)状の器具。圧舌子。

ぜついんしんけい【舌咽神経】🔗🔉

ぜついんしんけい【舌咽神経】 延髄の上部より発し,舌根・咽頭に分布する,知覚および運動神経から成る神経。第九脳神経。

ぜつえん【舌炎】🔗🔉

ぜつえん【舌炎】 舌の炎症。各種口腔疾患,胃炎,全身の感染症,ビタミン欠乏症の際にみられる。

ぜつおん【舌音】🔗🔉

ぜつおん【舌音】 舌先を歯または歯茎につけて発音する音。タ・ダ・ナ・ラ行などの各音。

ぜっか【舌下】🔗🔉

ぜっか【舌下】 舌の下。

ぜっか【舌禍】🔗🔉

ぜっか【舌禍】 演説などの内容が法律や他人の怒りにふれたために招く災い。

ぜっかじょう【舌下錠】🔗🔉

ぜっかじょう【舌下錠】 医薬品の迅速な全身への作用を目的とした錠剤。舌下に置いて舌でこね,素早く溶かして粘膜から吸収させる。狭心症の発作をコントロールするためなどに用いる。→バッカル

ぜっかしんけい【舌下神経】🔗🔉

ぜっかしんけい【舌下神経】 舌筋に分布する純運動性の神経。延髄の腹側から出る。第十二脳神経。

ぜっかせん【舌下腺】🔗🔉

ぜっかせん【舌下腺】 舌の下部にあり,唾液を分泌する器官。

ぜつがん【舌癌】🔗🔉

ぜつがん【舌癌】 舌に発生する癌腫。

ぜっきん【舌筋】🔗🔉

ぜっきん【舌筋】 舌を構成する筋肉。

ぜっこう【舌耕】🔗🔉

ぜっこう【舌耕】 講義・演説などの弁舌によって生活費を得ること。

ぜっこつ【舌骨】🔗🔉

ぜっこつ【舌骨】 舌根の下部にある馬蹄形の小骨。

ぜっこん【舌根】🔗🔉

ぜっこん【舌根】 舌の付け根。

ぜつじょうかかん【舌状花冠】🔗🔉

ぜつじょうかかん【舌状花冠】 合弁花冠の一。一つの花の全花弁が融合して筒状となり,上部が平らで舌のような形をしたもの。タンポポなどの花冠。

ぜっせん【舌尖】🔗🔉

ぜっせん【舌尖】 (1)音声学で,「タ」「ナ」などを発音するとき歯や歯茎に接触する舌の最先端部。 (2)くちさき。くちまえ。弁舌。

ぜっせん【舌戦】🔗🔉

ぜっせん【舌戦】 言葉で争うこと。口論。論戦。「―を繰り広げる」

ぜっせんおん【舌尖音】🔗🔉

ぜっせんおん【舌尖音】 舌尖と歯,歯茎,前部硬口蓋などで狭めが形成される言語音。

ぜったい【舌苔】🔗🔉

ぜったい【舌苔】 舌の表面にできる白色または褐色の苔(こけ)状のもの。胃腸障害・熱性疾患などの際に見られる。

ぜつだい【舌代】🔗🔉

ぜつだい【舌代】 口で告げる代わりに文字で簡単に書き表したもの。口上書きや飲食店の値段表などに書く。

ぜったん【舌端】🔗🔉

ぜったん【舌端】 (1)舌の先。特に調音点として,舌の最先端部(舌尖)のすぐ後ろの上面の部分。 (2)くちさき。弁舌。

ぜっとう【舌頭】🔗🔉

ぜっとう【舌頭】 (1)舌の先端。 (2)言葉。

ぜつにゅうとう【舌乳頭】🔗🔉

ぜつにゅうとう【舌乳頭】 舌の表面の粘膜にある固い小突起。

ぜっぽう【舌鋒】🔗🔉

ぜっぽう【舌鋒】 鋭い弁舌。弁舌・議論などの鋭いことを鋒(ほこ)にたとえていう。

【舌】🔗🔉

【舌】 〔画 数〕6画 − 常用漢字 〔区 点〕3269〔JIS〕4065〔シフトJIS〕9E4 〔音 訓〕ゼツ・セツ・した 〔名乗り〕した 〔熟語一覧〕 →赤百舌・赤鵙(あかもず) →圧舌子(あつぜつし) →牛の舌(うしのした) →演説・演舌(えんぜつ) →口舌・口説(くぜつ) →口舌り(ぐぜり) →黒牛の舌(くろうしのした) →鴃舌(げきぜつ) →捲舌音(けんぜつおん) →口舌(こうぜつ) →広長舌(こうちょうぜつ) →歯舌(しぜつ) →舌(した) →簧・舌(した) →舌打ち(したうち) →舌切り雀(したきりすずめ) →舌先(したさき) →舌先三寸(したさきさんずん) →舌触り(したざわり) →舌足らず(したたらず) →舌たるい(したたるい) →舌鼓(したつづみ) →舌舐めずり(したなめずり) →舌平目・舌鮃(したびらめ) →舌偏(したへん) →湿舌(しつぜつ) →縞牛の舌(しまうしのした) →赤舌日(しゃくぜつにち) →饒舌(じょうぜつ) →舌圧子(ぜつあつし) →舌咽神経(ぜついんしんけい) →舌炎(ぜつえん) →舌音(ぜつおん) →舌下(ぜっか) →舌禍(ぜっか) →舌下錠(ぜっかじょう) →舌下神経(ぜっかしんけい) →舌下腺(ぜっかせん) →舌癌(ぜつがん) →舌筋(ぜっきん) →舌耕(ぜっこう) →舌骨(ぜっこつ) →舌根(ぜっこん) →舌状花冠(ぜつじょうかかん) →舌尖(ぜっせん) →舌戦(ぜっせん) →舌尖音(ぜっせんおん) →舌苔(ぜったい) →舌代(ぜつだい) →舌端(ぜったん) →舌頭(ぜっとう) →舌乳頭(ぜつにゅうとう) →舌鋒(ぜっぽう) →前舌母音(ぜんぜつぼいん) →反り舌音(そりじたおん) →中舌母音(ちゅうぜつぼいん) →長広舌(ちょうこうぜつ) →毒舌(どくぜつ) →中舌母音(なかじたぼいん) →南蛮鴃舌(なんばんげきぜつ) →二枚舌(にまいじた) →猫舌(ねこじた) →筆舌(ひつぜつ) →弁舌(べんぜつ) →前舌母音(まえじたぼいん) →巻き舌(まきじた) →百舌・鵙(もず) →百舌鳥古墳群(もずこふんぐん) →竜舌蘭(りゅうぜつらん)

新辞林で始まるの検索結果 1-38