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うかがい【窺・伺】(うかがひ)🔗⭐🔉
うかがい【窺・伺】(うかがひ)
(古くは「うかかい」)
(窺)
1 そっとのぞき見ること。
2 敵陣の様子をひそかに探ること。また、その人。まわしもの。
(伺)
1 神仏や目上の人などに指図、意見を仰ぐこと。特に、人民や下級の役人、官庁から幕府、政府や上級の官庁に指示を仰ぐこと。
2 「問うこと」「聞くこと」「訪問すること」などの謙譲語で、相手を敬って用いる。*浮・新色五巻書‐一「さじかげんのうかがゐ、薬とりに通い」
3 機嫌伺いの客。*雑俳・柳多留‐一一「うかがいに下女めしびつをひっかかへ」
●伺いを立(た)てる
神仏に祈っておつげをこう。また、目上の人などに指図、意見を仰ぐ。


うかがい‐あし【窺足・伺足】(うかがひ‥)🔗⭐🔉
うかがい‐あし【窺足・伺足】(うかがひ‥)
様子をうかがいながら歩く足取り。しのび足。
うかがい‐かた【伺方】(うかがひ‥)🔗⭐🔉
うかがい‐かた【伺方】(うかがひ‥)
江戸幕府、勘定奉行に属する職制で、大手門内にあった下勘定所の一分課。郡代、代官、遠国奉行(おんごくぶぎょう)からの物成(ものなり=租税)、運上などに関する伺いを処理した。御鷹方、御林方、運上方など多くの係があった。
うかがい‐ごと【伺事】(うかがひ‥)🔗⭐🔉
うかがい‐ごと【伺事】(うかがひ‥)
室町中期以後、幕府の訴訟制度における御前沙汰で、奉行人が将軍に訴訟の最終的な裁決を申請すること。また、一般に引付内談衆が、将軍の前に参上して議決されたことを報告して、裁可を求めること。
うかがい‐しょ【伺書・窺書】(うかがひ‥)🔗⭐🔉
うかがい‐しょ【伺書・窺書】(うかがひ‥)
上司などの意見または指令を請うために差し出す文書。
うかがい‐し・る【窺い知る・伺い知る】(うかがひ‥)🔗⭐🔉
うかがい‐し・る【窺い知る・伺い知る】(うかがひ‥)
〔他ラ五(四)〕簡単にはわからない物事などについて、ある材料からだいたいの見当をつける。*中華若木詩抄‐上「白鴎の静にして居た処より、うかがい知るべき也」
うかがい‐つ・く【窺い付く・伺い付く】(うかがひ‥)🔗⭐🔉
うかがい‐つ・く【窺い付く・伺い付く】(うかがひ‥)
〔他カ下二〕ひそかにねらって、その機会などを見つける。*源氏‐若菜上「物のひまをうかがひつくるやうもあれ」
うかがい‐ぼん【伺本】(うかがひ‥)🔗⭐🔉
うかがい‐ぼん【伺本】(うかがひ‥)
=あげほん(上本)
うかが・う【窺う・伺う】(うかがふ)🔗⭐🔉
うかが・う【窺う・伺う】(うかがふ)
〔他ワ五(ハ四)〕
(窺)(古くは「うかかう」)
1 物のすきまなどから、そっと様子をのぞき見る。また、それとなく様子をさぐる。「顔色を窺う」*書紀‐崇神一〇年九月・歌謡「大き戸より于介伽卑(ウカカヒ)て殺さむと」*源氏‐夕顔「あか月の道をうかがはせ、御ありか見せんと尋ぬれど」
2 ひそかによい機会の来るのを待つ。*宇津保‐俊蔭「もののふのねしづまるをうかがひて」*枕‐三「かゆの木ひきかくして、家の御達(ごたち)・女房などのうかがふを」
3 調べ求める。調べ捜す。*守護国界主陀羅尼経巻八平安初期点「其の是非を窺(ウカカヒ)て」
4 物事の一端を知る。いちおう様子を見る。*徒然草‐一二二「弓射(ゆみい)・馬に乗ること、六芸に出せり。必ずこれをうかがふべし」*浮・好色万金丹‐二「命門の脈をうかがひ」
(伺)
1 「問う」「聞く」の謙譲語で、その動作の相手を敬っていう。
神仏や目上の人などに指図、意見などを仰ぐ。うかがいをたてる。*平家‐五「院宣うかがはうに一日が逗留ぞあらんずる」
目上の人に対して質問する。お尋ねする。特に健康や安否などを尋ねる。*ロドリゲス日本大文典「ゴキショクヲvcago(ウカガウ)。キゲンヲvcago(ウカガウ)」
目上の人の話や歌などを聞く。聞かせていただく。*人情・花筐‐三「お琴がとんだお上手ださうでございますが、竟(つひ)に私は伺ひません」
2 「訪問する」の謙譲語で、相手を敬っていう。お訪ねする。「明日お伺いします」
3 相手にとっていやなものを与える。お見舞いする。*曾我物語‐一〇「君を一太刀うかがひ奉て」
4 (
1
から転じて)寄席などで客に話をする。さらに転じて、一般に、あることについて大勢に説明する。「一席伺う」







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