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いえ【家】(いへ)🔗⭐🔉
いえ【家】(いへ)
1 家屋。人の住むために造った建物。*古事記‐下・歌謡「妻が伊弊(イヘ)のあたり」
2 自分のうち。わがや。自宅。うち。仏教でいう在家の意味にも用いる。*古事記‐下・歌謡「あが思ふ妻ありといはばこそよ伊弊(イヘ)にも行かめ国をも偲(しの)はめ」
3 家族。家人(かじん)。家庭。一家(いっか)。*能因本枕‐二二「いゑゆすりて取りたる聟(むこ)」
4 妻。家刀自(いえとじ)。*宇津保‐忠こそ「左大臣のいへ、昔よりよろしからず、心聞ゆる人なり」
5 先祖から代々伝えてきた家族団体。また、それにまつわるもの。
家名。家督。*宇津保‐国譲上「わがいゑつぐべきはこれか」
流儀、芸風。*十訓抄‐一「其家の風吹伝へたりける上」
家柄、門地。*徒然草‐三八「愚かにつたなき人も家に生まれ、時にあへば」
6 「いえもと(家元)」の略。
7 「いえぼり(家彫)」の略。
8 鎧の籠手(こて)の、布帛で仕立てた部分。籠手の袋。
9 篳篥(ひちりき)を入れる箱。*長門本平家‐一六「篳篥の色なつかしきを、紫檀のいへに入て」
10 (「奩」とも)鏡を入れておく箱。鏡箱。
11 小さい道具類を入れておく箱。茶道では、茶入れその他茶器類の容器。
12 旧民法で、戸主の支配権で統率された戸主と家族との共同生活団体。
長編小説。島崎藤村作。明治四三〜四四年発表。封建的大家族制度のゆがみと内部の淫蕩な血のために没落していく二大旧家の二〇年の歴史を描く。
●家売れば=釘(くぎ)[=縄(なわ)]の価(あたい)
大金を投じて手に入れた家も、売る時には釘(縄)にかかった費用程度の値で、捨て売りにしか売れないこと。
●家給(きゅう)し人足る
(「淮南子‐人間訓」の語から)すべての家も人も豊かで生活に困らないこと。天下が太平で、民が安心して生活しているさま。
●家徒(ただ)四壁(しへき)
家にはただ四方の壁が立っているのみで、他に一物もない。極めて貧しい家の形容にいう。居(きょ)徒四壁。
●家に諫(いさ)むる子あればその家必ず正し
(「孝経‐諫争章」の「父有
争子
、則身不
陥
於不義
」から)父が不義を企てても、いさめる子があれば、その家は安泰である。
●家に杖(つえ)つく
(「礼記‐王制」の「五十杖
於家
、六十杖
於郷
、七十杖
於国
、八十杖
於朝
」から)家の中で杖をつく。五〇歳をいう。
●家の芋(いも)
⇒親見出し
●家の妹(いも)
家にいる妻。家妻。いえのも。
●家の風(かぜ)
1 (「家風(かふう)」の訓読み)代々、家に伝えて来た流儀、伝統。また、家の威風。いえかぜ。*拾遺‐四七三「久方の月の桂も折るばかり家の風をも吹かせてし哉」
2 家庭内の風波。家の中に起こったもめごと。*浮・本朝二十不孝‐三「静かなる浦に家の風を吹かし」
●家の神(かみ)
屋敷神、屋内の神の総称。とくに屋内にまつる納戸の神、厠(かわや)の神などをさすことが多い。
●家の君(きみ)
一家のあるじ。主人。
●家の=具(ぐ)[=具足(ぐそく)]
家に必要な道具。家財道具。家の物の具。
●家の芸(げい)
その家に代々伝わる特殊または得意の技芸。お家芸。
●家の子
⇒親見出し
●家の集(しゅう)
個人の歌集。家集(かしゅう)。勅撰集、私撰集などの撰集に対して私家集をいう。
●家の伝(つた)え
1 その家に代々伝わるものごと。家伝。
2 家に伝わる記録、日記、伝書など。氏族の歴史、伝承をまとめたもの。
●家の研(とぎ)
刀剣鑑定の本家本阿弥家で刀剣を研ぐこと。また、その刀剣。
●家の艱(なやみ)
1 父母の喪。
2 家の不幸。一家の災難。家難。
●家の女房(にょうぼう)
1 貴顕の家に仕える侍女。
2 公家の側室。
●家の主(ぬし)
1 一家の主人。いえあるじ。いえぬし。
2 その家に古くからすんでいて、霊があるといわれる、蛇、狐、狸などの動物。ぬし。
●家の人(ひと)
家の内の人。家人(かじん)。家族または家で使う人をいう。
●家の判官(ほうがん)
譜代(ふだい)の侍で判官となっているもの。
●家の乱れは女から
家庭の乱れは女性が原因である場合が多い。主人の女性関係や、主婦の軽はずみな行動などにいう。
●家の道(みち)
(「家道(かどう)」の訓読み)代々その家に伝わる職業。または芸道。
●家の妹(も)
=いえ(家)の妹(いも)
●家の物(もの)
ある家元、またはある流派だけに伝えて、他のみだりにおかすことを許さない芸道。
●家の物の具(ぐ)
=いえ(家)の具
●家の紋(もん)
衣服、調度などにつけるその家の紋所。家紋。紋章。
●家は弱かれ主(ぬし)は強かれ
家屋は弱くてもよいが、主人はしっかりしていなくてはならない。
●家広(ひろ)し
一門一族が多く栄えている。*竹取「たから豊かに家ひろき人にておはしける」
●家貧しくして=孝子顕(あら)わる[=孝を顕わす]
(「宝鑑」の「家貧顕
孝子
、世乱識
忠臣
」から)家が貧乏だと、孝行な子の善行がはっきり人に知られる。逆境におちいった時、誠実な人間が表面にあらわれる。
●家を出(い)ず
1 家を出て他に行く。外出する。
2 (「出家(しゅっけ)」の訓読み)出家する。僧侶になる。
3 (「家」は迷いの世界の意)この世を去る。死ぬ。
●家を傾(かたむ)ける
家の財産をなくす。身代をつぶす。
●家を知(し)る
家を治める。家の主人となる。
●家を外(そと)にする
遊び歩いて、家をかまわない。外出または、外泊がちである。
●家を畳(たた)む
(移転などのため)家財道具を整理してその家での生活をやめる。
●家を立(た)つ
家名を存続する。家督を相続する。一家をおこす。
●家を持(も)つ
自分の家を構える。妻帯して新たに世帯を持つ。独立して分家する。
●家を破(やぶ)る
家名を傷つけ、家産を傾ける。
●家を破る鼠(ねずみ)は家から出る
家や国家を破滅させるものは、外部からよりも内部から出るというたとえ。






















いえ🔗⭐🔉
いえ
〔感動〕
1 思いがけないことに出会って驚いた時や、人に呼びかける時に発することば。*虎寛本狂言・末広がり「イエ、太郎くはじゃがもどったさうで声が致す」
2 相手のことばを打ち消す時に発することば。いいえ。*伎・日本月蓋長者‐一「いえ奉加ではござりませぬが」
3 打消の形での問に対し、それを肯定する時に発することば。
いえ‐あ・う【癒え合う】(‥あふ)🔗⭐🔉
いえ‐あ・う【癒え合う】(‥あふ)
〔自ハ四〕
1 傷がすっかりなおる。*浄・本田善光日本鑑‐五「手疵も愈(イヘ)合」
2 物事が健全な状態に回復する。*京童跡追‐一「釣鐘あり〈略〉われたるところいえあひ」
いえ‐あけ【家明】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐あけ【家明】(いへ‥)
借家人が借家を明け渡すこと。
いえ‐あと【家跡】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐あと【家跡】(いへ‥)
1 かつて家のあった跡。屋敷跡。
2 先祖伝来の名跡(みょうせき)。
いえ‐あり【家蟻】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐あり【家蟻】(いへ‥)
=いいあり(飯蟻)
いえ‐あるじ【家主】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐あるじ【家主】(いへ‥)
一家のあるじ。いえぬし。家の君。
いえ‐い【家居】(いへゐ)🔗⭐🔉
いえ‐い【家居】(いへゐ)
1 (―する)家に居ること。家を造って住むこと。居住。
2 家。すみか。すまい。
い‐えい【遺詠】(ヰ‥)🔗⭐🔉
い‐えい【遺詠】(ヰ‥)
故人が生前に詠んで発表されなかった詩歌。また、辞世の詩歌。
い‐えい【遺影】(ヰ‥)🔗⭐🔉
い‐えい【遺影】(ヰ‥)
故人の肖像や写真。
いえ‐いえ【家家】(いへいへ)🔗⭐🔉
いえ‐いえ【家家】(いへいへ)
家ごと。また多くの家。
いえ‐いえ🔗⭐🔉
いえ‐いえ
〔感動〕相手のことばを強く打ち消す時に発することば。
いえ‐・いる【家居る】(いへゐる)🔗⭐🔉
いえ‐・いる【家居る】(いへゐる)
〔自ワ上一〕家を造って住んでいる。*貫之集‐一「山風に香をたづねてや梅の花にほへる里にいへゐそめけん」
いえ‐うけ【家請】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐うけ【家請】(いへ‥)
江戸時代、家を借りる時の身元保証人。やうけ。いえうけにん。
いえ‐うち【家内】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐うち【家内】(いへ‥)
家中の者。家の者全部。*仮・浮世物語‐二「家うちたかり懸りて背中を打ちたり」
いえ‐うつり【家移】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐うつり【家移】(いへ‥)
住居を移すこと。転居。やうつり。「吉日を選んで家移をする」
いえ‐おさ【家長】(いへをさ)🔗⭐🔉
いえ‐おさ【家長】(いへをさ)
家のあるじ。かちょう。
いえ‐かかえ【家抱】(いへかかへ)🔗⭐🔉
いえ‐かかえ【家抱】(いへかかへ)
1 田地を持たないで屋敷だけを持っている者。
2 ⇒けほう(家抱)
いえ‐かず【家数】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐かず【家数】(いへ‥)
家の数。「家数人馬改め」
いえ‐かぜ【家風】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐かぜ【家風】(いへ‥)
1 自分の家の方から吹いて来る風。
2 (「かふう(家風)」の訓読み)家の伝統。また、家の威風。
いえ‐がた【家形】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐がた【家形】(いへ‥)
家屋の形。
いえがた‐せっかん【家形石棺】(いへがたセキクヮン)🔗⭐🔉
いえがた‐せっかん【家形石棺】(いへがたセキクヮン)
古墳文化後期における石棺の一種。長い箱形の石棺に屋根状の蓋があることから呼ばれる。
いえがた‐はにわ【家形埴輪】(いへがた‥)🔗⭐🔉
いえがた‐はにわ【家形埴輪】(いへがた‥)
埴輪家(はにわいえ)。住居、倉庫などの家屋をあらわした埴輪。
いえ‐がまえ【家構】(いへがまへ)🔗⭐🔉
いえ‐がまえ【家構】(いへがまへ)
家のかまえ方。家の造り方。多く外観についていう。いえづくり。
いえ‐がら【家柄】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐がら【家柄】(いへ‥)
1 家の格式。家格。「家柄より芋茎(いもがら)」
2 家の格式の高いこと。また、その家。名家。名門。
いえがら‐ひゃくしょう【家柄百姓】(いへがらヒャクシャウ)🔗⭐🔉
いえがら‐ひゃくしょう【家柄百姓】(いへがらヒャクシャウ)
代々身分のある農民。家格の高い農家。
い‐えき【胃液】(ヰ‥)🔗⭐🔉
い‐えき【胃液】(ヰ‥)
胃の内壁にある胃腺から分泌される消化液。塩酸や消化酵素のペプシンなどが主成分。タンパク質を分解するほか、食物の殺菌も行なう。
いえき‐ながや【永木長屋】🔗⭐🔉
いえき‐ながや【永木長屋】
(「えいきながや」の通称)江戸深川永木横町にあった長屋。深川岡場所の一つ。
いえ‐ぎみ【家君・家長】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐ぎみ【家君・家長】(いへ‥)
一家の主人。*書紀‐顕宗即位前(図書寮本訓)「築き立つる柱は此の家長(イヘキミ)の御心の鎮(しつ)なり」
いえ‐ぐすり【癒薬】🔗⭐🔉
いえ‐ぐすり【癒薬】
腫物、切傷の薬(日葡辞書)。
いえ‐くら【家蔵】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐くら【家蔵】(いへ‥)
家と蔵。転じて、財産。
いえ‐こうもり【家蝙蝠】(いへかうもり)🔗⭐🔉
いえ‐こうもり【家蝙蝠】(いへかうもり)
ヒナコウモリ科の哺乳類。体長四〜五センチメートルで、体色は黒褐色または灰褐色。北海道を除く日本各地に見られ、人家にすみ、夕方から飛び出して小昆虫を捕食する。一二月〜三月頃までは冬眠する。あぶらこうもり。
いえ‐ごと【家言】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐ごと【家言】(いへ‥)
わが家からの伝言。たより。*万葉‐四三五三「伊倍其登(イヘゴト)持ちて」
いえ‐ごと【家事】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐ごと【家事】(いへ‥)
その家の職業、家業。
いえ‐ごみ【家籠・家込】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐ごみ【家籠・家込】(いへ‥)
家が多く、建てこんでいること。また、その場所。
いえ‐ざくら【家桜】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐ざくら【家桜】(いへ‥)
1 人家の庭などに植えてある桜。里桜。《季・春》⇔山桜。
2 (主人のある桜という意から)女房。
いえ‐ざま【家方】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐ざま【家方】(いへ‥)
その家の方向。
いえ‐じ【家地】(いへヂ)🔗⭐🔉
いえ‐じ【家地】(いへヂ)
甲冑(かっちゅう)の裏、および下地に張り付ける布帛(ふはく)、革の部分の総称。これに小札(こざね)、鎖、板金などを縫いつける。
いえ‐じ【家路】(いへぢ)🔗⭐🔉
いえ‐じ【家路】(いへぢ)
1 その家の方へ向って行く路。*万葉‐八五六「立たせる子らが伊弊遅(イヘヂ)知らずも」
2 わが家へ帰る路。帰路。*万葉‐六三一「遠き家路(いへぢ)を還さく思へば」
3 訪れるべき女の家。自分が通い住む女の家。*源氏‐帚木「なほ家ちと思はむ方はまたなかりけり」
いえ‐じち【家質】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐じち【家質】(いへ‥)
⇒かじち(家質)
いえしま【家島】(いへしま)🔗⭐🔉
いえしま【家島】(いへしま)
播磨灘に浮かぶ家島諸島の主島。もと、刀伊(とい)島といった。瀬戸内海の避難港。えじま。ええしま。
いえしま‐しょとう【家島諸島】(いへしまショタウ)🔗⭐🔉
いえしま‐しょとう【家島諸島】(いへしまショタウ)
播磨灘の北部にある諸島。古くからの瀬戸内海航路の要地。瀬戸内海国立公園の一部。
いえ‐じゅうだい【家重大】(いへヂュウダイ)🔗⭐🔉
いえ‐じゅうだい【家重大】(いへヂュウダイ)
家に代々、伝えてきたこと。また、そのもの。「家重大の鎧」
いえ‐じるし【家印】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐じるし【家印】(いへ‥)
家々を識別するための簡単な記号。道具類につけて所有を明らかにする。
いえ‐しろあり【家白蟻】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐しろあり【家白蟻】(いへ‥)
ミゾガシラシロアリ科のシロアリ。体長約五ミリメートルで淡黄色。はねがあるのは王と女王で、褐色の頭部のほかは黄色、体長六・五〜八・五ミリメートルで、初夏から夏の夕刻に出現し、電灯の光に飛来する。女王は三〇ミリメートルに達する。マツ、ヒノキを好むほか、人家などに侵入して大きな被害を与えることがある。本州の静岡県以南、四国、九州に分布。
イエス🔗⭐🔉
イエス
(英yes)〔感動〕賛成、肯定、許諾の意志をあらわすことば。気安く肯定したり、返事を冗談めかしたりする場合に用いることが多い。はい。⇔ノー
イエス🔗⭐🔉
イエス
→イエス‐キリスト
イエス‐キリスト🔗⭐🔉
イエス‐キリスト
(英Jesus Christ イエスはラテンJesusからか。「イエス」は「神の救い」の意のヘブライ語「イェホシューア」または「ヨシュア」のギリシア語音訳「イエスース」にあたり、「キリスト」はヘブライ語「メシア(救世主)」のギリシア語音訳「クリストス」から)キリスト教の創始者。「新約聖書」の四福音書によれば、ナザレ村の大工ヨセフの許嫁、処女マリアが聖霊によって身ごもり、ベツレヘムの
の中で生まれた。少年時代をナザレで過ごし、三〇歳頃洗礼者ヨハネから洗礼を受け、荒野で四〇日間サタンと戦ってこれに打ち勝つ。のち、ガリラヤの野で多くの奇跡を行ない、神の国の近いことを説き、悔い改めて福音を信ぜよとすすめ、ユダヤ教の学者やパリサイ人(びと)を激しく非難する。エルサレムに入城した時、十二人の使徒のひとりユダに裏切られ、ゴルゴダの丘で十字架にかけられた。しかし、預言通り死後三日目に復活し、四〇日を経て弟子たちの面前で昇天した。耶蘇(やそ)。イエズス。エス。昭和五三年、カトリック、プロテスタント両派による聖書共同訳によって、「イエスス」と呼称を統一された。

いえ‐すじ【家筋】(いへすぢ)🔗⭐🔉
いえ‐すじ【家筋】(いへすぢ)
一家の系統。血統。家系。
イエスス🔗⭐🔉
イエスス
→イエス‐キリスト
イエズス‐かい【イエズス会】(‥クヮイ)🔗⭐🔉
イエズス‐かい【イエズス会】(‥クヮイ)
(イエズスは英Jesus ラテン語名Societas Jesu)一六世紀にイグナチウス=デ=ロヨラが創立した男子修道会。戦闘的な布教を目標とし、わが国にも一五四九年フランシスコ=ザビエルによって伝えられた。耶蘇(やそ)会。ジェズイット会。ゼズス会。ゼズスのコンパニヤ。エスイタ。
いえ‐すずめ【家雀】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐すずめ【家雀】(いへ‥)
ハタオリドリ科の鳥。スズメの一種で、スズメよりやや大きく、頭上がねずみ色。雌は頭部にはっきりした斑紋がなく、全体にくすんだ色をしている。ヨーロッパからインド、シベリアにかけて分布し、日本にはいない。
イエス‐マン🔗⭐🔉
イエス‐マン
(英yes man)信念がなく、何を言われても「はい、はい」と人の言いなりになる人。
いえ‐たか【家高】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐たか【家高】(いへ‥)
家の格式が高いこと。また、そのような家柄。*咄・醒睡笑‐四「人これを見れば、なにとしたる家高(イエタカ)ぞや」
いえ‐たず【家鶴】(いへたづ)🔗⭐🔉
いえ‐たず【家鶴】(いへたづ)
「はと(鳩)」の異名
いえ‐だち【家建】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐だち【家建】(いへ‥)
家の造りぐあい。家の構え。
い‐えつ【怡悦】🔗⭐🔉
い‐えつ【怡悦】
1 たのしみよろこぶこと。ひじょうなよろこび。
2 =いえつ(畏悦)
いえ‐たなぐも【家棚蜘蛛】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐たなぐも【家棚蜘蛛】(いへ‥)
タナグモ科の中形のクモ。体長八〜一〇ミリメートル。背甲は黄褐色で頭部は赤褐色。腹部には淡い灰褐色と白のまだらがある。あしはやや細く褐色で、輪状に紋がある。人家の壁の隅や家具と壁のすき間などに棚状の網を張る。日本各地にすむ。たなぐも。
いえ‐だに【家壁蝨】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐だに【家壁蝨】(いへ‥)
ダニ目ワクモ科のダニ。体長〇・七ミリメートル。淡黄色をした楕円形で、あしは四対。主にイエネズミに寄生するが、人畜にも寄生して血を吸う。温帯、熱帯に分布。関東大震災後、日本に侵入、繁殖したといわれる。
い‐えつ【畏悦】(ヰ‥)🔗⭐🔉
い‐えつ【畏悦】(ヰ‥)
恐れ入りつつよろこぶこと。特に目上の人に自分のよろこびをいう語。恭悦。
いえ‐つ‐いも【家つ芋】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐つ‐いも【家つ芋】(いへ‥)
=いえのいも(家芋)
いえ‐づかさ【家司】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐づかさ【家司】(いへ‥)
=けいし(家司)
いえ‐つき【家付】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐つき【家付】(いへ‥)
1 もとからその家にいること。また、その人。娘が生家にいて婿取りをすること。また、その娘をいうことが多い。「家付(の)娘」
2 家がいっしょに付いていること。「家つきの土地」
いえ‐つぎ【家継・家嗣】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐つぎ【家継・家嗣】(いへ‥)
家の跡目を相続すること。また、その人。家督相続。
いえ‐つ・く【家着く】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐つ・く【家着く】(いへ‥)
〔自カ四〕(「いへづく」と読む説もある)家に近づく。*万葉‐三六四五「沖にや住まむ伊敝都可(イヘツカ)ずして」
いえ‐づくり【家作・家造】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐づくり【家作・家造】(いへ‥)
家をつくること。また、家のつくり方。家構え。やづくり。
いえ‐つづき【家続】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐つづき【家続】(いへ‥)
1 家々が建ち続いていること。「左右とも家続き」
2 その家と、他の家とが続いていること。「家続きの隣」
いえ‐づと【家苞】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐づと【家苞】(いへ‥)
家へ持ち帰るみやげ。
いえ‐つ‐とり【家つ鳥】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐つ‐とり【家つ鳥】(いへ‥)
家で飼う鳥の意で「かけ(鶏)」にかかる。庭鳥(にわつとり)。
女房詞で「にわとり(鶏)」をいう。



いえ‐で【家出】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐で【家出】(いへ‥)
1 家を出ること。でかけること。他出。
2 だまって家を抜け出して、帰らないこと。出奔(しゅっぽん)。逐電(ちくでん)。
3 (漢語「しゅっけ(出家)」の直訳)僧になること。出家。
いえ‐とうじ【家刀自】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐とうじ【家刀自】(いへ‥)
=いえとじ(家刀自)
いえ‐どうじ【家童子】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐どうじ【家童子】(いへ‥)
「いえとうじ(家刀自)」の変化した語。
狂言。鷺(さぎ)流。好きな女の所に出かけようとする男と、だまされまいとする妻のやり取り。


いえ‐どころ【家所】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐どころ【家所】(いへ‥)
家をつくるところ。また、住居のあったところ。すみか。
いえ‐とじ【家刀自】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐とじ【家刀自】(いへ‥)
(家の主の意で)主婦を尊んでいう語。いえとうじ。内儀。
いえ‐ども【雖も】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐ども【雖も】(いへ‥)
〔連語〕(動詞「いう(言)」の已然形に接続助詞「ども」のついたもの。格助詞「と」に続けて用いる漢文訓読で「雖」の訓として、「言う」に実質的意義を持たないで用いられた)逆接の確定条件または仮定条件を表わす。…ではあるけれども。たとい…でも。…だとて。…たとて。*地蔵十輪経元慶七年点‐一「勝菩提を得たまふと雖(イヘトモ)、本願を捨てたまはず」*平家‐一「目に見、心に知るといへども、詞にあらはれて申す者なし」
[補注]「雖」の訓読は、平安時代には仮定条件を表わす場合には「といふとも」、確定条件を表わす場合には「といへども」と使い分けされていたが、のちに、二つの場合とも「といへども」で表わすようになった。
いえ‐な【家名】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐な【家名】(いへ‥)
その家の呼び名。代々受け継がれている名、居住地、官職、職業などによる家の呼び名など。屋号。
イエナ🔗⭐🔉
イエナ
(Jena)ドイツ、チューリンゲン地方の都市。大学都市として発展。光学機械工業が盛ん。
いえ‐なし【家無】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐なし【家無】(いへ‥)
住む家のないこと。住所不定で、流浪していること。また、その人。やどなし。
いえ‐なみ【家並】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐なみ【家並】(いへ‥)
1 家々が並んでいること。また、そのさま。やなみ。「貧しい家並」
2 家ごと。毎戸。かどなみ。
3 (形動)他の家と同じくらいであること。世間なみ。*日葡辞書「Iyenamino(イエナミノ) クヤクヲ ツトムル」
いえ‐にれ【家楡】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐にれ【家楡】(いへ‥)
1 「せつぶんそう(節分草)」の古名。《季・春》
2 「はるにれ(春楡)」の異名。
いえ‐ぬし【家主】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐ぬし【家主】(いへ‥)
1 その家の主人。いえあるじ。いえぎみ。
2 貸家の持ち主。また、貸家の取り締まりをする者。差配。
いえ‐ねずみ【家鼠】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐ねずみ【家鼠】(いへ‥)
人家や人家付近の耕作地などにすむドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの総称。かそ。⇔野鼠
いえ‐の‐いも【家の芋】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐の‐いも【家の芋】(いへ‥)
「さといも(里芋)」の古名。
いえ‐の‐こ【家の子】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐の‐こ【家の子】(いへ‥)
1 その家に生まれた子。とくに良家の子弟、高貴の子供の場合に用いる。
2 武士の一族で、その本家(家督・惣領)と主従関係に立ったもの。次男以下、庶子および分家一族などが含まれた。一族。一門。血縁関係がなく臣従したものを郎等、郎従、所従、家人などと呼んだのに対する語。
3 (武家の)家臣。家来。
4 (私家の)従僕。召使。
5 政界などで、勢力者の子分。派閥に属する一般議員など。
いえのこ‐ろうどう【家の子郎等・家の子郎党(ダウ)】(いへのこラウドウ)🔗⭐🔉
いえのこ‐ろうどう【家の子郎等・家の子郎党(ダウ)】(いへのこラウドウ)
(「いえのころうとう」とも)
1 平安末期・鎌倉時代の武家社会で、惣領のもとに武士団を構成した人々。血縁による家の結合関係から封建的主従関係に移る過渡期の結合形式。
2 家臣たち、家来たちの総称。
3 政党の有力者などに率いられて、それと密接な利害関係のある人びと。
いえ‐ばえ【家蠅】(いへばへ)🔗⭐🔉
いえ‐ばえ【家蠅】(いへばへ)
イエバエ科のハエ。灰黒褐色で体長六〜八ミリメートル。人家で最も普通にみられる。チフス、赤痢など伝染病の媒介をする。
いえ‐ばち【家蜂】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐ばち【家蜂】(いへ‥)
人家で飼う蜜蜂。
いえ‐ばと【家鳩】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐ばと【家鳩】(いへ‥)
ハト科の鳥。カワラバトの亜種で、世界各地で愛玩、通信用などとして飼育される。品種は多く五〇〇種以上知られる。かいばと。
いえ‐びと【家人】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐びと【家人】(いへ‥)
1 家の人。家族。また、特に妻。かじん。
2 家に仕える人。けにん。家の子。
3 家に親しく出入りする人。
4 律令制で規定された賤民の一種。官戸、陵戸の下位。財産として相続されるが奴婢(ぬひ)のように売買はできない。けにん。
いえ‐べつ【家別】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐べつ【家別】(いへ‥)
1 家ごと。毎戸。戸別。
2 一軒ごとに課せられた税金。棟別(むなべつ)銭。
いえ‐ぼり【家彫】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐ぼり【家彫】(いへ‥)
金工、後藤家で製作した鐔(つば)、目貫などと小道具の総称。将軍、大名などの正式な拵(こしらえ)の用を勤めたので、こう呼ばれる。後藤家彫。⇔町彫り
いえ‐み【家見】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐み【家見】(いへ‥)
1 家の新築、あるいは転居の時に、縁者、知人などがその新しい家を見に来ること。
2 借り、または、買おうとする家を下見に行くこと。
いえ‐むら【家群・家村】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐むら【家群・家村】(いへ‥)
家が多く建ち集まっている所。部落。
イエメン🔗⭐🔉
イエメン
(Yemen)アラビア半島南端の共和国。紅海とアラビア海に面する。コーヒー、綿花、皮革品などを産出。特に、輸出港の名前を冠したモカコーヒーが有名。一九一八年オスマントルコからイエメン王国として独立、六二年共和制に移行したイエメン‐アラブ共和国(北イエメン)と、六七年イギリスから南イエメン人民共和国として独立、七〇年に国名を改称したイエメン民主人民共和国(南イエメン)が、九〇年に統合して成立。首都サナア。
いえ‐もち【家持】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐もち【家持】(いへ‥)
1 家屋を所有すること。また、その人。特に、江戸時代、借家人に対して、家、屋敷を所有している町人をいう。町人としての権利と義務を有した。いえぬし。やぬし。おおや。
2 一戸を構えて生活している人。所帯持ち。
3 家計のやりくり。一家の生計の処理。所帯持ち。「家持が良い(わるい)」
●家持ちより金持(かねも)ち
自分の持家に住んで金に困るよりは、金持で借家に住む方が気楽であるの意。一説に、家作を持つより、現金を運用した方が有利であるの意とする。
いえ‐もと【家元】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐もと【家元】(いへ‥)
1 能楽、舞踊、音曲、香道、茶道、華道などの技芸で伝統を継承してきた家筋。室町時代から起こり、江戸時代に盛んになった。宗家。「家元制度」
2 分家から本家を指していう語。
いえ‐もり【家守】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐もり【家守】(いへ‥)
1 家を守っている人。家の番人。
2 貸家の持ち主。家主(いえぬし)。やもり。
いえ‐やく【家役】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐やく【家役】(いへ‥)
個々の家に課される夫役。中世末に始まり、道橋普請などの労働力を主として農家に割付けたもの。
いえ‐やしき【家屋敷】(いへ‥)🔗⭐🔉
いえ‐やしき【家屋敷】(いへ‥)
家と屋敷。家とその敷地。
いえ‐よう【家様】(いへヤウ)🔗⭐🔉
いえ‐よう【家様】(いへヤウ)
「おいえりゅう(御家流)1」の異名。
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