ひ →日・火・灯・杼・梭・・比・妃・否・非・秘・碑・緋・曽・皮・批・彼・披・肥・卑・飛・疲・被・婢・悲・扉・費・鄙・罷・避

ひ【日】 名 太陽。 「━が昇る」 「^▽陽」とも。 太陽の光線。日ざし。日光。 「━がさす」 「━に焼ける」 「^▽陽」とも。 太陽が出ている間。日の出から日没まで。昼間。 「━が短くなる」 地球が一回自転する間。一日。一昼夜。 「━に三度の食事」 ある特定の一日。 「休みの━」 「秋分の━」 定めておいた日時。日限。 「━を改めてうかがいます」 過去の、ある時期・時代。ころ。 「若かりし━の勇姿」 天候の模様。日和。 「うららかな━が続く」 《「…した━には」「…ときた━には」の形で》…した場合には、の意を表す。 「調合を誤った━には、大変なことになる」 「彼ときた━には、約束の時間を守ったことがない」 ◇多く否定的な事柄についていう。 関連語 大分類‖光と影‖ひかりとかげ 中分類‖光‖ひかり

ひ【火】 名 光や熱を発しながら燃えている状態にあるもの。また、その炎。多く煙を伴う。 「━が燃える」 「━に当たる」 「火鉢に━をつぐ」 ◇胸中に燃えさかる激しい感情のたとえにも使う。「嫉妬の━」 高温・高熱の状態にあるもの。 「食べ物に━を通す」 ◇必ずしも炎は伴わない。 火事。 「━の用心」 「不審━_び」 関連語 大分類‖火‖ひ 中分類‖炎‖ほのお

ひ【灯】 名物を照らす光。あかり。ともしび。 「街_まちに━がともるころ」

ひ【^▼杼・^▼梭】 名織機の部品の一つ。縦糸の間を左右に滑らせて横糸を織り込むための舟形の道具。

ひ【^▼】 名 水を引くためにかけ渡した竹製・木製などの管。とい。 物の表面につけた細長いみぞ。 「━定規」

ひ【比】 名 くらべてみて同等・同類であること。 「今日の寒さは昨日の━ではない」 二つの量または数をくらべたとき、一方が他方の何倍あるいは何分のいくつに当たるかという関係。 （造） 同列に並ぶ。また、並べてくらべる。 「━較・━肩・━率・━類」 「対━・無━」 たとえる。 「━喩_ひゆ」 「比律賓_{フィリピン}」の略。 「日━」

ひ【妃】 名皇族や王族の妻。きさき。 「王━・皇太子━」 「━殿下」

ひ【否】 名そうではないと打ち消すこと。同意しないこと。 「━とする者多し」 「━決・━認」 「拒━」 （造）前の語を打ち消して反対の意味を表す。 「可━・採━・賛━_さんぴ・成━」 関連語 大分類‖断る‖ことわる 中分類‖否定‖ひてい

ひ【非】 名 正しくないこと。道理にあわないこと。 「━をあばく」 「━行・━道・━礼」 「是━」 あやまち・欠点があること。 「自らの━を認める」 接頭そうではない意、否定の意を表す。 「━公式・━常識・━科学的・━日常的」 「━情・━凡・━力」 （造）うまくいかない。 「━運・━業_ひごう」 →み（未） 関連語 大分類‖不正‖ふせい 中分類‖不正‖ふせい

ひ【秘】 名人に知られてはならないこと。また、人に知られないようにかくすこと。 「秘中の━」 「━策・━伝・━密」 「極━」 （造） 奥深くてはかりしれないこと。 「━境」 「神━_しんぴ」 通じがわるい。 「便━_べんぴ」 祕 関連語 大分類‖隠す‖かくす 中分類‖秘密‖ひみつ

ひ【碑】 名後世に伝えるために事のいわれや先人の功績などを石に刻んで建てたもの。いしぶみ。 「━文」 「句━・記念━」

ひ【^▼緋】 名明るい朱色。あか。あけ。 「━の衣_ころも」 「━鯉_ひごい・━桜_ひざくら」

ひ【^▽曽】 接頭祖父母の親または孫の子など、三代離れた関係である意を表す。ひい。 「━じじ・━孫」

ひ【皮】 （造） 動植物の表面をおおう組織。かわ。 「━脂・━膚」 「牛━・樹━・表━」 物事の表面。うわべ。 「━相」

ひ【批】 （造） 良否・是非などを決める。 「━判・━評」 主権者が承認する。 「━准」

ひ【彼】 （造）離れた向こうにあるものを表す。 「━我・━岸」

ひ【披】 （造）おしあける。開く。また、すっかり開いて見せる。 「━瀝_ひれき・━露_ひろう」

ひ【肥】 （造） ふとる。こえる。 「━満」 土地がこえる。 「━沃_ひよく」 農作物にほどこす栄養分。こえ。こやし。 「━料」 「堆━_たいひ」 「肥前_ひぜん」「肥後_ひご」の略。 「豊━_ほうひ本線」 「長土━」

ひ【卑】 （造） 身分・地位などが低い。価値が劣る。 「━賤_ひせん」 「尊━_そんぴ」 品性が劣る。いやしい。 「━怯_ひきょう・━劣・━猥_ひわい」 「野━」 低い位に置く。いやしめる。また、へりくだる。 「━屈・━下」

ひ【飛】 （造） 空をとぶ。 「━行・━翔_ひしょう・━来」 とびはねる。とんで高くあがる。また、とびちる。 「━沫_ひまつ・━躍」 空中にあがるように高い。 「━瀑_ひばく」 とぶように速い。速く行かせる。 「━脚」 「飛球」の略。→飛球 「右━」 「飛車」の略。→飛車 「━角」 「飛_ひだ」の略。 「━州」

ひ【疲】 （造）つかれる。おとろえる。 「━弊・━労」

ひ【被】 （造） おおう。おおいかぶさる。 「━膜」 かぶる。着物を着る。 「━服」 他からある動作・行為を受ける意を表す。 「━害・━告・━写体」

ひ【^▼婢】 （造）女性の召し使い。 「━女」 「侍━」

ひ【悲】 （造） かなしい。かなしむ。かなしみ。 「━観・━惨・━壮・━報・━恋」 仏教で、めぐみぶかい心。あわれみ。 「━願」 「慈━」

ひ【扉】 （造）とびら。 「開━・鉄━_てっぴ・門━_もんぴ」

ひ【費】 （造） 金品を使って減らす。ついやす。 「━目・━用」 「消━・浪━」 ある目的のために使う金銭。ついえ。 「学━・出━_しゅっぴ・戦━_せんぴ・燃━_ねんぴ・交際━・光熱━・支援━_しえんひ・_しえんぴ」

ひ【^▼鄙】 （造） 都から遠く離れた地。いなか。 「辺━_へんぴ」 洗練されていない。いやしい。 「━劣」 「野━」 自分を謙_けんそんしていう語。 「━見」

ひ【罷】 （造） やめる。中止する。やめさせる。 「━免」 つかれる。 「━弊」 ◇「疲」に通じる。

ひ【避】 （造）難をさける。よける。 「━暑」 「回━・逃━」

び【美】 名 姿・形・色彩などが美しいこと。 「天然の━」 「━貌_びぼう」 「華━・優━」 りっぱであること。ほめるに値すること。 「有終の━を飾る」 「━酒・━談・━点」 関連語 大分類‖美しい‖うつくしい 中分類‖美しい‖うつくしい

び【微】 名非常に小さいこと。きわめて細かいこと。 「━生物・━粒子」 （造） ごくわずか。かすか。 「━香・━動・━熱・━量」 おとろえる。 「衰━」 身分が低い。 「━臣」 自分に関することを謙_けんそんしていう意を表す。 「━力」 関連語 大分類‖物事の性質‖ものごとのせいしつ 中分類‖細かい‖こまかい

び【尾】 （造） 動物のしっぽ。 「━骨」 「燕━_えんび」 物の末端。うしろ。おわり。 「━行」 「語━・首━」 動物の雌雄が交わる。つるむ。 「交━」 「尾張_おわり」の略。 「濃━平野」

び【眉】 （造）まゆ。まゆげ。 「蛾━_がび・白━・柳━」

び【備】 （造） あらかじめ用意しておく。そなえ。 「━考・━品」 「警━・設━・装━」 必要なものがそろう。そなわる。 「完━・不━」 「吉備_きび」の略。 「伯━線」

び【^▼媚】 （造） なまめかしい。また、こびる。 「━態・━薬」 あでやかで美しい。 「風光明━」

び【鼻】 （造）嗅覚をつかさどる器官。はな。 「━炎」